JPH07537Y2 - 和風大便器の取付構造 - Google Patents

和風大便器の取付構造

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JPH07537Y2
JPH07537Y2 JP4893490U JP4893490U JPH07537Y2 JP H07537 Y2 JPH07537 Y2 JP H07537Y2 JP 4893490 U JP4893490 U JP 4893490U JP 4893490 U JP4893490 U JP 4893490U JP H07537 Y2 JPH07537 Y2 JP H07537Y2
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JP
Japan
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toilet bowl
japanese
style toilet
fireproof cover
concrete slab
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JP4893490U
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JPH049488U (ja
Inventor
孝一 鬼武
治 伊藤
正信 新井
宏 猪本
Original Assignee
株式会社西原衛生工業所大阪店
株式会社長谷川鋳工所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、耐火性能を有するとともにドレン排出可能と
し、かつ施工性の優れた和風大便器の取付構造に関する
ものである。
(従来の技術) 一般に大便器は陶器製となっているが、和風大便器は洋
風大便器と違って低い位置に設置されるものであり、通
常、コンクリートスラブに設けた設置孔に直接或は取付
枠体を介して設置されているが、和風大便器の従来の取
付構造では、火災時に陶器製の和風大便器が破損して落
下すると、コンクリートスラブに大きな孔ができ、そこ
から、火炎や熱が上階に吹き上げて類焼を及ぼすという
ことになる。
そこで、この問題を解決するため、実開平1−65381号
公報に示されているような耐火式取付構造のものが提案
されている。この考案のものは、コンクリートスラブに
開設した取付孔に、和風大便器の下部をコンクリートス
ラブの下方に突出させて埋戻しモルタルにより固定する
と共に、コンクリートスラブの下側にはグリップアンカ
ーを埋設し、和風大便器のコンクリートスラブより下方
に突出した部分を囲繞して、2つ割りに形成した耐火カ
バーを、合体して前記グリップアンカーに固着した構造
となっている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記従来のものでは、火災時以外でも便器が破
損するということもあり、その場合、耐火カバー内に便
器の汚水等が流れ出すため、その排出作業が面倒なこと
になる。また、便器はコンクリートスラブにあらかじめ
設けた取付孔に挿入して埋戻しモルタルによって固定す
るため、取付けにあたっての位置合せや固定作業が非常
に面倒であるという欠点があるとともに、便器の取替え
作業の場合にも同様であるばかりでなく、コンクリート
スラブと仕上げモルタルとの間に敷設した防水層の便器
への巻込みも行わなければならない等、施工性が悪いと
いう問題がある。
本考案は、上記のような従来の欠点を解消するためにな
されたもので、耐火性を有するとともに、流出した汚水
等の排出が容易にでき、しかも、施工性を良好とした、
和風大便器の取付構造を提供しようとするのである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成について、実
施例に対応する図面を参照して説明すると、本考案は皿
状に形成した耐火カーバー1の底部に、接続管4及び嵌
着管8を突設した便通孔5と、着脱自在の栓体9を有す
る排水孔10とを設けるとともに、上記便通孔5の両側に
は作業、点検用の溝11,11を形成し、かつ、上部四隅
に、和風大便器6を支持する支持杆15,15を高さ調節自
在に取付け、上記耐火カバー1をコンクリートスラブ2
中にその外周を接して固定し、和風大便器6を、その排
便管7を嵌着管8に挿入して支持杆15,15上に載置し
て、仕上モルタル19により固定したことを特徴とするも
のである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
図において、1は建物のコンクリートスラブ2に、外周
を接して据付けられた防水パン型の耐火カバーで、上方
が開放された深い皿状に形成されており、その開放され
た外周の上端より少し下方の位置には、コンクリートス
ラブ2の上面に接する取付け用の鍔縁3が突設されてい
る。また、耐火カバー1の底部の一端側には接続管4を
下方に突出して便通孔5が設けられているとともに、底
部内には大便器6の後部下側に垂設した排便管7の下部
を挿入する嵌着管8が突設されている。さらに、耐火カ
バー1の底部の他端側には、脱着自在の栓体9により密
閉可能とした排水孔10が設けられている。
そして、上記嵌着管8を設けた位置の対向する両側部に
は、上方が広い半円錐状に形成した作業、点検溝11,11
が設けられ、また、耐火カバー1の上端部の四隅部に
は、第4図に示すような、ネジ杆の中間部に回転用のナ
ット14を固着した支持杆15を高さ調節自在に螺合、立設
するためのネジ孔13を設けた台部12が設けられている。
耐火カバー1は、コンクリートスラブ2のコンクリート
の打設に先立って、型枠等に仮止め(図示を略す)して
据付け、第2図に示すように、スラブコンクリートの打
設によってコンクリート中に外周面を接して固定され
る。その際、耐火カバー1の鍔縁3はコンクリートスラ
ブ2の上面に露出するようにされる。そして、四隅のネ
ジ孔13,13にはそれぞれ支持杆15を螺合、立設する。和
風大便器6は第1図に示すように、耐火カバー1上に位
置させ、その排便管7の下端部を嵌着管8に挿入し、四
隅部を支持杆15,15に乗せて据付けを行う。その際、便
器1の高さ調節及び傾きの修正は各支持杆15をナット14
を利用して回転し、その螺合深さの調節によって支持杆
15の高さを調節することにより行うことができる。
このようにして便器6の据付け後は、排便管7と嵌着管
7との接続部にコーキング16を施す。その際の作業は作
業、点検溝11,11を利用して行うとともに、この溝11,11
は点検にも利用することができる。また、接続管4には
耐火性排水管17を結合する。そして、コンクリートスラ
ブ2上には、便器1の上端から鍔縁3までの厚さの防水
層18を敷設し、その上に仕上モルタル19を打設し、便器
6はそのモルタル19によって固定されるのである。
便器6が破損等して汚水が耐火カバー1に流入したとき
は、栓体9を取外してやれば、排水孔10が開かれること
になり、そこから汚水を容易に排出させることができ
る。また、便器6を取替えるときは、便器6周囲の仕上
モルタル19を崩して除くとともにコーキング16を取除い
て便器を取上げ、新たな便器を上記したようにして据付
け、仕上モルタル19を埋戻して固定することにより、簡
便に取替えられることになる。
第6図は接続管4を耐火カバー1とは別体に作製して取
付けるようにした別の実施例を示したものである。即
ち、接続管4にはその上部に、便通孔5を通して耐火カ
バー1内に突出する嵌着管8及びフランジ20設けてお
き、耐火カバー1にボルト21,21により着脱自在に取付
けるようにしている。このようにすれば、接続管4が腐
蝕したような場合の取替えができることになる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、火災が発生した
場合でも、和風大便器の下部は耐火カバーによって防火
されているので、便器が熱によって破壊されるおそれが
少なく、また破壊されたとしても耐火カバーによって受
け止められ、便器に抜け落ちによってコンクリートスラ
ブに空隙が生じても、その部分は耐火カバーによって囲
繞された状態なので、熱や火炎が上階に伝わることを防
止することができる。
また、耐火カバーには着脱自在な栓体により密閉された
排水孔が設けられているので、便器の破損等によって汚
水等が耐火カバー内に流出したとしても、栓体を取外す
だけで排水孔から容易に排出させることができる。
さらに、耐火カバーはコンクリートスラブの打設時に設
けられ、便器はその耐火カバーに据付けるようにしたの
で、従来のように、便器据付けのための孔をコンクリー
トスラブに開設したり、据付けのための特別な治具等を
埋設し、便器据付け後埋戻しのコンクリートを打設する
といった面倒な作業をすることなく、便器の据付け、固
定や取替えが簡便にでき、施工性が極めて良好である
等、多くの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第2図は同
耐火カバーの取付状態を示す側断面図、第3図は耐火カ
バーの半截平面図、第4図は第3図のA−A線断面図、
第5図は支持杆による便器の支持状態を示す要部の拡大
側面図、第6図は接続管部の他の実施例を示す側断面図
である。 1…耐火カバー、2…コンクリートスラブ 3…鍔縁、4…接続管、5…便通孔 6…和風大便器、7…排便管 8…嵌着管、9…栓体、10…排水孔 11…作業、点検溝、13…ネジ孔 15…支持杆、17…排水管 18…防水層、19…仕上モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−214637(JP,A) 実開 昭64−10583(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】皿状に形成した耐火カーバーの底部に、接
    続管及び嵌着管を突設した便通孔と、着脱自在の栓体を
    有する排水孔とを設けるとともに、上記便通孔の両側に
    は作業、点検用の溝を形成し、かつ、上部四隅に、和風
    大便器を支持する支持杆を高さ調節自在に取付け、上記
    耐火カバーをコンクリートスラブ中にその外周を接して
    固定し、和風大便器を、その排便管を嵌着管に挿入して
    支持杆上に載置して、仕上モルタルにより固定したこと
    を特徴とする、和風大便器の取付構造。
JP4893490U 1990-05-10 1990-05-10 和風大便器の取付構造 Expired - Lifetime JPH07537Y2 (ja)

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JP4893490U JPH07537Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 和風大便器の取付構造

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JP4893490U JPH07537Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 和風大便器の取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH049488U JPH049488U (ja) 1992-01-28
JPH07537Y2 true JPH07537Y2 (ja) 1995-01-11

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ID=31566187

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