JPH07139066A - ファスナーと建材との結合装置 - Google Patents

ファスナーと建材との結合装置

Info

Publication number
JPH07139066A
JPH07139066A JP29168293A JP29168293A JPH07139066A JP H07139066 A JPH07139066 A JP H07139066A JP 29168293 A JP29168293 A JP 29168293A JP 29168293 A JP29168293 A JP 29168293A JP H07139066 A JPH07139066 A JP H07139066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
hole
fastener
shaped metal
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29168293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ura
友一 浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
URA KOGYOSHO KK
Original Assignee
URA KOGYOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by URA KOGYOSHO KK filed Critical URA KOGYOSHO KK
Priority to JP29168293A priority Critical patent/JPH07139066A/ja
Publication of JPH07139066A publication Critical patent/JPH07139066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 躯体に固着するファスナーが傾いても強力に
建材を支持する結合装置を提供する。 【構成】 躯体に固着するファスナー21の垂直片23
に縦方向の長孔24を設けて、この長孔に挿通したナッ
ト42付のボルト41を、調整金具30及びL形金具2
5の長孔27にそれぞれ貫通させ、L形金具25の透孔
29に挿通するボルト43を建材Aにも貫通させ、ナッ
トの締め付けにより調整金具を構成する二枚の円板を膨
出面部と凹入面部とですべり移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カーテンウォール工
法に用いるファスナーと建材との結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーテンウォール工法に用いるフ
ァスナーは、図4に示すように、主としてアングル材1
が用いられ、アングル材1の水平な姿勢の片方の片4に
設けてある長孔5にボルト3を嵌装し、そして躯体2側
のナット(図示省略)にねじ込むボルト3の締め付けに
より躯体2にアングル1を固定する。
【0003】上記アングル材1の垂直な姿勢のもう片方
の片4の表面には、表面の上下縁から中間に向け弧状に
膨出する凸面部7が設けてある。
【0004】なお、上記の凸面部7は、図示の場合、樋
状の別部品を溶接により固着して設けたが、片4の表面
を型押し成形や切削加工などして設けることもある。
【0005】上記のように、躯体に固着したファスナー
に建材、例えばサッシAを結合するには、図5に示すよ
うに、垂直な姿勢の片4の両端部に(凸面部7にも設け
て合致させた)設けてある横長な長孔8と平面L形金具
9の一方の片に設けてある透孔10とを合致させ、そし
て、長孔8と透孔10とに挿通したボルトとナットとか
ら成る締付具11の締め付けによってファスナーにL形
金具9を固定する。
【0006】このとき、凸面部7にL形金具9の片を圧
接する。また、両L形金具9の並行するもう片方の片間
のサッシAは、サッシAとL形金具9のもう片方の片と
に設けてある孔12にボルトとナットとから成る締付具
11を挿通すると共に、締め付けながらファスナー1に
L形金具9を介しサッシAを固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような結合方法
を採用すると、躯体のファスナーの重なり面が傾斜して
いる場合、凸面部を有する片が前後方向に傾き、或は両
端に高低差が発生するので、傾き度合いによっては、フ
ァスナーに対するL形金具の固定締付具を挿通すること
ができない。
【0008】このため、躯体とファスナーの片との間に
敷金などを介在してファスナーの傾きを修正しなければ
ならない問題があった。
【0009】また、ファスナーの傾きが大きくなると、
締付具のボルトの頭部やナットの全面が接触せず、部分
接触になる。このため、面圧が減少して締付具が緩むと
共に、ボルトの剪断原因にもなる。
【0010】特に、凸面部とL形金具との接触が線接触
になるので、支持安定性に問題があった。
【0011】そこで、この発明の課題は、ファスナーが
どのような姿勢になっても確実に締め付けることができ
ると共に、面接触によって安定した支持ができるように
したものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は水平片と、この水平片の片側縁から連
なって上方に突出する垂直片と、この水平片と垂直片と
の両端部に上記両片の端縁に平行するように設けた長孔
とで構成したファスナーと、平面L形の片方の片に横長
な長孔を、もう片方の片に透孔を設けた左右一対のL形
金具と、このL形金具の片と垂直片との間に介在すると
共に、片方の中心に透孔を、もう片方の中心を横切る線
上に長孔を有する二枚一組の円板と、この両円板の重な
り合う面の片方に設けた球状の膨出面部及びもう片方に
上記膨出面部が嵌り込むように設けた球状の凹入面部と
で構成した調整金具とから成り、上記垂直片の長孔、調
整金具の透孔及び長孔、L形金具の長孔にナット付のボ
ルトを挿通し、また上記L形金具の透孔に建材に挿通す
るナット付のボルトを貫通させて成る構成を採用する。
【0013】
【作用】この発明は、上記の構成であるから、長孔にボ
ルトを貫通させると共に、ボルトにねじ込むナットの締
付けにより躯体上にファスナーの水平片を固定する。
【0014】また、ファスナーの垂直片の長孔に貫通さ
せたボルトには、まず重なる二枚の円板の透孔及び長孔
を嵌装し、次いで、L形金具の長孔にボルトを嵌装した
のち、ボルトにナットをねじ込む。
【0015】ファスナーに仮止めしたL形金具の並列す
る片間にサッシなどの建材を介在すると共に、片側L形
金具の片の透孔に挿通したボルトを、建材に貫通させ、
次いでもう片方L形金具の片の透孔に挿入したのち、ボ
ルトにねじ込むナットの締め付けによって、建材の両側
面にそれぞれL形金具の片を固定する。
【0016】上記ファスナーに仮止めしたL形金具は、
その後にナットの締め付けによりファスナーに固定す
る。
【0017】躯体のファスナーの重なり面が傾斜してい
る場合には、ファスナーの垂直板が前方或は後方に傾
き、また垂直板の上縁が傾斜する。
【0018】すると、ナットの締め付け時に傾きや傾斜
にともない垂直片に重なっている円板に対しL形金具の
片側の円板が膨出面部と凹入面部との重なり面をガイド
としてすべり移動する。その結果、L形金具の片の板面
に円板の板面に密接する。
【0019】なお、長孔によって円板と共にボルトも移
動する。
【0020】
【実施例】以下、この発明の結合装置の実施例を添付図
面に基づいて説明する。
【0021】図1から図3に示す21はファスナーであ
る。
【0022】上記のファスナー21は、水平片22と、
この水平片22の片側縁から連なって上方に突出垂直片
23と、この水平片22及び垂直片23の両端部に上記
水平片22及び垂直片23の端縁に平行するように設け
た長孔24とで構成され、材料には、所定の長さに寸断
した金属製のアングル材が用いられる。
【0023】上記構成したファスナー21は、図2及び
図3に示すように、コンクリートの打設によって構築し
た躯体51上に埋込みボルトとナットとから成る固着手
段(図示省略)を介し固着してあるプレート52上に水
平片22を載置すると共に、長孔24にプレート52に
頭部を係合してあるボルト53を貫通する。
【0024】次いで、ボルト53にねじ込むナット54
のねじ込みによって、プレート52上に水平片22を固
定する。
【0025】25は、一対の平面L形金具で、このL形
金具25の垂直片23に対向する片方の片26には、横
長な長孔27が、もう片方の片28には、透孔29が設
けてあり、上記のL形金具25の材料には、所定の長さ
に寸断した金属製のアングル材が用いられる。
【0026】30は調整金具で、この調整金具30は、
片方が中心に透孔31と、もう片方の中心を横切る線上
に長孔32を有する二枚一組の金属製の円板33、33
と、この両円板33、33の重なり合う面の片方に設け
た球状の膨出面部34と、もう片方に膨出面部34が嵌
り込むように設けた球状の凹入面部35とで構成されて
いる。
【0027】なお、円板31、31の使用によって対向
面の周縁の衝突を回避すようにしたが、球状膨出面部の
突出度合を極力大きくすると、四角形の板を用いても対
向面の周縁の衝突を或る一定の範囲迄回避することもで
きる。
【0028】次に、躯体51に固定してあるファスナー
21にサッシや柱などの建材Aの結合手順を説明する。
【0029】垂直片23の長孔24に挿入したボルト4
1を、両円板33、33の透孔31及び長孔32に貫通
させ、また片26の長孔27にも挿通させる。そして、
ボルト41にナット42をねじ込む。
【0030】次に、ファスナー21に仮止めした両L形
金具25の片28間に建材Aを介在すると共に、片側の
片28の透孔29、建材Aの透孔a、もう片方の片28
の透孔29にボルト43を貫通させて、ボルト43にナ
ット44をねじ込むと共に、ナット44の締め付けによ
り建材Aの両側面に片28をそれぞれ固定する。
【0031】その後に、ナット42の締め付けによっ
て、ファスナー21の垂直片23に調整金具30、L形
金具25を引き寄せて、建材Aを支持する。
【0032】しかしながら、躯体51の水平片22の重
なり面に傾斜があると水平片22が傾き、水平片22の
傾きによって垂直片23が前方或は後方に傾いたり、又
は垂直片23の上縁が傾斜する。
【0033】すると、ナット42の締め付け時に傾きや
傾斜にともない垂直片23に重なっている円板33に対
し片26側の円板33が膨出面部34と凹入面部35と
の重なり面をガイドとしてすべり移動し、片26の板面
に円板33の板面全面が密接する。勿論、片26側の円
板33の移動にともないボルト41も長孔24、34、
27内を移動する。
【0034】その結果、垂直片23に対する円板33の
重なり面、片26に対する円板33の重なり面には、間
隙ができない。
【0035】
【効果】この発明に係る結合装置は、以上のように構成
してあるので、躯体のファスナー取付け面が傾き、或は
凹凸があっても取付けの重なり面が全面接触する。この
ため、強力に建材を支持することができる。
【0036】また、ボルトの頭部やナットも相手面に対
して全面接触するため、締め付け時などのボルトの剪断
もなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の分解斜視図
【図2】躯体に建材を取付けた一部切欠平面図
【図3】同上の一部切欠側面図
【図4】従来のファスナーを示す斜視図
【図5】取付け時の横断平面図
【符号の説明】
21 ファスナー 22 水平片 23 垂直片 24 長孔 25 L形金具 26 片 27 長孔 28 片 29 透孔 30 調整金具 31 透孔 32 長孔 33 円板 34 膨出面部 35 凹入面部 41、43 ボルト 42、44 ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平片と、この水平片の片側縁から連な
    って上方に突出する垂直片と、この水平片と垂直片との
    両端部に上記両片の端縁に平行するように設けた長孔と
    で構成したファスナーと、平面L形の片方の片に横長な
    長孔を、もう片方の片に透孔を設けた左右一対のL形金
    具と、このL形金具の片と垂直片との間に介在すると共
    に、片方の中心に透孔を、もう片方の中心を横切る線上
    に長孔を有する二枚一組の円板と、この両円板の重なり
    合う面の片方に設けた球状の膨出面部及びもう片方に上
    記膨出面部が嵌り込むように設けた球状の凹入面部とで
    構成した調整金具とから成り、上記垂直片の長孔、調整
    金具の透孔及び長孔、L形金具の長孔にナット付のボル
    トを挿通し、また上記L形金具の透孔に建材に挿通する
    ナット付のボルトを貫通させて成るファスナーと建材と
    の結合装置。
JP29168293A 1993-11-22 1993-11-22 ファスナーと建材との結合装置 Pending JPH07139066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29168293A JPH07139066A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 ファスナーと建材との結合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29168293A JPH07139066A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 ファスナーと建材との結合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07139066A true JPH07139066A (ja) 1995-05-30

Family

ID=17772057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29168293A Pending JPH07139066A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 ファスナーと建材との結合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07139066A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261811B2 (ja) * 1982-03-17 1987-12-23 Ebara Mfg
JPH0243129U (ja) * 1988-09-13 1990-03-26

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261811B2 (ja) * 1982-03-17 1987-12-23 Ebara Mfg
JPH0243129U (ja) * 1988-09-13 1990-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0861324A (ja) 互いに角度をなす2つの縦形材の連結構造
US4363201A (en) Panel joints
US4430838A (en) Panel joints
KR100731529B1 (ko) 강철재의 장착방법 및 그것에 사용하는 립 홈형 강철 및고정 금구
JPH07139066A (ja) ファスナーと建材との結合装置
US4189890A (en) Panel joint
JP3740722B2 (ja) 基板用カセット
JP3455312B2 (ja) カーテンウォール用のファスナ
JP3933271B2 (ja) 筋かい固定金具及び筋かい固定構造
JPH0754464A (ja) 石材の取り付け構造
JPH0351454A (ja) コンクリートパネルの支持構造
JP3220627B2 (ja) 建物用接合金物
JPH11343661A (ja) 内壁パネルの固定装置
JP2831611B2 (ja) カーテンウォール用ファスナー
JPS6328742Y2 (ja)
JPH05179778A (ja) 外装パネル類取付部の平坦面形成方法
JPH06173415A (ja) 外壁用パネル取付金具及びその取付構造
JPH08253992A (ja) パネル連結部の取付構造
JPH0752826Y2 (ja) 屋根パネル固定構造
JP2557026Y2 (ja) カーテンボックスにおける連結金具
JP2517333Y2 (ja) 断熱屋根の断熱支持具
JPH07324427A (ja) 天井下地用チャンネルの端部連結構造
JPH0629287Y2 (ja) 部材の連結構造
JP2681622B2 (ja) 木造建築物における柱・横架材接合構造
JP2023101225A (ja) 胴縁固定構造