JPH09193797A - 自己摩耗補償弁 - Google Patents

自己摩耗補償弁

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JPH09193797A
JPH09193797A JP9000433A JP43397A JPH09193797A JP H09193797 A JPH09193797 A JP H09193797A JP 9000433 A JP9000433 A JP 9000433A JP 43397 A JP43397 A JP 43397A JP H09193797 A JPH09193797 A JP H09193797A
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housing
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Westinghouse Air Brake Co
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    • F16K11/02Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit
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    • F16K11/074Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements with pivoted closure members with flat sealing faces
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Multiple-Way Valves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全閉位置から全開位置へ調節できる流路を有
すると共に、精密機械加工を僅かしか必要としない空気
ブレーキ弁を提供する。 【解決手段】 弁の一方の部材2に環状凹部10が形成
される。シール部材8がこの凹部に置かれ、バネ6によ
り他方の部材201のシール面202に押し付けられ
る。該シール部材にあるOリング18が流体の漏れを防
止する。シール部材8が磨耗しても、バネはそれをシー
ル面へ押し続ける。この弁は、供給ポート、吐出ポート
及び排出ポートを有し、重なり位置では、どのポートも
他のポートから分離される。一方の部材の流路4及び他
方の部材の流路203のうちの少なくとも一方は、せん
断運動の方向に平行な方向の寸法が同せん断運動の方向
に垂直な方向における寸法よりも大きく、流体の圧力
は、バネ6と共同して、同圧力のの上昇に従って増大す
る力でシール部材8をシール面202の方へ偏倚する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を制御するた
めの弁に関し、特に鉄道車両のブレーキ系統のブレーキ
シリンダに供給される空気を制御するための空気弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両のブレーキ系統のブレーキシリ
ンダへの圧縮空気の供給を制御するための弁は、通常、
次の3つの位置を有する。 (1) 圧縮空気供給源からブレーキシリンダへ空気が
入ることのできる位置。この圧縮空気はブレーキをかけ
るのに役立つ。 (2) ブレーキシリンダから空気を排出させる位置。
これによりブレーキが弛められる。 (3) ブレーキシリンダへ空気を供給することも排出
することもできない、重なり位置と称される位置。この
位置は、ブレーキの発揮する力をほぼ一定に保つために
使われる。
【0003】従来、この機能は直線変位型のスプールを
有する弁により与えられていた。このスプールは、円筒
状のハウジングの中に配置され、軸方向に移動して1つ
の弁位置から他の弁位置へと変化する。その例は、米国
特許第4,773,447号明細書に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の弁には、特
に、封止が行われる穴を非常に精密に機械加工しなけれ
ばならないという欠点がある。この種の弁の幾つかは動
的なOリングを必要とするが、それは弁位置が変わる毎
に摩擦を受ける。この種の弁の幾つかはダイアフラムを
使用する。それらの弁は精密な案内を必要とし、ダイア
フラムをクランプするためにいろいろな部品が必要であ
る。
【0005】直線変位型の弁は、組み立てなければなら
ない多数の部品を有し、オーバーホールのためにはそれ
らの部品を分解しなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一面において
は、供給源から目的の場所への空気又はその他の流体の
流れを制御するための弁を提供するものである。流体を
収容するための内部空間を各々有する第1及び第2の部
材が必要である。供給源からの流体は該第1部材の内部
空間に入ることができ、該第2部材の内部空間は目的の
場所に結合される。各部材はシール面を有し、その中の
ポートはその内部空間と連通する。このシール面は互い
に隣接しており、その2つの部材は相対的にせん断運動
で移動をする。該部材のうちの一方にシールが設けられ
る。ポートのうちの少なくとも1つは、相対的なせん断
運動の方向に平行な寸法を有し、この寸法は、相対的な
せん断運動の方向に垂直な寸法よりも大きい。該シール
は、表面のポートを囲む環状凹部を有する。形状適合性
のある環状のシール部材が該環状凹部に置かれる。その
下にバネが置かれて、それを他方の部材の表面へ押し付
ける。Oリングがその形状適合性のシール部材の外径と
該環状凹部の内面との間に置かれる。このOリングは該
形状適合性のシール部材の外側での漏れを防止する。こ
のOリングは、流体の圧力が該形状適合性のシール部材
に作用するのを許容するので、封止のために利用し得る
圧力は流体の圧力で増加することになる。流体による力
は、バネによる力に加わる。弁のどのサイクルでも相対
運動は生じないから、このOリングは殆ど磨耗しないと
いうことに注意しなければならない。形状適合性のシー
ル部材は、該部材が磨耗するにつれてOリングに対して
相対的に動くに過ぎない。
【0007】本発明は、他面においては、圧力を制御す
るべき体積への供給源からの流体の流れを制御し、その
体積から排出ポートへ流体を排出するための弁を提供す
るものである。ハウジング(これは、例えば本体とカバ
ーなど、複数の構成要素を持つことができる)は3つの
ポート、即ち供給ポート、吐出ポート及び排出ポートを
有する。ロータがこのハウジングの中に配置され、その
角度位置を制御するための手段が設けられる。第1位置
では該ロータを通して該供給ポートと該吐出ポートとを
結合させる流路が形成される。第2角度位置では、該ロ
ータを通して該吐出ポートと該排出ポートとを結合させ
る流路が形成される。該ロータを第3の角度位置にも置
くことができ、この位置は、前記ポート間に全く流路を
生じさせない重なり位置である。該供給ポートからの流
体の喪失、該吐出ポートからの喪失及び該排出ポートへ
の喪失を防止するためにロータとハウジングとの間にシ
ールが設けられる。ハウジングにある少なくとも1つの
ポート又はロータにある少なくとも1つの組み合うポー
トは、ロータ及びハウジングの相対運動の方向に平行な
寸法を有し、この寸法は、ロータ及びハウジング間の開
口の比例制御を可能にするために、相対運動の方向を横
断する寸法よりも大きい。
【0008】本発明は、更に別の面においては、供給源
と、圧力を制御するべき体積との間、並びにその体積と
排出ポートとの間での流体の流れを制御するための弁を
提供するものである。第1位置では、この弁は、供給源
と、圧力を制御するべき体積とを結合させる。第2位置
では、この弁は圧力を制御するべき体積と排出ポートと
を結合させる。重なり位置である第3位置では、この弁
を経由する流路は全く形成されない。該弁はハウジング
(これは、例えば本体とカバーなど、複数の構成要素を
持つことができる)を有する。このハウジングの中にロ
ータが置かれる。このハウジング内には、2つの異なる
軸方向位置に2つの軸対称面がある。これらの面は、該
ロータの軸に垂直な平面であってよい。その2つの軸方
向位置のいずれを経由する流体の流れをも阻止するため
に、それらの軸対称面を押圧するシールが該ロータに設
けられる。2つのシールの軸方向位置の間の軸方向位置
において供給源からハウジングに流体が導入される。2
つのシールの間の空間においてハウジングとロータとの
間に隙間が設けられていて、ハウジングの中で流体がロ
ータの周囲を流れることができるようになっている。こ
の隙間から、流体はロータ内の内部空間に流れ込む。ロ
ータは軸対称面を有する(これは、その軸に垂直な平面
であってよい)。ロータ内の内部空間と連通するポート
がこの面に設けられる。2つの追加のポートがこの面に
設けられ、それらはロータ内の第2流路を通して結合さ
れる。ハウジングは追加の軸対称面(これはロータの軸
に垂直な平面であってよい)を有する。2つのポートが
この面に設けられ、その一方は、中の圧力を制御するべ
き体積に接続された吐出ポートであり、他方は排出用で
ある。ロータの軸対称面上の前記3つのポートの各々を
囲む環状のシールが設けられ、該シールはハウジングの
軸対称面を押圧して封止をする。ハウジングの吐出ポー
トを囲む環状シールも設けられ、このシールはロータの
軸対称面を押圧して封止をする。ロータを3つの異なる
位置に位置決めするための手段が設けられる。第1位置
では、ロータ内の第1内部空間から供給されつつある流
体がハウジングの吐出ポートに流入する。第2位置で
は、ロータ内の供給空間は密閉され、吐出ポートはロー
タ内の第2流路を通して排出ポートに接続される。重な
り位置である第3位置では、これらの面の各ポートは密
閉され、吐出ポートへの流入も流出も行われなくなる。
ロータにあるポートの少なくとも1つ又はハウジングに
あるポートの少なくとも1つは、ロータ及びハウジング
の相対運動の方向に平行な方向の寸法が、該相対運動の
方向に垂直な方向における寸法よりも大きく、ロータ及
びハウジング間の開口の比例制御を可能にしている。
【0009】従って、本発明の主な目的は、全閉位置か
ら全開位置へ調節できる流路を有する弁を提供すること
である。本発明の他の目的は、精密機械加工を僅かしか
必要としない鉄道車両用空気ブレーキ弁を提供すること
である。本発明の更に他の目的は、軽量の鉄道車両用空
気ブレーキ弁を提供することである。本発明の別の目的
は、頻繁にオーバーホールする必要のない鉄道車両用空
気ブレーキを提供することである。本発明の更に別の目
的は、穴を精密に機械加工する必要を無くし、その代わ
りに平面にもっと簡単な機械加工を行うようにすること
である。本発明の付加的な目的は、非常に信頼性の高い
鉄道車両用空気ブレーキ弁を提供することである。
【0010】上に記載した本発明の種々の目的及び利点
の他に、特に添付図面及び特許請求の範囲の欄の記載内
容と関連させて以下の本発明についての詳しい説明を検
討することにより電気弁技術の専門家は本発明の他の種
々の目的及び利点を容易に理解できるということに注意
するべきである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の種々の実施形態を詳しく
説明する前に、説明を明確にし発明をよりよく理解する
ために、各図において同一の機能を有する同一の構成要
素には、全ての図において同一の参照符が付されている
ことに注意するべきである。
【0012】図面の図1〜14を参照する。図1は、本
発明に使われるシールを示す。流路もしくはポート4を
有する第1の構成要素(第1部材)2は、流路もしくは
ポートポート203を有する第2の構成要素(第2部
材)201に押圧され封止をする。第2の構成要素20
1は滑らかな面(第2面)202を有する。これは機械
加工及び研磨により製作することが好ましい。2つの構
成要素2及び201を面202の平面内でせん断運動に
より相対的に移動させることができる。このシールは、
第1構成要素内の流路4と第2構成要素201内の流路
203との間に通路を提供する。2つの構成要素2及び
201がせん断運動により相対的に移動させられると、
流路203は流路4と最早直線上に整列しなくなる。こ
のシールは、流路4からの流体の漏れを阻止する。
【0013】流路4を囲む環状凹部10が第1の構成要
素2に形成されている。バネ(弾性手段)6が凹部10
内に置かれていて、軸対称形状を有する形状適合性のシ
ール部材(環状シール手段)8がバネ6の上に置かれて
いる。テフロン等の軟らかい低摩擦材料からシール部材
8を作るのが好ましい。このシール部材は面202に押
圧封止するための面16を有する。凹部10の面と共同
して封止を行うOリング18がシール部材8の外径に置
かれている。(Oリング18を面11に配置してもよ
い。)Oリング18はシール部材8の外面の周囲での流
体の漏れを阻止する。もう1つの環状凹部12を凹部1
0の底に形成することができ、環状凹部14を形状適合
性のシール部材8にも形成することができる。これらの
環状凹部12及び14はバネ6を位置決めする。シール
部材8及びバネ6が凹部10に押し込まれることとなる
ように第2の構成要素201及び第1の構成要素2を組
み合わせることによってこの装置が組み立てられる。バ
ネ6は、コイルバネ、バネ座金などの弾性手段でよい。
【0014】2つの構成要素2及び201に相対せん断
運動を起こさせる手段(図示せず)があり、1つの位置
では流路203は流路4と直線上に整列し、他の位置で
は流路4は面202、シール部材8及びOリング18に
よって閉塞される。バネ6はシール部材8を面202に
押し付けた状態に保って漏れを阻止する。流路4及び2
03は、相対せん断運動の方向に平行な横断方向の寸法
を有し、この寸法は相対せん断運動の方向に垂直な横断
方向の寸法よりも大きい。従って、構成要素2及び20
1間の開口の比例制御は、構成要素2及び201の相対
せん断によって可能である。バネ6は、シール部材8を
面202に対して押圧状態に保持して漏れを防止する。
【0015】この構造では、流路4内の流体の圧力は部
材8の真下に限定され、バネ6と共同してシール部材8
を面202に押し付ける。流路4内の流体の圧力が増大
すると、シール部材8に作用する流体の力が大きくな
る。従って、流体の圧力が高いときにはシール部材8の
面16と第2構成要素201の面202とに大きな接触
圧が与えられる。流体圧が低いときにはバネ6により低
接触圧がもたらされる。
【0016】図2は、図1に示されている種類のシール
を6個使用する弁組立体である本発明の実施形態を示
す。この弁は3つの位置を有する。第1位置では、この
弁は供給ポート40から流体を受け入れて、それを吐出
ポート60へ送る。第2位置では吐出ポート60は排出
ポート70を通して空にされる。第3位置はそれらの流
路が閉塞される重なり位置である。
【0017】本発明のこの実施形態はハウジング手段と
してハウジング22とハウジングカバー24とを有す
る。軸心1を有するロータ28がハウジングの中に置か
れている。ロータ28は、随意の撓み継手30及び軸受
34を介して回転電磁手段32により回転させられるよ
うになっており、軸受は止め輪5により定位置に維持さ
れるようになっている。その角度位置の制御は、捩りバ
ネ36により容易になされる。ハウジング22の右端は
コイルカバー26により閉じられている。
【0018】流体供給源(図示せず)から供給ポート4
0を介して流体がハウジングの中に入る。流体はフィル
ター42とポート44とを通って、ハウジング22とロ
ータ28との間の隙間45に入る。シール92は、隙間
45の右側に設けられていて、ハウジング22の内側の
機械加工された面90を押圧する。シール82は、隙間
45の左側に設けられていて、ハウジング22の内側の
機械加工された面80を押圧する。シール82及び92
は、図1に示されているシールの大径のものである。こ
れらは、各々、弁の軸の周囲を完全に囲んで延在してい
る。
【0019】ロータ内の横断方向流路46は、流体を隙
間45からロータ内の流路48へ送る。横断方向流路4
6は、ロータ28の両側での隙間45内の圧力を等しく
する役割も果たす。流路48はロータの左面のポート4
9まで延びている。図2に示されている相対的角度位置
では、ロータ28内の供給流路48は吐出流路60と直
線上に整列している。
【0020】外径がOリング54で封止され、バネ52
により押圧される形状適合性のシール部材50から成る
シールは、ハウジングカバー24の滑らかな面25を押
圧し封止する。このシールは、流路48からの流体の喪
失を防止する。同じく、Oリング66を伴っていてバネ
64で押されている形状適合性のシール部材62から成
るシールがハウジングカバー24内で排出ポート60を
囲んでいる。このシールは、ポート60がロータ28の
面29により閉じられる重なり位置に弁があるときに吐
出ポートからの流体の喪失を防止する。排出ポート70
がハウジングカバー24に設けられている。静止Oリン
グ12はハウジング22とハウジングカバー24との間
からの流体の喪失を防止する。
【0021】図3は、図2に示されている実施形態に使
われているロータの斜視図である。2つの横断方向流路
46が示されている。横断方向流路46は、流体がロー
タ内を横断方向に流れることを可能にすると共に、ロー
タの周囲の圧力を一様にする。
【0022】図3に示されている供給ポート49は、図
2にも示されている。この弁が図2に示されている供給
位置にあるときには、供給ポート49は吐出ポート60
と直線上に整列する。また、排出ポート100及び10
2がロータに図示されている。これらはロータ内の内部
流路(図示せず)により接続されている。弁が排出位置
にあるときには、これらのポートは吐出ポート60及び
排出ポート70と整列する。
【0023】回転電磁手段32と共同して角度位置を設
定する捩りバネ36が図3に示されている。
【0024】図4はハウジングカバーを示している。こ
の図は図2の左側から描かれたものである。吐出ポート
は符号60で表され、排出ポートは符号70で表されて
いる。捩りバネ36が回り止め110及び120と同じ
く図示されている。この回り止めは角度運動を限定する
ものである。
【0025】本発明のこの実施形態は次のように作用す
る。即ち、電流が回転電磁手段に供給されていないとき
には、この手段はトルクを全く発生しない。このとき捩
りバネ36はロータを吐出位置(図2に示されている位
置)に位置決めする。回転電磁手段に大電流が供給され
るときには、ロータは回り止め110及び120により
止められるまで動く。その位置で、ロータ28が排出ポ
ート60と70とを連通させる位置にある状態を示す図
3から了解されるように、カバーの吐出ポート60と排
出ポート70とはロータのポート100及び102と連
通する。この位置で、吐出ポート60から供給される体
積(図示せず)から流体が排出される。
【0026】中間の強さの電流が回転電磁手段に供給さ
れるときには、ロータは、捩りバネ36により生じるト
ルクが回転電磁手段から生じるトルクと釣り合う位置へ
移動する。この位置では、どのポートも整列しない。こ
れが重なり位置である。
【0027】回転電磁手段は、直流モーター、交直両用
モーター、又は回転ソレノイドである。この電磁手段
は、停止状態でごく僅かの電力を必要とするに過ぎない
ように選択される。
【0028】この実施形態の変形では、上記した種類の
電磁手段の代わりにステップモーターを使用する。ステ
ップモーターは、該モーターに供給されるパルスの数に
応じてその角度を変える。この場合、捩りバネ36は不
要となる。
【0029】図5は、図1に示されている種類のシール
を3個使用する弁組立体である本発明の実施形態を示
す。この弁は3つの位置を有する。1つの位置では、流
体が供給ポート140から弁に入り、弁はそれを吐出ポ
ート160へ送る。他の位置では、吐出ポート160は
排出ポート170を通して空にされる。第3位置は、流
路が遮断される重なり位置である。
【0030】本発明のこの実施形態は、ハウジング12
2とハウジングカバー124とを有する。軸心101を
有するロータ128がハウジングの中に置かれている。
ハウジング122とロータ128との間の隙間123に
より製造公差を考慮した余裕が設けられている。ロータ
128は随意の撓み継手130及び軸受134を介して
回転電磁手段132により回転させられるようになって
おり、軸受は止め輪135により定位置に保持される。
その角度位置の制御は捩りバネ136により容易になさ
れる。ハウジング122の右端は軸受取付部材137と
コイルカバー126とにより閉じられている。
【0031】流体供給源(図示せず)から流体がポート
140を通してハウジングに流入する。流体は、フィル
ター142及びポート144を通ってハウジング122
とロータ128との間の隙間145に入る。シール19
2は、隙間145の右側に設けられていて、ハウジング
122の内側の機械加工された面190に押し付けられ
ている。シール192は、図1に示されているシール部
材の形態である。このシールは弁の軸心101の回りを
完全に囲んで延在している。
【0032】横断方向流路146は、ロータ128の両
側における隙間145内の圧力を一様にするものであ
る。
【0033】図5に示されている相対的角度位置では、
ロータ128内の供給流路149は吐出ポート160と
直線上に整列している。
【0034】Oリング166を伴っていてバネ164に
より押される形状適合性のシール部材162から成るシ
ールは、ハウジングカバー124の吐出ポート160を
囲んでいる。このシールは、ロータの機械加工された面
を押圧し封止する。このシールは、隙間123から吐出
ポート160への流体の流れを阻止する。
【0035】ハウジングカバー124に排出ポート17
0も設けられている。このポートは、Oリング176及
びバネ174を伴う形状適合性のシール部材172から
成るシールを有する。このシールはロータの機械加工さ
れた面129を押圧し封止をする。このシールは、隙間
123から排出ポートへの流体の流れを阻止する。
【0036】静止Oリング112は、ハウジング122
とハウジングカバー124との間からの流体の喪失を防
止する。
【0037】図6は、図5に示されている実施形態に使
われているロータの斜視図である。ハウジング122は
供給ポート140を有する。ロータ128はハウジング
122の中に配置されている。ロータ128とハウジン
グ122の内面との間のシールは包括的に符号192で
表されている。これは、ロータとハウジングとの間の空
間における、図の右方への流れを阻止する。ロータを貫
通する流路149の端部がこの図に示されている。ロー
タは軸受134により装着されており、この軸受は止め
輪135により保持され、軸受取付部材137内に位置
している。ロータは、コイルカバー126内にある回転
電磁手段132により駆動される。
【0038】ハウジングカバー124は吐出ポート16
0を有する。このポートは形状適合性のシール部材16
2によりロータの面に押圧封止され、この形状適合性の
シール部材162は、その外径がOリング166により
封止され、バネ164によりロータに押し付けられる。
【0039】ハウジングカバー124は排出ポート17
0も有する。このポートは形状適合性のシール部材17
2によりロータの面に押圧封止され、この形状適合性の
シール部材172は、その外径がOリング176により
封止され、バネ174によりロータに押し付けられる。
【0040】この弁が図5に示されている供給位置にあ
るときは、供給流路149は吐出ポート160と整列す
る。また、排出ポート200及び202がロータに図示
されている。これらはロータ内の内部流路により接続さ
れている。
【0041】この流路は、ロータを直径方向に穿孔する
ことにより設けることのできるものであり、この流路の
1端が符号203で図示されている。ポート200及び
203から軸方向に穿孔してこの流路に合同させ、該流
路の両端を塞ぐことによりこの流路は完成する。この流
路の1端は符号203で示されている。
【0042】弁が排出位置にあるときは、ポート200
は吐出ポート160と整列し、ポート202は排出ポー
ト170と整列する。ポート200及び202はロータ
内の流路により結合されているので、吐出ポート160
内の圧力は排出ポート170を通して排出される。
【0043】本発明のこの実施形態は次のように作用す
る。即ち、電流が回転電磁手段に供給されていないとき
には、この回転電磁手段はトルクを全く発生しない。こ
のとき捩りバネ136はロータを吐出位置(図5に示さ
れている位置)に位置決めする。回転電磁手段に大電流
が供給されるときには、ロータは回り止め(図示せず)
により止められるまで動く。この位置で、カバーの吐出
ポート160と排出ポート170とはロータのポート2
00及び202と連通する。この位置で、吐出ポート1
60から供給される体積(図示せず)から流体が排出さ
れる。
【0044】中間の強さの電流が回転電磁手段に供給さ
れるときには、ロータは、捩りバネ136により生じる
トルクが回転電磁手段から生じるトルクと釣り合う位置
へ移動する。この位置では、どのポートも整列しない。
これが重なり位置である。
【0045】回転電磁手段は、直流モーター、交直両用
モーター、又は回転ソレノイドである。この回転電磁手
段は、停止状態でごく僅かの電力を必要とするに過ぎな
いように選択される。
【0046】この実施形態の変形では、上記した種類の
電磁手段の代わりにステップモーターを使用する。ステ
ップモーターは、該モーターに供給されるパルスの数に
応じてその角度を変える。この場合、捩りバネ136は
不要となる。
【0047】図5及び6に示されている本発明の実施形
態は、現時点での最も好ましい実施形態である。
【0048】図7〜14は、ロータがカバー上の軸によ
り支持される本発明の実施形態を示している。これらの
図は、ロータ328にある供給ポート340の延長部、
第1ロータ排出ポート300,第2ロータ排出ポート3
02,ハウジングカバーにある吐出ポート360,及び
ハウジングカバーにある排出ポート370の詳細を示し
ている。ハウジング322(図14)は、空気フィルタ
要素(図示せず)を有する入口ポート380を有する。
該ハウジングは、カバー324の取着用のねじが切られ
た穴382を有すると共に、該カバー324の正確な位
置決めのためのドエルピン(図示せず)用穴384を備
える。
【0049】ハウジングカバー324は、ロータ支持軸
376を有すると共に、該ハウジングにあるねじが切ら
れた穴382への取着用のボルト(図示せず)のための
クリアランスホール392を有する。また、該ハウジン
グカバーは、ハウジングにあるドエルピン用穴384に
関して正確に位置決めすべくドエルピン(図示せず)を
受けるドエルピン用穴394を有する。
【0050】ハウジングカバーは、環状スペース361
により囲まれた吐出ポート360を有する。波形ワッシ
ャもしくは他の弾性手段362は、この環状スペース3
61内に置かれており、環状シール363が環状スペー
ス361内で弾性手段362上に配置される。Oリング
(図示せず)が環状シール363に形成された溝364
内に設けられている。このOリング用溝は環状スペース
361の外径表面に加工してもよい。
【0051】ハウジングカバーは環状スペース371に
より囲まれた排出ポート370を有する。波形ワッシャ
もしくは他の弾性手段372は、この環状スペース37
1内に置かれており、環状シール373が環状スペース
371内で弾性手段372上に配置される。Oリング
(図示せず)が環状シール373に形成された溝374
内に設けられている。このOリング用溝は環状スペース
371の外径表面に加工してもよい。
【0052】ロータ328は、ハウジング322内に配
置される。該ロータは、供給ポート340に加えて、第
1排出ポート300と第2排出ポート302を有する。
これらの排出ポートは、ロータにある通路(図示せず)
によって接続されている。該ロータは、ハウジングカバ
ー324にあるロータ支持軸376の周りに嵌合する支
持穴375を有する。
【0053】図7〜14に示した本発明の実施形態は現
在の最も好適な実施形態である。次に、本発明を概括的
に述べる。本発明は、一面においては、供給源から目的
の場所への空気又はその他の流体の流れを制御するため
の弁を提供するものである。流体を内蔵するための内部
空間を各々有する第1及び第2部材が必要である。供給
源からの流体は該第1部材の内部空間に入ることがで
き、該第2部材の内部空間は目的の場所に結合される。
各部材はシール面を有し、その中のポートはその内部空
間と連通する。このシール面は互いに隣接し合ってお
り、その2つの部材は相対的にせん断運動で移動をす
る。
【0054】該部材のうちの一方にシールが設けられ
る。そのシールは、表面のポートを囲む環状の凹部を有
する。形状適合性の環状のシール部材が該環状凹部に置
かれる。その下にバネが置かれて、それを他方の部材の
表面へ押し付ける。このバネは、コイルバネ、バネ座
金、又はその他の、環状の形状適合性のシール部材に軸
方向の力を作用させることのできるバネである。Oリン
グがその形状適合性のシール部材の外径と該環状凹部の
内面との間に置かれる。このOリングは該形状適合性の
シール部材の外側での漏れを防止する。このOリング
は、流体の圧力が該形状適合性のシール部材に作用する
のを許すので、封止のために利用し得る圧力は流体の圧
力で増加することになる。流体による力は、バネによる
力に加わる。
【0055】弁のどのサイクルでも相対運動は生じない
から、このOリングは殆ど磨耗しないということに注意
しなければならない。形状適合性のシール部材は、該部
材が磨耗するにつれてOリングに対して相対的に動くに
過ぎない。
【0056】この弁の相対的せん断運動は、2つの構成
要素の相対的回転により得ることのできるものである。
その場合、形状適合性のシール部材を持っていない構成
要素のシール面は軸対称面である。その様な面の簡単な
実例は、2つの部材の相対的回転の軸心に垂直な平らな
面である。この面は、研磨することのできる滑らかな、
機械加工された面であることが望ましい。形状適合性の
シール部材は、該部材が封止をする面より柔らかい低摩
擦材料で製造されるべきである。この弁の相対運動をす
る2つの構成要素を回転軸受を通して相互に位置決めす
ることができる。
【0057】本発明は、他面においては、圧力を制御す
るべき体積への供給源からの流体の流れを制御し、その
体積から排出ポートへ流体を排出するための弁を提供す
るものである。ハウジング(これは、例えば本体とカバ
ーなど、複数の構成要素を持つことができる)は3つの
ポート、即ち供給ポート、吐出ポート及び排出ポートを
有する。ロータがこのハウジングの中に置かれ、その角
度位置を制御するための手段が設けられる。第1位置で
は該ロータを通して該供給ポートと該吐出ポートとを結
合させる流路が形成される。第2角度位置では、該ロー
タを通して該吐出ポートと該排出ポートとを結合させる
流路が形成される。該ロータを第3角度位置にも置くこ
とができ、この位置は、前記ポート間に全く流路を生じ
させない重なり位置である。
【0058】該供給ポートからの流体の喪失を防止する
ためのシールが設けられ、該吐出ポートからの喪失を防
止するためのシールが設けられ、該排出ポートへの喪失
を防止するためのシールが設けられる。
【0059】供給ポートからの流体の喪失を防止するた
めのシールは、ロータ又はハウジングのいずれに配置す
ることもできるものであって、ロータの軸心の回りを完
全に囲んで延在する。
【0060】供給ポートからの流体の喪失を防止するた
めのシールは、ロータ又はハウジングの環状凹部と、そ
の凹部に置かれる形状適合性のシール部材とで構成する
ことのできるものである。バネが形状適合性のシール部
材をシール面の方へ押し、形状適合性のシール部材の外
面上のOリングが形状適合性のシール部材の外側で該凹
部を通して流体が失われるのを防止する。
【0061】同様に、吐出ポートからの流体の喪失を防
止するシールは、吐出ポートの周囲に延在する環状凹部
で構成することのできるものである。その凹部に形状適
合性のシール部材が置かれる。バネがこの形状適合性の
シール部材をロータのシール面の方へ押し、形状適合性
のシール部材の外面上のOリングが形状適合性のシール
部材の外側で該凹部を通して流体が失われるのを防止す
る。
【0062】同様に、排出ポートへの流体の喪失を防止
するシールは、排出ポートの周囲に延在する環状凹部で
構成することのできるものである。その凹部に形状適合
性のシール部材が置かれる。バネがこの形状適合性のシ
ール部材をロータのシール面の方へ押し、形状適合性の
シール部材の外面上のOリングが形状適合性のシール部
材の外側で該凹部を通して流体が失われるのを防止す
る。
【0063】ロータのシール面は、ロータの軸に垂直な
平面であってよい。ハウジングに対するロータの相対的
な位置決めを回転軸受手段により行うことができ、ロー
タの回転を回転電磁手段により得ることができる。
【0064】排出位置の角度を画定するために、回転運
動を限定するストッパを設けることができる。重なり位
置の角度範囲を画定するために、捩りバネを使用するこ
とができ、回転電磁手段に供給される電流を調節してバ
ネのトルクと所望の重なり位置とを釣り合わせることが
できる。
【0065】本発明は、更に別の面においては、供給源
と、中の圧力を制御するべき体積との間、並びにその体
積と排出ポートとの間での流体の流れを制御するための
弁を提供するものである。第1位置では、この弁は、供
給源と、圧力を制御するべき体積とを結合させる。第2
位置では、この弁は圧力を制御するべき体積と排出ポー
トとを結合させる。重なり位置である第3位置では、こ
の弁を経由する流路は全く形成されない。
【0066】該弁はハウジング(これは、例えば本体と
カバーなど、複数の構成要素を持つことができる)を有
する。このハウジングの中にロータが置かれる。このハ
ウジング内には、2つの異なる軸方向位置に2つの軸対
称面がある。これらの面は、該ロータの軸心に垂直な平
面であってよい。その2つの軸方向位置のいずれを経由
する流体の流れをも阻止するために、それらの軸対称面
を押圧するシールがロータに設けられる。2つのシール
の軸方向位置の間において供給源からハウジングに流体
が導入される。2つのシールの間の空間においてハウジ
ングとロータとの間に隙間が設けられていて、ハウジン
グの中で流体がロータの周囲を流れることができるよう
になっている。この隙間から、流体はロータ内の内部空
間に流れ込む。
【0067】ロータは軸対称面を有する(これは、その
軸に垂直な平面であってよい)。ロータ内の内部空間と
連通するポートがこの面に設けられる。2つの追加のポ
ートがこの面に設けられ、それらはロータ内の第2流路
を通して結合される。
【0068】ハウジングは追加の軸対称面(これはロー
タの軸心に垂直な平面であってよい)を有する。2つの
ポートがこの面に設けられ、その一方は、中の圧力を制
御するべき体積に接続された吐出ポートであり、他方は
排出用である。
【0069】ロータの軸対称面上の前記の3つのポート
の各々を囲む環状のシールが設けられ、それらのシール
はハウジングの軸対称面を押圧して封止をする。ハウジ
ングの吐出ポートを囲む環状シールも設けられ、このシ
ールはロータの軸対称面を押圧して封止をする。
【0070】ロータを3つの異なる位置に位置決めする
ための手段が設けられる。1つの位置では、ロータ内の
第1内部空間から供給されつつある流体がハウジングの
吐出ポートに流入する。第2位置では、ロータ内の供給
空間は密閉され、吐出ポートはロータ内の第2流路を通
して排出ポートに接続される。重なり位置である第3位
置では、これらの面の各ポートは密閉され、吐出ポート
への流入も流出も行われなくなる。ロータを横断方向に
通るポートによってロータの外周部の周りの圧力を一様
にすることができる。
【0071】本発明の現時点での好ましい実施形態と、
他の種々の代替実施形態とを詳しく説明したが、本発明
が属する電気弁の専門家は、本発明の範囲から逸脱せず
に本発明を実施する別の種々の態様に想到するであろ
う。従って、科学と有益な技術との進歩を促進するため
に、特許請求の範囲の欄の記載内容に含まれる全てのも
のに関する排他的権利を特許により限られた期間にわた
って確保する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の種々の実施形態に使われるシール手
段を示す。
【図2】 本発明の1実施形態の中央部断面を示す。
【図3】 図2の実施形態に使われているロータの斜視
図である。
【図4】 図2の実施形態のハウジングの端面図であ
る。
【図5】 本発明の他の実施形態の中央部断面を示す。
【図6】 図5に示されている実施形態の分解図であ
る。
【図7】 ハウジングカバーに取着された軸によりロー
タが支持されている実施形態の斜視図であり、ハウジン
グカバーにある吐出ポートと整列してロータに設けられ
た供給ポートを示している。
【図8】 ロータ供給ポートから吐出ポートへの流路が
半開している図7の実施形態を示す。
【図9】 吐出ポートが閉塞され重なり位置を提供して
いる図7の実施形態を示す。
【図10】 吐出ポートから排出ポートへの流路が半開
していて吐出ポートにおける圧力の調節された放出を行
っている図7の実施形態を示す。
【図11】 吐出ポートから排出ポートへの流路が全開
していて吐出ポートにおける圧力の全放出を行っている
図7の実施形態を示す。
【図12】 図7の実施形態におけるカバーの詳細を示
す。
【図13】 図7の実施形態におけるカバー及びリング
シールの詳細を示す図である。
【図14】 ハウジングの詳細を示す図である。
【符号の説明】
1,101…ロータの軸心、2…第1の構成要素(第1
部材)、4…流路(第1ポート)、6,36,52,6
4,136,164,174…バネ(弾性手段)、8…
シール部材(環状シール手段)、10,12,14…環
状凹部、18…Oリング、22,122,322…ハウ
ジング(ハウジング手段)、28,128,328…ロ
ータ、32,132…回転電磁手段(位置決め手段)、
36,136…捩りバネ(位置決め手段)、40,14
0,340…供給ポート、46,146…ロータの横断
方向流路、48…ロータ内の流路、50,62,16
2,172…シール部材、60,160,360…吐出
ポート、62,162…シール部材、70,170,3
00,302,370…排出ポート、82,92,19
2…シール、110,120…ロータの角度運動を限定
する回り止め、201…第2の構成要素(第2部材)、
202…滑らかな面(第2面)、203…第2ポート、
361,371…環状スペース、362,372…弾性
手段、363,373…環状シール。
フロントページの続き (72)発明者 スコット・グリフィン アメリカ合衆国、サウス・キャロライナ 州、スパータンバーグ、プリムローズ・レ イン 21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給源から目的の場所への流体の流れを
    制御するための自己摩耗補償弁であって、 (a) 少なくとも1つの第1内部空間が内部に形成さ
    れている第1部材と、 (b) 該第1部材に形成されている前記少なくとも1
    つの第1内部空間と連通する少なくとも1つの第1ポー
    トを有する、前記第1部材の第1面と、 (c) 少なくとも1つの第2内部空間が内部に形成さ
    れている第2部材と、 (d) 該第2部材に形成されている前記少なくとも1
    つの第2内部空間と連通する少なくとも1つの第2ポー
    トを有する、前記第2部材の第2面とを備え、 前記第1部材の前記第1面と前記第2部材の前記第2面
    とは、互いに近接するか又は接触するように配置され、
    前記第1面及び前記第2面は、互いに近接するか又は接
    触しながら相対的なせん断運動をすることができるよう
    に形成されており、前記弁は、更に、 (e) 前記第1部材と前記第2部材との間に前記せん
    断運動を生じさせるための手段と、 (f) 前記第1部材内の前記第1内部空間を前記流体
    の前記供給源に接続するための手段と、 (g) 前記第2部材内の前記第2内部空間を前記流体
    の前記目的の場所に接続するための手段と、 (h) 前記第1ポートを囲むように前記第1部材に形
    成された、外径及び内径を有する環状凹部と、 (i) 前記環状凹部に配置された、外径及び内径を有
    する環状シール手段と、 (j) 前記環状凹部に配置され、前記環状シール手段
    を片寄せて前記第2部材の前記第2面に押し付ける弾性
    手段と、 (k) 前記環状シール手段の前記外径と前記環状凹部
    の前記外径との間に配置され、前記環状シール手段の前
    記外径と前記環状凹部の前記外径との間での流体の流れ
    を阻止するOリングとを備え、 前記第2ポートは、前記せん断運動の方向を横断する、
    前記環状シール手段の前記外径より小さい寸法を有し、 前記第1部材と前記第2部材との間に前記せん断運動を
    生じさせるための前記手段は、少なくとも、前記第1ポ
    ートを前記第2ポートと連通させる第1位置と、前記第
    1ポートを前記第2部材の前記第2面により閉塞させる
    第2位置とを与えるようになっていて、前記環状シール
    手段が前記第1面と前記第2面との間での流体の流れを
    阻止するようになっており、 前記第1ポート及び前記第2ポートのうちの少なくとも
    一方は、前記せん断運動の方向に平行な方向の寸法が前
    記せん断運動の前記方向に垂直な方向における寸法より
    も大きく、 前記流体の圧力は、前記弾性手段と共同して、前記圧力
    の値の上昇に従って増大する力で前記環状シール手段を
    前記第2面の方へ片寄せることを特徴とする自己摩耗補
    償弁。
  2. 【請求項2】 前記第2部材の前記第2面は、少なくと
    も回転面の一部分として形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の自己摩耗補償弁。
  3. 【請求項3】 前記第2部材の前記第2面は、平面とし
    て形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自
    己摩耗補償弁。
  4. 【請求項4】 前記第2部材の前記第2面は、平滑であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の自己摩耗補償弁。
  5. 【請求項5】 前記環状シール手段は、少なくとも前記
    第2面の一部分より軟らかい低摩擦材料から作られてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の磨耗情報補償弁。
  6. 【請求項6】 供給源から、中の圧力を制御するべき体
    積への流体の流れを制御するための弁において、前記弁
    は、 (a) 供給ポート、吐出ポート及び排出ポートを有す
    るハウジング手段と、 (b) 該ハウジング手段の中に配置された、軸心を有
    するロータと、 (c) 該ロータを介して前記供給ポートと前記吐出ポ
    ートとの間に第1流路を形成させる第1角度位置に前記
    ロータを前記ハウジング手段に対して相対的に位置決め
    するための手段と、 (d) 前記ロータを介して前記吐出ポートと前記排出
    ポートとの間に第2流路を形成させる第2角度位置に前
    記ロータを前記ハウジング手段に対して相対的に位置決
    めするための手段と、 (e) 前記供給ポート及び前記吐出ポートの間の前記
    第1流路を閉塞させ、且つ前記吐出ポート及び前記排出
    ポートの間の前記第2流路を閉塞させる、重なり位置で
    ある第3角度位置に前記ロータを位置決めするための手
    段と、 (f) 前記ロータと前記ハウジング手段との間に配置
    されて前記供給ポートからの流体の喪失を防止するため
    の第1シール手段と、 (g) 前記ロータと前記ハウジング手段との間に配置
    されて前記吐出ポートからの流体の喪失を防止するため
    の第2シール手段と、 (h) 前記ロータと前記ハウジング手段との間に配置
    されて前記排出ポートを経由する流体の喪失を防止する
    ための第3シール手段とを備え、 前記第1流路及び前記第2流路のうちの少なくとも一方
    は、前記ハウジング手段と前記ロータとの間の境界に少
    なくともその一部分があり、該一部分は、前記ロータの
    回転方向に直交する横断寸法よりも大きい、前記ロータ
    の回転方向に平行な横断寸法を有する、弁。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の弁であって、前記第1シ
    ール手段は、 (I) 前記ロータの前記軸心の回りに線対称に、前記
    ロータ及び前記ハウジングの第1のものに配置された表
    面の一部として形成された第1表面と、 (II) 前記ロータ及び前記ハウジングの第2のものに
    配置され、前記第1表面を押圧する対応するシール部材
    とを備える、 弁。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の弁であって、前記第2シ
    ール手段は、 (I) 前記吐出ポートを囲んで前記ハウジング手段に
    形成されると共に、外径及び内径を有する環状の凹所
    と、 (II) 該環状の凹所内に配置されると共に、外径及び
    内径を有する環状のシール部材と、 (III) 前記ロータを押圧するように前記環状のシール
    部材を偏倚して、前記環状の凹所内に配置された弾性手
    段と、 (IIII) 前記環状のシール部材の前記外径と前記環状の
    凹所の前記内径との間に配置されて、該環状のシール部
    材の前記外径と該環状の凹所の前記外径との間の流体の
    流れを防止するように作用するOリングとを備える、 弁。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の弁であって、前記第3シ
    ール手段は、 (I) 前記排出ポートを囲んで前記ハウジング手段に
    形成されると共に、外径及び内径を有する環状の凹所
    と、 (II) 該環状の凹所内に配置されると共に、外径及び
    内径を有する環状のシール部材と、 (III) 前記ロータを押圧するように前記環状のシール
    部材を押圧して、前記環状の凹所内に配置された弾性手
    段と、 (IIII) 前記環状のシール部材の前記外径と前記環状の
    凹所の前記外径との間に配置されて、該環状のシール部
    材の前記外径と該環状の凹所の前記外径との間の流体の
    流れを防止するように作用するOリングとを備える、 弁。
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