JPS6246110Y2 - - Google Patents

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JPS6246110Y2
JPS6246110Y2 JP16323683U JP16323683U JPS6246110Y2 JP S6246110 Y2 JPS6246110 Y2 JP S6246110Y2 JP 16323683 U JP16323683 U JP 16323683U JP 16323683 U JP16323683 U JP 16323683U JP S6246110 Y2 JPS6246110 Y2 JP S6246110Y2
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geneva gear
damper
dampers
starting wheel
rotation
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば空調用ダクトの中間に介在し
た管体内に設けて送風量を任意に調整するため
の、スロツトル形(絞り形)の風量調整ダンパー
装置に関する。
〔従来の技術と問題点〕
空調用ダクトの中間に介在した管体内に設け
て、風量を調整するダンパー装置としては、管体
を二重にし、一方の管体に余剰風量を逃がすバイ
パス形のものと、一本の管体内に設けて、風路を
絞ることにより風量を調整するスロツトル形の2
種類に大別される。
而して、従来のスロツトル形の風調整ダンパー
装置としては、平行翼形、対向翼形及び菱形翼の
各ダンパーがある。
第6図は、従来の平行翼形の風量調整ダンパー
装置を示すもので、この装置は、風路を絞つた時
に、風の流れが矢印のようにダンパー翼31に沿
つて片方に寄る片流れの状態となり、流出側にお
いて大きく片側に偏位した流れを造り出し、局部
的に圧力の不均一を生じ、そのために、騒音、振
動などを引き起こして好ましくない。
第7図は、従来の対向翼形の風量調整ダンパー
装置を示すもので、この装置は、ダンパー翼32
により風路を絞つた時に、矢印の如く少なくとも
3箇所以上の風の流出路があり、管体30の中央
を通過する風の流れと、内壁に沿つて通過する風
の流れとの速度が異なり、騒音も大きい。
第8図は、従来の菱形翼による風量調整ダンパ
ー装置を示すもので、この装置は、中央の菱形翼
33が膨むことにより風路を絞るもので、矢印の
ように管体30の内壁に沿う2箇所の流出路があ
る。
この装置は、流出側に接続される空調用ダクト
が第9図に示すように、エルボ34などで直角に
曲がる場合、管体30の一方の流出路からエルボ
34の外半径側に沿う流れ35と、他方の流出路
からのストレートな流れ36とが直角にぶつか
り、乱流となり、騒音を引き起こす。
また、この菱形翼33の駆動機構37も複雑
で、製造コストも高くなるなどの難点がある。
ところで、空調用ダクトの中間に介在した管体
内に設けて、風量を調整するダンパー装置として
は、次のような特性を有することが望ましいこと
が経験的に知られている。
(a) 構造が出来るだけシンプルで、故障が少ない
こと。
(b) 風量調整がスムーズに行なえ、またダンパー
の所定開度での固定がしつかりしていること。
(c) 送風の偏流がなく、風量を絞つた時に騒音の
発生が少ないこと。
(d) 様々な取付態様に適応出来ること。
そして、(a)の特性は、ダンパー装置が建物の空
調設備として固定して使用される場合に、簡単に
交換出来ないために必要な機能であり、(b)の特性
は、ダンパー装置を電動式アクチユエータにより
操作する場合に必要な機能である。
また、(c)の特性は、ダンパー装置を一般の事務
所、ビルなどに取り付けた場合に、建物の静音環
境の維持に必要であり、(d)の特性は、ダンパー装
置の風の流出側に距離をとらずにすぐ直角エルボ
を接続する場合など、ダンパー装置が建物の狭い
天井裏などに主に取り付けられることから、必要
な機能である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来の平行翼形ダンパー、対向翼形
ダンパー及び菱形翼ダンパーなどがもつていた前
記の欠点を解消するためになされたもので、その
構成は、ダクトの中間に介在した管体の内壁に接
して基端部を回動自在に支持され、先端部を相反
する背部方向へ弧状に曲折された開方向と閉方向
へ同時に回動する二枚のダンパーと、電動機より
減速機構を介して駆動される起動輪と、該起動輪
に設けた駆動用ピンにより間欠回動するゼネバ歯
車と、該ゼネバ歯車と前記各ダンパーとの間に設
けられ、ゼネバ歯車の回動によりダンパーを開閉
する連動機構と、前記起動輪に設けた駆動用ピン
により可逆変位する作動板と、該作動板に変位増
巾機構を介して取付けられ、前記ゼネバ歯車の間
欠回動を許容すると共に回動停止位を保持するば
ね付勢のストツパーとから成ることを特徴とする
ものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1,2図において、1はダクトの中間に装着
される管体、2は一対のダンパーを示し、該ダン
パー2の先端部2aは互に相反する背部方向へ弧
状に曲折され、基部は回動軸3に固着されてい
る。
又回動軸3は管体1に横装されると共にその一
端が、管体1の一側に固着された連動機構ハウジ
ング4内に導出されている。
5は電動機、6は減速機、7は出力軸、8は出
力軸7に軸部8aがビス9で固着された起動輪を
示し、この起動輪8の偏心位に駆動用ピン8bが
植設されている。10は前記起動輪8の駆動用ピ
ン8bによつて回転されるゼネバ歯車、10aは
連動機構ハウジング4に横装されたゼネバ歯車軸
を示し、起動輪8の一回転中における駆動用ピン
8bのS1の動きにより(第3,4図参照)ゼネ
バ歯車10の歯10bが一枚宛送られるように構
成されている。従つてS1の角度範囲を除いた他
は、その歯10bは送られないこととなる。
第4図において、11は一端に二股板部11a
と、該二股板部11aで形成されたガイド溝11
bを有する作動板、12は一側に(第4図では上
部に)ガイド板部12aを有するストツパー、1
3は二枚板より成る増幅レバーを示し、作動板1
1のガイド溝11bに、ゼネバ歯車軸10aを支
承する軸受4a(連動機構ハウジング4に設けら
れた。)が嵌挿されると共にストツパー12のガ
イド板部12aが摺動可能に嵌合されている。
またストツパー12にはゼネバ歯車10の一枚
の歯10bが嵌入及び離脱する凹部12bが形成
されている。増幅レバー13,13の一端にはU
字状の溝13aが形成され、このU溝13aに連
動機構ハウジング4に植設された固定ピン14が
嵌合されている。増幅レバー13,13同志の他
端は前記ガイド板部12aに設けられたセンター
ピン12a1に回動可能に枢着され、中途は前記二
股板部11aの両先端にピン15を介して回動可
能に枢着されている。
又ストツパー12の基部と連動機構ハウジング
4に設けられたばね受16との間にはコイルばね
17が張設されている。なお18はストッパー1
2のガイドが示されている。
19はゼネバ歯車軸10aより少し外側におい
て、ゼネバ歯車10に植設されたピン10cに回
動可能に設けられたリンクプレートを示し、この
リンクプレート19の先端なるピン19aにロツ
ド20の中間部が回動可能に設けられている。2
1はロツド20の両先端に設けられたアジヤスタ
ー、22は両アジヤスター21に軸23を介して
回動可能に設けられたレバーを示し、該レバー2
2,22に前記された回動軸3,3がロツクビス
24で固着されている。
なお25はモーターカバー、第1図において2
6,27はリミツトスイツチ、28はロツド20
に設けられたリミツトスイツチ用作動片、第2図
において、2bはスポンジパツキン、第5図にお
いて、29はダクト、1は管体、aは冷暖房切換
レバーa1、温度設定ダイヤルa2、ON釦a3、OFF
釦a4、自動釦a5より成るルームサーモスタツト、
bはAC100V電源への接続子が示されている。
叙上の構成において、電動機5より連動機構を
介して回転する起動輪8の駆動用ピン8bがゼネ
バ歯車10の歯10bと10bとの間の溝10d
に入ると共に符号S1で示された角度の1/2に達
したときに作動板11は駆動用ピン8bに押され
て第4図においてC1の距離だけ左方に移動す
る。作動板11の移動によりストツパー12は増
幅レバー13,13、ガイド板部12aを介して
C2の距離だけ左方に移動し、(C1の約2倍の
距離)その凹部12bが歯10bより離脱する。
次に駆動用ピン8bがS1の角度の残る1/2を回
動するに従いストツパー12はコイルばね17に
より右方に移動し、凹部12bが歯10bに係合
する。従つてゼネバ歯車10は停止する。
而して、ストツパー12の凹部12bをゼネバ
歯車10の歯10bに係合させるのは、停止中に
振動等によるゼネバ歯車10のずれることを阻止
し、次に駆動用ピン8bがゼネバ歯車10に接し
たとき、該歯車10の溝10dに確実に入るよう
にしたものである。
ゼネバ歯車10の前記回動に従い、リンクプレ
ート19、ロツド20、レバー22、回動軸3を
介してダンパー2a,2aは第1図の如く実線の
全閉位から、全開位A、符号Bの少し開いた状
態、BとAとの間及び全開位から全閉位等に、第
3図のピン10cのS2の動きと第1図のロツド
20のS3の動きにより行われる。
次いで冷房時を例として説明すると、空調機運
転開始前の室温を30℃、設定温度を27℃として手
動或は自動で運転を開始する。するとダンパー
2,2が除々に閉方向に回動し27℃を越えてそれ
以下になると徐々に閉方向に回動する。そしてこ
の場合、出力軸7及び起動輪8の1回転を70秒、
角度S1の動きを10秒とすれば、ゼネバ歯車10
は60秒停止している。又前記の設定温度に変化の
ない場合はダンパー2,2は不動の状態にある
が、上下に変化すると60秒宛待つてダンパー2,
2が開閉を繰返すものである。
なお、リミツトスイツチ26,27はゼネバ歯
車10の一回の動きが90゜角S2で止どまるよう
に設けられている。
〔効果〕
本考案は、先端部を相反する背部方向へ弧状に
曲折し、かつ開方向と閉方向へ同時に回動する二
枚のダンパーを設け、風の流出路を管体の中央1
箇所にしたことにより、ダンパー開度を絞つた場
合でも偏流が生ぜず、騒音の発生が抑止されると
共に、間欠回転するゼネバ歯車によるダンパー駆
動機構を設けたことにより、ダンパーの開閉がス
ムーズで、所定開度での保持も強固であり、空調
用ダクトの中間に設ける風量調整ダンパー装置と
して、必要な特性を満足し、空調用ダクトへの適
応性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案に係る風量調整ダンパー装
置の一実施例を示し、第1図はダンパー部の縦断
側面図、第2図はダンパー部を含む連動機構部の
縦断正面図、第3図は起動輪とゼネバ歯車部の概
念平面図、第4図は起動輪とゼネバ歯車及びその
関連機構部の詳細平面図、第5図はルームサーモ
スタツトとの関連を現わした説明図、第6図は従
来の平行翼形ダンパーの説明図、第7図は従来の
対向翼形ダンパーの説明図、第8図及び第9図は
従来の菱形翼ダンパーの説明図である。 1……管体、2……ダンパー、2a……先端
部、5……電動機、6……減速機、8……起動
輪、8b……駆動用ピン、10……ゼネバ歯車、
11……作動板、12……ストツパー、13……
増幅レバー、17……コイルスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダクトの中間に介在した管体の内壁に接して基
    端部を回動自在に支持され、先端部を相反する背
    部方向へ弧状に曲折された開方向と閉方向へ同時
    に回動する二枚のダンパーと、 電動機より減速機構を介して駆動される起動輪
    と、 該起動輪に設けた駆動用ピンにより間欠回動す
    るゼネバ歯車と、 該ゼネバ歯車と前記各ダンパーとの間に設けら
    れ、ゼネバ歯車の回動によりダンパーを開閉する
    連動機構と、 前記起動輪に設けた駆動用ピンにより可逆変位
    する作動板と、 該作動板に変位増巾機構を介して取付けられ、
    前記ゼネバ歯車の間欠回動を許容すると共に回動
    停止位を保持するばね付勢のストツパーと、 から成ることを特徴とする風量調整ダンパー装
    置。
JP16323683U 1983-10-24 1983-10-24 風量調整ダンパ−装置 Granted JPS6073045U (ja)

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JP16323683U JPS6073045U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 風量調整ダンパ−装置

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JP16323683U JPS6073045U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 風量調整ダンパ−装置

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Publication Number Publication Date
JPS6073045U JPS6073045U (ja) 1985-05-23
JPS6246110Y2 true JPS6246110Y2 (ja) 1987-12-11

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JP16323683U Granted JPS6073045U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 風量調整ダンパ−装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3312819B2 (ja) * 1994-09-08 2002-08-12 株式会社リコー 通気装置
JP2013145086A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Hisao Maruyama 流量調節装置

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JPS6073045U (ja) 1985-05-23

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