JP2003159758A - 膨張可能な中央部を有し、独立に膨張可能なビードロック組立体を端部に有する組立てドラム - Google Patents

膨張可能な中央部を有し、独立に膨張可能なビードロック組立体を端部に有する組立てドラム

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドラムの膨張状態と収縮状態の両方でドラム
の長さに沿って同心のドラム表面および一様な直径を維
持する。 【解決手段】 タイヤ組立てドラム700は中央部72
0と2つの端部722、724とを有している。各端部
722、724は、膨張可能なビードロック組立体72
6を備えている。中央部720は膨張可能であることが
好ましい。ビードロック組立体726は、キャリアリン
グ(CR)を有し、かつキャリアリング(CR)と半径
方向に膨張可能な複数のセグメント(S)との間に延び
る複数の細長いリンク(K)とを有している。キャリア
リングが内側に(中央部に近づくように)移動すると、
半径方向に膨張可能なセグメントが半径方向外側に移動
し、軸線方向に延び周方向に間隔をおいて配置された複
数のフィンガセグメント(F)を外側に折畳み位置から
膨張位置に移動させ、かつこれらの位置の間の少なくと
も1つの位置に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤカーカスが
載せられるタイヤ組立てドラムに関し、特に、折畳み位
置と膨張位置との間で膨張可能なドラムに関する。本発
明はまた、グリーンタイヤカーカス上にビードを固定す
る方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗物用のタイヤ、たとえば自動車用のタ
イヤを製造する際、いくつかの異なる部品を連続的に組
み立てることによって、まずいわゆるカーカスの製造が
行われることが公知である。言い換えれば、製造範囲に
含まれる様々なカーカスタイプは、カーカス上に様々な
付属部材が存在するかどうか、および/または付属部材
自体の形状に応じて互いに区別することができる。
【0003】一例を挙げると、チューブレスタイヤ用の
カーカス、すなわち、使用時にインナーチューブが存在
する必要のないタイヤを製造する際、主要な部材には、
いわゆるインナーライナ、すなわち弾性の不通気性材料
の層と、カーカスプライと、一般にビードコアと呼ば
れ、周りにカーカスプライの両端が折り畳まれる一対の
環状金属部材と、弾性材料で作られており、カーカス上
の、横方向に互いに向かい合う位置に延びる一対の側壁
とが含まれると考えることができる。付属部材は、1つ
または2つ以上の他のカーカスプライと、ビードコア
(チェーファーストリップ)の周りの折り返された領域
でカーカスプライを覆う1つまたは2つ以上の補強バン
ドなどを含むことがある。
【0004】適切なタイヤ性能を得るには、大部分の空
気入りタイヤ構造の各部材を、良好なタイヤ一様性が得
られるように組み立てる必要があることは公知である。
たとえば、タイヤの円周に沿って「蛇行する」トレッド
の場合、タイヤが動作させられるとガタツキが起こる。
たとえば、一方に傾けられたカーカスプライ(タイヤの
一方の側のコードが他方の側のコードよりも長い)で
は、静的不釣合いおよび半径方向力変動を含む様々なタ
イヤ非一様性の問題を引き起こすことがある。たとえ
ば、子午線方向に対称的でない(たとえば、トレッドが
ビード間で心合わせされていない)タイヤでは、偶力不
釣合い、横力変動、およびコニシティを含む様々なタイ
ヤ非一様性問題が起こる可能性がある。したがって、典
型的なタイヤ性能要件を満たすために、タイヤ業界では
一般に、良好な一様性を有するタイヤを製造することに
かなりの努力を払っている。タイヤ一様性は、一様であ
り、半径方向、横方向、周方向、および子午線方向に対
称であり、それによって静的釣合いおよび動的釣合いを
含み、かつロードホイール上に荷重がかかった状態でタ
イヤを動作させるタイヤ一様性機械で測定された半径方
向力変動、横力変動、および接線方向力変動も含むタイ
ヤ一様性の受け入れられる測定結果をもたらすタイヤ寸
法および質量分布を意味すると一般に考えられる。
【0005】ある程度のタイヤ非一様性は、組立て後の
製造時に(たとえば、研削によって)および/または使
用時に(タイヤ/車輪組立体のリムに釣合い錘をかける
ことによって)補正することができるが、できるだけタ
イヤ一様性を組み込むことが好ましい(一般にその方が
効率的である)。
【0006】代表的なタイヤ組立て機械は、たとえば、
インナーライナや、1つまたは2つ以上のカーカスプラ
イや、任意のサイドウォール補強部材およびビードエリ
アインサート(たとえばエイペックス)や、サイドウォ
ールや、ビードワイヤリング(ビード)を含む連続する
層として各タイヤ部材が周りを覆うタイヤ組立てドラム
を有する。この層化の後で、カーカスプライ端部でビー
ドの周りが覆われ、タイヤがドーナツ状に膨らまされ、
トレッド/ベルトパッケージが取り付けられる。
【0007】特許文献1(共有米国特許第559128
8号)は、拡張された移動性を有する空気入りタイヤを
組み立てる器械的タイヤ組立てドラム、具体的には、あ
る種のタイヤ構造の組立てを容易にする輪郭またはくぼ
みを表面に有するタイヤ組立てドラムを開示している。
対応する特許文献2(ヨーロッパ特許出願公開第063
4266A2号)も参照されたい。
【0008】
【特許文献1】米国特許第5591288号
【特許文献2】ヨーロッパ特許出願公開第063426
6A2号
【特許文献3】米国特許第4855008号
【特許文献4】米国特許第5264068号
【特許文献5】米国特許第4976804号
【特許文献6】米国特許第4929298号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1によって記
述されたように、タイヤ性能は、タイヤに部材を追加す
るか、または組立て工程中にタイヤ内のタイヤ部材の位
置を調整することによって影響を受けることがある。タ
イヤ組立て工程中には、各タイヤ部材のしわ、または部
材間への空気の閉込めを最小限に抑えることによって各
部材がうまく嵌り合うことが重要である。未硬化のタイ
ヤ部材間に空気が閉じ込められた場合、タイヤに欠陥が
生じ、タイヤを廃棄しなければならなくなることがあ
る。タイヤ組立て工程中に、タイヤ部材間に空気が閉じ
込められていると思われる場合、タイヤ組立て作業者は
未硬化の弾性部材間の界面を縫い付けて部材間から気泡
または閉じ込められた空気を押し出す必要がある。この
縫付けによって、ローラホイールが各部材に沿って転が
り、空気を部材の縁部まで押し込み、そこから空気が逃
げることができる。この縫付け工程は時間がかかり、タ
イヤ組立て作業者の技能を必要とする。
【0010】特許文献1によってさらに指摘されたよう
に、この問題は、部材が他の部材と比べてかなり厚いタ
イヤ構造ではさらに深刻化する。たとえば、タイヤビー
ドのような、比較的方形の断面を有する部材を、プライ
のようなより平面状の部材に隣接して配置する際、それ
ぞれの異なる形状の部材が相互に連結される場所に空気
が閉じ込められることがある。それぞれの異なる形状の
部材が必らず隣り合わせに配置されるタイヤ構造では、
閉じ込められた空気の問題がさらに深刻化する。
【0011】特許文献1によってさらに指摘されたよう
に、拡張された移動性を有するある特定のタイヤ構造に
おいて、タイヤが万一空気圧を失った場合でもタイヤが
乗物の重量を支持できるようにサイドウォール内のカー
カスプライ間にインサートが配置される。これらのイン
サートは通常、それらに隣接して位置するプライよりも
厚く、このタイヤが、プライとインサートとの間に空気
を閉じ込めずに組み立てられることが重要である。本発
明により、このようなタイヤの特別な生産ニーズに適合
する特徴を有する本発明のタイヤ組立て方法およびタイ
ヤ組立てドラムが構成された。このような特別な特徴に
ついては以下に説明するが、これらの特徴は、空気を閉
じ込めない高品質のタイヤの組立てに寄与する。
【0012】したがって、特許文献1は、ライナを円筒
状に形成するステップと、ライナの円筒状表面を周方向
に、この円筒の軸に沿った軸線方向に互いに離れた位置
でくぼませるように第1のインサートを配置するステッ
プと、ライナおよび第1のインサートの円筒状表面の周
りに補強材料の第1のプライを載せるステップと、第1
のプライ上の、間隔をおいて配置されたインサート位置
に第2のインサートを配置するステップと、第1のプラ
イおよび第2のインサート上に補強材料からなる第2の
プライを載せるステップと、円筒の各端部に円形ビード
を配置するステップと、第1のプライおよび第2のプラ
イを膨張させ円筒の直径を大きくして円筒の各端部にシ
ョルダを形成するステップと、各ビード上の第2のプラ
イの周りで第1のプライの縁部を折り返すステップと、
予硬化タイヤを形成するように第2のプライの周りにベ
ルト・トレッド組立体を配置するステップとを含む、タ
イヤを組み立てる方法を提案している。
【0013】特許文献1は、ドラムの表面上にライナを
載せるステップと、円筒状表面の下方およびドラムの周
りで、ドラムの各端部から離れたインサート位置に第1
のインサートを配置するステップと、ドラムの周りで、
ライナおよび第1のインサートの円筒状表面の上に補強
部材からなる第1のプライを載せるステップと、第1の
プライ上の方の、ドラムの各端部から離れたインサート
位置に第2のインサートを配置するステップと、第1の
プライおよび第2のインサートの上に補強材料からなる
第2のプライを載せるステップと、ドラムの各端部に円
形ビードを配置するステップと、ドラムを膨張させ円筒
表面の直径を大きくしてドラムの各端部にショルダを形
成するステップと、各ビード上で第1のプライおよび第
2のプライの縁部を折り返すステップと、第2のプライ
の周りにベルト・トレッド組立体を配置するステップ
と、ドラムを収縮させ、組み立てられたタイヤ部材をド
ラムから取外すステップとを含む、円筒状表面を有する
タイヤ組立てドラム上でタイヤ部材を組み立てる方法を
さらに提案している。
【0014】特許文献1は、円筒状表面と、円筒状表面
の、ドラムの各端部から離れたインサート位置にあっ
て、円筒状表面の下方に第1のインサートを配置する、
円形溝と、円筒状表面の上に第1のプライを取り付ける
手段と、第1のプライおよび第1のインサートの上に第
2のインサートを取り付ける手段と、第1のプライおよ
び第2のインサート上に第2のプライを取り付ける手段
と、ドラムを膨張させ、ビードリングを取り付けるため
のショルダをドラムの各端部に形成する手段と、ビード
の周りで第1のプライの各端部を折り返す手段と、第2
のプライの周りにベルト・タイヤ組立体を取り付ける手
段と、ドラムを収縮させ、組み立てられたタイヤをドラ
ムから取り外す手段とを有するタイヤ組立てドラムをさ
らに提案している。
【0015】共有米国特許第4855008号は、各セ
グメント(36)の両端部にショルダピストン(32)
との可撓性の連結部(56)を備える、軸線方向に延
び、周方向に間隔をおいて配置された複数のセグメント
(36)を持つセグメント化ドラム(10)を有する、
膨張可能なタイヤ組立てドラム、特に、ラジアルタイヤ
のカーカスを組み立てる第1段ソリッドポケットドラム
を開示している。くさび形バー(62)が配置されて各
セグメント(36)間に、該バーの先細になった側面
(80)をセグメント(36)の傾斜した側面(78)
と係合させる中央ピストン(64)に連結されている。
ショルダピストン(32)と中央ピストン(64)は半
径方向外側に移動してドラムを膨張させる。第1段の動
作中、タイヤ補強プライ、ビード、および他の部材が第
1段ドラム上で組み立てられ、次に、カーカスが他の位
置に移動させられ、そこで形作られ、ベルトおよびトレ
ッドが取り付けられる。タイヤカーカスの第1段組立て
では、各タイヤ部材が、ドラムの長さに沿って同心であ
り、一様な直径を有する収縮し膨張するドラム表面に取
り付けられることが重要である。従来、様々な構成を有
する膨張可能なドラムが使用されてきた。しかし、ドラ
ムの膨張状態と収縮状態の両方でドラムの長さに沿って
同心のドラム表面および一様な直径を維持することは困
難である。たとえば、ドラム表面は収縮状態では同心で
一様であるが、膨張時には歪んで直径が大きくなる。そ
の結果、膨張したドラム上のカーカスに付加されている
部材は厳密には組み立てられず、これがタイヤの一様性
に悪影響を及ぼす。
【0016】特許文献3(米国特許第5264068
号)は、ドラムの円周を設定する調節可能なスットッパ
を含む膨張可能なドラム開示している。各々が軸線方向
に滑ることのできる先細になった構造が設けられてお
り、先細になった化構造の滑り移動に応答して、ドラム
セグメントのそれぞれは半径方向に膨張するかまたは引
き込まれる。ここで述べたように、先細になった構造
(12)は、内側に凹んだ錐台状であり、キー(16)
によって長手方向、すなわち軸線方向に滑ることのでき
るドラムシャフト(10)上に取り付けられ、ドラム
(14)内に収納されている。ドラム(14)は、各々
が扇形の複数のドラムセグメントとして周方向に分割さ
れ、各セグメント(17)は内部でドラムセグメント支
持体(18)によって支持されている。
【0017】特許文献4(共有米国特許第497680
4号)は、ドラムシャフト(12)上に滑り可能に取り
付けられた軸線方向に移動可能な一対のハブ組立体(3
4)にピボット運動可能に連結された1組のリンク(3
6)によって半径方向に移動可能な周方向に間隔をおい
て配置された複数のドラムセグメント(28)を有する
膨張可能なセグメント化タイヤ組立てドラム(1)を開
示している。各セグメント(28)は、円筒状の中央部
(30)と、タイヤビード部用のポケット(68)を形
成する凹部を有する端部(32)とを有している。リン
ク(36)は各端部(32)間に配置され、大きなビー
ド部用の空間をポケット(68)内に形成しており、同
時に、各セグメント(28)はドラム(10)上にタイ
ヤバンド(64)を配置するのを容易にする小さな直径
に引き込むことができる。
【0018】特許文献5(共有米国特許第492929
8号)は、膨張可能なセグメント化シリンダ組立体と真
空チャンバとを含むタイヤ組立てドラムを開示してい
る。ドラム(10)は、軸線方向に延び、周方向に間隔
をおいて配置された複数のセグメント(18)を有して
いる。ドラムの端部はタイヤ部材の組立て時にドラム表
面(58)上にタイヤ部材を保持するために、カバース
リーブ(48)の真空穴(78)に連通する真空チャン
バ(76)をドラムの内側に形成するように密封されて
いる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、タイヤ
組立てドラムは中央部と2つの端部とを有している。各
端部は、膨張可能なビードロック組立体を備えている。
中央部は膨張可能であることが好ましい。膨張可能なビ
ードロック組立体は、キャリアリングと、キャリアリン
グと半径方向に膨張可能な複数のセグメントとの間に延
びる複数の細長いリンクとを有している。キャリアリン
グが内側に(中央部に向かって)移動すると、半径方向
に膨張可能なセグメントは半径方向外側に移動し、軸線
方向に延び周方向に間隔をおいて配置された複数のフィ
ンガセグメントを外側に折畳み位置から膨張位置に移動
させ、かつこれらの位置の間の少なくとも1つの位置に
移動させる。
【0020】本発明の実施態様において、ビードロック
組立体はシリンダと、シリンダ内に配置された2つのピ
ストンとを有している。ピストンは、空気圧に応答して
シリンダ内を軸線方向に自由に移動することができる。
第1のピストンは、ロッドによって、軸線方向内側に移
動するのが妨げられている。第2のピストンはロッドに
よってキャリアリングに連結されている。空気ラインお
よび通路を通してシリンダ内に供給された加圧空気は、
ビードロック組立体が部分的に膨張し、完全に膨張し
て、引き込むことができるようにピストンの運動を制御
する。
【0021】本発明のビードロック組立体は、膨張可能
な中央部を有するタイヤ組立てドラムと組み合わされて
うまく作動する。ここで説明するように、タイヤ組立て
ドラムは、固定セグメントと膨張セグメントを交互に中
央部に有している。各膨張セグメントは、軸線方向に延
び、かつ周方向に互いに間隔をおいて配置されており、
これらのセグメントの端部は、サイドウォールインサー
トなどのタイヤ部材を収容するように外形が形成されて
いる(凹部すなわち溝を有している)。中央部を膨張さ
せる2つの異なる機構を説明する。第1の機構は、中央
部を膨張させるように軸線方向に互いに離れることがで
きる2つのくさび部材を含んでいる。したがって、膨張
セグメントに関連する傾斜部材は、半径方向外側に移動
することができる。偏倚部材は、中央部を折り畳む復元
力を生じる。第2の機構は、中央部を膨張させるように
軸線方向に互いに接近できると共に、中央部を折り畳む
ように互いに離れることができる2つの案内リングを含
んでいる。案内リングと、膨張セグメントを支持するベ
ース部材との間に重なりリンクが設けられている。
【0022】本発明によれば、膨張可能な中央部と2つ
の膨張可能な端部とを有するタイヤ組立てドラム上にタ
イヤを組み立てる方法が開示される。この方法は、ま
ず、中央部および端部が折畳み状態である間、タイヤ組
立てドラムの平坦な取付け表面上にインナーライナを取
り付けるステップを含む。次に、中央部および端部は、
間隔をおいて配置された一対の凹部をドラムの中央部上
に形成するように中間膨張状態まで膨張させられる。次
に、中央部の各凹部にピラーインサートが取り付けら
れ、それによって、組立てドラムを横切る取付け表面は
ほぼ平坦になる。続けて、ほぼ平坦な取付け面に第1の
プライが取り付けられ、次に、第1のプライ上およびピ
ラーインサートのかなり上方にポストインサートが取り
付けられ、その後、第2のプライが取り付けられる。次
に、膨張可能な各端部におけるビードロック組立体のフ
ィンガの上方の所定の位置に一対のビードが移動させら
れる。次に、各ビードロック組立体および中央部は、フ
ィンガが膨張不能なビードをつかむように完全膨張位置
まで膨張させられる。次に、インナーライナ、第1のプ
ライ、および第2のプライがビードの周りで折り返され
る。続けて、ビードロック組立体および中央部が折畳み
・非膨張位置まで折り畳まれる。最後に、タイヤがドラ
ムから取り外され、工程が再び開始する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を詳細
に参照する。実施形態は添付の図面に示されている。各
図は、例示的なものであり、限定的なものではない。本
発明をこれらの好ましい実施形態に関連して一般的に説
明するが、本発明の趣旨および範囲をこれらの特定の実
施形態に限定するものではないことを理解されたい。
【0024】図示を明確にするために、選択された図面
におけるいくつかの部材は一定の比例に縮小せずに描か
れている。ここで示されている断面図は、「スライス」
または「近視眼的」断面図の形をしており、図示を明確
にするために、真の断面図では見えるある背景線が省略
されている。
【0025】各図の部材に通常、以下のように番号が付
けられている。各図面にわたって同じ部材は、同様な参
照番号によって参考される。たとえば、ある図の部材1
99は、他の図の部材299と同様であり、場合によっ
てはこれと同一である。各図の部材は、単一の図面にお
いて同様な(同一を含む)部材を同様な番号で参照でき
るように番号を付けることができる。たとえば、まとめ
て199と呼ばれる複数の部材をそれぞれ個別に、19
9a、199b、199cなどと呼ぶことができる。あ
るいは、関連するが変更された部材については、同じ番
号を付け、ダッシュ記号によって区別することができ
る。たとえば、109、109’、および109”は、
ある点で類似しているかまたは関連しているが、著しい
変更を有する3つの異なる部材である。同じまたは互い
に異なる図中の同様な部材間にこのような関係は、該当
する場合には特許請求の範囲および要約書を含む明細書
全体に亘って明らかになろう。一般に、図面で見たとき
の左右を示す、添字−Lおよび−Rによって同様な部材
が参照される(たとえば、133L、133R)。定義
以下の用語は、ここに示される説明全体に亘って使用さ
れることがあり、本ここにおける他の説明と矛盾するか
または他の説明において詳細に記載されていないかぎ
り、これらの用語には一般に以下の意味が与えられる。
【0026】「エイペックス」(「ビードエイペック
ス」も)は、ビードコアの半径方向上方およびプライと
折返しプライとの間に位置するエラストマフィラーを指
す。
【0027】「軸線方向」および「軸線方向に」は、タ
イヤの回転軸上にあるかまたはタイヤの回転軸に平行な
方向を指す。
【0028】「軸線方向」は、タイヤの回転軸に平行な
方向を指す。
【0029】「ビード」は、通常、ゴム材料に密閉され
たスチールフィラメントのケーブルを有する、環状でほ
ぼ伸長不能な引張り部材を有する、タイヤの部分を指
す。
【0030】「ベルト構造」または「補強ベルト」また
は「ベルトパッケージ」は、トレッドの下に存在し、ビ
ードに固定されておらず、タイヤの赤道面に対して18
0から300の範囲の左および右のコード角を有する、織
物または不織布の平行なコードの少なくとも2つの環状
の層、すなわちプライを指す。
【0031】「ブレーカ」または「タイヤブレーカ」
は、ベルトまたはベルト構造または補強ベルトを指す。
【0032】「カーカス」は、プライ上のベルト構造、
トレッド、アンダートレッドとサイドウォールを除く、
ビード、プライを含み、EMTまたはランフラットタイ
ヤの場合にはさらにくさびインサートサイドウォール補
強部材を含むタイヤ構造を指す。
【0033】「ケーシング」は、トレッドおよびアンダ
ートレッドを除く、カーカス、ベルト構造、サイドウォ
ール、およびタイヤの他のすべての部材を指す。
【0034】「中央面」は、この平面に垂直なライン上
の他の2つの点の中間に位置する点でこのラインに交差
する平面を指す。このラインは、タイヤ組立てドラムな
どの円筒状部材の軸線であってよい。完成したタイヤ
は、タイヤの「赤道面」である中央面を有する。
【0035】「チェーファー」は、リム部品によるタイ
ヤのすりむきを防止するリムフランジ内のビードの周り
の補強材料(ゴムのみ、または織物およびゴム)を指
す。
【0036】「チッパー」は、機能が、ビード領域を補
強し、サイドウォールの半径方向で最も内側の部分を安
定させることである、ビード領域内に位置する織物コー
ドまたはスチールコードの狭いバンドを指す。
【0037】「周方向」は、軸線方向に直角な環状トレ
ッドの表面の周囲に沿って延びる円形のラインまたは方
向を指すが、半径が、断面図で見たときのトレッドの軸
線方向曲率を定める、互いに隣接する数組の円曲線の方
向を指すこともある。
【0038】「コード」は、プライおよびベルトを補強
する、繊維または金属または織物を含む補強ストランド
の1つを指す。
【0039】「クラウン」または「タイヤクラウン」
は、トレッド、トレッドショルダ、およびサイドウォー
ルのすぐ隣りの部分を指す。
【0040】「EMTタイヤ」は、走行距離延長技術
(Extended Mobility Technology)を指し、EMTタイ
ヤは、「ランフラット」であるタイヤを指す。「ランフ
ラット」は、タイヤの空気圧がほとんどないかまったく
ない状態で少なくとも限られた動作を行うように構成さ
れたタイヤを指す。
【0041】「赤道面」は、タイヤの回転軸線に直角
で、トレッドの中心、すなわちタイヤのビードの中間点
を通る平面を指す。
【0042】「ゲージ」は、一般に測定値を指し、厚さ
寸法をしばしば指す。
【0043】「インナーライナ」は、チューブレスタイ
ヤの内側の表面を形成し、タイヤ内に膨張ガスまたは流
体、すなわちハロブチルを含み、不通気性が高いエラス
トマまたは他の材料の層を指す。
【0044】「インサート」は、通常ランフラット型タ
イヤのサイドウォールを補強するのに用いられる三日月
形またはくさび形補強部材を指す。また、トレッドの下
方に位置するエラストマの非三日月形インサートも指
す。「くさびインサート」と呼ばれることもある。
【0045】「横方向」は、軸線方向に平行な方向を指
す。
【0046】「子午線方向形状」は、タイヤ軸線を含む
平面に沿って切り取られたタイヤ形状を指す。
【0047】「プライ」は、ゴムを被覆されており半径
方向に展開されるか、または他の点で互いに平行なコー
ドから成る、コードで補強されたカーカス補強部材
(層)を指す。
【0048】「空気入りタイヤ」は、2つのビードと、
2枚のサイドウォールと、トレッドとを有し、ゴム、化
学品、織物およびスチール、または他の材料で作られ
た、概ねドーナツ形(通常開いたトーラス)の積層機械
装置を指す。
【0049】「ショルダ」は、トレッド縁部のすぐ下に
あるサイドウォールの上部を指す。
【0050】「サイドウォール」は、タイヤの、トレッ
ドとビードとの間の部分を指す。
【0051】「タイヤ軸線」は、タイヤがホイールリム
に取り付けられ回転しているときの、タイヤの回転軸線
を指す。
【0052】「トレッドキャップ」は、トレッドと、ト
レッドパターンが成形されるトレッドの下にある材料と
を指す。
【0053】「折返し端部」は、カーカスプライの、プ
ライが周りを覆うビードから上向きに(すなわち、半径
方向外側に)折り返される部分を指す。
【0054】一般的に、ラジアルプライ自動車タイヤを
製造する従来の工程は、各々がグリーンゴムに密閉され
たスチールフィラメントのケーブルを有する伸長不能な
2つの環状ビードを、タイヤ組立てドラム上のグリーン
(「グリーン」は未硬化であり、まだ粘着性があること
を意味する)タイヤカーカスの他の部材上に配置する中
間ステップを含む。「エイペックス」と呼ばれる、断面
が三角形の環状ゴムフィラーを付加することができる。
次に、プライ部材の、ビードを越えて延びる部分がビー
ドの周りで折り返され、「折返し」が形成される。次
に、グリーンカーカスは通常、タイヤ組立てドラムから
取り外され、「第2段機械」上に取り付けられ、そこで
ドーナツ状に膨らまされ(形状を変更され)、半径方向
外側の表面がトレッド・ベルトパッケージに押し付けら
れる。その後のステップでは、グリーンカーカスが縫い
付けられ(カーカス上でローラが転がされ)、エアポケ
ットが除去され、内面同士が付着させられる。結果とし
て得られた組立体は、金型(加硫プレス)に挿入され、
熱(通常華氏350度)および圧力の下で硬化され、完
成タイヤとなる。
【0055】図1は概ね特許文献1の図9に対応してお
り、この図には、従来技術の例示的なタイヤ組立てドラ
ム102が(概略的に、かつかなり簡略的に)示されて
いる。ドラム102は概ね円筒状であり、2つの端部1
02aおよび102bと、2つの端部102aと102
b間に延びる回転軸線104と、円筒状の外側表面10
6とを有している。図面上に中央面(CP)が示されて
おり、これは一般に、タイヤ組立てドラム上に載せられ
たカーカスを二分する平面である。
【0056】代表的な(この場合も、図示を明確にする
ためにかなり簡略化されている)タイヤ構造では、図示
のように、ドラム102の表面上にインナーライナ10
8が取り付けられ、インナーライナ108の長手方向
(軸線方向)に互いに離れた位置に2つのタイヤサイド
ウォールインサート部材(「インサート」)110aお
よび110b(総称して「110」と総称する)が配置
されている。次に、インナーライナ108およびインサ
ート110上に第1のプライ112が配置される。この
結果、名目上円筒状のグリーンタイヤカーカスが得られ
る。しかし、図1なる図示から明白なように、インナー
ライナ108とプライ112との間にサイドウォールイ
ンサートを付加すると、2つの「バンプ」(突起)、す
なわち、外径(「OD」)が比較的大きな領域がカーカ
スの外側表面に形成される。図を見ると分かるように、
これらのバンプは、タイヤ組立てドラム102の外側表
面から上向きに著しく突き出て、これらの領域に顕著な
凸部18を形成している。第2のカーカスプライのよう
な、その後付加されるタイヤ部材は、このような非平面
状の輪郭に押し込むのが困難である。凸部18の位置に
おいて、タイヤ内に空気が閉じ込められ、前述の問題が
起こる可能性がある。
【0057】次に、タイヤカーカスに2つのビード11
4aおよび114b(総称して「114」)が付加され
る。各ビード114は、ほぼ伸長不能な円形のループで
あり、プライ112(バンプがある領域以外の領域)の
ODとほぼ等しいか、または好ましくは該ODよりもわ
ずかに大きい内径(「ID」)を有している。ビード1
14は、インサート110のわずかに軸線方向外側に位
置するものとして示されており、図示を明確にするため
に(六角形ではなくて)丸い断面を有するように示され
ている。カーカスに第2のプライ(不図示)を付加する
ことができ、カーカスのアウターエンド部を折り返すこ
とができる。最後に、カーカスをトレッドパッケージな
どを付加する他の(第2段)機械に移すことができる。
【0058】図2は特許文献1の図2〜図7に対応して
おり、従来技術の例示的なタイヤ組立てドラムの他の実
施形態を示している。ドラム122は概ね円筒状であ
り、2つの端部122aおよび122bと、回転軸線1
24と、概ね円筒状の外側表面126とを有している。
ドラム122は、主として、インサート130aおよび
130bの位置に対応し該インサートの寸法に関係す
る、外側表面における長手方向(軸線方向)位置に、ド
ラム122の円周に沿って延びる環状凹部(ポケット、
溝)136aおよび136b(「136」と総称する)
を有することによって図1のドラム102と異なる。こ
の例では、ドラム122の表面126にインナーライナ
128が取り付けられる。次に、インサート130が取
り付けられ、凹部136に嵌め込まれる(入れ子)。次
に、プライ132が取り付けられる。これにより、ほぼ
円筒状のグリーンタイヤカーカスが得られる。図1に形
成されているタイヤカーカスとは異なり、インナーライ
ナ128とプライ132との間にインサート130を付
加しても、カーカスの外側表面に2つの「バンプ」が形
成されることはない。バンプが実質的に形成されず、か
つタイヤカーカスの外側表面がほぼ円筒状で、ほぼ一様
なODを有するので、(特に)2つのビード134aお
よび134b(「134」と総称する)を両方共にドラ
ム122の一端(たとえば、122a)から滑らせるこ
とによってカーカス上に取り付けることが可能である。
【0059】図3から図6は、本発明のタイヤ組立てド
ラム202を概略的に示している。ドラム202は概ね
円筒状であり、2つの端部202aおよび202bと、
2つの端部202aと202b間に延びる回転軸線20
4と、円筒状の外側表面206とを有している。ドラム
202は、2つの端部202aと202b間に軸線方向
全長「L」を有している。スピンドル(すなわちドラム
支持シャフト)が軸線204に沿ってが延び、ドラム2
02の端部202aから延びる端部208aと、ドラム
202の端部202bから延びる端部208bとを有し
ている。
【0060】ドラム202は概ね円筒状であり、軸線2
04に心合わせされた中央部220を有している。中央
部220は、幅(より適切には、軸線方向長さ)Lcを
有している。ドラム202は、中央部220と同軸であ
り、中央部220の軸線方向の一端に配置された第1の
端部222を有している。ドラム202は、中央部22
0と同軸であり、中央部220の軸線方向に反対側の端
部に配置された第2の端部224を有している。2つの
端部222および224は、本発明のために、互いにほ
ぼ同一であり(すなわち、互いに鏡像の関係にあり)、
各々が軸線方向長さ(L−Lc)/2を有している。端
部222および224は中央部220の軸線方向外側に
位置している。ドラム、具体的にはドラムの中央部22
0は、中央面(図1のCPに対応)、すなわち、ドラム
全体の中央部(通常、やはり端部202a、202bの
中間)の両端部の中間点で軸線204と交差する平面を
有している。
【0061】中央部220は、周方向にセグメント化さ
れており、複数の細長い固定セグメント226と、同じ
数の複数の細長い膨張セグメント228とを交互に有し
ている。図4〜6のいずれかを見ると最も良くわかるよ
うに、24個の固定セグメント226と24個の膨張セ
グメント228とが交互に存在するのが好適である。膨
張セグメント228は、軸線方向に延び、互いに周方向
に間隔をおいて配置されており、各膨張セグメント22
8の端部は、組立てドラム上にカーカスを載せる上述の
工程中に取り付けられるサイドウォールインサート(不
図示、130に対応)の位置に対応し該インサートの寸
法に関係する、外側表面の長手方向(軸線方向)位置に
環状凹部(ポケット、溝)236aおよび236b
(「236」と総称する、136に対応)を有するよう
に形づくられている。ポケット236は膨張セグメント
の外側表面に2つの折返しブラダー(不図示)固定点2
38aおよび238bも示されている図8を見ると最も
良くわかる。図8および図17を見ると、膨張セグメン
ト238、538が、ドラム上に載せられたタイヤカー
カスの各部材(たとえば、サイドウォールインサート)
を収容するポケット236、536を有するように形づ
くられているのがわかる。
【0062】固定セグメント226は、細長く、断面が
概ね矩形であり、ほぼLcに等しい長さを有している。
固定セグメント226は通常、一定の幅を有するか、ま
たはセグメントの総数に比例する幅を有している。膨張
セグメント228も細長く、断面が概ね矩形であり、長
さがほぼLcに等しく、通常、一定の幅を有するか、ま
たはセグメントの総数に比例する幅を有している。膨張
セグメント228も細長く、断面が概ね矩形であり、ほ
ぼLcに等しい長さを有している。
【0063】固定セグメントおよび膨張セグメントの数
が任意の適切な数、たとえば、それぞれ24個以外の、
18個から30個までの任意の適切な数であることは本
発明の範囲内である。固定セグメントの数が膨張セグメ
ントの数と厳密に等しくないことも本発明の範囲内であ
る。膨張セグメントがすべて同じ幅を有しているわけで
はないことも本発明の範囲内である。同じことが固定セ
グメントにも当てはまる。固定セグメントおよび/また
は膨張セグメントのうちの選択されたセグメントは、ド
ラム上に載せられたインナーライナに真空を連通させる
ためのセグメントなどの「専用」セグメントであってよ
い。
【0064】中央部220は、図4および図5に示され
ている折畳み(または引込みあるいは収縮)状態と、図
6および図7に示されている膨張(または拡張)状態
(または「完全」膨張位置)との間で膨張することがで
きる。中央部220の膨張および折畳みを行う機構につ
いては以下に説明するが、この機構は、1つ(または2
つ以上)の「半膨張」位置までの中央部の部分的な膨張
に対処する。一般に、各膨張セグメント228は、ドラ
ムの折畳み状態における第1のドラム半径からドラムの
半膨張状態における第2のより大きなドラム半径まで膨
張し、最後に、ドラムの完全膨張状態における第2の半
径よりも大きな第3のドラム半径まで膨張することがで
きる。
【0065】中央部を膨張させ/折り畳む「2重円錐」
機構 図9〜12は、本発明の実施形態によるタイヤ組立てド
ラムの膨張可能な中央部320(220に対応)の主要
な部材を示している。図9には、複数の(たとえば、2
4個の)膨張セグメント328(228に対応)の1つ
を示しており、複数の(たとえば、24個の)固定セグ
メント326(226に対応)のうちの対応するセグメ
ントを示している。図10〜12は、膨張セグメント3
28が示されているが、図を明確にするために、固定セ
グメント326は示されていない。スピンドル308
は、図10〜12に極めて概略的に示されており、図9
では、図示を明確にするために省略されている。固定セ
グメント326のベース部材346は、図を明確にする
ために図9にのみ図示されている。膨張セグメント32
8用のベース(傾斜)部材348は図10〜12を見る
と最も良くわかる。
【0066】2つの案内部材(フランジ)340aおよ
び340b(「340」と総称する)が、軸線304に
沿って延びる308(208に対応)上の軸線方向に互
いに離れた位置に配置されている。フランジ340は、
軸線304に心合わせされ互いに平行な、概ね平面状の
円板の形である。各フランジ340は好適なことに、他
方のフランジ340に面しておりかつ平行な内側表面を
有している。フランジ340はスピンドル308に固定
されており、このことは、各フランジ340がスピンド
ルと共に回転し、軸線方向に互いに一定距離だけ離れて
いることを意味している。フランジ340は中央面に心
合わせされることが好ましい。各フランジ340は、図
示のように、各セグメント326、328の長さLcよ
りも短い距離だけ離れている。
【0067】フランジ340aおよび340bの内側表
面はそれぞれ、半径方向に延びる複数の溝342aおよ
び342bを備えている。案内板340a上の所与の溝
342aは、案内板340b上の所与の溝342bに対
応し、溝342bの、スピンドル上の周方向位置と同じ
周方向位置にある。この2つの所与の溝342a、34
2bは所与の一対の溝を構成しており、たとえば、フラ
ンジ340の内側表面の周りに等間隔に配置された24
対の溝がある。これらの所与の溝対はそれぞれ、以下に
述べるように、膨張セグメント328に関連する膨張セ
グメント支持部材(傾斜部材)348を半径方向内側お
よび外側に案内するトラックとして機能する。
【0068】各膨張セグメント328は、それに関連す
る傾斜部材348を有している。(膨張セグメント32
8が24個である場合、24個の傾斜部材348があ
る。)傾斜部材348は基本的に、平坦な平面状部材で
あり、4つの縁部(側面)、すなわち、膨張セグメント
328を支持する頂上縁部と、2つの可動くさび部材3
58(以下に詳しく説明する)が作用をする傾斜面とし
て機能する「傾斜した」底縁部と、所与の溝対の溝34
2aに入る第1の側縁部と、所与の溝対の溝342bに
入る第2の側縁部とを有している。傾斜部材348は膨
張部材328から分離されていることが好ましいが、膨
張セグメント328と一体に形成されていることも本発
明の範囲内である。傾斜部材348が膨張セグメント3
28と一体に形成されていない場合、膨張セグメント3
28を任意の適切な方法で傾斜部材348に取り付ける
ことができる。
【0069】フランジ340aおよび340bの内側表
面もそれぞれ、半径方向に延びる複数の溝343aおよ
び343bを備えている。半径方向に延びる溝343a
および343bのそれぞれは、半径方向に延びる溝34
2aと342bの間に位置している。半径方向に延びる
溝343aと343bは、半径方向に延びる溝342a
および342bよりも短い。案内板340a上の所与の
溝343aは、案内板340b上の所与の溝343bに
対応し、溝343bの、スピンドル308上の周方向位
置と同じ周方向位置にある。これらの2つの所与の溝3
43a、343bは所与の一対の溝を構成しており、た
とえば、フランジ340の内側表面の周りに等間隔に配
置された24対の溝がある。これらの所与の溝対343
a、343bはそれぞれ、後述するように、固定セグメ
ント326に関連する固定セグメント支持部材346を
受け取り固定するトラックとして機能する。ベース部材
346は基本的に矩形のブロックであり、フランジの各
溝間に延びており、4つの縁部(側面)、すなわち、固
定セグメント326を支持する頂上縁部と、溝343a
に嵌る第1の側縁部と、溝343bに嵌る第2の側縁部
と、概ね平坦な側縁部とを有している。固定セグメント
326が24個である場合、24対の溝343a、34
3b間に延びる24個のベース部材346がある。(ベ
ース部材の側縁部は溝に入っている。)このため、各フ
ランジの溝の総数(およびフランジの溝対の総数)は4
8個であり、すなわち、膨張部材328が半径方向に出
入りするときに膨張部材を案内する24対の溝と、半径
方向の移動が考慮されないか、または必要とされない
(これに対して、固定セグメントは選択された半径位置
に残ると仮定される)にもかかわらず膨張セグメント3
28同士の間に固定セグメント326を配置する24対
の溝が存在する。ベース部材346は固定セグメント3
26から分離されていることが好ましいが、固定セグメ
ント326と一体に形成されることも本発明の範囲内で
ある。ベース部材346が固定セグメント326と一体
に形成されていない場合、固定セグメント326を任意
の適切な方法でベース部材346に取り付けることがで
きる。
【0070】各固定セグメント326は、それに関連す
るベース部材346を有している。(固定セグメント3
26が24個である場合、24個のベース部材346が
ある。)ベース部材346は基本的に、矩形のブロック
であり、フランジの溝間を延び、4つの縁部(側面)、
すなわち、固定セグメント326を支持する頂上縁部
と、溝342aに嵌る第1の側縁部と、溝342bに嵌
る第2の側縁部と、概ね平坦な側縁部とを有している。
固定セグメント326が24個である場合、24対の溝
間に延びる24個のベース部材346がある。(ベース
部材の側縁部は溝に入っている。)このため、各フラン
ジの溝の総数(およびフランジの溝対の総数)は48個
であり、すなわち、膨張部材328が半径方向に出入り
するときに膨張部材328を案内する24対の溝と、半
径方向の移動が考慮されないか、または必要とされない
(これに対して、固定セグメント326は選択された半
径位置に残ると仮定される)にもかかわらず膨張セグメ
ント328同士の間に固定セグメント326を配置する
24対の溝が存在する。ベース部材346は固定セグメ
ント326から分離されていることが好ましいが、固定
セグメント326と一体に形成されていることも本発明
の範囲内である。ベース部材346が固定セグメント3
26と一体に形成されていない場合、固定セグメント3
26を任意の適切な方法でベース部材346に取り付け
ることができる。
【0071】図9において、固定セグメント326は、
膨張セグメント328の軸線方向長さとほとんど同じ軸
線方向長さを有しており、固定セグメント326と膨張
セグメント328の両方の軸線方向長さLcは2つのフ
ランジ340間の間隔よりも大きく、固定セグメントお
よび膨張セグメントはフランジ340に対して「心合わ
せ」されていることがわかる。
【0072】2つの偏倚部材338aおよび338b
(「338」と総称する)が設けられている。一方の偏
倚部材338bは図8において点線で示されている。図
示を明確にするために、他方の偏倚部材338aは、図
10〜12において点線で示されている。各偏倚部材3
38は、スピンドル308の周りの軸線方向に互いに離
れた位置に配置されており、各傾斜部材348の対応す
る穴342aおよび342bを通って延びるゴムバンド
の形であると好適である。これらのゴム部材338は、
「折畳み」半径方向力を傾斜部材348に対して軸線3
04の方向にかける。図9に示されているように、固定
セグメント326用のベース部材346は、ゴムバンド
338が通って延びる穴344aおよび344bを備え
てもよい。
【0073】スピンドル308の軸線方向に互いに離れ
た位置(中央面の各側)に、先細りになった2つの(く
さび)部材358aおよび358b(「358」と総称
する)が配置されている。くさび部材358は、軸線3
04に心合わせされた互いに平行な概ね平面状の円板
(リング(中央に穴のあいた円板であるため))の形で
あると好適である。くさび部材358の外側の面は先細
になっている。したがって、くさび部材358は円錐台
状であり、「円錐」、または「円錐状部材」、または
「円錐状部材」と呼ばれることがある。くさび部材35
8はスピンドル308に固定されていない。その代わ
り、くさび部材358は、スピンドル308と共に回転
するように、キー溝によってスピンドル308に固定す
ることができるが、くさび部材358同士の間の軸線方
向の距離とは無関係に互いに平行なままで、スピンドル
308に沿って軸線方向(横方向)に、互いに接近しか
つ離れる方向に、最小距離(互いにほぼ接触する)から
最大距離まで自由に移動する。
【0074】図10において、中央部320は折畳み
(または「完全折畳み」)位置で示されている。この位
置では、くさび部材358同士は互いに接近しており
(たとえば、くさび部材358同士の間の距離がほぼ零
であり、ベースが接触するか、またはほぼ接触してい
る)、傾斜部材348、したがって膨張セグメント32
8は軸線304から最小の半径方向距離に位置する。言
い換えれば、中央部320の直径はこの折畳み(引込
み)位置で最小である。この折畳み位置において、中央
部320の外側表面は、隣接する端部322および32
4(222、224に対応)の外側表面306(206
に対応)とほとんど同じ直径を有する。この折畳み位置
では、タイヤカーカスのインナーライナ(たとえば、以
下の504)などのタイヤ部材を取り付けることができ
る。
【0075】図11において、中央部320は半膨張位
置で示されている。この位置では、くさび部材358同
士は互いに離れており(しかし、最大限に離れてはいな
い)、傾斜部材348、したがって膨張部材328の、
軸線304からの半径方向距離が大きくなっている。言
い換えれば、中央部320の直径が大きくなっており、
すなわち膨張している。この半膨張位置において、中央
部320の外側表面は、隣接する端部322および32
4(222、224に対応)の外側表面306(206
に対応)の直径よりもわずかに大きい直径を有する。こ
の半膨張位置では、タイヤカーカスのプライ(たとえ
ば、以下の508)などのタイヤ部材が取り付けられ
る。
【0076】図12において、中央部320は完全膨張
位置で示されている。この位置では、くさび部材358
同士はさらに互いに離れる方向に広がっており(移動し
ており)(基本的に最大限に広がり、ベース同士も互い
に離れている)、傾斜部材348、したがって膨張部材
328の、軸線304からの半径方向距離がさらに大き
くなっている。言い換えれば、中央部320の直径がさ
らに大きくなり、すなわちさらに膨張している。この完
全膨張位置において、中央部320の外側表面は、隣接
する端部322および324(222、224に対応)
の外側表面306(206に対応)の直径よりもずっと
大きい直径を有する。この完全膨張位置では、ビードが
カーカスにしっかりと固定され、最終的なカーカス組立
てステップでカーカスの折返し端部が折り返される。次
に、ドラムの中央部320を部分的に折り畳む(たとえ
ば、半膨張位置に戻す)ことができ、かつ第2段タイヤ
組立て機械でトレッドパッケージを取り付けるなど、他
の処理のためにカーカスを取り外すことができる。
【0077】2つのくさび部材358は円錐(厳密に言
うと、円錐台)の形をしており、ベースが互いに向かい
合い(面し)、エイペックスが(切り取られているにも
かかわらず)互いに離れるように同軸に(同じ軸を有す
るように)配置されている。2つのくさび部材358
は、軸線方向の移動範囲全体にわたって常に、ドラムの
中央部320の中央面から等距離に位置することが好ま
しい。傾斜部材348の底縁部(内側表面)はV字形で
あり、各くさび部材358ごとに1つの、2つの互いに
交差する傾斜面を有している。このように、くさび部材
358によってかけられた力は、傾斜部材348、した
がって膨張セグメント328の長さに亘って均等に分散
される。くさび部材358の外側縁部(表面)に沿った
角度、および傾斜部材348の内側縁部(表面)に沿っ
た対応する角度は、軸線に対して約300、特に例えば
330である、200から450の間の角度であり、すな
わち、軸線に対して垂直よりも平行に近い方が好適であ
る。この角度はもちろん、くさび部材358の軸線方向
の位置にはかかわらず一定である。くさび部材358同
士が互いに離れれば離れるほど、膨張セグメント328
は軸線304から半径方向外側に移動させられる。
【0078】膨張セグメント328は長さLcを有して
いる。固定セグメント326は、Lcにほぼ等しい長さ
を有している。フランジ340は、長さLcよりも短い
距離だけ間隔をおいて配置されている。図9〜12の図
示において、各フランジ340に合計で48個の溝34
2が示されている。上述のように、各フランジ340上
のこれらの溝342のうちの24個は、半径方向外側に
移動させられ半径方向内側に戻るときに傾斜部材348
を案内する所与の一対の溝を構成する。図9を見ると最
も良くわかるように、ベース部材346はフランジ34
0の中間溝対342間に延びている。さらに、ベース部
材346はくさび部材358上を通る(くさび部材35
8の近くを通る、くさび部材358を通過する)必要が
ある。したがって、くさび部材358は、それぞれのベ
ースの外側表面の周りの等間隔に離れた周方向位置に、
ベース部材346が近くを通るときにベース部材346
の底縁部を受け入れる24個のノッチ356を有してい
る。これは、くさび部材358がフランジ部材340同
士の間の空間を軸線方向に前後に移動できるようにしつ
つ、フランジ340に対して一定の周方向位置関係にく
さび部材358を「固定」する働きをする。
【0079】したがって、ドラム(すなわち、中央部3
20)の中央面に関して対称な膨張部材328に半径方
向の力をかける横行2重円錐機構を使用して、タイヤ組
立てドラムの中央部320を膨張させることができるこ
とがわかる。米国特許第5264068号のように先細
り構造が1つだけである場合、このような対称性を実現
することはできない。タイヤカーカスを載せる際に一様
性を実現するうえで、中央面に関して対称に膨張力をか
けることが重要である場合がある。
【0080】図示されていないが、先細になったくさび
部材358を軸線方向外側に移動させて中央部320を
膨張させ、軸線方向内側に移動させて(互いに接近させ
て)中央部320の引込みを可能にするのに何らかの適
切な機構を用いてよい。
【0081】中央部320の適切な寸法は以下のとおり
である。
【0082】折畳み時直径=400mm 半膨張時直径=420mm 完全膨張時直径476mm(膨張76mm) 中央部の最小幅(Lc)250mm 中央部320を折り畳むと、ドラムの表面はほぼ連続的
で、滑らかで、平坦になり、このことはインナーライナ
を取り付ける場合に有利である。インナーライナをドラ
ムの表面上にしっかりと保持するために、選択されたセ
グメント(固定セグメントまたは膨張セグメント)を通
じてドラムの表面に真空を加える手段を任意の適切な方
法で設けることは本発明の範囲内である。中央部が半膨
張状態であると、表面は、プライを取付けるのに有利な
ようにほぼ平坦になる。
【0083】中央部を膨張させ/折り畳む「重なりリン
ク」機構 図13〜15は、タイヤ組立てドラムの中央部320を
膨張させ折り畳む機構の他の実施形態を示している。図
9〜12の実施形態では、膨張用に2重円錐・傾斜機構
を使用し、中央部を折り畳むのにゴムバンドを使用した
が、この実施形態では、リンクは、中央部の膨張セグメ
ントを膨張させることと収縮させることができる。
【0084】図13〜15は、本発明の他の実施形態に
よるタイヤ組立てドラムの膨張可能な中央部420(3
20に対応)の主要な部材を示している。図15の図示
では、複数の(たとえば、24個の)膨張セグメント4
28(328に対応)のうちの1つが示されている。図
13および図14では、図示を明確にするために膨張セ
グメントが省略されている。この実施形態における、固
定セグメントと膨張セグメントが全体的に交互に配置さ
れる構成が、前述の実施形態とほとんど同じであること
が理解されよう。この実施形態を説明するにあたって、
中央部420の完全折畳み位置が図13に示され、中央
部420の完全膨張位置が図14に示されている。この
場合、前述の実施形態と同様に、完全折畳み位置と完全
膨張位置との間の任意の位置(直径)までドラムを膨張
させる(または折り畳む)ことができることが理解され
よう。スピンドル(308に対応)がドラムの軸線40
4に沿って延びているが、図示を明確にするために省略
されている。図示されていないが、中央部は、前述の実
施形態と同様に固定セグメント(たとえば、326)を
備えている。
【0085】スピンドル上の軸線方向に互いに離れた位
置にフランジ440aおよび440b(「440」と総
称する。340に対応)が配置されている。フランジ4
40は、前述の実施形態のフランジ340にかなり類似
しており、軸線(304)に心合わせされ、互いに平行
な概ね平面状の円板の形であると好適である。各案内部
材440は、他方の案内部材440の内側表面に面して
おりかつ平行な内側表面を有している。フランジ440
は、基本的にはスピンドル308に固定されており、こ
のことは、フランジがスピンドル308と共に回転し、
互いに一定の軸線方向距離だけ離れていることを意味し
ている。
【0086】フランジ440aおよび440bの内側表
面はそれぞれ、半径方向に延びる複数の溝442aおよ
び442bと、溝442aおよび442b同士の間に位
置する溝443aおよび443bとを備えている。この
場合も、これは、前述の実施形態の溝342aおよび3
42bならびに343aおよび343bに相当する。案
内板440a上の所与の溝442aは、案内板440b
上の所与の溝442bに対応し、溝442bの、スピン
ドル上の周方向位置と同じ周方向位置にある。これらの
2つの所与の溝442a、442bは一対の溝を構成し
ており、たとえば、フランジの内側表面の周りに等間隔
に配置された24対の溝がある。各溝対は、後述するよ
うに、膨張セグメント支持部材、すなわちベース(支
持)部材448(348に対応)が軸線から半径方向内
側および外側に移動するときに該部材448を案内する
トラックとして機能する。
【0087】各膨張セグメント428は、それに関連す
る支持部材448を有している。(膨張セグメントが2
4個である場合、24個のベース部材がある。)支持部
材448は基本的に平坦な平面状部材であり、4つの縁
部(側面)、すなわち、膨張セグメント328を支持す
る頂上縁部と、所与の溝対の溝442aに入る第1の側
縁部と、所与の溝対の溝442bに入る第2の側縁部と
を有している。支持部材448は底縁部を有している
が、この縁部の形状は(傾斜部材348の底縁部傾斜面
と比べて)特に重要ではない。支持部材448は膨張部
材428から分離されていることが好ましいが、膨張セ
グメント428と一体に形成されていることも本発明の
範囲内である。支持部材448が膨張セグメント428
と一体に形成されていない場合、膨張セグメント428
を任意の適切な方法で支持部材448に取り付けること
ができる。
【0088】スピンドル上の軸線方向に互いに離れた位
置(中央面の各側)に2つの案内リング(ハブ)458
aおよび458b(「458」と総称する)が配置され
ている。案内リング458は、軸線404に心合わせさ
れ互いに平行な概ね平面状の円板(中央に穴のあいた円
板であるため、リンク)の形であると好適である。案内
リング458はスピンドルに固定されていない。その代
わり、案内リング458は、スピンドルと共に回転する
ように、キー溝(スプライン)によってスピンドルに固
定することができるが、案内リング458同士の間の軸
線方向の距離とは無関係に互いに平行なままで、スピン
ドルに沿って軸線方向に、互いに接近しかつ離れる方向
に、最小距離(互いにほぼ接触する)から最大距離まで
自由に移動する。
【0089】案内リング458と支持部材448との間
に重なりリンク機構460が設けられている。このリン
ク460機構は、一方の案内リング458(458a、
図の左側)にピボット運動可能に取り付けられた一方の
端部と、支持部材448の一方の端部(図の右側)に隣
接して(該端部の近くに)ピボット運動可能に取り付け
られた反対側の端部を有する第1の細長いリンク462
と、他方の案内リング458(458b、図の右側)に
ピボット運動可能に取り付けられた端部と、支持部材4
48の反対側の端部(図の左側)に隣接して(該端部の
近くに)ピボット運動可能に取り付けられた反対側の端
部を有する第2の細長いリンク464とを有している。
【0090】リンク462とリンク464は重なり合っ
ている(互いに交差している)が、「はさみ」型連結部
材のように、互いにピボット運動可能に取り付けられて
いるわけではなく、また2リンク「トグル」型連結部材
の場合のように、互いに平行であるわけではない。
【0091】図13(図10に対応)において、中央部
420は折畳み(すなわち「完全折畳み」位置で示され
ている。この位置では、案内リング458同士が互いに
離れており(基本的に最大限に離れている)、支持部材
448、したがって膨張セグメント428は軸線404
から最小半径方向距離に位置する。言い換えれば、中央
部420の直径はこの折畳み位置で最小である。この折
畳み位置において、中央部420の外側表面は、隣接す
る端部(322および324)の外側表面(306)と
ほとんど同じ直径を有する。この折畳み位置では、タイ
ヤカーカスのインナーライナが取り付けられる。
【0092】図14(図12に対応)において、中央部
420は完全膨張位置で示されている。この位置では、
くさび部材458同士が互いに接近しており(たとえ
ば、くさび部材458同士の間の距離がほぼ零であ
り)、支持部材448、したがって膨張部材428の、
軸線504からの半径方向距離が最大になっている。言
い換えれば、中央部420は完全に膨張している。この
完全膨張位置において、中央部420の外側表面は、隣
接する端部(たとえば、222、224)の外側表面
(306)の直径よりもずっと大きい直径を有する。ド
ラムを完全膨張位置にするのと同時に、別々に作動させ
られるビードロック(不図示)によって、ビードがしっ
かりと固定される。次に、最終的なカーカス組立てステ
ップでカーカスの折返し端部を折り返すことができる。
次に、ドラムの中央部420を部分的に折り畳む(たと
えば、半膨張位置に戻す)ことができ、かつ第2段タイ
ヤ組立て機械でトレッドパッケージを取り付けるなど、
その後の処理のために、折り畳まれたビードロックおよ
びカーカスを取り外すことができる。
【0093】折畳み位置(図13)において、リンク4
62および464は共に、軸線404にほぼ平行であ
る。たとえば、軸線404に対する角度は19.60
ある。膨張位置(図14)において、リンク462とリ
ンク464は、軸線303に対して平行な角度と垂直な
角度との概ね中間の角度、軸線303に対して例えば4
6.20の角度をなしている。これによって、良好な動
作範囲を有する比較的小形の機構が得られる。
【0094】図示されていないが、中央部420は、案
内リング458同士の間隔によって決まる、折畳み位置
と完全膨張位置との間の任意の直径まで膨張することが
できる。たとえば、半膨張位置では、タイヤカーカスの
プライが取り付けられる。2つの案内リング458が、
その位置範囲内で移動している間、ドラムの中央部42
0の中央面から等距離にとどまることが好ましい。この
ように、支持部材448および膨張セグメント428の
長さ(Lc)に沿って力が均等に(対称に)分散され
る。
【0095】重なり連結機構を用いるこの例では、案内
リング458同士の間隔と中央部420の直径との関係
は反比例であり、案内リング458同士が接近するにつ
れて、中央部の直径が大きくなる。前述の例(くさび/
傾斜)では、案内リング458同士の間隔と中央部42
0の直径との関係は正比例であり、案内リング458同
士が接近するにつれて、中央部の直径が小さくなる。し
かし、いずれの場合も、中央部320および420の直
径は、くさび部材358同士の間隔または案内リング4
58458同士の間隔に比例(それぞれ正比例または反
比例)する。
【0096】図13〜15の重なりリンク機構は、ドラ
ムの膨張範囲全体に亘って、中央面に関して対称膨張セ
グメント428に力をかけることができる点に関して、
たとえば、前述の米国特許第4929298号に示され
たトグルリンク機構よりも優れている。2つのリンクが
互いに平行に連動するトグルリンク機構は、中心面に関
して本質的に対称ではない。この対称性は、前述の(く
さび)実施形態と同様に、タイヤカーカスを組立てドラ
ムに載せる際に一様性を実現するうえで非常に重要であ
る。
【0097】図13〜15の重なりリンク機構の実施形
態は、以下の点で図9〜12のくさび/傾斜実施形態に
類似している。
【0098】共に、タイヤ組立てドラムの中央部(22
0、320、420)を膨張させ折り畳む。
【0099】共に、中央部の膨張セグメント(228、
328、428)に作用する。
【0100】共に、中央部の固定セグメント(226、
326、426)には作用しない。
【0101】共に、膨張部材(328、428)を支持
する傾斜部材(348)または支持部材(448)を案
内する溝(342、442)を持つフランジ(340、
440)を使用する。
【0102】共に、中央部の膨張/折畳みを行うように
軸線方向に移動する部材(358、458)を有する。
【0103】共に、中央面に関して対称に膨張セグメン
トに膨張力をかける。
【0104】膨張セグメント428に加えられる力の中
央面に関する対称性は重要である。上述のように、一方
に傾けられたカーカスプライ(タイヤの一方の側のコー
ドが他方の側のコードよりも長い)は、静的不釣合いお
よび半径方向力変動を含む様々なタイヤ非一様性問題を
引き起こすことがある。本発明は、このような非一様
性、すなわち、ドラムの正確でない(たとえば、非円筒
状の)膨張の1つの潜在的な原因に対処する。
【0105】どちらの実施形態においても、中央部(3
20、420)を折り畳むと、ドラムの表面はほぼ連続
的で、滑らかで、平坦になり、このことはインナーライ
ナを取り付けるのに有利である。インナーライナをドラ
ムの表面上にしっかりと保持するために、選択されたセ
グメント(固定セグメントまたは膨張セグメント)を通
じてドラムの表面に真空を加える手段を任意の適切な方
法で設けることは本発明の範囲内である。中央部を半膨
張させると、表面はやはりほぼ平坦になり、プライを取
り付けるうえで有利である。どちらの実施形態も、中央
部を膨張させるのにローラスクリューシステムを用いる
ことができる。くさび358または案内リング458を
移動させる機構は主として、全体的なドラム構造に存在
する他の要因に依存し、場合に応じて作り替えることが
できる。
【0106】図13〜15の重なりリンク機構の実施形
態は、以下の点で図9〜12のくさび/傾斜実施形態と
異なる。
【0107】くさび/傾斜実施形態では、中央部320
を折り畳むのにゴムバンド338が用いられる。
【0108】重なりリンク機構では、リンク462、4
64自体が中央部を折り畳む。
【0109】くさび/傾斜実施形態では、くさび358
同士が軸線方向に互いに離れたときに中央部320が膨
張し、くさび358同士が一緒に動いたときに中央部3
20が引き込む。
【0110】重なりリンク機構では、案内リング458
同士が互いに接近したときに中央部420が膨張し、案
内リング458同士が互いに離れたときに中央部420
が引き込む。
【0111】重なりリンク機構は、比較的狭い幅(L
c)で比較的大きな膨張範囲をもたらし、ドラムの収縮
幅を最小限に、たとえば250mm(くさび実施形態の
場合)から200mm(リンケージ実施形態の場合)に
抑える傾向がある。
【0112】リンク機構実施形態の中央部420のいく
つかの例示的な寸法を表1に示す。
【0113】
【表1】 図16には、図9〜12に示されている偏倚部材338
に相当する偏倚部材を受け入れる2つの穴442aおよ
び442b(342aおよび342bに対応)を備えた
支持部材の他の実施形態448’を示している。偏倚部
材は、ゴムバンドの形態であるのが好適であり、支持部
材448’に「折畳み」半径方向力を加える。
【0114】走行距離延長タイヤ図17は、本発明によ
る、タイヤ組立てドラムに載せられたときの例示的なタ
イヤカーカスの部分断面図である。膨張セグメント52
8の端部が図示されている。まず、中央スリーブ502
がドラムの表面上に設置され、膨張セグメント528上
に広げられる。上方の折返しブラダー(bladde
r)503および下方の折返しブラダー505はドラム
を越えて延びている。タイヤカーカスは、以下の主要な
部材を以下の順序で有している。
【0115】インナーライナ504 第1のサイドウォールインサート(ピラー)506 第1のプライ(プライ1)508 第2のサイドウォールインサート(ピラー)510 第1のプライ(プライ1)521 ビード514 エイペックス516 チェーファー518 サイドウォール520 チッパー(chipper)、ガムトウガード(gum
toeguard) 、織物トウガードのような他の部材を必要に応じてカー
カスに付加してよいが、それらが本発明の特別な一部を
構成することはない。
【0116】タイヤカーカスへのビードの取付け 図1および図2は、それぞれタイヤ組立てドラム102
および122に載せられた、タイヤカーカス上の所定の
位置にあるビード114および134を示している。上
述のように、各ビード114および134は、ほぼ伸長
不能な円形のループであり、それぞれプライ112また
は132のODとほぼ等しいか、または好ましくは該O
Dよりもわずかに大きい内径(「ID」)を有してい
る。ビード114および134は、それぞれインサート
110および130のわずかに軸線方向外側に位置もの
として示されている。
【0117】図3から6は、概ね円筒状であり、2つの
端部202aおよび202bと、2つの端部202a、
202b間に延びる回転軸線204と、円筒状の外側表
面206とを有するタイヤ組立てドラム202を示して
いる。上述のように、ドラム202は、概ね円筒状であ
り軸線204に心合わせされた中央部220を有してい
る。ドラム202は、中央部220と同軸であり、中央
部220の軸線方向の一端に配置された第1の端部22
2を有している。ドラム202は、中央部220と同軸
であり、中央部220の軸線方向に反対側の端部に配置
された第2の端部224を有している。2つの端部22
2および224は、互いにほぼ同じである(すなわち、
互いに鏡像の関係にある)。端部222および224は
中央部220の軸線方向外側に位置している。
【0118】一般に、ドラムの各端部ごとに1つの、タ
イヤ用の2つのビードを、組立てドラム上に載せられて
いるカーカスのそれぞれの端部上に設置してよい。以下
の図で説明するように、タイヤ組立てドラムの2つの端
部を、ビードを「固定する」ように膨張させることがで
きる。したがって、各端部は、その端部に配置されたビ
ードを「固定する」ように膨張する「ビードロック組立
体」を含んでいる。このことについては以下に詳しく説
明する。
【0119】ドラムの中央部が膨張可能であり、(たと
えば)複数の細長い固定セグメント226と、同数の複
数の細長い膨張セグメント228とを交互に有している
ことも想起されよう。ビードは通常、ビードを保持し、
組立てドラムに載せられているカーカスの周りの所定の
位置にビードを移動させるビードホルダを使用すること
によってドラムのそれぞれの端部上に移動させられる。
2つのビードが取付けられる位置は概ね各端部の内側縁
である。
【0120】図18および19は、それぞれ閉位置およ
び開位置にあるビードホルダ622を示している。ビー
ドホルダ622は支持体(ベース)602およびリング
604を有している。リング604は、内径「d」を有
している。リング604は3つのセグメント、すなわち
左のセグメント604aと、中央のセグメント604b
と、右のセグメント604cとを有している。3つのセ
グメント604a、604b、および604cは通常、
弧範囲が等しく、すなわち、それぞれ約120 0であ
る。中央のセグメント604bは支持体602に固定さ
れている。左のセグメント604aおよび右のセグメン
ト604cは、中央のセグメント604bにピボット運
動可能に取り付けられる(不図示)か、または支持体6
02に直接取り付けられている。
【0121】左のセグメント604aを閉位置(図1
8)から開位置(図19)にピボット運動させる機構6
06が設けられている。右のセグメント604aを閉位
置(図18)から開位置(図19)にピボット運動させ
る機構607が設けられている。開位置では、左のセグ
メント604aおよび右のセグメント604cの遠位端
同士が、タイヤドラム(特に、ドラムに載せられている
カーカス)の直径(OD)よりも大きい距離「e」だけ
離れ、したがって、ドラムホルダを、ドラムから(ドラ
ムに対して半径方向に)持ち上げるだけでドラムから取
り外すことができる。開いたビードホルダ622を軸線
634を有するドラム(図示せず)から取り外すこの半
径方向は、矢印636によって示されている。
【0122】複数の磁石608がリング604の内側縁
部のすぐ内側に配置されている。これらの磁石608
は、リング604上に(図示を明確にするために一部分
のみが示されている)ビード612を保持する。磁石6
08の磁力は、ビード612を保持するのに十分である
が、ビードホルダ622をドラムから取り外すときにビ
ード612をドラム上、またはドラムに載せられたタイ
ヤカーカス上の所定の位置に止めるのに弱い。
【0123】図17に関して上記で説明したように、中
央のスリーブ502がドラムの表面に設置され、ドラム
の中央部の膨張セグメント528上を延びている。上部
の折返しブラダー503および下方の折返しブラダー5
05は、ドラムの隣接する端部を越えて延びている。折
返しブラダーの構成および動作について以下に詳しく説
明する。
【0124】膨張可能な端部を有する組立てドラム図2
0はタイヤ組立てドラム700(202に対応)を示し
ている。ドラム700は概ね円筒状であり、2つの端部
(202a、202bに対応)と、軸線704(204
に対応)と、概ね円筒状の外側表面706(206に対
応)とを有している。ドラム700は、2つの端部間に
軸線方向の全長(Lに対応)を有している。ドラム70
0は、概ね円筒状であり、軸線704に心合わせされた
中央部720(220に対応)を有している。中央部7
20は幅(Lcに対応)を有している。ドラム700
は、中央部720と同軸であり、中心部720の軸線方
向の一端に配置された第1の端部722(222に対
応)を有している。ドラム700は、中央部720と同
軸であり、中心部720の軸線方向の反対側の端部に配
置された第2の端部724(224に対応)を有してい
る。2つの端部722および274は、本発明のため
に、互いにほぼ同じである(すなわち、互いに鏡像の関
係にある)。
【0125】図3,4に関して上記で説明したように、
中央部720は、周方向に分割されており、複数の細長
い固定セグメント(不図示、226に対応)と、同じ複
数の細長い膨張セグメント728(228に対応)とを
交互に有している。膨張セグメント728は、軸線方向
に延び、互いに周方向に間隔をおいて配置されており、
各膨張セグメント728の端部は、組立てドラム上にカ
ーカスを載せる工程中に取り付けられるサイドウォール
インサート(たとえば、506、510)の位置に対応
し該インサートの寸法に関係する、外側表面における長
手方向(軸線方向)位置に環状凹部(ポケット、溝;2
36aおよび236bに対応)を有するように形作られ
ている。膨張セグメント728は、それぞれブラダー7
14a、714bまで延びる中央のスリーブ713a、
713bを固定する固定点(238aおよび238bに
対応)も有している。本発明は特定の寸法に限定されな
いが、タイヤ組立てドラムの例示的な寸法は上記に示さ
れている。端部722および724の例示的な寸法は、
図20に基づいて、中央部720の寸法から外挿するこ
とができる。
【0126】上述したように、中央部720(220)
は、折畳み(または引込みあるいは収縮)状態と膨張
(または拡張)状態(または「完全」膨張位置)との間
で膨張できるのが好適であり、中央部の膨張および折畳
みを行う機構については上記に説明したとおりであり、
この機構は、1つ(または2つ以上)の「半膨張」位置
までの中央部の部分的な膨張に対応している。上記で
は、ドラムに載せられたタイヤカーカスの、中央部の様
々な膨張位置(状態)に、様々なタイヤ部材を取り付け
ることができることを説明した。
【0127】図20は、中央部720の各端部に1つ
の、2つの端部722および724を示している。端部
722、724は、以下に詳しく説明するように、ドラ
ムの端部の様々な膨張位置(状態)に載せられたタイヤ
カーカス上に、選択されたタイヤ部材(たとえば、ビー
ド)を取り付けるビードロック組立体を膨張させる機構
を含む、膨張可能なビードロック組立体726a、72
6bを備えている。これら2つの端部722、724は
基本的に互いに鏡像の関係にあるので、一方の端部のみ
について詳述すれば十分である。
【0128】図20は、端部722、724上に配置さ
れた折返しブラダー示している。端部722の外側表面
上に底部の折返しブラダー712aが配置されている。
端部724の外側表面上に底部の折返しブラダー712
bが配置されている。端部722の外側表面上の底部の
折返しブラダー712aの上に頂上部の折返しブラダー
714aが配置されている。端部724の外側表面上の
底部の折返しブラダー712bの上に頂上部の折返しブ
ラダー714bが配置されている。一般によく知られて
いるように、折返しブラダー712a、712bおよび
714a、714bは、それぞれのビード734aおよ
び734b(134aおよび134b、ならびに512
にも対応)の周りでグリーンカーカスの折返し端部を折
り返す。
【0129】膨張可能なビードロック組立体端部722
および724のそれぞれは、ビードロック組立体726
a、726b(総称して「726」)を備えている。端
部722および724は実質的に互いの鏡像の関係にあ
るので、単一の端部722のみのビードロック組立体7
26について詳述すれば十分である。
【0130】図20に示されているように、端部722
は、以下の主要な部材、すなわち、第1のピストン「P
1」と、第2のピストン「P2」と、キャリアリング
「CR」と、複数の細長いセグメント「S」と、複数の
細長いリンク(リンクアーム)「K」とを有するビード
ロック組立体726aを備えている。
【0131】ピストンP1およびP2の各々は、概ね平
坦な円板の形をしており、共に軸線704に心合わせさ
れており(したがって、「同軸」であり)、各々、他方
と同じ外径を有している。軸線704は、ピストンP1
およびP2の平面に垂直である。ピストンP1およびP
2はシリンダブロック(または単に「シリンダ」)73
0内に配置されており、シリンダブロック730の円筒
状内部732(「ピストン部」)はピストンP1および
P2の外径に対応する内径を有している。ピストンP1
およびP2は、シリンダ730のこのピストン部732
内に配置されており、(中央部720に対して)軸線方
向内側および外側に自由に移動することができる。
【0132】以下に詳しく説明するように、ピストンP
1およびP2は、その内側(中央部720に近づく方)
面または外側(中央部720から離れる方)面に選択的
に空気圧(油圧)をかけることによって軸線方向内側お
よび外側に移動するので、ピストンP1およびP2の外
側縁部に適切なシールが設けられている。
【0133】第1のピストンP1は第2のピストンP2
の軸線方向外側(中央部720から離れる方)に配置さ
れている。第2のピストンP2は第1のピストンP1の
軸線方向内側に配置されている。図20において、2つ
のピストンP1およびP2は互いに当接するように示さ
れており、ビードロック組立体726は折畳み位置にあ
る。以下に詳しく説明するように、2つのピストンP1
およびP2は軸線方向に移動可能であり、移動する際、
キャリアリングCRを軸線方向に移動させる。複数のリ
ンク(リンクアーム)「K」は、キャリアリングCRと
膨張可能なセグメントSの半径方向内側端部との間を延
びている。リンクKの一端はキャリアリングCRにピボ
ット運動可能に連結されており、他方の端部は、膨張可
能なセグメントSの半径方向内側端部にピボット運動可
能に連結されている。膨張可能なセグメントSは、軸線
方向に移動しないようによっており、半径方向の移動に
制限されている。キャリアリングCRが軸線方向内側に
(中央部720に向かう方へ)移動すると、膨張可能な
セグメントSは半径方向外側に移動する。その結果、キ
ャリアリングCRが軸線方向外側に(中央部から離れる
方へ)移動すると、膨張可能なセグメントSは半径方向
内側に移動する。膨張可能なセグメントSは細長く、断
面がほぼ方形であると好適である(たとえば、図28参
照)。
【0134】シリンダ730の外側端部、特にシリンダ
730のピストン部732の外側端部に端板734が配
置されている。この端板734は、ピストン部732の
外側端部を形成しており、該外側端部を閉じ、ピストン
P1およびP2の外側への移動を制限する。端板734
はまた、ピストン部732の外側端部を密封する。環状
凸部736は、シリンダ730の内側表面の、端板73
4から軸線方向内側に離れた位置から延びており、ピス
トン部732の内側端部を形成している。この環状凸部
736は、ピストンP1およびP2の内側への移動を制
限する。ピストンP1およびP2は、シリンダ730の
ピストン部732内を、端板734と環状凸部736と
の間で軸線方向に自由に移動することができる。このよ
うにして、気密ピストン部732が形成される。
【0135】2つの空気圧(空気)ライン742および
744が図20に示されているが、これらの空気圧ライ
ンは共に、端板734で終わる端部を有しており、シリ
ンダ730の外側端部に配置されている。上述のよう
に、これらのライン742および744内の圧力は、第
3のライン745(図23に最も良く示されている)内
の圧力とともに、ピストンP1およびP2の移動を制御
する。
【0136】図20に示されているように、空気圧ライ
ン744は、加圧された空気を空気通路PW1を通して
ピストンP1を越えた位置まで送る。空気圧ライン74
2は、加圧された空気を空気通路PW2を通してピスト
ンP1とピストンP2との間に送る。図示されていない
が、空気圧ライン742は、加圧された空気を不図示の
空気通路PW3を通してピストンP2と環状凸部736
との間に送る。
【0137】上述のように、膨張可能なセグメントS
は、軸線方向に移動しないようになっており、半径方向
の移動に制限されている。図20に示されているよう
に、膨張可能なセグメントSは、シリンダ731aの内
側(中央部720に近づく方向)端部730aと、端部
722の内側端部722aにある端板723aとの間に
形成された半径方向流路内を半径方向に移動する。膨張
可能なセグメントSは細長いシャフトの形態をしている
と好適である。周方向のセグメントであるフィンガセグ
メント「F」が膨張可能なセグメントSの半径方向外側
端部に配置されている。例えば12個の複数の膨張可能
なセグメントSと、例えば12個の同数の複数のフィン
ガセグメントFがある。フィンガセグメントFは、端部
722の周方向に約300などの間隔をおいて配置され
ている。
【0138】タイヤ組立てドラム700の端部722お
よび724用の膨張可能なビードロック組立体726の
発明について、図20を参照して概略的に説明した。以
下の図には、様々な位置または状態(たとえば、折畳み
位置、部分膨張位置、完全膨張位置)のビードロック組
立体を含む、ビードロック組立体の動作の詳細が示され
ている。
【0139】図21、22、23、および24は、完全
膨張状態のタイヤ組立てドラム700の端部722を示
している。これは、図9〜12において、中央部(22
0)が完全折畳み状態で示されている状況といくらか類
似している。図25および図26は、半膨張(または半
折畳み)状態のタイヤ組立てドラム700の端部722
を示している。これは、図11において、中央部(22
0)が半膨張(または半折畳み)状態で示されている状
況といくらか類似している。図27および図28は、完
全膨張状態のタイヤ組立てドラム700の端部722を
示している。これは、図12において、中央部(22
0)が完全膨張状態で示されている状況といくらか類似
している。
【0140】上述のように、ビードロック組立体726
の機械的部材には、第1のピストン「P1」と、第2の
ピストン「P2」と、キャリアリング「CR」と、複数
の細長いセグメント「S」と、複数の細長いリンク(リ
ンクアーム)「K」と、複数のフィンガセグメント
「F」とが含まれる。
【0141】ビードロック組立体726は、以下の機械
的部材、すなわち、ピストンP1に関連する3つのロッ
ドR1P1、R2P1、R3P1と、3つのロッドR1
P1、R2P1、R3P1に関連する停止ブロックB1
と、ピストンP2をCRに連結する3つのロッドR1P
2、R2P2、R3P2とをさらに有している。
【0142】3つの空気圧ライン742、743、およ
び744は加圧された空気を以下の位置、すなわち、ピ
ストンP1を内側に移動させるためにピストンP1の外
側、ピストンP2を内側に移動させるためにピストンP
1とピストンP2との間、ピストンP1およびP2を引
き込みビードロック組立体を引き込ませるためにピスト
ンP2の内側に供給するために、シリンダブロック(7
30)内の関連する通路PW1、PW2、およびPW3
と共に設けられている。
【0143】次に、使用サイクルについて、まずビード
ロック組立体726が引き込まれた状態(端部722の
折畳み状態)から説明する。これは図21、図22、図
23、および図24に最も良く示されている。ピストン
P1およびP2は最も外側の位置にあり、ピストンP1
は端板734に当接しており、ピストンP2はピストン
P1に当接している。膨張可能なセグメントSは、フィ
ンガセグメント下と同様に引込み位置にある。フィンガ
セグメントFは、ドラム内の中心線に対して第1の半径
にある。端部722は、直径が最小の状態にある。
【0144】図25および図26を見ると最も良くわか
るように、第1の膨張ステップ(半膨張状態)では、加
圧された空気がライン744、通路PW1を通してピス
トンP1の外側表面に供給される。これによってピスト
ンP1が軸線方向内側に中央部720の方へ移動する。
ピストンP1は、内側に移動する際、ピストンP2を内
側に押す。ピストンP1の軸線方向内側への移動は、以
下に説明するように、端板734を通ってピストンP1
内へ延びる3つのロッドR1P1、R2P1、R3P1
によって制限される。3つのロッドR1P1、R2P
2、R3P2は軸線方向にピストンP2とキャリアリン
グCRとの間に延びている。したがって、ピストンP2
が内側に移動すると、キャリアリングCRは内側に移動
する。細長いリンクKは、キャリアリングCRと膨張可
能なセグメントSとの間に延びている。細長いリンクC
Rが内側に移動すると、膨張セグメントSは半径方向外
側に移動する。複数のフィンガセグメントFは、細長い
膨張セグメントSの外側端部に配置されている。フィン
ガセグメントFが半径方向外側に、第1の半径よりも大
きい第2の半径まで移動すると、端部722内のビード
ロック組立体726の直径が大きくなる。したがって、
加圧された空気がライン744に供給されると、ビード
ロック組立体726は部分的に膨張する。
【0145】3つのロッドR1P1、R2P1、R3P
1は、好ましくは軸線704の周りの等間隔に離れた周
方向位置(1200)において、端板734を通ってピ
ストンP1内に延びている。これらのロッドは、停止ブ
ロックB1と共に、ピストンP1の軸線方向内側への移
動を制限する。これは、ビードロック組立体726の中
間部分膨張状態である。この中間位置を調整するには、
様々な長さの停止ブロックB1を使用することができ
る。
【0146】図27および28を見ると最も良くわかる
ように、ビードロック組立体がさらに膨張することは、
加圧された空気を、ライン742を通して、ピストンP
1とピストンP2との間にある通路PW2内に供給する
ことによって行われる。これによってピストンP2がさ
らに内側に移動し、それにより、ロッドR1P2、R2
P2、R3P2を介してキャリアリングCRを内側に移
動させる。キャリアリングCRがさらに内側に移動する
と、リンクKが、膨張可能なセグメントSおよびフィン
ガセグメントFを半径方向外側に、第2の半径よりも大
きい第3の半径まで移動させられ、それによってビード
ロック組立体726の直径を完全膨張状態まで大きくす
る。このステップでは、図27に示されているように、
ピストンP1は正常に引き込む(端板734によって停
止されるまで軸線方向外側に移動する)。
【0147】ビードロック組立体726の引込みは、加
圧された空気を、ライン743を通し通路PW3(図2
1参照)内を通って、ピストンP2の軸線方向内側に供
給することによって行われる。同時に、ライン742お
よび744内の加圧された空気が停止される。ライン7
43内の加圧された空気によってピストンP2が軸線方
向外側に移動し、それによって、ロッドR1P2、R2、R
3P2を介してキャリアリングCRを軸方向外側に移動さ
せ、それによってリンクKを介して、膨張可能なセグメ
ントSおよびフィンガ部材Fを半径方向内側に移動さ
せ、それによって、ビードロック組立体726の直径を
完全折畳み状態まで小さくする。ピストンP2は、ピス
トンP1によって停止されるまで軸線方向外側に移動す
る。前のステップで、ピストンP1が引き込めないよう
に、中間位置に拘束されている場合、ピストンP1をこ
の非引込み位置に選択的に維持することができ、ピスト
ンP1によってピストンP2の軸線方向外側への移動が
制限され、それによってビードロック組立体の部分折畳
み状態が確立される。その後、ピストンP1を完全に引
き込めるようにすることによって、ピストンP2はさら
に軸線方向外側に移動することができ、したがって、ビ
ードロック組立体は完全折畳み状態を実現することがで
きる。
【0148】したがって、端部720(もちろん、端部
724も)を選択的にかつ制御可能に膨張させ折り畳む
ことができることは明らかである。基本的に外側表面全
体を膨張させ折り畳むことができる中央部720とは異
なり、端部722、724において膨張し折り畳まれる
のは小さいセグメント、すなわち、複数のフィンガセグ
メントFによって形成されるバンドだけである。セグメ
ントFによって形成されるバンドは、軸線方向にそれぞ
れの端部722、724の内側端部から外側端部の方へ
延び、端部の外周全体に亘って周方向に延びている。フ
ィンガセグメントF、したがってバンドは、ドラムの端
部722、724の折畳み状態における第1の半径か
ら、中間部分膨張状態における第2の半径まで膨張し、
次に、ドラムの端部の完全膨張状態における第3の半径
まで膨張することができる。
【0149】ビードロック組立体726の膨張/収縮を
要約すると、加圧された空気を第1の通路744を通し
第1の通路PW1を介して第1のピストンP1の外側に
供給すると、第1のピストンP1が軸線方向内側に移動
し、第2のピストンを、ロッドR1P1、R2P1、R
3P1によって拘束されるまでやはり軸線方向内側に押
し、したがって、ビードロック組立体726が部分的に
膨張する。加圧された空気を第2の通路742を通し第
2の通路PW2を介して第1のピストンP1の内側と第
2のピストンの外側との間の位置に供給すると、第2の
ピストンP2が、凸部736によって停止されるまで、
軸線方向内側にさらに移動し、したがって、ビードロッ
ク組立体726が完全に膨張する。加圧された空気を第
3の通路743を通し第3の通路PW3を介して第2の
ピストンP2の内側の位置に供給すると、第2のピスト
ンP2が軸線方向外側に移動し、したがって、上述のよ
うに、ビードロック組立体726が、第1のピストンP
1によって停止されるまで完全に折り畳まれる。
【0150】工程の流れ次に、中央部720と端部72
2および724の両方の膨張を説明する、組立てドラム
にタイヤカーカスを載せる動作の例示的なシーケンスに
ついて説明する。
【0151】(a)まず、折畳み位置(たとえば、図
9、10、13、21、22、23、24参照)におい
て、平坦な取付け面を形成する中央のスリーブ713
a、713b上にインナーライナ504を取り付ける。
【0152】(b)次に、ドラム全体に亘って平坦な表
面が形成されるように(たとえば、図11、25、26
を参照されたい)、中央部720と端部722および7
24を共に中間状態まで膨張させる。
【0153】次に、中間状態で、中央部220の膨張可
能なセグメント228上の凹部236にピラーインサー
ト506を取り付ける。
【0154】次に、中間状態で、第1のプライ508を
取り付ける。
【0155】次に、中間状態で、第1のプライ508上
およびピラーインサート506のかなり上方にポストイ
ンサート510を取り付ける。
【0156】次に、中間状態で、第2のプライ512を
取り付ける。
【0157】(c)次に、ビード保持装置622を用い
てビード514、716a、716bを所定の位置に移
動させ、ビードロック組立体726のフィンガF上に保
持する。
【0158】(d)次に、フィンガFが膨張不能なビー
ドをつかむように、ビードロック組立体726と中央部
720を共に完全膨張位置まで膨張させる。ビードが上
方の折返しブラダー714a、714bの端部に固定さ
れ、シールを形成する。
【0159】(e)次に、上方の折返しブラダー714
a、714bを膨張させ、ビード514、716a、7
16bの周りでのタイヤ部材の折返しを開始させる。
【0160】(f)引き続き、底部の折返しブラダーを
膨張させ、ビードの周りのタイヤ部材を折返しを完了す
る。
【0161】(g)次に、ドラムおよびビードロック組
立体が完全膨張位置にある間に、カーカスにサイドウォ
ールを取り付けることができる。
【0162】(h)次に、ビードロック組立体726お
よび中央部720を折り畳む。空気によってピストンP
2がドラムの中央から離れることによりフィンガが確実
に解放されるため、ビードロック組立体726が強制的
に折り畳まれることに留意されたい。
【0163】(i)最後に、タイヤカーカスのビード上
に移送リングを移動させることができる。真空によって
カーカスをドラムから引き離し、グリーンタイヤカーカ
スをドラムから取り外す。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による、タイヤカーカスが載せられた
タイヤ組立てドラムの概略断面図である。
【図2】従来技術による、タイヤカーカスが載せられた
タイヤ組立てドラムの概略断面図である。
【図3】本発明によるタイヤ組立てドラムの斜視図であ
る。
【図4】本発明による、折畳み位置(状態)にある図3
のタイヤ組立てドラムの中央部の斜視図である。
【図5】本発明による、図4に示されている中央部の断
面図である。
【図6】本発明による、膨張位置(状態)にある図3の
タイヤ組立てドラムの中央部の斜視図である。
【図7】本発明による、図6に示されている中央部の断
面図である。
【図8】本発明による、図3のタイヤ組立てドラムの中
央部の代表的な膨張セグメントの斜視図である。
【図9】本発明の実施形態によるタイヤ組立てドラムの
中央部の斜視図である。
【図10】完全折畳み状態にある図9の中央部の断面図
である。
【図11】半膨張状態にある図9の中央部の断面図であ
る。
【図12】完全膨張(または半膨張)状態にある図9の
中央部の断面図である。
【図13】完全折畳み状態にある中央部を示す、本発明
の他の実施形態によるタイヤ組立てドラムの中央部の断
面図である。
【図14】完全膨張位置にある中央部を示す、本発明の
他の実施形態によるタイヤ組立てドラムの中央部の断面
図である。
【図15】本発明による、図13および図14の他の実
施形態のリンク機構がどのように働くかを示す概略図で
ある。
【図16】本発明による、リンク機構の部材の他の実施
形態の平面図である。
【図17】本発明によるタイヤ組立てドラムに載せられ
たタイヤカーカスの部分断面図である。
【図18】閉位置での本発明の方法の実施に関連して使
用できる従来技術のビードホルダの概略平面図である。
【図19】開位置での図18のビードホルダの概略平面
図である。
【図20】本発明による、膨張可能な端部を有するタイ
ヤ組立てドラムの詳細断面図である。
【図21】完全折畳み位置(状態)での図20のタイヤ
組立てドラムの端部の断面図である。
【図22】図21の線7B−7Bに沿った、図21に示
されている端部の断面図である。
【図23】図20のタイヤ組立てドラムの端部の外側端
部の斜視図である。
【図24】端部内のピストン用の停止機構の詳細を示
す、図21と同様な断面図である。
【図25】半膨張(または半折畳み)状態にある図16
のタイヤ組立てドラムの端部を示す、図21または図2
2と同様な断面図である。
【図26】半膨張(または半折畳み)位置(状態)にあ
る図25の端部の外側端部の斜視図である。
【図27】完全膨張状態にある図16のタイヤ組立てド
ラムの端部を示す、図21または図24と同様な断面図
である。
【図28】完全膨張位置(状態)にある図27の端部
(722)の内側端部の斜視図である。
【符号の説明】
102、122、202、700 タイヤ組立てドラ
ム 102a、102b、122a、122b、202a、
202b、208a、208b 端部 104、124、204 回転軸 106、126、706 円筒状の外側表面 108、128、504 インナーライナ 110a、110b、130a、130b インサー
ト 112、508 第1のプライ 114a、114b、134a、134b、514、6
12、734a、734b ビード 136a、136b、236a、236b 環状凹部 220、420、720 中央部 222 第1の端部 224 第2の端部 226、326 固定セグメント 228、238、328、428、528、538、7
28 膨張セグメント 236、536 ポケット 238a、238b 固定点 304、404、704 軸線 308 スピンドル 338a、338b 偏倚部材 340、440a、440b フランジ 340a、340b 案内部材 342a、342b、442a、442b、443a、
443b 溝 346 ベース部材 348 傾斜部材 358 可動くさび部材 358a、358b 先細りの部材 448 支持部材 458a、458b 案内リング 460 重なりリンケージ機構 462 第1の細長いリンク 464 第2の細長いリンク 502、713a、713b 中央のスリーブ 503 上方の折返しブラダー 505 下方の折返しブラダー 506 第1のサイドウォールインサート 510 第2のサイドウォールインサート 512 第2のプライ 516 エイペックス 518 チェーファー 520 サイドウォール 602 支持体 604 リング 604a 左のセグメント 604b 中央のセグメント 604c 右のセグメント 607 機構 622 ビードホルダ 712a、712b 底部の折返しブラダー 714a、714b 頂上部の折返しブラダー 722 第1の端部 722a、730a 内側端部 723a、734 端板 724 第2の端部 726a、726b 膨張可能なビードロック組立体 730 シリンダブロッグ 731a シリンダ 732 円筒状の内部 736 環状凸部 742、744 空気圧系 CR キャリアリング F フィンガセグメント K 細長いリンク P1、P2 ピストン PW1、PW2、PW3 通路 R1P1、R2P1、R3P1、R1P2、R2P2、
R3P2 ロッド S 膨張セグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 ウィリアム ダッドレイ キュリー アメリカ合衆国 44224 オハイオ州 ス トウ ヘザーウッド コート 2950 (72)発明者 エミル レディング ルクセンブルグ国 エルー9163 ケーメン ハープトストロース 12 (72)発明者 ジョン コルブジョエルン ロエドセス ルクセンブルグ国 エル−7790 ビッセン リュ チャールズ−フレデリク メルシ ュ 67 Fターム(参考) 4F212 AH20 VA02 VD12 VD22 VK02 VK15 VK17 VP03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線(704)と、中央部(720)
    と、2つの端部(722、724)とを有するタイヤ組
    立てドラム(700)において、 各端部は、軸線方向に延び、周方向に間隔をおいて配置
    されたビードをつかむようになっている複数のフィンガ
    セグメント(F)を有する、膨張可能なビードロック組
    立体(726)を備えており、 各フィンガセグメントは、前記ビードロック組立体の折
    畳み状態における第1のフィンガ半径から前記ビードロ
    ック組立体の半膨張状態における第2のフィンガ半径ま
    で膨張し、かつ前記ビードロック組立体の完全膨張状態
    における第3のフィンガ半径まで膨張することができる
    ことを特徴とするタイヤ組立てドラム。
  2. 【請求項2】 膨張可能な中央部(720)と2つの膨
    張可能な端部(722、724)とを有するタイヤ組立
    てドラム上でタイヤを組み立てる方法において、 (a)前記中央部(720)と前記端部(722、72
    4)がその折畳み位置にある間に、前記タイヤ組立てド
    ラムの平坦な取付け面上にインナーライナを取り付ける
    ステップと、 (b)前記中央部(720)と前記端部(722、72
    4)の両方を中間膨張状態まで膨張させ、前記ドラムの
    前記中央部上に、間隔をおいた一対の凹部を形成するス
    テップと、 (c)前記組立てドラムの周りの前記取付け面がほぼ平
    坦になるように、前記中央部(220)の各凹部内にピ
    ラーインサートを取り付けるステップと、 (d)前記ほぼ平坦な取付け面上に第1のプライ(50
    8)を取り付け、その後、前記第1のプライ(508)
    上および前記ピラーインサート506のかなり上方にポ
    ストインサートを取り付け、その後、第2のプライを取
    り付けるステップと、 (e)前記膨張可能な端部(726)のそれぞれにおい
    てビードロック組立体のフィンガ(F)の上方の所定の
    位置に一対のビードを移動させるステップと、 (f)前記フィンガ(F)が前記膨張不能なビードをつ
    かむように、前記各ビードロック組立体および前記中央
    部(720)をその完全膨張位置まで膨張させるステッ
    プと、 (g)前記インナーライナ、第1のプライ、および第2
    のプライを前記ビードの周りで折り返すステップと、 (h)前記ビードロック組立体(726)および前記中
    央部(720)を前記折畳み位置まで折り畳むステップ
    と、 (i)完成したグリーンタイヤカーカスを前記ドラムか
    ら取り外すステップとを含む、タイヤ組立てドラム上で
    タイヤを組み立てる工程。
  3. 【請求項3】 膨張可能な中央部(720)と2つの膨
    張可能な端部(722、724)とを有するタイヤ組立
    てドラム上でタイヤを組み立てる方法において、 (a)前記組立てドラムおよび前記端部がその折畳み・
    非膨張位置にある間に、前記タイヤ組立てドラムの平坦
    な取付け面上にインナーライナを取り付けるステップ
    と、 (b)前記中央部(720)と前記端部(722、72
    4)の両方をその中間膨張状態まで膨張させるステップ
    と、 (c)前記中央部上にピラーインサートを取り付け、そ
    の後、第1のプライ(508)を取り付け、その後、ポ
    ストインサート(510)を取り付け、その後、第2の
    プライを取り付けるステップと、 (e)前記膨張可能な端部(726)のそれぞれにおけ
    るビードロック組立体の上方の所定の位置に一対のビー
    ドを移動させるステップと、 (f)前記ビードが所定の位置に固定されるように、前
    記各ビードロック組立体および前記中央部(720)を
    その完全膨張位置まで膨張させるステップと、 (g)前記インナーライナ、第1のプライ、および第2
    のプライを前記ビードの周りで折り返すステップと、 (h)前記ビードロック組立体(726)および前記中
    央部(720)を前記折畳み位置まで折り畳むステップ
    と、 (i)完成したグリーンタイヤカーカスを前記ドラムか
    ら取り外すステップとを含む、タイヤ組立てドラム上で
    タイヤを組み立てる方法。
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