JP2014014828A - 溶接方法および溶接装置 - Google Patents
溶接方法および溶接装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014014828A JP2014014828A JP2012152695A JP2012152695A JP2014014828A JP 2014014828 A JP2014014828 A JP 2014014828A JP 2012152695 A JP2012152695 A JP 2012152695A JP 2012152695 A JP2012152695 A JP 2012152695A JP 2014014828 A JP2014014828 A JP 2014014828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- consumable electrode
- bead
- start position
- arc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
【解決手段】非消耗電極を用いてアーク溶接により被溶接部を溶接し、その後、消耗電極を用いてアーク溶接により被溶接部上にビードを形成して全周溶接する溶接方法であって、非消耗電極の溶接終了位置は、非消耗電極の溶接開始位置を越えて消耗電極の溶接開始位置の近傍であり、消耗電極の溶接終了位置は、消耗電極の溶接開始位置の近傍である。これにより、溶接開始部の溶け込み不良を抑制するとともに、ブローホールやピンホールといった欠陥を抑制した気密性の高い溶接を行うことができる。
【選択図】図9
Description
初めに、本発明の溶接装置100の構成について図を用いて説明する。図1は、本発明の溶接装置100の一例を示した図で、圧縮機101の溶接を行う溶接装置100の模式図ある。図2は、圧縮機101の外観を示す模式図である。溶接装置100は、圧縮機101を溶接する溶接トーチ3と、圧縮機101を保持する冶具9と、溶接トーチ3を制御する制御部11とを備える。
溶接トーチ3は、図示しない固定部により固定され、圧縮機101の胴部1と鏡板部2との接合部、つまり継手の部分の溶接を行う。以下では、溶接トーチ3により溶接する箇所のことを被溶接部13と言う。
冶具9は、圧縮機101の両端部を固定し、図1中に破線で示した胴部1の軸Aの回りに圧縮機101を回転させる。また、図に示すように、冶具9が圧縮機101を傾けて保持することで、圧縮機101の被溶接部13を下向き溶接することが可能になる。
制御部11は、溶接トーチ3に制御信号を送信し、溶接トーチ3の動作の開始、および停止を制御する。
この溶接装置100は、溶接トーチ3を固定し、圧縮機101を回転させることで溶接が進行する構成となっているが、溶接トーチ3と圧縮機101とが相対的に移動すればよいので、圧縮機101を固定し、溶接トーチ3を回転させる構成であってもよい。また、この溶接装置100は、溶接の開始部と終了部とを一致させる、つまり同一箇所とする、あるいは溶接の開始部と終了部とをオーバーラップさせる全周溶接を行う。
なお、本実施の形態においては、TIG溶接トーチ7とMIG溶接トーチ8とは同じ速度で同時に移動するものとして説明するが、別々に動作するものであってもよい。
ただし、MIG溶接により形成されるビード6が、TIG溶接トーチ7の非消耗電極7aの先端に接触する高さとなる場合には、MIG溶接の溶接開始位置S2の近傍でMIG溶接トーチ8のみ上方に移動するようにしてもよい。これにより、非消耗電極7aとビード6との接触を防ぐことができる。
この発明の実施の形態2について図12を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態2における溶接方法の開始工程で得られる溶け込みとビードの形状を模式的に示す断面図である。本実施の形態において、実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態1では、溶接中にMIG溶接トーチ8に供給する溶接電流については特に規定しなかったが、本実施の形態においては、初期の溶接電流を本溶接中より下げる点で異なる。MIG溶接トーチ8の初期の溶接電流は、TIG溶接トーチ7のアークで再溶融可能な金属の量に応じて適宜決定すればよい。
この発明の実施の形態3について図13を用いて説明する。図13は、本発明の実施の形態3における溶接方法の終了工程で得られる溶け込みとビードの形状を模式的に示す断面図である。本実施の形態において、実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態においては、TIG溶接トーチ7の前方に変位センサ32が備え付けられている点で異なる。
Claims (6)
- 非消耗電極を用いてアーク溶接により被溶接部を溶接し、その後、消耗電極を用いてアーク溶接により前記被溶接部上にビードを形成して全周溶接する溶接方法であって、
前記非消耗電極の溶接終了位置は、前記非消耗電極の溶接開始位置を越えて前記消耗電極の溶接開始位置の近傍であり、
前記消耗電極の溶接終了位置は、前記消耗電極の溶接開始位置の近傍であることを特徴とする溶接方法。 - 非消耗電極を用いてアーク溶接により被溶接部の溶接を非消耗電極の溶接開始位置から開始し、消耗電極を用いてアーク溶接により前記被溶接部上へのビードの形成を前記非消耗電極の溶接開始位置から溶接方向に所定距離離れた消耗電極の溶接開始位置から開始する開始工程と、
前記非消耗電極を用いてアーク溶接により溶接した前記被溶接部上に、前記消耗電極を用いてアーク溶接により前記ビードを形成する中間工程と、
前記非消耗電極を用いてアーク溶接により前記非消耗電極の溶接開始位置を越えて前記消耗電極の溶接開始位置の近傍まで溶接し、前記消耗電極を用いてアーク溶接により前記ビードを前記消耗電極の溶接開始位置の近傍まで形成する終了工程とを備えた溶接方法。 - 開始工程のビードと終了工程のビードとは、合一となって繋がることを特徴とする請求項2に記載の溶接方法。
- 溶接開始位置での消耗電極の溶接電流は、溶接の途中よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の溶接方法。
- 非消耗電極の前方に配置されたセンサによってビードを検出すると前記非消耗電極を上方に移動することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の溶接方法。
- アーク溶接により被溶接部を溶接する非消耗電極と、
アーク溶接により前記被溶接部上にビードを形成する消耗電極と、
前記非消耗電極を用いてアーク溶接により前記被溶接部の溶接を非消耗電極の溶接開始位置から開始し、前記消耗電極を用いてアーク溶接により前記被溶接部上へのビードの形成を前記非消耗電極の溶接開始位置から溶接方向に所定距離離れた消耗電極の溶接開始位置から開始し、前記非消耗電極を用いてアーク溶接により溶接した前記被溶接部上に、前記消耗電極を用いてアーク溶接により前記ビードを形成し、前記非消耗電極を用いてアーク溶接により前記非消耗電極の溶接開始位置を越えて前記消耗電極の溶接開始位置の近傍まで溶接し、前記消耗電極を用いてアーク溶接により前記ビードを前記消耗電極の溶接開始位置の近傍まで形成する制御部とを備えた溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012152695A JP2014014828A (ja) | 2012-07-06 | 2012-07-06 | 溶接方法および溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012152695A JP2014014828A (ja) | 2012-07-06 | 2012-07-06 | 溶接方法および溶接装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014014828A true JP2014014828A (ja) | 2014-01-30 |
Family
ID=50109996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012152695A Pending JP2014014828A (ja) | 2012-07-06 | 2012-07-06 | 溶接方法および溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014014828A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021200872A1 (ja) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5025459A (ja) * | 1973-07-10 | 1975-03-18 | ||
JPS5545524A (en) * | 1978-09-26 | 1980-03-31 | Babcock Hitachi Kk | Two electrode welding method of pipe |
JPS5647276A (en) * | 1979-09-25 | 1981-04-28 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Mig welding method |
JPS58163574A (ja) * | 1982-03-25 | 1983-09-28 | Mitsubishi Electric Corp | 溶接方法及び溶接装置 |
JPS58187262A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-11-01 | Hitachi Ltd | 多電極ア−ク溶接方法 |
JPS5978771A (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-07 | Hitachi Ltd | ア−ク溶接方法 |
JPH01306075A (ja) * | 1988-05-31 | 1989-12-11 | Atsugi Unisia Corp | 溶接方法 |
JPH03264161A (ja) * | 1990-03-12 | 1991-11-25 | Hitachi Ltd | 溶接装置 |
JPH04135075A (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-08 | Hitachi Ltd | プラズマアーク予熱mig溶接方法 |
JPH067934A (ja) * | 1992-01-16 | 1994-01-18 | Nippon Steel Corp | 二重管の管端シール溶接方法 |
JPH0623543A (ja) * | 1992-01-16 | 1994-02-01 | Nippon Steel Corp | 二重管の管端シール溶接方法 |
JPH0952175A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-25 | Babcock Hitachi Kk | アルミニウムのアーク溶接方法及び装置 |
-
2012
- 2012-07-06 JP JP2012152695A patent/JP2014014828A/ja active Pending
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5025459A (ja) * | 1973-07-10 | 1975-03-18 | ||
JPS5545524A (en) * | 1978-09-26 | 1980-03-31 | Babcock Hitachi Kk | Two electrode welding method of pipe |
JPS5647276A (en) * | 1979-09-25 | 1981-04-28 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Mig welding method |
JPS58163574A (ja) * | 1982-03-25 | 1983-09-28 | Mitsubishi Electric Corp | 溶接方法及び溶接装置 |
JPS58187262A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-11-01 | Hitachi Ltd | 多電極ア−ク溶接方法 |
JPS5978771A (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-07 | Hitachi Ltd | ア−ク溶接方法 |
JPH01306075A (ja) * | 1988-05-31 | 1989-12-11 | Atsugi Unisia Corp | 溶接方法 |
JPH03264161A (ja) * | 1990-03-12 | 1991-11-25 | Hitachi Ltd | 溶接装置 |
JPH04135075A (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-08 | Hitachi Ltd | プラズマアーク予熱mig溶接方法 |
JPH067934A (ja) * | 1992-01-16 | 1994-01-18 | Nippon Steel Corp | 二重管の管端シール溶接方法 |
JPH0623543A (ja) * | 1992-01-16 | 1994-02-01 | Nippon Steel Corp | 二重管の管端シール溶接方法 |
JPH0952175A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-25 | Babcock Hitachi Kk | アルミニウムのアーク溶接方法及び装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021200872A1 (ja) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 | ||
WO2021200872A1 (ja) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 | ファナック株式会社 | ろう付けを行う制御装置、ろう付けシステム、及びろう付け方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2177301B1 (en) | Welding equipment and welding method | |
JP2010023047A (ja) | 薄板のレーザー溶接方法 | |
JP2009208137A (ja) | プラズマミグ溶接方法 | |
JP6025620B2 (ja) | サブマージアーク溶接方法、当該サブマージアーク溶接方法を用いる鋼管を製造する方法、溶接継手、及び当該溶接継手を有する鋼管 | |
KR20180021893A (ko) | 수직 방향 협개선 가스 실드 아크 용접 방법 | |
WO2009131030A1 (ja) | レーザ・アーク複合溶接ヘッド | |
JP6439882B2 (ja) | 立向き狭開先ガスシールドアーク溶接方法 | |
JP2008018436A (ja) | 溶接方法および溶接物 | |
JP7189516B2 (ja) | 溶接部欠陥の補修方法 | |
JP2016030283A (ja) | 金属部材およびその製造方法 | |
JP2009183963A (ja) | 缶体の製造方法、缶体の溶接継手構造および缶胴 | |
JP2014014828A (ja) | 溶接方法および溶接装置 | |
JP6092163B2 (ja) | 溶接装置及び溶接方法 | |
JP2022139971A (ja) | アーク溶接装置および溶接物の製造方法 | |
CN107635706B (zh) | 焊接方法以及焊接装置 | |
KR20130051641A (ko) | 앵글 오버랩 부위의 플라즈마 6축 자동용접로봇 | |
JP2002316265A (ja) | アルミニウム系部材のアーク溶接方法 | |
US20210046573A1 (en) | One-side submerged arc welding method and one-side submerged arc welding device | |
JP2011224611A (ja) | 消耗電極式アーク溶接方法 | |
KR102250332B1 (ko) | 가변전극이 구비된 용접토치 | |
JP2020082184A (ja) | 溶接欠損の検出方法及び溶接装置 | |
JP5879087B2 (ja) | 固定管の円周溶接方法及び消耗電極式ガスシールドアーク自動溶接装置 | |
JP3520743B2 (ja) | 周溶接方法および周溶接構造 | |
CN111001937B (zh) | 一种油气长输管道环焊缝激光电弧复合焊接方法 | |
JP5314463B2 (ja) | 2電極アーク溶接のアーク終了制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20140326 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160628 |