JPH0348306Y2 - - Google Patents
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- JPH0348306Y2 JPH0348306Y2 JP16497787U JP16497787U JPH0348306Y2 JP H0348306 Y2 JPH0348306 Y2 JP H0348306Y2 JP 16497787 U JP16497787 U JP 16497787U JP 16497787 U JP16497787 U JP 16497787U JP H0348306 Y2 JPH0348306 Y2 JP H0348306Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- japanese
- style toilet
- floor slab
- floor
- toilet bowl
- Prior art date
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- Expired
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- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「考案の目的」
(産業上の利用分野)
本考案は、和風便器を設置する際に用いられ
る、耐火器材に関するものである。
る、耐火器材に関するものである。
(従来の技術)
マンシヨン、ビル等をはじめとする耐火住宅に
おいて、和風便器を設置する場合は、火災等が発
生したときに、階上への延焼を食い止めるか又は
その延焼を少しでも遅らせるための手段として、
次の如き構造が採られていた。
おいて、和風便器を設置する場合は、火災等が発
生したときに、階上への延焼を食い止めるか又は
その延焼を少しでも遅らせるための手段として、
次の如き構造が採られていた。
第5図は従来の和風便器1の設置状況を示す側
断面図である。和風便器1が設置されたトイレ室
床2は、コンクリート製である床スラブ3上にモ
ルタル層4及び防水層20を積層し、該防水層2
0上に更にタイル製又は樹脂製等の床材5を積層
して形成されていた。そして、前記和風便器1
は、床材5の下方へ膨出する床下埋設部1aの殆
ど全部が、耐火箱6によつて覆われるようになつ
ていた。該耐火箱6は、床スラブ3に開口形成さ
れた便器取付孔3aに嵌め込まれており、階下で
発生した火災の熱衝撃によつて、和風便器1が割
れるのを防止する役割を果たしていた。即ち、も
し耐火箱6が設けられていない場合は、和風便器
1の床下埋設部1aが割れて階下へ落下し、その
後に、階下と階上とを吹き抜け状にする、大きな
孔が形成されるおそれがあつた。
断面図である。和風便器1が設置されたトイレ室
床2は、コンクリート製である床スラブ3上にモ
ルタル層4及び防水層20を積層し、該防水層2
0上に更にタイル製又は樹脂製等の床材5を積層
して形成されていた。そして、前記和風便器1
は、床材5の下方へ膨出する床下埋設部1aの殆
ど全部が、耐火箱6によつて覆われるようになつ
ていた。該耐火箱6は、床スラブ3に開口形成さ
れた便器取付孔3aに嵌め込まれており、階下で
発生した火災の熱衝撃によつて、和風便器1が割
れるのを防止する役割を果たしていた。即ち、も
し耐火箱6が設けられていない場合は、和風便器
1の床下埋設部1aが割れて階下へ落下し、その
後に、階下と階上とを吹き抜け状にする、大きな
孔が形成されるおそれがあつた。
(考案が解決しようとする問題点)
従来、耐火箱6の設置は、和風便器1を設置す
る作業に先行して行われることが必定であつた。
なぜなら、和風便器1は、その床下埋設部1aの
外周面に形成された下向き段部1bを、耐火箱6
の開口部内周面に形成された上向き段部6aへ載
置する構造になつていたからである。このため、
耐火箱6は、和風便器における外形状の種類に応
じて、多種のものを用意しておく必要があつた。
なお、和風便器1の前記下向き段部bは、鉢内に
リム通水路(図示省略)等が設けられることによ
つて形成されているものであつた。しかし、和風
便器の種類によつては、下向き段部1bを有しな
いものもあり、耐火箱6が適用できない場合があ
つた。そのうえ、前記した如く、耐火箱6は、和
風便器1の設置作業に先行して既に設置されてい
るものであつたため、既設の和風便器1に対して
耐火箱6を後付けしようとする場合は、いちいち
和風便器1を取り外す必要があつた。殊に、和風
便器1をいよいよ設置する段になつて、その設置
位置を変更する必要が生じたような場合にあつて
は、耐火箱6の施工工事のやり直しが大変であつ
た。
る作業に先行して行われることが必定であつた。
なぜなら、和風便器1は、その床下埋設部1aの
外周面に形成された下向き段部1bを、耐火箱6
の開口部内周面に形成された上向き段部6aへ載
置する構造になつていたからである。このため、
耐火箱6は、和風便器における外形状の種類に応
じて、多種のものを用意しておく必要があつた。
なお、和風便器1の前記下向き段部bは、鉢内に
リム通水路(図示省略)等が設けられることによ
つて形成されているものであつた。しかし、和風
便器の種類によつては、下向き段部1bを有しな
いものもあり、耐火箱6が適用できない場合があ
つた。そのうえ、前記した如く、耐火箱6は、和
風便器1の設置作業に先行して既に設置されてい
るものであつたため、既設の和風便器1に対して
耐火箱6を後付けしようとする場合は、いちいち
和風便器1を取り外す必要があつた。殊に、和風
便器1をいよいよ設置する段になつて、その設置
位置を変更する必要が生じたような場合にあつて
は、耐火箱6の施工工事のやり直しが大変であつ
た。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、簡単に設置でき、全種の和風便器に
対しても適用可能な、新規な耐火器材(以下、本
案器材という)を提供することを目的とする。
のであつて、簡単に設置でき、全種の和風便器に
対しても適用可能な、新規な耐火器材(以下、本
案器材という)を提供することを目的とする。
「考案の構成」
(問題点を解決するための手段)
本案器材の要旨とするところは、床スラブ上に
敵宣の床材が積層形成されたトイレ室床へ和風便
器を設置するに際して用いられる耐火器材におい
て、器材外形状は前記床スラブより更に下方へ膨
出した和風便器の床下埋設部を外嵌する箱状又は
皿状を成しており、器材上端縁には前記床スラブ
の裏面へ当接される固定フランジが周設され、器
材底面部には前記和風便器の底部へ接続される排
便管用の挿通孔が穿設され、器材全体は前記底面
部の挿通孔を分断する位置で前後又は左右に分割
可能になされている点にある。
敵宣の床材が積層形成されたトイレ室床へ和風便
器を設置するに際して用いられる耐火器材におい
て、器材外形状は前記床スラブより更に下方へ膨
出した和風便器の床下埋設部を外嵌する箱状又は
皿状を成しており、器材上端縁には前記床スラブ
の裏面へ当接される固定フランジが周設され、器
材底面部には前記和風便器の底部へ接続される排
便管用の挿通孔が穿設され、器材全体は前記底面
部の挿通孔を分断する位置で前後又は左右に分割
可能になされている点にある。
(作用)
本案器材は、和風便器の床下埋設部に対して、
床スラブの更に下方側より取り付けるようになつ
ている。そのため、和風便器の外形状に何等影響
されることなく、全種の和風便器に対して適用可
能である。また、床スラブの下面側において、そ
の取付作業ができるので、既設の和風便器に対し
ても、床スラブと階下側の天上部分との間に形成
される作業空間において、その取付作業が簡単に
できるようになる。
床スラブの更に下方側より取り付けるようになつ
ている。そのため、和風便器の外形状に何等影響
されることなく、全種の和風便器に対して適用可
能である。また、床スラブの下面側において、そ
の取付作業ができるので、既設の和風便器に対し
ても、床スラブと階下側の天上部分との間に形成
される作業空間において、その取付作業が簡単に
できるようになる。
(実施例)
以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次の通りである。
て説明すると次の通りである。
第1図は、本案器材を、左体7及び右体8に分
割した状態で示す分解斜視図である。本案器材
は、無機質繊維が混入されたセメントを素材とし
て形成されており、前記左体7及び右体8が結合
された器材全体としての外形状は、長方形状開口
部を有する箱状を成している。該左.右体7,8
において、その上端縁には、外方へ向かつて張り
出す固定フランジ9が周設されている。また、そ
の底面部には、排便管(図示省略)を挿通するた
めの挿通孔10が穿設されている。左体7と右体
8とは、前記挿通孔10の中心を分断するように
縦割りされたものである。なお、図中符号13a
及び13bは、左体7及び右体8を結合する際に
用いる接合縁であつて、ビス孔7a,8aが穿設
されている。また該接合縁13a及び13bは、
左体7及び右体8の補強リブを兼ねるようになつ
ている。
割した状態で示す分解斜視図である。本案器材
は、無機質繊維が混入されたセメントを素材とし
て形成されており、前記左体7及び右体8が結合
された器材全体としての外形状は、長方形状開口
部を有する箱状を成している。該左.右体7,8
において、その上端縁には、外方へ向かつて張り
出す固定フランジ9が周設されている。また、そ
の底面部には、排便管(図示省略)を挿通するた
めの挿通孔10が穿設されている。左体7と右体
8とは、前記挿通孔10の中心を分断するように
縦割りされたものである。なお、図中符号13a
及び13bは、左体7及び右体8を結合する際に
用いる接合縁であつて、ビス孔7a,8aが穿設
されている。また該接合縁13a及び13bは、
左体7及び右体8の補強リブを兼ねるようになつ
ている。
第2図は、本案器材の取付状況を示す側断面図
である。本実施例では、和風便器1において、洗
浄水用の給水管11が、金隠部1cの更に前方側
に接続されており、汚物排出用の排便管12が、
床下埋設部1aにおける底部の前方寄りに接続さ
れているタイプのものを示した。本案器材は、床
スラブ3の裏面側に固定フランジ9(第1図参
照)が当接され、該固定フランジ9にアンカーボ
ルト14が貫設されるようにして固定されてい
る。本案器材の箱容積は、和風便器1の床下埋設
部1aにおいて、床スラブ3よりも更に下方へ膨
出する部分を外嵌し、更に、その外嵌部分にロツ
クウール等の適宣断熱材15を充填できるような
ものとなつている。なお、本実施例では、和風便
器1の底部に接続された排便管12をも、火災に
よる影響から保護するために、該排便管12に亀
甲金網又はブリキ板等から成る筒状ケーシング1
7等を挿通し、該ケーシング17内にセラミツク
フアイバー16を充填した。
である。本実施例では、和風便器1において、洗
浄水用の給水管11が、金隠部1cの更に前方側
に接続されており、汚物排出用の排便管12が、
床下埋設部1aにおける底部の前方寄りに接続さ
れているタイプのものを示した。本案器材は、床
スラブ3の裏面側に固定フランジ9(第1図参
照)が当接され、該固定フランジ9にアンカーボ
ルト14が貫設されるようにして固定されてい
る。本案器材の箱容積は、和風便器1の床下埋設
部1aにおいて、床スラブ3よりも更に下方へ膨
出する部分を外嵌し、更に、その外嵌部分にロツ
クウール等の適宣断熱材15を充填できるような
ものとなつている。なお、本実施例では、和風便
器1の底部に接続された排便管12をも、火災に
よる影響から保護するために、該排便管12に亀
甲金網又はブリキ板等から成る筒状ケーシング1
7等を挿通し、該ケーシング17内にセラミツク
フアイバー16を充填した。
第3図に示す本案器材の取付例は、和風便器1
において、排便管12が、床下埋設部1aにおけ
る底部の後方寄りに接続されるようになつたもの
に対して施したものである。本取付例では、本案
器材の取付方向が、前記第2図に示す取付例とは
反対としてある。また、第4図に示す本案器材の
取付例は、和風便器1において、洗浄水用の給水
管18が、金隠部1cの下部前方に接続されるよ
うになつたものに対し施したものである。本取付
例では、前記給水管18の配管部分に相当する床
スラブ3を、溝状に段落とし形成してある。
において、排便管12が、床下埋設部1aにおけ
る底部の後方寄りに接続されるようになつたもの
に対して施したものである。本取付例では、本案
器材の取付方向が、前記第2図に示す取付例とは
反対としてある。また、第4図に示す本案器材の
取付例は、和風便器1において、洗浄水用の給水
管18が、金隠部1cの下部前方に接続されるよ
うになつたものに対し施したものである。本取付
例では、前記給水管18の配管部分に相当する床
スラブ3を、溝状に段落とし形成してある。
(別態様の検討)
本案器材は、左右に分割できるようにしたもの
に限らず、前後に分割できるようにしてもよい。
但し、その分割線は、底面部に穿設された排便管
用挿通孔10の略々中心を通過するようになつて
いることが必要である。また、床スラブ3を分厚
く形成すれば、和風便器1において、その床下埋
設部1aが床スラブ3の下方側へ膨出する量が小
さくなるから、本案器材は、皿状に浅く形成した
ものとすることができる。このように、本案器材
の構成及び形状は、実施の態様に応じて適宣変更
可能である。
に限らず、前後に分割できるようにしてもよい。
但し、その分割線は、底面部に穿設された排便管
用挿通孔10の略々中心を通過するようになつて
いることが必要である。また、床スラブ3を分厚
く形成すれば、和風便器1において、その床下埋
設部1aが床スラブ3の下方側へ膨出する量が小
さくなるから、本案器材は、皿状に浅く形成した
ものとすることができる。このように、本案器材
の構成及び形状は、実施の態様に応じて適宣変更
可能である。
「考案の効果」
以上の説明で明らかなように、本考案に係る和
風便器の設置用耐火器材によれば、従来の耐火箱
とは異なり、和風便器を、その床下埋設部に形成
された下向き段部で載置するような構造にはなつ
ておらず、床スラブの下方側から、該床スラブの
裏面に対して固定されるようになつている。従つ
て、和風便器の外形状に何等影響されず、全種の
和風便器に対して適用可能である。すなわち、和
風便器の種類に応じて、多種のものを用意してお
く必要はない。また、本案器材の取付作業は、前
記した如く床スラブの下面側から行えるものであ
るから、和風便器の設置作業とは各別に行え、簡
単となる。しかも、このことにより、既設の和風
便器に対しても、後付けできるようになつている
等、幾多の優れた利点を有している。
風便器の設置用耐火器材によれば、従来の耐火箱
とは異なり、和風便器を、その床下埋設部に形成
された下向き段部で載置するような構造にはなつ
ておらず、床スラブの下方側から、該床スラブの
裏面に対して固定されるようになつている。従つ
て、和風便器の外形状に何等影響されず、全種の
和風便器に対して適用可能である。すなわち、和
風便器の種類に応じて、多種のものを用意してお
く必要はない。また、本案器材の取付作業は、前
記した如く床スラブの下面側から行えるものであ
るから、和風便器の設置作業とは各別に行え、簡
単となる。しかも、このことにより、既設の和風
便器に対しても、後付けできるようになつている
等、幾多の優れた利点を有している。
第1図は本案器材を示す分解斜視図、第2図乃
至第4図はそれぞれ異種の和風便器に本案器材を
取り付けた状況を示す即断面図、第5図は従来に
おける和風便器の設置状況を示す側断面図であ
る。 1……和風便器、1a……床下埋設部、2……
トイレ室床、3……床スラブ、5……床材、7…
…本案器材の左体、8……本案器材の右体、9…
…固定フランジ、10……挿通孔、12……排便
管。
至第4図はそれぞれ異種の和風便器に本案器材を
取り付けた状況を示す即断面図、第5図は従来に
おける和風便器の設置状況を示す側断面図であ
る。 1……和風便器、1a……床下埋設部、2……
トイレ室床、3……床スラブ、5……床材、7…
…本案器材の左体、8……本案器材の右体、9…
…固定フランジ、10……挿通孔、12……排便
管。
Claims (1)
- 床スラブ上に適宣の床材が積層形成されたトイ
レ室床へ和風便器を設置するに際して用いられる
耐火器材において、器材外形状は前記床スラブよ
り更に下方へ膨出した和風便器の床下埋設部を外
嵌する箱状又は皿状を成しており、器材上端縁に
は前記床スラブの裏面へ当接される固定フランジ
が周設され、器材底面部には前記和風便器の底部
へ接続される排便管用の挿通孔が穿設され、器材
全体は前記底面部の挿通孔を分断する位置で前後
又は左右に分割可能になされていることを特徴と
する和風便器の設置用耐火器材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16497787U JPH0348306Y2 (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16497787U JPH0348306Y2 (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0169886U JPH0169886U (ja) | 1989-05-09 |
JPH0348306Y2 true JPH0348306Y2 (ja) | 1991-10-15 |
Family
ID=31451046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16497787U Expired JPH0348306Y2 (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0348306Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218211A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Kanae Kogyo Kk | 管の溶接構造 |
-
1987
- 1987-10-28 JP JP16497787U patent/JPH0348306Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218211A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Kanae Kogyo Kk | 管の溶接構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0169886U (ja) | 1989-05-09 |
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