JPH0247794Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0247794Y2
JPH0247794Y2 JP14361785U JP14361785U JPH0247794Y2 JP H0247794 Y2 JPH0247794 Y2 JP H0247794Y2 JP 14361785 U JP14361785 U JP 14361785U JP 14361785 U JP14361785 U JP 14361785U JP H0247794 Y2 JPH0247794 Y2 JP H0247794Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
vibrations
vibration
protrusion
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14361785U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6252342U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14361785U priority Critical patent/JPH0247794Y2/ja
Publication of JPS6252342U publication Critical patent/JPS6252342U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0247794Y2 publication Critical patent/JPH0247794Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はダンピングシートに関し、特に、振
動板の曲げ振動のみでなく、垂直方向および水平
方向の振動に対しても振動減衰特性の優れたダン
ピングシートに関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般、振動や、騒音の防止にゴムシートや、ア
スフアルトシート等の粘弾性体のダンピングシー
トが用いられていて、このダンピングシートは振
動板に貼付しておくと、振動板が曲がつた際、粘
弾性体のダンピングシートが伸び縮みしてその伸
縮時に振動板の振動を吸収するようになつてい
る。
しかしながら、上記のようなダンピングシート
は振動板に垂直な方向の振動や水平(平行)な方
向の振動はほとんど吸収することができないとい
う問題点を有していた。
一方、振動板に垂直な方向や水平(平行)な方
向の振動を吸収するものとしてダイナミツクダン
パが存在し、このダイナミツクダンパは共振する
振動数において振動吸収が大きいものであるが、
振動板が伸縮する際の振動板の振動は吸収するこ
とができないという問題点を有していた。
この考案は上記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、振動板の曲げ振動ば
かりでなく、振動板の板に垂直な方向の振動や振
動板の板に水平(平行)な方向の振動に対しても
すぐれた振動減衰特性を具えたダンピングシート
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、粘
弾性体の上面に、同一材質によつて複数の突起を
一体に形成するとともに、各突起の先端部に高比
重物質を設けた構成を有している。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
振動板の曲げ振動ばかりでなく振動板に対して垂
直方向および水平方向(平行)な振動に対しても
減衰させることができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるダンピングシートが
示されていて、NBRゴムシート(ブタジエンア
クリロニトリルゴムシート)からなる粘弾性体1
の上面に、同一の材質からなるとともに、任意の
高さを有する複数の突起2を一体に形成し、この
各突起2の先端部内に、高比重物質、たとえば、
鉄球3をそれぞれ埋設することで構成されてい
る。
そして上記のように構成したものを、第2図に
示すように、振動板4に接着剤5または粘着剤5
等により貼着する。
上記のように貼着した場合において、振動板4
に振動が生じた際に、まず、振動板4の曲げ振動
に対してはダンピングシート自体も振動板4と一
体に伸び縮みすることで従来のダンピングシート
と同様に作用して曲げ振動を減衰することとな
る。
また、振動板4の、それと垂直な方向の振動に
対しては第3図aに示すダイナミツクダンパと同
様に各突起2が第3図bの矢印のように作用し、
また水平(平行)な方向の振動に対しては、第4
図aに示すダイナミツクダンパと同様に各突起が
第4図b矢印のように作用する。
なお、第3図a、第4図a示すダイナミツクダ
ンパにおいて、6はばね、7は質量、8はダンパ
である。
この場合、振動板4の垂直、水平方向の振動に
対しては各突起の先端部内に埋設さされている鉄
球3は突起2を構成しているゴムと比較して質量
が十分に大きいのでダイナミツクダンパの質量7
としての作用を十分に果たすものであり、また、
突起2の高さをいろいろ変えて複数の高さとして
各突起2の固有振動数を変えておくことにより、
広い振動数範囲に対しダンパとして作用できるも
のであり、したがつて、振動板の曲げ振動、垂直
な方向の振動および水平(平行)な方向の振動に
対して著るしく振動吸収効果、すなわち減衰効果
を有するものである。
なお、前記実施例においては各突起の高さを異
ならせて、複数高さの突起を設けることで広い振
動数範囲に適用できるようにしたが振動数範囲が
所定範囲内であればそれに適当できれば全ての突
起が同一高さでもよく、また各突起内に鉄球を埋
設したが、埋設することなく取付けた場合であつ
ても同様の効果を有するものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
振動板に取付けておくだけで振動板の曲げ振動、
垂直方向の振動および、水平(平行)方向の振動
に対して著るしい振動減衰効果を有するととも
に、構成が非常に簡単、かつ、取付け作業も極め
て容易であるなどのすぐれた効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は概略
縦断面図、第2図は振動板に取付けた状態を示す
概略縦断面図、第3図aは垂直方向の振動に対す
るダイナミツクダンパの作用を示す図、第3図b
は垂直方向の振動に対するこの考案によるものの
突起の作用を示す図、第4図aは水平(平行)方
向の振動に対するダイナミツクダンパの作用を示
す図、第4図bは水平(平行)方向の振動に対す
るこの考案によるものの突起の作用を示す図であ
る。 1……粘弾性体、2……突起、3……鉄球、4
……振動板、5……接着剤(粘着剤)、7……質
量、8……ダンパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粘弾性体の上面に、同一材質によつて複数の突
    起を一体に形成するとともに、各突起の先端部に
    高比重物質を設けたことを特徴とするダンピング
    シート。
JP14361785U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPH0247794Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14361785U JPH0247794Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14361785U JPH0247794Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6252342U JPS6252342U (ja) 1987-04-01
JPH0247794Y2 true JPH0247794Y2 (ja) 1990-12-14

Family

ID=31053467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14361785U Expired JPH0247794Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0247794Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032004A (ja) * 2011-10-20 2012-02-16 Jeol Ltd 除振機構
JP6782994B1 (ja) * 2019-05-20 2020-11-11 株式会社枚方技研 固定シート
JP7401908B2 (ja) * 2020-05-08 2023-12-20 公立大学法人秋田県立大学 制振装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6252342U (ja) 1987-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0247794Y2 (ja)
JP2007205449A (ja) 制震装置
JPS63293340A (ja) 積層ゴム支承体
JPS6319446Y2 (ja)
JPS621959A (ja) 天井吊り具
JPH03209033A (ja) 減衰装置
JP2761647B2 (ja) 建造物用免震装置
JPS63284374A (ja) 制振壁構造
JPH0645975B2 (ja) 建造物用免震装置
JPS60223576A (ja) 免震装置
JPS5813155Y2 (ja) 防振装置
JPS6319445Y2 (ja)
JPS59172851U (ja) 防振支持装置
JPS6132011Y2 (ja)
JPS63297673A (ja) 動吸振屋根
JPH0649036Y2 (ja) マイクロホンの防振構造
JPS5830994Y2 (ja) 防振用脚
JPS5934142U (ja) 振動吸収装置
JPS63125241U (ja)
JP3007134U (ja) 反動吸収磁石付きバネ
JPH02134344U (ja)
JPH0431945Y2 (ja)
JPH041400Y2 (ja)
JPS5994630U (ja) 防振装置
JPH0123633B2 (ja)