JPH03272438A - 印刷物反射率測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷物上のインキの反射率を測定する、印刷物
反射率測定装置に関するものである。

〔従来の技術〕

印刷物の特定の波長に対する反射率を測定する場合、測
定を行いたい波長の光源を、発光素子よりある一定の角
度で印刷物の被測定部位に入射させ、被測定部位からの
反射光を、入射の角度を考慮して設置した受光素子が、
受光することにより反射率の計測を行っている。

また、発光素子と印刷物、印刷物と受光素子の間隔の変
化は、測定値に大きな影響を与える（間隔の自乗に比例
して光量が変化する）ため、印刷物搭載部の上面から受
光素子までの間隔を、予め決めてジグなどで固定してい
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記ジグは発光素子と印刷物、印刷物と受光素
子の間隔を一定に固定する機能を有しているが、被測定
物である印刷物に上下方向の歪みが生じると、発光素子
と印刷物、印刷物と受光素子の間隔が変化したことと同
様の意味を持ち、正確な反射率を測定する事が出来ない
、特に、印刷物の移動中に測定する場合は、この影響は
無視出来ないものであった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の印刷物反射率測定装置は、以上の如くの現状に
鑑みてなされたものであり、測定部に少なくとも一端を
固定した略弓状である弾性体からなる押圧部材を取付け
、前記押圧部材で印刷物を圧着しながら、受光素子を用
いて反射率を測定することにより上記課題を解決した。

また、印刷物搭載部が曲面形状を有していることが望ま
しい。

〔作用〕

本発明の印刷物反射率測定装置は、測定部に少なくとも
一端を固定した略弓状である弾性体からなる押圧部材が
、印刷物を印刷物搭載部に圧着することにより、被測定
物である印刷物に上下方向の歪みが生しることはない。

よって発光素子と印刷物、印刷物と受光素子の間隔は一
定となり、受光素子を用いて正確で再現性のある反射率
の測定を可能とする。

また、印刷物搭載部が曲面形状を有していれば、印刷物
走行時の摩擦抵抗が減少される。

（実施例１） 以下本発明の印刷物反射率測定装置の実施例を図面を用
いて詳細に説明する。

押圧部材は、略弓状の弾性体であり、その形状６例を第
１図（ａ）、（ｂ）ニ示す。図中１０．２０は押圧部材
である。その中心部に開口された楕円形の測定窓１２．
２２は、発光素子３２からの光を印刷物に直接照射させ
、印刷物からの反射光を受光素子３４に受光させるため
に設けられる。また、押圧部材の端部は、押圧部材を測
定部に取り付けるための固定部１４．２４である。印刷
物に軽微な圧着を行いたい場合は、固定部が一端にある
押圧部材（第１図（ｂ）参照）の使用が望ましい。

また、２つの押圧部材を印刷物の被測定部位を挟んで配
置すれば、押圧部材に測定窓を設ける必要はない。さら
に、押圧部材が発光素子からの光の波長を吸収しない素
材であれば、測定窓を設ける必要はない。

第２図は、測定部３０にばね鋼ＬＩＩＳ　　Ｇ４８０１
　）からなる第１図（ａ）の形状を有する押圧部材１０
を取付け、印刷物搭載部３日に印刷物３６を搭載した状
態の説明図である。なお、測定部３０と印刷物搭載部３
８は図示しないジグで固定されている。

前記の様な構成の印刷物反射率測定装置を用いて、発光
素子３２であるＬＥＤより波長５７０ｎ＊の光を平板状
である印刷物掲載部３８上の印刷物３６に当て、受光素
子３４であるフォトダイオードで反射光を受け、データ
処理を行い、反射率を測定した。同一印刷物について、
同様な測定を１００回繰り返し行なったが、測定反射率
のデータのばらつきは３％以内に抑えられた。

〔実施例２〕 次に本発明の印刷物反射率測定装置の第２実施例を第３
図を用いて説明する。

第１図（ａ）に示す形状の押圧部材１０を測定部３０に
取り付け、曲面形状（ローラ）を有する印刷物搭載部４
０に印刷物３６を搭載した状態の説明図である。

本実施例においては、曲面形状（ローラ）を有する印刷
物搭載部４０上の印刷物３６は押圧部材１０により印刷
物搭載部に圧着され−ているため、画素子と印刷物の間
隔は一定である。また、印刷物搭載部は曲面形状を有し
ているので、平板状の印刷物搭載部より摩擦抵抗が少な
く印刷物の搬送がスムーズである。

本実施例は特にロール状の印刷物の反射率の測定に適す
る。

〔実施例３〕 次に本発明の印刷物反射率測定装置の第３実施例を第４
図を用いて説明する。

印刷物に軽微な圧着を行うため、第１図（ｂ）に示す形
状の押圧部材２０を測定部３０に取り付け、曲面形状を
有する印刷物搭載部５０に印刷物３６を搭載した。

本実施例においては、曲面形状を有する印刷物搭載部５
０上の印刷物３６は押圧部材２０により印刷物搭載部に
圧着されているため、画素子と印刷物の間隔は一定であ
る。また、印刷物搭載部５０は曲面形状を有しているが
、半円形状のため第３図の印刷物搭載部４０より容積は
小さい。

〔効果］ 本発明の印刷物反射率測定装置は、測定部に取り付けた
押圧部材が、印刷物を印刷物搭載部に圧着することによ
り、被測定物である印刷物に上下方向の歪みが生じるこ
とはない。また、印刷物搭載部が曲面形状を有していれ
ば、印刷物走行時の摩擦抵抗が低減され、スムーズな搬
送が可能となる。よって発光素子と印刷物、印刷物と受
光素子の間隔は一定となり、印刷物の移動中に測定する
場合にも、受光素子を用いて、正確で再現性のある反射
率の測定を可能となった。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による実施例を示すものであり、第１図（
ａ）、（ｂ）は、押圧部材の一実施例を示す斜視図、第
２図、第３図及び第４図は、測定部、押圧部材、印刷物
、印刷物搭載部の関係を示す説明図である。 １０．２０・・・押圧部材 １２．２２・・・測定窓 １４．２４・・・固定部 ３０・・・測定部 ３２・・・発光素子 ３４・・・受光素子 ３６・・・印刷物 ３８・・・印刷物搭載部（平板状） ４０・・・印刷物搭載部（曲面形状 ５０・・・印刷物搭載部（曲面形状、半円）ローラ） 特　　許　　出　　願　　人 凸版印刷株式会社 代表者　鈴木和夫 第１　図（ａ） 第２図 第３図 ０ ２ 第１図１） 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）受光素子を用いて、インキの反射率を測定する印
   刷物反射率測定装置であって、測定部に少なくとも一端
   を固定した略弓状である弾性体からなる押圧部材を取付
   け、前記押圧部材で印刷物搭載部上の印刷物を圧着しな
   がら反射率を測定することを特徴とする印刷物反射率測
   定装置。
2. （２）前記印刷物搭載部が曲面形状を有していることを
   特徴とする請求項（１）記載の印刷物反射率測定装置。