JP3198716U - クリップナット - Google Patents

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Abstract

【課題】板材への装着が容易で、外れにくく、生産性の高いクリップナットを提供する。【解決手段】板状材を曲折することにより形成される一対の相対する挟持片11、12を有するクリップ10と、挟持片11の外側の面に取り付けられるナット30と、を備え、ナット30には、ナット30のねじ孔31を包囲して突設される円筒状の突起部32が形成され、挟持片11には、突起部32が挿通される固定孔14が形成され、ナット30がクリップ10に固定された状態において、突起部32は、全周に亘って、挟持片11の内側の面より突出し、突起部32の端部近傍の外径D2は、全周に亘って、固定孔14の内径D1より大きく形成される。【選択図】図3

Description

本考案は、鋼板、木板、樹脂板等の各種板材の端部近傍に該板材を挟み込むようにして取り付けられ、ねじやボルト等の締結に用いられるクリップナットに関する。
従来、ボルトとナットとの締結を補助するものとして、ナットの一方の端面に、各種板材を挟み込むクリップが取り付けられたクリップナットが知られている。
例えば、特許文献1に開示されたクリップナットは、金属薄板を扁平なU字形に曲折して形成されるクリップと、該クリップの上辺部に固着されるナットと、を有する。クリップの上片部には、下片部と略平行に延びるナット支持部が形成される。ナットは、ねじ孔と同軸状に突設される位置決め筒部を有し、ナット支持部に溶接されて固定される。
ナットの位置決め筒部はナット支持部を貫通して下片部に向けて突出し、突出端面が中央部位から端縁部に向かって傾斜し、傾斜端面がナット支持部の下面と略面一になっている。これにより、締結される板材にクリップを差し込む際、端縁部と位置決め筒部の傾斜端面に案内されて、位置決め筒部が板材の取付孔に係合する所定の位置までスムーズに差し込まれる。
特開2005−308078号公報(第3−4頁、第3図)
しかしながら、上記した特許文献1のように、位置決め筒部の一部にナット支持部の下面と略面一になる傾斜端面を形成する方法は、締結される板材からクリップナットが外れやすいという問題点があった。具体的には、同文献のクリップナットでは、傾斜端面がナット支持部の下面から突出しないので、板材に形成される取付孔に位置決め筒部が引っ掛かりにくい。
また、同文献のクリップナットのように、ナットの位置決め筒部に傾斜端面を形成してからナットをクリップに固定する方法は、ナットとクリップとの組み立て時に、傾斜端面の向きを端縁部の方向に合わせなければならないため、作業性が悪かった。
また、同文献のように、溶接によってナットをナット支持部に固定する方法では、溶接によって発生する熱でクリップが歪んでしまう。そのため、製品寸法が安定しなかった。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、板材への装着が容易で、外れにくく、生産性の高いクリップナットを提供することにある。
本考案のクリップナットは、板状材を曲折することにより形成される一対の相対する挟持片を有するクリップと、一方の前記挟持片の外側の面に取り付けられるナットと、を備えるクリップナットであって、前記ナットには、前記一方の挟持片に対向する端面から前記ナットのねじ孔を包囲して突設される円筒状の突起部が形成され、前記一方の挟持片には、前記突起部が挿通される固定孔が形成され、前記一方の挟持片に相対する他方の前記挟持片には、貫通孔が形成され、前記ナットが前記クリップに固定された状態において、前記突起部は、全周に亘って、前記一方の挟持片の内側の面より前記他方の挟持片に向かって突出し、前記突起部の端部近傍の外径は、全周に亘って、前記固定孔の内径より大きく形成されることを特徴とする。
本考案のクリップナットによれば、板状材を曲折することにより形成される一対の相対する挟持片を有するクリップと、一方の挟持片の外側の面に取り付けられるナットと、を備える。ナットには、一方の挟持片に対向する端面からナットのねじ孔を包囲して突設される円筒状の突起部が形成され、クリップの一方の挟持片には、突起部が挿通される固定孔が形成される。突起部が固定孔に挿通されることにより、取り付けの際のナットとクリップとの位置決めが容易になる。
また、ナットがクリップに固定された状態において、突起部は、全周に亘って、一方の挟持片の内側の面より他方の挟持片に向かって突出する。これにより、締結される板材をクリップによって挟んだ場合、突起部が板材に形成される孔に引っ掛かる。そのため、クリップナットが板材から外れにくくなり、クリップナットの脱落を防止することができる。
また、突起部の端部近傍の外径は、全周に亘って、固定孔の内径より大きく形成される。これにより、ナットとクリップとが固定された後、突起部の端部は、固定孔を通過することができないので、ナットがクリップから外れることを防止できる。また、ナットとクリップとが強固に固定されるため、ナットの回転を抑えることができる。そのため、ボルト等の締結作業を容易に行うことができる。
また、クリップには、一対の挟持片をつなぐ曲折部の反対側に開口部が形成される。開口部側となる突起部の一部分には、突起部の他の部分よりも突出高さが低い圧潰部が形成されても良い。これにより、クリップに板材を取り付ける際に、板材の挿入を容易に行うことができる。
また、クリップナットの製造において、突起部を固定孔に挿通してかしめても良い。即ち、突起部が拡径されることによってナットがクリップに固定される。これにより、ナットをクリップに強固に固定することができる。また、溶接による固定方法と異なり、熱によるクリップの歪みが発生しない。そのため、寸法精度の高いクリップナットを製造することができる。
また、圧潰部は、突起部を固定孔に挿通した後に突起部を押し潰すことにより形成されても良い。これにより、特許文献1のように位置決め筒部をナット支持部に形成される孔に挿入する前に傾斜端面を形成する方法と比べ、ナットの位置合わせ、即ち傾斜端面の向きを合わせる必要がないので、クリップナットの組み立てを容易に行うことができる。
本考案の実施形態に係るクリップナットの斜視図である。 本考案の実施形態に係るクリップナットの(A)平面図、(B)側面図、(C)底面図である。 本考案の実施形態に係るクリップナットの図2に示すA−A線断面図である。 本考案の実施形態に係るクリップナットの下から見た斜視図である。 本考案の実施形態に係るクリップナットの(A)クリップにナットが挿通される前の状態、(B)クリップにナットが挿通された後の状態、(C)突起部が拡径された後の状態、(D)圧潰部が形成された後の状態のA−A線断面図である。
以下、本考案の実施形態に係るクリップナットを図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本考案の実施形態に係るクリップナット1の斜視図である。図1に示すように、クリップナット1は、板材60の端部等に取り付けられ、ねじやボルト等の締結に用いられる。
クリップナット1は、ステンレス鋼板等の板状材を曲折することにより形成されるクリップ10と、クリップ10の上方に取り付けられるナット30と、を有する。
クリップ10は、一対の相対する挟持片11(一方の挟持片)及び挟持片12(他方の挟持片)と、挟持片11及び挟持片12をつなぐ曲折部13と、を有する。挟持片11は、曲折部13の上部から連続し、挟持片12は、曲折部13の下部から連続する。
クリップ10には、曲折部13の反対となる挟持片11の端部21近傍及び挟持片12の端部22近傍、即ち曲折部13の反対側に開口部19が形成される。また、クリップ10は、側面視において(図2(B)参照)、略横U字状若しくは略コ字状に形成される。クリップ10が略横U字状若しくは略コ字状に形成されるため、締結される板材60を開口部19から差し込み、板材60を挟むことができる。
曲折部13は、クリップ10を形成する板状材を、例えば、丸棒等に押し付けることにより曲折成形され、側面視において(図2(B)参照)、略C字状若しくは略コ字状に形成される。
また、曲折部13には、曲折孔16が形成される。これにより、曲折部13の面積が小さくなり、曲折される部分が小さくなる。そのため、曲折部13を容易に曲折成形することができると共に、クリップ10が弾性変形し易くなりクリップ10に板材60を容易に差し込むことができる。なお、曲折部13に曲折孔16を形成しなくても良い。これにより、曲折孔16を形成するための孔開け加工が不要になると共に、耐久性に優れる曲折部13を形成することができる。
図2(A)は、クリップナット1の平面図であり、図2(B)は、同側面図であり、図2(C)は、同底面図である。図2(A)に示すように、ナット30は、上面視において、略六角形状であり、図2(B)に示すように、挟持片11の外側の面、即ちクリップ10の上方に取り付けられる。
図2(A)及び(B)に示すように、ナット30には、ねじやボルト等を締結するためのねじ孔31と、ねじ孔31を包囲して突設される円筒状の突起部32と、が形成される。なお、ナット30は、六角ナットに限定されず、四角ナット等、他の形態のナットでも良い。
図2(A)に示すように、クリップ10の上部の挟持片11は、上面視において、略矩形状に形成される。また、図2(B)に示すように、挟持片11及び挟持片12は、側面視において、開口部19側が狭くなるように夫々曲折部13から延設される。
これにより、クリップ10に板材60(図1参照)を挿入した場合、クリップナット1は、挟持片11及び挟持片12によって、板材60を上下方向から挟むことにより、板材60にしっかりと固定される。
図2(A)及び(B)に示すように、挟持片11の端部21近傍には、折曲げ部18が形成される。折曲げ部18は、挟持片11の端部21近傍をクリップ10の外側(上方)に向かって曲折することにより形成される。即ち、挟持片11及び挟持片12の間隔を広げることなく開口部19を広く形成することができる。これにより、クリップ10に板材60を容易に挿入することができる。
図2(C)に示すように、クリップ10の下部の挟持片12は、略矩形状に形成される。挟持片12には、略円形状の貫通孔15が形成される。貫通孔15は、ナット30に形成されるねじ孔31と略同軸に形成される。これにより、ねじやボルト等を締結する際に、クリップナット1を上下方向に貫通してねじやボルトを通すことができる。
図3は、クリップナット1の図2(A)に示すA−A線断面図である。図3に示すように、ナット30には、クリップ10の上部の挟持片11に対向する端面からナット30のねじ孔31を包囲して突設される略円筒状の突起部32が形成される。
クリップ10の上部、即ち挟持片11には、突起部32が挿通される略円形状の固定孔14が形成される。固定孔14に突起部32が挿通されることにより、ナット30とクリップ10との取り付けの際に、位置決めを容易に行うことができる。
また、ナット30がクリップ10に固定された状態において、突起部32は、全周に亘って、挟持片11の内側の面より挟持片12に向かって突出し、クリップ10の開口部19側となる突起部32の一部分に圧潰部33が形成される。
挟持片11の内側の面からの圧潰部33の高さH2は、突起部32のその他の部分の高さH1よりも低く形成される。これにより、板材60(図1参照)をクリップ10に挿入する際に、突起部32に引っ掛かることなく、滑らかに板材60を挿入することができる。
また、突起部32は、全周に亘って、挟持片11の内側の面より突出している。即ち、突起部32は、最低でも圧潰部33の高さH2を有する。これにより、締結される板材60をクリップ10によって挟んだ場合、板材60に形成される孔61(図1参照)に突起部32が挿入され引っ掛かる。そのため、クリップナット1が板材60から外れにくくなり、クリップナット1の脱落を防止することができる。
また、クリップナット1は、締結される前の状態において、挟持片11及び挟持片12によって板材60を挟むことと、板材60の孔61に突起部32が挿入されることにより板材60に固定される。そのため、ねじやボルト等の締結なしに、クリップナット1は、板材60にしっかりと固定される。
また、人力によって工具等を用いずに板材60からクリップナット1を取り外すことは難しいが、例えば、マイナスドライバー等の工具を用いてクリップ10の開口部19を広げることにより、板材60からクリップナット1を容易に取り外すことができる。
また、突起部32の高さH1及び高さH2は、クリップ10に挟まれる板材60の厚みに応じて、好適に設定される。例えば、突起部32の端部とクリップ10の下部の挟持片12との距離が板材60の厚さよりも短くなるように突起部32を形成しても良い。これにより、クリップナット1は、比較的薄い板材60であっても、板材60を固定することができる。
突起部32は、かしめることにより拡径され、クリップ10に固定される。突起部32が拡径されることにより、突起部32の端部の外径D2は、クリップ10の固定孔14の内径D1よりも大きく形成される。これにより、かしめた後の突起部32の端部近傍は、クリップ10の固定孔14を通過することができないので、ナット30がクリップ10から外れることを防止できる。
かしめられることによって、突起部32は、外径方向に折り曲げられる。これにより、突起部32とナット30の端面とによって、固定孔14の縁部を挟むことができる。また、突起部32が拡径されることにより、固定孔14と突起部32との勘合部に適度な締め代が得られる。これにより、ナット30とクリップ10とが強固に固定される。
このように、固定孔14の縁部を軸方向に挟み、且つ、径方向に締め代を設けることにより、ねじやボルトの締結作業を行う際に、ナット30の回転を抑えることができ、締結作業を容易に行うことができる。
図4は、クリップナット1を斜め下から見た斜視図である。なお、図4では、説明のために、実際のクリップナット1よりも開口部19を開いて示している。
図4に示すように、突起部32は、クリップ10の挟持片11から挟持片12に向かって突設されており、突起部32の開口部19側の一部分に圧潰部33が形成される。また、突起部32の圧潰部33近傍は、圧潰部33に向かって滑らかに傾斜している。
これにより、板材60(図1参照)をクリップ10に挿入する際、板材60は突起部32に引っ掛かることなく、クリップ10を押し広げるようにして挿入される。そのため、クリップ10の内側に板材60を容易に挿入することができる。
次に、図5を参照して、クリップナット1の製造方法について詳細に説明する。図5(A)は、クリップナット1のクリップ10aにナット30aが挿入される前の状態を示すA−A線断面図であり、図5(B)は、クリップ10aにナット30aが挿通された後の状態を示すA−A線断面図であり、図5(C)は、突起部32が拡径された後の状態を示すA−A線断面図であり、図5(D)は、圧潰部33が形成された後の状態を示すA−A線断面図である。
初めに、図5(A)に示すように、クリップナット1を構成する部品であるクリップ10a及びナット30aを製造する。クリップ10aは、曲折部13(図1参照)の形成を行う前のクリップ10(図1参照)であり、ナット30aは、突起部32が拡径される前のナット30(図1参照)である。
クリップ10aは、ステンレス鋼板等を略矩形状に形成して、所定の位置にプレス加工若しくはレーザー加工等により固定孔14と、曲折孔16(図3参照)と、貫通孔15(図3参照)と、を形成することによって製造される。曲折部13を形成する曲折加工を行う前に固定孔14、曲折孔16及び貫通孔15が形成されるため、クリップ10を容易に加工することができる。
ナット30aは、カットされた丸棒や六角棒等から冷間圧造等によって形成される。冷間圧造では、ナット30の外形が横断面略六角形状若しくは略四角形状等に形成されると共に、ねじ孔31の下穴及び突起部32が形成される。その後、転造等によってナット30のねじ孔31が形成される。
次に、図5(B)に示すように、ナット30aの突起部32は、クリップ10aの一方の主面、即ち曲折成形後のクリップ10において外側となる主面、から固定孔14に挿入される。クリップ10aに形成される固定孔14は、突起部32の横断面の外形に対応した形状に形成される。突起部32を挿入しやすいように、突起部32と固定孔14との間には、適度な隙間が設けられる。これにより、ナット30a及びクリップ10aの組み立てを容易にすることができる。
次に、図5(C)に示すように、固定孔14に突起部32を挿通した状態で、突起部32をかしめることにより、突起部32を拡径する。これにより、突起部32の端部近傍の外径D3は、固定孔14の内径D1よりも大きく形成される。その結果、クリップ10aからナット30aが外れることを防止することができる。
また、突起部32を拡径することにより、固定孔14及び突起部32は、適切な締め代によって強固に固定される。そのため、ねじやボルト等の締結作業を行う際に、ナット30aの回転を防止し、ボルト等の締結作業を容易に行うことができる。
また、突起部32をかしめることによりナット30aとクリップ10aとを固定する作業では、溶接によって固定する方法と異なり熱が発生しないので、熱によるクリップ10aの歪みが発生しない。そのため、寸法精度の高いクリップナット1を製造することができる。
次に、図5(D)に示すように、突起部32の開口部19側になる一部分をプレス加工等によって押し潰すことにより、圧潰部33を形成する。なお、従来技術では、組み立て時にナットの傾斜端面の向きを合わせる必要があったが、本実施形態では、固定孔14に突起部32を挿通した後に圧潰部33を形成するので、組み立ての際に、ナット30aの回転方向の位置を合わせる必要がない。そのため、クリップナット1の組み立てを容易に行うことができる。
なお、図5(C)に示す突起部32をかしめて拡径する工程と、図5(D)に示す突起部32をプレスして圧潰部33を形成する行程と、を同時に1回の工程で行っても良い。これにより、作業工数を減らすことができるため、作業効率を高めることができる。
最後に、クリップ10aを曲折加工することにより、曲折部13を形成し、相対する挟持片11及び挟持片12を有する略横U字状等のクリップ10が形成される。曲折部13は、例えば、丸棒等の金型にクリップ10aを当て、プレスすることにより形成される。
なお、折曲げ部18(図1参照)は、プレス加工等により形成される。例えば、折曲げ部18は、図5(A)に示すクリップ10aの製造時に形成されても良い。また、図5(C)若しくは(D)に示すかしめ加工時、または曲折部13を形成するプレス加工時等、に折曲げ部18を形成しても良い。
また、挟持片11及びナット30の少なくとも一方にナット30の回転を抑制する構造を設けても良い。例えば、挟持片11に、突起や凹み等を形成しても良い。また例えば、固定孔14を多角形状若しくは楕円形状等に形成し、ナット30の外形を固定孔14の形状に対応させて、ナット30の回転を規制しても良い。
本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1 クリップナット
10、10a クリップ
11、12 挟持片
13 曲折部
14 固定孔
15 貫通孔
16 曲折孔
18 折曲げ部
19 開口部
30、30a ナット
32 突起部
33 圧潰部

Claims (3)

  1. 板状材を曲折することにより形成される一対の相対する挟持片を有するクリップと、
    一方の前記挟持片の外側の面に取り付けられるナットと、を備えるクリップナットであって、
    前記ナットには、前記一方の挟持片に対向する端面から前記ナットのねじ孔を包囲して突設される円筒状の突起部が形成され、
    前記一方の挟持片には、前記突起部が挿通される固定孔が形成され、
    前記一方の挟持片に相対する他方の前記挟持片には、貫通孔が形成され、
    前記ナットが前記クリップに固定された状態において、
    前記突起部は、全周に亘って、前記一方の挟持片の内側の面より前記他方の挟持片に向かって突出し、
    前記突起部の端部近傍の外径は、全周に亘って、前記固定孔の内径より大きく形成されることを特徴とするクリップナット。
  2. 前記クリップには、前記一対の挟持片をつなぐ曲折部の反対側に開口部が形成され、
    前記開口部側となる前記突起部の一部分には、前記突起部の他の部分よりも突出高さが低い圧潰部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のクリップナット。
  3. 前記突起部を前記固定孔に挿通してかしめることにより前記突起部が拡径されて前記ナットが前記クリップに固定され、
    前記圧潰部は、前記突起部を前記固定孔に挿通した後に前記突起部を押し潰すことにより形成されることを特徴とする請求項2に記載のクリップナット。
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