JPH0562241B2 - - Google Patents

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JPH0562241B2
JPH0562241B2 JP60245346A JP24534685A JPH0562241B2 JP H0562241 B2 JPH0562241 B2 JP H0562241B2 JP 60245346 A JP60245346 A JP 60245346A JP 24534685 A JP24534685 A JP 24534685A JP H0562241 B2 JPH0562241 B2 JP H0562241B2
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JP
Japan
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metal plate
opening
cut
raised piece
press
Prior art date
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Application number
JP60245346A
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English (en)
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JPS62106113A (ja
Inventor
Toshiaki Enami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enami Seiki Mfg Co Ltd
Original Assignee
Enami Seiki Mfg Co Ltd
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Application filed by Enami Seiki Mfg Co Ltd filed Critical Enami Seiki Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、接合されるべき金属板の形状変化
により、双方の金属板を接合する構造に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとするの問
題点] 金属板同士の接合に関しては、従来より、溶接
によるもの、リベツトを用いるもの、かしめある
いはカーリングによるものなど種々の接合構造が
提案されている。
しかしながら、商品の外側に露出することにな
るような部分にあつては、塗装済みの鋼板を用い
ることにより塗装作業を省略することが望まし
く、その場合には溶接による接合構造を採用する
ことは能率的でない。なぜならば、溶接後に、接
合部分を再度塗装しなければならないからであ
る。
他方、リベツトを用いる接合構造にあつては、
接合すべき金属板以外にリベツトを必要とし、ま
た接合作業に際して、リベツトを挿入する穴の形
成、リベツトの挿入ならびにリベツトのかしめ等
の煩雑な作業を実施しなければならず、しかも特
別の装置を必要とする。
また、かしめあるいはカーリング加工などの塑
性変形を利用した接合構造の場合には、塗装鋼板
を用いて塗装作業を省略することが可能である。
しかしながら、接合に際し、特殊な金型およ装置
等を必要とする。
よつて、この発明は、特殊な装置を必要とする
ことなく接合すべき金属板を簡単にかつ確実に接
合し得る金属板の接合構造を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] この発明の金属板の接合構造では、第1の金属
板に開口をするように切起し片が形成されてい
る。そして、第1の金属板に重ねられる第2の金
属板の端部の一部が、第1の金属板の開口と切起
し片との間に挟まれた状態で、残りの部分とは切
離されることなく該開口内に圧入されるように切
起し片とともにプレス成形されている。したがつ
て、開口内に圧入された第2の金属板の部分は、
開口の内周壁によつて係止されている。
[作用] この発明では、接合に際しては、第1の金属板
に開口を有するように切起し片を形成しておくだ
けでよく、第2の金属板には一切の予備加工を必
要とせず、かつ接合に際しては単純なプレス装置
により第2金属板の一部を第1の金属板の開口内
に圧入するように成形するだけで、強固な接合構
造を得ることができる。
[実施例の説明] 第1図は、この発明の一実施例の接合構造の外
観を示す斜視図である。この実施例では、第1の
金属板1と、第2の金属板2との間の接合に際
し、複数の接合箇所3が構成されている。第1図
から明らかなように、各接合個所3においては、
第1の金属板1に形成されている切起し片4が第
2の金属板2側に延びており、かつ第2の金属板
2は切起し片4に接する部分が下方に押し下げら
れているので、第2の金属板2が第1の金属板に
よつて、あたかも縫い込まれたような構造とされ
ている。以下、この実施例の接合構造を,第2図
〜第8図を参照して説明する。
第1図に示した接合構造を構成するに際して
は、まず第2図に示すように、第1の金属板1と
第2の金属板2とを準備する。第2の金属板2に
は、一切の予備加工は施されていない。他方、第
1の金属板1には、開口を有するように切起し片
4が形成されている。なお、この切起し片4が起
される前の状態を、第3図に部分平面図で示す。
第3図から明らかなように、切起し片4となる部
分4aは、開口5よりも相対的に小さく形成され
ている。すなわち、切起し片4および開口5の形
成に際しては、第3図のスリツト6に相当する部
分の金属板が除去されている。
第3図に示した切起し片となるべき部分4a
は、切起されて、第4図に示すように、開口5の
上方に切起こされる。そして、次に第5図に矢印
Zで示すように第2の金属板2が開口5の上部に
載置される。次にプレス成形することにより切起
し片4を下方に押圧し、開口5に臨んでいる第2
金属板部分を開口5に圧入する。このようにして
第1図の構造を得ることができる。
なお、切起し片4は第4A図に示すように開口
5の上方において、開口5と所定の距離を隔てて
対向するように第1の金属板1から折曲げられて
もよい。なお、この場合、切起し片4の下面と、
開口5の上端すなわち第1の金属板1の上面との
間の距離は、第1の金属板2の厚みよりも大きく
されている。これは、後述するように、切起し片
4と開口5との間に第2の金属板2を挿入しなけ
ればないないからである。次に、第2図の矢印X
方向に第2の金属板2を移動し、第2の金属板2
の端部7を、切起し片4の下面と開口5との間に
挾み込む。この状態を、第5A図に断面図で示
す。次に、第5A図に示した状態において、プレ
ス成形することにより、切起し片4を下方に押圧
し、それによつて第2の金属板2の開口5に臨ん
でいる部分すなわち端部7側の部分を開口5に圧
入する。このようにしても、第1図に示した接合
構造を得ることができる。
さらに、第2の金属板2の載置については、第
5A図において図面の紙背−紙表方向に挿入する
ことによつても可能である。
接合後の構造は、第6図〜第8図に示すとおり
である。すなわち、第6図の−線に沿う断面
図から明らかなように、この実施例では第1の金
属板1と第2の金属板2とが同一の厚みの金属板
からなるため、切起し片4の上面は第2の金属板
2の上面と略同一平面内に位置されている。そし
て、切起し片4により下方に押し込まれた第2の
金属板2の開口に圧入された部分7aの下面は、
第1の金属板1の下面とほぼ同一平面内にあるよ
うに位置されている。
上記接合状態において、第2の金属板の開口に
圧入された部分7aの後端11は、開口5の周縁
の前端12に係止されている。よつて、第7図に
示した状態において、第1の金属板1と、第2の
金属板2とを、相互に遠ざかる方向に外力を加え
たとしても、圧入された部分7aの後端11と開
口内周壁の前端12の係止により、両金属板1,
2は強固に接合されており、加えられた外力によ
り外れにくくされている。
なお、上述した圧入された部分7aの「後端」
および「前端」における前後については、それぞ
れ、第1の金属板1および第2の金属板2の相手
方の金属板に近い側を前、相手側の金属板から遠
い側を後ろとして表現したものであることを指摘
しておく。
次に、異なる角度から接合構造を見ると、第8
図に示すように、第2の金属板2の開口5に圧入
された部分7aの幅方向両側端部は、開口5の周
壁の一部すなわち側壁15,16により係止され
ている。したがつて、第1の金属板1と第2の金
属板2とは、上述した前後方向に略直交する方向
に外力が加えられたとしても、ずれることはな
く、したがつて強固な接合が実現されていること
がわかる。
なお、好ましくは、第8図における距離Rを短
くすれば、第1の金属板1と第2の金属板2の第
8図における横方向のずれをより確実に防止する
ことができる。したがつて、好ましくは、第9図
に平面図で示すように、予め、切起し片なるべき
金属片14aの形成に際し、該金属片14aの延
びる方向におけるスリツトの幅Yを、第2の金属
板の厚みよりも狭くしておけばよいことがわか
る。
第1図〜第9図を参照して説明した実施例で
は、第2の金属板2の一方端縁において接合する
構造を示したが、たとえば第10図に断面図で示
すように、第2の金属板22の両端縁において、
同様の接合構造を形成してもよい。この場合に
は、第2の金属板22は、切起し片24の延びる
方向と略直交する方向から挿入され、しかる後プ
レス成形により接合されることになる。
また、第10図に示した実施例において、第2
の金属板22の両端縁において接合される金属板
は、別部材であつてもよい。すなわち、この発明
の接合構造により、第2の金属板22の一方端縁
を他の金属板と接合し、さらに下方端縁を異なる
金属板と接合してもよい。この場合には、第2の
金属板22の両端縁に接続される2種の金属板
が、それぞれ、接合構造の側から見た場合にはこ
の発明における第1の金属板を構成することにな
る。
[発明の効果] 上述したように、この発明では、第1の金属板
に開口を有するように切起し片が形成されてお
り、第1の金属板に重ねられる第2の金属板には
予備加工はされておらず、該第2の金属板の端部
の一部が、上述した開口と切起し片との間に挟ま
れた状態で残りの部分とは切離されることなく開
口内に圧入されるように、切起し片とともにプレ
ス成形されており、それによつて開口内に圧入さ
れた第2の金属板の部分が開口の内周壁によつて
係止されている。したがつて、特別な加工装置を
有することなく、接合すべき金属板同士を簡単に
かつ強固に接合することができる。
また、第2の金属板には予備加工を施していな
いので、第1および第2の金属板を接合するに際
して正確な位置合わせを行なうことが不要とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の接合構造を示
す外観斜視図である。第2図は、第1図に示した
実施例の接合構造を得るのに用いられる第1の金
属板および第2の金属板を示す斜視図である。第
3図は、切起し片を形成するためのスリツトを説
明するための部分平面図である。第4図は、切起
し片の形状の一例を説明するための斜視図であ
り、第4A図は他の例を示す斜視図である。第5
図は、第2の金属板を第1の金属板の切起し片と
開口との間に挾持した状態を示す断面図である。
第5A図は第4A図の切起し片に第2の金属板を
組合わせる工程を説明するための断面図である。
第6図は、第1図に示した接合構造の平面図であ
る。第7図は、第6図の−線に沿う断面図で
ある。第8図は、第6図の−に沿う断面図で
ある。第9図は、切起し片を形成するためのスリ
ツトの他の例を説明するための平面図であり、第
3図に相当する図である。第10図は、この発明
の第2の実施例を説明するための断面図である。 図において、1は第1の金属板、2は第2の金
属板、3は接合構造、4は切起し片、5は開口、
7aは第2の金属板の開口に圧入される部分、1
1は第2の金属板の開口に圧入された部分の後端
縁、12は開口の内周壁の一部を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属板の接合構造であつて、 第1の金属板には開口を有するように切起し片
    が形成されており、 第1の金属板に重ねられる第2の金属板の端部
    の一部は、前記開口と切起し片との間に挟まれた
    状態で、残りの部分とは切離されることく前記開
    口内に圧入されるように切起し片とともにプレス
    成形されており、 それによつて、前記開口内に圧入された第2の
    金属板部分が開口の周壁によつて係止されている
    金属板の接合構造。 2 前記切起し片は、開口よりも相対的に小さく
    形成されている、特許請求の範囲第1項記載の金
    属板の接合構造。
JP24534685A 1985-11-01 1985-11-01 金属板の接合構造 Granted JPS62106113A (ja)

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JP24534685A JPS62106113A (ja) 1985-11-01 1985-11-01 金属板の接合構造

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JP24534685A JPS62106113A (ja) 1985-11-01 1985-11-01 金属板の接合構造

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JPS62106113A JPS62106113A (ja) 1987-05-16
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1019589A4 (nl) * 2011-06-09 2012-08-07 Creax Projects N V Plaatselijke verbinding van platen op elkaar, werkwijze en inrichting ter uitvoering daarvan.
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533809A (en) * 1978-08-28 1980-03-10 Kinjiro Oota Mechanical joining method of sheet metal

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