JP3302655B2 - 風量調整ダンパの開閉機構 - Google Patents

風量調整ダンパの開閉機構

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JP3302655B2
JP3302655B2 JP09132299A JP9132299A JP3302655B2 JP 3302655 B2 JP3302655 B2 JP 3302655B2 JP 09132299 A JP09132299 A JP 09132299A JP 9132299 A JP9132299 A JP 9132299A JP 3302655 B2 JP3302655 B2 JP 3302655B2
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damper
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賢之 松本
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Kurimoto Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調用等のダク
トに接続される風量調整ダンパの調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダクトの吹出口に接続される風量
調整用ダンパの形式の主なものとして一般に扇形ダン
パ、2枚羽式ダンパ(スライド式調節機構)、フラット
ダンパ(バタフライ弁式)と呼ばれるものが知られてい
る。扇形ダンパは、図5の(a)に示すように、ダクト
管の軸方向に直交して通風路を閉鎖する円盤状ダンパを
複数枚の扇形板で形成し、中心に設けた回動軸を回動す
ることで扇板を順次重なるように折り畳み通風路を開閉
して通風量を適宜調整するように構成されている。
【0003】2枚羽式ダンパ(スライド式調節機構)
は、図5の(b)に示すように、ダクト管の軸方向に直
交して通風路を閉鎖する円盤状ダンパを直径方向に2分
割し蝶番式に回動自在に連結して形成した2枚羽式ダン
パで、2枚の羽をダクトの軸方向にスライドする開閉機
構に接続して手前に引っ張ると、羽は回動軸を支点に互
いに対称的に回動して通風路を開閉し風量を調整するよ
うに構成されている。この形式に属するものは、例えば
特開平9−21562号公報に示されている。
【0004】フラットダンパ(バタフライ弁式)は、図
5の(c)に示すように、ダクト管の軸方向に直交して
通風路を閉鎖する円盤状ダンパ羽の直径方向に回転軸を
設け、ダクトに回動自在に軸支して羽を回転して通風路
を開閉し通風量を調整するバタフライ弁式のものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た3つの主なダンパ形式のいずれにもそれぞれ次のよう
な問題がある。まず、扇形ダンパは全開時においてもダ
ンパ羽を構成する扇形板の2枚分(固定羽)が管路を縦
断する状態で断面積を絞っているうえ、折り畳んだ羽ど
うしに隙間があるため通風時の乱流発生による騒音が大
きい。2枚羽ダンパは扇形ダンパの騒音発生を改善する
ために開発されたもので、騒音が比較的少ないが、開閉
のためのスライド機構を管軸上に直線的に設けるのでそ
の分のスペースが流れの下流方向に必要であり、大きな
消音ボックスを設置できないような狭いダクトスペース
の場合には不向きである。また、羽の開閉調節は消音ボ
ックス内に手を差し込んで行なわなければならないため
不便である。フラットダンパは、絞り回動したとき大き
な乱流を起こし騒音が生じがちであり、また、開閉調節
は消音ボックスの中に手を差し込んで行なわなければな
らず操作が不便である。
【0006】上記3つのダンパ形式それぞれの問題とは
別に、これら風量調整ダンパに共通する問題として、こ
れらのダンパは通常、天井裏で天井に平行に配管された
ダクトと天井に開口した吹出口の上に設けられた消音ボ
ックスの間に配置されるが、騒音が大きいと室内に伝播
し居住環境を悪くするため極力騒音発生の少ない構造が
求められる。また、風量調整は頻繁に行なうものではな
いが、吹出口は通常アネモなどでカバーしているので、
いちいちそれらを取り外して消音ボックス内に手を差し
込んで操作することは不便であり、室内から容易に行な
える構造であることも重要である。
【0007】この発明は、上述した従来のダンパ形式に
おける種々の問題点に留意して、騒音発生の少ない2枚
羽ダンパの開閉機構のコンパクト化を図ると共に、2枚
羽ダンパの開閉の調節を室内からも容易に行なうことが
できる風量調整ダンパの調整機構の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決する手段として、回動軸を支点に互いに対称的に
回動して通風路を開閉する一対のダンパ羽と、この一対
のダンパ羽を開閉する開閉機構とを備え、開閉機構に回
動力を伝達する一定長さの回転伝達手段を連結し、開閉
機構は伝達された回転力をボール継手を介してダンパ羽
を開閉する力に変換する部材とし、この開閉機構を、回
転駆動軸から回転を回転アームに伝達し、回転アームに
連結されたボール継手をダンパ羽に連結して回転駆動軸
からの回転力をダンパ羽の開閉力に変換するように形成
し、回転伝達手段の一端から回転を与えて一対のダンパ
羽を開閉するように構成し風量調整ダンパの開閉機
したのである。
【0009】上記構成のダンパ構造によれば、ダンパ羽
の開閉機構により、ダンパ羽が開閉される。ダンパ羽は
ボール継手を回転することによりボール継手が一定長さ
を保って回動するので羽を引張るように働き、羽は回動
軸を支点として互いに対称的に回動し開く。反対方向に
回動すると羽を押してダンパを閉じる。回転伝達手段は
所望の一定長さに形成されているため、回転伝達手段の
回転方向に関係なくその端部を所望の位置に配置され、
その端部に室内から手を届かせて回転力を与えるとダン
パ羽は容易に開閉される。
【0010】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。図1は実施形態のダンパ構造の
概略構成の斜視図である。図示の例は100φ用の丸形
ダクトに適用した例を示すが、ダクト形状は丸形に限ら
ず角断面でもよい。1は円筒形のインレットであり、一
端にフランジを有し、他端にはダクトが挿入接続され
る。図示のインレットは亜鉛鋼板(0.6mm)が用い
られ、フランジ側はグラスボードなどの吸音、断熱材を
内張りした消音ボックス8に固着される。
【0011】ダンパ羽2はインレットの内径より少し大
きい外形の円板を2つに分割した2枚一対の半円板の羽
を1本の回動軸3に蝶番式に連結して支持し、それぞれ
の半円板が回動軸3を支点として単独で回転自在であ
り、開閉を回動操作する際には互いに対称的に回動され
通風路のエアーの流通量を調整する。回動軸3は垂直に
設けられているが、水平に支持してもよい。ダンパ羽2
は厚み1mmの鋼板が用いられている。
【0012】上記ダンパ羽2には一対のダンパ羽2を開
閉する開閉機構Aが設けられており、この開閉機構A
は、回転力をダンパ羽2を開閉する力に変換するための
ものである。開閉機構Aは、鋼板(1mm)をコ字状に
曲げて成形した(幅20mm)支持フレーム4をインレ
ット1のフランジ端面に取り付け、この支持フレーム4
に回転自在に保持されその軸端がダンパ羽2に臨んで設
けられた回転駆動軸6の軸端に回転アーム5を連結し、
回転アーム5の両端には、図4に示すピローボール式の
ボール継手7が取り付けられ、このボール継手の他端を
ダンパ羽2の半円板のそれぞれに連結したものから成
る。
【0013】ボール継手7は、ピローボール71とボー
ルエンド72から成るピローボール式自在継手を所定長
さのアジャストロッド73の両端に設けたものであり、
ピローボール71に固定したねじ軸74をナットで回転
アーム5の先端又はダンパ羽2に設けた取付座5xに締
付けて固定する。このボール継手7は、ダンパ羽2の一
対の半円板に左右対称に取付けられている。ダンパ羽2
への取付座5xは回動軸3と直行する径方向の外周寄り
位置に設けられている。
【0014】上記開閉機構Aの回転駆動軸6には回転力
を伝達する回転伝達手段Bが連結されている。図示の回
転伝達手段Bは、フレキシブルシャフト9の片端に回転
調節部材10を連結したフレキシブル回転伝達部材から
成り、フレキシブルシャフト9の他端は連結部材6aを
介して回転駆動軸6に連結されている。又、回転調節部
材10は消音ボックス8の下端に設けられる吹出口11
の上端フランジに設けた取付部材10aに支持固定され
ている。
【0015】回転調節部材10は、取付部材10aの板
を先端が貫通して設けられ、その先端に設けた細い溝1
2に十円玉のような係合片を嵌合させ、係合片を手作業
で回転しその回転力をフレキシブルシャフト9を介して
伝達するようになっている。
【0016】従って、フレキシブルシャフト9を含む回
転伝達手段Bの長さは端末を吹出口11から手の届く位
置となるような任意の適宜長さとなるように形成され
る。
【0017】以上のような構成において、回転駆動軸6
を反時計回りに回動すると、回転アーム5が同時に回動
する。そうすると、回転アーム5の先端に取付けられた
ピローボール式自在継手に連結されたアジャストロッド
73が回転方向に倒れるように角度を変えて移動する。
アジャストロッド73自体の長さは変わらないので、ア
ジャストロッド73の他端のダンパに取付けられたピロ
ーボール式自在継手を移動方向に引っ張り、左右のダン
パ羽2、2が回動軸3を支点として回動しダンパが開
く。従って、回転駆動軸6にフレキシブルシャフト9を
連結すれば所望の方向から回転駆動軸6を回転操作する
ことができる。例えば、天井面に開口した吹出口に回転
調節部材10を配置することにより室内からダンパの開
閉操作ができる。
【0018】なお、上記開閉機構Aで、伝達された回転
力をダンパ羽2を開閉する力に変換する部材として用い
られている回転アーム5とボール継手7による回転力変
換手段は、上記以外にも他の種々の機構を採用できる。
例えば、回転駆動軸6を延長した端に歯車を設け、回動
軸3を上下2つに分割した軸のそれぞれに上記歯車と係
合する歯車を設けた回転力変換手段とし、各上下回動軸
3に2つのダンパ羽2を取付けてダンパ羽2を互いに対
称的に回転させるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、この発明
の風量調整ダンパの開閉機構は、通風路を開閉する一対
のダンパ羽を回動軸を支点に互いに対称的に回動自在に
設け、ダンパ羽を開閉する開閉機構とこれに回転力を伝
達する一定長さの回転伝達手段とを備え、回転伝達手段
の一端から回転を与えて開閉機構のボール継手を介して
ダンパを開閉するようにしたから、開閉機構が簡略化、
コンパクト化され、ダンパ羽の開閉の調節も室内から容
易に行なえるダンパ構造が得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の風量調整ダンパの全体概略斜視図
【図2】図1の矢視II−IIから見た平面図
【図3】図1の矢視III −III から見た縦断面図
【図4】ボール継手の詳細図
【図5】従来例のダンパ構造の概略図
【符号の説明】
1 インレット 2 ダンパ羽 3 回動軸 4 支持フレーム 5 回転アーム 6 回転駆動軸 7 ボール継手 8 消音ボックス 9 フレキシブルシャフト 10 回転調節部材 11 吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/10 F24F 13/15

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動軸を支点に互いに対称的に回動して
    通風路を開閉する一対のダンパ羽と、この一対のダンパ
    羽を開閉する開閉機構とを備え、開閉機構に回動力を伝
    達する一定長さの回転伝達手段を連結し、開閉機構は伝
    達された回転力をボール継手を介してダンパ羽を開閉す
    る力に変換する部材とし、この開閉機構を、回転駆動軸
    から回転を回転アームに伝達し、回転アームに連結され
    たボール継手をダンパ羽に連結して回転駆動軸からの回
    転力をダンパ羽の開閉力に変換するように形成し、回転
    伝達手段の一端から回転を与えて一対のダンパ羽を開閉
    するように構成して成る風量調整ダンパの開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達手段を、フレキシブルシャ
    フトとその一端に設けた回転調節部材から形成し、回転
    調節部材をダクト吹出口付近の任意の位置に設けてこの
    回転調節部材から回転力を伝達するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の風量調整ダンパの開閉機構。
JP09132299A 1999-03-31 1999-03-31 風量調整ダンパの開閉機構 Expired - Lifetime JP3302655B2 (ja)

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JP6029254B1 (ja) * 2016-06-28 2016-11-24 株式会社ユニックス 換気レジスタ

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