JPH0752275A - タイヤ製造ドラム上でのタイヤ構成材の組み立て方法、タイヤ製造ドラム、およびタイヤの製造方法 - Google Patents
タイヤ製造ドラム上でのタイヤ構成材の組み立て方法、タイヤ製造ドラム、およびタイヤの製造方法Info
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- JPH0752275A JPH0752275A JP6158825A JP15882594A JPH0752275A JP H0752275 A JPH0752275 A JP H0752275A JP 6158825 A JP6158825 A JP 6158825A JP 15882594 A JP15882594 A JP 15882594A JP H0752275 A JPH0752275 A JP H0752275A
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-
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-
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Abstract
る。 【構成】 ドラムスリーブ32およびドラムスペーサ3
1を備えたタイヤ製造ドラムは、第1のサイドウォール
インサート26および第2のサイドウォールインサート
30を配置するインサート位置として、タイヤ製造ドラ
ムの円筒面よりも下がった位置となる溝20を有する。
第1のサイドウォールインサート26は、ライナー24
上に設置され、第2のサイドウォールインサート30
は、第1のサイドウォールインサート26上に設置され
た第1のカーカスプライ28上に設置される。第2のサ
イドウォールインサート30上には、第2のカーカスプ
ライ(不図示)が配置される。第1のカーカスプライ2
8および第2のカーカスプライは、概ね平坦な形状で設
置され、各構成材の間に空気が閉じ込めらるのが防止さ
れる。
Description
イヤを製造するための機械的タイヤ製造ドラムに関し、
特に、ある種のタイヤの設計を容易にするため、表面に
凹凸または凹みのあるタイヤ製造ドラムに関する。
ける、タイヤへの構成材の付加や、構成材の位置の調整
により影響を受ける。したがってタイヤ生産工程の間、
タイヤの構成材をそれぞれ互いに密着させ、構成材のし
わや各構成材間の空気の閉じ込めを最小限に止めること
が重要である。未加流のタイヤ構成材の間に空気が閉じ
込められていれば、そのタイヤは欠陥品となり、廃棄さ
れなければならないこともある。タイヤ生産工程中に、
タイヤ構成材の間に空気が閉じ込められたと思われる場
合、タイヤ生産作業者は、閉じ込められた気泡または空
気を構成材の間から追い出すために、未加流のエラスト
マーの構成材の間の境界面を縫合しなければならない。
縫合の際には、ローラホイールを構成材に沿って回転さ
せ、空気が逃れられるよう構成材の縁まで空気を移動さ
せる。この縫合工程は、時間がかかり、その上、タイヤ
生産作業者の技術を必要とする。
空気の閉じ込めの問題は、その構成材が他の構成材に比
べて相当厚い場合のタイヤ設計において、より顕著であ
る。たとえばビードのように、比較的方形の断面を有す
る構成材が、カーカスプライのようなより平坦な構成材
に隣接して配置されるとき、異なる形状の構成材が境を
接する所で空気が閉じ込められる恐れがある。異なる形
状の構成材が互いに隣合わざるを得ないタイヤ設計で
は、閉じ込められる空気の問題は、より困難にさえな
る。
タイヤ圧が失われてもタイヤが車両の重量を支えられる
よう、サイドウォールにおいてカーカスプライの間にイ
ンサートが挟み込まれている。こうしたサイドウォール
インサートは一般的に、これに隣接するカーカスプライ
より厚く、また、この種のタイヤは、カーカスプライと
サイドウォールインサートとの間に空気を閉じ込めない
ように作ることが重要である。
の閉じ込めがない、タイヤ製造ドラム上でのタイヤ構成
材の組み立て方法、タイヤ製造ドラム、およびタイヤの
製造方法を提供することを目的とする。
本発明のタイヤ製造ドラム上でのタイヤ構成材の組み立
て方法は、円筒面を有するタイヤ製造ドラム上でタイヤ
構成材を組み立てる方法であって、(a)前記タイヤ製
造ドラムの円筒面にライナーを設置する工程と、(b)
前記タイヤ製造ドラムの両端からそれぞれ間隔をあけて
離れているインサート位置において、前記円筒面よりも
下がった位置でかつ前記タイヤ製造ドラムの周囲に、そ
れぞれ第1のインサートを配置する工程と、(c)前記
ライナーおよび前記第1のインサートの前記円筒面上の
前記タイヤ製造ドラムの周囲に、補強材の第1のプライ
を設置する工程と、(d)前記タイヤ製造ドラムの両端
からそれぞれ間隔をあけて離れている前記各インサート
位置において、前記第1のプライの上に第2のインサー
トをそれぞれ配置する工程と、(e)前記第1のプライ
および前記第2のインサートの上に、補強材の第2のプ
ライを設置する工程と、(f)前記タイヤ製造ドラムの
両端に環状のビードを配置する工程と、(g)前記タイ
ヤ製造ドラムを広げて前記円筒面の直径を増大させ、前
記タイヤ製造ドラムの両端にショルダーを形成する工程
と、(h)前記各ビードの周りで前記第1のプライおよ
び前記第2のプライの縁を折り返す工程と、(i)前記
第2のプライの周囲に、ベルトおよびトレッドアセンブ
リを配置する工程と、(j)組み立てられたタイヤ構成
材を前記タイヤ製造ドラムから取り外すために、前記タ
イヤ製造ドラムを収縮させる工程とを有することを特徴
とする。
れ前記タイヤ製造ドラムの円筒面の溝に配置されるもの
であってもよく、前記各溝はそれぞれ、いずれの前記イ
ンサートの厚みよりも深いものであってもよい。
のインサートの厚みに、前記各第2のインサートの厚み
の2分の1を加えた値以上であることが好ましい。
製造ドラムの円筒面の直径と実質的に等しい外径を有す
る圧縮可能な環状体が収められ、前記円筒面の下に前記
第1のインサートを配置する間は、前記環状体は圧縮さ
れているものであってもよい。
それぞれ収められている膨張性の内袋であってもよい
し、それぞれゴム様の弾性材のリングであってもよい。
前記弾性材は、ポリウレタン製が好ましい。
材を組み立てるためのタイヤ製造ドラムであって、円筒
面と、第1のインサートを前記円筒面よりも下がった位
置に配置するために、前記タイヤ製造ドラムの両端から
間隔をあけて離れているインサート位置においてそれぞ
れ前記円筒面に設けられた環状の溝と、前記円筒面上に
第1のプライを設置する手段と、前記第1のプライおよ
び前記第1のインサートの上に第2のインサートを設置
する手段と、前記第1のプライおよび前記第2のインサ
ートの上に第2のプライを設置する手段と、前記タイヤ
製造ドラムの両端に環状のビードを設置するショルダー
を形成するように、前記タイヤ製造ドラムを拡張する手
段と、前記ビードの周囲で前記第1のプライの先端を折
り返す手段と、前記第2のプライの周囲に、ベルトおよ
びトレッドアセンブリを設置する手段と、組み立てられ
たタイヤを前記タイヤ製造ドラムから取り外すために前
記タイヤ製造ドラムを収縮させる手段とを有することを
特徴とする。
ートの厚みよりも深いものであってもよい。
のインサートの厚みに、前記各第2のインサートの厚み
の2分の1を加えた値以上であることが好ましい。
製造ドラムの円筒面の直径と実質的に等しい外径を有す
る圧縮可能な環状体が収められ、前記円筒面の下に前記
第1のインサートを配置する間は、前記環状体は圧縮さ
れているものであってもよい。
それぞれ収められている膨張性の内袋であってもよい
し、それぞれゴム様の弾性材のリングであってもよい。
前記弾性材はポリウレタン製が好ましい。
ナーを円筒形に成形する工程と、(b)前記円筒形の軸
に沿って円周上に軸方向に間隔をあけて離れているイン
サート位置において、前記ライナーの円筒面を凹ませ
て、それぞれ第1のインサートを配置する工程と、
(c)前記ライナーの円筒面の周囲に、補強材の第1の
プライを設置する工程と、(d)前記各インサート位置
において前記第1のプライの上にそれぞれ第2のインサ
ートを配置する工程と、(e)前記第1のプライおよび
前記第2のインサートの上に補強材の第2のプライを設
置する工程と、(f)前記円筒形の両端にそれぞれ環状
のビードを配置する工程と、(g)前記円筒形の両端に
ショルダーを形成するために、前記第1のプライおよび
前記第2のプライを広げて、前記ビード間の前記円筒形
の直径を増大させる工程と、(h)前記各ビードを覆っ
て、前記第1のプライの縁を前記第2のプライの周囲に
折り返す工程と、(i)前記第2のプライの周囲にベル
トおよびトレッドアセンブリを配置し、未加流タイヤを
作る工程とを有することを特徴とする。
よい。
は、それぞれ最も厚い箇所において、前記第1または第
2のプライのいずれに比しても、少なくとも2倍の厚さ
を有しているものや、前記第1のインサートは対称形で
はないものや、前記第1および第2のインサートは、概
ね前記ビードから前記タイヤの前記ベルトまで延びてい
るものであってもよい。
ラム上でのタイヤの構成材の組み立て方法では、タイヤ
製造ドラムの円筒面には、ライナー、第1のインサー
ト、第1のプライ、第2のインサートおよび第2のプラ
イが順次設置される。特に、第1および第2のインサー
トは同じ部位に配置されるので、第1および第2のイン
サートが配置される部位は、他の部位に比較して厚みが
厚くなる。しかし、第1および第2のインサートが配置
されるインサート位置は、タイヤ製造ドラムの円筒面よ
りも下がった位置となっているので、第1および第2の
プライは概ね平坦な形状で設置される。これにより、第
1および第2のプライの設置が容易になり、インサート
位置での空気の閉じ込めも発生しなくなる。
に、タイヤ製造ドラムの円筒面直径と実質的に等しい外
径を有する圧縮可能な環状体を収めることで、ライナー
の設置時には、インサート位置はタイヤ製造ドラムの円
筒面と同一面上にあり、ライナーは円筒状に設置され
る。一方、インサートが配置されると、環状体は圧縮さ
れ、結果的にはインサート位置はタイヤ製造ドラムの円
筒面よりも下がった位置となる。
造ドラムの円筒面の、第1のインサートが配置されるイ
ンサート位置には、環状の溝が設けられているので、第
1のインサートはタイヤ製造ドラムの円筒面よりも下が
った位置に配置される。したがって、第1のプライ、さ
らには第2のプライは概ね平坦な形状で設置され、各プ
ライの設置が容易になるとともに、インサート位置での
空気の閉じ込めも発生しない。
を円筒形に形成し、このライナーの円筒面のインサート
位置を凹ませて第1のインサートを配置するので、第1
のインサートはライナーの円筒面よりも下がった位置に
配置される。したがって、第1のプライ、さらには第2
のプライは概ね平坦な形状で設置され、各プライの設置
が容易になるとともに、インサート位置での空気の閉じ
込めも発生しない。
ム10が示されている。このタイヤ製造ドラム10は、
タイヤ生産工程の各段階において未加流タイヤの様々な
構成材を適所に配置するため、適宜選択して移動させる
ことができる多種の内部部品を備えている。
面14に未加流タイヤ38の幾つかの構成材12が置か
れている、タイヤ製造ドラム10が示されている。図1
1に示されているタイヤ製造工程においてこの段階まで
に設置されている構成材12は、非平面の突出部18を
形成している。上述のように、未加流のタイヤの非平面
の構成材12は、閉じ込められた空気のポケットを作る
ことがある。こうした空気のポケットは、タイヤの初期
破損やタイヤ性能の劣化を引き起こすおそれがある。
外側面14には、タイヤ製造工程中の次工程でタイヤ構
成材12を付け加えるために、このようなの突出部18
を収容し、より平坦な面を作る溝20(図1参照)が備
えられている。
囲のタイヤ設計に適用できるが、特に、拡張可動性タイ
ヤに見られるような、普通以上に厚いサイドウォールを
有するタイヤ設計に適している。こうしたタイヤでは、
カーカスプライ層の間にサイドウォールインサートを挿
入することがよくあり、タイヤサイドウォールが特別に
厚くなっている。このサイドウォールインサートは、た
とえタイヤ圧が失われても、車両の荷重を支持するよう
に作用する。
び方法とによって作製することができるタイヤの1例を
示すために、サイドウォールインサートを特徴とするタ
イヤが示されている。このタイヤのサイドウォール部
は、第1のサイドウォールインサート26および第2の
サイドウォールインサート30が存在するため、特に厚
くなっている。図10を参照すれば分かるように、タイ
ヤの内側から外側へ向かって見ると、ライナー24の外
側に、第1のサイドウォールインサート26が隣接して
設置されており、これに続いて、第1のカーカスプライ
28、第2のサイドウォールインサート30、第2のカ
ーカスプライ44、そして最後にサイドウォール58自
体がある。タイヤのカーカスは、ベルトパッケージ60
およびトレッド61に囲まれている。図示された例で
は、タイヤ圧が失われても車両を支持できるように、各
サイドウォールインサート26、30が用いられている
高性能偏平タイヤが示されている。
が示されている。図1に図示されているタイヤ製造ドラ
ム10には、溝20が備えられている。凹みまたは窪み
の形状を成すこともあるこの溝20は特に、ある種の未
加流タイヤの構成材12(図10参照)を中に収められ
るような形状をなしている。本実施例では、溝20は、
各サイドウォールインサート26、30(図7参照)を
収められる形状になっている。
10の溝20近傍の拡大横断面図が示されている。この
タイヤ製造ドラム10は、ドラムスペーサ31と、ドラ
ムカバープレート35を備えたドラムスリーブ32とを
有する。また図7では、溝20にはすでに、ライナー2
4、第1のサイドウォールインサート26、第1のカー
カスプライ28および第2のサイドウォールインサート
30が収められている。第1のサイドウォールインサー
ト26は、対称形ではない。図7に見られるように、た
とえ第1のサイドウォールインサート26および第2の
サイドウォールインサート30が平坦でなくとも、溝2
0の形状のため、加工中の未完成で未加流のタイヤ38
の上面34は、概ね平坦である。従って、次のタイヤ構
成材、この場合では第2のカーカスプライ44(図1
2)は、概ね平坦になるよう設置することができる。
10内の溝20の利点がより容易に理解されるように、
未完成のタイヤ製造工程の初期の幾つかの段階が説明さ
れている。図1では、ライナー24が設置されたタイヤ
製造ドラム10が示されている。また図2では、第1の
サイドウォールインサート26がライナー24の上に付
け加えられている。第1のサイドウォールインサート2
6は溝20の中に嵌め込まれている。図3では、次の構
成材、すなわち第1のカーカスプライ28が付け加えら
れている。第1のカーカスプライ28の上面37は、ほ
ぼ平面でかつ平坦である。図4においては、この特定の
タイヤ38における次の構成材である第2のサイドウォ
ールインサート30が付け加えられている。第2のサイ
ドウォールインサート30の外側面もまた、概ね平坦で
ある。その結果、図5においては第2のカーカスプライ
44が加工中のタイヤ38に付け加えられているが、こ
れもやはり、概ね平面で、かつ平坦な形状を維持してい
る。図6では、加工中のタイヤ38にビード46が嵌め
込まれており、この後、ビード46の周囲に各カーカス
プライ28、44を巻いて折り返すことができる状態に
なっている。
26、30を特徴とする加工中のタイヤ38が、凹凸ま
たは溝のない典型的な従来のタイヤ製造ドラム10上で
製造されれば、どのようになるかが示されている。同図
に見られるように、各サイドウォールインサート26、
30の領域は、タイヤ製造ドラム10の外側面14から
著しく上に突き出しており、符号48、50で示されて
いる位置において、著しい突出部18を作る。第2のカ
ーカスプライ44のような次のタイヤ構成材を、このよ
うな非平坦な凹凸面にむりに取付けるのは困難である。
上記位置48、50では空気が閉じ込められ易く、上述
のような問題が発生するおそれがある。
明の2つの例の利点が明瞭に示されている。図8では、
タイヤ製造ドラム10は、溝20を有している。同図に
示した例では、ポリウレタンフォームのような弾性材か
らなる、環状体としてのリング54が溝20に嵌め込ま
れており、ライナー24を設置するための平坦な面を作
っている。すなわちリング54の外径は、タイヤ製造ド
ラム10の円筒面の直径と実質的に等しい。後に、各サ
イドウォールインサート26、30が取り付けられると
き、各サイドウォールインサート26、30は、その下
にあるライナー24部分とともに、弾性材の弾性によっ
てリング54の中に沈み込む。
している溝20が示されている。同図に示した例では、
溝20の中に環状体としての内袋62が嵌め込まれてお
り、この内袋62は、ライナー24を設置するために平
坦な面をなすように、適宜選択して膨張させることがで
きる。後に、各サイドウォールインサート26、30が
取り付けられるとき、この内袋62は収縮させることが
できる。
下の各工程、すなわちライナー24を円筒形に成形する
工程と、この円筒形の軸に沿って円周上に軸方向に距離
をあけて離れているインサート位置においてライナー2
4の外周面を凹ませて、各インサート位置に第1のサイ
ドウォールインサート26を配置する工程と、ライナー
24の外周面に補強材の第1のカーカスプライ28を設
置する工程と、上記各インサート位置に、それぞれ第1
のカーカスプライ28を覆って第2のサイドウォールイ
ンサート30を配置する工程と、第1のカーカスプライ
28および第2のサイドウォールインサート30を覆っ
て補強材の第2カーカスプライ44を設置する工程と、
上記円筒形の両端部に環状のビード46を配置する工程
と、上記円筒形の両端部にショルダーを形成させるた
め、第1のカーカスプライ28および第2のカーカスプ
ライ44を広げ、各ビード46間の上記円筒形の直径を
増大させる工程と、各ビード46の上の第2のカーカス
プライ44の周囲で第1のカーカスプライ28の縁を折
り返す工程と、第2のカーカスプライ44の周囲にベル
トおよびトレッドアセンブリを配置し、未加流タイヤを
作る工程とから成るものである。第1のサイドウォール
インサート26および第2のサイドウォールインサート
30は、その最も厚い箇所において、第1のカーカスプ
ライ28または第2のカーカスプライ44のいずれかの
少なくとも2倍の厚さを有していてもよい。第1のサイ
ドウォールインサート26は対称形でなくてもよく、そ
して第1のサイドウォールインサート26および第2の
サイドウォールインサート30は、概ねビード46から
ベルト・トレッドアセンブリまで延びている。
とその詳細を示したが、本発明の精神または範囲から逸
脱しない限り、本発明における様々な変更や修正が可能
であることは、当該技術に熟達している専門家には明ら
かであろう。
ているので、以下に記載する効果を奏する。
構成材の組み立て方法は、第1のインサートを、タイヤ
製造ドラムの円筒面よりも下がった位置にあるインサー
ト位置に配置するので、第1および第2のプライを、概
ね平坦な形状で設置することができる。その結果、第1
および第2のプライを容易に設置することができ、しか
もインサート位置での空気の閉じ込めも防止することが
できる。
ドラムの円筒面のインサート位置に、環状の溝を設ける
ことにより、第1のインサートをタイヤ製造ドラムの円
筒面よりも下がった位置に配置することができる。した
がって、第1のプライ、さらには第2のプライを概ね平
坦な形状で設置することができ、その結果、各プライの
設置を容易にすることができるとともに、インサート位
置での空気の閉じ込めも防止することができる。
円筒形に形成し、このライナーの円筒面のインサート位
置を凹ませて第1のインサートを配置することにより、
第1のインサートをライナーの円筒面よりも下がった位
置に配置することができる。したがって、第1のプラ
イ、さらには第2のプライを概ね平坦な形状で設置する
ことができ、その結果、各プライの設置を容易にするこ
とができるとともに、インサート位置での空気の閉じ込
めも防止することができる。
断面図であり、ライナーが設置された状態を示す。
ナー上に第1のサイドウォールインサートが配置された
状態を示す横断面図である。
ナーおよび第1のサイドウォールインサート上に第1の
カーカスプライが設置された状態を示す横断面図であ
る。
のカーカスプライ上に第2のサイドウォールインサート
が配置された状態を示す横断面図である。
のサイドウォールインサートおよび第1のカーカスプラ
イ上に第2のカーカスプライが配置された状態を示す横
断面図である。
のカーカスプライ上にビードが配置された状態を示す横
断面図である。
横断面図である。
明のタイヤ製造ドラムの概略横断面図である。
イヤ製造ドラムの概略横断面図である。
ヤの横断面図である。
り、表面にタイヤの構成材が配置された状態を示す。
る。
面 35 ドラムカバープレート 37 (第1のカーカスプライ28の)上面 38 タイヤ 44 第2のカーカスプライ 46 ビード 54 リング 58 サイドウォール 60 ベルトパッケージ 61 トレッド 62 内袋
Claims (20)
- 【請求項1】 円筒面を有するタイヤ製造ドラム上でタ
イヤ構成材を組み立てる方法であって、 (a)前記タイヤ製造ドラムの円筒面にライナーを設置
する工程と、 (b)前記タイヤ製造ドラムの両端からそれぞれ間隔を
あけて離れているインサート位置において、前記円筒面
よりも下がった位置でかつ前記タイヤ製造ドラムの周囲
に、それぞれ第1のインサートを配置する工程と、 (c)前記ライナーおよび前記第1のインサートの前記
円筒面上の前記タイヤ製造ドラムの周囲に、補強材の第
1のプライを設置する工程と、 (d)前記タイヤ製造ドラムの両端からそれぞれ間隔を
あけて離れている前記各インサート位置において、前記
第1のプライの上に第2のインサートをそれぞれ配置す
る工程と、 (e)前記第1のプライおよび前記第2のインサートの
上に、補強材の第2のプライを設置する工程と、 (f)前記タイヤ製造ドラムの両端に環状のビードを配
置する工程と、 (g)前記タイヤ製造ドラムを広げて前記円筒面の直径
を増大させ、前記タイヤ製造ドラムの両端にショルダー
を形成する工程と、 (h)前記各ビードの周りで前記第1のプライおよび前
記第2のプライの縁を折り返す工程と、 (i)前記第2のプライの周囲に、ベルトおよびトレッ
ドアセンブリを配置する工程と、 (j)組み立てられたタイヤ構成材を前記タイヤ製造ド
ラムから取り外すために、前記タイヤ製造ドラムを収縮
させる工程とを有することを特徴とする、タイヤ製造ド
ラム上でのタイヤ構成材の組み立て方法。 - 【請求項2】 前記各第1のインサートは、それぞれ前
記タイヤ製造ドラムの円筒面の溝に配置される、請求項
1に記載のタイヤ製造ドラム上でのタイヤ構成材の組み
立て方法。 - 【請求項3】 前記各溝はそれぞれ、いずれの前記イン
サートの厚みよりも深い、請求項2に記載のタイヤ製造
ドラム上でのタイヤ構成材の組み立て方法。 - 【請求項4】 前記各溝の深さは、前記各第1のインサ
ートの厚みに、前記各第2のインサートの厚みの2分の
1を加えた値以上である、請求項3に記載のタイヤ製造
ドラム上でのタイヤ構成材の組み立て方法。 - 【請求項5】 前記各溝には、それぞれ前記タイヤ製造
ドラムの円筒面の直径と実質的に等しい外径を有する圧
縮可能な環状体が収められ、前記円筒面の下に前記第1
のインサートを配置する間は、前記環状体は圧縮されて
いる、請求項2に記載のタイヤ製造ドラム上でのタイヤ
構成材の組み立て方法。 - 【請求項6】 前記各環状体は、前記各溝内にそれぞれ
収められている膨張性の内袋である、請求項5に記載の
タイヤ製造ドラム上でのタイヤ構成材の組み立て方法。 - 【請求項7】 前記各環状体は、それぞれゴム様の弾性
材のリングである、請求項5に記載のタイヤ製造ドラム
上でのタイヤ構成材の組み立て方法。 - 【請求項8】 前記ゴム様の弾性材はポリウレタン製で
ある、請求項7に記載のタイヤ製造ドラム上でのタイヤ
構成材の組み立て方法。 - 【請求項9】 タイヤ構成材を組み立てるためのタイヤ
製造ドラムであって、 円筒面と、 第1のインサートを前記円筒面よりも下がった位置に配
置するために、前記タイヤ製造ドラムの両端から間隔を
あけて離れているインサート位置においてそれぞれ前記
円筒面に設けられた環状の溝と、 前記円筒面上に第1のプライを設置する手段と、 前記第1のプライおよび前記第1のインサートの上に第
2のインサートを設置する手段と、 前記第1のプライおよび前記第2のインサートの上に第
2のプライを設置する手段と、 前記タイヤ製造ドラムの両端に環状のビードを設置する
ショルダーを形成するように、前記タイヤ製造ドラムを
拡張する手段と、 前記ビードの周囲で前記第1のプライの先端を折り返す
手段と、 前記第2のプライの周囲に、ベルトおよびトレッドアセ
ンブリを設置する手段と、 組み立てられたタイヤを前記タイヤ製造ドラムから取り
外すために前記タイヤ製造ドラムを収縮させる手段とを
有することを特徴とするタイヤ製造ドラム。 - 【請求項10】 前記各溝はそれぞれ、いずれの前記イ
ンサートの厚みよりも深い請求項9に記載のタイヤ製造
ドラム。 - 【請求項11】 前記各溝の深さは、前記各第1のイン
サートの厚みに、前記各第2のインサートの厚みの2分
の1を加えた値以上である請求項10に記載のタイヤ製
造ドラム。 - 【請求項12】 前記各溝には、それぞれ前記タイヤ製
造ドラムの円筒面の直径と実質的に等しい外径を有する
圧縮可能な環状体が収められ、前記円筒面の下に前記第
1のインサートを配置する間は、前記環状体は圧縮され
ている請求項9に記載のタイヤ製造ドラム。 - 【請求項13】 前記各環状体は、前記各溝内にそれぞ
れ収められている膨張性の内袋である請求項12に記載
のタイヤ製造ドラム。 - 【請求項14】 前記各環状体は、それぞれゴム様の弾
性材のリングである請求項13に記載のタイヤ製造ドラ
ム。 - 【請求項15】 前記ゴム様の弾性材はポリウレタン製
である請求項14に記載のタイヤ製造ドラム。 - 【請求項16】 (a)ライナーを円筒形に成形する工
程と、 (b)前記円筒形の軸に沿って円周上に軸方向に間隔を
あけて離れているインサート位置において、前記ライナ
ーの円筒面を凹ませて、それぞれ第1のインサートを配
置する工程と、 (c)前記ライナーの円筒面の周囲に、補強材の第1の
プライを設置する工程と、 (d)前記各インサート位置において前記第1のプライ
の上にそれぞれ第2のインサートを配置する工程と、 (e)前記第1のプライおよび前記第2のインサートの
上に補強材の第2のプライを設置する工程と、 (f)前記円筒形の両端にそれぞれ環状のビードを配置
する工程と、 (g)前記円筒形の両端にショルダーを形成するため
に、前記第1のプライおよび前記第2のプライを広げ
て、前記ビード間の前記円筒形の直径を増大させる工程
と、 (h)前記各ビードを覆って、前記第1のプライの縁を
前記第2のプライの周囲に折り返す工程と、 (i)前記第2のプライの周囲にベルトおよびトレッド
アセンブリを配置し、未加流タイヤを作る工程とを有す
ることを特徴とするタイヤの製造方法。 - 【請求項17】 前記タイヤは拡張可動性タイヤである
請求項16に記載のタイヤの製造方法。 - 【請求項18】 前記第1および第2のインサートは、
それぞれ最も厚い箇所において、前記第1または第2の
プライのいずれに比しても、少なくとも2倍の厚さを有
している請求項16に記載のタイヤの製造方法。 - 【請求項19】 前記第1のインサートは対称形ではな
い請求項16に記載のタイヤの製造方法。 - 【請求項20】 前記第1および第2のインサートは、
概ね前記ビードから前記タイヤの前記ベルトまで延びて
いる請求項16に記載のタイヤの製造方法。
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