JPH075310Y2 - 除振・免震床の構造 - Google Patents

除振・免震床の構造

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JPH075310Y2
JPH075310Y2 JP1987140379U JP14037987U JPH075310Y2 JP H075310 Y2 JPH075310 Y2 JP H075310Y2 JP 1987140379 U JP1987140379 U JP 1987140379U JP 14037987 U JP14037987 U JP 14037987U JP H075310 Y2 JPH075310 Y2 JP H075310Y2
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JP
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vibration
isolation
floor
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absorbing unit
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JP1987140379U
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JPS6445040U (ja
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顕 鶴田
伊津志 福井
直樹 豊田
隆男 湯川
国雄 西山
章治 竹下
Original Assignee
日立プラント建設株式会社
株式会社日立建設設計
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は除振・免震床の構造に係り、特に積層ゴムで形
成した振動吸収ユニットを使用した除振・免震床の構造
に関する。
〔従来の技術〕
除振・免震床の構造は積層ゴムで形成された複数の振動
吸収ユニットと、これらの振動吸収ユニット上に取付け
られる重量物の機器搭載板とから構成される。第5図は
従来の除振・免震床の構造の断面図である。第5図に示
すように基礎床70上には、複数の振動吸収ユニット72、
72…と、緩衝ダンパ74とが所定の位置に取付けられる。
振動吸収ユニット72はゴム材と金属板が交互に積層され
た積層ゴム構造になっており、水平方向及び垂直方向の
振動を吸収する作用がある。又、緩衝ダンパ74は振動を
減衰させる作用がある。
振動吸収ユニット72、72の上面には重量物の機器搭載板
76が取付けられ、機器搭載板76上には精密機器78が載置
される。
このように構成された除振・免震床の構造においては、
基礎床70に発生する振動は振動吸収ユニット72及び緩衝
ダンパ74によって吸収及び減衰され、機器搭載板76及び
載置される機器82には基礎床70からの振動が伝達しない
ようになっている。従って、機器搭載板76は免震床とし
ての働きをする。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の除振・免震床の構造で
は、免震床としての機器搭載板76は基礎床70から床高に
形成されるので、機器搭載板76上の精密機器78を安全に
設置できない不具合がある。又、機器搭載板76の重心が
高くなるため、機器搭載板76に回転振動が生じ易くなる
不具合がある。
更に、このような従来の除振・免震床の構造では、除振
・免震床の組立後、機器搭載板76が一体構造の重量物で
あるため、仕様変更が容易にできない不具合がある。
また、従来の除振・免震床の構造では、重量物の質量が
中央部に寄っているので、重量物に回転モーメントが作
用し易くなり、地震等の振動を受けると機器搭載板76に
回転振動が発生するという欠点がある。
本考案は、このような事情に鑑みて成されたもので、除
振・免震床の組立後の仕様変更が容易に出来、免震床を
基礎床等から低い位置に形成すると共に免震床に回転振
動が生じない除振・免震床を提案することを目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成する為に、振動を吸収する積層
ゴムより形成され所定位置に複数配設された振動吸収ユ
ニットと、前記振動吸収ユニットのそれぞれに被せると
共に振動吸収ユニットに支持されるキャップ状の重量物
と、前記重量物の上面に取付けられ、機器等が搭載され
る板と、から構成したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案に係る除振・免震床の構造によれば、振動吸収ユ
ニットにキャップ状の重量物が被せられ、重量物の上面
に軽量な機器搭載用の板が取付けられるため、重量物の
重心は低くなると共に重量物の上面の機器搭載用の板は
低い位置に配せられる。従って、キャップ状の重量物及
び機器搭載用の板で免震床が形成され、免震床は基礎床
等から低い位置に配せられると共に回転振動が生じな
い。又、重量物は夫々の振動吸収ユニットに分割して取
付けられているため、組替えが簡単で除振・免震床の組
立後の仕様変更が容易になっている。
〔実施例〕
以下添付図面に従って本考案に係る除振・免震床の構造
の好ましい実施例を詳述する。
第1図は本考案に係る除振・免震床の構造の平面図であ
る。第1図及び第2図に示すように基礎床10上には複数
の振動吸収ユニット12、12…及び緩衝ダンパ14が所定の
位置に取付けられる。振動吸収ユニット12はゴム材と金
属板とが交互に積層された積層構造体となっており、円
柱形状に形成される。第3図及び第4図に示すように振
動吸収ユニット12の上下端には取付プレート16が接着さ
れ、振動吸収ユニット12の下端部の取付プレート16はボ
ルト18、18…を介して基礎床10上に固定される。一方、
振動吸収ユニット12の上端の取付プレート16はボルト1
8、18…を介してキャップ形状の重量物20が取付けられ
る。重量物20は振動吸収ユニット12に被さった状態で振
動吸収ユニット12に支持される。又、これらの重量物20
は上面の厚みLが肉薄に形成されている。
重量物20が被せられた振動吸収ユニット12には更に機器
搭載板22が取付けられる。この機器搭載板22は比較的軽
量物で形成され、その上面に振動を嫌う精密機器24が載
置される。又、機器搭載板22の略中央の下面には緩衝ダ
ンパ14の抵抗部材26が取付けられており、機器搭載板22
と基礎床10との間で生じる振動はこの緩衝ダンパ14によ
って減衰される。
前記の如く構成された本考案に係る除振・免震床の構造
によれば、基礎床10上に生じる振動は振動吸収ユニット
12及びダンパ14で吸収され、機器搭載板22及び精密機器
24には振動が伝達されない。従って、機器搭載板22は免
震床としての役割を果たし、精密機器24は環境振動等か
ら除振・免震床の構造によって保護されることとなる。
この場合、重量物20はキャプ状に形成され、上面が肉薄
に形成されるため、機器搭載板22は低い位置に配するこ
とが出来、免震床は基礎床10から低い位置に形成され
る。更に、重量物20はキャプ状で重心が低いため、重量
物20に取付けられる機器搭載板22の重心は低くなり回転
振動が生じにくくなる。
又、本考案に係る除振・免震床の構造の機器搭載板22は
従来と異なり軽量物で構成され、機器搭載板22に必要と
される重量物20は分割してキャプ上に形成され、振動吸
収ユニット12の上端部に被せられた構造になっているの
で、分割重量物20、20…の取り扱いが容易であり、除振
・免震床の構造の組立て又は解体が簡単に出来、仕様の
変更及び除振・免震床の移設が容易に出来る。
また、本実施例によれば、振動吸収ユニット12と重量物
20とから成る除振ユニットを図1に示したように、矩形
状に形成された機器搭載板22の角部に配置して、4台の
重量物20、20…と機器搭載板22とで構成される免震台の
重みを免震台の周辺に分散させている。これにより、本
実施例では、機器搭載板22に回転モーメントが生じ難く
なるので、機器搭載板22に回転振動が発生しない。
従って、本実施例の除振・免震床の構造によれば、機器
搭載板に回転振動が発生し易い従来の除振・免震床の構
造と比較して、除振・免震を安定して行うことができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る除振・免震床の構造に
よれば、複数の振動吸収ユニットの夫々にキャプ状の重
量物を被せてその上面に機器等を搭載する板を設けて免
震床としたので、免震床を基礎床等から低い位置に形成
することが出来ると共に免震床に回転振動が生じない。
又、除振・免震床の組立後の仕様変更が容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る除振・免震床の構造の平面図、第
2図は、本考案に係る除振・免震床の構造の断面図、第
3図は本考案に係る除振・免震床の構造の要部平面図、
第4図は本考案に係る除振・免震床の構造の断面図、第
5図は従来の除振・免震床の構造の側面図である。 10…基礎床、12…振動吸収ユニット、14…緩衝ダンパ、
16…取付プレート、18…ボルト、20…重量物、22…機器
搭載板、24…精密機器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 豊田 直樹 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)考案者 湯川 隆男 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)考案者 西山 国雄 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)考案者 竹下 章治 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 株 式会社日立建設設計内 (56)参考文献 特開 昭60−226971(JP,A) 実開 昭60−194487(JP,U) 実公 昭54−44152(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器搭載板と、 前記機器搭載板と基礎床との間に配置され、振動を吸収
    する積層ゴムにより形成された振動吸収ユニットと該振
    動吸収ユニットの上部に被せられたキャップ状の重量物
    とから成る複数の除振ユニットと、 前記機器搭載板と基礎床との間に配置された除振用のダ
    ンパ装置と、 から成り、前記複数の除振ユニットを、前記機器搭載板
    の周縁に配置したことを特徴とする除振・免震床の構
    造。
JP1987140379U 1987-09-14 1987-09-14 除振・免震床の構造 Expired - Lifetime JPH075310Y2 (ja)

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JP1987140379U JPH075310Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14 除振・免震床の構造

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JPS6445040U JPS6445040U (ja) 1989-03-17
JPH075310Y2 true JPH075310Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=31404489

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