JPH10273972A - 鋼製床板および鋼製床板の接合金具 - Google Patents
鋼製床板および鋼製床板の接合金具Info
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- JPH10273972A JPH10273972A JP8007797A JP8007797A JPH10273972A JP H10273972 A JPH10273972 A JP H10273972A JP 8007797 A JP8007797 A JP 8007797A JP 8007797 A JP8007797 A JP 8007797A JP H10273972 A JPH10273972 A JP H10273972A
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- steel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に鋼製床板どうしを任意の角度に接合でき
るようにした鋼製床板および鋼製床板の接合金具を提供
する。 【解決手段】 隣接する鋼製床板1,1 の接合部の下側
に、双方の鋼製床板１の端部に跨がって設置される下部
金具４と、この下部金具４の両端部にその材軸方向にス
ライド自在にそれぞれ取り付けられる２個のスライド金
具５と、鋼製床板１の端部の上側に、この鋼製床板１の
端部に形成された貫通孔３からスライド金具５にそれぞ
れ螺合される２個の上部金具６とから構成する。
るようにした鋼製床板および鋼製床板の接合金具を提供
する。 【解決手段】 隣接する鋼製床板1,1 の接合部の下側
に、双方の鋼製床板１の端部に跨がって設置される下部
金具４と、この下部金具４の両端部にその材軸方向にス
ライド自在にそれぞれ取り付けられる２個のスライド金
具５と、鋼製床板１の端部の上側に、この鋼製床板１の
端部に形成された貫通孔３からスライド金具５にそれぞ
れ螺合される２個の上部金具６とから構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に建設現場な
どで仮設通路として連ねて設置される鋼製床板および鋼
製床板の接合金具に関する。
どで仮設通路として連ねて設置される鋼製床板および鋼
製床板の接合金具に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、建設現場などに仮設される仮設
足場には、作業員が行き来するための仮設通路が設置さ
れている。また、この種の仮設通路は軽量化などを考え
て形成された有孔鋼製床板を複数枚つないで必要な長さ
に構成され、さらに有孔鋼製床板は単にその材軸方向に
直線状につないで設置されるだけでなく、一定の角度を
有して設置されることも多い。
足場には、作業員が行き来するための仮設通路が設置さ
れている。また、この種の仮設通路は軽量化などを考え
て形成された有孔鋼製床板を複数枚つないで必要な長さ
に構成され、さらに有孔鋼製床板は単にその材軸方向に
直線状につないで設置されるだけでなく、一定の角度を
有して設置されることも多い。
【０００３】１しかし、鋼製床板どうしをその材軸方向
に直線状に接合することは、比較的簡単であるが、任意
の角度を有して接合することはきわめて面倒である等の
課題があった。
に直線状に接合することは、比較的簡単であるが、任意
の角度を有して接合することはきわめて面倒である等の
課題があった。
【０００４】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、特に鋼製床板どうしを任意の角度に接
合できるようにした鋼製床板および鋼製床板の接合金具
を提供することを目的とする。
なされたもので、特に鋼製床板どうしを任意の角度に接
合できるようにした鋼製床板および鋼製床板の接合金具
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、この発明に係る鋼製床板の接合金具は、隣接する
鋼製床板の接合部の下側に、双方の鋼製床板の端部に跨
がって設置される下部金具と、この下部金具の両端部に
その材軸方向にスライド自在にそれぞれ取り付けられる
スライド金具と、前記鋼製床板の端部の上側に、この鋼
製床板の端部に形成された貫通孔から前記スライド金具
に、前記下部金具とによって前記鋼製床板の端部を強く
挟み付けるようにそれぞれ螺合される上部金具とから構
成されている。
めに、この発明に係る鋼製床板の接合金具は、隣接する
鋼製床板の接合部の下側に、双方の鋼製床板の端部に跨
がって設置される下部金具と、この下部金具の両端部に
その材軸方向にスライド自在にそれぞれ取り付けられる
スライド金具と、前記鋼製床板の端部の上側に、この鋼
製床板の端部に形成された貫通孔から前記スライド金具
に、前記下部金具とによって前記鋼製床板の端部を強く
挟み付けるようにそれぞれ螺合される上部金具とから構
成されている。
【０００６】その際、下部金具は真上に開口する断面略
ハット形状に形成され、かつその対向する側壁部に材軸
方向に連続するスリットを有して形成され、スライド金
具は前記スリットに係合する係合片を有し、かつ前記ス
リットにガイドされて下部金具の材軸方向にスライド自
在に取り付けられ、上部金具は前記下部金具とで鋼製床
板の端部を強く挟み付ける押さえプレートを有して形成
されている。
ハット形状に形成され、かつその対向する側壁部に材軸
方向に連続するスリットを有して形成され、スライド金
具は前記スリットに係合する係合片を有し、かつ前記ス
リットにガイドされて下部金具の材軸方向にスライド自
在に取り付けられ、上部金具は前記下部金具とで鋼製床
板の端部を強く挟み付ける押さえプレートを有して形成
されている。
【０００７】この発明に係る鋼製床板の接合金具は、隣
接する鋼製床板の接合部の下側と上側に、双方の鋼製床
板の端部に跨がってそれぞれ設置される下部金具と上部
金具と、この上部金具から下部金具に、この下部金具と
上部金具とによって前記鋼製床板の端部を強く挟み付け
るように螺合される連結ボルトとからなり、前記上部金
具は中央部に前記連結ボルトの頭部を収納する凹部を有
して形成して形成されている。
接する鋼製床板の接合部の下側と上側に、双方の鋼製床
板の端部に跨がってそれぞれ設置される下部金具と上部
金具と、この上部金具から下部金具に、この下部金具と
上部金具とによって前記鋼製床板の端部を強く挟み付け
るように螺合される連結ボルトとからなり、前記上部金
具は中央部に前記連結ボルトの頭部を収納する凹部を有
して形成して形成されている。
【０００８】この発明に係る鋼製床板は、真下に開口す
る偏平な断面略リップ溝形状をなし、幅方向に細長い貫
通孔を材軸方向に所定間隔に有し、かつ前記貫通孔の周
縁部に下方に突出する補強リブを有して形成されてい
る。
る偏平な断面略リップ溝形状をなし、幅方向に細長い貫
通孔を材軸方向に所定間隔に有し、かつ前記貫通孔の周
縁部に下方に突出する補強リブを有して形成されてい
る。
【０００９】
発明の実施の形態１．図１〜図５は、この発明の実施の
一形態を示し、図において、符号１は仮設通路として互
いに連結しながら設置される鋼製床板、２はこの隣接す
る鋼製床板1,1 間の接合部に設置され、隣接する鋼製床
板１どうしをそれぞれ接合する鋼製床板の接合金具（以
下「接合金具」と記す）である。
一形態を示し、図において、符号１は仮設通路として互
いに連結しながら設置される鋼製床板、２はこの隣接す
る鋼製床板1,1 間の接合部に設置され、隣接する鋼製床
板１どうしをそれぞれ接合する鋼製床板の接合金具（以
下「接合金具」と記す）である。
【００１０】鋼製床板１は高い曲げ剛性を確保するため
に真下に開口する偏平な断面略リップ溝状に形成され、
また軽量化を図るために鋼製床板１の幅方向に細長い貫
通孔３を鋼製床板１の材軸方向に所定間隔に有して形成
されている。
に真下に開口する偏平な断面略リップ溝状に形成され、
また軽量化を図るために鋼製床板１の幅方向に細長い貫
通孔３を鋼製床板１の材軸方向に所定間隔に有して形成
されている。
【００１１】貫通孔３の周縁部には鋼製床板１の下側に
突出する補強リブ3aが形成されている。補強リブ3aは中
央部が一番高く、鋼製床板１の両側方向に移行するにつ
れて徐々に低くなるように形成されている。
突出する補強リブ3aが形成されている。補強リブ3aは中
央部が一番高く、鋼製床板１の両側方向に移行するにつ
れて徐々に低くなるように形成されている。
【００１２】接合金具２は、隣接する鋼製床板1,1 間の
接合部の下側に、双方の鋼製床板1,1 の端部に跨がって
設置される下部金具４と、この下部金具４の両端部にそ
れぞれ設置される２個のスライド金具５と、鋼製床板1,
1 の端部にそれぞれ設置され、かつ鋼製床板１の貫通孔
３を貫通してスライド金具５のねじ孔5aにそれぞれ螺合
される２個の上部金具６とから構成されている。
接合部の下側に、双方の鋼製床板1,1 の端部に跨がって
設置される下部金具４と、この下部金具４の両端部にそ
れぞれ設置される２個のスライド金具５と、鋼製床板1,
1 の端部にそれぞれ設置され、かつ鋼製床板１の貫通孔
３を貫通してスライド金具５のねじ孔5aにそれぞれ螺合
される２個の上部金具６とから構成されている。
【００１３】下部金具４は、真上に開口する断面略ハッ
ト形状をなし、かつその対向する側壁部4a,4a に下部金
具４の材軸方向に水平に連続するスリット4b,4b をそれ
ぞれ有して形成されている。スライド金具５は、中央部
に上部金具６の締付けボルト6aの雄ねじ部が螺合される
ねじ孔5aを有し、かつ両側部に下部金具４のスリット4
b,4b にその材軸方向にスライド自在に係合されるスラ
イド片5b,5b を有して形成されている。
ト形状をなし、かつその対向する側壁部4a,4a に下部金
具４の材軸方向に水平に連続するスリット4b,4b をそれ
ぞれ有して形成されている。スライド金具５は、中央部
に上部金具６の締付けボルト6aの雄ねじ部が螺合される
ねじ孔5aを有し、かつ両側部に下部金具４のスリット4
b,4b にその材軸方向にスライド自在に係合されるスラ
イド片5b,5b を有して形成されている。
【００１４】上部金具６は鋼製床板１の貫通孔３を貫通
し、かつスライド金具５のねじ孔5aに螺合される締付け
ボルト6aと、この締付けボルト6aに取り付けられ、下部
金具４とによって鋼製床板１の端部を挟み付ける押さえ
プレート6bと、締付けボルト6aに取り付けられ、かつ押
さえプレート6bと鋼製床板１との間に介在にされる圧縮
スプリング6cとから形成されている。押さえプレート6b
の端部には貫通孔３の縁端部に掛止するリップ6d,6d が
それぞれ形成されている。
し、かつスライド金具５のねじ孔5aに螺合される締付け
ボルト6aと、この締付けボルト6aに取り付けられ、下部
金具４とによって鋼製床板１の端部を挟み付ける押さえ
プレート6bと、締付けボルト6aに取り付けられ、かつ押
さえプレート6bと鋼製床板１との間に介在にされる圧縮
スプリング6cとから形成されている。押さえプレート6b
の端部には貫通孔３の縁端部に掛止するリップ6d,6d が
それぞれ形成されている。
【００１５】このような構成において、隣接する鋼製床
板１どうしを接合するには、最初に下部金具４の両端部
にスライド金具５をそれぞれ取り付け、この下部金具４
の一端を一方の鋼製床板１の端部の下側に添え付け、か
つ貫通孔３の上側から上部金具６をスライド金具５のね
じ孔5aに螺合して、下部金具４と一方のスライド金具５
と上部金具６とを一方の鋼製床板１の端部に先付けす
る。
板１どうしを接合するには、最初に下部金具４の両端部
にスライド金具５をそれぞれ取り付け、この下部金具４
の一端を一方の鋼製床板１の端部の下側に添え付け、か
つ貫通孔３の上側から上部金具６をスライド金具５のね
じ孔5aに螺合して、下部金具４と一方のスライド金具５
と上部金具６とを一方の鋼製床板１の端部に先付けす
る。
【００１６】次に、他方の鋼製床板１を下部金具４の他
端の上に任意の角度に設置する。そして、他方の上部金
具６を貫通孔３の上から他方のスライド金具５のねじ孔
5aに螺合する。その際、スライド金具５が下部金具４の
材軸方向に自由にスライドできるので、隣接する鋼製床
板１どうしを任意の角度に接合することができる。ま
た、上部金具６の押さえプレート6bと鋼製床板１との間
に圧縮スプリング6cが介在されているので、接合部にが
たつきを生ずることなく、隣接する鋼製床板１どうしを
確実に接合できる。
端の上に任意の角度に設置する。そして、他方の上部金
具６を貫通孔３の上から他方のスライド金具５のねじ孔
5aに螺合する。その際、スライド金具５が下部金具４の
材軸方向に自由にスライドできるので、隣接する鋼製床
板１どうしを任意の角度に接合することができる。ま
た、上部金具６の押さえプレート6bと鋼製床板１との間
に圧縮スプリング6cが介在されているので、接合部にが
たつきを生ずることなく、隣接する鋼製床板１どうしを
確実に接合できる。
【００１７】発明の実施の形態２．図６〜図９は、この
発明の実施の一形態を示し、図において、符号７は仮設
通路として互いに連結しながら設置される鋼製床板、８
はこの隣接する鋼製床板7,7 間の接合部に設置され、隣
接する鋼製床板７どうしをそれぞれ接合する鋼製床板の
接合金具（以下「接合金具」と記す）である。鋼製床板
７は、先に説明した鋼製床板１と全く同じ形状・構造に
形成されている。
発明の実施の一形態を示し、図において、符号７は仮設
通路として互いに連結しながら設置される鋼製床板、８
はこの隣接する鋼製床板7,7 間の接合部に設置され、隣
接する鋼製床板７どうしをそれぞれ接合する鋼製床板の
接合金具（以下「接合金具」と記す）である。鋼製床板
７は、先に説明した鋼製床板１と全く同じ形状・構造に
形成されている。
【００１８】接合金具８は、隣接する鋼製床板７の接合
部の下側と上側に、双方の鋼製床板７の端部に跨がって
それぞれ設置される下部金具９と上部金具10と、この上
部金具10から下部金具９に、この下部金具９と上部金具
10とによって鋼製床板７の端部を強く挟み付けるように
螺合される連結ボルト11とから構成されている。
部の下側と上側に、双方の鋼製床板７の端部に跨がって
それぞれ設置される下部金具９と上部金具10と、この上
部金具10から下部金具９に、この下部金具９と上部金具
10とによって鋼製床板７の端部を強く挟み付けるように
螺合される連結ボルト11とから構成されている。
【００１９】下部金具９は、真上に開口する偏平な断面
略ハット形状をなし、かつその底部9aに連結ボルト11が
貫通可能な貫通孔（図省略）およびこの貫通孔に重ねて
連結ボルト11を螺合可能なナット12を有して形成されて
いる。
略ハット形状をなし、かつその底部9aに連結ボルト11が
貫通可能な貫通孔（図省略）およびこの貫通孔に重ねて
連結ボルト11を螺合可能なナット12を有して形成されて
いる。
【００２０】上部金具10は略Ｚ形をなす２枚のピース10
a,10a からなり、ピース10a の一片10b は鋼製床板７の
端部を把持できるように真下に開口する溝状に形成さ
れ、他片10c には連結ボルト11を挿通可能な貫通孔10d
が形成されている。また、２枚のピース10a,10a は他片
10c を互いに重ね合わせ、双方の貫通孔10d に連結ボル
ト11を挿通することにより連結されている。その際、上
部金具10の中央部に凹部10e が形成され、この凹部10e
に連結ボルト11の頭部11a が収納され、凹部10eの上に
突出しないようになっている。
a,10a からなり、ピース10a の一片10b は鋼製床板７の
端部を把持できるように真下に開口する溝状に形成さ
れ、他片10c には連結ボルト11を挿通可能な貫通孔10d
が形成されている。また、２枚のピース10a,10a は他片
10c を互いに重ね合わせ、双方の貫通孔10d に連結ボル
ト11を挿通することにより連結されている。その際、上
部金具10の中央部に凹部10e が形成され、この凹部10e
に連結ボルト11の頭部11a が収納され、凹部10eの上に
突出しないようになっている。
【００２１】このような構成において、隣接する鋼製床
板７どうしを接合するには、隣接する鋼製床板７の接合
部の下側に下部連結金具９を、双方の鋼製床板７の端部
間に跨がって設置する。また、２枚のピース10a,10a
を、他片10c を互いに重ね合わせるとともに、双方の貫
通孔10d に連結ボルト11を挿通して上部金具10とし、こ
の上部金具10を隣接する鋼製床板７の接合部の上側に双
方の鋼製床板７の端部間に跨がって設置するとともに、
連結ボルト11を下部金具９のナット12に螺合し、強く締
め付ける。また、連結ボルト11はボルト頭部11a が凹部
10e に完全に収納されるまで締め付ける。その際、上部
金具10は２枚のピース10a からなり、かつこの２枚のピ
ース10a は連結ボルト11によって回転自在に連結されて
いるので、隣接する鋼製床板７どうしを任意の角度に接
合することができる。
板７どうしを接合するには、隣接する鋼製床板７の接合
部の下側に下部連結金具９を、双方の鋼製床板７の端部
間に跨がって設置する。また、２枚のピース10a,10a
を、他片10c を互いに重ね合わせるとともに、双方の貫
通孔10d に連結ボルト11を挿通して上部金具10とし、こ
の上部金具10を隣接する鋼製床板７の接合部の上側に双
方の鋼製床板７の端部間に跨がって設置するとともに、
連結ボルト11を下部金具９のナット12に螺合し、強く締
め付ける。また、連結ボルト11はボルト頭部11a が凹部
10e に完全に収納されるまで締め付ける。その際、上部
金具10は２枚のピース10a からなり、かつこの２枚のピ
ース10a は連結ボルト11によって回転自在に連結されて
いるので、隣接する鋼製床板７どうしを任意の角度に接
合することができる。
【００２２】
【発明の効果】この発明は以上説明した構成からなり、
隣接する鋼製床板の接合部の下側に、双方の鋼製床板の
端部に跨がって設置される下部金具と、この下部金具の
両端部にその材軸方向にスライド自在にそれぞれ取り付
けられるスライド金具と、鋼製床板の端部の上側に、こ
の鋼製床板の端部に形成された貫通孔から前記スライド
金具にそれぞれ螺合される上部金具とからなり、特にス
ライド金具が下部金具の材軸方向に自由にスライドでき
るので、隣接する鋼製床板どうしを任意の角度に接合で
きる効果がある。
隣接する鋼製床板の接合部の下側に、双方の鋼製床板の
端部に跨がって設置される下部金具と、この下部金具の
両端部にその材軸方向にスライド自在にそれぞれ取り付
けられるスライド金具と、鋼製床板の端部の上側に、こ
の鋼製床板の端部に形成された貫通孔から前記スライド
金具にそれぞれ螺合される上部金具とからなり、特にス
ライド金具が下部金具の材軸方向に自由にスライドでき
るので、隣接する鋼製床板どうしを任意の角度に接合で
きる効果がある。
【００２３】また、下部金具は真上に開口する断面略ハ
ット形状をなし、かつその対向する側壁部に材軸方向に
連続するスリットを有して形成され、スライド金具は前
記スリットに係合する係合片を有し、かつ前記スリット
にガイドされて下部金具の材軸方向にスライド自在に取
り付けられ、また上部金具は前記下部金具とで鋼製床板
の端部を強く挟み付ける押さえプレートを有して形成さ
れているので、それぞれの部品を簡単に製作でき、かつ
これらの部品を簡単に組み立てることができ、確実に接
合できる効果がある。
ット形状をなし、かつその対向する側壁部に材軸方向に
連続するスリットを有して形成され、スライド金具は前
記スリットに係合する係合片を有し、かつ前記スリット
にガイドされて下部金具の材軸方向にスライド自在に取
り付けられ、また上部金具は前記下部金具とで鋼製床板
の端部を強く挟み付ける押さえプレートを有して形成さ
れているので、それぞれの部品を簡単に製作でき、かつ
これらの部品を簡単に組み立てることができ、確実に接
合できる効果がある。
【００２４】また、隣接する鋼製床板の接合部の下側と
上側に、双方の鋼製床板の端部に跨がってそれぞれ設置
される下部金具と上部金具と、この上部金具から下部金
具に、この下部金具と上部金具とによって前記鋼製床板
の端部を強く挟み付けるように螺合される連結ボルトと
からなり、特に上部金具は中央部に前記連結ボルトの頭
部を収納する凹部を有して形成されているので、連結ボ
ルトの頭部が鋼製床板の上に突出することがなく、この
ため歩行中に足をつまずく等の突発事故を防止できて作
業の安全が図れる等の効果がある。
上側に、双方の鋼製床板の端部に跨がってそれぞれ設置
される下部金具と上部金具と、この上部金具から下部金
具に、この下部金具と上部金具とによって前記鋼製床板
の端部を強く挟み付けるように螺合される連結ボルトと
からなり、特に上部金具は中央部に前記連結ボルトの頭
部を収納する凹部を有して形成されているので、連結ボ
ルトの頭部が鋼製床板の上に突出することがなく、この
ため歩行中に足をつまずく等の突発事故を防止できて作
業の安全が図れる等の効果がある。
【００２５】鋼製床板は真下に開口する偏平な断面略リ
ップ溝形状をなし、幅方向に細長い貫通孔を材軸方向に
所定間隔に有し、かつ前記貫通孔の周縁部に下方に突出
する補強リブを有して形成してあるので、軽くて強度が
きわめて大きい。
ップ溝形状をなし、幅方向に細長い貫通孔を材軸方向に
所定間隔に有し、かつ前記貫通孔の周縁部に下方に突出
する補強リブを有して形成してあるので、軽くて強度が
きわめて大きい。
【図１】隣接する鋼製床板の接続部を示す平面図であ
る。
る。
【図２】図１におけるａ−ａ線断面図である。
【図３】(a) は上部金具の平面図、(b) はその側面図で
ある。
ある。
【図４】スライド金具の縦断面図である。
【図５】(a) は下部金具およびスライド金具の取付状態
を示す下部金具の一部破断側面図、(b) は(a) における
ｂ−ｂ線断面図である。
を示す下部金具の一部破断側面図、(b) は(a) における
ｂ−ｂ線断面図である。
【図６】(a) は隣接する鋼製床板の接続部を示す平面
図、(b) は(a) におけるｃ−ｃ線断面図、(c) は(a) に
おけるｄ−ｄ線断面図である。
図、(b) は(a) におけるｃ−ｃ線断面図、(c) は(a) に
おけるｄ−ｄ線断面図である。
【図７】(a) は上部金具の断面図、(b) はその側面図で
ある。
ある。
【図８】(a) は上部金具の正面図、(b) はその側面図で
ある。
ある。
【図９】隣接する鋼製床板の接続部を示す平面図であ
る。
る。
１ 鋼製床板、 ２ 鋼製床板の接合金具（接合金具） ３ 貫通孔 3a 補強リブ ４ 下部金具 ５ スライド金具 5a ねじ孔 5b スライド片 ６ 上部金具 6a 締付けボルト 6b 押さえプレート 6c 圧縮スプリング 6d リップ ７ 鋼製床板 ８ 鋼製床板の接合金具（接合金具） ９ 下部金具 9a 底部 10 上部金具 10a ピース 10b 一片 10c 他片 10d 貫通孔 10e 凹部 11 連結ボルト 11a 頭部 12 ナット
Claims (4)
- 【請求項１】 隣接する鋼製床板の接合部の下側に、双
方の鋼製床板の端部に跨がって設置される下部金具と、
この下部金具の両端部にその材軸方向にスライド自在に
それぞれ取り付けられるスライド金具と、前記鋼製床板
の端部の上側に、この鋼製床板の端部に形成された貫通
孔から前記スライド金具に、前記下部金具とによって前
記鋼製床板の端部を強く挟み付けるようにそれぞれ螺合
される上部金具とからなることを特徴とする鋼製床板の
接合金具。 - 【請求項２】 下部金具は真上に開口する断面略ハット
形状をなし、かつその対向する側壁部に材軸方向に連続
するスリットを有して形成され、スライド金具は前記ス
リットに係合する係合片を有し、かつ前記スリットにガ
イドされて下部金具の材軸方向にスライド自在に取り付
けられ、上部金具は前記下部金具とで鋼製床板の端部を
挟持する押さえプレートを有して形成してあることを特
徴とする請求項第１項記載の鋼製床板の接合金具。 - 【請求項３】 隣接する鋼製床板の接合部の下側と上側
に、双方の鋼製床板の端部に跨がってそれぞれ設置され
る下部金具と上部金具と、この上部金具から下部金具
に、この下部金具と上部金具とによって前記鋼製床板の
端部を強く挟み付けるように螺合される連結ボルトとか
らなり、前記上部金具は中央部に前記連結ボルトの頭部
を収納する凹部を有して形成されていることを特徴とす
る鋼製床板の接合金具。 - 【請求項４】 真下に開口する偏平な断面略リップ溝形
状をなし、幅方向に細長い貫通孔を材軸方向に所定間隔
に有し、かつ前記貫通孔の周縁部に下方に突出する補強
リブを有して形成してなることを特徴とする鋼製床板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8007797A JPH10273972A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 鋼製床板および鋼製床板の接合金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8007797A JPH10273972A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 鋼製床板および鋼製床板の接合金具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10273972A true JPH10273972A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13708161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8007797A Withdrawn JPH10273972A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 鋼製床板および鋼製床板の接合金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10273972A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020084594A (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 大成建設株式会社 | 足場板用連結具および足場板の連結構造 |
| JP2023113321A (ja) * | 2022-02-03 | 2023-08-16 | ▲蔦▼井株式会社 | 移動連結吊り足場及びその使用方法 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP8007797A patent/JPH10273972A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020084594A (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 大成建設株式会社 | 足場板用連結具および足場板の連結構造 |
| JP2023113321A (ja) * | 2022-02-03 | 2023-08-16 | ▲蔦▼井株式会社 | 移動連結吊り足場及びその使用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |