JP4466513B2 - 可変容量型圧縮機 - Google Patents
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Description
これによれば、リンクピンが軸受け手段により、支持部に対して回転可能に支持されることで、リンクピンが支持部に対して滑り接触することが防止される。その結果として、リンクピンと支持部との間での摩擦抵抗を低減させることができる。また、リンクピンとローラとが独立して回転可能となる。このため、例えば、カムプレートに圧縮反力が偏って作用することで、摺接部がローラに向かって当接する方向と、案内部がリンクピンに向かって当接する方向とが異なり、ローラとリンクピンが互いに逆方向へ回転しようとしても、ローラとリンクピンとを回転させることができる。その結果として、圧縮反力が偏って作用したときは、ローラは摺接部に対して転がり接触し、リンクピンも案内部に対して転がり接触して、ローラと摺接部との間、及びリンクピンと案内部との間の摩擦抵抗を低減させることができる。
これによれば、ベアリングによってリンクピンを確実に回転可能に支持することができ、支持部でのリンクピンの滑り接触を防止することができる。
これによれば、例えば、カムプレートの傾動を案内する案内部を突部の下方又は上方が開放された長溝によって形成した場合に比して、突部の強度を高めることができる。
図1は、可変容量型圧縮機(以下単に圧縮機とする)10の縦断面図を示す。なお、図1において左方を圧縮機10の前方とし、右方を圧縮機10の後方とする。図1に示すように、圧縮機10のハウジングは、シリンダブロック11と、該シリンダブロック11の前端に接合固定されたフロントハウジング12と、シリンダブロック11の後端に弁・ポート形成体13を介して接合固定されたリヤハウジング14とを備えている。
図2〜図5に示すように、前記ラグプレート17において斜板18側の端面17aには、第1支持部20と第2支持部21(2つの支持部)が斜板18に向けて突設されている。第1支持部20と第2支持部21は、前記上死点対応位置Tに対して駆動軸16の回転方向の先行側と後行側にずれて配置されている。
さて、圧縮機10の運転中、駆動軸16の回転は、ラグプレート17の第1支持部20と第2支持部21とに支持されたリンクピン23を介して突部50へと伝達され、斜板18が回転される。図2及び図5に示すように、ローラ26、及び該ローラ26を支持するリンクピン23は、斜板18ではなくラグプレート17の第1支持部20と第2支持部21とに支持されている。すなわち、ローラ26の重量とリンクピン23の重量は、ラグプレート17に加わっており、斜板18の重心は、斜板18にリンクピン23及びローラ26を支持させた構成に比して斜板18の中央側(駆動軸16側)に近い位置となっている。このため、斜板18にリンクピン23及びローラ26を支持させ、斜板18の重心が斜板18の外周縁側に偏っている構成に比して、前記重心の偏りに起因した斜板18の傾きが抑制されている。
(1)ローラ26を支持したリンクピン23は、その軸N方向の両端部がラグプレート17に突設された第1支持部20と第2支持部21とによって支持されている。このため、例えば、ローラ26を回転可能に支持したリンクピン23を、斜板18に支持させた構成に比して斜板18を軽量化でき、斜板18の重心を、該斜板18の外周縁側から駆動軸16側(中央側)に近づけることができる。したがって、ローラ26を支持したリンクピン23を斜板18に支持させた構成に比して、斜板18の重心の偏りに起因した不具合(例えば、斜板18の傾き)の発生を抑制することができる。その結果として、例えば、吐出容量を下げるべく斜板18の傾斜角度を小さくする方向へ制御しても、前記重心の偏りによって、斜板18が傾斜角度を大きくする方向へ傾くことを抑制でき、圧縮機10の容量制御性を向上させることができる。
○ 突部50において、案内部を突部50の下方又は上方が開放した長溝状に形成してもよい。
(1)前記少なくとも2つの支持部において、リンクピンの軸方向に沿った厚みは同じである請求項3に記載の可変容量型圧縮機。
Claims (4)
- ハウジングには駆動軸が回転可能に支持されているとともに、ハウジングにおける前記駆動軸の周囲にはシリンダボアが複数配設され、前記駆動軸にはラグプレートが一体回転可能に連結されているとともに、カムプレートが傾動可能に支持され、前記シリンダボア内には前記カムプレートに係留されたピストンが往復動可能に収容され、前記ラグプレートと前記カムプレートとの間にはヒンジ機構が介在されており、該ヒンジ機構によって前記カムプレートの傾動が案内されることで前記ピストンのシリンダボア内でのストロークが変更されて吐出容量を変更可能とする可変容量型圧縮機において、
前記ヒンジ機構は、前記ラグプレートにおける前記カムプレート側に突設された少なくとも2つの支持部と、
軸方向における少なくとも両端部が前記支持部によって支持されたリンクピンと、
前記リンクピンに回転可能に支持され、前記リンクピンの両端部を支持する支持部の間に配設されるローラと、
前記カムプレートにおけるラグプレート側に突設され、前記リンクピンが挿通されるとともに、該リンクピンに対する接触によって前記カムプレートの傾動を案内する案内部が形成された突部と、
前記カムプレートにおけるラグプレート側に設けられ、前記カムプレートの傾動の際に前記ローラに摺接する摺接部とからなることを特徴とする可変容量型圧縮機。 - 前記リンクピンは、軸受け手段を介して前記支持部に回転可能に支持され、前記リンクピンと前記ローラとは互いに独立して回転可能である請求項1に記載の可変容量型圧縮機。
- 前記軸受け手段は、前記支持部と前記リンクピンとの間に介在されるベアリングである請求項2に記載の可変容量型圧縮機。
- 前記案内部は長孔である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の可変容量型圧縮機。
Priority Applications (1)
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JP2005253940A JP4466513B2 (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | 可変容量型圧縮機 |
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JP2005253940A JP4466513B2 (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | 可変容量型圧縮機 |
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JP2007064156A JP2007064156A (ja) | 2007-03-15 |
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020055009A1 (ko) * | 2018-09-14 | 2020-03-19 | 에스트라오토모티브시스템 주식회사 | 가변용량 사판식 압축기의 힌지 구조 및 이를 포함하는 가변용량 사판식 압축기 |
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2005
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WO2020055009A1 (ko) * | 2018-09-14 | 2020-03-19 | 에스트라오토모티브시스템 주식회사 | 가변용량 사판식 압축기의 힌지 구조 및 이를 포함하는 가변용량 사판식 압축기 |
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JP2007064156A (ja) | 2007-03-15 |
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