JPH075184Y2 - 上枠カバーの取付け構造 - Google Patents

上枠カバーの取付け構造

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JPH075184Y2
JPH075184Y2 JP3654689U JP3654689U JPH075184Y2 JP H075184 Y2 JPH075184 Y2 JP H075184Y2 JP 3654689 U JP3654689 U JP 3654689U JP 3654689 U JP3654689 U JP 3654689U JP H075184 Y2 JPH075184 Y2 JP H075184Y2
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JP
Japan
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upper frame
engaging
frame cover
vertical
indoor
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JP3654689U
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JPH02128778U (ja
Inventor
秀之 越後
正樹 杉原
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、上枠に開閉可能に取りつけた上枠カバーの
取付け構造に関する。
従来技術 例えば、電動の自動扉、あるいはエアー、油圧方式など
のクローサー機構を用いたスライディング・ドアでは保
守・点検に便利なように、上枠部分に開閉可能な点検用
カバー(上枠カバーの一つ)を備えている。
そして、このようなカバーの取付けは、上枠に対し、ネ
ジ止めにするか、カバーの上辺あるいは下辺を蝶番で止
めて反対側の辺を適宜な係止具で固定するなどの手段が
採用されている。
しかし、ネジ止めの場合は外し辛く、特にカバーが上枠
の室内側面に重ねられ、ネジ止めが天井近くになるとそ
の脱着が容易でない。また、額縁材、天井材など内装材
の取付けにあたり、カバーのネジ止め部とこれらのネジ
止め部が干渉しないように考慮する必要があり、場合に
よっては内装仕上げに困難を来たすことがある。
蝶番の場合はガタが生じ易く、ドアの開閉時に振動して
ガタツキ音を発することがあった。
考案が解決しようとする課題 この考案は上枠カバーの脱着がしやすく、また、ガタツ
キ音の発生しない上枠カバーの取付け構造の提供を課題
とする。
課題を解決するための手段 上枠8の室内側垂下壁20の室外側面に受け部22を設け
る。
上枠カバー25の上部室内側面に係合部26を設ける。
受け部22は、係合隆条27aを有する上側突条27と当接支
持部30aを有する下側突条28を共に室外側へ突条させて
備える。
係合部26は係止部26aと当接部26b及び当接部26bと室内
側に間隔をおいて対向する垂直突片26cを備える。
受け部22と係合部26が次のように脱着自在に嵌合し、固
定されている。
係合部26の係止部26aを受け部22の係合隆条27aに係止
し、 係合部26の当接部26bを受け部22の当接支持部30aに当接
する。
係合部26の係止部26aと垂直突片26Cによって、係合部26
を構成している形材自体の変形による弾性力を受け部22
の上側突条27と下側突条28に及ぼし、係合部26で受け部
22を上下方向及び室内外方向に挟着する。
作用 受け部22と係合部26は、上枠に対し上枠カバーを脱着可
能に保持し、かつ、これらの嵌合をバネ力でガタのない
状態に固定する。
実施例 第2図はスライディングドア・ユニット1を示し、化粧
部2と本体部3からなり、建物の出入り口両側に設けた
柱4,4にビス16で取付けられている。
化粧部2は、本体部3から室外側に張出して形成された
枠構造で、正面から見た一半に嵌殺しガラスを備えて採
光性とした袖部5を備えている。
本体部3は、左右の縦枠6,7、上枠8(第1,6図)および
下枠(図示していない)からなる枠体にスライドドア9
を開口部の幅方向へスライド可能に備えた構成を基本と
し、開口幅の中央部に中柱10を立てて開口部の一半を戸
袋相当部分に区画すると共にスライドドア9との召合せ
部11を構成するようにしている。なお、戸袋相当部分の
室外側に前記の袖部5が構成されている。
また、左右縦枠6,7、上枠8はいずれもアルミニウム合
金の押出し成形品である。
左縦枠6のスライドドア9の戸当たり側に位置し、内周
側壁のスライドドア9が当接する個所が凹陥部とされて
いる。凹陥部の室内外方向両側にタイト材取付け溝12が
対向して形成され、タイト材13が装着されている。
タイト材13は上下に長い帯状(第6図)で、断面におい
て前記の取付け溝12に嵌合される基部14と前記の凹陥部
に張り出す延在部15を備え、延在部15は、当該左縦枠6
を柱4に固定するためのビス16を挿通する挿通孔17を隠
蔽できるだけの幅(室内外方向)とスライドドア9の見
込み面に向けて突出する隆条18を備える。
すなわち、このタイト材13は固定ネジあるいは組立てネ
ジの挿通孔17(場合によっては取付けのための孔である
こともある)を塞ぐために従来用いていたホールプレー
ト、ホールシールの機能を兼ね備えたもので、ホールプ
レート、ホールシールを用いるために生じていた外観意
匠の悪化、これらの脱落や剥離の問題を解決するもので
ある。
右縦枠7および下枠は通常の枠体である。
上枠8は左右縦枠6,7の上端部間にビス止めされる枠体
で、断面において、上下に長い中空部19とその上端から
室内側へ水平に延出し、先端縁が垂下壁20に形成された
上壁21を備え、垂下壁20の室外側面に受け部22が一体に
形成されると共に前記中空部19の下部寄りにはスライド
ドア9の吊持レール23が室内側に張出して一体に形成さ
れている。
左右縦枠6,7と上枠8は、第6図のように上枠8の両端
を左右縦枠6,7の内周側面に突当てブロック24を介在さ
せてそれぞれビス止めされる。
上枠8は室内側に上枠カバー25を備える。該カバー25は
アルミニウム合金の押出し成形品で、開口幅に等しい幅
寸法と中空部19とほぼ同じ上下寸法を有し、上端部の室
外側面に係合部26が一体に形成されている。
受け部22と係合部26は第3図(イ)(ロ)(ハ)に示す
構造を有する。すなわち、受け部22は、所定の間隔で上
下に配置された上側突条27,下側突条28からなる上下方
向挟着部29(間隔a)と下側突条28に室内外方向に所定
の寸法をもつように形成された室内外方向挟着部30(間
隔b)を備えた雄型であり、上側突条27には係合隆条27
aが、また、下側突条28には室外側に支持当接部30aが形
成されている。係合部26は係止部26aと垂直突片26cとで
形成される上下方向嵌合部31(間隔c)と当接部26bお
よびこれと室内外方向へ間隔をおいて対向する前記の垂
直突片26cとで室内外方向嵌合部32(間隔d)を備えた
雌型に形成され、前記の間隔aは間隔cより、また、間
隔bは間隔dよりそれぞれ若干大きく形成されている。
上枠カバー25は、第3図(ロ)のように室内側の斜め下
方から係合部26を上枠8側の垂下壁20における受け部22
に近付け、その室内外方向挟着部30に係合部26の室内外
方向嵌合部32を嵌込み、次いで上枠カバー25の下端を室
外側へ回動することにより、上下方向嵌合部31を受け部
22の上下方向挟着部29に嵌め込む。この時、当接部26b
が当接支持部30aに当接し、係止部26aを上側突条27の係
合隆条27aに係合するので、係合部26の室内外方向嵌合
部32、上下方向嵌合部31は係合部26の形材自体が持つ弾
性によってその断面形状が若干変形して、第3図(ハ)
の状態に納まる。そして、間隔aはcより大きく、間隔
bはdより大きいから、第3図(ハ)の状態において
も、断面形状の変形は残存しており、この変形がもとに
戻ろうとする力、すなわち、形材が発するバネ力によ
り、受け部22に対し係合部26は上下方向、室内外方向と
もにガタのない状態できっちりと嵌合する。
なお、係合部26の上下方向嵌合部31は室外側にく字形に
屈曲する部分33を備え、形材バネの機能を向上させてい
る。
これにより、上枠カバー25は上枠8の室内側に取付けら
れ、室外側の中空部19との間に配置されるドア駆動用の
機構やドアの吊持輪(図示していない)、あるいは吊持
レール23などを室内から隠蔽する。
上枠カバー25を取外す場合は前記と逆の操作で簡単に外
すことができる。
なお、実施例では、上枠カバー25の下縁部分に係合溝34
を形成し、その両端個所に固定金具35を取付けている
(第4,5,7図)。
固定金具35は、第7図のように厚手の板金加工製品で、
L字形に形成された差込み部36と立ち上り部37を基本と
して、立上り部37の上部に係止片38と補強片39を対向さ
せ、かつ、室外側に突出させて設け、さらに、係止片38
の下部に折返し片40を室外側に向けて突出させている。
係止片38は上下の端縁が山形に突出して形成されてい
る。
固定金具35は、係合溝34の上溝壁部分を立上り部37の幅
だけ切欠いた後差込み部36を前記係合溝34の端部から立
上り部37の差込み側縁が前記切欠き端に当接するまで差
込んで固定することにより取りつけ、係止片38を室外側
に向け突出させる。
また、左縦枠6の上部には凹陥部にスペーサブロック41
がタイト材取付け溝12,12を利用して取り付けられ、内
周側面が面一とされている。前記の固定金具受け42は、
ビス43でこのスペーサブロック41に固定されている(第
5,6図)。
固定金具受け42はポリアミド製で谷形の係合面を備えた
突部44,45を上下に対向して有し、これらを内側として
取付けられる。突部44,45の上下間隔は係合面の谷底間
で前記の係止片38の上下寸法にほぼ等しく、取付け位置
は前記の係止片38と対向する位置である。
したがって実施例の上枠カバー25は係合部26で上枠8に
取付けられるともに、固定金具35の係止片38を固定金具
受け42の上下突部44,45間に押し込む(第4図)ことに
よって、下部両側を固定でき、上枠カバー25の取付けが
より確実となる。
以上は実施例であって、上枠カバーは点検用以外に化粧
用など他の目的に用いられることがある。
受け部、係合部は別途形成したもの(ステンレスや合成
樹脂製なども含む)を上枠や上枠カバー25の適所に装着
して構成することもあり、その断面形状は形状が変形す
ることによるバネ力を利用できるものであれば良い。さ
らに、受け部、係合部のいずれが前記バネ力を備えても
良く、双方が備えても良い。
考案の効果 上枠カバーの脱着が簡単で、装着した上枠カバーは振動
によってもガタつかない。
【図面の簡単な説明】
第1図は上枠の縦断面図、第2図は横断面図、第3図
(イ)(ロ)(ハ)は説明のために示す要部の縦断面
図、第4図は第5図のI−I線に沿う方向からみた断面
図、第5図は第6図のII-II線位置に相当する断面図、
第6図は分解して示す斜視図、第7図は斜視図である。 6……左縦枠、8……上枠、9……スライドドア、13…
…タイト材、17……ビス挿通孔、20……垂下壁、21……
上壁、22……受け部、25……上枠カバー、26……係合
部、27,28……突条、29……上下方向挟着部、30……室
内外方向挟着部、31……上下方向嵌合部、32……室内外
方向嵌合部、35……固定金具、41……スペーサブロッ
ク、42……固定金具受け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上枠の室内側垂下壁に上枠カバーの上部を
    着脱自在に取付けた構成であって、前記室内側垂下壁の
    室外側面に受け部が設けられると共に上枠カバーの上部
    室内側面に係合部が設けられており、受け部は係合隆条
    を有する上側突条と当該支持部を有する下側突条を共に
    室外側へ突出させて備え、係合部は係止部と当接部及び
    当接部と室内側に間隔をおいて対向する垂直突片を備
    え、前記の受け部と係合部が、係止部を係合隆条に係止
    し、当接部を当接支持部に当接し、さらに係止部と垂直
    突片およびこの取付け部を構成している形材自体の変形
    による弾性力によって受け部の上側突条と下側突条を上
    下方向及び室内外方向に挟着して脱着自在に嵌合し、固
    定されていることを特徴とした上枠カバーの取付け構
    造。
JP3654689U 1989-03-31 1989-03-31 上枠カバーの取付け構造 Expired - Lifetime JPH075184Y2 (ja)

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JPH02128778U JPH02128778U (ja) 1990-10-24
JPH075184Y2 true JPH075184Y2 (ja) 1995-02-08

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JP2001525028A (ja) * 1998-02-09 2001-12-04 ドルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 特に自動ドア駆動装置用のケーシング
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