JP2881556B2 - フレーム組立用隅金具及びフレーム - Google Patents
フレーム組立用隅金具及びフレームInfo
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Description
及びフレームに関し、特に、配電盤等の筐体を構成する
フレームの組立において、組立作業性の向上並びに製品
コスト低減等を図る技術に関する。
10に示すように、複数のL形縦アングル1及びL形横
アングル2を溶接により接合することによりフレーム3
を形成していた。即ち、図において、L形縦アングル1
とL形横アングル2の端部1a,2aは溶接Aにより接
合され函形のフレーム3が形成される。そして、表面の
出っ張った溶接部分はグラインダー等により表面仕上げ
した後、塗装工程を経てフレーム3が完成する。
よるフレームの組立方法にあっては、アングルの溶接作
業は熟練を要すると共に、溶接により発生する歪みを除
去するための歪取作業に工数が掛かり、フレーム形成作
業の迅速性に欠けることになり、作業工数増加に伴い製
品コストを増加させるといった問題点を生じていた。本
発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもので
あり、組立作業の迅速性及び製品コストの低減性に優れ
た、フレーム組立用隅金具並びにこのフレーム組立用隅
金具を用いて組み立てられるフレームを提供することを
目的とする。
載の発明のフレーム組立用隅金具は、側板を折曲辺に基
づいてL字状に折曲することにより2つの相直交する側
面部を形成し、前記折曲辺と直交する側面部の上下端辺
のうち何れか一方の端辺より夫々側面部に対して垂直内
方向に所望幅かつ所望長さに亘って舌状部を延設させる
と共に、一方の側面部の端辺から延設される一方の舌状
部を、該側面部の反折曲辺側の側辺位置から前記端辺の
幅の略半分の位置までの範囲に形成すると共に、他方の
側面部の端辺から延設される他方の舌状部を、前記端辺
の幅の略全部の範囲に形成し、前記折曲辺位置から前記
一方の舌状部の内側の側辺位置までの範囲と、前記一方
の舌状部の内側の側辺と他方の舌状部の先端辺との間と
に略L字状に連なって形成される切り欠きを設け、前記
側面部及び舌状部には、夫々フレーム組立用の貫通孔を
複数穿設したことを特徴とする。
向に折曲させることにより形成するとよい。また、請求
項3に記載の発明は、請求項1記載のフレーム組立用隅
金具を上下の四隅に夫々配設し、縦方向に相対向する前
記隅金具間に夫々縦部材を橋渡し締結部材により締結す
ると共に、横方向に相対向する前記隅金具間に夫々横部
材を橋渡し締結部材により締結した構成とする。
より、前記縦部材及び横部材は両端部に夫々取付孔が形
成されたL形縦アングル及びL形横アングルにより夫々
構成され、縦方向に相対向する前記隅金具の側面部に形
成された貫通孔とL形縦アングルに形成された取付孔と
を係合させてボルト及びナットにより締結させると共
に、横方向に相対向する前記隅金具の側面部及び舌状片
に形成された貫通孔とL形横アングルに形成された取付
孔とを係合させてボルト及びナットにより締結するよう
にするとよい。
記載のフレーム組立用隅金具を縦軸方向の四隅に配設
し、次に、縦方向に相対向する隅金具間に夫々L形縦ア
ングルを、横方向に相対向する隅金具間にL形横アング
ルを夫々橋渡してボルト及びナットにより締結すること
により一対の縦枠を形成した後、該一対の縦枠間にL形
横アングルを橋渡してボルト及びナットにより締結する
ことにより、フレームを形成するように構成される。
の形成にあたりフレーム組立用隅金具を用いることによ
り、即ち、例えば、縦方向に相対向する隅金具の側面部
に形成された貫通孔とL形縦アングルに形成された取付
孔とを係合させてボルト及びナットにより締結させると
共に、横方向に相対向する隅金具の側面部及び舌状片に
形成された貫通孔とL形横アングルに形成された取付孔
とを係合させてボルト及びナットにより締結することに
より、容易にフレームを形成することができ、以て、従
来行われていた溶接作業を廃止することができる。した
がって、従来の溶接作業及び溶接により発生する歪みを
除去するための歪取作業を廃止することができるので、
作業工数を削減でき、以て、製品コストを低減すること
ができる。
ので、素人でも容易に組み立てことができる。
する。先ず、図1〜図5において、本発明に係るフレー
ムの組立に使用される隅金具10の構造について説明す
る。即ち、図において、側板11をL字状に折曲するこ
とにより2つの相直交する側面部11a,11bが形成
される。
と直交する下端辺11d,11dより、舌状部12,1
2が夫々側面部11a,11bに対して垂直内方向に所
望幅で所望長さに亘って延設されている。この場合、一
方の側面部11aの下端辺11dから延設される一方の
舌状部12を、該側面部11aの反折曲辺11c側の側
辺11h位置から前記下端辺11dの幅の略半分の位置
までの範囲に形成すると共に、他方の側面部11bの下
端辺11dから延設される他方の舌状部12を、前記下
端辺11dの幅の略全部の範囲に形成し、これにより、
前記折曲辺11c位置から一方の舌状部12の内側の側
辺12c位置までの範囲と、前記一方の舌状部12Aの
内側の側辺12cと他方の舌状部12の先端辺12dと
の間とに略L字状に連なって形成される切り欠き13が
設けられるようにする。上記の舌状部12,12には、
夫々フレーム組立用の貫通孔11e,11f,12a,
12bが複数穿設されている。尚、11g,11gは、
組立時に使用される捨て孔である。
0・・・を用いて組み立てられたフレーム20の構造に
ついて説明する。即ち、図において、フレーム組立用の
隅金具10,10・・・が上下の四隅に夫々配設されて
おり、縦方向に相対向する隅金具10,10間には、夫
々縦部材としてのL形縦アングル21,21・・が橋渡
され、隅金具10,10の側面部11a,11bに形成
された貫通孔11e,11eとL形縦アングル21,2
1・・に形成された取付孔21a,21a・・・とを係
合させて締結部材としてのボルト及びナット(図示せ
ず)により締結される。また、横方向に相対向する隅金
具間10,10には、夫々横部材としてのL形横アング
ル22a,22bが橋渡され、隅金具10,10の側面
部11a,11b及び舌状片12,12に形成された貫
通孔11f,12a,12bとL形横アングル22a,
22bに形成された取付孔22c,22c・・・とを係
合させてボルト及びナットにより締結され、フレーム2
0が形成される。
成にあたりフレーム組立用隅金具10,10・・・を用
いることにより、従来行われていた溶接作業及び溶接に
より発生する歪みを除去するための歪取作業を廃止する
ことができる。したがって、作業工数を削減できると共
に、製品コストを低減することができる。
組立形成方法について説明する。先ず、フレーム組立用
隅金具10,10・・を縦軸方向の四隅に配設する。次
に、縦方向に相対向する隅金具10a,10b間に夫々
L形縦アングル21,21を、横方向に相対向する隅金
具10a,10a間に夫々L形横アングル22bを夫々
橋渡してボルト及びナットにより締結することにより一
対の縦枠20a,20aを形成する。その後、一対の縦
枠20a,20a間にL形横アングル22aを橋渡して
ボルト及びナットにより締結することにより、フレーム
20を形成し、最後に塗装工程を経て完成する。
組立用隅金具10,10・・・を横軸方向の四隅に配設
し、その後、横方向に相対向する隅金具10a,10a
間にL形横アングル22a,22bを夫々橋渡してボル
ト及びナットにより締結することにより一対の横枠20
b,20bを形成した後、一対の横枠20b,20b間
にL形縦アングル21,21を橋渡してボルト及びナッ
トにより締結することによりフレーム20を形成するよ
うにしてもよい。
を予め先に組み立てておいてフレーム20を形成するよ
うにすると、更に、組立作業の迅速性を確保することが
できると共に、フレームの大量生産にも対処できる。
尚、以上の実施例において、L形縦アングル及びL形横
アングルの長さは、自由に変えることができ、これによ
り、様々な大きさのフレームを形成することが可能とな
る。
アングルによるフレームの形成にあたりフレーム組立用
隅金具を用いることにより、従来行われていた溶接作業
及び溶接により発生する歪みを除去するための歪取作業
を廃止することができるので、作業工数を削減でき、以
て、製品コストを低減することができる。
図。
図。
レームの組立状態を示す分解斜視図。
視図。
解斜視図。
Claims (4)
- 【請求項1】 側板を折曲辺に基づいてL字状に折曲す
ることにより2つの相直交する側面部を形成し、 前記折曲辺と直交する側面部の上下端辺のうち何れか一
方の端辺より夫々側面部に対して垂直内方向に所望幅か
つ所望長さに亘って舌状部を延設させると共に、 一方の側面部の端辺から延設される一方の舌状部を、該
側面部の反折曲辺側の側辺位置から前記端辺の幅の略半
分の位置までの範囲に形成すると共に、 他方の側面部の端辺から延設される他方の舌状部を、前
記端辺の幅の略全部の範囲に形成し、 前記折曲辺位置から前記一方の舌状部の内側の側辺位置
までの範囲と、前記一方の舌状部の内側の側辺と他方の
舌状部の先端辺との間とに略L字状に連なって形成され
る切り欠きを設け、 前記側面部及び舌状部には、夫々フレーム組立用の貫通
孔を複数穿設したことを特徴とするフレーム組立用隅金
具。 - 【請求項2】 前記舌状部は、側面部の端部を内方向に
折曲させることにより形成したことを特徴とする請求項
1記載のフレーム組立用隅金具。 - 【請求項3】 請求項1記載のフレーム組立用隅金具を
上下の四隅に夫々配設し、縦方向に相対向する前記隅金
具間に夫々縦部材を橋渡し締結部材により締結すると共
に、横方向に相対向する前記隅金具間に夫々横部材を橋
渡し締結部材により締結したことを特徴とするフレー
ム。 - 【請求項4】 前記締結部材はボルト及びナットによ
り、前記縦部材及び横部材は両端部に夫々取付孔が形成
されたL形縦アングル及びL形横アングルにより夫々構
成され、縦方向に相対向する前記隅金具の側面部に形成
された貫通孔とL形縦アングルに形成された取付孔とを
係合させてボルト及びナットにより締結させると共に、
横方向に相対向する前記隅金具の側面部及び舌状部に形
成された貫通孔とL形横アングルに形成された取付孔と
を係合させてボルト及びナットにより締結したことを特
徴とする請求項3記載のフレーム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7061901A JP2881556B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | フレーム組立用隅金具及びフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7061901A JP2881556B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | フレーム組立用隅金具及びフレーム |
Publications (2)
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JPH08237818A JPH08237818A (ja) | 1996-09-13 |
JP2881556B2 true JP2881556B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=13184521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7061901A Expired - Fee Related JP2881556B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | フレーム組立用隅金具及びフレーム |
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1995
- 1995-02-24 JP JP7061901A patent/JP2881556B2/ja not_active Expired - Fee Related
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