JPH10196816A - 三方弁 - Google Patents
三方弁Info
- Publication number
- JPH10196816A JPH10196816A JP137497A JP137497A JPH10196816A JP H10196816 A JPH10196816 A JP H10196816A JP 137497 A JP137497 A JP 137497A JP 137497 A JP137497 A JP 137497A JP H10196816 A JPH10196816 A JP H10196816A
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- plug
- valve
- flow
- fluid
- seat ring
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- Multiple-Way Valves (AREA)
Abstract
外周とシートリングとの接触により行っているため、各
プラグのガイド面積を確保するためにプラグ形状が制限
され、流量特性を任意に設計することができず、また、
プラグを複雑な形状とする必要があり、容易な連続切削
加工ができず、製造コストが上昇するなどの課題があっ
た。 【解決手段】 流入路4から流入した流体の第1流出路
5への流れを上側シートリング18との間隔により調節
する上側プラグ部15aと、流入路4から流入した流体
の第2流出路6への流れを下側シートリング19との間
隔により調節する下側プラグ部15bと、上側プラグ部
15aと下側プラグ部15bとを連結する中間部15c
とを有した弁体15の中間部15cを、プラグガイド1
6によりガイディングするようにしたものである。
Description
つ系の流体を制御する三方弁に関するものである。
て、三方の管路を持つ系の流体を制御する弁として三方
弁が使用されている。三方弁には、2系統の流体を1系
統に混合させる混合形三方弁と1系統の流体を2系統に
分割する分割形三方弁の2形式がある。図5は従来の分
割形三方弁を示す断面図であり、図において、1は弁
箱、2は弁箱1の上蓋、3は弁箱1の下蓋であり、上蓋
2および下蓋3は弁箱1にボルトにより固定されてい
る。4は弁箱1内に形成された流入路、5は弁箱1内に
形成された第1流出路、6は弁箱1内に形成された第2
流出路であり、図5における下蓋3により形成されてい
る。7は流体の流入路4から第1流出路5への流れを調
節する上側プラグ、8は流体の流入路4から第2流出路
6への流れを調節する下側プラグであり、弁体は、上側
プラグ7および下側プラグ8が接続部13により接続さ
れた形状に形成されている。9は上側プラグ7を摺動自
在に支持する上側シートリング、10は下側プラグ8を
摺動自在に支持する下側シートリング、11は図示しな
い弁操作器に接続され、上側プラグ7および下側プラグ
8に弁操作器の駆動力を伝達する弁軸、12は弁軸11
を摺動自在に支持するガイドリングである。
の基底部7aと図中下方の例えば4本の脚部7bとを有
しており、基底部7aは上側シートリング9の内径と同
一径の円形の外周を有しており、脚部7bは、上側シー
トリング9に沿って摺動するように、その外径を基底部
7aにほぼ合わせて形成されている。また、下側プラグ
8も同様に、図中下方の基底部8aと図中上方の例えば
4本の脚部8bとを有している。
出路6に流さずにすべて第1流出路5に流す場合には、
上側プラグ7および下側プラグ8が図5に示したような
上限位置に配置される。この上限位置で、上側プラグ7
においては、脚部7b間の隙間を内側から外側へと流体
が最大量通過して第1流出路5へ流れ、下側プラグ8に
おいては、基底部8aと下側シートリング10との当接
により流体の第2流出路6への流れが閉止される。以上
により流入路4から流入した流体はすべて第1流出路5
に流される。
流出路6に流す場合には、上側プラグ7および下側プラ
グ8が下限位置に配置される。この下限位置で、下側プ
ラグ8においては、脚部8b間の隙間を内側から外側へ
と流体が最大量通過して第2流出路6へ流れ、上側プラ
グ7においては、基底部7aと上側シートリング9との
当接により流体の第1流出路5への流れが閉止される。
以上により流入路4から流入した流体はすべて第2流出
路6に流される。
所定の比率で流す場合には、上側プラグ7および下側プ
ラグ8が上記上限位置および下限位置の間の所定の位置
に配置される。この所定位置においては、上側プラグ7
の脚部7b間の隙間の上側シートリング9より基底部7
a側、および下側プラグ8の脚部8b間の隙間の下側シ
ートリング10より基底部8a側を、流体が内側から外
側へ通過して、第1流出路5および第2流出路6へ流れ
る。以上により流入路4から流入した流体は所定比率で
第1流出路5および第2流出路6に流される。
各配置間の移動は、弁軸11に接続された図示しない弁
操作器の駆動によりなされ、これにより目的とする流体
の流れの制御が行われる。
側プラグ7および下側プラグ8よりなる弁体が、適切に
ガイディングされていることが必要であるが、弁軸11
のガイディングはガイドリング12により、また、弁体
のガイディングは、上側シートリング9の内側と上側プ
ラグ7の外側、および下側シートリング10の内側と下
側プラグ8の外側とが何れの位置においても常にほぼ接
触した状態を保つことにより行われている。
以上のように構成されているので、上側プラグおよび下
側プラグよりなる弁体のガイディングを、各プラグの外
周とシートリングとの接触により行っているため、各プ
ラグのガイド面積を確保するためにプラグ形状が制限さ
れ、そのため流量特性を任意に設計することができない
課題があった。
したような複雑な形状とする必要があるため、プラグを
旋盤等を用いた連続切削により形成することができず、
複雑な断続切削を行う必要があり、製造コストが上昇す
るなどの課題があった。
めになされたもので、弁体の適切なガイディングが可能
であるとともに、弁体の流量特性の任意な設計および容
易な加工が可能な三方弁を得ることを目的とする。
る三方弁は、流入路から流入した流体の第1流出路への
流れを上側シートリングとの間隔により調節する上側プ
ラグ部と、流入路から流入した流体の第2流出路への流
れを下側シートリングとの間隔により調節する下側プラ
グ部と、上側プラグ部と下側プラグ部とを連結する中間
部とを有した弁体の中間部を、プラグガイドによりガイ
ディングするようにしたものである。
として、コンタード形の弁体を用いたものである。
グガイドを支持固定するステーを、流体を整流可能な形
状に形成したものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による三
方弁を示す断面図であり、図において1は弁箱、2は弁
箱1の上蓋、3は弁箱1の下蓋であり、上蓋2および下
蓋3は弁箱1にボルトにより固定されている。4は弁箱
1内に形成された流入路、5は弁箱1内に形成された第
1流出路、6は弁箱1内に形成された第2流出路であ
り、図1における下蓋3により形成されている。11は
図示しない弁操作器に接続され、プラグ15に弁操作器
の駆動力を伝達する弁軸、12は弁軸11を摺動自在に
支持するガイドリングである。以上は、図5に示した従
来の三方弁のものと同様のものである。
よび第2流出路6への流れを調節するコンタード形に形
成されたプラグ(弁体)であり、上側プラグ部15a,
下側プラグ部15b,および中間部15cを有する形状
に形成されている。なお、図1に示したプラグ15は、
上側プラグ部15aおよび中間部15cを一体に形成
し、これに下側プラグ部15bを接続した構成としてい
る。
グガイド、17はプラグガイド16を支持固定するステ
ー、17aはステー17の台座、18はプラグ15の上
側プラグ部15aと当接することにより流体を閉止する
上側シートリング、19はプラグ15の下側プラグ部1
5bと当接することにより流体を閉止する下側シートリ
ングである。
16により適切なガイディングが行われるように、一定
の径の柱状の部分を有するように形成されている。ま
た、上側プラグ部15aは中間部15cの径より大き
く、上側シートリング18の内径を徐々に超えて大きく
なる部分を有するように形成されており、上側シートリ
ング18との当接により流体の流れを閉止する。下側プ
ラグ部15bも同様に、中間部15cの径より大きく、
下側シートリング19の内径を徐々に超えて大きくなる
部分を有するように形成されており、下側シートリング
19との当接により流体の流れを閉止する。
弁のプラグガイド16およびステー17の構成を示す図
1におけるA−A断面図である。プラグガイド16はプ
ラグ15の中間部15cを周囲からガイディングしてお
り、プラグガイド16の周囲に4本設けられたステー1
7によりこのプラグガイド16が保持されている。この
ステー17は下面に凹部が設けられた台座17a上に設
けられている。プラグガイド16の取り付けにおいて
は、まず、プラグガイド16およびステー17が取り付
けられている台座17aを、その下面に設けられた凹部
を下蓋3に設けられた凸部3aにはめ込む形で下蓋3上
に配置し、それから、この下蓋3を弁箱1にボルトによ
り取り付ける。この際、下蓋3と弁箱1の間に台座17
aが挟み込まれ、プラグガイド16は強固に固定され
る。なお、ここに示したプラグガイド16およびステー
17の固定方法は一例であり、例えば、凸部3a等を設
けずに下蓋3と弁箱1との間に台座17aを挟み込むだ
けの構成や、ネジにより取り付ける構成など、種々の構
成をとることが可能である。
出路6に流さずにすべて第1流出路5に流す場合には、
プラグ15が図1に示すような上限位置に配置される。
この上限位置では、上側プラグ部15aと上側シートリ
ング18との間を流体が最大量通過して第1流出路5へ
流れ、一方、下側プラグ部15bと下側シートリング1
9は当接し、流体の第2流出路6への流れが閉止され
る。
流出路6に流す場合には、プラグ15が図3に示すよう
な下限位置に配置される。この下限位置では、下側プラ
グ部15bと下側シートリング19との間を流体が最大
量通過して第2流出路6へ流れ、一方、上側プラグ部1
5aと上側シートリング18は当接し、流体の第1流出
路5への流れが閉止される。
所定の比率で流す場合には、プラグ15が図4に示すよ
うに上限位置と下限位置の間の所定の位置に配置され
る。この所定位置では、流体は、上側プラグ部15aと
上側シートリング18との間、および下側プラグ部15
bと下側シートリング19との間を通過し、第1流出路
5および第2流出路6へ所定の比率で流れる。
軸11に接続された図示しない弁操作器の駆動によりな
され、これにより、目的とする流体の流れの制御が行わ
れる。この際には、上下に運動する弁軸11がガイドリ
ング12等によりガイディングされるとともに、弁体と
してのプラグ15は、その中間部15cの一定の径の柱
状部分をプラグガイド16によりガイディングされる。
この場合、プラグ15のガイディングがプラグ15の上
下中間位置において行われるため、容易に流体による振
動の防止が図られる。
4中を流れる流体を妨害しないように流路を横切る断面
積を小さく設けることが好ましいが、例えば図1および
図2に示したように、ステー17を流入路4中の流体の
流れ方向に沿ったウイング状に設けることにより、ステ
ー17に、流入路4から第1流出路5へ、および流入路
4から第2流出路6への流体の流れにおける乱流の発生
を防止する整流効果を持たせることができ、弁容量を大
きく保つことができる。
ば、従来のように弁体の流量特性部で弁体のガイディン
グを行わず、中間部15cでプラグ15のガイディング
を行うようにしたため、プラグ15の形状に対する制限
をなくして弁体をコンタード形とすることができ、これ
により、任意の流量特性を持たせた設計が可能となる効
果がある。
を有するような複雑な形状でなく、単純なコンタード形
の形状としたため、旋盤等を用いた連続切削を容易に行
うことが可能となり、製造コストの低減が可能となると
ともに、単純形状のため表面硬化処理を容易に行うこと
が可能となる効果がある。さらに、プラグガイド16を
プラグ15の上下中間位置に設けたため、容易に流体に
より発生する振動の防止を図ることができる効果があ
る。さらに、ステー17に、流体の流れにおける乱流の
発生を防止する整流効果を持たせることができ、これに
より弁容量を大きく保つことができる効果がある。
ンタード形の形状の弁体とせず、従来例に示したような
弁体における接続部13にプラグガイド16を適用する
ことも可能であり、この場合にも、容易に流体により発
生する振動の防止を図ることができることはいうまでも
ない。
テー17の構成は、上記以外の他の構成で代用すること
も可能であり、ステー17の取り付け方などは前述した
ように種々変更可能であることはいうまでもない。
動作等の説明を行ったが、差圧が極めて小さい場合など
には、上記の三方弁を流体の混合用に用いることも可能
であることはいうまでもない。
れば、流入路から流入した流体の第1流出路への流れを
上側シートリングとの間隔により調節する上側プラグ部
と、流入路から流入した流体の第2流出路への流れを下
側シートリングとの間隔により調節する下側プラグ部
と、上側プラグ部と下側プラグ部とを連結する中間部と
を有した弁体の中間部を、プラグガイドによりガイディ
ングするように構成したので、弁体のガイディングを従
来のように弁体の流量特性部において行う必要がなくな
るため、流量特性部におけるガイド面積の確保を不要と
してプラグの設計の幅を広げることが可能となり、任意
の流量特性を持たせた設計を行うことが可能となる効果
がある。
ような複雑な形状でなく単純な形状の弁体を用いること
が可能となり、弁体の表面硬化処理を容易に行うことが
可能となる効果がある。
位置にある構成のため、容易に流体による振動の発生を
防止することができる効果がある。
コンタード形の弁体を用いるように構成したので、任意
の流量特性を持たせた弁体を、旋盤等を用いた連続切削
により容易に加工することが可能となり、製造コストの
低減および表面硬化処理の容易化を図ることが可能とな
る効果がある。
ドを支持固定するステーを、流体を整流可能な形状に形
成するように構成したので、ステーにより流体の流れに
おける乱流の発生を防止することができ、これにより弁
容量を大きく保つことができる効果がある。
面図であり、プラグが上限位置に配置された状態を示し
ている。
ガイドおよびステーの構成を示す図1におけるA−A断
面図である。
面図であり、プラグが下限位置に配置された状態を示し
ている。
面図であり、プラグが中間位置に配置された状態を示し
ている。
Claims (3)
- 【請求項1】弁箱内に設けられ、流体が流入する流入路
と、 前記弁箱内に設けられ、流体が流出する第1流出路と、 前記弁箱内に設けられ、流体が流出する第2流出路と、 前記流入路から流入した流体の前記第1流出路への流れ
を上側シートリングとの間隔により調節する上側プラグ
部と、前記流入路から流入した流体の前記第2流出路へ
の流れを下側シートリングとの間隔により調節する下側
プラグ部と、前記上側プラグ部と前記下側プラグ部とを
連結する中間部とを有し、弁軸を介して弁操作器により
駆動される弁体と、 前記弁体の前記中間部をガイディングするプラグガイド
とを備えた三方弁。 - 【請求項2】弁体として、コンタード形の弁体を用いた
ことを特徴とする請求項1記載の三方弁。 - 【請求項3】プラグガイドを支持固定するステーを、流
体を整流可能な形状に形成したことを特徴とする請求項
1または請求項2記載の三方弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00137497A JP3318221B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 三方弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00137497A JP3318221B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 三方弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196816A true JPH10196816A (ja) | 1998-07-31 |
JP3318221B2 JP3318221B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=11499725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00137497A Expired - Fee Related JP3318221B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 三方弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3318221B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008015823A1 (fr) * | 2006-08-04 | 2008-02-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Système de soupape |
CN108644414A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-10-12 | 江西欧科思瑞工业控制阀有限公司 | 平衡型三通截断调节阀 |
CN110285579A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-09-27 | 广东万家乐燃气具有限公司 | 一种带比例三通阀的燃气热水器及控制方法 |
CN112850852A (zh) * | 2021-02-02 | 2021-05-28 | 江苏航运职业技术学院 | 一种基于ro膜净水处理器的船舶灰水处理系统 |
-
1997
- 1997-01-08 JP JP00137497A patent/JP3318221B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008015823A1 (fr) * | 2006-08-04 | 2008-02-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Système de soupape |
CN108644414A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-10-12 | 江西欧科思瑞工业控制阀有限公司 | 平衡型三通截断调节阀 |
CN110285579A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-09-27 | 广东万家乐燃气具有限公司 | 一种带比例三通阀的燃气热水器及控制方法 |
CN112850852A (zh) * | 2021-02-02 | 2021-05-28 | 江苏航运职业技术学院 | 一种基于ro膜净水处理器的船舶灰水处理系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3318221B2 (ja) | 2002-08-26 |
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