JP2005195050A - 配管固定用ブラケット及びその製造方法 - Google Patents

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浩美 高崎
Yoshikazu Takamatsu
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Abstract

【課題】材料の無駄を省き、形状が複雑化しても加工負担や作業負担が増えず、しかも高い配管保持力を発揮し得る安価な配管固定用ブラケット及びその製造方法を提供する。
【解決手段】開口部13を通して挿入された配管を保持する略C字形の配管保持部11と、該配管保持部11に一体に連設された取付対象部材への取付固定部12とを備える配管固定用ブラケットを製造するに当たり、押出成形により前記配管保持部11及び取付固定部12を有する断面形状の押出母材10Aを成形し、押出母材10Aを押出方向Aに複数に分断することにより、単品の配管固定用ブラケット10を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアコンシステム等の配管を車体等の取付対象部材に固定するための配管固定用ブラケット、及びその製造方法に関するものである。
従来のこの種の配管固定用ブラケットは、所定厚の金属薄板からプレス加工により製造しているのが普通であった(例えば、特許文献1参照)。以下にその幾つかの例について示す。
図12(a)〜(c)は従来の配管固定用ブラケットの一例を示し、図13(a)〜(d)はその製造工程を示している。この配管固定用ブラケット300は、図12(b)、図12(c)に示すように、配管5に巻き付けることで配管5を保持する湾曲形状の配管保持部301と、それに一体に連設された平板状の取付固定部302とを有しており、取付固定部302を車体等にネジ止めすることにより、配管5を支持できるようになっている。
配管保持部301は、配管5を通すための開口部303を有したC字形をなしており、その先端には、取付固定部302上に重ね合わせるためのフランジ305が設けられ、配管5に巻き付けるときに曲げる予定の部位には、加締めの際に曲げやすくするための長孔状の切欠307、308が設けられている。
また、取付固定部302には、取付固定部302上にフランジ305を重ね合わせた状態で、フランジ305を係止する折り曲げ用の爪306が設けられると共に、車体(取付対象部材)にネジ止めするためのネジ通し孔304が設けられている。
この配管固定用ブラケット300を製造する場合には、図13(a)に示すように、まず、プレスにより1枚の金属薄板から多数枚のブランク300Aを打ち抜く。次いで図13(b)に示すように爪306を折り曲げ、更に図13(c)に示すようにフランジ305を折り曲げ、最後に図13(d)に示すように配管保持部301をC字形に湾曲させて、図12(a)に示すような配管固定用ブラケット300を得る。このように、曲げる箇所が複数ある場合は、多数のプレス金型が必要になる。
この配管固定用ブラケット300を使用する場合は、図12(b)に示すように、必要に応じてライナー材4を介しながら、配管5を開口部303から配管保持部301内に挿入する。次に、配管保持部301をプレスで矢印P方向に押圧変形させて配管5に巻き付けながら、取付固定部302上に重ね合わせたフランジ305を、爪306を矢印Q方向に折り曲げることで加締め固定する。そうすることで、図12(c)に示すように、配管5に配管固定用ブラケット300を確実に取り付けることができる。次に、この配管固定用ブラケット300の取付固定部302を、ネジ通し孔304にネジを差し込んで車体に取り付ける。これにより、配管固定用ブラケット300を介しての配管5の固定が完了する。
この場合、フランジ305と爪306は、配管保持部301を配管5に巻き付けた状態での配管保持力を確保するため、及び剛性アップのために設けられている。また、切欠307、308は、前述したように、配管保持部301を配管5に巻き付ける際の曲げやすさを確保するために設けられている。
図14、図15は別の従来の配管固定用ブラケット320の例を示している。この配管固定用ブラケット320では、図12の例のような爪306によるフランジ305の加締めは行わず、フランジ305を取付固定部302上に重ね合わせた状態で一緒に車体等にネジ止めできるようにしてある。そのため、フランジ305にも、取付固定部302のネジ通し孔304と重なるネジ通し孔304が開いている。
この配管固定用ブラケット320を使用する場合は、配管5に配管保持部301を巻き付けながら、フランジ305を取付固定部302上を重ね合わせ、その状態で、ネジ通し孔304にネジを差し込んで、取付固定部302とフランジ305を車体に一緒に取り付ける。
なお、図14はスポンジ材4Aを配管5と配管保持部301との間に介在させた場合の例、図15はラバー4Bを配管5と配管保持部301との間に介在させた場合の例を示している。これらのライナー材(スポンジ材4Aやラバー4B)は、弛み止め、振動吸収、電食防止などの目的のために設けられている。
図16は、図14、図15の配管固定用ブラケット320の変形例を示している。この配管固定用ブラケット320Bでは、配管5にブラケット320Bを固定するためのネジ止めと、車体にブラケット320Bを取り付けるためのネジ止めを別々に行うようにしている。即ち、取付固定部302の端部に垂直に取付フランジ302aを設け、その取付フランジ302aに車体への取付用ネジの通し孔304を設ける一方、取付固定部302と配管保持部301の先端フランジ305に、両者を重ね合わせた状態で固定するためのネジ通し孔(図中符号なし)を設けている。
図17は複数の配管を保持できるようにした従来の配管固定用ブラケット330の例を示している。図17(a)は使用前の形状、図17(b)は使用時の形状を示す。この配管固定用ブラケット330では、配管保持部301に、2本の配管を個別に保持できる個別保持部301A、301Bを設けている。それ以外は、図14の例と同じである。
図18は図17のブラケットの変形例を示している。図18(a)は使用前の形状、図18(b)は使用時の形状を示す。この配管固定用ブラケット330Bでは、取付固定部302を配管保持部301に対してL形に連設し、取付固定部302と合わせフランジ305の先端に、それぞれ互いに重なり合う取付フランジ302a、305aを折り曲げ形成して、それら取付フランジ302a、305aに共締め用のネジ通し孔304を設けている。また、取付固定部302には、フランジ305と取付固定部302の合わせ固定用の爪306を設けている。
図19は、車体への固定形式の多様化に対応するために、共用部品と個別部品に2部品化して組み合わせたブラケットを示している。図19(a)は使用時の状態、図19(b)は分解斜視図である。共用部品側の配管固定用ブラケット340は、先端にフランジ305を形成した配管保持部301と、フランジ305と重ね合わせ可能な平板状の取付固定部302とを有し、取付固定部302とフランジ305に、両者を合わせ状態で結合するネジの通し孔304を設けている。
また、個別部品側のブラケット200は、任意形状のものが選択可能であるが、図の例では、L字形の平板部201の一端に垂直に取付フランジ202を折り曲げ形成し、平板部201の他端と取付フランジ202にそれぞれネジ通し孔203、205を設け、平板部201の先端両側縁にフランジ位置合わせ用の一対の折り返し部206を設けている。
この配管固定用ブラケット340を個別部品のブラケット200と組み合わせて使用する場合は、配管5を配管保持部301の内部に挿入した状態で、個別部品であるブラケット200の平板部201の他端側を、共用部品である配管固定用ブラケット340の取付固定部302とフランジ305との間に挟み込むと共に、取付固定部302を一対の折り返し部206の間に嵌合させて位置決めする。次にその状態で、ネジ通し孔304、203にネジ210を通し、ネジ210の先端に反対側でナット250を螺合する。これにより、取付固定部302とフランジ305と、個別部品のブラケット200の他端とを一体に結合する。そしてその状態で、ブラケット200の一端側の取付フランジ202を車体にネジ止めすることで、配管固定用ブラケット340を共用部品として使用しながら、個別部品側のブラケット200の選択により、配管を任意の姿勢で車体に取り付けることができる。
なお、ナット250を使用する代わりに、図20(a)に示すように、取付固定部302のネジ通し孔304にバーリング加工を施し、タップを立ててネジ252を形成してもよい。また、図20(b)に示すように、ナット250を最初から溶接しておいてもよい。
また、図21は、平板部201Bを直線状に形成したブラケット200Bを個別部品として使用しながら、配管固定用ブラケット340と組み合わせて配管5を固定する場合の例を示している。
特開平5−99372号公報
ところで、上述した従来の配管固定用ブラケットは、プレス加工により製造していたので、ブランク打ち抜き時に端材が多く発生し、材料の無駄が多かった(廃材率50%以上)。また、プレス加工による場合、形状が複雑化して加工工程が増えるごとに金型費用が嵩み、製造コストが高くなる傾向があった。特に配管固定用ブラケットは配管レイアウトによる制限を受けやすいため、ブラケットの種類毎にプレス金型を用意すると、製造コストが大幅に増大する問題があった。
図示の各例について個別に問題点を分析してみると、図12に示す配管固定用ブラケット300の場合、配管5にブラケット300を取り付けるとき(配管5に巻き付けるとき)の曲げやすさ確保のために、曲げ予定部位に切欠307、308を設けたり、剛性アップのためにフランジ305や爪306を設けたりしているが、そうすることで、加工負担が増すと共に、配管5に配管保持部301を巻き付けて押さえ付けながら、爪306を曲げなくてはならないので、加締め作業の負担も増すという問題があった。
また、図14、図15に示す配管固定用ブラケット320のように、ネジでフランジ305と取付固定部302を共締めする場合は、配管5に配管保持部301を巻き付けつつ押さえ付けながら、ネジ止めしなくてはならず、作業がやりづらかった。
また、図16に示す配管固定用ブラケット320Bの場合は、車体への取り付け用と別のネジ322を利用して、予め配管保持部301を配管5に締め付けておき、その後で、車体へブラケット320Bをネジ固定できるようにしているので、図14の例のような押さえ付けておくという面倒はなくなるが、ネジ止め箇所が増えるぶんだけ作業の面倒さが増す。
また、図17、図18に示す配管固定用ブラケット330、330Bのように、配管保持部301を多連式(複数の配管を一緒に締め付ける形式)に構成した場合は、配管保持部301の全体の剛性がどうしても低下してしまうので、配管保持部301が矢印N方向に浮き上がってしまい、配管に対する加締力が弱くなるという問題がある。そのため、2本の配管を一緒に保持する2連式にするのがせいぜいであり、それよりも多連の構造を作るには限界があった。
また、図19、図21に示す配管固定用ブラケット340のように、他のブラケット200と組み合わせて使用する場合は、両ブラケット340、200の結合を強固に確実に行う必要があるが、その際のネジ孔の形成に手間がかかったり、位置合わせ構造の形成に手間がかかたりするという問題もあった。
本発明は、上記事情を考慮し、特に材料の無駄を省いた安価な配管固定用ブラケット及びその製造方法の提供を目的とする。
請求項1の発明の配管固定用ブラケットは、開口部を通して挿入された配管を保持する略C字形の配管保持部と、該配管保持部に一体に連設された取付対象部材への取付固定部とを備えており、前記配管保持部及び取付固定部を有する断面形状の押出母材を押出方向に分断することにより形成されたものであることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の配管固定用ブラケットであって、前記分断した際の断面中に肉厚部分と肉薄部分が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の配管固定用ブラケットであって、前記略C字形の配管保持部の塑性変形予定部位が肉薄部分として形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の配管固定用ブラケットであって、前記略C字形の配管保持部の周方向の両端に、互いに係合することで配管保持部のスプリングバックを防止する係止部が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の配管固定用ブラケットであって、前記配管保持部の内周面にセレーションが設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の配管固定用ブラケットであって、前記配管保持部が互いに独立させて複数個設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の配管固定用ブラケットであって、前記配管保持部が、複数本の配管を一緒に挿入できる大きさとされており、内部に個々の配管の個別保持部が設けられていることを特徴とする。
請求項8の発明の配管固定用ブラケットの製造方法は、開口部を通して挿入された配管を保持する略C字形の配管保持部と、該配管保持部に一体に連設された取付対象部材への取付固定部とを備える配管固定用ブラケットの製造方法であって、押出成形により前記配管保持部及び取付固定部を有する断面形状の押出母材を成形し、前記押出母材を押出方向に複数に分断することにより、単品の配管固定用ブラケットを得ることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、前記押出成形の際に、肉厚部分と肉薄部分を有する断面形状の押出母材を成形することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8または9に記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、前記押出成形の際に、前記略C字形の配管保持部の周方向の両端に互いに係合することで配管保持部のスプリングバックを防止する係止部を有した断面形状の押出母材を成形することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8〜10のいずれかに記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、前記押出成形の際に、前記配管保持部の内周面にセレーションを有した断面形状の押出母材を成形することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項8〜11のいずれかに記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、前記押出成形の際に、互いに独立した複数個の前記配管保持部を有した断面形状の押出母材を成形することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項8〜12のいずれかに記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、前記押出成形の際に、複数本の配管を一緒に挿入できる大きさで且つ内部に個々の配管の個別保持部のある前記配管保持部を有した断面形状の押出母材を成形することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、配管固定用ブラケットが押出母材を押出方向に分断することにより形成されたものであるから、プレス加工で製造したものと違って、廃材発生率が非常に少なくなるので材料の無駄を省くことができると共に、複数のプレス金型が不要になるので金型コストを安くすませることができる。そのため、ブラケット製作コストを大幅に低減できる。
また、プレス加工ではコストが掛かるような複雑な断面形状のブラケットや肉厚に変化を持たせたブラケットも安価に製作できる。
なお、アルミの押出母材を使用した場合は、アルミの配管に対してアルミのブラケットとできるので、異質材料間の電食を防止でき、電食防止のために配管とブラケット間にラバーを介在させる必要がなくなる利点もある。
請求項2の発明によれば、分断した際の断面中に肉厚部分と肉薄部分を設けているので、肉厚部分で剛性を高め、肉薄部分で剛性を低めることができる。このように押出母材の肉厚変化で各部の剛性を調節することで、従来、塑性変形予定部位に設けていた切欠やスプリングバック防止のために設けていたフランジや爪等の要素を省略でき、これら要素の加工負担を軽減できる。
また、肉厚変化による凹凸により、他のブラケットと結合する際の位置決め機構や回転防止機構も簡単に作ることができし、肉厚部分にタップを立てれば、ネジ孔形成のためのバーリング等の面倒な加工も不要となる。
請求項3の発明によれば、配管保持部の塑性変形予定部位を肉薄に形成したので、配管への巻き付けを容易に行うことができる。
請求項4の発明によれば、配管保持部の周方向の両端に互いに係合する係止部を設けたので、配管保持部のスプリングバックを防止でき、配管保持部の保持力をアップさせることができる。この場合、係止部は押出成形の段階で簡単に作れるので、コストアップはほとんどない。
請求項5の発明によれば、配管保持部の内周面にセレーション(鋸歯状凹凸)を設けたので、配管に対する加締力を強化できる。また、セレーションの存在により、加締め箇所の弛みが生じにくくなるので、配管とブラケットとの間に弾性材やラバー、インシュレータ等を介在させる必要がなくなり、部品点数の削減効果と配管固定作業の容易化を図ることができる。この場合、セレーションは押出成形の段階で簡単に作れるので、コストアップはほとんどない。
請求項6の発明によれば、配管保持部を互いに独立させて複数個設けたので、複数の配管を1個のブラケットで支持できる。この場合、一緒に複数の配管を同じ配管保持部で保持するのではなく、各配管保持部で個別に各配管を保持できるので、各配管保持部の加締力をそれぞれ強く設定できる。また、複数の配管保持部はその数に限らずに押出成形の段階で簡単に作れるので、コストアップはほとんどなく、3つ以上の多連式のブラケットを作ることも容易である。また、肉厚変化を自由に与えることができるので、必要な箇所の剛性をアップさせることで、多連式であるにも拘わらず、配管保持力を確実に高めることができる。
請求項7の発明によれば、1つの配管保持部に複数本の配管を一緒に挿入できるようにし、配管保持部の内部に個々の配管の保持部を設けたので、各配管を確実に保持できる。また、配管保持部の形状が複雑化しても押出成形の段階で簡単に作れるので、コストアップはほとんどない。また、肉厚変化を自由に与えることができるので、必要な箇所の剛性をアップさせることで、配管保持力を確実に高めることができる。
請求項8の発明によれば、まず、略C字形の配管保持部と取付固定部とを有する所定断面形状の押出母材を成形した後、その押出母材を押出方向に複数に分割することにより、単品の配管固定用ブラケットを得るようにしたので、プレス加工する場合と違って、廃材発生率が非常に少なくなるので材料の無駄を省くことができると共に、複数のプレス金型が不要になるので金型コストを安くすませることができる。これにより、ブラケット製作コストを大幅に低減できる。
請求項9の発明によれば、押出成形の段階で、肉厚部分と肉薄部分を有する断面形状の押出母材を成形するので、プレス成形では得られない肉厚部分と肉薄部分を持つブラケットを簡単に製造できる。
例えば、強度が必要な部分は肉厚に、後から塑性変形させる必要のある部分は肉薄に形成すれば、配管の加締め性を考えながらブラケット全体の剛性アップを簡単に図ることができる。この場合、従来のように塑性変形される必要がある部分に切欠を設けたり、スプリングバックを防止するためのフランジや爪などを設ける必要がなくなるため、プレス加工数が少なくなるぶん製造コストが大幅に低減できる。また、従来のようにブラケットを配管に取り付ける際に、配管保持部を押さえ付けながらフランジに爪を加締めたりネジ止めしたりするような余計な手間がなくなるため、ブラケットの取付作業も簡素化する。
また、肉厚変化による凹凸により、他のブラケットと結合する際の位置決め機構や回転防止機構も簡単に作ることができるし、肉厚部分にタップを立てれば、ネジ孔形成のためのバーリング等の面倒な加工も不要にできる。
請求項10の発明によれば、押出成形の段階で、配管保持部のスプリングバックを防止する係止部を有した断面形状の押出母材を成形するので、請求項4の発明の配管固定用ブラケットを簡単に製造できる。
請求項11の発明によれば、押出成形の段階で、配管保持部の内周面にセレーションを有した断面形状の押出母材を成形するので、請求項5の発明の配管固定用ブラケットを簡単に製造できる。
請求項12の発明によれば、押出成形の段階で、互いに独立した複数個の配管保持部を有した断面形状の押出母材を成形するので、請求項6の発明の配管固定用ブラケットを簡単に製造できる。
請求項13の発明によれば、押出成形の段階で、複数本の配管を一緒に挿入できる大きさで且つ内部に個々の配管の個別保持部のある配管保持部を有した断面形状の押出母材を成形するので、請求項7の発明の配管固定用ブラケットを簡単に製造できる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1及び図2を用いて第1実施形態の配管固定用ブラケット10及びその製造方法を説明する。
この配管固定用ブラケット10は、図2(a)に示すように開口部13を通して挿入された配管5を保持する略C字形の配管保持部11と、配管保持部11に一体に連設された取付固定部12とを備え、取付固定部12に取付対象部材へネジ止めするためのネジ通し孔14を有するもので、次の工程を経ることで製造されている。
まず、第1工程として、図1(a)に示すように、アルミニウム素材の押出成形により、前記配管保持部11及び取付固定部12を有した断面形状の押出母材10Aを成形する。次に第2工程として、メタルソー等を利用して、押出母材10Aを押出方向Aに複数に分断して、図1(b)のように単品化する。次に第3工程として、図1(c)に示すように、取付固定部12にネジ通し孔14をあける。以上の工程により配管固定用ブラケット10が製造されている。
この場合、図2(a)に示すように、押出成形の段階で断面の各部に肉厚の変化が与えられており、剛性の必要な箇所a、cは肉厚に形成され、後の加締め工程にて曲げ変形(塑性変形)させる箇所bは、曲げやすくするために肉薄に形成されている。
この配管固定用ブラケット10を用いる場合は、必要に応じて弾性材4等を介在させながら、開口部13から配管保持部11の中に配管5を挿入する。次いで、図2(b)に示すように、台座1の上に配管固定用ブラケット10を載せ、台座1上に突設したピン3にネジ通し孔14を嵌めてブラケット10を位置決めする。そして、その状態で加締治具2を下降させ、配管保持部11を縮径方向に塑性変形させて、配管5に巻き付くように配管保持部11を加締める。図2(c)は、台座1から取り外した状態を示す。あとは、配管5に固定されたブラケット10のネジ通し孔14にネジを通すことで、配管5を車体の所定部位に取り付けることができる。
このような第1実施形態によれば以下のような効果がある。
まず、配管固定用ブラケット10は、略C字形の配管保持部11と取付固定部12とを有する断面形状の押出母材10Aをアルミニウム素材から押出成形した後、その押出母材10Aを押出方向Aに複数に分割することにより製造したものであるので、プレス加工にて製造する場合と違って、廃材発生率が非常に少なくなるので材料の無駄を大幅に省くことができる。また、複数のプレス金型が不要となるので金型コストを安くできる。これにより、製作コストを大幅に低減できる。
また、上記のように押出成形の段階で肉厚変化を与えることにより、強度が必要な部分は肉厚に、後から塑性変形させる必要のある部分は肉薄に形成する、等の操作を簡単に行うことができる。従って、配管5の加締め性を考えながら、ブラケット10全体の剛性アップを簡単に図ることができる。このため、従来のように配管保持部を押さえ付けながら、フランジに爪を加締めたり、ネジ止めしたりするような余計な手間をかけることなく、配管保持力を均一にしかも高く設定できる。
また、アルミニウムの押出成形が普通であるから、アルミの配管に対してアルミのブラケットを組み合わせることができ、異質材料間の電食を防止できて、電食防止のために配管とブラケット間にラバーを介在させる必要もなくせる。なお、図2(c)のライナー材4は、振動吸収を目的とするために敢えて設けている。
なお、断面均一な押出成形品をブラケットに使用するので、ブラケットによる加締力の確認を、ワイヤカットした断面を検査することで簡単に行うことができ、加締力の発揮の様子に応じて断面形状の条件出しをし、形状が決まってから量産用の押出型を最終的に決めることができ、試作費も安価にすませることができる。
また、本発明では、押出成形品からブラケットを製造するので、複雑な断面形状も押出成形の1回の加工で済ませることができ、プレス加工ではコストが掛かるような複雑な断面形状のブラケットも安価に製作できる。
以下、各種の断面形状の配管固定用ブラケットについて説明する。ただし、作り方は図1に示した工程とほとんど同じである。
<第2実施形態>
図3は第2実施形態の配管固定用ブラケット20を示し、図3(a)は加締前の状態、図3(b)は加締後の状態を示している。
この配管固定用ブラケット20は、略C字形の配管保持部11の周方向の両端に、互いに係合することで配管保持部11のスプリングバックを防止するフック形状の係止部25、26を設けたことを特徴としている。係止部25、26の形成は、押出成形型に多少の変更を加えるだけで簡単に実現できる。取付固定部12側の係止部25は内周側に突出しており、先端側の係止部26は、外周側に突出しており取付固定部12側の係止部25の内側に入り込んで係合するように作られている。
この配管固定用ブラケット20によれば、中に配管を挿入した状態で配管保持部11を縮径方向に変形させながら、係止部25、26同士を係合させることにより、スプリングバックによる配管保持部11の矢印DあるいはE方向の開きを防止しつつ、強い力で配管を保持できる。この場合、配管保持部11の上部を治具で押して、係止部25、26同士を係合させるだけで、配管保持部11の開きを確実に防止できるので、作業が簡単にすむ。
<第3実施形態>
図4は第3実施形態の配管固定用ブラケット30を示し、図4(a)は加締前の状態、図4(b)は加締後の状態を示している。
この配管固定用ブラケット30は、略C字形の配管保持部11の内周面にセレーション(鋸歯状の凹凸)31を設けたことを特徴としている。セレーション31の形成は、押出成形型に多少の変更を加えるだけで簡単に実現できる。
この配管固定用ブラケット30によれば、配管保持部11の内周にセレーション31を設けたことにより、配管5に対する保持力を大幅にアップでき、その結果、弛み防止用のライナー材の使用を省くことができ、部品点数の削減効果と配管固定作業の容易化を図ることができる。
<第4実施形態>
図5は第4実施形態の配管固定用ブラケット40、図6はその変形例の配管固定用ブラケット40Bを示し、各図の(a)は加締前の状態、(b)は加締後の状態を示している。
これらの配管固定用ブラケット40、40Bは、略C字形の配管保持部11A〜11Dを互いに独立させて複数個設けたことを特徴としている。図5は2個の例、図6は4個の例を示している。
これらの配管保持部11A〜11Dは、押出成形の段階で自由な個数だけ作ることができる。また、剛性を高める必要のある部分と特にそうしなくてよい部分とに応じて肉厚を変化させることも簡単にできる。
このように配管保持部11A〜11Dを互いに独立させて複数個設けたので、複数の配管5A〜5Dを1個のブラケット40、4Bで支持できる。この場合、一緒に複数の配管5A〜5Dを同じ配管保持部で保持するのではなく、各配管保持部11A〜11Dで個別に各配管5A〜5Dを保持できるので、各配管保持部11A〜11Dの保持力をそれぞれ強く設定できる。なお、配管保持部11A〜11Dを並べて設けることにより、モータ用41とエアコン用42というように区分することもできる。
<第5実施形態>
図7(a)〜(c)は第5実施形態の配管固定用ブラケット60及びその製造工程を示す図、図8(a)は同ブラケット60の肉厚変化を示し、図8(b)は同ブラケット60の係止部の拡大図である。
図7(b)に示す配管固定用ブラケット60は、図7(a)に示すように押出成形した押出母材60Aを押出方向Aに複数に分断して製造したものである。製造工程については、第1実施形態と同じである。
この配管固定用ブラケット60は、配管保持部61が、複数本の配管を一緒に挿入できる大きさに形成され、且つ内部に個々の配管の個別保持部61A、61Bを有することを特徴としている。
2つの個別保持部61A、61Bは連設されており、前者が配管保持部61の開口部から見て手前側、後者が同開口部から見て奥側に設けられている。手前側の個別保持部61Aの開口部63Aは、配管保持部61自体の開口部によって構成され、奥側の個別保持部61Bの開口部63Bは、手前側の個別保持部61Aから奥側の個別保持部61Bへの連通部によって構成されている。
また、配管保持部61の周方向の両端には、配管保持部61を閉じた状態で互いに係合することにより、スプリングバックによる開きを防止するフック形状の係止部25、26が設けられている。
また、配管保持部61に連続する取付固定部62はL字形に折れ曲がっており、折れ曲がった板部にネジ通し孔14が明けられている。
この配管固定用ブラケット60においても、剛性を高める必要のある箇所の肉厚が大きく形成されている。例えば、図8(a)のa、b、c、e、f部は剛性を高めるために肉厚に形成され、d部は曲げやすくするために肉薄に形成されている。
このような複雑な肉厚変化は、押出成形で製造するがゆえに与えられることである。また、配管保持部61の複雑な湾曲形状や係止部25、26、取付固定部62の形状についても同様である。
この配管固定用ブラケット60の場合、1つの配管保持部61に複数本の配管を一緒に挿入できるようにし、配管保持部61の内部に個々の配管の保持部61A、61Bを設けたので、各配管を確実に保持できる。また、配管保持部61の形状が複雑化しても押出成形の段階で簡単に作れるので、コストアップはほとんどないし、押出成形の段階で肉厚変化を自由に与えることができるので、必要な箇所の剛性をアップさせることも簡単にでき、配管保持力を確実に高めることができる。また、係止部25、26を設けたことにより、図8(b)の矢印F方向やG方向の力に対しての係止力が生まれるため、複数の配管を保持しながらも、スプリングバックによる配管保持部61の開きを防止できる。
<第6実施形態>
図9は車体への固定形式の多様化に対応するために、共用部品と個別部品に2部品化して組み合わせたブラケットを示している。符号70で示すものが、共用部品としての第6実施形態の配管固定用ブラケットである。この配管固定用ブラケット70は、取付固定部12の底面に凸部75を一体に形成し、凸部75を設けた部分に図9(b)に示すようにタップを立てて貫通するネジ孔76を形成し、そのネジ孔76を利用して、個別備品である他のブラケット200との結合を果たすようにしたものである。
個別部品側のブラケット200は、任意形状のものが選択可能であるが、図の例では、L字形の平板部201の一端に垂直に取付フランジ202を折り曲げ形成し、平板部201の他端と取付フランジ202にそれぞれネジ通し孔203、205を設け、平板部201の先端両側縁にフランジ位置合わせ用の一対の折り返し部206を設けたものである。
配管固定用ブラケット70を個別部品のブラケット200と組み合わせて使用する場合は、個別部品であるブラケット200の平板部201の他端側を、共用部品である配管固定用ブラケット70の取付固定部12に重ね合わせて、取付固定部12を一対の折り返し部206の間に嵌合させて位置決めする。次にその状態で、ネジ通し孔203にネジ210を通し、そのネジ210の先端を取付固定部12のネジ孔76に螺合する。こうすることにより、両ブラケット70、200を一体に結合する。
この場合、押出成形の段階で凸部75を簡単に付加できるので、後のタップ立てが楽にできるようになり、ネジ孔形成のための面倒なバーリング加工が不要になる。
また、図11に示す変形例の配管固定用ブラケット70Bのように、取付固定部12の相手ブラケットを重ねる面側に凸部75Bを形成して、その部分に貫通するネジ孔76を形成し、相手側のブラケット200Cに、その凸部75Bと嵌合する凹部204Cを形成して、両者の嵌合により、両ブラケット70B、200Cの位置決め及び回り止めを果たすようにすることもできる。
なお、個別備品側のブラケットとしては、図10に示すような平板部201Bを直線状に形成したブラケット200Bを使用してもよい。
図1は本発明の第1実施形態の配管固定用ブラケットの製造工程を(a)〜(c)の順に示す説明図である。 図2(a)は同配管固定用ブラケットの肉厚の変化を示す斜視図、図3(b)は同ブラケットの配管への加締めの様子を示す側面図、図2(c)は加締め後の状態を示す斜視図である。 図3は本発明の第2実施形態の配管固定用ブラケットの説明図で、図3(a)は加締前の状態、図3(b)は加締後の状態を示す図である。 図4は本発明の第3実施形態の配管固定用ブラケットの説明図で、図4(a)は加締前の状態、図4(b)は加締後の状態を示す図である。 図5は本発明の第4実施形態の配管固定用ブラケットの説明図で、図5(a)は加締前の状態、図5(b)は加締後の状態を示す図である。 図6は図5の変形例を示す図で、図6(a)は加締前の状態、図6(b)は加締後の状態を示す図である。 図7は本発明の第5実施形態の配管固定用ブラケット及び工程説明図で、図7(a)は押出母材、図7(b)は配管固定用ブラケットの加締前の状態、図7(c)は加締後の状態を示す図である。 図8(a)は同第5実施形態の配管固定用ブラケットの肉厚の変化を示す図、図8(b)は係止部の拡大図である。 図9は本発明の第6実施形態の配管固定用ブラケットの構成図で、(a)は分解斜視図、(b)は(a)のIXb−IXb矢視断面図、(c)は組立状態を示す斜視図である。 図10は同第6実施形態の配管固定用ブラケットの組み合わせ相手のブラケットを違えた場合の斜視図である。 図11は同第6実施形態の変形例を示す側面図である。 図12(a)は第1従来例の配管固定用ブラケットの構成、図12(b)は加締めの様子、図12(c)は加締後の状態を示す斜視図である。 図13は同第1従来例の配管固定用ブラケットの製造工程を(a)〜(d)の順に示す図である。 図14は第2従来例の配管固定用ブラケットの構成を示す斜視図である。 図15は同第2従来例の別の使用例を示す斜視図である。 図16は同第2従来例の変形例として示す配管固定用ブラケットの斜視図である。 図17は第3従来例の配管固定用ブラケットを示し、図17(a)は加締前の状態、図17(b)は加締後の状態を示す斜視図である。 図18は第4従来例の配管固定用ブラケットを示し、図18(a)は加締前の状態、図18(b)は加締後の状態を示す斜視図である。 図19は従来の配管固定用ブラケットを他のブラケットと組み合わせて使用する場合の例を示し、図19(a)は加締後の状態を示す斜視図、図19(b)は分解斜視図である。 図20は図19の従来例の変形例としてネジ孔の設け方の2例(a)、(b)を示す図である。 図21は図19とは違うブラケットと組み合わせて使用する場合の例を示す斜視図である。
符号の説明
5,5A〜5D 配管
10,20,30,40,40B,60,70,70B 配管固定用ブラケット
10A,60A 押出母材
11,11A〜11D,61 配管保持部
12,62 取付固定部
13,63A,63B 開口部
25,26 係止部
31 セレーション
61A,61B 個別保持部
A…押出方向

Claims (13)

  1. 開口部(13、63A、63B)を通して挿入された配管(5)を保持する略C字形の配管保持部(11、61)と、該配管保持部(11、61)に一体に連設された取付対象部材への取付固定部(12、62)とを備えており、前記配管保持部(11、61)及び取付固定部(12、62)を有する断面形状の押出母材(10A、60A)を押出方向に分断することにより形成されたものであることを特徴とする配管固定用ブラケット(10、20、30、40、40B、60、70、70B)。
  2. 請求項1に記載の配管固定用ブラケットであって、
    前記分断した際の断面中に肉厚部分と肉薄部分が設けられていることを特徴とする配管固定用ブラケット(10、20、30、40、40B、60、70、70B)。
  3. 請求項2に記載の配管固定用ブラケットであって、
    前記略C字形の配管保持部(11、61)の塑性変形予定部位が肉薄部分として形成されていることを特徴とする配管固定用ブラケット(10、20、30、40、40B、60、70、70B)。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の配管固定用ブラケットであって、
    前記略C字形の配管保持部(11、61)の周方向の両端に、互いに係合することで配管保持部のスプリングバックを防止する係止部(25、26)が設けられていることを特徴とする配管固定用ブラケット(20、60)。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の配管固定用ブラケットであって、
    前記配管保持部(11)の内周面にセレーション(31)が設けられていることを特徴とする配管固定用ブラケット(30)。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の配管固定用ブラケットであって、
    前記配管保持部(11A〜11D)が互いに独立させて複数個設けられていることを特徴とする配管固定用ブラケット(40、40B)。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の配管固定用ブラケットであって、
    前記配管保持部(61)が、複数本の配管を一緒に挿入できる大きさとされており、内部に個々の配管の個別保持部(61A、61B)が設けられていることを特徴とする配管固定用ブラケット(60)。
  8. 開口部(13、63A、63B)を通して挿入された配管(5)を保持する略C字形の配管保持部(11、61)と、該配管保持部(11、61)に一体に連設された取付対象部材への取付固定部(12、62)とを備える配管固定用ブラケットの製造方法であって、
    押出成形により前記配管保持部(11、61)及び取付固定部(12、62)を有する断面形状の押出母材(10A、60A)を成形し、前記押出母材(10A、60A)を押出方向(A)に複数に分断することにより、単品の配管固定用ブラケット(10、20、30、40、40B、60、70、70B)を得ることを特徴とする配管固定用ブラケットの製造方法。
  9. 請求項8に記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、
    前記押出成形の際に、肉厚部分と肉薄部分を有する断面形状の押出母材(10A、60A)を成形することを特徴とする配管固定用ブラケットの製造方法。
  10. 請求項8または9に記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、
    前記押出成形の際に、前記略C字形の配管保持部(11、61)の周方向の両端に互いに係合することで配管保持部(11、61)のスプリングバックを防止する係止部(25、26)を有した断面形状の押出母材を成形することを特徴とする配管固定用ブラケットの製造方法。
  11. 請求項8〜10のいずれかに記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、
    前記押出成形の際に、前記配管保持部(11)の内周面にセレーション(31)を有した断面形状の押出母材を成形することを特徴とする配管固定用ブラケットの製造方法。
  12. 請求項8〜11のいずれかに記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、
    前記押出成形の際に、互いに独立した複数個の前記配管保持部(11A〜11D)を有した断面形状の押出母材を成形することを特徴とする配管固定用ブラケットの製造方法。
  13. 請求項8〜11のいずれかに記載の配管固定用ブラケットの製造方法であって、
    前記押出成形の際に、複数本の配管を一緒に挿入できる大きさで且つ内部に個々の配管の個別保持部(61A、61B)のある前記配管保持部(61)を有した断面形状の押出母材を成形することを特徴とする配管固定用ブラケットの製造方法。
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