JP2997674B1 - 固定バンド、収納容器の蓋固定バンド及び収納容器 - Google Patents

固定バンド、収納容器の蓋固定バンド及び収納容器

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JP2997674B1 JP10305379A JP30537998A JP2997674B1 JP 2997674 B1 JP2997674 B1 JP 2997674B1 JP 10305379 A JP10305379 A JP 10305379A JP 30537998 A JP30537998 A JP 30537998A JP 2997674 B1 JP2997674 B1 JP 2997674B1
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康雄 岸本
新太郎 寺井
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新邦工業株式会社
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D45/00Clamping or other pressure-applying devices for securing or retaining closure members
    • B65D45/32Clamping or other pressure-applying devices for securing or retaining closure members for applying radial or radial and axial pressure, e.g. contractible bands encircling closure member

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】構成がシンプル、材料が少ない、スクラップの
発生が少量、製造が容易で小工程で製造できるなどを実
現してコストを大幅に削減し、且つ、ペール缶などの収
納容器の蓋とした使用した場合に従来の蓋固定バンドと
変わらぬ蓋固定性能を有する固定バンド、収納容器の蓋
固定バンド及び収納容器を提供するにある。 【解決手段】 締めつけ固定完了状態においては、凸連
結部分18aが凸連結部分はまり孔13aに、凸連結部
分18bが凸連結部分はまり孔13bに、凸連結部分1
8cが凸連結部分はまり孔13cにそれぞれはまり込
み、凹み連結部分15aが凹み連結部分はまり孔16a
に、凹み連結部分15bが凹み連結部分はまり孔16b
に、凹み連結部分15cが凹み連結部分はまり孔16c
にそれぞれはまりこみ、すべての凹み顎部14と凸顎部
17が噛み掛り合うように配列されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部材を結束したり絞
めつけたりなどする固定バンド、収納容器の蓋固定バン
ド及び収納容器に関し、特にペール缶、ドラム缶、中小
型缶などの収納容器の開口部を塞ぐ天蓋を該開口部に固
定するのに適した固定バンド、収納容器の蓋固定バンド
及び該蓋固定バンドを使用した収納容器に関する。
【0002】
【従来技術】従来ペール缶の天蓋を、開口部を塞いだ状
態に固定する技術としては、ラグタイプとレバーバンド
タイプの2つの技術があった。ラグタイプのものは、天
蓋58の縁に16枚ほどの爪59を設け、この爪59を下
方に折り曲げておき、開口部に被せておいて専用の締め
付け(カシメ)装置を使い、前記爪を内側に押し曲げて
開口部外側に突出形成した開口縁部2(カール部)にカ
シメることにより、固定するというものである。(図2
5,26参照)また、レバーバンドタイプの蓋固定バン
ド50は、バンド本体51の両端を開いたり閉じたりで
きるフラットバー52により連結し、このフラットバー
52をレバー53により開閉するもので、閉状態でのレ
バー53を固定するためのフック54を設け、前記それ
ぞれの部品をリベット55で固定したり連結するという
ものである。(図24参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のラ
グタイプのものは次に述べるような短所をもっていた。 1.開封の際には天蓋の16個所の爪を、一つづつ起こ
さなければならず、大変手間と時間がかかる。 2.開梱後は、天蓋の爪が外向きに大きく開いているの
で、危険且つ邪魔になる。 3.天蓋の形状が複雑なため、プレス金型が複雑な構造
を要し高価となり、金型メンテナンスもかかり設備にも
コストがかかる。 4.天蓋の爪と爪の間に切り欠きがあるため、剛性と気
密性が低い。 5.開梱後、天蓋が大きく変形した状態であるので、天
蓋を繰り返し利用できない。また、仮蓋として利用した
としても変形しているため使用し難い。また、レバーバ
ンドタイプのものは次に述べるような短所をもってい
た。 1.リベットが3種類8本、リング部材及びレバー部品
が6種類7部品と、合計9種類15点と部品数が多く、
それら部品の製造などに手間がかかる。 2.部品の加工組み立てには15工程が必要で、製造・
組立て工程数が大変多く生産性が悪くコスト高となる。 3.使用材料のスクラップ率は21パーセントと高くな
る。 4.レバーを手で操作するものなので、材料に厚さと剛
性が必要なので材料が多くかかり、材料費、運賃コスト
がかさむ。 5.多数の部品を組み立てるため、少なくとも3種類の
リベット合計8本を外注購入品として必要になる。 6.部品点数が多く加工度が高いためため、金型(5
面)、大型プレス機械、鋲機械等々の設備が必要であ
り、設備コストが大である。 7.金型、機械設備の維持管理に熟練した技術者が必要
である。 8.組立工程が多く、多くの組立工が必要で人件費がか
さむ。 9.製造設備が大型のものと、多数の小型機を要するた
め、広い敷地面積が必要である。 10.機械設備数が多いために電力エネルギーの消費が
多い。 11.設備数が多いために消耗品を多く消耗する。 12.工程数が多いので生産性が低い。 13.部品点数が多く、部品のランニングストック数も
多いため、当然ランニングコストも上がる。 14.製品重量が重く、運賃コストもかさむ。
【0004】本発明は以上のような従来技術の持つ問題
点に鑑みてなされたものであって、その目的は、構成が
シンプル、材料が少ない、スクラップの発生が少量、製
造が容易で少工程で製造できる等の利点を有し、コスト
を大幅に削減し、且つ、ペール缶などの収納容器の蓋と
した使用した場合に従来の蓋固定バンドと変わらぬ蓋固
定性能を有する固定バンド、収納容器の蓋固定バンド及
び収納容器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の固定バンドは次に述べるような構成となっ
ている。バンド本体と、このバンド本体の一方の端方か
らなる外側に位置する連結外側部、この連結外側部の内
側に位置して該連結外側部と重なる前記バンド本体の他
方の端方からなる連結内側部、前記連結外側部と前記連
結内側部とからなる重なり連結部と、前記連結外側部に
形成されたカット部、このカット部を端にして前記連結
外側部の端方側に凹み形成された凹み連結部分と、この
凹み連結部分の前記カット部側に形成された凹み顎部
と、前記連結内側部に形成されたカット部、このカット
部を端にして前記連結内側の端方側に凸形成された凸連
結部分と、この凸連結部分の前記カット部側に形成され
た凸顎部とからなり、記凹み顎部あるいは前記凸顎部が
突出してなり、前記凹み顎部と前記凸顎部が噛み掛かり
合って前記バンド本体の結束状態や絞めつけ状態を固定
するようにしてなっている。「カット部」とは、切込み
状のもの、孔を含むものである。また、「前記凹み顎部
あるいは前記凸顎部が突出してなり」とは、凸顎部、凹
み顎部のいずれか一方が突出している場合、両顎部が突
出している場合を含む意味で使用している。
【0006】また、凹み顎部の前方に凸連結部分がはま
る凸連結部分はまり孔を設け、凸顎部前方に凹み連結部
分がはまる凹み連結部分はまり孔を設け,前記凹み顎部
と前記凸顎部が噛み掛り合い状態にあるとき、凸連結部
分がはまる凸連結部分はまり孔にはまり込み、凹み連結
部分がはまる凹み連結部分はまり孔にはまり込むように
してなる固定バンドもよい。
【0007】また、凹み連結部分が根元側から凹み顎部
に向かって順次深くなるようにテーパー形状をし、凸連
結部分が根元側から凸顎部に向かって順次高くなるよう
にテーパー形状をしてなる固定バンドもよい。
【0008】また、凹み連結部分と凸連結部分を適宜な
間隔で複数設け、結束や絞めつけの際には凹み顎部と凸
顎部の噛み掛り合いが複数箇所になるようにしてなる固
定バンドもよい。
【0009】また、凹み連結部分と凸連結部分に変え
て、孔を形成する際に打ち抜く打抜部分の全部をあるい
は一部を打ち抜くことなく一辺をバンド本体と繋いだ状
態にして連結部分形成片として残し、該連結部分形成片
を前記孔から適宜な状態まで押し出して形成されてなる
凹み連結部分と凸連結部分を設けて、連結状態において
は前記凹み連結片の先方と前記凸連結片の先方が噛合い
重なり合うようにしてなる固定バンドもよい。
【0010】収納容器の蓋固定バンドの発明は、断面が
略くの字形状、台形形状、Uの字形状、半円形状などか
らなるリング状部材からなり、端方が重なり合うように
してなるバンド本体と、このバンド本体の一方の端方か
らなる外側に位置する連結外側部、この連結外側部の内
側に位置して該連結外側部と重なる前記バンド本体の他
方の端方からなる連結内側部、前記連結外側部と前記連
結内側部とからなる重なり連結部と、前記連結外側部に
バンド方向に適宜な間隔で複数箇所に並べ設けられた凸
連結部分はまり孔と、この凸連結部分はまり孔の前側縁
を凹み形成して該凸連結部分はまり孔側に突出する凹み
顎部と、この凹み顎部を最深み端にして前側に順次浅く
なるように凹みテーパー形成された凹み連結部分と、前
記連結内側部にバンド方向に適宜な間隔で複数箇所に並
べ設けられた凹み連結部分はまり孔と、この凹み連結部
分はまり孔の前側縁を凸形成して該凹み連結部分はまり
孔側に突出する凸顎部と、この凸顎部を最高端にして前
側に順次低くなるように凸テーパー形成された凸連結部
分とからなり、絞めつけて蓋を収納容器に固定する際に
は、前記凸連結部分が前記凸連結部分はまり孔にはまり
込み、前記凹み連結部分が前記凹み連結部分はまり孔に
はまり込み、前記凸顎部と凹み顎部が複数箇所で噛み掛
り合うように配列されてなっている。
【0011】収納容器の発明は、上部が全面開口した収
納容器本体と、この収納容器の開口部縁を外側に巻き込
み突出形成した蓋固定縁と、この蓋固定縁に被さり密着
する縁はまり部を有する前記収納容器本体の開口部を密
封する天蓋と、断面が略くの字形状等の金属製リング状
部材からなり、端方が重なり合うようにしてなるバンド
本体、このバンド本体の一方の端方からなる外側に位置
する連結外側部、この連結外側部の内側に位置して該連
結外側部と重なる前記バンド本体の他方の端方からなる
連結内側部、前記連結外側部と前記連結内側部とからな
る重なり連結部、前記連結外側部にバンド方向に適宜な
間隔で複数箇所に並べ設けられた凸連結部分はまり孔、
この凸連結部分はまり孔の前側縁を凹み形成して該凸連
結部分はまり孔側に突出する凹み顎部、この凹み顎部を
最深み端にして前側に順次浅くなるように凹みテーパー
形成された凹み連結部分、前記連結内側部にバンド方向
に適宜な間隔で複数箇所に並べ設けられた凹み連結部分
はまり孔、この凹み連結部分はまり孔の前側縁を凸形成
して該凹み連結部分はまり孔側に突出する凸顎部、この
凸顎部を最高端にして前側に順次低くなるように凸テー
パー形成された凸連結部分とからなり、結束状態や絞め
つけ状態においては、前記凸連結部分が前記凸連結部分
はまり孔にはまり込み、前記凹み連結部分が前記凹み連
結部分はまり孔にはまり込み、前記凸顎部と凹み顎部が
複数箇所で噛み掛り合うように配列されてなるる蓋固定
バンドと、前記天蓋を前記収納容器の開口部に被せ、前
記蓋固定バンドで前記蓋固定縁と前記縁はまり部を挟
み、該蓋固定バンドを締め付けることにより、該蓋固定
バンドの断面略くの字形状等の構造が、上下から前記蓋
固定縁及び前記縁はまり部を押さえ付けて合わせ、前記
天蓋を前記収納容器の開口部に固定するようにしてなる
ことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の実施の形態1の収納容
器の組み立て分解斜視図、図2は同じ実施の形態1の収
納容器本体に天蓋を被せ蓋固定バンドにより締め付け固
定した状態を示す部分切断端面図、図3は同じ実施の形
態1の蓋固定バンドを示す正面図及び底面図、図4は同
じ実施の形態1の蓋固定バンドの重なり連結部の連結外
側部と連結内側部を離した状態を示す拡大正面図、図5
は同じ実施の形態1の凹み連結部分と連結外側部の一部
を示す拡大正面図、図6は同じ実施の形態1のA−A線
切断断面図、図7は同じ実施の形態1のB−B線切断断
面図、図8は同じ実施の形態1のC−C線切断断面図、
図9は同じ実施の形態1の凸連結部分と連結内側部の一
部を示す拡大正面図、図10は同じ実施の形態1のD−
D線切断断面図、図11は同じ実施の形態1のE−E線
切断断面図、図12は同じ実施の形態1のF−F線切断
断面図、図13は同じ実施の形態1の顎部がはまり孔に
はまる手前の状態を示す部分拡大断面図、図14は同じ
実施の形態1の顎部同士の噛み掛り合う手前の状態を示
す部分拡大断面図、図15は同じ実施の形態1の顎部同
士が噛み掛り合った状態を示す部分拡大断面図(J−J
線切断断面図)、図16は同じ実施の形態1の顎部同士
が噛み掛かり合った状態を示す部分拡大正面図、図17
は同じ実施1の形態のG−G線切断断面図である。
【0013】図1及び図2において、収納容器1は、上
部が全面開口したペール缶からなる、開口部縁を外側に
巻き込み突出形成した蓋固定縁2を有する収納容器本体
3と、蓋固定縁2に被さり密着する縁はまり部8と該縁
はまり部8内側に設けられたパッキン9を有する収納容
器本体3の開口部4を密封する天蓋5と、断面が略台形
形状の金属製リング状部材からなり、端方が重なり合う
ように連結する重なり連結部6を有する蓋固定バンド7
(固定バンド)とからなっている。部材は金属のみなら
ず合成樹脂製部材などにようるもの、伸縮性部材からな
るバンド本体と金属性部材からなる連結部分を組み合わ
せたものなどもよい。
【0014】図3〜図17において、蓋固定バンド7は
次ぎに述べるような構成・機能となっている。 バンド
本体10は断面が台形形状(正確には略横Uの字形状と
略横Vの字形状の、中間のような形状)の金属製リング
状部材からなり、端方が重なり合う重なり連結部6とな
っている。重なり連結部6は、バンド本体10の外側大
きさを内側大きさとした拡大した形状からなり、外側に
位置する連結外側部11と、この連結外側部11の内側
に位置して該11連結外側部と重なるバンド本体10を
同形大きさの他方の端方からなる連結内側部12とから
なっている。連結外側部11にはバンド方向に同一間隔
で三箇所に凸連結部分はまり孔13a,13b,13c
が設けられている。凸連結部分はまり孔は二箇所のもの
もよい。凸連結部分はまり孔13a,13b,13c前
側には、該はまり孔13a,13b,13cの前側縁を
凹み形成して該はまり13a,13b,13c側に突出
する凹み顎部14を有し、この凹み顎部14を最深み端
にして前側に順次浅くなるように湾曲形状で凹みテーパ
ー形成された凹み連結部分15a,15b,15cが設
けられている。連結内側部12にはバンド方向に凸連結
部分はまり孔13a,13b,13cと同間隔で三箇所
に凹み連結部分はまり孔16a,16b,16cが並べ
設けられている。凹み連結部分はまり孔16a,16
b,16c前側には、該はまり孔16a,16b,16
cの前側縁を凸形成して該はまり孔16a,16b,1
6c側に突出する凸顎部17を有し、この凸顎部17を
最高み端にして前側に順次低くなるように湾曲形状で凸
テーパー形成された凸連結部分18a,18b,18c
が設けられている。絞めつけて、天蓋5を収納容器本体
3に締め付け固定完了状態においては、凸連結部分18
aが凸連結部分はまり孔13aに、凸連結部分18bが
凸連結部分はまり孔13bに、凸連結部分18cが凸連
結部分はまり孔13cにそれぞれはまり込み、凹み連結
部分15aが凹み連結部分はまり孔16aに、凹み連結
部分15bが凹み連結部分はまり孔16bに、凹み連結
部分15cが凹み連結部分はまり孔16cにそれぞれは
まりこみ、すべての凹み顎部14と凸顎部17が噛み掛
り合うように配列されている。断面図において凹み連結
部分及び凸連結部分は、変形押し出しして形成するの
で、実際は肉薄となるのが一般的である。蓋固定バンド
の材質は、金属部材にラミネート加工して耐腐食、耐薬
品性のもの、金属バンドほどの強い固定力を要しない場
合には合成樹脂製部材製のもの、金属ワイヤーや薄金属
バンドを内設したもの、バンド本体を合成樹脂製部材と
し連結部を金属製部材としたものなどもよい。特に合成
樹脂製部材からなるものは、使用後の回収再利用という
リサイクルが行える省資源バンドとなり、且つ復元力弾
性力のある顎部が金属のように破壊されないので、繰り
返し使用できるものである。
【0015】一例として、蓋固定バンド7は次ぎのよう
に操作する。収納容器本体3に天蓋5を被せる。蓋固定
縁2と縁はまり部8を略くの字形状の蓋固定バンド7を
収縮させて凹み顎部14と凸顎部17を噛合わせ挟むよ
うに係止する。次に図24に示す従来のレバーバンドタ
イプの蓋固定バンド50を蓋固定バンド7に被せ、レバ
ー53を倒して締め付ける。蓋固定バンド50の締め付
けにともなって、凹み顎部と凸顎部が噛み掛り合って行
き、すべての凹み顎部と凸顎部が噛み掛り合った状態に
まで締め付けて、レバー53を起こし蓋固定バンド50
を外す。締め付けに伴って断面が略くの字形状の蓋固定
バンド7が蓋固定縁2と縁はまり部8を押さえこんで完
全に開口部4を密封する。
【0016】凸連結部分と凹み連結部分は湾曲した形状
となっているので、締め付けにしたがって移動していっ
た場合に、縦ずれることなく円滑に凸連結部分はまり孔
及び凹み連結部分はまり孔にはまり込む。平らなバンド
にした場合においても、部材を束ね結束する固定バンド
としても有効である。
【0017】肉厚1.0mm、重量175g、鋼部材か
らなる、ペール缶の蓋を固定する固定バンドにおいて
は、水圧、気密落下の各テストにおいては、従来の固定
バンドと同等の結果が得られた。また、スクラップの発
生率は0.4パーセントで殆ど出ない。
【0018】<実施の形態2>図18は同じ実施の形態
2の、非連結状態の重なり連結部を示す斜視図である。
蓋固定バンド20は、蓋固定バンド7の凹み顎部14と
凸顎部17の構成を、該顎部14、17より、より突出
させた凹み顎部21と凸顎部22に変え、連結する部分
を2箇所(連結部分15a,15bと18c,18b)
としたものである。他の構成は蓋固定バンド20と同じ
であるので説明を省略する。
【0019】<実施の形態3>図19は本発明の実施の
形態3の、非連結状態の重なり連結部を示す斜視図、図
20は同じ実施の形態3の連結状態の重なり連結部を示
す斜視図である。蓋固定バンド25は蓋固定バンド20
の構成に加えて、連結部分15a,15bそれぞれの先
方に封印片嵌入突出孔26,27を設け、凸連結部分は
まり孔16c,16bの奥側には封印片嵌入突出孔2
6,27に下方から入る、片を折り立ち上げてなる封印
片28,29を設け、該28,29には針金などの封印
部材を取り付けるための封印孔30をあけ設けたもので
ある。封印片28,29は連結外側部11に上に折り曲
げたり、封印孔30に針金などの封印部材差し込むなど
する。蓋固定バンドの固定状態を封印できるので、蓋の
開きが行われたことが分かる。封印片嵌入突出孔26,
27に封印封印片28、29が嵌入することにより、そ
れ自体連結状態を強化し縦ずれを防止するものであっ
て、より高信頼性の蓋固定バンドを実現する。 また、
封印片を連結外側部の上部に折り曲げることにより、顎
同士のかみ合いを外れがたいものにできるので、より高
信頼性の蓋固定バンドを実願する。
【0020】また、封印片28,29の封印孔30,3
0に一本の針金や鋼を通すことにより、封印を実現する
と共により高信頼の連結固定状態を実現する。この技術
思想、この構成によれば、複数の封印片と複数の封印片
嵌入突出孔のみで、強力な連結固定を実現することがで
きる。且つ,掛かり合う顎部がないので繰り返し使用で
きる蓋固定バンドを実現する。
【0021】<実施の形態4>図21は本発明の実施の
形態4の、封印部の封印状態を示す斜視図である。蓋固
定バンド32は、蓋固定バンド20の構成に加えて、連
結外側部11の先端縁の一部を外側に押し出して封印突
出部33を設け、該封印突出部33の上部に封印孔34
をあけ、連結内側部12の凹み連結部分はまり孔16b
の奥側に、封印突出部33より小山の封印突出部35が
奥側を開口させて設けられ、該封印突出部35の上部に
は封印孔36(図示されず)があけられ設けてなる。連
結固定状態で封印突出部33と封印突出部35は重な
り、封印孔34と36が重なる。図のように封印手段3
7を封印孔34,36に通し封印する。
【0022】<実施の形態5>図22は本発明の実施の
形態5の、重なり連結部の非連結状態を示す斜視図、図
23は同じ実施の形態5の重なり重なり連結部の連結状
態を示す斜視図である。蓋固定バンド38は、蓋固定バ
ンド20の凹み連結部分15a,15bに変えて、両側
部に切込を入れ根元を繋いだ状態の連結部分形成片を押
し込んで形成した凹み連結片39,40と凸連結片4
1,42を設けたものである。連結状態においては凹み
連結片39,40の先方と前記凸連結片41,42の先
方が噛合い重なり合うようにしてなる。連結部分が切込
を入れて適宜に押し出すだけの成形であるので、金型な
どの低コストを可能とする。
【0023】
【発明の効果】収納容器の天蓋を固定する切断されたリ
ング状部材からなる固定バンド(蓋固定バンド)として
使用した場合の効果について説明するが、当然一般的な
結束バンドとしても使用できるのであり、そのものも同
じような効果を奏するものである。固定バンドの発明
は、凹み形成された凹み連結部分の凹み顎部と凸形成さ
れた凸連結部分の凸顎部が噛み掛り合ってバンド本体の
端方同士を連結し結束状態や絞めつけ状態を固定するも
のであるので、次ぎに述べるような効果を奏する。 1. 連結部分が凹み形成及び凸形成構造であるので、顎
部や連結部分が衝撃などがあっても容易には捲りあがら
ない極めて強靭な構造となっており、安定性,安全性の
高信頼性を実現している。特に各連結部を複数並べ設け
その複数箇所が、結束や絞めつけの固定状態においては
噛み掛り合う構造にすることにより、より高い高信頼性
を実現している。 2. 連結外側部と連結内側部の間で凹み連結部分と凸連
結部分が位置する構成であるので、外側に突出する顎部
などが突出しない引っかかり部分のない安全性と美観に
優れた構造となっている。 3. 連結外側部と連結内側部の間にマイナスドライバー
等を差し込み起こすだけで簡単に、顎部分の歯合状態を
解除できるので、ラグタイプのものに比べて、短時間で
天蓋の取り外しができる。 4. ラグタイプに比べて構成が単純でシンプルであるの
で、材料費、金型経費及び設備費が少なくて済む。例え
ば、バンド本体を切断したリング形状からなる20リッ
トル・ペール缶の蓋の固定バンドとした場合、材料が従
来技術であるレバーバンドタイプの250グラムに対し
て約187グラムとなり、材料量を75パーセントにで
きると共に、スクラップ率をレバータイプの21パーセ
ントに対して0.4パーセントと極端に減少させること
ができ、材料費の大幅な削減を実現する。三種類8本の
リベットを無用にできる。大型プレス,製造金型が5
面、組立用製品リベットセッターや各組立装置などが必
要なく、設備及び組立用設備、これに関わる作業者及び
管理技術者が不要となる。部品が軽量且つ点数が1つと
なるので、設備償却費や部品のそのランニングストック
の大幅な低減を実現し、且つ管理、運搬、事務処理等に
かかっていた費用を大幅に削減できる。レバーバンド1
5工程に対して僅か1〜数工程のみで製作できる。構成
が一枚の金属製帯板を打ち抜き、リング状に変形成形す
るものであるので、全自動化、無人化が容易に可能であ
る。レバーバンドタイプに比べて製造機械や組立てライ
ンが極端に少なくてすみ、短時間で製造できるので、少
スペース高生産性を実現する。レバーバンドタイプと比
較して、打ち抜き・打ち出し装置のみか、ロールの製造
設備のみかそれに打出し設備を加えた製造設備のみでの
製造が可能となるので、稼動設備が大幅に縮小され、人
件費の大幅な削減、電力など大幅なエネルギー消費の節
約を実現する。上記のように、大幅なコスト削減を実現
し安価で高品質,高信頼性の固定バンドを実現する。
【0024】また、凸連結部分はまり孔と凹み連結部分
はまり孔を設けてなる固定バンドは、凹み連結部分と凸
連結部分が対応するはまり孔にはまり込む構造であるの
で、前述した効果に加えて次ぎに述べるような効果を奏
する。 1.凹み顎部と凸顎部が突出してなるので、噛み掛り合
い部分が深く多くなり、より強靭で安定性、信頼性の高
いものを実現する。 2.はまり孔が位置決め及び位置固定の機能を果たし、
確実に凹み顎部と凸顎部の噛み掛り合いを実現し、且
つ、連結顎部とはまり孔のはまりあいによる引っ掛かり
構造によりり縦にずれ外れることのない高信頼性を実現
している。 3.連結部分がはまり孔にはまり込むことにより、連結
外側部と連結内側部が隙間なく密着すると共に、連結外
側に凸連結部分が突出することもなく、引っかかり部分
のない安全性、美観性に優れたものにできる。 4.凸連結部分と凹み連結部分の高さ深さを部材の肉厚
程度と最小限にできるので、突起部分のない高品質の固
定バンドを実現する。
【0025】凹み連結部分が根元側から凹み顎部に向か
って順次深くなるようにテーパー形状をし、凸連結部分
が根元側から凸顎部に向かって順次高くなるようにテー
パー形状をしてなる固定バンドは、締め付けの際に凹み
連結部分と凸連結部分が重なりすれ違うのであるが、関
係は引っかかりのないのぼりテーパーとなっているの
で、スムーズにすれ違い顎部同士の噛み掛り合い状態と
なる。これは特に、複数の凹み連結部分と凸連結部分を
並べ設けた場合に、順次締め付けて行くのであるが、締
め付けるごとに引っかかりなく次ぎの顎部同士の噛み掛
り合いへとスムースに移行する、全体として良好なラチ
ェト機能を果たす構造を実現する。
【0026】凹み連結部分と凸連結部分を適宜な間隔で
複数設け、結束や絞めつけの際には凹み顎部と凸顎部の
噛み掛り合いが複数箇所になるようにしてなる固定バン
ドは、結束や時には複数の顎部の噛み掛り合い状態を実
現しているので、極めて強靭強固な結束状態や絞めつけ
状態を実現した高信頼性を得る。また、連結部分がラチ
ェット機構を構成するので、絞めつけ操作が容易であ
る。
【0027】また、凹み連結部分と凸連結部分に変え
て、孔を形成する際に打ち抜く打抜部分の全部をあるい
は一部を打ち抜くことなく一辺をバンド本体と繋いだ状
態にして連結部分形成片として残し、該連結部分形成片
を前記孔から適宜な状態まで押し出して形成されてなる
凹み連結部分と凸連結部分を設けてなるものは、凹み連
結部分と凸連結部分が対抗する孔にはまるので、前記の
ものの効果に加えて縦ずれし難いという効果を奏する。
【0028】収納容器の蓋固定バンドの発明は、上記固
定バンドの発明の効果に加えて、締め付けは従来のレバ
ーバンドタイプの蓋固定バンドにより行うことができる
ので、特別の締め付け具やカシメ具を必要とせず、すぐ
に導入が可能であると共に軽労力、低コストを実現す
る。また、収納容器に絞めつけ定した場合に、突出部分
がないので並べ重ねた収納がしやすい。天蓋は無傷であ
るので繰り返し使用することができる。ラグタイプの天
蓋の持っていた問題点はほとんど解決される。また、肉
厚1.0mm、重量175g、鋼製部材からなる、20
リットル・ペール缶の蓋を固定する固定バンドにおいて
は、水圧、気密落下の各テストにおいては、従来の固定
バンドと同等の結果が得られた。そのスクラップの発生
率は0.4パーセント、従来のものとの重量比で略8分
の1と極めて少ないものである。収納容器の発明も同じ
ような効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の収納容器の組み立て分
解斜視図。
【図2】本発明の実施の形態1の収納容器本体に天蓋を
被せ蓋固定バンドにより締め付け固定した状態を示す部
分切断端面図。
【図3】本発明の実施の形態1の蓋固定バンドを示す正
面図及び底面図。
【図4】本発明の実施の形態1の蓋固定バンドの重なり
連結部の連結外側部と連結内側部を離した状態を示す拡
大正面図。
【図5】本発明の実施の形態1の凹み連結部分と連結外
側部の一部を示す拡大正面図。
【図6】本発明の実施の形態1のA−A線切断断面図。
【図7】本発明の実施の形態1のB−B線切断断面図。
【図8】本発明の実施の形態1のC−C線切断断面図。
【図9】本発明の実施の形態1の凸連結部分と連結内側
部の一部を示す拡大正面図。
【図10】発明の実施の形態1のD−D線切断断面図。
【図11】本発明の実施の形態1のE−E線切断断面
図。
【図12】本発明の実施の形態1のF−F線切断断面
図。
【図13】本発明の実施の形態1の顎部がはまり孔には
まる手前の状態を示す部分拡大断面図。
【図14】本発明の実施の形態1の顎部同士の噛み掛り
合う手前の状態を示す部分拡大断面図。
【図15】本発明の実施の形態1の顎部同士が噛み掛り
合った状態を示す部分拡大断面図(J−J線切断断面
図)。
【図16】本発明の実施の形態1の顎部同士が噛み掛か
り合った状態を示す部分拡大正面図。
【図17】本発明の実施の形態1のG−G線切断断面
図。
【図18】本発明の実施の形態2の非連結状態の重なり
連結部を示す斜視図。
【図19】本発明の実施の形態3の非連結状態の重なり
連結部を示す斜視図。
【図20】本発明の実施の形態3の連結状態の重なり連
結部を示す斜視図。
【図21】本発明の実施の形態4の封印部の封印状態を
示す斜視図。
【図22】本発明の実施の形態5の重なり連結部の非連
結状態を示す斜視図。
【図23】本発明の実施の形態5の重なり重なり連結部
の連結状態を示す斜視図。
【図24】従来技術のレバーバンドタイプの蓋固定バン
ドを示す平面図及びH−H線切断拡大断面図。
【図25】従来技術のラグタイプの天蓋を示す斜視図。
【図26】従来技術のラグタイプの天蓋の収納容器への
固定状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
1・・・・収納容器 2・・・・蓋固定縁 3・・・・収納容器本体 4・・・・開口部 5・・・・天蓋 6・・・・重なり連結部 7・・・・蓋固定バンド 8・・・・縁はまり部 9・・・・パッキン 10・・・・バンド本体 11・・・・連結外側部 12・・・・連結内側部 13a・・・凸連結部分はまり孔 13b・・・凸連結部分はまり孔 13c・・・凸連結部分はまり孔 14・・・・凹み顎部 15a・・・凹み連結部分 15b・・・凹み連結部分 15c・・・凹み連結部分 16a・・・凹み連結部分はまり孔 16b・・・凹み連結部分はまり孔 16c・・・凹み連結部分はまり孔 17・・・・凸顎部 18a・・・凸連結部分 18b・・・凸連結部分 18c・・・凸連結部分 20・・・・蓋固定バンド 21・・・・凹み顎部 22・・・・凸顎部 25・・・・蓋固定バンド 26・・・・封印片嵌入突出孔 27・・・・封印片嵌入突出孔 28・・・・封印片 29・・・・封印片 30・・・・封印孔 32・・・・蓋固定バンド 33・・・・封印突出部 34・・・・封印孔 35・・・・封印突出部 36・・・・封印孔 38・・・・蓋固定バンド 39・・・・凹み連結片 40・・・・凹み連結片 41・・・・凸連結片 42・・・・凸連結片 50・・・・蓋固定バンド 51・・・・バンド本体 52・・・・フラットバー 53・・・・レバー 54・・・・フック 55・・・・リベット 58・・・・天蓋 59・・・・爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 63/12 B65D 39/02 B65D 45/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド本体と、 このバンド本体の一方の端方からなる外側に位置する連
    結外側部、この連結外側部の内側に位置して該連結外側
    部と重なる前記バンド本体の他方の端方からなる連結内
    側部、前記連結外側部と前記連結内側部とからなる重な
    り連結部と、 前記連結外側部に形成されたカット部、このカット部を
    端にして前記連結外側部の端方側に凹み形成された凹み
    連結部分と、 この凹み連結部分の前記カット部側に形成された凹み顎
    部と、 前記連結内側部に形成されたカット部、このカット部を
    端にして前記連結内側の端方側に凸形成された凸連結部
    分と、 この凸連結部分の前記カット部側に形成された凸顎部と
    からなり、 前記凹み顎部あるいは前記凸顎部が突出してなり、前記
    凹み顎部と前記凸顎部が噛み掛かり合って前記バンド本
    体の結束状態や絞めつけ状態を固定するようにしてなる
    固定バンド。
  2. 【請求項2】凹み顎部の前方に凸連結部分がはまる凸連
    結部分はまり孔を設け、凸顎部前方に凹み連結部分がは
    まる凹み連結部分はまり孔を設け,前記凹み顎部と前記
    凸顎部が噛み掛り合い状態にあるとき、凸連結部分がは
    まる凸連結部分はまり孔にはまり込み、凹み連結部分が
    はまる凹み連結部分はまり孔にはまり込むようにしてな
    る請求項1記載の固定バンド。
  3. 【請求項3】 凹み連結部分が根元側から凹み顎部に向
    かって順次深くなるようにテーパー形状をし、凸連結部
    分が根元側から凸顎部に向かって順次高くなるようにテ
    ーパー形状をしてなる請求項1又は2記載の固定バン
    ド。
  4. 【請求項4】 凹み連結部分と凸連結部分を適宜な間隔
    で複数設け、結束や絞めつけの際には凹み顎部と凸顎部
    の噛み掛り合いが複数箇所になるようにしてなる請求項
    1,2又は3記載の固定バンド。
  5. 【請求項5】凹み連結部分と凸連結部分に変えて、孔を
    形成する際に打ち抜く打抜部分の全部をあるいは一部を
    打ち抜くことなく、一辺をバンド本体と繋いだ状態にし
    て連結部分形成片として残し、該連結部分形成片を前記
    孔から適宜な状態まで押し出して形成されてなる凹み連
    結片と凸連結片を設け、 連結状態においては前記凹み連結片の先方と前記凸連結
    片の先方が噛合い重なり合うようにしてなることを特徴
    とする請求項1,2,3又は4記載の固定バンド。
  6. 【請求項6】 断面が略くの字形状、台形形状、Uの字
    形状、半円形状などのリング状部材からなるバンド本体
    と、 このバンド本体の一方の端方からなる外側に位置する連
    結外側部、この連結外側部の内側に位置して該連結外側
    部と重なる前記バンド本体の他方の端方からなる連結内
    側部、前記連結外側部と前記連結内側部とからなる重な
    り連結部と、 前記連結外側部にバンド方向に適宜な間隔で複数箇所に
    並べ設けられた凸連結部分はまり孔と、 この凸連結部分はまり孔の前側縁を凹み形成して該凸連
    結部分はまり孔側に突出する凹み顎部と、 この凹み顎部を最深み端にして前側に順次浅くなるよう
    に凹みテーパー形成された凹み連結部分と、 前記連結内側部にバンド方向に適宜な間隔で複数箇所に
    並べ設けられた凹み連結部分はまり孔と、 この凹み連結部分はまり孔の前側縁を凸形成して該凹み
    連結部分はまり孔側に突出する凸顎部と、 この凸顎部を最高端にして前側に順次低くなるように凸
    テーパー形成された凸連結部分とからなり、 絞めつけて蓋を収納容器に固定する際には、前記凸連結
    部分が前記凸連結部分はまり孔にはまり込み、前記凹み
    連結部分が前記凹み連結部分はまり孔にはまり込み、前
    記凸顎部と凹み顎部が複数箇所で噛み掛り合うように配
    列されてなる収納容器の蓋固定バンド。
  7. 【請求項7】 上部が全面開口した収納容器本体と、 この収納容器の開口部縁を外側に巻き込み突出形成した
    蓋固定縁と、 この蓋固定縁に被さり密着する縁はまり部を有する前記
    収納容器本体の開口部を密封する天蓋と、 断面が略くの字形状等の金属製リング状部材からなり、
    端方が重なり合うようにしてなるバンド本体、このバン
    ド本体の一方の端方からなる外側に位置する連結外側
    部、この連結外側部の内側に位置して該連結外側部と重
    なる前記バンド本体の他方の端方からなる連結内側部、
    前記連結外側部と前記連結内側部とから重なり連結部、
    前記連結外側部にバンド方向に適宜な間隔で複数箇所に
    並べ設けられた凸連結部分はまり孔、この凸連結部分は
    まり孔の前側縁を凹み形成して該凸連結部分はまり孔側
    に突出する凹み顎部、この凹み顎部を最深み端にして前
    側に順次浅くなるように凹みテーパー形成された凹み連
    結部分、前記連結内側部にバンド方向に適宜な間隔で複
    数箇所に並べ設けられた凹み連結部分はまり孔、この凹
    み連結部分はまり孔の前側縁を凸形成して該凹み連結部
    分はまり孔側に突出する凸顎部、この凸顎部を最高端に
    して前側に順次低くなるように凸テーパー形成された凸
    連結部分とからなり、結束状態や絞めつけ状態において
    は、前記凸連結部分が前記凸連結部分はまり孔にはまり
    込み、前記凹み連結部分が前記凹み連結部分はまり孔に
    はまり込み、前記凸顎部と凹み顎部が複数箇所で噛み掛
    り合うように配列されてなるる蓋固定バンドと、 前記天蓋を前記収納容器の開口部に被せ、前記蓋固定バ
    ンドで前記蓋固定縁と前記縁はまり部を挟み、該蓋固定
    バンドを締め付けることにより該蓋固定バンドの断面略
    くの字形状構造が上下から前記蓋固定縁及び前記縁はま
    り部を押さえ付けて合わせ、前記天蓋を前記収納容器の
    開口部に固定するようにしてなることを特徴とする収納
    容器。
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