JP2007315021A - 道路反射鏡における組付け方法および組付け構造 - Google Patents

道路反射鏡における組付け方法および組付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 鏡面部材および裏板部材の固定を楽に行い得る組付け方法およびその組付け構造の提供。
【解決手段】 道路反射鏡1における組付け方法であって、鏡面部材2と裏板部材3とを同一中心として鏡面部材の裏面側bと裏板部材8の表面側aとを重ねるようにすることで枠部6どうしを重ねる工程と、先端に凸部を有する押圧具と、軸線周りの浅溝と浅溝の外側の深溝とを有する凹部を形成した受け台とにおける凸部および凹部どうしを位置合わせして両枠部6を挟持する工程と、押圧具と受け台とを相対的に接近させて、枠部6どうしを加圧して両者を一体に塑性変形させる工程と、押圧具と受け台とで枠部6どうしをさらに加圧することで、何れか一方の枠部側における凸部周りの肉の張出し量に比べて他方の枠部側における凸部周りの張出し量を大きくするよう塑性変形させる工程とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鏡面部材と裏板部材とを有する道路反射鏡、あるいは鏡面部材と裏板部材、および降雨に伴う汚れを防止するためのフードを有する道路反射鏡の組付け方法および組付け構造に関する。
一般に道路反射鏡は、鏡面部材および裏板部材を有している。これら鏡面部材および裏板部材はその外周部で固定されることで一体化されている。一般に、鏡面部材の外周部および裏板部材は金属で形成されており、これら金属どうしを固定する固定手段としてボルト・ナットが用いられている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、鏡面部材および裏板部材の外周部に所定間隔置きに取付け孔を形成し、鏡面部材および裏板部材の外周部に形成した取付け孔どうしを位置合わせしてこれにボルトを通してナットで締結することで、両部材どうしを固定するという組付け方法が採用されている。
特開2002−97612号公報
上記のような組付け方法では、鏡面部材および裏板部材の外周部に所定間隔置きに取付け孔を形成し、取付け孔どうしを位置合わせして、ボルト・ナットで締結するというものであるから、その作業は大変であり手間がかかる。
そこで本発明は、道路反射鏡の組付け(組立て)を楽に行い得る組付け方法、組付け構造の提供を課題とする。さらに、降雨に伴う鏡面部材の汚れを防止するためにフードを有している道路反射鏡においても、道路反射鏡の組付け(組立て)を楽に行い得る組付け方法、組付け構造の提供を課題とする。
本発明は、外周部に塑性変形可能な枠部を有する鏡面部材と、該鏡面部材の裏側に設けられて少なくとも外周部に塑性変形可能な枠部を有する裏板部材とを備える道路反射鏡の組付け方法であって、鏡面部材と裏板部材とを同一中心として鏡面部材の裏面側と裏板部材の表面側とを重ねるようにすることで枠部どうしを重ねる工程と、先端に凸部を有する押圧具と軸線周りの浅溝と該浅溝の外側の深溝とを有する凹部を形成した受け台とにおける前記凸部および凹部どうしを位置合わせして両枠部を挟持する工程と、押圧具と受け台とを相対的に接近させて、枠部どうしを加圧して両者を一体となるように塑性変形させる工程と、押圧具と受け台とで枠部どうしをさらに加圧することで、何れか一方の枠部側における凸部周りの肉の張出し量に比べて他方の枠部側における凸部周りの張出し量を大きくするよう塑性変形させる工程とを有することを特徴としている。
上記組付け方法のように、凸部を有する押圧具と、凹部を形成した受け台を用いて鏡面部材および裏板部材の枠部を塑性変形させることで固定するから、鏡面部材および裏板部材の枠部どうしに取付け孔を形成する必要がなく、両枠部、すなわち鏡面部材および裏板部材どうしの取付け作業が楽であり、取付け孔を枠部に形成しないから、降雨に依る錆の発生が抑制される。
そして、何れか一方の枠部側における凸部周りの肉の張出し量に比べて他方の枠部側における凸部周りの張出し量を大きくするよう塑性変形させるから、鏡面部材と裏板部材との分離を確実に防止できる。
なお、一般に、鏡面部材および裏板部材は正面視して円形が主たる形状であるが、これに限定されるものではなく、例えば矩形の場合も考えられる。
本発明では、枠部の一部を塑性変形させるから、その材料はステンレス等の金属材料が好適である。特に、鏡面部材として、枠部を含めて一枚ものから形成してもよいし、枠部は別部材として設けることも可能である。
本発明の道路反射鏡における組付け方法では、鏡面部材は裏板材に対して凹となるよう前方へ向けて湾曲した鏡面部を有し、枠部は鏡面部の外周部で後方へ向けて折曲げられ、裏板材の枠部は後方に折曲げられており、鏡面部材と裏板部材とを同一中心として鏡面部材の裏面側と裏板部材の表面側とを枠部どうしを裏板材の面方向で重ならせることを特徴としている。
面方向とは、板面の広さ方向のことであり、鏡面部材および裏板部材が円形である場合は、面に沿う方向、すなわち径方向のことをいう。
上記組付け方法では、互いに後方に折曲げた枠部どうしを裏板材の面方向で重ならせ、一方の枠部の肉が他方の枠部に入り込むよう塑性変形させることで、枠部に取付け孔を形成することなく、両部材どうしを組付けることができるから、組付け作業を楽に行うことができる。
本発明の道路反射鏡における組付け方法では、凸部を、その先端を小径にした円錐台形状に形成した押圧具を用いることを特徴としている。
上記形状の凸部は円錐台形状に形成されていることで、その外面が先端縮小形状のテーパ面となっているから、このような押圧具を用いて枠部どうしを塑性変形させて両部材どうしを一体化させた後は、押圧具を容易に引抜くことが可能になり、両部材どうしの組付け作業を楽に行うことができる。
本発明の道路反射鏡における組付け方法では、凹部に流れた肉によって突出した突出部のうち、少なくとも凹部の深溝に流れた肉を平坦になるよう矯正する工程をさらに有することを特徴としている。
上記工程により鏡面部材あるいは裏板部材から突出した部分のうち、少なくとも凹部の深溝に流れた肉を平坦にできるから、外観性を向上させることができ、平坦にした分だけ大きな応力集中が働く部位を解消することができるから、その分だけ確実に、且つ長期的に両部材の固定状態を保持することが可能になる。
本発明の道路反射鏡における組付け方法は、平坦な受け面を有する受け台の、該受け面に突出部を圧接することを特徴としている。このような方法により、鏡面部材あるいは裏板部材の突出した部分のうち少なくとも凹部の深溝に流れた肉を容易に平坦にすることができ、外観性が向上し、また、大きな応力集中が働く部位を容易に解消することができる。
本発明における道路反射鏡における組付け構造は、外周部に枠部を有する鏡面部材と、該鏡面部材の裏側に設けられて外周部に枠部を有する裏板部材とを備えた道路反射鏡における前記鏡面部材と裏板部材との組付け構造であって、鏡面部材と裏板部材の枠部どうしが重ねられ、何れか一方の枠部における肉の一部が他方の枠部に塑性変形して入り込んでおり、且つ該入り込んだ肉は、一方の枠部側の枠部面方向への張出し量に比べて他方の枠部における枠部面方向への張出し量を大きくさせていることを特徴としている。
上記構成によれば、鏡面部材および裏板部材の枠部を塑性変形させることで固定しているから、枠部に取付け孔を形成する必要がなく、鏡面部材と裏板部材の両部材どうしの取付け作業が楽な組付け構造となり、何れか一方の枠部側における凸部周りの肉の張出し量に比べて他方の枠部側における凸部周りの張出し量を大きくするよう塑性変形させているから、鏡面部材と裏板部材との分離を確実に防止できる組付け構造となる。
また、取付け孔を枠部に形成しないから、降雨に依る錆の発生を抑制することができる。
本発明の道路反射鏡における組付け構造は、他方の枠部に入り込んだ肉は、一方の枠部の一部に窪みを形成することで塑性変形された構成を有していることを特徴としている。上記構成の組付け構造では、窪みを形成させて、これによって両部材を塑性変形させて両部材が一体になるよう接合している。
本発明の道路反射鏡における組付け構造は、窪みの側壁面は他方の枠部側に向けて狭くなるテーパ面とされていることを特徴としている。上記構成のように窪みの側壁面をテーパ面とすることにより、塑性変形時の作業が楽になる。
本発明の道路反射鏡における組付け方法は、鏡面部材の降雨に伴う汚れを防止する合成樹脂製のフードを有した道路反射鏡において、フードにおける取付け部の一部を穿設することで押圧具の凸部を挿入する挿通孔部を形成し、鏡面部材と裏板部材とを同一中心として鏡面部材の裏面側と裏板部材の表面側とを重ね、さらにフードの取付け部を鏡面部材または裏板部材の一方に当て部材を少なくともフードの取付け部に重ねて、少なくとも鏡面部材と裏面部材の枠部どうしを塑性変形させるとともに、当て板部材をフードの取付け部に圧接する工程を有することを特徴としている。
上記方法によれば、フードが合成樹脂製であったとしても、フードの取付け部に形成した挿通孔部に押圧具の凸部を挿入することで、当て部材と鏡面部材および裏板部材の塑性変形によって、フードの局部破壊等を抑えつつ、フード、鏡面部材および裏板部材の三者を一体化することができる。
本発明の道路反射鏡における組付け方法によれば、凸部を有する押圧具と、凹部を形成した受け台を用いて鏡面部材および裏板部材の枠部を塑性変形させることで固定するから、枠部に取付け孔を形成する必要がなく、両部材どうしの取付け作業が楽であり、何れか一方の枠部側における凸部周りの肉の張出し量に比べて他方の枠部側における凸部周りの張出し量を大きくするよう塑性変形させるから、鏡面部材と裏板部材との分離を確実に防止できるという優れた効果がある。
発明の道路反射鏡における組付け構造によれば、枠部に取付け孔を形成する必要がないから降雨による錆の発生を抑制することができ、何れか一方の枠部側における凸部周りの肉の張出し量に比べて他方の枠部側における凸部周りの張出し量を大きくするよう塑性変形させた構成であるから、鏡面部材と裏板部材との分離を確実に防止できるという優れた効果がある。
以下、本発明の実施形態に係る道路反射鏡を、図面に基づいて説明する。図1は道路反射鏡の分解側面図、図2は道路反射鏡の正面図、図3は要部拡大断面図、図4ないし図7は製造方法(組付け方法)を示す説明図である。なお、これらの図では道路反射鏡1は一個のみ示しているが、道路反射鏡1の設置場所によっては、支柱Pに対して、例えば段違いに、あるいは異なる向きに複数個配置することも考えられる。
図1および図2に示すように、本発明の実施形態に係る道路反射鏡1は、鏡面部材2と、裏板部材3と、フード4とを備える。フード4は降雨による鏡面部材2の汚れを防止するものである。図ではフード4は正面視して円弧状に形成され、鏡面部材2(裏板部材3)の上方に配置されている。鏡面部材2は前方Aに向けて所定の曲率で凸となる正面視して円形の鏡面部5と、該鏡面部5の外周全域に亙って鏡面部5に一体形成される鏡面枠部6とから構成されている。鏡面枠部6は、鏡面部5から水平且つ後方Bに向けて環状に形成されている。このような鏡面部材2は、例えばステンレス(金属の一例)をプレス成形することで形成される。なお、フード4は合成樹脂から上方へ凸となるよう形成されており、その取付け部分が裏板枠部8と鏡面枠部6にリベット止めされることで固定される。
鏡面部5の前表面5aは鏡面となるよう鏡面研磨(鏡面加工)されており、したがって、別部材を設けることなくそれ自体の表面が反射鏡の機能を有するよう構成されている。鏡面部5の曲率は、一般の道路反射鏡とかわるところはないので、その説明を省略する。
裏板部材3は背面視して(正面視しても同様)円形に形成された略平板状の本体板部7と、その外周全域に亙って設けられた裏板枠部8とから一体形成されている。裏板枠部8は本体板部7から水平且つ後方Bに向けて環状に形成されている。図示しないが、本体板部7のは、その板面を塑性変形させて補強するためのリブが形成されている。なお、裏板部材3の本体板部7の背面7aには、図1の仮想線示すように、支柱Pが直接的あるいは間接的に取付けられることで、道路反射鏡1は、視界の悪い道路のカーブ部分に設置される。
前記鏡面枠部6の内径と裏板枠部8の外径とは実質的に同一に形成されて、両枠部6,8が本体板部7の板面広さ方向、即ち径方向Dで、両枠部6,8の前方A隅部が当接するよう重ねられている。図3に示すように、道路反射鏡1は、鏡面枠部6と裏板枠部8とを上記のようにして重ねた上で、両枠部6,8を離反不可能に、すなわち一体的に取付ける組付け構造10を有する。
すなわち、図3および図7(c)に示すように、組付け構造10は、鏡面部材2と裏板部材3の両枠部6,8どうしが重ねられたうえで、何れか一方の枠部における金属の肉の一部が他方の枠部における金属の肉に塑性変形して入り込んでおり、且つ該入り込んだ肉は、一方の枠部側の枠部面方向への張出し量に比べて他方の枠部における枠部面方向への張出し量を大きくさせている構成である。
この実施形態では一方の枠部を裏板枠部8とし、他方の枠部を鏡面枠部6としている。しかし、この関係は逆であってもよい。図1ないし図7で示した実施形態では、前述したように、一方の枠部を裏板枠部8とし、他方の枠部を鏡面枠部6として説明する。
この実施形態における組付け構造10は、円柱状窪み11が裏板枠部8の周方向複数箇所(例えば90°置きに四箇所)形成されており、円柱状窪み11が形成されることにより、裏板枠部8における円柱状窪み11周りの金属肉12が鏡面枠部6側に塑性変形するように移動している(金属の肉が流れている)。換言すれば、該円柱状窪み11周りの金属肉12は、鏡面枠部6の一部に形成される挿入スペース13に塑性変形して流れ込んでいる。さらに、円柱状窪み11周りの深溝27は、底面30の外周縁辺に連続してさらに下方へえぐるようにした内周壁面31を有し、内周壁面31は環状に形成されている。内周壁面31に連続する底面31aとなっている。この円柱状窪み11周りの金属肉12は、円柱状窪み11であるから円錐台形状となっているが、該窪みが角柱状であればそれに応じた形状となる。何れにしても、径方向外方側d1が径方向内方側d2に比べて窪み周りに大きな容積を有することで、径方向外方側d1に向けて広がるテーパ面d3を有して、裏板枠部8と鏡面枠部6とを前後に離反不可能な構成となっている。さらに、鏡面枠部6の外周面6aは平坦形状に形成されている。円柱状窪み11の底面11aは、鏡面枠部6側に位置している。
ここで、上記構成の道路反射鏡1の製造方法、特に、鏡面部材2と裏板部材3との組付け方法を説明するのに先立ち、両部材2,3を組付けるための治具を説明する。この治具は、図4に示すように、鏡面部材2と裏板部材3との組付けに用いる金型、すなわちダイス15(受け台に相当する)とポンチ16(押圧具に相当する)である。図4では、ダイス15とポンチ16との間に、これらダイス15とポンチ16によって形成される鏡面枠部6と裏板枠部8の断面形状(かしめ形状)を同時に示している。図5はダイス15とポンチ16を用いて、鏡面枠部6と裏板枠部8を上記断面形状とする過程を示している。
図4および図5に基づいて、ダイス15とポンチ16の形状を説明する。ダイス15は、本体部17が円柱状に形成されており、その上面(受け面)17aに、凹部25が形成されている。この凹部25の形状は、ダイス15の中心軸線15a(図4参照)周りに形成されるもので、軸線15a周りの浅溝26と、該浅溝26の径方向外方(外側)の深溝27とを有する。
浅溝26は、ダイス15の上面(環状の平坦面)17aからわずかに下方に位置した平坦な底面30を有している。深溝27は、底面30の外周縁辺に連続してさらに下方へえぐるようにした内周壁面31を有し、内周壁面31は環状に形成されている。内周壁面31に連続する底面31aは円弧状に形成され、深溝27は底面31aの外周部から上方に立上がって上面に至る外周壁面32を有する。
ポンチ16は円柱状の本体部18と、その一方の平面にさらに一方側(図では下方)に突出する凸部20を有する。両本体部17,18は略同一径に設定されている。凸部20は、その先端部21が、本体部18側の基端部22に比べて小径となる円錐台形状に形成されている。すなわち、凸部20の外周面23は、一方側に向けて小径となるテーパ面とされている。凸部20の先端面24は平坦面に形成されている。凸部20の高さh1は凹部25(浅溝26)の深さh2に比べて高く設定されている。
次に、上記構成のダイス15とポンチ16を用いて、鏡面部材2および裏板部材3とを一体化する手順、すなわち鏡面枠部6と裏板枠部8とを一体化する(かしめる)手順を説明する。まず、鏡面枠部6と裏板枠部8とを同一中心として鏡面部材2の鏡面枠部6の裏面6bと裏板部材3の裏板枠部8の表面8dとを重ねるようにすることで、両枠部6,8どうしを径方向Dで重ねる工程を行う。
続いて、ポンチ16の凸部20と、ダイス15の凹部25どうしを位置合わせして両枠部6,8を挟持する工程を行う〔図5(a)参照〕。さらに続いて、ポンチ16とダイス15とを相対的に接近させて(この場合、ダイス15に対してポンチ16を接近させる)、両枠部6,8どうしを径方向Dで加圧して両者を一体に塑性変形させる工程を行い、ポンチ16とダイス15とで両枠部6,8どうしをさらに加圧する〔図5(b)参照〕。このとき、凸部20の高さh1は凹部25(浅溝26)の深さh2に比べて高く設定しているから、ポンチ16の本体部18の前面18a(平坦面)は裏板枠部8の裏面8bに当接されない。そして例えば、凸部20によって形成される窪み8aの深さh4(図4参照)は両枠部6,8どうしを重ねた厚みt3に等しくなるように設定しておく。
このようにすることで、ポンチ16の凸部20によって窪み8aが形成される分だけ鏡面枠部6と裏板枠部8の肉が、凹部25内に流れることになる。特に、ポンチ16の凸部20によって凸部20に対向する鏡面枠部6の肉厚t1が凸部20周りの肉厚t2に比べて薄くなるよう押圧されることで、その分の肉が深溝27の底面31a側に流れることになる。そうすると、裏板枠部8側の金属肉12において、鏡面枠部6の窪み8a周りの張出し量δ1が裏板枠部8側の張出し量δ2に比べて大きくなるって、金属肉12がほぼ円錐台形状となり、鏡面枠部6の径方向外方に突出し、且つ環状の脚部35aを有して凹部25と相対形状の突片(突出部)35が形成されることになる。このように塑性変形させることで、鏡面枠部6と裏板枠部8、すなわち鏡面部材2と裏板部材3とは離脱不可能に固定されることになる。なお、ポンチ16の凸部20はその先端が小径となる円錐台形状に形成されているから、過大な押圧力を加えなくとも、裏板枠部8を押圧することでこれを変形させることが可能でもあり、組付け作業をいっそう楽にしている。
この実施形態における組付け方法では、さらに、前記突片35を潰して鏡面枠部6を平坦にする工程を有する。図6には、突片35を潰すための治具と、鏡面枠部6が平坦になった状態の断面図を描いている。鏡面枠部6を平坦にする手順に先立ち、このための治具を説明する。治具は、平坦な上面36aを有する円柱状のダイス36と、軸心方向同一断面の円柱状の凸部37を有するポンチ38により構成されている。ポンチ38の凸部37の径は、前記ポンチ16の凸部20の最大径に実質的に等しいものを用いている。特に、凸部37の先端面37aは平坦面である。凸部37の高さh3は、窪み8aの深さh4より小さく設定しておく。
突片35を潰して鏡面枠部6を平坦にする工程は、突片35の脚部35aをダイス36の上面36aに載せ、ポンチ38の凸部37で挟持して、凸部37を窪み8aに挿入して、ダイス36に向けて押圧する〔図7(b)参照〕。そうすると、ポンチ38の凸部37の径は、ポンチ16の凸部20の最大径に実質的に等しいから、凸部37を窪み8aに挿入すると、その分だけ金属肉12が外方に押圧されることになる〔図7(a)参照〕。
さらに、ダイス36を位置保持したままポンチ38をダイス36を接近させるよう押圧し、ポンチ38の前面38a(押圧面)を裏板枠部8の裏面8bに当接させ、さらに押圧する工程を行う。そうすると、突片35がポンチ38の前面38aとダイス36の上面36aとて強く圧接されて、裏板枠部8の裏面8bは平坦に保持されたまま、突片35が潰れて平坦になる。このとき、上記のように塑性変形した金属肉12は、さらに偏平な円錐台形状になる。これによって、いっそう鏡面枠部6と裏板枠部8とが強固に固定される。
その後は、図7(c)に示すように、ポンチ38を引抜くように取外し、ダイス36から一体化した鏡面枠部6と裏板枠部8とを取除く。したがって、この場合、かしめ部分(両枠部6,8の固着部分)における裏板枠部8の窪み8cはポンチ38の凸部37と相対形状である円柱状となっている。このような作業を、鏡面枠部6と裏板枠部8において突片35を有する複数箇所において行う。
以上のように、ポンチ38とダイス36を用いて鏡面枠部6と裏板枠部8とを塑性変形させることで両者を一体化することによれば、従来必要であった孔開け工程、孔どうしの位置合わせ工程、ボルト・ナットによる締結工程が不要になり、鏡面枠部6と裏板枠部8との取付けを楽に、且つ確実に行うことができる。
また、孔開けが不要になるから、この種の道路反射鏡1のように降雨・風雨に晒される物品においてはボルト・ナット部分から水が進入して、その部分が腐蝕するという状態を効果的に回避することができる。
上記実施形態では、鏡面枠部6と裏板枠部8とは後方に折曲して径方向で重ねて一体化したが、これに限定されるものではない。例えば、鏡面枠部6と裏板枠部8ともに径方向に沿わせ、これらを前後方向で重ねて、上記実施形態のようにして、鏡面枠部6と裏板枠部8とを塑性変形させることも可能である。この場合も、上記実施形態と同様に、両枠部6,8の組付けが楽であり、腐蝕が発生することを効果的に防止できる。さらに、鏡面枠部6と裏板枠部8とを折曲させる必要がない分だけ、製造が楽になる。
ところで、上記のように一般的に道路反射鏡1はフード4を有しているものが多い。上記実施形態では、フード4の取付け部分が裏板枠部8と鏡面枠部6にリベット止めされることで固定される例を示した。しかしながら本発明はこの実施形態に限定されるものではない。そこで、図8ないし図11に基づいて、フード4を含めた鏡面枠部6および裏板枠部8の組付け方法および組付け構造を説明する。
なお、図8ないし図11に示す実施形態では、裏板枠部8と鏡面枠部6とが図1ないし図7で示した場合とは逆にして、突片35が形成される側を裏板枠部8の場合の例として説明する。
図2および図8で示すフード4は、合成樹脂から形成されており、湾曲して前方に突出するフード本体40と、このフード本体40から後方へ向けて突出し、上方へ向けて凸となる取付け部41とを有する。取付け部41は、フード本体40とほぼ同一の周方向長さを有して、フード本体40に一体形成されている。取付け部41は所定間隔置きに穿設されて挿通孔部42が形成されている。フード本体40は、鏡面部材2全体をその外周で囲むように配置される場合もある。何れにしても、取付け部41は鏡面枠部6に重ねられている。
組付け構造10として、図8に示すように、鏡面枠部6に沿うように上方へ向けて湾曲した当て板部材43を有する。この当て板部材43は、一枚の湾曲した塑性変形可能な金属から形成され、取付け部41とほぼ同一の前後幅を有している。なお、当て板部材43は、取付け部41とほぼ同一の周方向長さを有している場合も考えられる。また、挿通孔部42に対応して、該挿通孔部42の重なるのに充分な面積を有した板体を、複数有する場合も考えられる。道路反射鏡1における他の構成は、上記実施形態と同様あるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、これらの図に示すところの道路反射鏡1におけるフード4を含めた鏡面部材2と裏板部材3の組付け方法を説明する。なお、図8で示した実施形態に用いる治具は、前述の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。この実施形態における組付け方法は、フード4の外周部に形成した取付け部41の一部を複数箇所穿設することで、ポンチ16の凸部20を挿入する挿通孔部42を形成する工程を有する。そして、上記実施形態と同様に、鏡面部材2と裏板部材3とを同一中心として、鏡面部材2の鏡面枠部6の裏面側と裏板部材3の裏板枠部8の表面側とを重ねるようにする。さらに、図8(a)に示すように、鏡面枠部6の径方向外方にフード4の取付け部41を重ね、さらにフード4の取付け部41の径方向外側に、塑性変形可能な材料で形成した金属製の当て板部材43を、フード4の取付け部41に形成した挿通孔部42に重なるようにする。このようにした状態で、当て板部材43を含めて鏡面枠部6および裏板枠部8を塑性変形させる工程を行うものである。
続いて、図8(b)に示すように、ポンチ16の凸部20をダイス15の凹部25に向けて押圧する。そうすると、ポンチ16の凸部20によって取付け部41がダイス15の凹部25に向けて窪むように変形する。このとき、フード4の取付け部41には挿通孔部42が形成されているから、取付け部41が合成樹脂で形成されていたとしてもフード4の取付け部41は挿通孔部42を挿通するようにして塑性変形するから、フード4が合成樹脂からなっていたとしても、局部的に破壊されることはない。
このようにすることにより、当て板部材43が挿通孔部42を挿通して凹部25に向けて窪むように塑性変形して、当て板部材43、フード4の取付け部41、および裏板枠部8と一体化することになる。部材の塑性変形(金属の肉の流れ)の状態は、上記図4に示した場合とほぼ同様である。なお、突片35の平坦化は上記実施形態と同様にして行うことが好ましい。
このように、フード4の取付け部41に形成した挿通孔部42を通して当て板部材43を塑性変形させて、塑性変形させた当て板部材43と塑性変形させた鏡面枠部6とでフード4の取付け部41を挟み込むようにするから、フード4が合成樹脂で形成されていたとしてもこれを破壊することなく一体化させることができ、両枠部6,8の組付けが楽であり、金属にビス孔等を形成する必要がないから腐蝕の発生を防止でき、長期的使用に耐え得る。
図9(a),(b)に、さらに別の実施形態を示す。この実施形態では突片35を平坦にした後に、ステム45(マンドレルともいう)を有するリベット46を用いてフード4を鏡面部材2と裏板部材3に一体化させるものである。すなわち、図1ないし図7で示した組付け構造10にリベット46が付加されている。リベット46はフード4の取付け部41に形成された挿通孔部42よりも大径の押え板片47(当て板部材に相当する)を有し、且つ先端に、鏡面枠部6に形成されている凹部6cにほぼ等しい径を有する嵌合凸片48が形成されている。
図9に示す場合では、嵌合凸片48を取付け部41に形成した挿通孔部42を挿通させて、さらに裏板枠部8の窪み8cに嵌合凸片48を挿入しステム45を所定の工具を用いて引抜くようにする。そうすると、裏板枠部8の窪み8c内で嵌合凸片48が拡径して、嵌合凸片48の外周面と窪み8cの周面とが強力に嵌合しあい、フード4の取付け部41、鏡面枠部6、および裏板枠部8の三者が一体化される。この実施形態の場合も、金属である鏡面枠部6、および裏板枠部8に孔を形成する必要がなく、さらに合成樹脂製のフード4も破壊することなく三者を一体化することができる。
図10および図11にさらに別の実施形態を示す。これは、挟み具50(当て板部材に相当する)を用いて、この挟み具50を含めて前記三者を一体化させる取付け構造10である。すなわちこの鏡面部材2と裏板部材3の組付け構造10は、挟み具50を有する。この挟み具50は、フード4の取付け部41に径方向外方から重ねられるU字形の押圧片51と、裏板枠部8に径方向内方から重ねられる押圧板52と、前記押圧片51と押圧板52をそれらの端部で一体化させる連結板53とから側面視コ字形に形成されている。押圧板52の板面には、ダイス15の凹部25に対向する孔部60が形成されている。連結板53において押圧片51と押圧板52の対面する高さHは、フード4の取付け部41、鏡面枠部6、および裏板枠部8の厚みを合計した値(重ねた値)とほぼ等しい。押圧片51は両側の押圧部54,54と、押圧部54,54どうしを端部で一体的に連結する連結部55とを有し、押圧部54,54の間は、ポンチ16の凸部20が挿入される開口56とされている。
この実施形態における鏡面部材2と裏板部材3の組付け方法においても、ポンチ16とダイス15を用いる。その構成は各実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。次に、図10および図11に基づいて組付け方法を説明する。図10(b)および図11(a)に示すように、フード4の取付け部41に挿通孔部42を形成した状態で、フード4の取付け部41、鏡面枠部6、および裏板枠部8を重ね、これら三者を挟み具50で挟持して、ダイス15上に挟み具50の押圧板52を載置するようにする。
続いて、図11(b)に示すように、ポンチ16の凸部20を挟み具50の開口56、フード4の取付け部41の挿通孔部42に挿入し、その後は、図1ないし図7で示した実施形態と同様にして、ポンチ16の凸部20をダイス15の凹部25に向けて押圧する。そうすると、同図に示すように、鏡面枠部6、裏板枠部8、および押圧板52のそれぞれがダイス15の凹部25に向けて塑性変形することになる。このとき、少なくとも裏板枠部8の金属肉12が押圧板52に入り込み、図11(b)に示すように、押圧板52の孔部60を挿通してむよう金属肉12が塑性変形して、凹部25と相対形状となるよう押圧板52には環状の脚部35aを有する突片35が形成されることになる。なお、裏板枠部8の窪み8a周りの張出し量において、鏡面枠部6側の張出し量δ1に比べて押圧板52側の張出し量δ2の方が大きくなる。
このように鏡面枠部6、裏板枠部8、および押圧板52を塑性変形させることで、フード4の取付け部41が、挟み具50の押圧部54,54と鏡面枠部6とで挟圧されて、且つ挟み具50、フード4の取付け部41、鏡面枠部6、および裏板枠部8が一体化されることになる。
図11(c)に示すように、ダイス36を用いて環状の脚部35aを潰して突片35の裏面を平坦にすることも可能である。これは上記図7で説明したものと同様の方法で行うことができる。これにより、上記のように塑性変形した金属肉12は、さらに偏平な円錐台形状になって、いっそうフード4の取付け部41、鏡面枠部6、および裏板枠部8が強固に固定されることになる。
本発明の道路反射鏡の分解側面図 同じく道路反射鏡の正面図 同じく要部拡大断面図 同じくポンチとダイスの形状を示すとともに製造方法(組付け方法)の途中を示す説明図 同じく製造方法を示す説明図で、(a)はポンチとダイスで鏡面枠部と裏板枠部とを挟持した断面図、(b)はポンチを打ち込んだ状態の鏡面枠部と裏板枠部との変形状態を示す断面図、(c)はポンチとダイスを取外した状態の塑性変形後の断面図 同じく次工程におけるポンチとダイスの形状を示すとともに製造方法(組付け方法)の途中を示す説明図 同じく製造方法を示す説明図で、(a)は突片をダイスに載置した状態の断面図、(b)はポンチを打ち込んだ状態の断面図、(c)はポンチとダイスを取外した状態の塑性変形後の断面図 別の実施形態の組付け構造および組付け方法を示し、(a)はポンチとダイスで当て板部材、フードの取付け部、鏡面枠部、および裏板枠部を挟持した断面図、(b)はポンチを打ち込んだ状態の塑性変形の状態を示す断面図 さらに別の実施形態の組付け構造および組付け方法を示し、(a)はリベットを打ち込む前の断面図、(b)はリベットを打ち込んだ後の断面図 さらに別の実施形態を示す組付け構造を示し、(a)は挟み具の斜視図、(b)は同じく断面図 さらに別の実施形態の組付け構造同および組付け方法を示し、(a)はポンチとダイスで挟み具、フードの取付け部、鏡面枠部、および裏板枠部を挟持した断面図、(b)はポンチを打ち込んだ状態の塑性変形の状態を示す断面図、(c)はポンチとダイスを取除いて脚部を平坦にした断面図
符号の説明
1…道路反射鏡、2…鏡面部材、3…裏板部材、4…フード、5…鏡面部、5a…前表面、6…鏡面枠部、7…本体板部、7a…背面、8…裏板枠部、8b…裏面、10…組付け構造、11…円柱状窪み、12…金属肉、27…深溝、6a…外周面、11a…底面、15…ダイス、16…ポンチ、17…本体部、17a…上面(受け面)、18…本体部、18a…前面、20…凸部、21…先端部、22…基端部、25…凹部15a…中心軸線、26…浅溝、30…底面、31…内周壁面、31a…底面、32…外周壁面、35…突片、35a…脚部、d3…テーパ面、40…フード本体、41…取付け部、42…挿通孔部、43…当て板部材、45…ステム、46…リベット、47…押え板片、48…嵌合凸片、50…挟み具、51…押圧片、52…押圧板、53…連結板、54…押圧部、56…開口、δ1…張出し量、δ2…張出し量

Claims (9)

  1. 外周部に塑性変形可能な枠部を有する鏡面部材と、該鏡面部材の裏側に設けられて少なくとも外周部に塑性変形可能な枠部を有する裏板部材とを備える道路反射鏡の組付け方法であって、鏡面部材と裏板部材とを同一中心として鏡面部材の裏面側と裏板部材の表面側とを重ねるようにすることで枠部どうしを重ねる工程と、先端に凸部を有する押圧具と軸線周りの浅溝と該浅溝の外側の深溝とを有する凹部を形成した受け台とにおける前記凸部および凹部どうしを位置合わせして両枠部を挟持する工程と、押圧具と受け台とを相対的に接近させて、枠部どうしを加圧して両者を一体となるように塑性変形させる工程と、押圧具と受け台とで枠部どうしをさらに加圧することで、何れか一方の枠部側における凸部周りの肉の張出し量に比べて他方の枠部側における凸部周りの張出し量を大きくするよう塑性変形させる工程とを有することを特徴とする道路反射鏡における組付け方法。
  2. 鏡面部材は裏板材に対して凹となるよう前方へ向けて湾曲した鏡面部を有し、枠部は鏡面部の外周部で後方へ向けて折曲げられ、裏板材の枠部は後方に折曲げられており、鏡面部材と裏板部材とを同一中心として鏡面部材の裏面側と裏板部材の表面側とを枠部どうしを裏板材の面方向で重ならせることを特徴とする請求項1記載の道路反射鏡における組付け方法。
  3. 凸部を、その先端を小径にした円錐台形状に形成した押圧具を用いることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の道路反射鏡における組付け方法。
  4. 凹部に流れた肉によって突出した突出部のうち、少なくとも凹部の深溝に流れた肉を平坦になるよう矯正する工程をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の道路反射鏡における組付け方法。
  5. 平坦な受け面を有する受け台の、該受け面に突出部を圧接することを特徴とする請求項4記載の道路反射鏡における組付け方法。
  6. 外周部に枠部を有する鏡面部材と、該鏡面部材の裏側に設けられて外周部に枠部を有する裏板部材とを備えた道路反射鏡における前記鏡面部材と裏板部材との組付け構造であって、鏡面部材と裏板部材の枠部どうしが重ねられ、何れか一方の枠部における肉の一部が他方の枠部に塑性変形して入り込んでおり、且つ該入り込んだ肉は、一方の枠部側の枠部面方向への張出し量に比べて他方の枠部における枠部面方向への張出し量を大きくさせていることを特徴とする道路反射鏡における組付け構造。
  7. 他方の枠部に入り込んだ肉は、一方の枠部の一部に窪みを形成することで塑性変形された構成を有していることを特徴とする請求項6記載の道路反射鏡における組付け構造。
  8. 窪みの側壁面は他方の枠部側に向けて狭くなるテーパ面とされていることを特徴とする請求項7記載の道路反射鏡における組付け構造。
  9. 鏡面部材の降雨に伴う汚れを防止する合成樹脂製のフードを有した道路反射鏡において、フードにおける取付け部の一部を穿設することで押圧具の凸部を挿入する挿通孔部を形成し、鏡面部材と裏板部材とを同一中心として鏡面部材の裏面側と裏板部材の表面側とを重ね、さらにフードの取付け部を鏡面部材または裏板部材の一方に当て部材を少なくともフードの取付け部に重ねて、少なくとも鏡面部材と裏面部材の枠部どうしを塑性変形させるとともに、当て板部材をフードの取付け部に圧接する工程を有することを特徴とする請求項1記載ないし請求項5の何れかに記載の道路反射鏡における組付け方法。
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