JPH0751877Y2 - 脱穀機における排塵選別装置 - Google Patents

脱穀機における排塵選別装置

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JPH0751877Y2
JPH0751877Y2 JP13378289U JP13378289U JPH0751877Y2 JP H0751877 Y2 JPH0751877 Y2 JP H0751877Y2 JP 13378289 U JP13378289 U JP 13378289U JP 13378289 U JP13378289 U JP 13378289U JP H0751877 Y2 JPH0751877 Y2 JP H0751877Y2
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dust
suction
fan
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chamber
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JP13378289U
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JPH0374224U (ja
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和孝 浜田
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、扱室と該扱室からの扱卸物を選別する風選部
を上下に配設し、扱室の後方側に吸引排塵ファンを具備
する排塵室を一体的に設けてなる脱穀機の排塵選別装置
に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、脱穀機等において吸引排塵ファンを複数設けて吸
引選別するようにしたものは、例えば実公昭41−14186
号公報などによって知られているところである。
しかしながら、この同公報によるものは吸引排塵ファン
が複数ではあるが、そのそれぞれによって各室内のもの
を個々に吸引選別する構造になっているのである。
(ハ)考案が解決しようとする課題 このように、従来の構成のものでは、複数備えられた吸
引排塵ファンによって各室内のものを個々に吸引選別す
るようにしているけれども、本考案にあっては、その吸
引排塵ファンを1次吸引排塵ファンと2次吸引排塵ファ
ンとし、扱室の排稈側において排塵室と連通する排塵口
から排出されるものを2行程でもって吸引選別し、かつ
その吸引排塵ファンの配置を考慮に入れて、3番物の機
外飛散を防止するとともに機体のコンパクト化をもはか
ろうとするを目的として改良考案されたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案は、前記の目的を達成させるために、 扱室と該扱室からの扱卸物を選別する風選部を上下に配
設し、扱室の後方側に吸引排塵ファンを具備する排塵室
を一体的に設けてなる脱穀機において、前記の吸引排塵
ファンを1次吸引排塵ファンと2次吸引排塵ファンの複
数とし、その1次吸引排塵ファンを前記扱室と排塵室と
を連通する排塵口と反対側の一側部に設けて、その吸引
口を1次吸塵路を介して前記排塵口に通じ、2次吸引排
塵ファンは前記の1次吸引排塵ファンと反対側の他側部
に位置させて2次吸塵路により1次吸引排塵ファンの吐
出口に通ずるとともに、1次・2次吸塵路の下側部を排
塵室の下部を経て前記風選部に連通して構成したのであ
る。
(ホ)作用 このように構成してあるから、扱室内を穀稈の供給側か
ら排稈側に向けて横送される穀稈は扱胴の回転により脱
穀処理され、脱穀済みの藁稈は排稈側から機外に落下
し、扱室内から漏下する扱卸物は風選部で選別され、漏
下しない穂切れ・枝梗付粒・藁屑等は排塵口から排塵室
に排出されて分離選別されて、藁屑は機外に排出され穂
切れ・枝梗付粒は返されて再処理されるのである。
その場合、扱室の排塵口から排塵室内に排出されるもの
は、1次吸引排塵ファンの吸引作用と風選部から吹き上
げる風とによって渦流を生じて吸引口側に吸引される風
に乗り1次吸引排塵ファンに吸引されるようになり、そ
の行程において穂切れ・枝梗付粒の大半のものは風から
分離して下降し、風から分離しない若干の穂切れや枝梗
付粒は藁屑とともに1次吸引排塵ファンに吸引され吐出
口から2次吸塵路に排出される。
ここには2次吸引排塵ファンと風選部からの風とによっ
て1次塵路と同様の風が流れていて、この風により吐出
口から排出された残余の穂切れや枝梗付粒はこの行程に
おいて風から分離して下降するようになり藁屑は2次吸
引排塵ファンに吸引されるところとなって機外に排出さ
れるのである。
そして、前記の1次吸塵路から分離下降する大半の穂切
れ・枝梗付粒とこの2次吸塵路から下降する残余のもの
は扱室等に返されて再脱穀処理されるのである。
(へ)実施例 以下、本考案における排出選別装置について実施例図を
参照し説明する。
(1)は扱胴(9)を矢印(イ)方向に回転可能に収蔵
軸架する扱室で、その下側周りは扱歯(10)の回転軌跡
にそって弧状に形成した受網(11)が張設してあり、
(3)はこの扱室(1)の後方側に設けられた排塵室
で、排稈口(5)により扱室(1)と連通している。排
塵室(3)には1次吸引排塵ファン(4a)と2次吸引排
塵ファン(4b)の複数の吸引排塵ファンが設けられて前
記の排塵口(5)から排出されるものを2行程でもって
吸引選別するようになっている。
即ち、排塵室(3)は湾曲状部とくの字形状からなる仕
切板(12)により上部側から中程部にかけて前室(3a)
と後室(3b)に仕切られ、前記の1次吸引排塵ファン
(4a)はその前室(3a)内の排塵口(5)と反対側の一
側部に設けられて吸引口(6)を排稈側の他側部に向け
て開口させ、この吸引口(6)を前記排塵口(5)に横
方向の1次吸塵路(7a)を介して通ずるようにするとと
もに、ファンケース(13)の上部側に吐出口(8)を開
口して後室(3b)の一側部における上部に連通させてい
る。
2次吸引排塵ファン(4b)は前記後室(3b)内上部で1
次吸引排塵ファン(4a)と反対側の他側部に位置させ
て、その吸引口(14)を一側部に向けて開口し、平面視
で形の2次吸塵路(7b)により前記1次吸引排塵ファ
ン(4a)の吐出口(8)に連通させている。
そして、1次吸塵路(7a)と2次吸塵路(7b)の下側部
はそれぞれ排塵室(3)の下部から後述する風選部
(2)に連通しているのである。
また、(2)は前記扱室(1)の下方に設けられた風選
部で、圧風ファン(15)と前記1次吸引排塵ファン(4
a)・2次吸引排塵ファン(4b)との共働による選別風
路(16)が形成され、この選別風路(16)と受網(11)
との間に終端側を網体(17a)で構成する揺動選別板(1
7)が装架されている。(18)はこの揺動選別板(17)
上に扱卸物の一部のものを案内する流穀板、(19)は1
番物を取出す1番物樋である。
なお、(20)は前記排塵室(3)の底部に設けた2番物
樋で、その搬送終端側にスロワー(21)が付設されて扱
室(1)の穀稈供給側と連通させている。
(22)は2次吸引排塵ファン(4b)の排塵筒を示してあ
る。
また、前述の2次吸引排塵ファン(4b)の吸引風力は1
次吸引排塵ファン(4b)の吸引風力より弱くしてある。
したがって、扱室(1)内を穀稈の供給側から排稈側に
向けて横送される穀稈は扱胴(9)の(イ)方向の回転
により下扱式で脱穀処理され、脱穀済みの藁稈は排稈側
から機外に落下し、扱室(1)の受網(11)から漏下す
る扱卸物は揺動選別板(17)で受止められ、その揺動作
用と選別風路(16)を吹流す風とによって選別されて、
1番物は1番物樋(19)に流入して機外に取出され、2
番物は2番物樋(20)に落入し終端側に搬送されスロワ
ー(21)で扱室(1)の穀稈供給側に返されて再処理さ
れ、細塵は前室(3a)または後室(3b)内を(ロ)のよ
うに1次吸塵路(7a)または2次吸塵路(7b)に吹き上
り、前室(3a)を吹き上ったものは1次吸引排塵ファン
(4a)から2次吸引排塵ファン(4b)に吸引されて機外
に排出され、後室(3b)を吹き上ったものは2次吸引排
塵ファン(4b)から機外に排出されるようになる。
また、受網(11)から漏下しない穂切れ・枝梗付粒・藁
屑等は排稈側の排塵口(5)から前室(3a)上部内に排
出され、1次吸引排塵ファン(4a)の吸引作用と風選部
(2)から前室(3a)内を吹き上げる風とによって矢印
(ハ)で示すように渦流を生じて吸引口(6)側に吸引
される風に乗り1次吸引排塵ファン(4a)に吸引される
ようになり、その行程において穂切れ・枝梗付粒の大半
のものは風から分離して矢印(ニ)のように下降し2番
物樋(20)に落入する。風から分離しない若干の穂切れ
や枝梗付粒は藁屑とともに吸引口(6)から1次吸引排
塵ファン(4a)に吸引され吐出口(8)から(ホ)の如
く2次吸塵路(7b)に排出され、この2次吸塵路(7b)
にも2次吸引排塵ファン(4b)と風選部(2)からの風
とによって1次吸塵路(7a)と同様(へ)で示す渦流の
風の流れていて、この風により吐出口(8)から排出さ
れた残余の穂切れや枝梗付粒はこの行程において風から
分離して(ト)のように下降するようになって2番物樋
(20)に落入する。そしてこれらの2番物樋(20)に落
入したものはスワロー(21)により扱室に返されて再脱
穀処理され、1次吸塵路(7a)と2次吸塵路(7b)で分
離した藁屑は前記の風選部(2)から吹き上った細塵と
同様に1次吸引排塵ファン(4a)と2次吸引排塵ファン
(4b)によって機外に排出されるのである。
(ト)考案の効果 本考案は、以上説明したように、扱室と該扱室からの扱
卸物を選別する風選部を上下に配設し、扱室の後方側に
吸引排塵ファンを具備する排塵室を一体的に設けてなる
脱穀機において、前記の吸引排塵ファンを1次吸引排塵
ファンと2次吸引排塵ファンの複数とし、その1次吸引
排塵ファン前記扱室と排塵室とを連通する排塵口と反対
側の一側部に設けて、その吸引口を1次吸塵路を介して
前記排塵口に通じ、2次吸引排塵ファンは前記の1次吸
引排塵ファンと反対側の他側部に位置させて2次吸塵路
により1次吸引排塵ファンの吐出口に通ずるとともに、
1次・2次吸塵路の下側部を排塵室の下部を経て前記風
選部に連通して構成したのであるから、扱室の排塵口か
ら排塵室内に排出されるものは、1次吸引排塵ファンの
吸引作用と風選部から吹き上げる風とによって渦流を生
じて吸引口側に吸引される風に乗り1次吸引排塵ファン
に吸引されるようになり、その行程において穂切れ・枝
梗付粒の大半のものは風から分離して下降し、風から分
離しない若干の穂切れや枝梗付粒は藁屑とともに1次吸
引排塵ファンに吸引され吐出口から2次吸塵路に排出さ
れ、この2次吸塵路で2次吸引排塵ファンと風選部から
の風とによって1次吸塵路と同様に流れる風により吐出
口から排出された残余の穂切れや枝梗付粒はこの行程に
おいて風から分離して下降するようになり藁屑は2次吸
引排塵ファンに吸引されて機外に排出されるようになっ
て、2行程でもって吸引選別するから3番物の機外飛散
は防止され、かつ複数の吸引排塵ファンを前記のような
配置構成にしてあるから機体のコンパクトがはかれる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施態様を例示せるものにして、そ
の、 第1図は脱穀機の穀稈の供給側を縦断して示した側面
図、第2図は同排稈側の縦断側面図、第3図は同横断平
面図である。 1……扱室、2……風選部 3……排塵室、5……排塵口 6……吸引口、7a……1次吸塵路 7b……2次吸塵路、8……吐出口 4a……1次吸引排塵ファン 4b……2次吸引排塵ファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱室(1)と該扱室(1)からの扱卸物を
    選別する風選部(2)を上下に配設し、扱室(1)の後
    方側に吸引排塵ファンを具備する排塵室(3)を一体的
    に設けてなる脱穀機において、前記の吸引排塵ファンを
    1次吸引排塵ファン(4a)と2次吸引排塵ファン(4b)
    の複数とし、その1次吸引排塵ファン(4a)前記扱室
    (1)と排塵室(3)とを連通する排塵口(5)と反対
    側の一側部に設けて、その吸引口(6)を1次吸塵路
    (7a)を介して前記排塵口(5)に通じ、2次吸引排塵
    ファン(4b)は前記の1次吸引排塵ファン(4a)と反対
    側の他側部に位置させて2次吸塵路(7b)により1次吸
    引排塵ファン(4a)の吐出口(8)に通ずるとともに、
    1次・2次吸塵路(7a)(7b)の下側部を排塵室(3)
    の下部を経て前記風選部(2)に連通して構成したこと
    を特徴とする脱穀機における排塵選別装置。
JP13378289U 1989-11-16 1989-11-16 脱穀機における排塵選別装置 Expired - Lifetime JPH0751877Y2 (ja)

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