JP4490712B2 - 自動二輪車用タイヤの製造方法 - Google Patents

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本発明はトレッド曲率半径が小な自動二輪車用タイヤにおいて、生タイヤ基体をトロイド状に膨張させてトレッドリングに貼着する際の、トレッドリング外端での噛み込み、及びトレッドリングと生タイヤ基体との間のエアー溜まりの発生などを抑制しうる自動二輪車用タイヤの製造方法に関する。
所謂2ステージ成型法により生タイヤを形成する場合、予め第1成形(ファーストステージ)によって形成されたカーカスを含む円筒状の生タイヤ基体aを、図6(A)に示すように、フォーマbに移し換えて保持し、ビード部a1、a1間を接近させながらゴムブラダcを介してトロイド状に膨張させることにより、前記生タイヤ基体aを、その半径方向外側で待機させたトレッドゴムを含むトレッドリングtにドッキングさせている。
他方、自動二輪車用タイヤでは、車体を大きくバンクさせて旋回する特性上、トレッド部は四輪用タイヤに比して曲率半径が非常に小さい円弧状プロファイルで形成されている。そのため、自動二輪車用の生タイヤのトレッドリングtは、加硫後の製品タイヤのトレッドプロファイルに近似させた小円弧状に形成されている。
しかしこのことは、前記2ステージ成型法において、トレッドリングtを生タイヤ基体aにドッキングさせる際、トレッドリングt内面の曲率半径r2が生タイヤ基体aの膨張部の曲率半径r1よりも小さくなる傾向を生む。その結果、トレッドリングtと生タイヤ基体aとの間にエアー溜まりxが発生しやすくなるなど歩留まりの悪化を招く。又膨張過程で、図6(B)の如く、先にトレッドリングtの外端teが生タイヤ基体aと接触して、トレッドリングtとのセンターずれ(オフセンタ)を起こすほか、トレッドリングtの外端teが噛み込まれてタイヤ外表面にベア(凹状の傷)を生じさせるなど、ユニフォミティーや外観品質を低下させるという問題も生じる。
なお特許文献1には、生タイヤ基体を、フロファイルデッキを用いて加硫タイヤのトレッドプロファイルに近い形状に膨張せしめ、このフロファイルデッキに支持させた生タイヤ基体に、直接にバンドやトレッドゴムなどのトレッド構成部材を添設することが提案されいる。しかしこのものは、タイヤサイズ毎のフロファイルデッキが必要であり、又生産効率にも不利を招く。
特開平2003−118011号公報
本発明は、フォーマのクランプ具に延長部を突設し、ゴムブラダの膨張に際しての膨張部の根元部分を絞ることを基本として、前記生タイヤ基体のトレッド側半径を、トレッドリングのタイヤ赤道付近の内面半径よりも小に減じることができ、生タイヤ基体の頂部からのトレッドリングへの当接を可能とし、トレッドリングと生タイヤ基体との間のエアー溜まりの発生、トレッドリング外端の噛み込み、センターずれなどを抑制しうる自動二輪車用タイヤの製造方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、フォーマにより保持された生タイヤ基体と、該生タイヤ基体の半径方向外側に配置されかつ生タイヤ基体のトロイド状の膨張とともにこの生タイヤ基体に一体に貼着されるトレッドリングとにより生タイヤを形成する第2成形を有する2ステージ成型法による生タイヤを用いた自動二輪車用タイヤの製造方法であって、
前記トレッドリングは、既加硫タイヤのトレッドに近似したプロファイルを有し、
前記第2成形には、前記フォーマによりビード部がロックされた円筒状の生タイヤ基体を、前記ビード部間の軸方向への接近移動とともにその内面を押圧してトロイド状に膨張させるゴムブラダが用いられ、
該ゴムブラダは、このゴムブラダの向き合う各内側面を保持する両側のインナクランプと、各外側面を保持する両側のアウタクランプとからなるクランプ具により気密に固定され
前記ビード部は、前記アウタクランプの半径方向外周面に形成されかつ前記ビード部の底面が着座する着座面とビード部の内側面が当接する当接面とを有するビード支持部にロックされ、
しかも前記アウタクランプに、向き合う側に突出し前記ゴムブラダに当接しうる延長部を形成するとともに、
前記延長部の前記当接面からの軸方向の突出長さWを10〜65mmとし、この延長部により前記ゴムブラダの膨張に際しての膨張部の根元部分を絞ることによって、タイヤ軸を含む子午断面において、前記生タイヤ基体のトレッド側の半径R1を、前記トレッドリングのタイヤ赤道付近の内面の半径R2よりも小に減じた減径膨張部を生タイヤ基体に形成することを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記ビード部同士を接近させながら、100kPa以下の低内圧を充填してゴムブラダーを膨張させ前記減径膨張部の頂部をトレッドリングのタイヤ赤道付近に当接させる段階と、その後充填内圧を100kPaよりも大に上昇させてゴムブラダーの接触位置をショルダ側に移動させる段階とを含むことを特徴としている。
本発明は叙上の如く構成しているため、トレッドリングと生タイヤ基体との貼り付けに際してのエアー溜まりの発生、トレッドリング外端の噛み込み、センターずれなどを効果的に抑制でき、歩留まりを高めうるとともに、ユニフォミティーや外観品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
本発明のタイヤ製造方法は、所謂2ステージ成型法によって形成された生タイヤ1を、金型内で加硫成形することにより製品タイヤを製造する製造方法であって、前記2ステージ成型法では、図1に示すように、フォーマ10により保持された生タイヤ基体2と、その半径方向外側で待機させたトレッドリング3とを、前記生タイヤ基体2のトロイド状の膨張とともに貼着する第2成形を具える。
前記製品タイヤは自動二輪車用タイヤであって、この自動二輪車用タイヤでは、図5にその一例を示すように、トレッド面ts上のタイヤ赤道点pcからトレッド端peまでの間の、タイヤ軸方向の距離Lxと半径方向の距離Lyとの比であるキャンバー値Ly/Lxが、例えば0.3以上(通常0.5以上)であるなど、四輪車用タイヤに比して曲率半径が小な円弧状のトレッドプロファイルを有する。
又この自動二輪車用タイヤの生タイヤ1を形成するための前記トレッドリング3は、予め周知のプロファイルデッキ上でトレッドゴムを含むトレッド部材を巻装することにより、前記トレッド面tsに近似した小円弧状プロファイルで形成される。トレッド部材としては他に、タイヤコードをタイヤ周方向に平行配列させたバンドプライ、交差配列させたベルトプライなどを含めることができる。又前記生タイヤ基体2も、従来と同様、予め周知の円筒状の第1フォーマ上で、カーカスプライを含むタイヤ部材を巻装することにより円筒状に形成される。タイヤ部材としては他に、インナーライナゴム、ビードコア、ビードエーペックスゴム、サイドウォールゴムなどを含めることができる。
そして、この円筒状の生タイヤ基体2が、第2フォーマである前記フォーマ10に移載された後、前記トレッドリング3との接合工程である第2成形が行れる。
ここで前記フォーマ10は、図1の如く、円筒状の前記生タイヤ基体2を、そのビード部4、4をロックして保持するビード支持部11と、保持された生タイヤ基体2の前記ビード部4、4が軸方向に接近移動する際に、生タイヤ基体2の内面を押圧してトロイド状に膨張させるゴムブラダー12と、該ゴムブラダー12のタイヤ軸方向両側部をそれぞれ気密に固着保持する左右一対のクランプ体13からなるクランプ具14とを具える。そして前記ビード支持部11は、各クランプ体13に設けられるとともに、このクランプ体13は、回転自在な主軸15に、該主軸15とは一体回転可能にかつ他方のクランプ体13とは軸方向に向かって相対的に近離移動可能に支持される。
詳しくは、前記ゴムブラダー12は、周知構造をなすゴム膜体であって、図2に略示する如く、無負荷の自然状態において円筒状をなすブラダ胴部30の軸方向両端に、本例では、該両端から半径方向内方に小長さで折れ曲がるブラダ側部31を介して開口部32を形成している。
又前記クランプ体13は、図3に拡大して示す如く、前記ブラダ側部31の内側面を保持するインナクランプ16と、ブラダ側部31の外側面を保持するアウタクランプ17とから形成される。
前記インナクランプ16は、本例では、前記主軸15に支持される円盤状のクランプ本体16Aを具え、このクランプ本体16Aの半径方向外方には、軸方向内向きに折返されたブラダ側部31の先端部分31A(開口縁部分31Aという場合がある)を嵌入する凹部18、及びこの凹部18に連なりかつ前記折返されたブラダ側部31とブラダ胴部30との間に介在する凸部19を形成している。なお凸部19はその外周面を、前記ゴムブラダー12が自然状態の円筒状に縮径した際のブラダ胴部30の内面を受ける受け面19Sとして形成している。
又前記アウタクランプ17は、本例では、前記クランプ本体16Aにボルト等によって取付く円盤状のクランプ本体17Aと、このクランプ本体17Aに連なりかつ前記折返されたブラダ側部31をインナクランプ16との間で狭圧して保持する狭持部20とを具える。又アウタクランプ17には、前記狭持部20から半径方向外方に向かって軸方向内向きに傾斜してのびる案内面21Sを有する案内部21を介して前記ビード支持部11が形成される。なお本例では、前記案内面21Sが、曲率半径50mm以上、好ましくは80mm以上の大きな凸円弧で形成され、ビード部4をビード支持部11に滑らかに案内するものを例示しているが、傾斜面であっても良い。
又前記ビード支持部11は、前記案内面21Sに滑らかに連なりかつビード部4の底面を着座させて保持する着座面11Aと、この着座面11Aの軸方向内端から半径方向外方に立上がり前記ビード部4の内側面と当接することで前記ビード部4を位置決めする当接面11Bとを具える。なお該ビード支持部11は、前記凸部19の上方に位置するとともに、このビード支持部11と凸部19との間には、前記ブラダ胴部30が通る隙間Dが形成される。又前記クランプ本体16A、17Aの一方には、空気供給源に接続され、該空気供給源からの空気供給によりゴムブラダー12を膨張させる空気流路を設けている。
そして本実施形態では、前記アウタクランプ17に、前記ビード支持部11から向き合う側(軸方向内側)に突出する延長部23を形成している。
この延長部23は、前記ゴムブラダー12が膨張する際の外表面と当接して、該ゴムブラダー12における膨張部12Aの根元部分12A1を絞ることができる。その結果、図1に示すように、この膨張部12Aに押圧されてトロイド状に膨張する生タイヤ基体2に、そのトレッド側外面の半径R1(タイヤ軸を含む子午断面における半径R1)を、前記トレッドリング3のタイヤ赤道付近3cの内面の半径R2よりも小に減じた減径膨張部24を形成することができる。そしてこの減径膨張部24の形成により、図4(A)〜(C)に示すように、生タイヤ基体2とトレッドリング3とがドッキングする際、まず始めに前記減径膨張部24の頂部24cを、前記トレッドリング3のタイヤ赤道付近3cと当接せしめ、しかる後、接触位置をショルダ側に次第に移動させることが可能となり、これによって、トレッドリング3と生タイヤ基体2との間のエアー溜まりの発生を防止しうるとともに、トレッドリング3の外端3eが先に生タイヤ基体2に接触することに起因する、該外端3eの噛み込み、及びトレッドリング3と生タイヤ基体2とのセンターずれなどを抑制しうる。
なお図4(A)は、ビード部4、4を接近させながら、例えば100kPa以下、好ましくは40〜80kPaの低内圧を充填し、ゴムブラダー12を膨張させる初期状態を示している。このとき、ゴムブラダー12の膨張部12Aは、その根元部分12A1が前記延長部23によって絞られる。そのため、この膨張部12Aに押圧されて膨張する生タイヤ基体2の膨張部を、トレッドリング3との接触に先がけて、そのトレッド側外面の半径R1が、前記トレッドリング3のタイヤ赤道付近3cの内面の半径R2よりも小さい減径膨張部24として形成することができる。
又図4(B)は、ビード部4、4を所定位置Qの近傍までさらに近接させた状態を示し、R1<R2 であることにより、まず最初に前記減径膨張部24の頂部24cがトレッドリング3のタイヤ赤道付近3cで当接する。
又図4(C)は、ビード部4、4を所定位置Qまでさらに近接させるとともに、充填内圧を例えば100kPaより大、好ましくは130〜250kPaまで上昇させた状態を示す。この充填内圧の上昇により、前記膨張部12Aは、その根元部分12A1よりも半径方向外側において丸く膨らもうとし、軸方向外側にも大きく膨出する。即ち、膨張部12Aの軸方向巾W1が、延長部23、23間の軸方向距離W2を越えて増大し、前記接触位置がショルダ側に移動することにより、前記減径膨張部24は、トレッドリング3のショルダー部3s内面とも接触できる。
このとき、前記膨張部12Aの軸方向最外端部位置は、トレッドリング3の外端3eからトレッドリング3の内面と直交する向きにのびる法線nに対し、該法線nを越えて軸方向外側に突出していることが好ましい。これは、前記最外端部位置が少なくとも前記法線nを軸方向外側に越えていれば、ビード部4の側で、生タイヤ基体2とゴムブラダー12との間に空洞Hが発生している場合にも、生タイヤ基体2をトレッドリング3の外端3eまで確実に押し付けることができるからである。本例ではこの状態で、周知のステッチャー装置によるステッチャー工程を行い、トレッドリング3を生タイヤ基体2により強固に圧着し接合している。
なお前記延長部23による本願の作用効果を有効に発揮させるためには、前記当接面11Bからの、前記延長部23の軸方向の突出長さW(図3に示す)を、10〜65mmの範囲とするのが好ましい。10mm未満では、R1<R2 とすることが難しく、エアー溜まりの発生や、トレッドリング外端での噛み込み等の抑制効果を充分に発揮することができなくなる。又65mmを越えると、ゴムブラダー12が絞り過ぎとなって、前記空洞Hが過大となり、生タイヤ基体2をトレッドリング3の外端3e下まで充分に押し付けることができなくなる。従って、前記突出長さWの下限値を15mm以上、上限値を60mm以下とするのがより好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。例えばフォーマ10において、アウタクランプ17を主軸15に支持させ、インナクランプ16をアウタクランプ17に取り付ける構成、及び一方のクランプ体13を固定し、他方のクランプ体13のみを接近移動可能に支持する構成、及びビード支持部11を拡径可能とする構成など適宜に採用することができる。又前記延長部23を取り替え自在とし、タイヤサイズやカテゴリに応じて突出長さWを変化させることもできる。
図3に示す構造をなしかつ表1の仕様のクランプ具を有するフォーマを用いて形成した生タイヤを加硫成形し、自動二輪車用タイヤ(180/55ZR17)を試作した。そして各100本の試供タイヤにおける、トレッドリング外端での噛み込みに起因するベアの発生数、及びトレッドリングと生タイヤ基体との間のエアー溜まりの発生数を評価した。
なおトレッドリングは、その内面における、タイヤ軸方向の内面巾TWを165mm、内面半径R2を98mm、かつ内面直径Dを611mmとしている。
(1)ベアの発生数:
トレッドゴムとサイドウォールゴムとの境界位置におけるゴム流れ不良によるベア(凹状の傷)の発生の有無を目視によって検査した。タイヤ外表面に1mm以上の長さのベアが、タイヤ片側に2個以上有るものをベア発生とした。
(2)エアー溜まりの発生数:
加硫成形後のタイヤにおいて、エアー溜まりに起因するトレッド面の局部的な膨出変形の有無を、トレッド面ゲージを用いて目視検査し、膨出変形が1ヶ所以上あるものをエアー溜まりの発生とした。
Figure 0004490712
表1の如く、実施例のクランプ具を用いて形成した生タイヤでは、トレッドリングと生タイヤ基体との間のエアー溜まりの発生や、トレッドリング外端の噛み込み等が効果的に抑制されているのが確認できる。
本発明のタイヤ製造方法における第2成形の一実施例を説明する断面図である。 それに用いるゴムブラダーの無負荷の自然状態を例示する断面図である。 クランプ具を拡大して示す部分断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の作用効果を説明する線図である。 本発明の製造方法によって形成されたタイヤの一例を示す断面図である。 (A)、(B)は、従来技術及びその問題点を説明する線図である。
符号の説明
1 生タイヤ
2 生タイヤ基体
3 トレッドリング
3c タイヤ赤道付近
3s ショルダ部
4 ビード部
10 フォーマ
11 ビード支持部
11A 着座面
11B 当接面
12 ゴムブラダ
12A 膨張部
12A1 根元部分
14 クランプ具
16 インナクランプ
17 アウタクランプ
23 延長部
24 減径膨張部

Claims (2)

  1. フォーマにより保持された生タイヤ基体と、該生タイヤ基体の半径方向外側に配置されかつ生タイヤ基体のトロイド状の膨張とともにこの生タイヤ基体に一体に貼着されるトレッドリングとにより生タイヤを形成する第2成形を有する2ステージ成型法による生タイヤを用いた自動二輪車用タイヤの製造方法であって、
    前記トレッドリングは、既加硫タイヤのトレッドに近似したプロファイルを有し、
    前記第2成形には、前記フォーマによりビード部がロックされた円筒状の生タイヤ基体を、前記ビード部間の軸方向への接近移動とともにその内面を押圧してトロイド状に膨張させるゴムブラダが用いられ、
    該ゴムブラダは、このゴムブラダの向き合う各内側面を保持する両側のインナクランプと、各外側面を保持する両側のアウタクランプとからなるクランプ具により気密に固定され
    前記ビード部は、前記アウタクランプの半径方向外周面に形成されかつ前記ビード部の底面が着座する着座面とビード部の内側面が当接する当接面とを有するビード支持部にロックされ、
    しかも前記アウタクランプに、向き合う側に突出し前記ゴムブラダに当接しうる延長部を形成するとともに、
    前記延長部の前記当接面からの軸方向の突出長さWを10〜65mmとし、この延長部により前記ゴムブラダの膨張に際しての膨張部の根元部分を絞ることによって、タイヤ軸を含む子午断面において、前記生タイヤ基体のトレッド側の半径R1を、前記トレッドリングのタイヤ赤道付近の内面の半径R2よりも小に減じた減径膨張部を生タイヤ基体に形成することを特徴とする自動二輪車用タイヤの製造方法。
  2. 前記ビード部同士を接近させながら、100kPa以下の低内圧を充填してゴムブラダーを膨張させ前記減径膨張部の頂部トレッドリングのタイヤ赤道付近当接させる段階と、その後充填内圧を100kPaよりも大に上昇させてゴムブラダーの接触位置ショルダ側に移動させる段階とを含むことを特徴とする請求項記載の自動二輪車用タイヤの製造方法。
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