JP3782888B2 - 給湯装置の混合弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、出湯管に送り出される湯の流量と水の流量とを一つのモータで駆動される弁体によって制御するようにした給湯装置の混合弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
出湯管に送り出される湯の流量と水の流量とを一つのモータで駆動される弁体によって制御するようにした給湯装置の混合弁は、従来は、湯が供給される給湯管と水が供給される給水管とを弁体を間にしてあい対向して配置して、その中間部分に出湯管を接続し、弁体を給湯管側に寄せれば出湯管への水の混合量が増えて出湯温度が下がり、弁体を給水管側に寄せれば出湯管への湯の混合量が増えて出湯温度が上がるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような配管構造の給湯装置の混合弁では、弁体に向かってあい反する方向から送られてくる湯と水が混合される部分から騒音が発生し、その改善が望まれていた。
【0004】
そこで本発明は、出湯管に送り出される湯の流量と水の流量とを一つのモータで駆動される弁体によって制御するようにした給湯装置の混合弁において、湯と水とが混合される部分から騒音が発生しない高級仕様に耐えうる給湯装置の混合弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の給湯装置の混合弁は、湯が供給される給湯管と、水が供給される給水管と、湯と水を混合して送り出す出湯管とが接続されて、上記給湯管と上記給水管から上記出湯管に送り出される湯と水の量を制御するための弁体を一つのモータで駆動するようにした給湯装置の混合弁において、上記弁体に環状部を形成して、上記給湯管と上記給水管から流れ込む湯と水の一方が上記出湯管に向かって上記環状部内を通過して流れ、他方がそれと同方向に上記環状部の外周部から上記出湯管に向かって流れて湯と水が混合されるようにしたことを特徴とする。
【0006】
なお、上記弁体が、上記給湯管に対する開口断面積を制御するための湯用弁部と、上記給水管に対する開口断面積を制御するための水用弁部と、上記出湯管に対する開口断面積を制御するための出湯用弁部とを一体的に連結して形成されていて、上記モータによってスライド駆動されるようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態の給湯装置の混合弁を示しており、コの字形に形成された配管の上流部分が水が送られて来る給水管2、下流部分が湯と水の混合湯が送り出される出湯管3になっている。そしてその中間の配管4に、湯が送られて来る給湯管1が接続されていて、中間配管4部分で湯と水とが混合される。
【0008】
そのようにして給湯管1と給水管2から出湯管3に送り出される湯と水の量を制御するための弁体10が、出湯管3内に管軸方向にスライド自在に配置されている。
【0009】
この弁体10には、図2にも示されるように、給湯管1の開口断面積を制御するための湯用弁部11と、給水管2の開口断面積を制御するための水用弁部12と、出湯管3の開口断面積を制御するための出湯用弁部13とが一体に連結して形成されている。
【0010】
このうち、湯用弁部11と水用弁部12は一つの筒状体19の両端部分であり、湯用弁部11側は外径が少し細く形成されている。そして、湯用弁部11部分の中心軸位置にリム14を介して連結された連結軸15の突端に、円盤状の出湯用弁部13が設けられている。筒状体19の内側の部分は送水路16になっており、出湯用弁部13の外端面中央には、弁体駆動軸21の先端が緩く嵌合する有底の受け孔17が形成されている。
【0011】
配管側には、湯用弁座31、水用弁座32及び出湯用弁座33が設けられている。湯用弁座31は中間配管4の中間部分に配置されていて、湯用弁部11が差し込まれた状態になると給湯管1が閉じ、湯用弁部11が湯用弁座31から離れた分だけ給湯管1が開くようになっている。
【0012】
水用弁座32は、筒状に形成されて中間配管4の最上流部分に配置されており、水用弁部12がそこに被嵌された状態になると給水管2が閉じ、水用弁部12が水用弁座32から離れた分だけ給水管2が開くようになっている。
【0013】
出湯用弁座33は、中間配管4の出口部分に形成されていて、出湯用弁部13が下流側から接近して閉じられ、出湯用弁部13が下流側に移動して出湯用弁座33から離れた分だけ出湯管3が開くようになっている。
【0014】
このような弁構造によって、給水管2から流入する水は水用弁部12から弁体10の筒状体19内を通過して、図1に矢印Aで示されるように出湯管3に向かって流れ、給湯管1から流入する湯は筒状体19の外周部から出湯管3に向かって矢印Bで示されるように流れて、水と湯が混合される。
【0015】
このようにして、水の流れに対して、それと同方向に湯が外周側から囲むように流し込まれて湯と水が混合することにより、混合部においてほとんど騒音が発生しない。
【0016】
弁体10を駆動制御する駆動源であるモータ6は、減速歯車機構40と共にハウジング7内に収容されていて、モータ6の回転が減速歯車機構40で減速されて弁体駆動軸21に伝えられる。
【0017】
弁体駆動軸21には、減速歯車機構40の出力軸部に形成された内歯歯車部41に噛み合う平歯車部21aと、固定軸8に形成された雌ネジ部22に螺合する雄ネジ部21bと、先端で弁体10に当接するロッド部21cとが一体に形成されている。なお、固定軸8は出湯用弁座33と一つの部品として形成されているが、ハウジング7等とつながった部品として形成してもよい。
【0018】
弁体駆動軸21は、平歯車部21aが減速歯車機構40によって回転駆動されると、雄ネジ部21bが固定軸8の雌ネジ部22と螺合していることから螺動(回転しながら軸線方向に移動)し、弁体10に当接するロッド部21cの先端位置が変化する。
【0019】
その弁体10は、圧縮コイルスプリング9によって逆側から弁体駆動軸21の先端面に押し付けられるように付勢されている。したがって、弁体10は、モータ6を駆動源とする弁体駆動軸21の軸線方向の移動に追随して、中間配管4の管軸方向にスライドし、それによって、給湯管1、給水管2及び出湯管3の湯用弁座31、水用弁座32及び出湯用弁座33に対する開口断面積が変化する。
【0020】
図3は、弁体10の位置に対する湯と水の流量の関係を示しており、図1に弁体10の状態が示される▲1▼のポジションにおいては、水用弁部12が閉じていて湯用弁部11が開ききっているが、出湯用弁部13が閉じているので湯も水も流れない。
【0021】
そこから、モータ6の回転によって弁体10を下流側に移動させていくと、それに伴って出湯用弁部13が開き、水用弁部12は閉じたままなので湯の流量だけが増えていく。
【0022】
このとき湯用弁部11の開度は次第に小さくなるが、湯用弁部11の開口断面積が出湯用弁部13の開口断面積より大きいので、湯用弁部11は全開状態を維持しているのと変わらない。
【0023】
図4は、水用弁部12が開き始める直前の▲4▼のポジションにおける弁体10の状態を示しており、この状態から弁体10が下流側に移動すると、水用弁部12が開き始めて湯用弁部11が閉じ始め、出湯用弁部13は不必要ではあるがさらに開く。その結果、出湯管3への出湯流量は変化せず、水の混合比率が次第に増えて出湯温度が次第に下がる。
【0024】
そして、図5に弁体10の状態が示される▲5▼のポジションにおいては、湯用弁部11が全閉、水用弁部12が全開になり、出湯管3に水だけが送り出される状態になる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、弁体に環状部を形成して、給湯管と給水管から流れ込む湯と水の一方が出湯管に向かって環状部内を通過して流れ、他方がそれと同方向に環状部の外周部から出湯管に向かって流れて湯と水が混合されるようにしたことにより、湯と水とが混合される部分から騒音が発生しなくなって高級仕様にも適合する品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の給湯装置の混合弁の全閉状態の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の弁体の一部を切除して示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の給湯装置の混合弁の流量特性線図である。
【図4】本発明の実施の形態の給湯装置の混合弁の湯全開状態の縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の給湯装置の混合弁の水全開状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 給湯管
2 給水管
3 出湯管
4 中間配管
6 モータ
10 弁体
11 湯用弁部
12 水用弁部
13 出湯用弁部
19 筒状体
21 弁体駆動軸
40 減速歯車機構
Claims (2)
- 湯が供給される給湯管と、水が供給される給水管と、湯と水を混合して送り出す出湯管とが接続されて、上記給湯管と上記給水管から上記出湯管に送り出される湯と水の量を制御するための弁体を一つのモータで駆動するようにした給湯装置の混合弁において、
上記弁体に環状部を形成して、上記給湯管と上記給水管から流れ込む湯と水の一方が上記出湯管に向かって上記環状部内を通過して流れ、他方がそれと同方向に上記環状部の外周部から上記出湯管に向かって流れて湯と水が混合されるように構成すると共に、
上記給湯管に対する開口断面積を制御するための湯用弁部と上記給水管に対する開口断面積を制御するための水用弁部の、一方の弁部を上記環状部の外周面部分で形成し、他方の弁部を上記環状部の内周面部分で形成したことを特徴とする給湯装置の混合弁。 - 上記弁体が、上記給湯管に対する開口断面積を制御するための湯用弁部と、上記給水管に対する開口断面積を制御するための水用弁部と、上記出湯管に対する開口断面積を制御するための出湯用弁部とを一体的に連結して形成されていて、上記モータによってスライド駆動される請求項1記載の給湯装置の混合弁。
Priority Applications (1)
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JP10091698A JP3782888B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 給湯装置の混合弁 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH11294606A JPH11294606A (ja) | 1999-10-29 |
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Family Applications (1)
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JP10091698A Expired - Fee Related JP3782888B2 (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 給湯装置の混合弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3782888B2 (ja) |
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1998
- 1998-04-13 JP JP10091698A patent/JP3782888B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11294606A (ja) | 1999-10-29 |
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