JPH0757537B2 - タイヤ成型ドラム装置における可動部を駆動するための装置およびそれを使用したタイヤ成型ドラム装置 - Google Patents

タイヤ成型ドラム装置における可動部を駆動するための装置およびそれを使用したタイヤ成型ドラム装置

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JPH0757537B2
JPH0757537B2 JP3081636A JP8163691A JPH0757537B2 JP H0757537 B2 JPH0757537 B2 JP H0757537B2 JP 3081636 A JP3081636 A JP 3081636A JP 8163691 A JP8163691 A JP 8163691A JP H0757537 B2 JPH0757537 B2 JP H0757537B2
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克巳 森
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • B29D30/242Drums for manufacturing substantially cylindrical tyre components without cores or beads, e.g. treads or belts

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はタイヤ成型ドラム装置
における可動部を駆動するための装置およびそれを使用
したタイヤ成型ドラム装置に係り、更に詳しくは、ドラ
ム径の拡大・ 縮小を一系統の空気の流路で行う場合に作
動用空気室壁と復帰用空気室壁との断面積の差を利用し
て摺動シリンダを移動させ、これによりドラム径の拡大
・縮小を行うようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】タイヤ製造においては、例えばベルト成型
ドラム装置等、各種のタイヤ成型ドラム装置が使用され
ている。このタイヤ成型ドラム装置は、空気等の流体を
利用して様々な径のタイヤに対応できるように、ドラム
部の直径が変えられるようになっている。流体の供給及
び排出の方式として二穴式(二系統型)と一穴式(一系
統型)がある。
【0003】二穴式のタイヤ成型ドラム装置の一例が特
開昭62−212135号に開示してある。この成型ド
ラム装置ではドラムの径の拡大・縮小はシリンダを移動
させることによって行なわれる。即ちこの成型ドラム装
置は、ドラムベースの外周面に沿って摺動するシリンダ
と、このシリンダに内蔵されており、ドラムベースに固
定されているピストンを備えている。シリンダはピスト
ンを介して二つの圧力室に区画されている。それぞれの
圧力室にはドラムベースに形成された圧力流体の給排流
路が接続し、圧力供給源から圧力流体が供給されるよう
になっている。
【0004】この構造からも分かるように、二穴式のタ
イヤ成型ドラム装置ではシリンダに接続する圧力流体の
給排流路が二系統必要であり、それに伴って圧力流体を
供給する圧力供給源までの流路のすべてが二系統必要で
ある。
【0005】一穴式のタイヤ成型ドラム装置の一例が特
開昭55−137946号に開示してある。この成型ド
ラム装置ではドラムの径の拡大はピストンを移動させる
ことによって行なわれ、縮小はピストンとシリンダヘッ
ドとの間に入れられてあるバネによって行なわれる。即
ち、この成型ドラム装置は、胴とシリンダヘッドからな
る空気シリンダ、および空気シリンダに内蔵されてお
り、所要の間隔を持って配置されている二つのピ ストン
を備えている。ピストン間の室には空気ダクトが接続し
てある。空気ダクトには、圧力供給源から圧力流体が供
給されるようになっている。ピストンどシリンダヘッド
との間には復帰用のバネが配置されている。
【0006】一穴式のタイヤ成型ドラム装置の他の例を
図7に示す。一穴式のタイヤ成型ドラム装置において、
ドラム部の直径を変化させる機構としては、図7に示し
たブラダー式が一般的である。図7では上部側ブラダ
ー7が膨張してセグメント5が外方へ移動した状態を示
し、下方側ブラダー7が収縮してセグメント5が内方
へ移動した状態を示している。ドラム部の直径を拡大す
る場合は、内蔵した浮輪状のブラダー7へ給排流路71
から空気を供給して膨張させ、セグメント5を押し広げ
て外方へ移動させるようにする。ドラム部の直径を縮小
させるときにはブラダー7から空気を排出し、戻しスプ
リングSの収縮力でセグメント5を内側へ移動させるよ
うにする。
【0007】この構造からも分かるように、一穴式のタ
イヤ成型ドラム装置ではシリンダに接続する圧力流体の
給排流路は一系統ですみ、それに伴って圧力流体を供給
する圧力供給源までの流路のすべてが一系統ですむ。
まり一穴式は二穴式と比べて装置全体が簡略化できると
いう利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一穴式のタイ
ヤ成型ドラム装置ではドラム径を縮小するために復帰用
スプリングを使用しており。その経年劣化による作動の
ばらつきが構造上避けられない問題になっている。それ
に加えて図7に示した従来のブラダー式には次のような
課題があった。 (a)ブラダーの肉圧のバラツキやセグメントの移動抵
抗の相違、或は戻しスプリングの付勢力の不均衡等、ド
ラム部を拡縮する上での不安定要素が多く、各セグメン
トを均一に拡縮することは事実上不可能である。 (b)ステッチャー圧力等、ブラダーの内圧以上の外力
が働くと、セグメントは容易に移動するので、タイヤの
品質を安定させることが難しい。 (c)ブラダーに注入する空気の量が多いためにドラム
部の拡縮動作に時間がかかり、これがタイヤ製造の生産
性を向上させる際のネックとなっている。 (d)ブラダーや戻しスプリング等、経時的に劣化を起
こす消耗部品が多く、定期的にまたは故障時に交換する
必要があるが、ブラダーはセグメントに囲まれており、
装置を分解しなければ交換できない等、交換には多大の
労力と時間がかかる。
【0009】
【発明の目的】そこで、この発明の目的は、タイヤ成型
ドラム装置において、可動部を駆動した場合に、駆動後
の可動部をスプリングを使用しないで復帰させることが
できる装置およびそれを使用したタイヤ成型ドラム装置
を提供することにある。 また、この発明の他の目的は、
従来のブラダー式のタイヤ成型ドラム装置が有する問題
を解決するタイヤ成型ドラム装置を提供することにあ
る。
【0010】
【発明の構成】上記課題点を解決し、目的を達成するた
めに講じたこの発明の構成は次のとおりである。第1の
発明にあっては、一系統の空気の流路を利用してタイヤ
成型ドラム装置における可動部を駆動するための装置で
あって、この装置は、主軸と、軸線方向に動かないよう
にして上記主軸の外周に設けてあり、貯留室を有し、摺
動シリンダ側端には大径のピストン盤が形成してあるリ
ザーブタンクと、上記ピストン盤を内蔵しており、一端
側のシリンダ壁は上記主軸の外周に沿って摺動し、他端
側のシリンダ壁は上記リザーブタンクの外周に沿って摺
動するように設けてある摺動シリンダと、上記一端側の
シリンダ壁とピストン盤との間で形成されている作動用
空気室と、上記他端側のシリンダ壁とピストン盤との間
で形成されている復帰用空気室と、上記ピストン盤に設
けてあり、上記作動用空気室から復帰用空気室には通気
し、逆方向には通気しない逆止弁と、上記リザーブタン
ク壁に設けてあり、上記復帰用空気室と貯留室とを連通
する通気口と、上記作動用空気室に設けられている空気
の流路 口と、を備え、上記作動用空気室の断面積は、上
記復帰用空気室の断面積よりも大きいことを特徴とす
る、タイヤ成型ドラム装置における可動部を駆動するた
めの装置である。
【0011】作 用 (1) 摺動シリンダの作動 ある所定の空気圧を流路口から作動用空気室に供給する
と、供給された空気は作動用空気室に充満するととも
に、逆止弁を通って復帰用空気室と貯留室内に流れ込み
充満する。作動用空気室の断面積は復帰用空気室の断面
積よりも大きいので、一定の空気圧を供給した場合は作
動用空気室の作動力が復帰用空気室の作動力よりも大き
くなり、摺動シリンダは作動用空気室の容積を大きくす
る方向に移動する。 (2)摺動シリンダの復帰 摺動シリンダを復帰させる場合は、作動用空気室の空気
を大気に開放すると、作動用空気室の気圧は大気圧とな
り、復帰用空気室及び貯留室の気圧の方が大きくなる。
このため、復帰用空気室は貯留室から吸気しながら一気
に膨張し、摺動シリンダは作動用空気室の容積を小さく
する方向に移動し、つまり復帰状態となる。なお、逆止
弁の作用により復帰用空気室から作動用空気室の方へ空
気は流れない。
【0012】第2の発明にあっては、一系統の空気の流
路を利用してドラム径の拡大・縮小を行うタイヤ成型ド
ラム装置であって、この装置は、主軸と、軸線方向に動
かないようにして上記主軸の外周に設けてあり、貯留室
を有し、摺動シリンダ側端には大径のピストン盤が形成
してあるリザーブタンクと、上記ピストン盤を内蔵して
おり、一端側のシリンダ壁は上記主軸の外周に沿って摺
動し、他端側のシリンダ壁は上記リザーブタンクの外周
に沿って摺動するように設けてある摺動シリンダと、上
記一端側のシリンダ壁とピストン盤との間で形成されて
いる作動用空気室と上記他端側のシリンダ壁とピストン
盤との間で形成されている復帰用空気室と、上記ピスト
ン盤に設 けてあり、上記作動用空気室から復帰用空気室
には通気し、逆方向には通気しない逆止弁と、上記リザ
ーブタンク壁に設けてあり、上記復帰用空気室と貯留室
とを連通する通気口と、上記作動用空気室に設けられて
いる空気の流路口と、を備え、上記作動用空気室の断面
積は、上記復帰用空気室の断面積よりも大きくなってお
り、上記摺動シリンダの摺動域を挟んで両側には拡縮ガ
イド盤が設けてあり、当該拡縮ガイド盤には放射状に所
要数のガイド部が設けてあり、更に、ガイド部には上記
摺動シリンダの移行を伝達する伝達手段を介して拡縮移
動する複数のセグメントが取付けてあることを特徴とす
る、タイヤ成型ドラム装置である。
【0013】作 用 (1)摺動シリンダの作動 ある所定の空気圧を流路口から作動用空気室に供給する
と、供給された空気は作動用空気室に充満するととも
に、逆止弁を通って復帰用空気室と貯留室内に流れ込み
充満する。作動用空気室の断面積は復帰用空気室の断面
積よりも大きいので、一定の空気圧を供給した場合は作
動用空気室の作動力が復帰用空気室の作動力よりも大き
くなり、摺動シリンダは作動用空気室の容積を大きくす
る方向に移動する。これに伴って摺動シリンダの移行を
伝達する伝達手段を介して複数のセグメントがドラム径
を拡大する方向に移動する。 (2)摺動シリンダの復帰 摺動シリンダを復帰させる場合は、作動用空気室の空気
を大気に開放するト、作動用空気室の気圧は大気圧とな
り、復帰用空気室及び貯留室の気圧の方が大きくなる。
このため、復帰用空気室は貯留室から吸気しながら一気
に膨張し、摺動シリンダは作動用空気室の容積を小さく
する方向に移動し、つまり復帰状態となる。これに伴っ
て摺動シリンダの移行を伝達する伝達手段を介して複数
のセグメントがドラム径を縮小する方向に移動する。
お、逆止弁の作用により復帰用空気室から作動用空気室
の方へ空気は流れない。
【0014】
【実施例】この発明を図面に示した実施例に基づき更に
詳細に説明する。図1はこの発明に係るタイヤ成形ドラ
ム装置の一実施例を示す斜視図、図2はドラム径が最小
の状態を示すタイヤ成形ドラム装置の断面図、図3はド
ラム径が最大の状態を示すタイヤ成形ドラム装置の断面
図で、それぞれ可動部である摺動シリンダを駆動する為
の装置が使用されている。符号Aは、タイヤ製造用ドラ
ム装置であるベルト成型ドラム装置で、ドラム装置Dを
備えている。ドラム装置Dは、主軸1を備えており、主
軸1はシャフト10とスリーブ11からなる。
【0015】シャフト10の一端側(図において左側)
は径小部となっており、径大部との境界部である段部1
2の近傍には、シャフト10内部に設けられた給排流路
13の流路口130が設けてある。そして、この径小部
にスリーブ11が装着されている。スリーブ11は一端
側が径小部となっており、径大部の端部側にはフランジ
部110が形成してある。径大部のフランジ部110寄
りには、スリーブ11の内周面から外周面へ通じる給排
流路14が設けてある。
【0016】給排流路14の一端側は前記給排流路13
と連通し、他端側の流路口140は後述する作動用空気
34に開口してある。また、スリーブ11には、径小
部の外周面からフランジ部110の外周面へ通じる調圧
流路15が設けてある。調圧流路15のフランジ部11
0側端部には調圧弁B1が取付けられており、他端側の
流路口150は後述する貯留室21に開口してある。
【0017】主軸1には、リザーブタンク2が気密性を
保持できるように、かつ主軸1の軸線方向に動かないよ
うに固着してある。リザーブタンク2の形状はほぼ円筒
状で、一端側にはやや径大のピストン盤20が設けてあ
る。なお、リザーブタンク2内は貯留室21となってい
る。なお、貯留室21と後述する復帰用空気室33とで
復帰用空気が貯留される。
【0018】動シリンダ3は、ピストン盤20を内蔵
した状態で主軸1に摺動可能に取付けてある。摺動シリ
ンダ3は、一端側のシリンダ壁31が主軸1に沿って摺
動し、他端側のシリンダ壁32はリザーブタンク2の外
周に沿って摺動する。また摺動シリンダ3の内壁面はビ
ストン盤20の外周面に沿って摺動するようにしてあ
。摺動シリンダ3のシリンダ壁32には、後述する摺
動ロッド61が設けられている。
【0019】上記構造により、ピストン盤20とシリン
ダ壁32との間には復帰用空気室33が形成される。ま
た、ピストン盤20どシリンダ壁31との間には、復帰
用空気室33よりも断面積の大きい作動用空気室34が
形成される。上記貯留室21と復帰用空気室33とは、
リザーブタンク2の外周壁に形成された通気口22によ
り連通している。ピストン盤20のうち、復帰用空気室
33と、作動用空気室である作動用空気室34とを分割
する部分には、作動用空気室34から復帰用空気室33
側へは空気が流入するが、復帰甲空気室33側から作動
用空気室34側へは空気が流入しないようにする逆止弁
チェックバルブB2が設けてある。また作動用空気
34には、上記したように給排流路14の流路口14
0が開口している。
【0020】主軸1には、摺動シリンダ3の摺動域を挟
んで両側に、円盤状の拡縮ガイド盤4、4aが固定され
ている。拡縮ガイド盤4、4aの内面には、所要数の溝
状のガイド部41、41aが相対向して放射状に設けて
ある。また、拡縮ガイド盤4のガイド部41の間には、
後述する摺動ロッド61を挿通する挿通穴42が四箇所
に設けられている(図1を参照)。なお、図2及び図3
においては一か所のみを図示している。
【0021】各ガイド部41、41aには、ドラム装置
Dを構成する複数のセグメント5が、ガイド条51、5
1aを嵌入して拡縮方向に移動自在に装着されている。
セグメント5の内側に、リブ52が主軸1の軸線方向に
設けてあり、リブ52と前記摺動シリンダ3の周壁は、
動力伝達手段であるリンク53、54によって連結され
ている。従って、摺動シリンダ3の摺動移行により、各
セグメント5はガイド部51、51aに沿って同時に拡
縮方向に移動する。リンクの代わりにテーパーコーン等
の他の動力伝達手段を採用しても良い。
【0022】摺動ロッド61は、拡縮ガイド盤4の挿通
穴42に対応して四本設けてあり、それぞれ挿通穴42
を貫通している。摺動ロッド61先端部間には二校の挟
持板62が取付けてある。なお、拡縮ガイド盤4の外壁
と挟持板62との間はスペーサ8を挟み込むための装着
部となっている。装着部には、製造するタイヤサイズに
対応する厚さを有する筒状のスペーサ8が装着される。
【0023】(作 用) 図4は摺動シリンダが移動を開始したときの状態を示す
説明図、図5はドラム径が最大状態のときのリザーブタ
ンクと摺動シリンダの位置関係を示す説明図、図6はド
ラム径が最小状態のときのリザーブタンクと摺動シリン
ダの位置関係を示す説明図である。図4乃至図6を参照
して摺動シリンダ3の摺動及びドラムの拡縮の仕組みを
説明する。図6に示す状態(ドラム径が最小の状態)を
初期状態とする。なお、復帰用空気室33と貯留室21
の気圧は、作動用空気室34の大気圧より高く(例えば
3kg/cm)設定されている。
【0024】 挟持板62にタイヤサイズに対応した
スペーサ8を装着する。 ドラム径を任意の大きさに拡大するには、給排流路
13から作動用空気室34に規定圧(例えば5kg/c
)に設定された空気を供給する。供給された空気は
作動用空気室34に充満するとともに、逆止弁B1を通
って復帰用空気室33と貯留室21内に流れ込み充満す
る。作動用空気室34の断面積は復帰用空気室33の断
面積よりも大きいので、一定の空気圧を供給した場合は
作動用空気室34の作動力が復帰用空気室33の作動力
よりも大きくなり、シリンダ3は作動用空気室34の容
積を大きくする方向に移動する(図4参照)。これによ
り各セグメント5が外方向へ移動しドラム径が拡大す
動シリンダ3は、スペーサ8が拡縮ガイド盤4に
当接したところで停止する。これにより、ドラム径はス
ペーサ8に対応した大きさに設定される ドラム径を元に戻すときは、作動用空気室34内の
空気を大気に開放する。作動用空気室34の気圧は大気
圧となり、復帰用空気室33及び貯留室21の気圧の方
が大きくなるため、復帰用空気室33は貯留室21から
吸気しながら一気に膨張し、摺動シリンダ3を左方向へ
移動させて元の位置へ戻す(図6参照)。これにより、
各セグメント5は内方へ移動し、ドラム径は初期状態に
戻る。なお、この発明は図面に示した実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々
の変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】この発明は上記構成を備え、次のような
効果を有している。 (a)作動用空気室に空気を供給すると摺動シリンダは
作動用空気室の容積を大きくする方向に移動する。摺動
シリンダを復帰させる場合は、作動用空気室の空気を大
気に開放すると、作動用空気室の気圧は大気圧となり、
復帰用空気室及び貯留室の気圧の方が大きくなる。この
ため、復帰用空気室は貯留室から吸気しながら一気に膨
張し、摺動シリンダは作動用空気室の容積を小さくする
方向に移動し、つまり復帰状態となる。 このように、こ
の発明によれば復帰用のスプリングを使用しなくても、
可動部を駆動した場合に駆動後の可動部を復帰させるこ
とができる。このためドラムを拡縮する上での不安定要
排除でき、ドラム径拡縮動作の安定性及び迅速性
確保できる。 (b)拡縮移動する複数のセグメントの移動に、摺動シ
リンダの移行を伝達する伝達手段を採用しているので、
ブラダーや戻しスプリング等、ドラム部を拡縮する上で
の不安定要素を排除でき、しかも各セグメントをほぼ均
一に拡縮することができる。また、セグメントに多少の
外力が加わっても容易には移動しないので、ドラムの不
均一な変形によるタイヤの品質の低下は生じにくい。 (c)圧縮空気により摺動シリンダを移動させ、伝達手
段を介してセグメントを拡縮するので、ドラムの拡縮動
作は瞬時にして行なわれる。これにより、タイヤ製造の
生産性を向上させることができる。 (d)ブラダーや戻しスプリング等のような消耗部品が
少ないので、交換する手間が省け、連続運転が可能とな
る。 (e)空気の給排流路は一系統のみであるから、コンプ
レッサ等の周辺機器の機構も簡単にできる。また、ブラ
ダー式のものでも空気の給排流路が一系統であるものに
ついては、既存の主軸を改造することなく利用できるの
で、この発明に係るドラム装置の導入に当たって、無駄
がなく便利である。 (f)スペーサによってドラム径を任意に設定できるよ
うにしたものは、製造するタイヤのサイズに対応したス
ペーサを予め準備しておくことにより、タイヤサイズの
変更に迅速に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るタイヤ成形ドラム装置の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】ドラム径が最小の状態を示すタイヤ成形ドラム
装置の断面図である。
【図3】ドラム径が最大の状態を示すタイヤ成形ドラム
装置の断面図である。
【図4】摺動シリンダが移動を開始したときの状態を示
す説明図である。
【図5】ドラム径が最大状態のときのリザーブタンクと
摺動シリンダの位置関係を示す説明図である。
【図6】ドラム径が最小状態のときのリザーブタンクと
摺動シリンダの位置関係を示す説明図である。
【図7】従来のドラム装置の断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 13、14 給排流路 140 流路口 2 リザーブタンク 20 ピストン盤 21 貯留室 22 通気口 3 摺動シリンダ 31、32 シリンダ壁 33 復帰用空気室 34 作動用空気室 B2 チェックバルブ 4、4a 拡縮ガイド盤 41、41a ガイド部 5 セグメント 61 摺動ロッド 62 挟持板 8 スペーサ D ドラム部 B1 調圧弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一系統の空気の流路を利用してタイヤ成
    型ドラム装置における可動部を駆動するための装置であ
    って、この装置は、 主軸(1)と、 軸線方向に動かない
    ようにして上記主軸(1)の外周に設けてあり、貯留室
    (21)を有し、摺動シリンダ(3)側端には大径のピ
    ストン盤(20)が形成してあるリザーブタンク(2)
    と、 上記ピストン盤(20)を内蔵しており、一端側の
    シリンダ壁(31)は上記主軸(1)の外周に沿って摺
    動し、他端側のシリンダ壁(32)は上記リザーブタン
    ク(2)の外周に沿って摺動するように設けてある摺動
    シリンダ(3)と、 上記一端側のシリンダ壁(31)と
    ピストン盤(20)との間で形成されている作動用空気
    室(34)と、 上記他端側のシリンダ壁(32)とピス
    トン盤(20)との間で形成されている復帰用空気室
    (33)と、 上記ピストン盤(20)に設けてあり、上
    記作動用空気室(34)から復帰用空気室(33)には
    通気し、逆方向には通気しない逆止弁(B2)と、 上記
    リザープタンク(2)壁に設けてあり、上記復帰用空気
    室(33)と貯留室(21)とを連通する通気口(2
    2)と、 上記作動用空気室(34)に設けられている空
    気の流路口(140)と、を含み、 上記作動用空気室
    (34)の断面積は、上記復帰用空気室(33)の断面
    積よりも大きいことを特徴とする、 タイヤ成型ドラム装
    置における可動部を駆動するための装置。
  2. 【請求項2】 一系統の空気の流路を利用してドラム径
    の拡大・縮小を行うタイヤ成型ドラム地であって、この
    装置は、 主軸(1)と、 軸線方向に動かないようにして
    上記主軸(1)の外周に設けてあり、貯留室(21)を
    有し、摺動シリンダ(3)側端には大径のピストン盤
    (20)が形成してあるリザーブタンク(2)と、 上記
    ピストン盤(20)を内蔵しており、一端側のシリンダ
    壁(31)は上記主軸(1)の外周に沿って摺動し、他
    端側のシリンダ壁(32)は上記リザーブタンク(2)
    の外周に沿って摺動するように設けてある摺動シリンダ
    (3)と、 上記一端側のシリンダ壁(31)とピストン
    盤(20)との間で形成されている作動用空気室(3
    4)と、 上記他端側のシリンダ壁(32)とピストン盤
    (20)との間で形成されている復帰用空気室(33)
    と、 上記ピストン盤(20)に設けてあり、上記作動用
    空気室(34)から復帰用空気室(33)には通気し、
    逆方向には通気しない逆止弁(B2)と、 上記リザーブ
    タンク(2)壁に設けてあり、上記復帰用空気室(3
    3)と貯留室(21)とを連通する通気口(22)と、
    上記作動用空気室(34)に設けられている空気の流路
    口(140)と、を含み、 上記作動用空気室(34)の
    断面積は、上記復帰用空気室(33)の断面積よりも大
    きくなっており、 上記摺動シリンダ(3)の摺動域を挟
    んで両側には拡縮ガイド盤(4,4a)が設けてあり、
    当該拡縮ガイド盤(4,4a)には放射状に所要数のガ
    イド部(41,41a)が設けてあり、更に、ガイド部
    (41,41a)には上記摺動シリンダ(3)の移行を
    伝達する伝達手段を介して拡縮移動する複数のセグメン
    ト(5)が取付けてあることを特徴とする、 タイヤ成型
    ドラム装置。
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