JPH0754464A - 石材の取り付け構造 - Google Patents
石材の取り付け構造Info
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- JPH0754464A JPH0754464A JP5201417A JP20141793A JPH0754464A JP H0754464 A JPH0754464 A JP H0754464A JP 5201417 A JP5201417 A JP 5201417A JP 20141793 A JP20141793 A JP 20141793A JP H0754464 A JPH0754464 A JP H0754464A
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- stone
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- fixing bracket
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚さの薄い石材でも乾式施工できて施工が楽
になるようにする。 【構成】 石材３の裏面に斜め上方または斜め下方に傾
斜した係合溝４を上下１対を１組として穿設する。石材
３の幅方向に長いレール状の固定金具１に斜め上方また
は斜め下方に傾斜した係合片２を上下１対を１組として
突設する。係合溝４と係合片２とを係合して石材３の裏
面に固定金具１を取着する。建物躯体に設けた取り付け
金具に固定金具を結合する。
になるようにする。 【構成】 石材３の裏面に斜め上方または斜め下方に傾
斜した係合溝４を上下１対を１組として穿設する。石材
３の幅方向に長いレール状の固定金具１に斜め上方また
は斜め下方に傾斜した係合片２を上下１対を１組として
突設する。係合溝４と係合片２とを係合して石材３の裏
面に固定金具１を取着する。建物躯体に設けた取り付け
金具に固定金具を結合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石材を建物躯体の外面
側に並べて取り付けるのに用いる構造に関するものであ
る。
側に並べて取り付けるのに用いる構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】この種の石材の取り付け構造としては特
開平５−１４８９７７号公報に開示されるものがある。
これは図９に示すように固定金具１′の先端に上下に突
出する係合片２′を設け、石材３′の上端及び下端の端
面から垂直に係合溝４′を穿設し、固定金具１′の係合
片２′を夫々係合溝４′に係合して石材３′に固定金具
１′を固定し、建物躯体５′に設けた取り付け金具６′
に固定金具１′を結合している。
開平５−１４８９７７号公報に開示されるものがある。
これは図９に示すように固定金具１′の先端に上下に突
出する係合片２′を設け、石材３′の上端及び下端の端
面から垂直に係合溝４′を穿設し、固定金具１′の係合
片２′を夫々係合溝４′に係合して石材３′に固定金具
１′を固定し、建物躯体５′に設けた取り付け金具６′
に固定金具１′を結合している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来例にあって
は、石材３′の上下の端面から垂直方向に溝加工を行う
ために強度上石材３の厚みが２５〜３５ｍｍ以上必要に
なり、石材３′の重量が重くなり、施工が困難になると
いう問題がある。本発明は上記問題点に鑑みてなされた
ものであって、本発明の目的とするところは厚さの薄い
石材でも乾式施工できて施工が楽になる石材の取り付け
構造を提供するにある。
は、石材３′の上下の端面から垂直方向に溝加工を行う
ために強度上石材３の厚みが２５〜３５ｍｍ以上必要に
なり、石材３′の重量が重くなり、施工が困難になると
いう問題がある。本発明は上記問題点に鑑みてなされた
ものであって、本発明の目的とするところは厚さの薄い
石材でも乾式施工できて施工が楽になる石材の取り付け
構造を提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明石材の取り付け構造は、石材３の裏面に斜め上方
または斜め下方に傾斜した係合溝４を上下１対を１組と
して穿設し、石材３の幅方向に長いレール状の固定金具
１に斜め上方または斜め下方に傾斜した係合片２を上下
１対を１組として突設し、上記係合溝４と係合片２とを
係合して石材３の裏面に固定金具１を取着し、建物躯体
５に設けた取り付け金具６に固定金具１を結合して成る
ことを特徴とする。
本発明石材の取り付け構造は、石材３の裏面に斜め上方
または斜め下方に傾斜した係合溝４を上下１対を１組と
して穿設し、石材３の幅方向に長いレール状の固定金具
１に斜め上方または斜め下方に傾斜した係合片２を上下
１対を１組として突設し、上記係合溝４と係合片２とを
係合して石材３の裏面に固定金具１を取着し、建物躯体
５に設けた取り付け金具６に固定金具１を結合して成る
ことを特徴とする。
【０００５】また石材３の裏面に斜め上方に傾斜した係
合溝４と斜め下方に傾斜した係合溝４とを１組として穿
設するにあたって、係合溝４を石材３の幅方向に連続し
ないように等間隔に複数個穿設し、レール状の固定金具
１を上固定金具１ａと下固定金具１ｂとに分割し、上固
定金具１ａから斜め上方に向けて傾斜した係合片２を等
間隔に複数個突設すると共に下固定金具１ｂから斜め下
方に向けて傾斜した係合片２を等間隔に複数個突設し、
上の係合溝４に上固定金具１ａの係合片２を挿入係合し
て石材３の裏面に上固定金具１ａを沿わせると共に下の
係合溝４に下固定金具１ｂの係合片２を挿入係合して石
材３の裏面に下固定金具１ｂを沿わせ、上固定金具１ａ
と下固定金具１ｂとの間にジョイント用金具７を差し込
んで上固定金具１ａと下固定金具１ｂを石材３の裏面に
固定し、上固定金具１ａと下固定金具１ｂよりなる固定
金具１を建物躯体５の取り付け金具６に結合して成るこ
とを特徴とする。
合溝４と斜め下方に傾斜した係合溝４とを１組として穿
設するにあたって、係合溝４を石材３の幅方向に連続し
ないように等間隔に複数個穿設し、レール状の固定金具
１を上固定金具１ａと下固定金具１ｂとに分割し、上固
定金具１ａから斜め上方に向けて傾斜した係合片２を等
間隔に複数個突設すると共に下固定金具１ｂから斜め下
方に向けて傾斜した係合片２を等間隔に複数個突設し、
上の係合溝４に上固定金具１ａの係合片２を挿入係合し
て石材３の裏面に上固定金具１ａを沿わせると共に下の
係合溝４に下固定金具１ｂの係合片２を挿入係合して石
材３の裏面に下固定金具１ｂを沿わせ、上固定金具１ａ
と下固定金具１ｂとの間にジョイント用金具７を差し込
んで上固定金具１ａと下固定金具１ｂを石材３の裏面に
固定し、上固定金具１ａと下固定金具１ｂよりなる固定
金具１を建物躯体５の取り付け金具６に結合して成るこ
とを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、石材３の裏面から斜め上方
または斜め下方に穿設した係合溝４に係合片２を挿入し
て固定金具１を石材３の裏面に固定することにより、石
材３の厚さが薄くても固定金具１を固定することができ
る。このため厚さが薄くて軽量な石材３を用いて楽に施
工できる。
または斜め下方に穿設した係合溝４に係合片２を挿入し
て固定金具１を石材３の裏面に固定することにより、石
材３の厚さが薄くても固定金具１を固定することができ
る。このため厚さが薄くて軽量な石材３を用いて楽に施
工できる。
【０００７】
【実施例】まず、図１乃至図３に示す実施例から述べ
る。石材３には石材３の裏面側から斜め上方または斜め
下方に傾斜せる係合溝４を穿設してある。この係合溝４
は２条平行に設けてあり、２条の係合溝４を１組として
ある。図１の実施例では、上の係合溝４が斜め下方に傾
斜しており、下の係合溝４が斜め上方に傾斜している。
図２の実施例では上の係合溝４が斜め上方に傾斜してお
り、下の係合溝４が斜め下方に傾斜している。レール状
の固定金具１は断面リップ付きコ字状に形成され、固定
金具１の上下から斜め上方または斜め下方に突出する係
合片２を突設してある。図１の実施例では上の係合片２
が斜め下方に傾斜しており、下の係合片２が斜め上方に
傾斜している。図２の実施例では上の係合片２が斜め上
方に傾斜しており、下の係合片２が斜め下方に傾斜して
いる。この固定金具１は石材３の幅方向の端面で係合溝
４に係合片２を合わせ、幅方向にスライドさせて係合溝
４に係合片２を挿入することにより石材３の裏面に取り
付けられる。このとき係合溝４と係合片２との間に接着
剤を介装し、接着剤を併用して固定してある。レール状
の取り付け金具６は断面エ字状に形成されており、建物
躯体５の外面に取り付けてある。この取り付け金具６の
先端部にレール状の固定金具１をスライドさせて差し込
み、固定金具１を取り付け金具６に被嵌し、固定金具１
の外面から螺合した固定ねじ８の先端を取り付け金具６
に押し付けて固定してある。
る。石材３には石材３の裏面側から斜め上方または斜め
下方に傾斜せる係合溝４を穿設してある。この係合溝４
は２条平行に設けてあり、２条の係合溝４を１組として
ある。図１の実施例では、上の係合溝４が斜め下方に傾
斜しており、下の係合溝４が斜め上方に傾斜している。
図２の実施例では上の係合溝４が斜め上方に傾斜してお
り、下の係合溝４が斜め下方に傾斜している。レール状
の固定金具１は断面リップ付きコ字状に形成され、固定
金具１の上下から斜め上方または斜め下方に突出する係
合片２を突設してある。図１の実施例では上の係合片２
が斜め下方に傾斜しており、下の係合片２が斜め上方に
傾斜している。図２の実施例では上の係合片２が斜め上
方に傾斜しており、下の係合片２が斜め下方に傾斜して
いる。この固定金具１は石材３の幅方向の端面で係合溝
４に係合片２を合わせ、幅方向にスライドさせて係合溝
４に係合片２を挿入することにより石材３の裏面に取り
付けられる。このとき係合溝４と係合片２との間に接着
剤を介装し、接着剤を併用して固定してある。レール状
の取り付け金具６は断面エ字状に形成されており、建物
躯体５の外面に取り付けてある。この取り付け金具６の
先端部にレール状の固定金具１をスライドさせて差し込
み、固定金具１を取り付け金具６に被嵌し、固定金具１
の外面から螺合した固定ねじ８の先端を取り付け金具６
に押し付けて固定してある。
【０００８】次に図４や図５に示す実施例について述べ
る。石材３には裏面から係合溝４が穿設されるが、本実
施例の場合、上の係合溝４が斜め上方に向けて傾斜させ
てあり、下の係合溝４が斜め下方に向けて傾斜させてあ
る。本実施例の場合、係合溝４は石材３の幅方向に連続
していなく、幅方向に等間隔に複数個の係合溝４を穿設
してある。この係合溝４は略４５゜の角度で傾斜してい
る。本実施例の場合、具体的には石材３の厚さａが１５
ｍｍであり、係合溝４の左右幅ｂは１５０ｍｍで、係合
溝４の上下幅ｃは４〜４．５ｍｍで、隣り合う係合溝４
間の間隔ｄは１５０ｍｍで、係合溝４の水平方向の深さ
ｅは８ｍｍで、係合溝４の垂直方向の深さｆは８ｍｍで
ある。レール状の固定金具１は上固定金具１ａと下固定
金具１ｂとに分割されており、内部に２条の挿入溝９，
１０を設けてある。上固定金具１ａには斜め上方に傾斜
せる係合片２が等間隔に複数個突設してあり、下固定金
具１ｂには斜め下方に傾斜せる係合片２が等間隔に複数
個突設してある。この上固定金具１ａ及び下固定金具１
ｂが石材３の裏面側に配置され、係合片２を係合溝４に
挿入して上固定金具１ａ及び下固定金具１ｂが石材３の
裏面に当接される。このとき係合溝４と係合片２との間
に接着剤が介装され、接着剤を併用して取り付けられ
る。このように上固定金具１ａ及び下固定金具１ｂを取
り付けた状態で、上固定金具１ａの挿入溝９と下固定金
具１ｂの挿入溝９との間には帯板状のジョイント用金具
７が差し込まれ、上固定金具１ａ及び下固定金具１ｂを
上下に押して上固定金具１ａ及び下固定金具１ｂが石材
３に固定される。このように石材３に上固定金具１ａや
下固定金具１ｂを取り付けた場合、係合溝４が石材３の
幅方向に連続していなく、石材３の強度が低下しない。
建物躯体５にはレール状の取り付け金具６が設けられて
おり、取り付け金具６の先端部に固定金具１の挿入溝１
０を差し込んで固定金具１を取り付け金具６の先端部に
被嵌し、固定金具１に固定ねじ８を螺入し、固定ねじ８
の先端を取り付け金具６に押し付けてある。
る。石材３には裏面から係合溝４が穿設されるが、本実
施例の場合、上の係合溝４が斜め上方に向けて傾斜させ
てあり、下の係合溝４が斜め下方に向けて傾斜させてあ
る。本実施例の場合、係合溝４は石材３の幅方向に連続
していなく、幅方向に等間隔に複数個の係合溝４を穿設
してある。この係合溝４は略４５゜の角度で傾斜してい
る。本実施例の場合、具体的には石材３の厚さａが１５
ｍｍであり、係合溝４の左右幅ｂは１５０ｍｍで、係合
溝４の上下幅ｃは４〜４．５ｍｍで、隣り合う係合溝４
間の間隔ｄは１５０ｍｍで、係合溝４の水平方向の深さ
ｅは８ｍｍで、係合溝４の垂直方向の深さｆは８ｍｍで
ある。レール状の固定金具１は上固定金具１ａと下固定
金具１ｂとに分割されており、内部に２条の挿入溝９，
１０を設けてある。上固定金具１ａには斜め上方に傾斜
せる係合片２が等間隔に複数個突設してあり、下固定金
具１ｂには斜め下方に傾斜せる係合片２が等間隔に複数
個突設してある。この上固定金具１ａ及び下固定金具１
ｂが石材３の裏面側に配置され、係合片２を係合溝４に
挿入して上固定金具１ａ及び下固定金具１ｂが石材３の
裏面に当接される。このとき係合溝４と係合片２との間
に接着剤が介装され、接着剤を併用して取り付けられ
る。このように上固定金具１ａ及び下固定金具１ｂを取
り付けた状態で、上固定金具１ａの挿入溝９と下固定金
具１ｂの挿入溝９との間には帯板状のジョイント用金具
７が差し込まれ、上固定金具１ａ及び下固定金具１ｂを
上下に押して上固定金具１ａ及び下固定金具１ｂが石材
３に固定される。このように石材３に上固定金具１ａや
下固定金具１ｂを取り付けた場合、係合溝４が石材３の
幅方向に連続していなく、石材３の強度が低下しない。
建物躯体５にはレール状の取り付け金具６が設けられて
おり、取り付け金具６の先端部に固定金具１の挿入溝１
０を差し込んで固定金具１を取り付け金具６の先端部に
被嵌し、固定金具１に固定ねじ８を螺入し、固定ねじ８
の先端を取り付け金具６に押し付けてある。
【０００９】図６は石材３を取り付け金具６に取り付け
る他の実施例を示す。ボルト状の連結具１１の頭部１２
を固定金具１の挿入溝１０に挿入してあり、連結具１１
に螺合した締め付けナット１３と頭部１１との間で固定
金具１を挟持して固定金具１に連結具１１を固定してあ
る。建物躯体５に取着したアングル状の取り付け金具６
に連結具１１を挿通し、連結具１１に螺合した締め付け
ナット１４にて取り付け金具６を挟持してある。
る他の実施例を示す。ボルト状の連結具１１の頭部１２
を固定金具１の挿入溝１０に挿入してあり、連結具１１
に螺合した締め付けナット１３と頭部１１との間で固定
金具１を挟持して固定金具１に連結具１１を固定してあ
る。建物躯体５に取着したアングル状の取り付け金具６
に連結具１１を挿通し、連結具１１に螺合した締め付け
ナット１４にて取り付け金具６を挟持してある。
【００１０】図７（ａ）は石材３の取り付け状態を具体
的に示すものである。上固定金具１ａと下固定金具１ｂ
よりなる固定金具１が上記実施例のように石材３の裏面
の上部と下部に上記と同様に取り付けてある。この固定
金具１の上と下には係止溝１５を設けてある。建物躯体
５の鉄骨１６の上にはアングル状の取り付け金具６を溶
接にて取着してある。連結具１１の一端は固定金具１に
連結してあり、連結具１１の他端は取り付け金具６に締
め付けナット１４にて取り付けてある。位置決め部材１
７は図７（ｂ）に示すようにアルミニウムのような板材
１８にシリコン等の目地材１９を一体に取り付けて形成
されており、上下に隣り合う石材３間に位置決め部材１
７を配置し、板材１８の上下端を係止溝１５に挿入係止
し、上下に隣り合う石材３間に目地材１９を介在してあ
る。
的に示すものである。上固定金具１ａと下固定金具１ｂ
よりなる固定金具１が上記実施例のように石材３の裏面
の上部と下部に上記と同様に取り付けてある。この固定
金具１の上と下には係止溝１５を設けてある。建物躯体
５の鉄骨１６の上にはアングル状の取り付け金具６を溶
接にて取着してある。連結具１１の一端は固定金具１に
連結してあり、連結具１１の他端は取り付け金具６に締
め付けナット１４にて取り付けてある。位置決め部材１
７は図７（ｂ）に示すようにアルミニウムのような板材
１８にシリコン等の目地材１９を一体に取り付けて形成
されており、上下に隣り合う石材３間に位置決め部材１
７を配置し、板材１８の上下端を係止溝１５に挿入係止
し、上下に隣り合う石材３間に目地材１９を介在してあ
る。
【００１１】図８は石材３の取り付け状態の具体例の他
のものを示す。建物躯体５のコンクリート下地２０にア
ンカーボルト２１にて下地金具２２を取り付けてあり、
下地金具２２に取り付け金具６をねじ具２３にて取り付
けてある。石材３の上の固定金具は上記と同様に連結具
１１を介して取り付け金具６に結合してある。コンクリ
ート下地２０の下部には係止金具２４をアンカーボルト
２１にて取り付けてあり、下の固定金具１の係止溝１５
に係止金具２４の先端を係止して石材３の下端を支持し
てある。
のものを示す。建物躯体５のコンクリート下地２０にア
ンカーボルト２１にて下地金具２２を取り付けてあり、
下地金具２２に取り付け金具６をねじ具２３にて取り付
けてある。石材３の上の固定金具は上記と同様に連結具
１１を介して取り付け金具６に結合してある。コンクリ
ート下地２０の下部には係止金具２４をアンカーボルト
２１にて取り付けてあり、下の固定金具１の係止溝１５
に係止金具２４の先端を係止して石材３の下端を支持し
てある。
【００１２】
【発明の効果】本発明は叙述のように石材の裏面に斜め
上方または斜め下方に傾斜した係合溝を上下１対を１組
として穿設し、石材の幅方向に長いレール状の固定金具
に斜め上方または斜め下方に傾斜した係合片を上下１対
を１組として突設し、上記係合溝と係合片とを係合して
石材の裏面に固定金具を取着しているので、従来のよう
に石材の厚さを厚くしなくても固定金具を固定すること
ができるものであって、厚さが薄くて軽量な石材を用い
て楽に施工できるものである。
上方または斜め下方に傾斜した係合溝を上下１対を１組
として穿設し、石材の幅方向に長いレール状の固定金具
に斜め上方または斜め下方に傾斜した係合片を上下１対
を１組として突設し、上記係合溝と係合片とを係合して
石材の裏面に固定金具を取着しているので、従来のよう
に石材の厚さを厚くしなくても固定金具を固定すること
ができるものであって、厚さが薄くて軽量な石材を用い
て楽に施工できるものである。
【００１３】また本発明の請求項２記載の発明にあって
は、係合溝を石材の幅方向に連続しないように等間隔に
複数個穿設し、レール状の固定金具を上固定金具と下固
定金具とに分割し、上固定金具から斜め上方に向けて傾
斜した係合片を等間隔に複数個突設すると共に下固定金
具から斜め下方に向けて傾斜した係合片を等間隔に複数
個突設し、上の係合溝に上固定金具の係合片を挿入係合
して石材の裏面に上固定金具を沿わせると共に下の係合
溝に下固定金具の係合片を挿入係合して石材の裏面に下
固定金具を沿わせ、上固定金具と下固定金具との間にジ
ョイント用金具を差し込んで上固定金具と下固定金具を
石材の裏面に固定しているので、係合溝が石材の幅方向
に連続しないものでも石材の裏面に固定金具を簡単に固
定できるものであり、しかも係合溝が石材の幅方向に連
続しないため石材の裏面に係合溝を穿設しても強度が低
下することがなく、石材が薄くても問題のないものであ
る。
は、係合溝を石材の幅方向に連続しないように等間隔に
複数個穿設し、レール状の固定金具を上固定金具と下固
定金具とに分割し、上固定金具から斜め上方に向けて傾
斜した係合片を等間隔に複数個突設すると共に下固定金
具から斜め下方に向けて傾斜した係合片を等間隔に複数
個突設し、上の係合溝に上固定金具の係合片を挿入係合
して石材の裏面に上固定金具を沿わせると共に下の係合
溝に下固定金具の係合片を挿入係合して石材の裏面に下
固定金具を沿わせ、上固定金具と下固定金具との間にジ
ョイント用金具を差し込んで上固定金具と下固定金具を
石材の裏面に固定しているので、係合溝が石材の幅方向
に連続しないものでも石材の裏面に固定金具を簡単に固
定できるものであり、しかも係合溝が石材の幅方向に連
続しないため石材の裏面に係合溝を穿設しても強度が低
下することがなく、石材が薄くても問題のないものであ
る。
【図１】本発明の一実施例を示し、（ａ）は係合溝を示
す斜視図、（ｂ）は固定金具を固定した状態の斜視図で
ある。
す斜視図、（ｂ）は固定金具を固定した状態の斜視図で
ある。
【図２】同上の他の実施例を示し。（ａ）は係合溝を示
す斜視図、（ｂ）は固定金具を固定した状態の斜視図で
ある。
す斜視図、（ｂ）は固定金具を固定した状態の斜視図で
ある。
【図３】同上の建物躯体への取り付け状態を示す断面図
である。
である。
【図４】同上の他の実施例を示し、（ａ）は石材と固定
金具の分解斜視図、（ｂ）は固定金具の固定状態を示す
斜視図である。
金具の分解斜視図、（ｂ）は固定金具の固定状態を示す
斜視図である。
【図５】同上の建物躯体への取り付け状態を示す断面図
である。
である。
【図６】同上の建物躯体への取り付け状態の他例を示す
断面図である。
断面図である。
【図７】（ａ）は同上の石材の取り付けの具体例を示す
断面図、（ｂ）は位置決め部材の断面図である。
断面図、（ｂ）は位置決め部材の断面図である。
【図８】同上の石材の取り付けの具体例の他例を示す断
面図である。
面図である。
【図９】従来例の断面図である。
１ 固定金具 ２ 係合片 ３ 石材 ４ 係合溝 ５ 建物躯体 ６ 取り付け金具
Claims (3)
- 【請求項１】 石材の裏面に斜め上方または斜め下方に
傾斜した係合溝を上下１対を１組として穿設し、石材の
幅方向に長いレール状の固定金具に斜め上方または斜め
下方に傾斜した係合片を上下１対を１組として突設し、
上記係合溝と係合片とを係合して石材の裏面に固定金具
を取着し、建物躯体に設けた取り付け金具に固定金具を
結合して成ることを特徴とする石材の取り付け構造。 - 【請求項２】 石材の裏面に斜め上方に傾斜した係合溝
と斜め下方に傾斜した係合溝とを１組として穿設するに
あたって、係合溝を石材の幅方向に連続しないように等
間隔に複数個穿設し、レール状の固定金具を上固定金具
と下固定金具とに分割し、上固定金具から斜め上方に向
けて傾斜した係合片を等間隔に複数個突設すると共に下
固定金具から斜め下方に向けて傾斜した係合片を等間隔
に複数個突設し、上の係合溝に上固定金具の係合片を挿
入係合して石材の裏面に上固定金具を沿わせると共に下
の係合溝に下固定金具の係合片を挿入係合して石材の裏
面に下固定金具を沿わせ、上固定金具と下固定金具との
間にジョイント用金具を差し込んで上固定金具と下固定
金具を石材の裏面に固定し、上固定金具と下固定金具よ
りなる固定金具を建物躯体の取り付け金具に結合して成
ることを特徴とする石材の取り付け構造。 - 【請求項３】 建物躯体に設けたレール状の取り付け金
具にレール状の固定金具を差し込んで固定金具を取り付
け金具に被嵌し、固定金具から螺入した固定ねじの先端
を取り付け金具に押し付けて固定金具を取り付け金具に
結合して成ることを特徴とする請求項１または請求項２
記載の石材の取り付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5201417A JPH0754464A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 石材の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5201417A JPH0754464A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 石材の取り付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0754464A true JPH0754464A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16440740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5201417A Withdrawn JPH0754464A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 石材の取り付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754464A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1993
- 1993-08-13 JP JP5201417A patent/JPH0754464A/ja not_active Withdrawn
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