JP2887731B2 - 金属ガスケット - Google Patents
金属ガスケットInfo
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- JP2887731B2 JP2887731B2 JP19905994A JP19905994A JP2887731B2 JP 2887731 B2 JP2887731 B2 JP 2887731B2 JP 19905994 A JP19905994 A JP 19905994A JP 19905994 A JP19905994 A JP 19905994A JP 2887731 B2 JP2887731 B2 JP 2887731B2
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- Japan
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- gasket
- metal gasket
- metal sheet
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ガスケットに係る
もので、特に複数枚の金属薄板を重ね合わせて構成する
積層型金属ガスケットの改良に関する。
もので、特に複数枚の金属薄板を重ね合わせて構成する
積層型金属ガスケットの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車の排気ガスシール用金属ガ
スケット（エキゾースト・マニホールドガスケット、エ
キゾースト・パイプガスケット等）として、複数枚の金
属薄板を積層して成る積層型金属ガスケットが、また、
混合気シール用金属ガスケット（インテークマニホール
ドガスケット等）として、複数枚の金属薄板の両面にゴ
ム等の表面処理を施した金属薄板を積層して成る積層型
金属ガスケットが、多く用いられている。
スケット（エキゾースト・マニホールドガスケット、エ
キゾースト・パイプガスケット等）として、複数枚の金
属薄板を積層して成る積層型金属ガスケットが、また、
混合気シール用金属ガスケット（インテークマニホール
ドガスケット等）として、複数枚の金属薄板の両面にゴ
ム等の表面処理を施した金属薄板を積層して成る積層型
金属ガスケットが、多く用いられている。
【０００３】前記積層型金属ガスケットは、これを例え
ば３枚の金属薄板（鋼板）で構成する場合、中央の金属
薄板（副板）とその両側の金属薄板（主板）に共通にポ
ート孔やガスケット取付け孔等を設け、両側の金属薄板
にはポート孔を囲む部位にシール用ビードを形成し、こ
れら３枚の金属薄板をその所要部位にて、例えば（１）
ハトメ組付け、（２）リベット止め、（３）スポット溶
接、（４）外周縁折返し（クリンチ）止め等によって一
体に結合している。
ば３枚の金属薄板（鋼板）で構成する場合、中央の金属
薄板（副板）とその両側の金属薄板（主板）に共通にポ
ート孔やガスケット取付け孔等を設け、両側の金属薄板
にはポート孔を囲む部位にシール用ビードを形成し、こ
れら３枚の金属薄板をその所要部位にて、例えば（１）
ハトメ組付け、（２）リベット止め、（３）スポット溶
接、（４）外周縁折返し（クリンチ）止め等によって一
体に結合している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記金属薄板の結合手
段には、下記のような不具合がある。 （１）ハトメ組付けは、結合部品が別に必要であり、工
数も増えるので、コストアップになる。また、通常、ハ
トメを複数個使用するので、加工時ハトメ欠品、加工不
良などの問題が出る可能性がある。 （２）リベット止めは、ハトメ組付けと同様に、別部品
が必要、工数増加、リベット欠品、加工不良などの問題
がある。 （３）スポット溶接は、（イ）積層枚数が多くなると
き、（ロ）金属板厚さが厚くなるとき、（ハ）異種材料
を積層するとき、（ニ）ゴム等の表面処理がある金属薄
板を使用するとき、溶接ができない（（ニ）は不可）、
溶接強度が不安定（バラツキ大）、溶接条件管理が技術
的に難しい、工数増加等の問題がある。 （４）クリンチ止めは、型材費と工数の増加によるコス
トアップおよび積層金属薄板のズレ等の問題がある。
段には、下記のような不具合がある。 （１）ハトメ組付けは、結合部品が別に必要であり、工
数も増えるので、コストアップになる。また、通常、ハ
トメを複数個使用するので、加工時ハトメ欠品、加工不
良などの問題が出る可能性がある。 （２）リベット止めは、ハトメ組付けと同様に、別部品
が必要、工数増加、リベット欠品、加工不良などの問題
がある。 （３）スポット溶接は、（イ）積層枚数が多くなると
き、（ロ）金属板厚さが厚くなるとき、（ハ）異種材料
を積層するとき、（ニ）ゴム等の表面処理がある金属薄
板を使用するとき、溶接ができない（（ニ）は不可）、
溶接強度が不安定（バラツキ大）、溶接条件管理が技術
的に難しい、工数増加等の問題がある。 （４）クリンチ止めは、型材費と工数の増加によるコス
トアップおよび積層金属薄板のズレ等の問題がある。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、結合部品を使用せず、かつ、
積層枚数や異種材料に制約を受けることがなく、また、
ゴム等の表面処理を施した金属薄板の使用も可能とし、
強固な結合力が得られる金属ガスケットを提供すること
を目的としている。
積層枚数や異種材料に制約を受けることがなく、また、
ゴム等の表面処理を施した金属薄板の使用も可能とし、
強固な結合力が得られる金属ガスケットを提供すること
を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属薄板、表
面被覆金属薄板および／またはメッキ金属薄板の一種以
上の複数枚を積層して構成する金属ガスケットにおい
て、積層金属薄板の厚さ方向へのプレス打ち抜き加工に
より、一方向には連続する凹部（または凸部）に変形さ
れ、前記方向と交わる方向には、切り開かれた凹部（ま
たは凸部）に変形され、かつその底板部をプレス加工で
加圧して切り開かれた開口部の幅より広くした結合部に
よって、積層金属薄板等同士が一体に結合されているこ
とを要旨としている。
面被覆金属薄板および／またはメッキ金属薄板の一種以
上の複数枚を積層して構成する金属ガスケットにおい
て、積層金属薄板の厚さ方向へのプレス打ち抜き加工に
より、一方向には連続する凹部（または凸部）に変形さ
れ、前記方向と交わる方向には、切り開かれた凹部（ま
たは凸部）に変形され、かつその底板部をプレス加工で
加圧して切り開かれた開口部の幅より広くした結合部に
よって、積層金属薄板等同士が一体に結合されているこ
とを要旨としている。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、積層金属薄板は、部分的に
プレス打ち抜き加工して切り開いた凹部（または凸部）
の底板部をプレス加工で加圧してなる結合部において、
そのプレス加工時の圧延加締め作用により強固に一体に
結合される。しかも、この結合部の形成には、結合部品
は不要であり、積層枚数に制約されず、かつゴムや合成
樹脂等の表面処理を施した金属板またはＡｌ，Ｚｎ等で
表面をメッキした金属板の使用も可能である。
プレス打ち抜き加工して切り開いた凹部（または凸部）
の底板部をプレス加工で加圧してなる結合部において、
そのプレス加工時の圧延加締め作用により強固に一体に
結合される。しかも、この結合部の形成には、結合部品
は不要であり、積層枚数に制約されず、かつゴムや合成
樹脂等の表面処理を施した金属板またはＡｌ，Ｚｎ等で
表面をメッキした金属板の使用も可能である。
【０００８】
【実施例】図１〜図４に、本発明をエキゾーストマニホ
ールド用金属ガスケットに実施した一例を示す。同図に
おいて、Ａは３枚の金属薄板（厚さ０．２〜０．７ｍｍ
の鋼板）からなる金属ガスケット、１，２は両側の金属
薄板（主板）、３は中間の金属薄板（副板）、４はポー
ト孔（ガス流通孔）、５はガスケット取付け孔、１ａ，
２ａは金属薄板１，２に形成されたポート孔シール用ビ
ードであり、Ｂは３枚の金属薄板を一体に結合している
結合部である。
ールド用金属ガスケットに実施した一例を示す。同図に
おいて、Ａは３枚の金属薄板（厚さ０．２〜０．７ｍｍ
の鋼板）からなる金属ガスケット、１，２は両側の金属
薄板（主板）、３は中間の金属薄板（副板）、４はポー
ト孔（ガス流通孔）、５はガスケット取付け孔、１ａ，
２ａは金属薄板１，２に形成されたポート孔シール用ビ
ードであり、Ｂは３枚の金属薄板を一体に結合している
結合部である。
【０００９】前記結合部Ｂは、例えば、ポンチ・ダイを
用いたプレス打ち抜き加工によって得られる。即ち、積
層金属薄板の厚さ方向へのプレス打ち抜き加工により、
図１（イ）のＹ−Ｙ線方向には、図３に示すように、金
属薄板１，２，３に連続する傾斜板部１ｂ，３ｂ，２ｂ
−底板部１ｃ，３ｃ，２ｃ−傾斜板部１ｂ，３ｂ，２ｂ
からなる凹部に変形加工され、前記Ｙ−Ｙ線方向と直角
に交わるＺ−Ｚ線方向には、図４および図１（ロ）に示
すように、前記傾斜板部１ｂ，３ｂ，２ｂ−底板部１
ｃ，３ｃ，２ｃ−傾斜板部１ｂ，３ｂ，２ｂが前記金属
薄板１，２，３から切り開かれた凹部に変形加工され
る。その凹部底板部をプレス加工で加圧することによ
り、底板部のＺ−Ｚ線方向の幅は切り開かれた開口部の
幅より広く圧延されて一体に加締められるので、結果と
して強固な結合部が得られる。
用いたプレス打ち抜き加工によって得られる。即ち、積
層金属薄板の厚さ方向へのプレス打ち抜き加工により、
図１（イ）のＹ−Ｙ線方向には、図３に示すように、金
属薄板１，２，３に連続する傾斜板部１ｂ，３ｂ，２ｂ
−底板部１ｃ，３ｃ，２ｃ−傾斜板部１ｂ，３ｂ，２ｂ
からなる凹部に変形加工され、前記Ｙ−Ｙ線方向と直角
に交わるＺ−Ｚ線方向には、図４および図１（ロ）に示
すように、前記傾斜板部１ｂ，３ｂ，２ｂ−底板部１
ｃ，３ｃ，２ｃ−傾斜板部１ｂ，３ｂ，２ｂが前記金属
薄板１，２，３から切り開かれた凹部に変形加工され
る。その凹部底板部をプレス加工で加圧することによ
り、底板部のＺ−Ｚ線方向の幅は切り開かれた開口部の
幅より広く圧延されて一体に加締められるので、結果と
して強固な結合部が得られる。
【００１０】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、結合部品を使用せず、かつ積層枚数や異種材料に制
約を受けることがなく、かつ、ゴム等の表面処理を施し
た金属薄板の使用も可能とした結合部を有する金属ガス
ケットが得られる。
ば、結合部品を使用せず、かつ積層枚数や異種材料に制
約を受けることがなく、かつ、ゴム等の表面処理を施し
た金属薄板の使用も可能とした結合部を有する金属ガス
ケットが得られる。
【図１】本発明の一実施例を示すもので、図１（イ）は
エキゾーストマニホールド用金属ガスケットの平面図、
図１（ロ）は結合部の拡大斜視図である。
エキゾーストマニホールド用金属ガスケットの平面図、
図１（ロ）は結合部の拡大斜視図である。
【図２】図１（イ）のＸ−Ｘ線の拡大切断面図である。
【図３】図１（イ）のＹ−Ｙ線の拡大切断面図である。
【図４】図１（イ）のＺ−Ｚ線の拡大切断面図である。
Ａ 金属ガスケット １，２ 主板となる金属薄板 ３ 副板となる金属薄板 １ａ，２ａ ビード １ｂ，２ｂ，３ｂ 傾斜板部 １ｃ，２ｃ，３ｃ 底板部
Claims (1)
- 【請求項１】 金属薄板、表面被覆金属薄板および／ま
たはメッキ金属薄板の一種以上の複数枚を積層して構成
する金属ガスケットにおいて、積層金属薄板の厚さ方向
へのプレス打ち抜き加工により、一方向には連続する凹
部（または凸部）に変形され、前記方向と交わる方向に
は、切り開かれた凹部（または凸部）に変形され、かつ
その底板部をプレス加工で加圧して切り開かれた開口部
の幅より広くした結合部によって、積層金属薄板等同士
が一体に結合されていることを特徴とする金属ガスケッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19905994A JP2887731B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 金属ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19905994A JP2887731B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 金属ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0842696A JPH0842696A (ja) | 1996-02-16 |
| JP2887731B2 true JP2887731B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=16401427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19905994A Expired - Lifetime JP2887731B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 金属ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2887731B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100924458B1 (ko) * | 2008-01-22 | 2009-11-03 | 동아공업 주식회사 | 적층형 가스켓의 2중 결합구조. |
| KR100924457B1 (ko) * | 2008-01-22 | 2009-11-03 | 동아공업 주식회사 | 걸림에 의한 적층형 가스켓의 결합구조. |
| JP5465038B2 (ja) | 2010-02-22 | 2014-04-09 | 日本リークレス工業株式会社 | シリンダーヘッド用メタルガスケットの製造方法及びシリンダーヘッド用メタルガスケット |
| JP7091087B2 (ja) * | 2018-02-21 | 2022-06-27 | ニチアス株式会社 | 金属積層板 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP19905994A patent/JP2887731B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0842696A (ja) | 1996-02-16 |
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