JP2009127601A - ラジアルピストンポンプまたはモータ - Google Patents

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幸広 庄司
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Abstract

【課題】リングを玉軸受に置き換えることで内輪の回転により、シューと内輪との相対速度を下げて安定的に油膜を形成させ、焼付き防止を図る。
【解決手段】ピントル12は本体11の固定穴13に一側14aが圧入固定され、他側14bが形成されて本体11に穿設された偏芯穴15に突出している。本体11の偏芯穴15に玉軸受35の外輪35aが嵌挿され、内輪35bの内輪内周面28がシュー25の部分円筒部27の摺接するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として自動車等に使用されるエンジン駆動のラジアルポンプまたはモータに関し、さらに詳細にはポンプ駆動回転数が3000rpm以上の高回転に安定した性能を発揮することができるラジアルピストンポンプまたはモータに関する。
油圧装置をガソリンエンジンで駆動する場合や ACサーボモータなどで駆動する場合には最高回転数が油圧ポンプの最高回転数で制限される。従来、高回転にはラジアルピストンポンプまたはモータが回転するピストン、シューが遠心力によりリングに押し付けられる方向に力が働くため、アキシャルピストンポンプまたはモータに対して有効であることは特許文献1で述べられている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭49−113206号特許公報
しかしながら、上述した従来のラジアルピストンポンプまたはモータは、高速、例えば4000rpm以上で回転すると、遠心力でシューのリングへの押付力が増幅し摺動部の面圧が大きくなる。また、シューとリングの相対速度(周速)も増加し、シューとリングとの油膜形成が困難になり、焼付きに至る。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、リングに代わって軸受部材を本体とシューとの間に設けることにより、軸受部材の内輪が回転しシューと内輪との相対速度(周速)を下げることで、安定的に油膜を形成し焼付き防止したラジアルピストンポンプまたはモータを提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため請求項1記載の発明は、本体に固着された回転支持軸部材に対してラジアル方向に複数のシリンダボアがシリンダ部材に所定ピッチで配置されていると共に、前記シリンダボアに対応して複数のシリンダ側ポートが前記シリンダ部材に形成され、前記シリンダボアに挿入されているピストンと該ピストンに係留されているシュー部材が前記本体内に嵌挿したリング部材の内周に設けられたラジアルピストンポンプまたはモータにおいて、
前記リング部材に代わって軸受部材が前記本体と前記シュー部材間に設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、リング部材に代わって軸受部材が本体とシュー部材間に設けられたことにより、軸受部材の内輪が回転しシュー部材と内輪との相対速度(周速)を下げることで、安定的に油膜を形成し焼付き防止することができる。
請求項2記載の発明は、前記軸受部材は球軸受またはころ軸受であるので、構造が簡単になりコストの低減、保守管理が容易になるので好適である。
本発明は、リング部材に代わって軸受部材が本体とシュー部材間に設けられたことにより、軸受部材の内輪が回転しシューと内輪との相対速度(周速)を下げることで、安定的に油膜を形成し焼付き防止することができる。
以下、本発明のラジアルピストンポンプまたはモータにつき好適の実施の形態を挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施に形態に係るラジアルピストンポンプまたはモータ10の概略構造を示す略縦断面である。図2は図1のII−II線に沿った断面図である。
図1及び図2において、回転支持軸の機能を有するピントル(回転支持軸部材)12は本体11の固定穴13に円柱状である一側14aが圧入固定され、他側14bが形成されて本体11に穿設された偏芯穴15に突出している。
回転支持軸であるピントル12の他側14bは軸部がシリンダ20の貫通穴20aに嵌合しており、該他側14bには軸方向に対して径方向の上半分側に開口する高圧ポート16と下半分側に開口する低圧ポート17が設けられている。
前記低圧ポート16及び高圧ポート17はピントル12内を軸方向に穿設されたそれぞれ二本の高圧、低圧連通路16a、17aを連通して、一側14aの径方向に穿設された図1で見て上方に開口する吐出穴16bと下側に開口する吸入穴17bとを介して、本体11に設けられた吐出ポート19、吸入ポート18に接続されている。
ピントル12の他側14bの外周面12aには、隙間をもって該他側14bと同幅の摺動面を有するシリンダ(シリンダ部材)20の貫通孔20aが回転可能に嵌め込まれている。シリンダ20の貫通孔20a内には径方向に放射状に延びる複数のピストン穴(シリンダボア)21が形成されピントル12側に指向して開口穴22を形成し、該開口穴22は高圧または低圧ポート16,17と選択的に連通可能にされている。前記ピストン穴21にはピストン23が径方向に往復運動可能に挿入され、開口穴22、ピストン穴21、ピストン23により、ピストン室24が形成されている。ピストン室24はシリンダ側ポート24aによってピントル12の高圧ポート16、低圧ポート17に連通している。
図3に示すように、ピストン23の内部に半球状の受け部23aが形成され、シュー25の一端に設けられた球状の係合部26がこの受け部23aに嵌合し、シュー(シュー部材)25が揺動可能にリンク結合されている。シュー25の他端である先端に部分円筒部(リング摺動面部)27が形成され、この部分円筒部27がシュー25の外側に配置された内輪35bの内輪内周面28を滑りながら、シリンダ20と共にピントル12の外周面12aを偏芯して回転するようにされている。この回転により、前記ピストン室24を拡縮して、流体が給排可能にされている。
また、部分円筒部27には表面中央に円形状の凹部27aが設けられ圧力ポケットを形成している。さらに、外側に凹部27aと同心にドレーン溝27bが形成されている。ドレーン溝27bは本体11の軸方向に切り欠き部27c(図4参照)を有し、偏芯穴15に連通しドレーン圧(低圧)とされる。シュー25の係合部26の先端と凹部27aとの間を圧力導入穴38が貫通している。さらに、ピストン23には受け部23aとピストン室24とを連通する貫通穴30が設けられている。シュー25は内輪内周面28を滑るが、ピストン室24の圧力が部分円筒部27の凹部27aに導かれ、高圧時に部分円筒部27と内輪内周面28との接触面圧が大きくならないようにされる。また、凹部27aに導かれた流体により摺動面の潤滑が行われる。
図1に示すように、シリンダ20はピントル12の他側14bに延伸し、オルダム継手31により、回転支持軸32に係合されている。回転支持軸32はピントル12及びシリンダ20を内包固定しながら本体11内の偏芯穴15を塞ぐカバー33に穿設された軸穴33aにボールベアリング34を介して回転自在に支持されている。これにより、回転支持軸32によりシリンダ20を外部から回転させ、またはシリンダ20の回転を回転支持軸32に出力させることができる。
シュー(シュー部材)25の部分円筒部27が内面を摺接する玉軸受(軸受部材)35は本体11の偏芯穴15に挿入固定され、固定容量ポンプまたはモータとして機能する。玉軸受35の外輪35aは本体11の偏芯穴15に嵌挿され、玉軸受35の内輪内周面28がシュー25の部分円筒部27の摺接するようになる。これにより、内輪35bが回転し、シュー25と内輪35bの相対速度(周速)を下げることで、安定的に油膜が形成され、焼付き防止をすることができる。また、内輪35bが回ることで外輪35aが引きずられなくなり、可変のためのピストン23との摺動がなくなり、かじりや偏摩耗を無くすことができる。
なお、可変容量の場合は、例えば、図示されていない容量調整用アクチュエータにより玉軸受35をピントル12の中心に対して偏芯移動自在にできるように支持し、ピントル12と玉軸受35との中心距離を調整できるようにされる。
また、支持リング36がシュー25の両側背面に係合され、シュー25の部分円筒部27が内輪内周面28から離隔しないようにされている。さらに、ピントル12、シリンダ20、玉軸受35等の軸方向相対位置がずれないように、カバー33により玉軸受35、支持リング36を支えている。偏芯穴15はカバー33に設けられたドレーンポート37と連通し、該ドレーンポート37は図示しない低圧のドレーンに開放されている。
シュー25の圧力導入穴38には絞り39が設けられている。前記絞り39は部分円筒部27と内輪内周面28との隙間からの漏れが多くなると、漏れに対して供給される流体が絞り39により絞られ、ピストン室24と凹部27aとに圧力差が発生し、該凹部27aからの反力が小さくなりピストン23及びシュー25が玉軸受35に押し付けられるため、部分円筒部27と内輪内周面28との隙間を減じ、漏れを減らすことができる。
かかる構造のラジアルピストンポンプまたはモータは一般的な構造であるので詳細な説明は省略する。
かかるラジアルピストンポンプの動作について説明する。回転支持軸32が回転し、シリンダ20が回転する(図2では時計回りとする)と玉軸受35はシリンダ20の回転中心(ピントル12の中心)に対して、偏芯して設けられているためシリンダ20内のピストン23とリンク結合されたシュー25が内輪内周面28を滑りシリンダ20内を往復運動する。図2の下側ではピストン20とシュー25はピストン室24を大きくする方向に動き、そのとき、圧油は本体11の吸入ポート18、吸入穴17b,低圧連通路17a,ピントル12の低圧ポート17、開口穴22を通り、ピストン室24に吸い込まれる。さらに回転するとピストン室24と開口穴22は高圧ポート16に接続され、回転と共に圧油はピントル12の高圧ポート16を通り、高圧連通路16a,吐出穴16、吐出ポート19に吐出され各アクチュエータに供給される。
このとき、図3及び図4に示すように、シュー25の部分円筒部27は内輪内周面28を滑るが、高圧時に接触面圧が大きくならないようにピストン23の貫通穴30からシュー25の圧力導入穴38、凹部27aで示す圧力ポケットを通じてピストン室24内の高圧がシュー25と内輪内周面28に導かれる。この場合、シュー25は内輪内周面28を滑るが、高圧時に接触面圧が大きくならないようにピストン23のポート穴21からシュー25のポート穴22を通してピストン室24内の高圧がシュー25と内輪内周面28に導かれ、ピストン室(圧力室)24を形成している。シュー25と内輪内周面28ではそのピストン室24の作動油により摺動面の潤滑も行っている。
シリンダ20の回転によるピストン23とシュー25に遠心力F(図示しない)が発生し、従来の建設機械などに使用される場合はディーゼルエンジンのため回転数も3000
rpm以下でピストンとシューにかかる遠心力は小さく、シューとリングの間の摺動では問題にならないが、ガソリンエンジンやACサーボモータなどで駆動される場合には、回転数も3000rpm以上になり、前記遠心力Fは図5に示すように回転数の2乗に比例し大きな力になり、シュー25と内輪内周面28の面圧が大きくなり焼き付きが発生する。
そこで、本発明の実施の形態ではリング部材を玉軸受35に置き換えることで、内輪35bが回転し、シュー25と内輪35bの相対速度(周速)を下げることで、安定的に油膜が形成され、焼付き防止をすることができる。また、内輪35bが回ることで外輪35aが引きずられなくなり、可変のためのピストン23との摺動がなくなり、かじりや偏摩耗を無くすことができる。本実施の形態では、玉軸受を使用したが、ころ軸受でも勿論よい。
本発明の実施の形態に係るラジアピストンポンプまたはモータの略縦断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1に示すピストン、シュー、玉軸受の拡大縦断面図である。 図3に示すシューの平面図である。 回転数に対する遠心力の変化を示す説明図である。
符号の説明
10 ラジアルピストンポンプまたはモータ
11 本体 12 ピントル
16 高圧ポート 17 低圧ポート
20 シリンダ 22 開口穴
23 ピストン 25 シュー
26 係合部 26a 係合室
35 玉軸受 35a 外輪
35b 内輪

Claims (2)

  1. 本体に固着された回転支持軸部材に対してラジアル方向に複数のシリンダボアがシリンダ部材に所定ピッチで配置されていると共に、前記シリンダボアに対応して複数のシリンダ側ポートが前記シリンダ部材に形成され、前記シリンダボアに挿入されているピストンと該ピストンに係留されているシュー部材が前記本体内に嵌挿したリング部材の内周に設けられたラジアルピストンポンプまたはモータにおいて、
    前記リング部材に代わって軸受部材が前記本体と前記シュー部材間に設けられたことを特徴とするラジアルピストンポンプまたはモータ。
  2. 請求項1記載のラジアルピストンポンプまたはモータにおいて、
    前記軸受部材は球軸受またはころ軸受であることを特徴とするラジアルピストンポンプまたはモータ。
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