JPH05347163A - 電線接続用圧縮スリーブ及びダイス - Google Patents
電線接続用圧縮スリーブ及びダイスInfo
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- JPH05347163A JPH05347163A JP4177699A JP17769992A JPH05347163A JP H05347163 A JPH05347163 A JP H05347163A JP 4177699 A JP4177699 A JP 4177699A JP 17769992 A JP17769992 A JP 17769992A JP H05347163 A JPH05347163 A JP H05347163A
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】素材の薄いＣ型圧縮スリーブにおいて、圧縮時
に背板が座屈しないようにし、圧縮を容易にするととも
に板厚の薄い素材を用いても電線等への全体的な把持力
を強化できる。 【構成】板体を断面略Ｃ型に折り曲げて、接続する二本
の電線把持溝９、９を上下に夫々形成し、これらの各把
持溝９、９に挿入する各電線の長手方向に対して直角な
方向で、スリーブ本体１のほぼ一端から他端まで相互に
間隔を開けて複数の長リブ２設け、これらの各長リブ２
はスリーブ本体１の外側面に突条３を成し、内側面に凹
溝４を成し、また当該スリーブ本体１の背板５にのみ適
宜数の短リブ６を設け、これらの各短リブ６はスリーブ
本体１の外側面が凹溝７を成し、内側面が突部８を成し
たスリーブ１０と、上記各長リブ２に相応する位置に、
上記各長リブ２の突条３が入る凹部を設けた内周壁を有
する圧縮ダイスとから成る。
に背板が座屈しないようにし、圧縮を容易にするととも
に板厚の薄い素材を用いても電線等への全体的な把持力
を強化できる。 【構成】板体を断面略Ｃ型に折り曲げて、接続する二本
の電線把持溝９、９を上下に夫々形成し、これらの各把
持溝９、９に挿入する各電線の長手方向に対して直角な
方向で、スリーブ本体１のほぼ一端から他端まで相互に
間隔を開けて複数の長リブ２設け、これらの各長リブ２
はスリーブ本体１の外側面に突条３を成し、内側面に凹
溝４を成し、また当該スリーブ本体１の背板５にのみ適
宜数の短リブ６を設け、これらの各短リブ６はスリーブ
本体１の外側面が凹溝７を成し、内側面が突部８を成し
たスリーブ１０と、上記各長リブ２に相応する位置に、
上記各長リブ２の突条３が入る凹部を設けた内周壁を有
する圧縮ダイスとから成る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は幹線と分岐線等の電線
接続用のＣ型圧縮スリーブとこれを圧縮するダイスとの
組合せに関するものである。
接続用のＣ型圧縮スリーブとこれを圧縮するダイスとの
組合せに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来幹線と分岐線とを接続する電線接続
具は、ボルトコネクター又はＣ型圧縮スリーブを用い、
幹線と分岐線とを挾持し、これらをボルトにより又は圧
縮により締付けているものである。これらのうち、断面
Ｃ型にした電線接続用圧縮スリーブについては、図１４
に示す如く、断面Ｃ型のスリーブ(イ)の一側の開口部
(ロ)から幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を入れ、この状態でス
リーブ(イ)の外周を圧縮ダイスで圧縮させ、図１５に示
す如く幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を一体に把持させる、い
わゆる片持力で把持して接続するものである。この圧縮
スリーブ(イ)は、一側に開口部(ロ)を有するため、他側
の一枚の背板(ホ)のみに圧縮荷重がかかり、それ故この
圧縮力が大となる。そこでこれらの電線に強い圧縮力が
加わり、当該電線にダメージを与えるおそれがある。ま
た上記圧縮スリーブ(イ)の背板(ホ)を厚くすることもあ
るが、この場合材料を余分に使いコストが高くなるとと
もに、資源の省力化に逆行するものである。そこで上記
圧縮スリーブ(イ)の背板(ホ)にのみリブを設けたものが
開発されている。
具は、ボルトコネクター又はＣ型圧縮スリーブを用い、
幹線と分岐線とを挾持し、これらをボルトにより又は圧
縮により締付けているものである。これらのうち、断面
Ｃ型にした電線接続用圧縮スリーブについては、図１４
に示す如く、断面Ｃ型のスリーブ(イ)の一側の開口部
(ロ)から幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を入れ、この状態でス
リーブ(イ)の外周を圧縮ダイスで圧縮させ、図１５に示
す如く幹線(ハ)及び分岐線(ニ)を一体に把持させる、い
わゆる片持力で把持して接続するものである。この圧縮
スリーブ(イ)は、一側に開口部(ロ)を有するため、他側
の一枚の背板(ホ)のみに圧縮荷重がかかり、それ故この
圧縮力が大となる。そこでこれらの電線に強い圧縮力が
加わり、当該電線にダメージを与えるおそれがある。ま
た上記圧縮スリーブ(イ)の背板(ホ)を厚くすることもあ
るが、この場合材料を余分に使いコストが高くなるとと
もに、資源の省力化に逆行するものである。そこで上記
圧縮スリーブ(イ)の背板(ホ)にのみリブを設けたものが
開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら背板(ホ)
にのみリブを設けた圧縮スリーブ(イ)は、電線を把持し
て圧縮する際は背板(ホ)が座屈せず、圧縮できる効果を
有するが、二つの電線への把持力は弱い。一方資源の省
力化や製造コストの低減化等の観点から素材をできるだ
け薄くすることが要求されている。
にのみリブを設けた圧縮スリーブ(イ)は、電線を把持し
て圧縮する際は背板(ホ)が座屈せず、圧縮できる効果を
有するが、二つの電線への把持力は弱い。一方資源の省
力化や製造コストの低減化等の観点から素材をできるだ
け薄くすることが要求されている。
【０００４】そこでこの発明はこのような素材の薄いＣ
型圧縮スリーブにおいて、スリーブ本体の背板を実質的
に厚くして圧縮時に背板が座屈しないようにし、圧縮を
容易にするとともに板厚の薄い素材を用いても電線等へ
の全体的な把持力を強化できる電線接続用圧縮スリーブ
及びダイスを提供することを目的としたものである。
型圧縮スリーブにおいて、スリーブ本体の背板を実質的
に厚くして圧縮時に背板が座屈しないようにし、圧縮を
容易にするとともに板厚の薄い素材を用いても電線等へ
の全体的な把持力を強化できる電線接続用圧縮スリーブ
及びダイスを提供することを目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、スリーブと
これを圧縮するダイスとから構成される。このスリーブ
は板体を断面略Ｃ型に折り曲げて、接続する二本の電線
の把持溝を上下に夫々形成し、これらの電線の把持溝に
挿入する電線の長手方向に対して、直角な方向の複数の
長リブをスリーブ本体のほぼ一端から他端まで相互に間
隔を開けて設けている。そしてこれらの各長リブは外側
面が突条となり、内側面が凹溝となっている。またこれ
らの長リブに加え、当該スリーブ本体の背板にのみ適宜
数の短リブを設けている。これらの各短リブはスリーブ
本体の外側面に突部又は凹溝を成し、これと反対に内側
面に凹溝又は突部を成すものである。上記ダイスは、上
記スリーブの各長リブに相応する位置に、各長リブの突
条が入る断面を有する凹部を設けた内周壁を有するもの
とした。
これを圧縮するダイスとから構成される。このスリーブ
は板体を断面略Ｃ型に折り曲げて、接続する二本の電線
の把持溝を上下に夫々形成し、これらの電線の把持溝に
挿入する電線の長手方向に対して、直角な方向の複数の
長リブをスリーブ本体のほぼ一端から他端まで相互に間
隔を開けて設けている。そしてこれらの各長リブは外側
面が突条となり、内側面が凹溝となっている。またこれ
らの長リブに加え、当該スリーブ本体の背板にのみ適宜
数の短リブを設けている。これらの各短リブはスリーブ
本体の外側面に突部又は凹溝を成し、これと反対に内側
面に凹溝又は突部を成すものである。上記ダイスは、上
記スリーブの各長リブに相応する位置に、各長リブの突
条が入る断面を有する凹部を設けた内周壁を有するもの
とした。
【０００６】また上記スリーブの各短リブの上下の電線
把持溝のスリーブ本体外周に、上記長リブと略同構造で
これと略平行な中リブを設ける場合もある。この場合上
記ダイスは、上記スリーブの各長リブ及び中リブに相応
する位置に、各長リブ及び中リブの突条が入る断面を有
する凹部を設けた内周壁を有するものとする。
把持溝のスリーブ本体外周に、上記長リブと略同構造で
これと略平行な中リブを設ける場合もある。この場合上
記ダイスは、上記スリーブの各長リブ及び中リブに相応
する位置に、各長リブ及び中リブの突条が入る断面を有
する凹部を設けた内周壁を有するものとする。
【０００７】
【作用】上記電線接続用圧縮スリーブは、分岐線端及び
幹線を当該スリーブの電線の把持溝に入れ、上記圧縮ダ
イスを用いてスリーブを圧縮する。その際スリーブの各
長リブの外側面の突条は、ダイスの各凹部に入り、上記
圧縮によってもつぶれない。そして上記スリーブ本体の
ほぼ一端から他端まで設けられた各長リブにより、スリ
ーブ本体の強度は均一的に向上し、この圧縮により各電
線を把持してスリーブ本体が折り曲げられて圧縮され
る。
幹線を当該スリーブの電線の把持溝に入れ、上記圧縮ダ
イスを用いてスリーブを圧縮する。その際スリーブの各
長リブの外側面の突条は、ダイスの各凹部に入り、上記
圧縮によってもつぶれない。そして上記スリーブ本体の
ほぼ一端から他端まで設けられた各長リブにより、スリ
ーブ本体の強度は均一的に向上し、この圧縮により各電
線を把持してスリーブ本体が折り曲げられて圧縮され
る。
【０００８】また上記スリーブ本体の背板にのみ設けた
短リブは、当該短リブがスリーブ本体の外側面に突部を
有する場合でもダイスで圧縮する際、ダイスが背板の上
下に位置し、殆どリブに当たらない。従ってダイスには
圧縮時にこのリブを収容する凹部を設けなくてよい。ま
た当該短リブがスリーブ本体の内側面に突部を有する場
合、ダイスで圧縮すると把持する二つの電線の間に短リ
ブの突部が位置し、電線の邪魔にならない。
短リブは、当該短リブがスリーブ本体の外側面に突部を
有する場合でもダイスで圧縮する際、ダイスが背板の上
下に位置し、殆どリブに当たらない。従ってダイスには
圧縮時にこのリブを収容する凹部を設けなくてよい。ま
た当該短リブがスリーブ本体の内側面に突部を有する場
合、ダイスで圧縮すると把持する二つの電線の間に短リ
ブの突部が位置し、電線の邪魔にならない。
【０００９】さらに各短リブの上下の電線把持溝のスリ
ーブ本体外周に、上記長リブと略同構造でこれと略平行
な中リブを設ける場合、スリーブの各長リブ及び中リブ
の外側面の突条は、ダイスの各凹部に入り、上記圧縮に
よってもつぶれない。
ーブ本体外周に、上記長リブと略同構造でこれと略平行
な中リブを設ける場合、スリーブの各長リブ及び中リブ
の外側面の突条は、ダイスの各凹部に入り、上記圧縮に
よってもつぶれない。
【００１０】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。
る。
【００１１】図１乃至図３はこの発明の第１実施例を示
し、板状のスリーブ本体１を用意し、このスリーブ本体
１を打ち抜きプレス加工により、スリーブ本体１の長手
方向のほぼ一端から他端にかけて、二本の長リブ２を間
隔を開けて設け、これらの各長リブ２は外側面が突条３
を成し、内側面は凹溝４を成している。さらにこれらの
長リブ２の間及びこれらの各長リブ２の外側のスリーブ
本体１の背板５に、短リブ６を夫々設けており、これら
の各短リブ６は外側面が凹溝７を成し、内側面は突部８
を成している。このスリーブ本体１を各長リブ２の突条
３を外側にして断面略Ｃ字型に折り曲げて上下に電線把
持溝９、９を設けている。これにより上記長リブ２は、
図２に示すごとく、上下の電線把持溝９、９に対して直
角なスリーブ本体１の外周のほぼ一端から他端まで形成
され、また上記各短リブ６は、図３に示すごとく、当該
スリーブ本体１の背板５にのみ形成され、スリーブ１０
が形成されている。
し、板状のスリーブ本体１を用意し、このスリーブ本体
１を打ち抜きプレス加工により、スリーブ本体１の長手
方向のほぼ一端から他端にかけて、二本の長リブ２を間
隔を開けて設け、これらの各長リブ２は外側面が突条３
を成し、内側面は凹溝４を成している。さらにこれらの
長リブ２の間及びこれらの各長リブ２の外側のスリーブ
本体１の背板５に、短リブ６を夫々設けており、これら
の各短リブ６は外側面が凹溝７を成し、内側面は突部８
を成している。このスリーブ本体１を各長リブ２の突条
３を外側にして断面略Ｃ字型に折り曲げて上下に電線把
持溝９、９を設けている。これにより上記長リブ２は、
図２に示すごとく、上下の電線把持溝９、９に対して直
角なスリーブ本体１の外周のほぼ一端から他端まで形成
され、また上記各短リブ６は、図３に示すごとく、当該
スリーブ本体１の背板５にのみ形成され、スリーブ１０
が形成されている。
【００１２】このスリーブ１０に幹線１１と分岐線１２
とを接続するには、幹線１１と分岐線１２とを各電線把
持溝９に入れる。そして図４に示すように上記各長リブ
２の突条３を挿入できる凹部１３を内周壁１４に設けた
二つのダイス１５を用意し、これらのダイス１５により
上記スリーブ１０を圧縮する。
とを接続するには、幹線１１と分岐線１２とを各電線把
持溝９に入れる。そして図４に示すように上記各長リブ
２の突条３を挿入できる凹部１３を内周壁１４に設けた
二つのダイス１５を用意し、これらのダイス１５により
上記スリーブ１０を圧縮する。
【００１３】これにより図５及び図６に示す如く、幹線
１１と分岐線１２との各外周を各電線把持溝９が把持し
てスリーブ１０が圧縮される。その際ダイス１５の各凹
部１３に各長リブ２が入り、これにより各長リブ２の突
条３は圧縮されない。また各短リブ６の突部８はスリー
ブ１０の背板５の中央部にのみ形成されているため、幹
線１１と分岐線１２の間に位置し、これらの幹線１１と
分岐線１２を夫々の電線把持溝９、９に安定して納める
ガイドとなるものの、これらの幹線１１と分岐線１２の
邪魔にはならない。
１１と分岐線１２との各外周を各電線把持溝９が把持し
てスリーブ１０が圧縮される。その際ダイス１５の各凹
部１３に各長リブ２が入り、これにより各長リブ２の突
条３は圧縮されない。また各短リブ６の突部８はスリー
ブ１０の背板５の中央部にのみ形成されているため、幹
線１１と分岐線１２の間に位置し、これらの幹線１１と
分岐線１２を夫々の電線把持溝９、９に安定して納める
ガイドとなるものの、これらの幹線１１と分岐線１２の
邪魔にはならない。
【００１４】図７はこの発明の第２実施例を示し、上記
第１実施例における短リブ６を二本の長リブ２の間にの
み設けたもので、他の構造は同じである。また図８はこ
の発明の第３実施例を示し、この実施例のものは第２実
施例のものの短リブ６の上下の電線把持溝９、９の外周
に、上記長リブ２と同構造で、これらの長リブ２と平行
した中リブ１６を設けたものである。この第３実施例の
場合、上記ダイス１５にも、図示は省略するが、当該中
リブ１６に相応する位置の内周壁１４に凹部１３を設け
るものである。従ってこの第３実施例のスリーブを圧縮
しても、各長リブ及び中リブ１６はつぶれない。
第１実施例における短リブ６を二本の長リブ２の間にの
み設けたもので、他の構造は同じである。また図８はこ
の発明の第３実施例を示し、この実施例のものは第２実
施例のものの短リブ６の上下の電線把持溝９、９の外周
に、上記長リブ２と同構造で、これらの長リブ２と平行
した中リブ１６を設けたものである。この第３実施例の
場合、上記ダイス１５にも、図示は省略するが、当該中
リブ１６に相応する位置の内周壁１４に凹部１３を設け
るものである。従ってこの第３実施例のスリーブを圧縮
しても、各長リブ及び中リブ１６はつぶれない。
【００１５】また図９乃至図１１はこの発明の第４実施
例を示し、この実施例のものは、上記各第１実施例の短
リブ６に代えて、背板５の外側面に突部１７を形成し、
内側面に凹溝１８を形成した短リブ１９を設けたもので
ある。この第４実施例の場合も、図１２及び図１３に示
すように、各電線把持溝９、９に幹線１１及び分岐線１
２を入れてこれらをダイスにより圧縮することにより、
幹線１１及び分岐線１２を把持するものである。
例を示し、この実施例のものは、上記各第１実施例の短
リブ６に代えて、背板５の外側面に突部１７を形成し、
内側面に凹溝１８を形成した短リブ１９を設けたもので
ある。この第４実施例の場合も、図１２及び図１３に示
すように、各電線把持溝９、９に幹線１１及び分岐線１
２を入れてこれらをダイスにより圧縮することにより、
幹線１１及び分岐線１２を把持するものである。
【００１６】なおこの発明の長リブ及び短リブの数や位
置は上記各実施例に限定されるものではなく、長リブは
断面Ｃ型スリーブのほぼ一端から他端にかけて設けら
れ、また短リブはスリーブの背板にのみ設けられている
ものであればその数や位置を問わない。
置は上記各実施例に限定されるものではなく、長リブは
断面Ｃ型スリーブのほぼ一端から他端にかけて設けら
れ、また短リブはスリーブの背板にのみ設けられている
ものであればその数や位置を問わない。
【００１７】
【発明の効果】この発明では、断面Ｃ型スリーブのほぼ
一端から他端にかけて複数本の長リブが設けられてお
り、これらの長リブを圧縮せずにスリーブを圧縮するた
め、スリーブ自体の強度が高い。従って薄い素材から成
るＣ型スリーブであっても当該長リブによって各電線把
持溝の電線把持力は強力となり、しかも資源の省力化及
び製造コストの低減化が計れる。またこの発明では幹線
と分岐線等の異径の電線を接続把持する場合でも、十分
対応でき、夫々の電線外周を上下の電線把持溝で上記各
長リブによって強力に把持できる。
一端から他端にかけて複数本の長リブが設けられてお
り、これらの長リブを圧縮せずにスリーブを圧縮するた
め、スリーブ自体の強度が高い。従って薄い素材から成
るＣ型スリーブであっても当該長リブによって各電線把
持溝の電線把持力は強力となり、しかも資源の省力化及
び製造コストの低減化が計れる。またこの発明では幹線
と分岐線等の異径の電線を接続把持する場合でも、十分
対応でき、夫々の電線外周を上下の電線把持溝で上記各
長リブによって強力に把持できる。
【００１８】しかも二本の各電線の外周は、スリーブの
内周面で圧縮され、各リブの凹溝箇所では電線に対して
直角な環状の凹溝内に食い込み、膨出し、これらの凹溝
が間隔を開けているため、圧縮部と膨出部とがくり返さ
れ、これにより電線への把持力が増している。
内周面で圧縮され、各リブの凹溝箇所では電線に対して
直角な環状の凹溝内に食い込み、膨出し、これらの凹溝
が間隔を開けているため、圧縮部と膨出部とがくり返さ
れ、これにより電線への把持力が増している。
【００１９】また上記長リブに加え、当該スリーブ本体
の背板に、内側面に突部を有し、外側面に凹溝を有する
適宜数の短リブを設けているため、スリーブ本体の背板
の実質的な厚みが増し、圧縮時の座屈等がなく、圧縮し
やすい。
の背板に、内側面に突部を有し、外側面に凹溝を有する
適宜数の短リブを設けているため、スリーブ本体の背板
の実質的な厚みが増し、圧縮時の座屈等がなく、圧縮し
やすい。
【００２０】また上記短リブを、スリーブの背板の外側
面に突部を形成し、内側面に凹溝を設けたものも、上記
と同様な効果を有する。
面に突部を形成し、内側面に凹溝を設けたものも、上記
と同様な効果を有する。
【００２１】また各短リブの上下の電線の把持溝のスリ
ーブ本体外周に、上記長リブと略同構造でこれと略平行
な中リブを設けたものは、上記効果に加え、これらの中
リブによりさらに電線把持力が増す。
ーブ本体外周に、上記長リブと略同構造でこれと略平行
な中リブを設けたものは、上記効果に加え、これらの中
リブによりさらに電線把持力が増す。
【図１】この発明の第１実施例のスリーブの斜視図
【図２】この発明の第１実施例のスリーブの長リブ箇所
の縦断面図
の縦断面図
【図３】この発明の第１実施例のスリーブの短リブ箇所
の縦断面図
の縦断面図
【図４】この発明の第１実施例のスリーブとダイスの圧
縮直前の断面図
縮直前の断面図
【図５】この発明の第１実施例のスリーブによる電線把
持状態を示す斜視図
持状態を示す斜視図
【図６】この発明の第１実施例のスリーブによる電線把
持状態を示す断面図
持状態を示す断面図
【図７】この発明の第２実施例のスリーブの斜視図
【図８】この発明の第３実施例のスリーブの斜視図
【図９】この発明の第４実施例のスリーブの斜視図
【図１０】この発明の第４実施例のスリーブの長リブ箇
所の縦断面図
所の縦断面図
【図１１】この発明の第４実施例のスリーブの短リブ箇
所の縦断面図
所の縦断面図
【図１２】この発明の第４実施例のスリーブによる電線
把持状態を示す斜視図
把持状態を示す斜視図
【図１３】この発明の第４実施例のスリーブによる電線
把持状態を示す断面図
把持状態を示す断面図
【図１４】従来のスリーブの圧縮前の状態を示す側面図
【図１５】従来のスリーブの圧縮後の状態を示す側面図
１ スリーブ本体 ２ 長リブ ３ 突条 ４ 凹溝 ５ 背板 ６ 短リブ ７ 凹溝 ８ 突部 ９ 電線把持溝 ９ 背板 １０ スリーブ １１ 幹線 １２ 分岐線 １３ 凹部 １４ 内周壁 １５ ダイス １６ 中リブ １７ 突部 １８ 凹溝 １９ 短リブ
Claims (3)
- 【請求項１】 板体を断面略Ｃ型に折り曲げて、接続す
る二本の電線の把持溝を上下に夫々形成し、これらの各
把持溝に挿入する各電線の長手方向に対して直角な方向
で、スリーブ本体のほぼ一端から他端まで相互に間隔を
開けて複数の長リブを設け、これらの各長リブはスリー
ブ本体の外側面に突条を成し、内側面に凹溝を成し、ま
た当該スリーブ本体の背板にのみ適宜数の短リブを設
け、これらの各短リブはスリーブ本体の外側面が凹溝を
成し、内側面が突部を成したスリーブと、上記各長リブ
に相応する位置に、上記各長リブの突条が入る断面を有
する凹部を設けた内周壁を有する圧縮ダイスとから成る
ことを特徴とする、電線接続用圧縮スリーブ及びダイ
ス。 - 【請求項２】 板体を断面略Ｃ型に折り曲げて、接続す
る二本の電線の把持溝を上下に夫々形成し、これらの各
把持溝に挿入する各電線の長手方向に対して直角な方向
で、スリーブ本体のほぼ一端から他端まで相互に間隔を
開けて複数の長リブを設け、これらの各長リブはスリー
ブ本体の外側面に突条を成し、内側面に凹溝を成し、ま
た当該スリーブ本体の背板にのみ適宜数の短リブを設
け、これらの各短リブはスリーブ本体の外側面に突条を
成し、内側面に凹溝を成したスリーブと、上記各長リブ
に相応する位置に、上記各長リブの突条が入る断面を有
する凹部を設けた内周壁を有する圧縮ダイスとから成る
ことを特徴とする、電線接続用圧縮スリーブ及びダイ
ス。 - 【請求項３】 板体を断面略Ｃ型に折り曲げて、接続す
る二本の電線の把持溝を上下に夫々形成し、これらの各
把持溝に挿入する各電線の長手方向に対して直角な方向
で、スリーブ本体のほぼ一端から他端まで相互に間隔を
開けて複数の長リブを設け、これらの各長リブはスリー
ブ本体の外側面に突条を成し、内側面に凹溝を成し、ま
た当該スリーブ本体の背板にのみ適宜数の短リブを設
け、これらの各短リブはスリーブ本体の外側面に突部又
は凹溝を成し、これと反対に内側面に凹溝又は突部を成
し、これらの各短リブの上下の電線の把持溝のスリーブ
本体外周に、上記長リブと略同構造でこれにと略平行な
中リブを設けたスリーブと、上記各長リブ及び中リブに
相応する位置に、上記各長リブ及び中リブの突条が入る
断面を有する凹部を設けた内周壁を有する圧縮ダイスと
から成ることを特徴とする、電線接続用圧縮スリーブ及
びダイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4177699A JPH05347163A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 電線接続用圧縮スリーブ及びダイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4177699A JPH05347163A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 電線接続用圧縮スリーブ及びダイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05347163A true JPH05347163A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=16035562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4177699A Pending JPH05347163A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 電線接続用圧縮スリーブ及びダイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05347163A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030051235A (ko) * | 2002-12-04 | 2003-06-25 | 한국전력공사 | 전선압축 굴곡형 다이스 |
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Citations (2)
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-
1992
- 1992-06-12 JP JP4177699A patent/JPH05347163A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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