JP6935084B2 - 連結具 - Google Patents

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Description

本発明は、直交する3本以上の棒状のフレームを連結する連結具に関するものである。
棒状(柱状)のフレーム同士を、簡単な作業で容易に連結することができ、かつ、強固に組付けることができる、フレームの連結構造が提案されている(例えば特許文献1)。
このフレームの連結構造は、「柱状のフレームどうしを、ジョイントを介して連結するフレームの連結構造であって、フレームは、全体としてほぼ正方形をなし、中心部に円形のピン挿入孔が設けられ、所定角部にネジ孔が形成され、ジョイントは、全体としてほぼ立方体形状をなす本体と、この本体の所定面中央から突設され、ピン挿入孔に挿入される少なくとも3つのピンと、本体のピン突設面及びその対向面の所定角部に、両面を貫通して形成されたネジ挿入孔とを有し、ピンをピン挿入孔に挿入し、ネジ挿入孔を通して挿入したボルトをネジ孔に螺着させることにより、フレームとジョイントとが連結される。」というものである。
特開2011−38590号公報
特許文献1に記載の連結構造は、ピンがフレームのネジ挿入孔に挿入されているため、ピンの中心軸と直交する方向の負荷に弱いという課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、フレームの延伸方向と直交する方向の負荷にも強い連結具を提供することにある。
本発明の一の態様に係る連結具は、棒状の第1フレームと棒状の第2フレームと棒状の第3フレームとを直交する状態で連結する連結具において、前記第1フレームにおける連結側の端面に対向する第1端面板部分と、前記第1フレームにおける連結側の端部と前記第3フレームにおける連結側の端面との間に介在する第1介在板部分とを直交する状態で有する第1板部と、前記第2フレームにおける連結側の端面に対向する第2端面板部分と、前記第2フレームにおける連結側の端部と前記第3フレームにおける連結側の端面との間に介在する第2介在板部分とを直交する状態で有する第2板部とを備え、前記第1端面板部分、前記第1介在板部分、前記第2端面板部分及び前記第2介在板部分は、前記第1フレーム、前記第2フレーム及び前記第3フレームの端面の雌ネジに螺合するボルト用の貫通孔を有する。
本発明の他の態様に係る連結具は、棒状の第1フレームと棒状の第2フレームと棒状の第3フレームとを直交する状態で連結する連結具において、前記第1フレームにおける連結側の端面と前記第3フレーム側に位置する側面とに対向する第1L字部と、前記第2フレームにおける連結側の端面と前記第3フレーム側に位置する側面とに対向する第2L字部とを一体に備える。
本発明によれば、第1フレームと第2フレームとの側面に対向する状態で、第1フレーム、第2フレーム及び第3フレームを連結するため、フレームの延伸方向と直交する方向の負荷に対して強くなる。
実施形態の連結具を利用した架台の斜視図である。 実施形態のLアングルの斜視図である。 (a)はLアングルの平面図であり、(b)はLアングルの正面図であり、(c)はLアングルの側面図である。 実施形態の連結具(3A)の斜視図である。 (a)は連結具(3A)の平面図であり、(b)は正面図である。 実施形態の連結具(3B)の斜視図である。 組み立ての様子を説明する斜視図である。 変形例に係る組み立ての様子を説明する斜視図である。 変形例に係るCチャンネルと連結具を示す斜視図である。
<概要>
本発明の一の態様に係る連結具は、棒状の第1フレームと棒状の第2フレームと棒状の第3フレームとを直交する状態で連結する連結具において、前記第1フレームにおける連結側の端面に対向する第1端面板部分と、前記第1フレームにおける連結側の端部と前記第3フレームにおける連結側の端面との間に介在する第1介在板部分とを直交する状態で有する第1板部と、前記第2フレームにおける連結側の端面に対向する第2端面板部分と、前記第2フレームにおける連結側の端部と前記第3フレームにおける連結側の端面との間に介在する第2介在板部分とを直交する状態で有する第2板部とを備え、前記第1端面板部分、前記第1介在板部分、前記第2端面板部分及び前記第2介在板部分は、前記第1フレーム、前記第2フレーム及び前記第3フレームの端面の雌ネジに螺合するボルト用の貫通孔を有する。ここでの「棒状」には、筒状及び柱状を含む概念である。
別態様に係る連結具において、前記第1端面板部分は、前記第2端面板部分における前記第1フレームが延伸する方向の端部から、前記第2フレームが延伸する方向であって前記第2フレームが存在しない向きに延伸する。これにより、第2端面板部分と第1フレームとの対向面積を広くすることができる。
別態様に係る連結具において、前記第1端面板部分は、前記第1介在板部分における前記第1フレームの延伸方向の端部から、前記第3フレームが延伸する方向であって前記第3フレームが存在しない向きに延伸する。これにより、第1介在板部分と第1フレームとの対向面積を広くすることができる。
別態様に係る連結具において、前記第2端面板部分は、前記第2介在板部分における前記第2フレームの延伸方向の端部から、前記第3フレームが延伸する方向であって前記第3フレームが存在しない向きに延伸する。これにより、第2介在板部分と第2フレームとの対向面積を広くすることができる。
別態様に係る連結具において、前記第1板部及び第2板部はLアングルであり、2個のLアングルを結合してなる。これにより安価に実施できる。
本発明の他の態様に係る連結具は、棒状の第1フレームと棒状の第2フレームと棒状の第3フレームとを直交する状態で連結する連結具において、前記第1フレームにおける連結側の端面と前記第3フレーム側に位置する側面とに対向する第1L字部と、前記第2フレームにおける連結側の端面と前記第3フレーム側に位置する側面とに対向する第2L字部とを一体に備える。ここでの「棒状」には、筒状及び柱状を含む概念である。
<実施形態>
以下に実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
1.架台
図1を用いて説明する。
架台1は、直方体状の枠構造をしている。
架台1は、複数本のフレーム2と複数個の連結具3とから組み立てられている。
フレーム2は、図7に示すように、横断面の外周形状が長方形状をしている。フレーム2は、4つの側板を有している。つまり、フレーム2は一対の長側板21と一対の短側板22とを有する長方形筒状をしている。フレーム2はその延伸方向と平行な溝を有している。ここでのフレーム2は、長側板21に2本の溝21aを、短側板22に1本の溝22aをそれぞれ有している。溝21aは開口が狭くなったアリ溝状をしている。溝21aには例えば、ナットが挿入され、当該ナットがフレーム2の長手方向に移動可能となる。
フレーム2は図7に示すように延伸方向と平行な貫通孔23を有している。貫通孔23は、フレーム2の端部において、必要に応じてタップ加工されて、雌ネジ23となる。ここでは、貫通孔23は、フレーム2の横断面において、長手方向に間隔を置いて2個設けられている。なお、フレーム2として、例えばアルミニウムの押出品を利用することができる。
架台1は、図1に示すように、第1枠体11と、第2枠体12と、第1枠体11と第2枠体12とを連結する複数本の連結体13とから構成される。
ここでの第1枠体11及び第2枠体12は矩形枠状をしている。このため、第1枠体11及び第2枠体12は長さの異なる2種類のフレーム2と2種類の連結具3A,3Bから構成される。ここで、第1枠体11及び第2枠体12の短辺を構成するフレーム2を第1フレーム2Aとし、長辺を構成するフレーム2を第2フレーム2Bとする。なお、連結具3A,3Bについては後述する。
連結体13はフレーム2により構成される。連結体13を構成するフレームを第3フレーム2Cとし、第1フレーム2A及び第2フレーム2Bと区別する。なお、フレームを区別する必要がない場合「2」の符号を使用する。第3フレーム2Cは、第1枠体11の連結具3A,3Bと、第2枠体12の連結具3A,3Bとに連結される。第1枠体11及び第2枠体12は水平に構成され、第1枠体11は下部側に位置し、第2枠体12は上部側に位置する。架台1は、第1枠体11の4つの角部にプレート15を介して高さ調整用のジャッキ16を備えている。
第1フレーム2A、第2フレーム2B及び第3フレーム2Cについて定義する。
第1フレーム2Aと第2フレーム2Bとは、各フレーム2の横断面における長手方向が平行であって第2フレーム2Bの端面が第1フレーム2Aの長側板21に対向する状態で、連結される。第3フレーム2Cは、第3フレーム2Cの端面が第1フレーム2Aと第2フレーム2Bの2つの短側板22に対向する状態で、連結される。
つまり、第1フレーム2Aの端面だけが他のフレーム(第2フレーム2B、第3フレーム2C)の長側板21や短側板22に対向しない。第2フレーム2Bの端面だけが1つのフレーム(第1フレーム2A)にだけ対向する。第3フレーム2Cの端面だけが他の2つのフレーム(第1フレーム2A、第2フレーム2B)における側板であって第2フレーム2Bが第1フレーム2Aに対向してない側板(短側板22)に跨って対向する。
また、第3フレーム2Cの長側板21は第2フレーム2Bの長側板21と同一平面内に位置する。
2.連結具
連結具3は、例えば、図2に示すようなLアングル4を2個結合して構成される。
まず、Lアングル4について説明した後に、連結具3について説明する。
(1)Lアングル
図2及び図3を用いて説明する。
Lアングル4は長板部41と短板部42とを直交する状態で有する。長板部41と短板部42とは、それぞれの2つの主面の面積が同じ大きさであるとし、短板部42の一方の主面に長板部41の端面が接合しているものとする。ここで、Lアングル4において、長板部41が接合している短板部42の主面側の面を内面とし、裏側の面を外面とする。
(1−1)長板部
Lアングル4は、図1及び図7に示すように、長板部41の内面がフレーム2の端面に当接する。このため、長板部41の主面の形状及び大きさは、フレーム2の端面に似た形状及び近い大きさをしている。なお、ここでは、フレーム2の横断面形状が長方形状をしているため長板部41(の主面)の形状も長方形状をしているが、フレーム2の横断面形状が正方形状をしている場合、長板部(の主面)の形状は正方形状となる。
長板部41は、連結具3とフレーム2とを連結するボルト5(図1参照)用の貫通孔44を有している。貫通孔44は、2個あり、長板部41の短手方向の略中央であって長手方向に間隔を置いて設けられている。なお、貫通孔44はフレーム2に設けられている貫通孔(雌ネジ)23に対応する部位に設けられている。
貫通孔44は、ボルト5の頭部収容用の大径孔部44aと、ボルト5のネジ部挿通用の小径孔部44bとを長板部41の厚み方向に有する。大径孔部44aはLアングル4の外面側にあり、小径孔部44bはLアングル4の内面側にある。
(1−2)短板部
短板部42の主面は、図3に示すように、正方形状をしている。短板部42は、連結具3を構成する他のLアングル4の短板部42とで、フレーム2の端面を覆う。つまり、2個の短板部42を並べた長方形と、フレーム2(ここでのフレーム2は第3フレーム2Cである)の端面の長方形状とが一致する。
短板部42は、連結具3とフレーム2とを連結するボルト5用の貫通孔44を有している。貫通孔44は短板部42の中心に設けられている。貫通孔44は、2個の短板部42を長方形状に並べた各短板部42において、フレーム2に設けられている2個の貫通孔(雌ネジ)23の一方と対応するように設けられている。
貫通孔44は、ボルト5の頭部収容用の大径孔部44aと、ボルト5のネジ部挿通用の小径孔部44bとを短板部42の厚み方向に有する。大径孔部44aは外面側にあり、小径孔部44bは内面側にある。
短板部42は正方形状であり、長板部41の長さ(長さ方向の寸法)は短板部42の一辺の長さの2倍であり、長板部41の幅(短手方向の寸法)は短板部42の一辺の長さと同じである。つまり、長板部41の形状と大きさは、短板部42を2個並べて形成される長方形状と同じ形状であり、同じ大きさである。
なお、フレーム2の2個の貫通孔23のピッチは、短板部42の一辺の長さと同じであり、フレーム2の断面形状である長方形状において、短手方向の中央あって、短辺から長手方向に正方形状の短板部42の一辺の半分の位置にある。
(2)Lアングルの結合方法
連結具3Aについて図4を、連結具3Bについて図6をそれぞれ用いて説明する。
連結具3A,3Bは2個のLアングル4A,4Bを連結してなる。なお、Lアングル4A,4Bは、上述のLアングル4と同じ構成であり、連結状態で区別ができるように便宜上、「4A」と「4B」の符号を用いている。
ここでのLアングル4A,4Bは、長板部41同士が直交し且つ短板部42の端面同士が密着するように、結合されている。Lアングル4A,4Bは、2つの長板部41の長手方向(長板部41の中心軸の延伸方向)が平行となるように結合されている。Lアングル4A,4Bは、長板部41の長手方向が延伸する方向から見たときに、2つの長板部41により「L」字が形成されるように、結合されている。
ここで、Lアングル4Aにおける長板部41の短手方向の一端部の外面にLアングル4Bの長板部41の端面が当接するように結合されたものが、図4に示す連結具3Aである。Lアングル4Aにおける長板部41の短手方向の他端部の外面にLアングル4Bの長板部41の端面が当接するように結合されたものが、図6に示す連結具3Bである。
なお、Lアングル4A,4Bの結合は、金属の場合は溶接、接着剤を利用した接着、ボルト(ネジ)を利用した螺着等により行うことができ、樹脂の場合は、接着、螺着等により行うことができる。これにより、安価に連結具3を製造できる。Lアングル4A,4Bとしてアルミニウム材料を利用すると、連結具3の軽量化を図ることができる。Lアングル4A,4Bとして例えば押出品を利用すると、Lアングル4A,4Bを安価に製造できる。
(3)連結具3A
図4及び図5を用いて説明する。
ここでは、図1における第2枠体12の右奥に位置する連結具3Aについて説明する。なお、図4の(b)に示す連結具3Aは、図1における第2枠体12の右奥の連結具3Aと同じ方向から見た図である。
このため、主に、図4の(b)を用いて説明する。
連結具3Aは、第1フレーム2Aと第2フレーム2Bと第3フレーム2Cとを直交する状態で連結している。連結具3Aは、図1及び図4(b)に示すように、第1板部31Aと第2板部32Aとを備える。なお、第1板部は第1L字部でもあり、第2板部は第2L字部でもある。
(3−1)第1板部
第1板部31Bは、第1フレーム2Aにおける連結側の端面に対向する第1端面板部分33Bと、第1フレーム2Aにおける連結側の端部と第3フレーム2Cにおける連結側の端面との間に介在する第1介在板部分34Bとを直交する状態で有する。なお、第1フレーム2Aにおける連結側の端部は、第1フレーム2Aの端部が第3フレーム2Cの端面と対向する部分であり、短側板22の端部である。
第1端面板部分33Bは、第1介在板部分34Aにおける第1フレーム2Aの延伸方向の端部34Aaから第3フレーム2Cが延伸する方向であって第3フレーム2Cが存在しない向きに延伸する。これにより、第1板部31Aは、第1フレーム2Aにおける端面と第3フレーム2C側に位置する短側板22とに当接して、第3フレーム2C側から第1フレーム2Aを支持する。
第1端面板部分33Aにおける第1フレーム2Aの延伸方向から見た形状は、第1フレーム2Aの端面の形状と同じである。第1端面板部分33Aにおける第1フレーム2Aの延伸方向から見た面積は、第1フレーム2Aの端面の面積と同じである。これにより、第1フレーム2Aの端面の露出を防止でき、例えば端部カバーが不要となる。
第1端面板部分33Aと第1介在板部分34Aは、第1フレーム2Aと第3フレーム2Cの端面の雌ネジ23に螺合するボルト5用の貫通孔44を有している。貫通孔44は、Lアングル4で説明した貫通孔44と同じものであり、大径孔部44aと小径孔部44bとを有している。これにより、フレーム連結用のボルト5の頭部が第1板部31Aから張り出すことがなくなり、第1板部31Aが第1フレーム2Aの端面と短側板22に当接可能となる。
第1端面板部分33Aの貫通孔44は、第1フレーム2Aの端面と当接しない外面側に大径孔部44aが位置するように、形成されている。第1介在板部分34Aの貫通孔44は、第3フレーム2Cの端面と当接しない内面側に大径孔部44aが位置するように、形成されている。これにより、第3フレーム2Cを締結するボルト5が第1フレーム2Aと干渉するようなことを防止できる。
(3−2)第2板部
第2板部32Aは、第2フレーム2Bにおける連結側の端面に対向する第2端面板部分35Aと、第2フレーム2Bにおける連結側の端部と第3フレーム2Cにおける連結側の端面との間に介在する第2介在板部分36Aとを直交する状態で有する。なお、第2フレーム2Bにおける連結側の端部は、第2フレーム2Bの端部が第3フレーム2Cの端面と対向する部分であり、短側板22の端部である。
第2端面板部分35Aは、第2介在板部分36Aにおける第2フレーム2Bの延伸方向の端部36Aaから第3フレーム2Cが延伸する方向であって第3フレーム2Cが存在しない向きに延伸する。これにより、第2板部32Aは、第2フレーム2Bにおける端面と第3フレーム2C側に位置する短側板22とに当接して、第3フレーム2C側から第2フレーム2Bを支持する。
第2端面板部分35Aにおける第2フレーム2Bの延伸方向から見た形状は、第2フレーム2Bの端面の形状と同じである。第2端面板部分35Aにおける第2フレーム2Bの延伸方向から見た面積は、第2フレーム2Bの端面の面積と同じである。これにより、第2フレーム2Bの端面の露出を防止でき、例えば端部カバーが不要となる。
第2端面板部分35Aと第2介在板部分36Aは、第2フレーム2Bと第3フレーム2Cの端面の雌ネジ23に螺合するボルト5用の貫通孔44を有している。貫通孔44は、Lアングル4で説明した貫通孔44と同じものであり、大径孔部44aと小径孔部44bとを有している。これにより、フレーム連結用のボルト5の頭部が第2板部32Aから張り出すことがなくなり、第2板部32Aが第2フレーム2Bの端面と短側板22に当接可能となる。
第2端面板部分35Aの貫通孔44は、第2フレーム2Bの端面と当接しない外面側に大径孔部44aが位置するように、形成されている。これにより、第2フレーム2Bを締結するボルト5が第1フレーム2Aと干渉するようなことを防止できる。
第2介在板部分36Aの貫通孔44は、第3フレーム2Cの端面と当接しない内面側に大径孔部44aが位置するように、形成されている。これにより、第3フレーム2Cを締結するボルト5が第2フレーム2Bと干渉するようなことを防止できる。
(3−3)第1板部及び第2板部
第1端面板部分33Aと第2端面板部分35Aは第3フレーム2Cの延伸方向に長い長方形状をしている。第1端面板部分33Aは、第2端面板部分35Aにおける第1フレーム2Aが延伸する方向の端部35Aaから、第2フレーム2Bが延伸する方向であって第2フレーム2Bが存在しない向きに延伸する。
なお、第2端面板部分35Aにおける第1フレーム2Aが延伸する方向の端部35Aaは、第2端面板部分35Aの短手方向の一端部である。
第1介在板部分34Aと第2介在板部分36Aとを合わせた形状は、第3フレーム2Cの延伸する方向から見ると、第3フレーム2Cの端面の形状と同じであり、第1介在板部分34A(の主面)と第2介在板部分36A(の主面)とを合わせた面積は、第3フレーム2Cの端面の面積と同じである。これにより、連結具3Aが第3フレーム2Cによりしっかりと支持される。
(4)連結具3B
図6を用いて説明する。
ここでは、図1における、第2枠体12の左奥に位置する連結具3Bについて説明する。なお、図6の(b)に示す連結具3Bは、図1における第2枠体12の左奥の連結具3Bと同じ方向から見た図である。
このため、主に、図6の(b)を用いて説明する。
連結具3Bは、第1フレーム2Aと第2フレーム2Bと第3フレーム2Cとを直交する状態で連結している。連結具3Bは、図1及び図6(b)に示すように、第1板部31Bと第2板部32Bとを備える。
連結具3Aは第2フレーム2Bの延伸方向の一端側(図1における右側)で第1フレーム2Aと第3フレーム2Cと連結し、連結具3Bは第2フレーム2Bの延伸方向の他端側(図1における左側)で第1フレーム2Aと第3フレーム2Cと連結する。このため、連結具3Aの第1板部31Aは第2板部32Aに対して第2フレーム2Bの一端側(図1において右側)に位置し、連結具3Bの第1板部31Bは第2板部32Bに対して第2フレーム2Bの他端側(図1において左側)に位置する。このように、連結具3Aと連結具3Bとの相違は、第1板部と第2板部の位置関係が異なるだけで、他の構成は同じであるため、連結具3Bの説明は省略する。
3.組み立て方法
図7を用いて説明する。
図7は、図1における、第1枠体11の右前に位置する連結具3Aを使って組み立てる方法を示している。
連結具3Aは、第3フレーム2C、第2フレーム2B、第1フレーム2Aの順で連結して、3本のフレーム2A,2B,2Cを組み立てる。なお、以下で説明する組み立て方法は一例であり、他の方法でも組み立てることは可能である。
(1)第3フレームの連結
第3フレーム2Cは連結具3Aの第1介在板部分34Aと第2介在板部分36Aに連結される。具体的には、第3フレーム2Cの端面を第1介在板部分34A及び第2介在板部分36Aにおける第1端面板部分33Aと第2端面板部分35Aが存在する側と反対側の外面に当接させる。
そして、当接状態又はこれに近い状態を維持して、第1介在板部分34A及び第2介在板部分36Aが存在する側から2本のボルト5(図1参照)を挿通させて、第3フレーム2Cの雌ネジ23に螺合させる。この際、ボルト5の頭部が第1介在板部分34Aと第2介在板部分36Aとの貫通孔44の大径孔部44aに完全に収容されるように、貫通孔44が構成されている。これにより、第3フレーム2Cを締結するボルト5の頭部が、この後、連結される第2フレーム2B及び第1フレーム2Aと干渉することはない。
(2)第2フレームの連結
第2フレーム2Bは連結具3Aの第2端面板部分35Aに連結される。具体的には、第2フレーム2Bの端面を第2端面板部分35Aにおける第1端面板部分33Aが存在する側と反対側の内面に当接させる。
そして、当接状態又はこれに近い状態を維持して、第1端面板部分33Aが存在する側から2本のボルト5(図1参照)を挿通させて、第2フレーム2Bの雌ネジ23に螺合させる。この際、ボルト5の頭部が第2端面板部分35Aの貫通孔44の大径孔部44aに完全に収容されるように、貫通孔44が構成されている。これにより、第2フレーム2Bを締結するボルト5の頭部が、この後、連結される第1フレーム2Aと干渉することはない。
(3)第1フレームの連結
第1フレーム2Aは連結具3Aの第1端面板部分33Aに連結される。具体的には、第1フレーム2Aの端面を第1端面板部分33Aにおける第1介在板部分34Aが存在する側の内面に当接させる。
そして、当接状態又はこれに近い状態を維持して、第1フレーム2Aが存在する側と反対側から2本のボルト5(図1参照)を挿通させて、第1フレーム2Aの雌ネジ23に螺合させる。この際、ボルト5の頭部が第1端面板部分33Aの貫通孔44の大径孔部44aに完全に収容されるように、貫通孔44が構成されている。これにより、第1フレーム2Aを締結するボルト5の頭部が連結具3Aから張り出すようなことはない。
4.連結状態
(1)架台
連結具3A,3Bは、第2枠体12を構成する第1フレーム2Aと第2フレーム2Bとを第3フレーム2C側から支持するように、3本のフレーム2A,2B,2Cを連結している。このため、例えば、第1フレーム2Aや第2フレーム2Bに第3フレーム2Cの延伸方向の負荷(例えば装置の荷重)が作用しても、第3フレーム2Cで支持することができ、ボルトやピン等で固定するような場合よりも高い負荷に耐えることができる。
(2)フレームの溝
連結具3A,3Bは、3本のフレーム2A,2B,2Cの端面に当接する状態で、これらのフレーム2A,2B,2Cを連結している。このため、各フレーム2A,2B,2Cに形成されているフレーム2の溝21a,22aを塞ぐ領域を少なくでき、広範囲で溝21a,22bを利用できる。
<変形例>
以上、一実施形態に係る連結具3A,3Bについて説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例とを組み合わせたものでもよいし、変形例同士を組み合わせたものでもよい。また、実施形態や変形例に記載していない例や要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
1.架台
実施形態の架台1は、第1枠体11、第2枠体12及び連結体13として同じ構成のフレーム2を利用している。しかしながら、連結具3A,3Bの複数個の貫通孔44を利用して連結される雌ネジを有していれば、異なるフレームを利用してもよい。
実施形態の第1枠体11及び第2枠体12は、第1フレーム2Aが第2フレーム2Bよりも短い矩形枠状をしているが、第1フレームが第2フレームより長くてもよい。
2.第1〜第3フレーム
実施形態では、矩形枠状の第1枠体11及び第2枠体12の短手方向に延伸するフレーム2が第1フレーム2Aであったが、第1枠体及び第2枠体を構成する2種類のフレーム2のどちらを第1フレーム2Aにしてもよい。
以下、第1枠体及び第2枠体の長手方向に延伸するフレーム2を第1フレーム2Aとして連結具3A,3Bを用いて連結する場合を、図8を用いて説明する。なお、図8では、図1における第2枠体の右前に位置する角を連結する場合を示している。
連結具3Aは、上述の通り、第1端面板部分33Aと第1介在板部分34Aとを有する第1板部31Aと、第2端面板部分35Aと第2介在板部分36Aとを有する第2板部32Aとを備える。
第2枠体の長手方向に延伸する第1フレーム102Aが、その端面が第1板部31Aの第1端面板部分33Aに対向し且つ第3フレーム102C側の短側板22が第1介在板部分34Aに対向する状態で、連結具3Aにボルト5を介して連結される。
第2枠体の短手方向に延伸する第2フレーム102Bが、その端面が第2板部32Aの第2端面板部分35Aに対向し且つ第3フレーム102C側の短側板22が第2介在板部分36Aに対向する状態で、連結具3Aにボルト5を介して連結される。
第1枠体と第2枠体とを連結する連結体である第3フレーム102Cは、その端面が第1板部31Aの第1介在板部分34Aと第2板部32Aの第2介在板部分36Aとに対向する状態で、連結具3Aにボルト5を介して連結される。
このように、第1枠体及び第2枠体の長手方向に延伸するフレームを第1フレーム2Aとして連結具3A,3Bを用いて連結できる。この場合、第3フレーム102Cにおける横断面の長方形状の長手方向が、第1枠体及び第2枠体の短手方向と一致することになる。
3.連結具
(1)Lアングル
実施形態では、Lアングル4A,4Bを連結して連結具3A,3Bを構成している。しかしながら、連結具は、例えば、1つのブロックから削り出した一体物であってもよいし、樹脂の場合は射出成形した一体物であってもよい。
実施形態では、同じ構成のLアングル4A,4Bを利用して連結具3A,3Bを構成している。これは、横断面における外周形状が正方形状を2個並べた長方形状をするフレーム2を利用するからである。
従って、断面における外周形状が正方形を2個並べた長方形状と異なる形状をしている場合、異なる形状のLアングルを利用して連結具を構成してもよいし、一体物の連結具として構成してもよい。この場合においても、第1板部の第1介在板部分と第2板部の第2介在板部分と連結した形状がフレームの横断面形状に一致し、連結した形状の面積がフレームの横断面における面積に一致するのが好ましい。
(2)Cチャンネル
実施形態では、Lアングル4A,4Bを用いて連結具3A,3Bを構成している。連結具は、例えば、実施形態の連結具3A,3Bに対して、第1端面板部分33A,33Bと第2端面板部分35A,35Bとにおいて、その長手方向であって第1介在板部分34A,34Bと第2介在板部分36A,36Bとが存在していない部分に第1介在板部分と第2介在板部分とを備えてもよい。
つまり、図9の(a)に示すようなCチャンネル204を2個連結して、図9の(b)に示すような連結具203を構成してもよい。このような連結具203を用いると、第1フレーム2A、第2フレーム2B及び第3フレーム2Cを直交する状態で連結でき、さらに、連結具203における第3フレーム2Cの延伸方向であって第3フレーム2Cが存在していない部位に第4フレームを連結させることもできる。
(3)連結具
実施形態では、第1端面板部分33Aの形状・面積は第1フレーム2Aに対応し、第2端面板部分35Aの形状及び面積は第2フレーム2Bに対応し、第1介在板部分34Aと第2介在板部分36Aとを並べた形状及び面積は第3フレーム2Cに対応している。
しかしながら、連結具とフレームとを対向(当接)状態で連結できればよく、必ずしもこれらすべてが対応しなくてもよい。例えば、第1介在板部分34Aと第2介在板部分36Aとを並べた形状及び面積は第3フレームの形状及び面積と異なってもよい。
2A 第1フレーム
2B 第2フレーム
2C 第3フレーム
3A、3B 連結具
4A、4B Lアングル
5 ボルト
31A、31B 第1板部
32A、32B 第2板部
33A、33B 第1端面板部分
34A、34B 第1介在板部分
35A,35B 第2端面板部分
36A、36B 第2介在板部分
44 貫通孔

Claims (6)

  1. 棒状の第1フレームと棒状の第2フレームと棒状の第3フレームとを直交する状態で連結する連結具において、
    前記第1フレームにおける連結側の端面に対向する第1端面板部分と、前記第1フレームにおける連結側の端部と前記第3フレームにおける連結側の端面との間に介在する第1介在板部分とを直交する状態で有する第1板部と、
    前記第2フレームにおける連結側の端面に対向する第2端面板部分と、前記第2フレームにおける連結側の端部と前記第3フレームにおける連結側の端面との間に介在する第2介在板部分とを直交する状態で有する第2板部と
    を備え、
    前記第1端面板部分、前記第1介在板部分、前記第2端面板部分及び前記第2介在板部分は、前記第1フレーム、前記第2フレーム及び前記第3フレームの端面の雌ネジに螺合するボルト用の貫通孔を有する
    連結具。
  2. 前記第1端面板部分は、前記第2端面板部分における前記第1フレームが延伸する方向の端部から、前記第2フレームが延伸する方向であって前記第2フレームが存在しない向きに延伸する
    請求項1に記載の連結具。
  3. 前記第1端面板部分は、前記第1介在板部分における前記第1フレームの延伸方向の端部から、前記第3フレームが延伸する方向であって前記第3フレームが存在しない向きに延伸する
    請求項1又は2に記載の連結具。
  4. 前記第2端面板部分は、前記第2介在板部分における前記第2フレームの延伸方向の端部から、前記第3フレームが延伸する方向であって前記第3フレームが存在しない向きに延伸する
    請求項1〜3の何れか1項に記載の連結具。
  5. 前記第1板部及び第2板部はLアングルであり、
    2個のLアングルを結合してなる
    請求項1〜4の何れか1項に記載の連結具。
  6. 棒状の第1フレームと棒状の第2フレームと棒状の第3フレームとを直交する状態で連結する連結具において、
    前記第1フレームにおける連結側の端面と前記第3フレーム側に位置する側面とに対向する第1L字部と、前記第2フレームにおける連結側の端面と前記第3フレーム側に位置する側面とに対向する第2L字部と
    を一体に備える
    連結具。
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