JP2003104411A - 収納容器の蓋固定バンド及び収納容器 - Google Patents

収納容器の蓋固定バンド及び収納容器

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JP2003104411A
JP2003104411A JP2001294376A JP2001294376A JP2003104411A JP 2003104411 A JP2003104411 A JP 2003104411A JP 2001294376 A JP2001294376 A JP 2001294376A JP 2001294376 A JP2001294376 A JP 2001294376A JP 2003104411 A JP2003104411 A JP 2003104411A
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band
storage container
rivet
lid fixing
outer side
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JP2001294376A
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English (en)
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Shintaro Terai
新太郎 寺井
Susumu Inagaki
進 稲垣
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Toho Sheet and Frame Co Ltd
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Toho Sheet and Frame Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 バンド本体の一方の端部からなる外側に位置
する連結外側部11の内側に位置して連結外側部11と
重なるバンド本体の他方の端部からなる連結内側部1
2、連結外側部11と連結内側部12とからなる重なり
連結部6と、連結外側部11に形成されたクランプホー
ル部16、このクランプホール部16の近傍にフックノ
ッチ部17を形成し、連結内側部12に設けたリベット
ピンの近傍にフックノッチ部17を形成し、リベットピ
ンの突出部が、クランプホール部16に係合し合ってバ
ンド本体の結束状態や絞めつけ状態を固定する収納容器
の蓋固定バンド。 【効果】 結束や絞めつけの固定状態が確実で、より高
い信頼性を実現できる。連結外側部と連結内側部が隙間
なく密着すると共に、連結外側に凸連結部分が突出する
こともなく、引っかかり部分のない安全性、美観性に優
れたものにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部材を結束したり
絞めつけたりなどする収納容器の蓋固定バンド及び収納
容器に関し、特にペール缶、ドラム缶、中小型缶などの
収納容器の開口部を塞ぐ天蓋を該開口部に固定するのに
適した収納容器の蓋固定バンド及び該蓋固定バンドを使
用した収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ペール缶の天蓋を、開口部を塞いだ
状態に固定する技術としては、ラグタイプとレバーバン
ドタイプの2つの技術があった。ラグタイプのものは、
天蓋58の縁に16枚ほどの爪59を設け、この爪59
を下方に折り曲げておき、開口部に被せておいて専用の
締め付け(カシメ)装置を使い、前記爪59を内側に押
し曲げて開口部外側に突出形成した開口縁部2(カール
部)にカシメることにより、固定するというものである
(図11、12参照)。また、レバーバンドタイプの蓋
固定バンド50は、バンド本体51の両端を開いたり閉
じたりできるフラットバー52により連結し、このフラ
ットバー52をレバー53により開閉するもので、閉状
態でのレバー53を固定するためのフック54を設け、
前記それぞれの部品をリベット55で固定したり連結す
るというものである(図10参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術のラグタイプのものは次に述べるような短所
を持っている。 (1)開封の際には天蓋の16個所の爪を、1つずつ起
さなければならず、大変手間と時間がかかる。 (2)開梱後は、天蓋の爪が外向きに大きく開いている
ので、危険且つ邪魔になる。 (3)天蓋の形状が複雑なため、プレス金型が複雑な構
造を要し高価となり、金型メンテナンスもかかり設備に
もコストがかかる。 (4)天蓋の爪と爪の間に切り欠きがあるため、剛性と
気密性が低い。 (5)開梱後、天蓋が大きく変形した状態であるので、
天蓋を繰り返し利用できない。また、仮蓋として利用し
たとしても変形しているため使用し難い。
【0004】また、レバーバンドタイプのものは次に述
べるような短所を持っている。 (1)バンド本体の両端部が重なり合うことがないの
で、この隙間が原因で内容物の漏れを生じる恐れがあ
る。 (2)バンド本体の両端を開いたり閉じたりできるフラ
ットバーにより連結し、このフラットバーをレバーによ
り開閉するので、レバーが邪魔をして自動化を困難にす
る。 (3)運搬時にレバーがひっかかって、開状態にはずれ
てしまうことがしばしば生じ、確実に閉状態を保持する
ことができない。 (4)リベットが3種類8本、リング部材及びレバー部
品が6種類7部品と、合計9種類15点と部品数が多
く、それら部品の製造などに手間がかかる。 (5)部品の加工組み立てには15工程が必要で、製造
・組立て工程数が大変多く生産性が悪くコスト高とな
る。 (6)使用材料のスクラップ率は21パーセントと高く
なる。 (7)レバーを手で操作するものなので、材料に厚さと
剛性が必要なので材料が多くかかり、材料費、運賃コス
トがかさむ。 (8)多数の部品を組み立てるため、少なくとも3種類
のリベット合計8本を外注購入品として必要になる。 (9)部品点数が多く加工度が高いため、金型(5
面)、大型プレス機械、鋲機械等々の設備が必要であ
り、設備コストが大である。 (10)金型、機械設備の維持管理に熟練した技術者が
必要である。 (11)組立工程が多く、多くの組立工が必要で人件費
がかさむ。 (12)製造設備が大型のものと、多数の小型機を要す
るため、広い敷地面積が必要である。 (13)機械設備数が多いために電力エネルギーの消費
が多い。 (14)設備数が多いために消耗品を多く消耗する。 (15)工程数が多いので生産性が低い。 (16)部品点数が多く、部品のランニングストック数
も多いため、当然ランニングコストも上がる。 (17)製品重量が重く、運賃コストもかさむ。
【0005】本発明は、以上のような従来技術の持つ問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、確実
に蓋固定ができ、自動化にも対応でき、運搬時に外れる
ことがない、構成がシンプル、材料が少ない、スクラッ
プの発生が少量、製造が容易で少ない工程で製造できる
等の利点を有し、コストを大幅に削減し、且つ、ペール
缶などの収納容器の蓋として使用した場合に、従来の蓋
固定バンドと比較して極めて良好な蓋固定性能を有する
収納容器の蓋固定バンド及び収納容器を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。請
求項1記載の発明においては、バンド本体と、このバン
ド本体の一方の端部からなる外側に位置する連結外側
部、この連結外側部の内側に位置して該連結外側部と重
なる前記バンド本体の他方の端部からなる連結内側部、
前記連結外側部と前記連結内側部とからなる重なり連結
部と、前記連結外側部に形成された小径部と大径部を有
するクランプホール部、このクランプホール部の近傍に
フックノッチ部を形成し、前記連結内側部に設けたリベ
ットピンの近傍にフックノッチ部を形成し、前記リベッ
トピンの突出部が、前記クランプホール部に係合し合っ
て前記バンド本体の結束状態や絞めつけ状態を固定する
ようにしてなるという技術手段を採用した。
【0007】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、リベットピンとして、一体成形の
リベットピンをバンド本体にカシメて取り付けるという
技術手段を採用した。
【0008】請求項3記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、リベットピンとして、リベットと
ピンを分割して、リベットをバンド本体にカシメて取り
付け、このリベットにピンをネジ止めできるように着脱
自在に設けるという技術手段を採用した。
【0009】請求項4記載の発明においては、請求項1
記載の発明に加えて、リベットピンとして、リベットを
バンド本体にカシメて取り付け、このリベットにワッシ
ャを係合し、係止ピンをリベットの頭部に穿孔した孔に
係止してワッシャを係止できるようにするという技術手
段を採用した。
【0010】請求項5記載の発明においては、バンド本
体の断面が略くの字形状、台形形状、Uの字形状、半円
形状などのリング状部材にするという技術手段を採用し
た。
【0011】請求項6記載の発明においては、上部が全
面開口した収納容器本体と、この収納容器の開口部縁を
外側に巻き込み突出形成した蓋固定縁と、この蓋固定縁
に被さり密着する縁はまり部を有する前記収納容器本体
の開口部を密封する天蓋と、金属製リング状部材からな
り、端部が重なり合うようにしてなるバンド本体、この
バンド本体の一方の端部からなる外側に位置する連結外
側部、この連結外側部の内側に位置して該連結外側部と
重なる前記バンド本体の他方の端部からなる連結内側
部、前記連結外側部と前記連結内側部とから重なり連結
部と、前記連結外側部に形成された小径部と大径部を有
するクランプホール部、このクランプホール部の近傍に
フックノッチ部を形成し、前記連結内側部に設けたリベ
ットピン、このリベットピンの近傍にフックノッチ部を
形成し、前記リベットピンが突出してなり、前記クラン
プホール部が係合し合って前記バンド本体の結束状態や
絞めつけ状態を固定する蓋固定バンドと、前記天蓋を前
記収納容器の開口部に被せ、前記蓋固定バンドで前記蓋
固定縁と前記縁はまり部を挟み、該蓋固定バンドをフッ
クノッチ部を利用して締め付けることにより該蓋固定バ
ンドが上下から前記蓋固定縁及び前記縁はまり部を押さ
え付けて合わせ、前記天蓋を前記収納容器の開口部に固
定するようにするという技術手段を採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の収納容器の組み
立て分解斜視図、図2は同じ収納容器本体に天蓋を被せ
蓋固定バンドにより締め付け固定した状態を示す部分切
断断面図、図3は同蓋固定バンドを示す正面図及び底面
図、図4は同蓋固定バンドの重なり連結部の連結外側部
と連結内側部を離した状態を示す拡大平面図、及び拡大
正面図、図5はリベットピンの第1実施例を示す正面
図、図6はリベットピンの第2実施例を示す正面図、図
7はリベットピンの第3実施例を示す正面図、図8は図
3におけるA−A線切断断面図、図9はフックノッチ部
を示す平面図及び正面図である。
【0013】図1及び図2において、収納容器1は、上
部が全面開口したペール缶からなる。、開口部縁を外側
に巻き込み突出形成した蓋固定縁2を有する収納容器本
体3と、蓋固定縁2に被さり密着する縁はまり部8と、
該縁はまり部8内側に設けられたパッキン9を有する収
納容器本体3の開口部4を密封する天蓋5と、断面が略
台形形状の金属製リング状部材からなり、端部が重なり
合うように連結する重なり連結部6を有する蓋固定バン
ド7とからなっている。部材は金属のみならず合成樹脂
製部材などによるもの、伸縮性部材からなるバンド本体
と金属性部材からなる連結部分を組み合わせたものなど
でもよい。
【0014】図3〜図4において、蓋固定バンド7は次
に述べるような構成・機能となっている。バンド本体1
0は断面が略台形形状(具体的には略横Uの字形状と略
横Vの字形状の中間のような形状)の金属製リング状部
材からなり、端部が重なり合う重なり連結部6となって
いる。重なり連結部6は、バンド本体10の外側大きさ
を内側大きさとした拡大した形状からなり、外側に位置
する連結外側部11と、この連結外側部11の内側に位
置して該連結外側部11と重なるバンド本体10を同形
大きさの他方の端部からなる連結内側部12とからなっ
ている。連結外側部11には、端部に小径部14と大径
部15を有するクランプホール部16を形成し、このク
ランプホール部16の近傍に1個以上のフックノッチ部
17を形成して設けられている。このフックノッチ部1
7の形状は、例えば図9に示すように切り込みを入れて
切り起こし形成するものであるが、形状としては後述す
るような締め付け工具30の第1フック爪33と第2フ
ック爪34でフックノッチ部17に引っかけて締め付け
ることができるような形状であれば種々設計できるもの
である。
【0015】連結内側部12には、端部にリベットピン
13が設けられている。そして、このリベットピン13
の近傍には、前記連結外側部11に形成したフックノッ
チ部17と対称的に同様なフックノッチ部17が形成さ
れている。
【0016】ここで、リベットピン13の具体的な実施
例を説明する。第1実施例として、図5に示すように、
一体成形のリベットピン13をバンド本体10にカシメ
て取り付けたもの。第2実施例として、図6に示すよう
に、リベット18とピンを分割して、リベット18をバ
ンド本体10にカシメて取り付け、このリベット18に
ピンをネジ止めできるようネジピン19によって着脱自
在に設けたもの。第3実施例として、図7に示すよう
に、リベット18をバンド本体10にカシメて取り付
け、このリベット18にワッシャ20を係合し、係止ピ
ン21をリベット18の頭部に穿孔した孔に係止してワ
ッシャ20を係止できるようにしたものが考えられる。
【0017】以上の構成を有していることにより、締め
付け工具30の第1フック爪33をバンド本体10の連
結外側部11のフックノッチ部17に係合し、第2フッ
ク爪34を連結内側部12のフックノッチ部17に係合
して、締め付け工具30のハンドル32の操作で絞めつ
けて、天蓋5を収納容器本体3に締め付け固定完了状態
になる。この状態は、図8に示すように連結外側部11
の内側に連結内側部12が挿入されたようになり、連結
内側部12の端部に設けたリベットピン13の突出して
いるピン部が、連結外側部11のクランプホール部16
の大径部15で挿入され、締め付けを解除することで弾
性力によってハンド本体7が広がろうとすることでクラ
ンプホール部16の小径部14側に移動して、リベット
ピン13がクランプホール部16から外れないようにな
り、締め付け固定が完了するものである。
【0018】蓋固定バンドの材料としては、前記した通
り、金属製リング状部材が一般的であるが、金属部材に
ラミネート加工して耐腐食、耐薬品性を高めたもの、金
属バンドほどの強い固定力を要しない場合には合成樹脂
製部材製のもの、この合成樹脂製部材に金属ワイヤーや
薄金属バンドを内設したもの、バンド本体を合成樹脂製
部材とし連結部を金属製部材としたものなども良い。
【0019】特に、合成樹脂製部材からなるものは、使
用後の回収再利用というリサイクルが行える省資源バン
ドとなり、且つ復元力弾性力のある顎部が金属のように
破壊されないので、繰り返し使用できるものである。
【0020】一例として、蓋固定バンド7は次のように
操作する。収納容器本体3に天蓋5を被せる。蓋固定縁
2と縁はまり部8を略くの字形状の蓋固定バンド7で被
せて、バンド本体10の両端部に形成した連結内側部1
2を連結外側部11の内側に重合するように、締め付け
工具30等で締め付け、バンド本体10を収縮し、連結
内側部12に設けたリベットピン13のピン部を連結外
側部11に形成したクランプホール部16の大径部15
に位置するまで収縮させて係合させ、締め付け力を解除
することでバンド本体10が弾力性を有しているので拡
大しリベットピン13が小径部14の位置に移動して係
止し、固定される。
【0021】肉厚1.0mm、重量175g、鋼部材か
らなるペール缶の蓋を固定する固定バンドにおいては、
水圧、気密落下の各テストにおいては、従来の固定バン
ドと比較して極めて良好な結果が得られた。また、スク
ラップの発生率は0.4パーセントで殆ど出ないという
結果を得ることができた。
【0022】次に図13〜図15に基づいて、締め付け
工具30について詳細に説明する。締め付け工具30
は、リンク調整ネジ31で第1フック爪33、第2フッ
ク爪34の係合間隔を微調整できるように、ハンドル3
2の上端部に設けたものである。そして、図14、図1
5の順に操作することで、リンク機構を介して第1フッ
ク爪33、第2フック爪34をバンド本体10に形成し
たフックノッチ部17に係合させ、ハンドル32を介し
て矢印Aの方向に傾倒することで、矢印B、矢印C方向
に収縮して缶本体の開口部に蓋をバンド本体10で締め
付けることができるものである。
【0023】また、図16に示すように、ハンドル32
の先端部に第1フック爪33を設け、リンク機構を介さ
ないでも締め付けを可能にした締め付け工具30でも良
い。これも、ハンドル32を矢印A方向に傾倒すること
で、第1フック爪33と第2フック爪34を矢印B方
向、C方向に移動して、バンド本体10を収縮できるよ
うになっている。
【0024】
【発明の効果】収納容器の天蓋を固定する切断されたリ
ング状部材からなる蓋固定バンドとして使用した場合の
効果について説明するが、当然一般的な結束バンドとし
ても使用できるものであり、そのものも同じような効果
を奏するものである。蓋固定バンドの発明は、連結外側
部、連結内側部の両端部に形成したフックノッチ部を利
用して締め付け工具で収縮して、リベットピンとクラン
プホール部を係合させ、バンド本体の端部同士を連結し
結束状態や絞めつけ状態を固定するものであるので、次
に述べるような効果を奏する。 (1)結束や絞めつけの固定状態が確実で、より高い信
頼性を実現できる。 (2)連結外側部と連結内側部が隙間なく密着すると共
に、連結外側に凸連結部分が突出することもなく、引っ
かかり部分のない安全性、美観性に優れたものにでき
る。 (3)ラグタイプに比べて構成が単純でシンプルである
ので、材料費、金型経費及び設備費が少なくて済む。例
えば、バンド本体を切断したリング形状からなる20リ
ットル・ペール缶の蓋の固定バンドとした場合、材料が
従来技術であるレバーバンドタイプの250グラムに対
して約187グラムとなり、材料量を75パーセントに
できると共に、スクラップ率をレバータイプの21パー
セントに対して0.4パーセントと極端に減少させるこ
とができ、材料費の大幅な削減を実現する。 (4)3種類8本のリベットを無用にできる。 (5)大型プレス、製造金型が5面、組立用製品リベッ
トセッターや各組立装置などが必要なく、設備及び組立
用設備、これに関わる作業者及び管理技術者が不要とな
る。 (6)部品が軽量、且つ点数がバンド本体とリベットピ
ンの2つとなるので、設備償却費や部品のそのランニン
グストックの大幅な低減を実現し、且つ管理、運搬、事
務処理等にかかっていた費用を大幅に削減できる。 (7)レバーバンド方式では15工程であるが、これに
対して僅か1〜数工程のみで製作できる。 (8)構成が一枚の金属製帯板を打ち抜き、リング状に
変形成形するものであるので、全自動化、無人化が容易
に可能である。 (9)レバーバンドタイプに比べて製造機械や組立てラ
インが極端にすくなくてすみ、短時間で製造できるの
で、少スペース高生産性を実現する。 (10)レバーバンドタイプと比較して、打ち抜き・打
ち出し装置のみか、ロールの製造設備のみか、それに打
ち出し設備を加えた製造設備のみでの製造が可能となる
ので、稼動設備が大幅に縮小され、人件費の大幅な削
減、電力など大幅なエネルギー消費の節約を実現する。 上記のように、大幅なコスト削減を実現し安価で高品
質、高信頼性の蓋固定バンドを実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における収納容器の組み立て分解斜視図
である。
【図2】本発明における収納容器本体に天蓋を被せ蓋固
定バンドにより締め付け固定した状態を示す部分切断断
面図である。
【図3】本発明における蓋固定バンドの一部を示す正面
図及び底面図である。
【図4】本発明における蓋固定バンドの重なり連結部の
連結外側部と、連結内側部を離した状態を示す拡大平面
図及び拡大正面図である。
【図5】本発明のリベットピンの第1実施例を示す正面
図である。
【図6】本発明のリベットピンの第2実施例を示す正面
図である。
【図7】本発明のリベットピンの第3実施例を示す正面
図である。
【図8】本発明の図3におけるA−A線切断断面図であ
る。
【図9】本発明のフックノッチ部を示す平面図及び正面
図である。
【図10】従来技術のレバーバンドタイプの蓋固定バン
ドを示す平面図及びB−B線切断拡大断面図である。
【図11】従来技術のラグタイプの天蓋を示す斜視図で
ある。
【図12】従来技術におけるラグタイプの天蓋の収納容
器への固定状態を示す部分断面図である。
【図13】本発明の固定バンドの締め付け工具を示す斜
視図である。
【図14】本発明の固定バンドの締め付け工具を固定バ
ンドにセットした所を示す正面図である。
【図15】本発明の締め付け工具で固定バンドを締め付
けた所を示す正面図である。
【図16】本発明の締め付け工具における他の実施例を
示す正面図である。
【符号の説明】
1‥‥収納容器 2‥‥蓋固定
縁 3‥‥収納容器本体 4‥‥開口部 5‥‥天蓋 6‥‥重なり
連結部 7‥‥蓋固定バンド 8‥‥縁はま
り部 9‥‥パッキン 10‥‥バンド
本体 11‥‥連結外側部 12‥‥連結
内側部 13‥‥リベットピン 14‥‥小径
部 15‥‥大径部 16‥‥クラ
ンプホール部 17‥‥フックノッチ部 18‥‥リベ
ット 19‥‥ネジピン 20‥‥ワッ
シャ 21‥‥係止ピン 30‥‥締め付け工具 31‥‥リン
ク調整ネジ 32‥‥ハンドル 33‥‥第1
フック爪 34‥‥第2フック爪 50‥‥蓋固
定バンド 51‥‥バンド本体 52‥‥フラ
ットバー 53‥‥レバー 54‥‥フッ
ク 55‥‥リベット 58‥‥天蓋 59‥‥爪
フロントページの続き (72)発明者 稲垣 進 千葉県八千代市上高野1812 東邦シートフ レーム株式会社内 Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA22 AB01 AB03 BA01 CA01 CC01 FD05 HA03 HB04 HC03 HD01 LA17 LD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド本体と、このバンド本体の一方の
    端部からなる外側に位置する連結外側部、この連結外側
    部の内側に位置して該連結外側部と重なる前記バンド本
    体の他方の端部からなる連結内側部、前記連結外側部と
    前記連結内側部とからなる重なり連結部と、前記連結外
    側部に形成された小径部と大径部を有するクランプホー
    ル部、このクランプホール部の近傍にフックノッチ部を
    形成し、前記連結内側部に設けたリベットピンの近傍に
    フックノッチ部を形成し、前記リベットピンの突出部
    が、前記クランプホール部に係合し合って前記バンド本
    体の結束状態や絞めつけ状態を固定するようにしてなる
    ことを特徴とする収納容器の蓋固定バンド。
  2. 【請求項2】 前記リベットピンとして、一体成形のリ
    ベットピンをバンド本体にカシメて取り付けたことを特
    徴とする請求項1記載の収納容器の蓋固定バンド。
  3. 【請求項3】 リベットピンとして、リベットとピンを
    分割して、リベットをバンド本体にカシメて取り付け、
    このリベットにピンをネジ止めできるように着脱自在に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の収納容器の蓋固
    定バンド。
  4. 【請求項4】 リベットピンとして、リベットをバンド
    本体にカシメて取り付け、このリベットにワッシャを係
    合し、係止ピンをリベットの頭部に穿孔した孔に係止し
    てワッシャを係止できるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の収納容器の蓋固定バンド。
  5. 【請求項5】 バンド本体の断面が略くの字形状、台形
    形状、Uの字形状、半円形状などのリング状部材にした
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の収納容
    器の蓋固定バンド。
  6. 【請求項6】 上部が全面開口した収納容器本体と、こ
    の収納容器の開口部縁を外側に巻き込み突出形成した蓋
    固定縁と、この蓋固定縁に被さり密着する縁はまり部を
    有する前記収納容器本体の開口部を密封する天蓋と、金
    属製リング状部材からなり、端部が重なり合うようにし
    てなるバンド本体、このバンド本体の一方の端部からな
    る外側に位置する連結外側部、この連結外側部の内側に
    位置して該連結外側部と重なる前記バンド本体の他方の
    端部からなる連結内側部、前記連結外側部と前記連結内
    側部とから重なり連結部と、前記連結外側部に形成され
    た小径部と大径部を有するクランプホール部、このクラ
    ンプホール部の近傍にフックノッチ部を形成し、前記連
    結内側部に設けたリベットピン、このリベットピンの近
    傍にフックノッチ部を形成し、前記リベットピンが突出
    してなり、前記クランプホール部が係合し合って前記バ
    ンド本体の結束状態や絞めつけ状態を固定する蓋固定バ
    ンドと、前記天蓋を前記収納容器の開口部に被せ、前記
    蓋固定バンドで前記蓋固定縁と前記縁はまり部を挟み、
    該蓋固定バンドをフックノッチ部を利用して締め付ける
    ことにより該蓋固定バンドが上下から前記蓋固定縁及び
    前記縁はまり部を押さえ付けて合わせ、前記天蓋を前記
    収納容器の開口部に固定するようにしてなることを特徴
    とする収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047598A1 (fr) * 2006-10-18 2008-04-24 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. dispositif distributeur de produit chimique liquide et procédé de distribution
JP2008100715A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 液体薬品用ペール缶
JP2011121592A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Toho Kohan Kk 締付バンド装置

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