JPH075152Y2 - パイプ材の蓋 - Google Patents

パイプ材の蓋

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JPH075152Y2
JPH075152Y2 JP1988170470U JP17047088U JPH075152Y2 JP H075152 Y2 JPH075152 Y2 JP H075152Y2 JP 1988170470 U JP1988170470 U JP 1988170470U JP 17047088 U JP17047088 U JP 17047088U JP H075152 Y2 JPH075152 Y2 JP H075152Y2
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lid
pipe material
side wall
outer lid
piece
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JP1988170470U
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Inventor
和雄 北浦
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株式会社北浦工業
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パイプ材内部への雨水等の侵入を防止するた
めにパイプ材の端部に取り付けられて、該端部の開口を
覆うパイプ材の蓋に関する。
〔従来の技術〕
本出願人は、先に実開昭62-149697号において、屋根部
と、この屋根部の周縁に形成された側壁部とを有してな
る外蓋を備え、この外蓋の側壁部の内周側にパイプ材の
端部が嵌合されるパイプ材の蓋を提案した。
このパイプ材の蓋は、パイプ材に嵌合するだけで、簡単
にパイプ材に取り付けることができるという優れた効果
を得られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の目的は、前記パイプ材の蓋と同様にパイプ材に
嵌合するだけで簡単にパイプ材に取り付けることがで
き、しかも取付強度をさらに大きくすることができるパ
イプ材の蓋を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるパイプ材の蓋は、 外周を円形状とされた屋根部と、この屋根部の周縁に形
成された円筒状の側壁部と、この側壁部に設けられた、
該側壁部のうちの小さな領域において内方に突出する複
数の外蓋側突起部とを有する外蓋と、 前記屋根部の内面側に固定された天井部と、この天井部
の周縁から折り曲げられた複数の側面片とを有する内蓋
とを備えてなり、 前記外蓋および内蓋はそれぞれ金属板をプレス加工して
なり、 前記外蓋の前記側壁部の内周側と前記側面片との間にパ
イプ材の端部周壁が嵌合されたとき、前記外蓋側突起部
が前記パイプ材の外周面に当接することにより、前記側
壁部が横断面非円形状に変形し、該側壁部のうちの前記
外蓋側突起部間の部分の一部が前記パイプ材の外周面に
押圧されるものである。
〔作用〕
本考案によるパイプ材の蓋は、内蓋の側面片を、その先
端部からパイプ材の端部の開口部に押し込むのみで、パ
イプ材に取り付けることができる。このような取付作業
を行うことにより、パイプ材の端部の周壁が外蓋の側壁
部と内蓋の側面片との間に収容されて、外蓋の側壁部の
内周側がパイプ材の端部の外周面に嵌合した状態とな
る。
このような取付状態において、本考案によれば、 (A) 内蓋の、互いに分離された複数の側面片にバネ
性を持たせ、このバネ性によって側面片がパイプ材の内
周面に強く押圧されるようにすることができる、 (B) 外蓋の側壁部に内方に突出する外蓋側突起部が
設けられていることにより、外蓋側突起部がパイプ材の
外周に食い込むとともに、外蓋の側壁部の横断面形状が
元の円形の状態から楕円状等の非円形状に変形して、該
側壁部のうちの外蓋側突起部間の部分がパイプ材の外周
を強く挟持する、 という理由により、パイプ材に対する蓋の取付強度を一
層大きくすることができる。
また、上述のようにして蓋をパイプ材に取り付ける際、
内蓋の側面片は、パイプ材の端部の周壁を側壁部の内周
側と該側面片との間に導く案内としての機能を果たすの
で、パイプ材に対する蓋の取付作業が極めて容易とな
る。
また、このようにして蓋をパイプ材に取り付けた状態で
は、パイプ材の開口部が、内蓋の天井部によって覆われ
るのみならず、外蓋の屋根部および側壁部によって外側
からすっぽり覆われる。したがって、外部から雨水等が
侵入する虞が実質的に完全になくなる。
なお、内蓋の側面片の一部に、外方に突出する内蓋側突
起部を設ければ、側面片のバネ性によって内蓋側突起部
がパイプ材の内周面に強く押圧されて、食い込むように
することができるので、パイプ材に対する蓋の取付強度
を一層大きくすることできる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図から7図までは、本考案によるパイプ材の蓋の実
施例を示し、この蓋1は、それぞれ鋼板をプレス加工し
てなる外蓋2と内蓋3とを互いに結合することにより構
成されている。
前記外蓋2は、緩やかに球面状に湾曲されるとともに外
周を円形状とされた屋根部4と、この屋根部4の周縁か
ら該屋根部4に対し大略垂直方向に折り曲げられて短い
円筒状をなす側壁部5とをプレス加工により一体成形し
てなり、前記屋根部4と側壁部5とはそれらの全周に渡
って連続している。第2図および5図に示すように、前
記側壁部5には、内方に突出する2個の外蓋側突起部6
が互いに180度をなす位置に設けられている。この外蓋
側突起部6は側壁部5の一部の小さな領域を、該領域の
いずれの部分にも切断部を生じさせることなく、内方に
隆起させることにより形成されている。
他方、前記内蓋3は、天井部7と、6個の側面片8と、
内蓋側突起部9とをプレス加工により一体成形してな
る。前記天井部7は、屋根部4に対応して緩やかに球面
状に湾曲されるとともに、外周を円形状とされている。
前記側面片8は、天井部7の周縁から該天井部7に対し
て大略垂直方向に折り曲げられている。そして、これら
の側面片8は、それぞれ外方に向かって凸となるように
湾曲されている。
前記内蓋側突起部9は、各側面片8のうちの最も外方に
飛び出している部分付近の一部領域を、該領域のうちの
側面片8先端側の部分10のみを切り残した状態で、外側
に若干切り起こすことにより形成されている。なお、本
実施例においては、この内蓋側突起部9は三角形状とさ
れているが、四角形状や舌状等の他の形状としてもよ
い。
第5図に示されるように、前記内蓋3には、天井部7か
ら屈曲されることなくそのまま延長して延びる嵌合片16
が設けられている。
前記外蓋2と内蓋3とは、屋根部4の内面に天井部7の
外面を当接した状態で、これらの屋根部4および天井部
7の中央部同士をスポット溶接することにより互いに結
合されている。第1図および6図において、符号11はこ
のスポット溶接部を示す。前記側面片8は側壁部5より
内方に位置されており、側面片8と側壁部5との間に
は、丸パイプ材12の周壁を収容するための間隙13(第5
図および6図参照)が設けられている。
このパイプ材の蓋1は、第1図のように、側面片8を、
その先端部からパイプ材12の端部の開口部に押し込み、
パイプ材12の端部の周壁が外蓋2の側壁部5と内蓋3の
側面片8との間に収容されるようにするのみで、パイプ
材12に取り付けることができる。そして、このようにし
て蓋1をパイプ材12に取り付ける際、側面片8は、パイ
プ材12の端部の周壁を外蓋2の側壁部5の内周側と該側
面片8との間に導く案内としての機能を果たすので、パ
イプ材12に対する蓋1の取付作業を極めて容易に行うこ
とができる。
また、このようにしてパイプ材の蓋1がパイプ材12に取
り付けられると、 (A) 内蓋3の、互いに分離された複数の側面片8に
バネ性を持たせ、このバネ性によって側面片8がパイプ
材12の内周面に強く押圧されるようにすることができ
る、 (B) 外蓋側突起部6がパイプ材12の外周に食い込む
とともに、第7図のように外蓋2の側壁部5の横断面形
状が元の円形から楕円状に変形し、該側壁部5のうちの
外蓋側突起部9間の部分14がパイプ材12の外周を強く挟
持する(なお、第7図は、理解を容易にするために、前
記側壁部5の変形を誇張して描いており、またこれに伴
い、外蓋側突起部6の大きさを実際の大きさより大きく
描いている)、 という理由により、パイプ材12に対する蓋1の取付強度
を大きくすることができる。
また、上述のような取付状態では、パイプ材12の開口部
が、内蓋3の天井部7によって覆われるのみならず、外
蓋2の屋根部4および側壁部5によって外側からすっぽ
り覆われる。したがって、外部から雨水等が侵入する虞
が実質的に完全になくなる。
また、本実施例では、内蓋3の側面片8の一部に、外方
に突出する内蓋側突起部9が設けられているので、側面
片8のバネ性によって内蓋側突起部9がパイプ材の内周
面に強く押圧されて食い込むようにすることができるの
で、パイプ材12に対する蓋1の取付強度を一層大きくす
ることができる。
さらに、本実施例では、内蓋側突起部9は、前述のよう
に側面片8の一部領域を、該領域のうちの側面片8の先
端側の部分のみを切り残した状態で、外側に切り起して
形成されているため、この内蓋側突起部9自体にもバネ
性をもたせることができるので、より強く内蓋側突起部
9をパイプ材12の内周面に押圧させることができる。そ
して、蓋1をパイプ材12か引き抜こうとする力が作用す
ると、内蓋側突起部9の先端がパイプ材2の内周面によ
り深く食い込んで行くので、何らかの器具を用いて非常
に大きな力を作用させない限り、蓋1をパイプ材12から
引き抜くことができなくなる。そして、パイプ材12がア
ルミ合金等の柔らかい材料で構成されている場合には、
このように内蓋側突起部9がパイプ材2の内周面に食い
込む効果は特に大きくなる。
また、本実施例では、内蓋3に天井部7から延びる嵌合
片16が設けられているため、外蓋2と内蓋3とをスポッ
ト溶接する際、嵌合片16の先端を外蓋2の側壁部5の内
周に嵌合するだけで、外蓋2の中心と内蓋3の中心とを
合わせることができ、溶接作業を能率的に行うことがで
きる。
なお、前記実施例のように内蓋を設け、かつこの内蓋に
側面片を設ける場合、この側面片の数は複数であればよ
く、前記実施例における個数に限定されることはない。
また、外蓋側突起部の数も、前記実施例のような2個に
限られず、3個以上設けてもよい。
さらに、前記実施例では外蓋側突起部6は、側壁部5の
一部領域を、該領域のいずれの部分にも切断部を生じさ
せることなく、内方に隆起させることにより形成してい
るが、外蓋側突起部を、前記実施例における内蓋側突起
部9と同様に、側壁部の一部領域を切り起こすことによ
り形成してもよい。ただし、その場合、蓋がパイプ材に
取り付けられ、該突起がパイプ材の外周面に強く接触さ
れたとき、該突起が潰れ易くなる結果、外蓋の側壁部を
横断面非円形状に変形させる効果が少なくなり、蓋の取
付強度が低下する可能性がある。
しかるに、前記実施例のように外蓋側突起部6を、側壁
部5の一部領域を該領域のいずれの部分にも切断部を生
じさせることなく内方に隆起させることにより形成すれ
ば、外蓋側突起部の強度を大きくし、該突起部を潰れに
くくし、外蓋の側壁部を横断面非円形状に変形させる効
果大きくし、パイプ材に対する蓋の取付強度を大きくす
ることができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によるパイプ材の蓋は、 (イ) パイプ材に嵌合するだけで簡単にパイプ材に取
り付けることができる。
(ロ) 側壁部に設けられた内方に突出する突起部が前
記側壁部を横断面非円形状に変形させる作用等により、
パイプ材に対する蓋の取付強度を大きくすることができ
る。
等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパイプ材の蓋の一実施例をパイプ
材に取り付けた状態で示す断面図、第2図は前記実施例
における外蓋側突起部とパイプ材との接触状態を示す断
面図、第3図は前記実施例を示す正面図、第4図は前記
実施例を示す平面図、第5図は前記実施例を示す底面
図、第6図は第4図のVI-VI線における断面図、第7図
は蓋をパイプ材に取り付けたときの側壁部の変形状態を
示す説明図である。 1……蓋、2……外蓋、3……内蓋、4……屋根部、5
……側壁部、6……外蓋側突起部、7……天井部、8…
…側面片、9……内蓋側突起部、11……スポット溶接
部、12……パイプ材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周を円形状とされた屋根部と、この屋根
    部の周縁に形成された円筒状の側壁部と、この側壁部に
    設けられた、該側壁部のうちの小さな領域において内方
    に突出する複数の外蓋側突起部とを有する外蓋と、 前記屋根部の内面側に固定された天井部と、この天井部
    の周縁から折り曲げられた複数の側面片とを有する内蓋
    とを備えてなり、 前記外蓋および内蓋はそれぞれ金属板をプレス加工して
    なり、 前記外蓋の前記側壁部の内周側と前記側面片との間にパ
    イプ材の端部周壁が嵌合されたとき、前記外蓋側突起部
    が前記パイプ材の外周面に当接することにより、前記側
    壁部が横断面非円形状に変形し、該側壁部のうちの前記
    外蓋側突起部間の部分の一部が前記パイプ材の外周面に
    押圧されることを特徴とするパイプ材の蓋。
  2. 【請求項2】前記側面片の一部に、外方に突出する内蓋
    側突起部を設けた請求項1記載のパイプ材の蓋。
JP1988170470U 1988-12-30 1988-12-30 パイプ材の蓋 Expired - Lifetime JPH075152Y2 (ja)

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JPH0291847U JPH0291847U (ja) 1990-07-20
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