JP2007218211A - 管の溶接構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 管を被溶接体に溶接するに際し、管本体の材料強度を維持し、かつ溶接機の構成を簡易にすること。
【解決手段】 管10の開口端10Aを被溶接体20にプロジェクション溶接してなる管10の溶接構造において、管10の開口端10Aに、管本体11の外周から管軸に直交する方向に張り出る平坦フランジ12を設けるとともに、平坦フランジ12の外縁から管軸に沿う方向に突き出る環状突起13を設け、管10の環状突起13の全体を被溶接体20に溶接してなるもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は管の溶接構造に関する。
ブリザーチューブたる管1をフィラーチューブ本体たる被溶接体2に溶接する従来技術として、図5又は図6に示すものがある。
図5に示す従来技術は、管1の管本体1Aを被溶接体2の孔2Aに挿入し、管本体1Aの外周を孔2Aの外周にMIG溶接したものである。
図6に示す従来技術は、特許文献1に記載の如く、管1の開口端に管本体1Aの外周からテーパ状に拡径するテーパ状フランジ1Bを設け、管本体1Aをリング状電極3で滑らないように掴み、かつ軸方向に押下することにより、フランジ1Bを溶融させつつ被溶接体2における孔2Aの外周に加圧してプロジェクション溶接(溶接部1C)したものである。
特開2002-242779
図5に示した従来技術では、管本体1Aが直接的に溶接熱を受ける溶接部になり、管本体1Aに溶接欠陥の穴あき、気密もれを生じたり、管本体1Aが溶接部で材料劣化して折れ易くなる。
図6に示した特許文献1の従来技術では、管本体1Aから張り出したフランジ1Bを溶接部にし、管本体1Aの及ぶ熱影響部を可及的に小さくできるものの、管本体1Aから張り出るフランジ1Bの全部が溶接熱を受ける溶接部1Cになって溶着し、このフランジ1Bの溶接部に接する管本体1Aの付根が材料劣化して折れ易くなる。また、電極3はフランジ1Bを被溶接体2に加圧するに際し、溶融するフランジ1Bを直接押下することができないから、フランジ1Bの上部で管本体1Aを滑りなく掴む必要があり、溶接機の構成が複雑になる。
本発明の課題は、管を被溶接体に溶接するに際し、管本体の材料強度を維持し、かつ溶接機の構成を簡易にすることにある。
請求項1の発明は、管の開口端を被溶接体にプロジェクション溶接してなる管の溶接構造において、管の開口端に、管本体の外周から管軸に直交する方向に張り出る平坦フランジを設けるとともに、平坦フランジの外縁から管軸に沿う方向に突き出る環状突起を設け、管の環状突起の全体を被溶接体に溶接してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記被溶接体がフィラーチューブ本体であり、前記管がブリザーチューブであるようにしたものである。
(請求項1)
(a)管の管本体から張り出した平坦フランジの外縁に設けた環状突起だけを溶接部にして被溶接体に溶着するものであり、管本体と平坦フランジとの付根に溶接熱が及びにくく、管本体の材料強度を維持できる。
(b)環状突起の全体を溶接部にし、電極で平坦フランジを押下することにより、該突起を溶融させつつ被溶接体に加圧してプロジェクション溶接するものであり、溶接品質を安定化できる。溶接欠陥がなく、気密もれを起こさない。
(c)電極は環状突起を被溶接体に加圧するに際し、溶融することのない平坦フランジを上から単に押下すれば足り、管本体を滑りなく掴む必要がない。溶接機の構成が簡易になり、メンテナンスも容易になる。
(d)平坦フランジの外縁に小径の環状突起を設け、この環状突起を被溶接体に溶着するものであるから、溶接面積は小面積で溶接電流も少なくて足り、省エネルギになる。
(請求項2)
(e)ブリザーチューブをフィラーチューブ本体に溶接するに際し、上述(a)〜(d)を実現できる。
図1は本発明の第1実施例の溶接前状態を示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、図2は第1実施例の溶接結果を示し、(A)は図1(A)に対応する断面図、(B)は図1(B)に対応する断面図、図3は本発明の第2実施例を示し、(A)は溶接前状態を示す断面図、(B)は溶接結果を示す断面図、図4は本発明の第3実施例を示し、(A)は溶接前状態を示す断面図、(B)は溶接結果を示す断面図、図5は従来例を示す断面図、図6は従来例を示し、(A)は溶接前状態を示す断面図、(B)は溶接結果を示す断面図である。
(第1実施例)(図1、図2)
図1、図2の第1実施例は、本発明の管としての円形小断面のブリザーチューブ10の開口端10Aを被溶接体としての円形大断面のフィラーチューブ本体20の孔20Aまわりにプロジェクション溶接したものである。フィラーチューブ本体20は孔20Aまわりの上面をプレス加工により平坦面21とし、ブリザーチューブ10の開口端10Aは平坦面21に溶接される。
ブリザーチューブ10は、開口端10Aに、プレス加工により、円管の管本体11の外周から管軸(管本体11の中心軸)に直交する方向に張り出る平坦フランジ12を設けるとともに、平坦フランジ12の外縁から管軸に沿う方向に突き出る環状突起13を設ける。本実施例の環状突起13は、平坦フランジ12の外縁から直立する短筒状をなす。
ブリザーチューブ10は、環状突起13の全体(全周)をフィラーチューブ本体20の平坦面21に溶接される。このとき、ブリザーチューブ10とフィラーチューブ本体20はSUS436等のステンレス鋼パイプをそれらの素材とすることができる。ブリザーチューブ10の板厚は例えば0.7mm、フィラーチューブ本体20の板厚は例えば0.8mmである。
以下、溶接機を用いた溶接手順について説明する。
(1)フィラーチューブ本体20の注入口の側から電極31を挿入し、電極31の平坦部を平坦面21の孔20Aまわりの内面に当てる(図1)。
(2)ブリザーチューブ10の管本体11まわりに2分割したリング状電極32を設け、ブリザーチューブ10の開口端10Aの環状突起13をフィラーチューブ本体20の平坦面21の孔20Aまわりの外面に当てる(図1)。
(3)電極32の下面をブリザーチューブ10の開口端10Aの平坦フランジ12に当て環状突起13を押下することにより、電極31と電極32の間にブリザーチューブ10の平坦フランジ12及び環状突起13とフィラーチューブ本体20の平坦面21を挟圧するとともに、両電極31、32の間に電流を流す。ブリザーチューブ10の環状突起13の先端部が抵抗熱により溶融して平坦面21に溶着されるとともに、電極32の押下によって環状突起13の全体が溶融しつつ押しつぶされて平坦面21に更に溶着される。これにより、ブリザーチューブ10の未溶融の平坦フランジ12まわりで、環状突起13の全体(全周)が溶接部14になって平坦面21に溶接される(図2)。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ブリザーチューブ10の管本体11から張り出した平坦フランジ12の外縁に設けた環状突起13だけを溶接部14にしてフィラーチューブ本体20に溶着するものであり、管本体11と平坦フランジ12との付根に溶接熱が及びにくく、管本体11の材料強度を維持できる。
(b)環状突起13の全体を溶接部14にし、電極32で平坦フランジ12を押下することにより、該突起13を溶融させつつフィラーチューブ本体20に加圧してプロジェクション溶接するものであり、溶接品質を安定化できる。溶接欠陥がなく、気密もれを起こさない。
(c)電極32は環状突起13をフィラーチューブ本体20に加圧するに際し、溶融することのない平坦フランジ12を上から単に押下すれば足り、管本体11を滑りなく掴む必要がない。溶接機の構成が簡易になり、メンテナンスも容易になる。
(d)平坦フランジ12の外縁に小径の環状突起13を設け、この環状突起13をフィラーチューブ本体20に溶着するものであるから、溶接面積は小面積で溶接電流も少なくて足り、省エネルギになる。
(e)ブリザーチューブ10をフィラーチューブ本体20に溶接するに際し、上述(a)〜(d)を実現できる。
(第2実施例)(図3)
図3の第2実施例が図1、図2の第1実施例と異なる点は、フィラーチューブ本体20が孔20Aまわりの上面を平坦面21とせず、円筒面21Aのままとしたことにある。電極31の円弧面が円筒面21Aの孔20Aまわりの内面に当てられるものになる。
電極31と電極32の間にブリザーチューブ10のフランジ12及び環状突起13とフィラーチューブ本体20の円筒面21Aを挟圧し、両電極31、32の間に電流を流したとき、電極32の押下によって環状突起13の全体が溶融しつつ押しつぶされる過程で円筒面21Aに倣うように馴染んで溶着され、溶接部14になる。
(第3実施例)(図4)
図4の第3実施例が図1、図2の第1実施例と異なる点は、ブリザーチューブ10の環状突起13をフランジ12の外縁からフランジ12の下面に重なるように折り返し、その折り返し部13Aを環状突起13としたものである。
電極31と電極32の間にブリザーチューブ10のフランジ12及び環状突起13(折り返し部13A)とフィラーチューブ本体20の平坦面21(円筒面21Aでも可)を挟圧し、両電極31、32の間に電流を流したとき、電極32の押下によって環状突起13(折り返し部13A)の全体が溶融しつつ押しつぶされる過程で平坦面21に倣うように馴染んで溶着され、溶接部14になる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の管の溶接構造が適用される被溶接体は、タンク等の容器、車体フレーム等の構造体であっても良い。
図1は本発明の第1実施例の溶接前状態を示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 図2は第1実施例の溶接結果を示し、(A)は図1(A)に対応する断面図、(B)は図1(B)に対応する断面図である。 図3は本発明の第2実施例を示し、(A)は溶接前状態を示す断面図、(B)は溶接結果を示す断面図である。 図4は本発明の第3実施例を示し、(A)は溶接前状態を示す断面図、(B)は溶接結果を示す断面図である。 図5は従来例を示す断面図である。 図6は従来例を示し、(A)は溶接前状態を示す断面図、(B)は溶接結果を示す断面図である。
符号の説明
10 フィラーチューブ(管)
10A 開口端
11 管本体
12 平坦フランジ
13 環状突起
20 フィラーチューブ本体(被溶接体)

Claims (2)

  1. 管の開口端を被溶接体にプロジェクション溶接してなる管の溶接構造において、
    管の開口端に、管本体の外周から管軸に直交する方向に張り出る平坦フランジを設けるとともに、平坦フランジの外縁から管軸に沿う方向に突き出る環状突起を設け、
    管の環状突起の全体を被溶接体に溶接してなることを特徴とする管の溶接構造。
  2. 前記被溶接体がフィラーチューブ本体であり、前記管がブリザーチューブである請求項1に記載の管の溶接構造。
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