JP6272195B2 - 弾性構造体の製造方法及び締付バンドの製造方法 - Google Patents

弾性構造体の製造方法及び締付バンドの製造方法 Download PDF

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本発明は、例えば、環状に形成されたバンド部材を縮径させて被締付け物を締め付ける締付けバンドに好適に用いられる弾性構造体の製造方法及び締付けバンドの製造方法に関する。
例えばホースクランプには、内外バンド端を重なるように環状に形成し、締付け装置を内側バンド部に固定して締付けねじを外側バンド部に形成された刻み目(スリット)と噛み合うように組み付けられる。締付けねじを所定方向に回転させるとバンド部材が縮径し、反対方向に回転させるとバンド部材が拡径するようになっている。
このホースクランプは、被締付け物(ホース等)が経年劣化して締付け力が作用し難くなることを防ぐため、バンド部材の内周面に弾性構造体(ばね装置)を装着することが行われている。ばね装置は、例えばプレート上に湾曲した板ばねを重ねて一体に組み付けられる。板ばねは複数の凹凸を有する波形状に成形され、中央の凹部にプレート両側面に形成された一対の固定爪をかしめて折り重ねることにより一体に組み付けられている。また、プレートの長手方向両側においても幅方向に一対の固定爪が各々形成されており、これらの固定爪をバンド部材の外周面に折り重ねることでばね装置がホースクランプに装着される(特許文献1;図1,図2参照)。
特公平7−26711号公報
上述した特許文献1の弾性構造体は、プレートと板ばねを個別のプレス金型を用いて生産されるために、生産コストが増大する。
また、プレートと板ばねを各々生産した後で重ね合わせて、プレートに形成された一対の固定爪を板ばねにかしめて折り重ねることにより形成されるため、生産工程が嵩んで生産効率や作業性も低下する。
本願発明の目的は上記従来技術の課題を解決し、低コストで生産性を向上させた弾性構造体の製造方法及びこれを用いて被締付け物から締付反力が得られなくても弾性構造体により締付け反力を補って締付け可能なシール性がよく生産効率の良い締付けバンドの製造方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備えることを特徴とする。
即ち、長尺状の金属帯板材が順送金型間を順送され、フレーム部に第一連結部を介して連結し当該フレーム部の長手方向に沿って形成されたプレートに対応する第一金属板材と、前記第一金属板材に第二連結部を介して連結し当該第一金属板材の長手方向に沿って形成された弾性体に対応する第二金属板材と、をプレスにより打ち抜いて形成する打ち抜き工程と、前記打ち抜き工程後、前記第二金属板材に対して長手方向両側に設けられる平坦部に連続して前記プレートより曲率が大きく下に凸となる少なくとも一のばね部を有する前記弾性体を湾曲形成する第一成形工程と、前記第一成形工程後、前記第一金属板材全体を前記ばね部より曲率が小さく上に凸となる湾曲凸面を有するプレートを形成する第二成形工程と、前記第二形成工程後、前記弾性体を前記第二連結部にて折り曲げて前記ばね部が前記湾曲凸面上に突設されるよう前記プレート上に前記平坦部を重ね合せた弾性構造体を形成する重ね合わせ工程と、前記弾性構造体を前記フレーム部と接続する第一連結部を切断して個片化する切断工程と、を含み、個片化された前記弾性構造体は、前記プレートの湾曲凸面上に前記第二連結部を介して連結された前記弾性体が前記平坦部を重ね合わせ、前記ばね部が前記湾曲凸面から突設されていることを特徴とする。
これにより、長尺状の金属帯板材を順送金型へ連続送りしながらプレス加工を行って、曲率の異なるプレートと弾性体とを順送金型を用いて一体に成形し、プレートの湾曲凸面上に曲率の異なるばね部が湾曲凸面上に突設されるように重ね合わせた弾性構造体を一体に形成することができ、生産効率が良く、低コストで生産性が向上する。
前記第一成形工程において、前記ばね部を形成する際に前記弾性体の短手方向中央部に湾曲凸面を凹ませた絞り部を前記弾性体の長手方向に沿って合わせて形成するようにしてもよい。これにより、弾性体を成形する際に同時に絞り加工を行って工数を削減しながら補強されたばね部を製造することができる。
前記第一成形工程後、前記第一金属板材の前記第一連結部が連結する端面部に折曲げ部が前記第一金属板材の長手方向に沿って起立形成されるようにしてもよい。
これにより、工数を削減しながら締付け力に対する被締付け物からの反力が作用するプレートの強度向上を図ることができる。
このとき、前記打ち抜き工程において、前記フレーム部と前記第一連結部を介して連結する前記第一金属板材の連結部位となる端面部両側にノッチが各々形成されていることが望ましい。これにより、第一金属板材に対して折曲げ部を折り曲げ加工しやすくなる。
また締付けバンドの製造方法上述したいずれかの弾性構造体の製造方法を用いて製造された弾性構造体が、環状に形成されたバンド部材の内周面に前記ばね部が当接するように前記プレート部を接合されて一体に組み付けられることが好ましい。
これにより、被締付け物から締付反力が得られなくても弾性構造体により締付け反力を補って締付け可能なシール性のよい締付けバンドを効率よく生産することができる。
上述したように、低コストで生産性を向上させた弾性構造体及びその製造方法を提供することができ、これを用いて被締付け物から締付反力が得られなくても締付け可能なシール性のよい締付けバンド及び生産効率の良い締付けバンドの製造方法を提供することができる。
弾性構造体の加工前後の状態を示す斜視図である。 図1の弾性構造体の製造工程を示す平面図及び上面図である。 弾性構造体の締付けバンドに対する組み付け例を示す正面説明図である。
以下、本発明を実施するための形態に図面を参照して説明する。
先ず、弾性構造体が装着される一例として等速ジョイント用ブーツを締め付ける締付けバンドについて図3を参照して説明する。
等速ジョイント用ブーツは、ジョイントケースとシャフトの連結部を覆って、当該ジョイントケース内の軸受部に封入されたグリースの漏出や異物の侵入を防ぐために設けられる。尚、以下では、被締付け物に弾性を持たないもの、例えばトリポートジョイントを構成するアウタレースにグロメットなどの弾性部材を用いずに熱可塑性ポリエステル系エラストマー(TPEE)などの樹脂製ブーツを直接嵌め込んでその外周を締付けバンドにより縮径固定することを想定している。
図3(A)(B)に示すように、締付けバンド1は、金属帯状部材(例えばSUS430)が環状に形成されたバンド部材2を備えている。バンド部材2は、両端の内周面が抵抗溶接により接合された接合部2aにより環状に形成されている。また、接合部2aには弧状に形成されたレバー3(例えばSUS430)が抵抗溶接により固定されている。レバー3はバンド部材2の外周面に当接する一端側3aを支点として他端側3bを傾倒させることによりバンド部材2を縮径させることができる。
また、バンド部材2の内周面にはバックル4(例えばSUS430)が抵抗溶接により固定されている。バックル4は、バンド部材2の内周面に接合されるベース部4aの両端から径方向外側に起立した折り曲げ片4bと、を備えており、バンド部材2の外周面に傾倒したレバー3に折り曲げ片4bを重ね合わせるように両側から折り曲げることで、レバー3の戻りを抑えて固定する。
また、バンド部材2の内周面には、接合部2aの内周側の隙間を跨いで円周方向に沿って覆うように弧状のプレート5(例えばSUS430)が設けられている。プレート5は固定端5aがバックル4に隣接して固定されるとともに、レバー3の傾倒により屈曲されたバンド部材2における接合部2aの内周側の隙間を円周方向に沿って覆うように自由端5bが弧状に延設されている。
図3(A)に示すように、プレート5はレバー3の支点(一端側3a)から曲げ応力を受けるため、プレート5の幅方向両側に径方向外側に向かって起立する一対の起立壁5cが長手方向に連続して設けられている。これにより、プレート5が断面コ字状に形成され、全体として断面係数を上げて変形し難いように補強されている。また、プレート5の補強構造としては、一対の起立壁5cを設ける代わりにプレート5の長手方向に沿って凹溝を形成してもよく、起立壁5cと凹溝を併用してもよい。
図3(B)に示すように、バンド部材2の内周面には、弾性変形可能な弾性構造体6が例えば両端部を抵抗溶接されて固定されている。弾性構造体6は、ばね特性を有するステンレス系金属材(例えばSUS301)が好適に用いられる。
弾性構造体6は、バンド部材2を縮径させた際に被締付け物(例えば樹脂製ブーツ)とバンド部材2との間で挟み込まれて被締付け物からの締付反力を付与する。
ここで弾性構造体6の構成を図1(A)〜(C)を参照して説明する。弾性構造体6はプレート6Aに積層された弾性体6B(ばね部6b)を外力により弾性変形させてばね力を付与する。
プレート6Aは、第一金属板材6a1(図1(A)参照)をプレス成形して、湾曲した帯状に形成されている(図1(C)参照)。弾性体6Bは、第二金属板材6a2(図1(A)参照)をプレス成形して湾曲したばね部6bと平坦部6c1,6c2が交互に形成されている(図1(C)参照)。第一金属板材6a1と第二金属板材6a2は連結部6C(後述する第二連結部6g)を介して連結されている(図1(A)参照)。弾性体6bは、連結部6Cを折り曲げてばね部6bが湾曲凸面6a上に突設されるようプレート6A上に平坦部6c1,6c2を重ね合せて弾性構造体6が形成される(図1(B)(C)参照)。
プレート6Aの連結部6Cと反対側端面部には、湾曲する凸面6aから起立する折曲げ部6a3が長手方向に沿って起立形成されていてもよい(図1(B)参照)。これにより、締付け力に対する被締付け物からの反力が作用するプレート6Aの強度向上を図ることができる。また、図1(A)に示す第一金属板材6a1、第二金属板材6a2及び連結部6C(第二連結部6g)は、例えばばね特性を有するステンレス系金属材(例えばSUS301)が好適に用いられる。
図1(B)(C)において、弾性体6Bはプレート6Aより曲率が大きくなるように湾曲形成された少なくとも一のばね部6bと平坦部6c1,6c2を有する。具体的には、弾性体6Bには、連結部6C(第二連結部6g)に連結した平坦部6c1の両側に湾曲したばね部6bが各々形成されており、各ばね部6bの端部には平坦部6c2が各々設けられている。尚、弾性体6Bに形成されるばね部6bの数は2カ所に限らず、それより多くても少なくてもよい。
また、弾性体6Bには、連結部6C(第二連結部6g)に連結した平坦部6c1の両側に湾曲したばね部6bが各々形成されており、各ばね部6bの中央には長手方向に沿って凹溝状の絞り部6b1が各々形成されているのが好ましい。これにより、締付け動作や経時的に変形するばね部6bの強度を向上させることができる。
弾性体6Bはプレート6Aの湾曲凸面6a1上に連結部6C(第二連結部6g)を折り曲げて湾曲形成されたばね部6bが湾曲凸面6a上に突設されるように平坦部6c1,6c2を重ね合わせて配置されている。これにより、プレート6A及び弾性体6Bが金属板材6aから一体に形成され、連結部6C(第二連結部6g)を折り曲げてプレート6Aの湾曲凸面6a上にばね部6bが突設されるように平坦部6c1,6c2を重ね合わせて配置されるので、生産効率がよく生産コストも低減することができる。
上述したいずれかの弾性構造体6を、図3(B)に示すように環状に形成されたバンド部材2の内周面にばね部6bが当接するようにプレート6Aを接合されて弾性構造体6が締付けバンドに一体に組み付けられていてもよい。これにより、被締付け物(例えば樹脂製ブーツ)から締付反力が得られなくても弾性構造体6のばね部6bにより締付け反力を補って締付け可能なシール性のよい締付けバンドを安価に提供することができる。
ここで、弾性構造体6の製造方法の一例について図2の工程図を参照して説明する。長尺状の金属帯板材6a0(例えばばね特性を有するステンレス材SUS301等)が、パイロット孔6dを通して順送金型間へ順送されながらプレス加工されて弾性構造体6が製造される。尚、図2(A)〜(G)の各工程は、連続するパイロット孔6dの位置で一工程が行われる場合を例示して説明するものとする。
具体的には、金属帯板材6a0にフレーム部6eに第一連結部6fを介して連結し当該フレーム部6eの長手方向に沿ったプレート6Aに対応する第一金属板材6a1と、第一金属板材6a1に第二連結部6gを介して連結し当該第一金属板材6a1の長手方向に沿った弾性体6Bに対応する第二金属板材6a2と、をプレスにより打ち抜いて成形する(打ち抜き工程;図2(A)参照)。第一金属板材6a1と第二金属板材6a2は、第一連結部6f及び第二連結部6g中心に左右対称に打ち抜き加工が施される(図2(B)参照)。尚、打ち抜き工程において、フレーム部6eと第一連結部6fを介して連結する第一金属板材6a1の連結部位となる端面部両側にノッチ6hが各々形成されていることが望ましい。これにより、後工程で第一金属板材6a1に対して折曲げ部6a2を折り曲げ加工しやすくなる。
次に、打ち抜き工程後、弾性体6Bに対して平坦部6c1と平坦部6c2との間に下に凸となる一対のばね部6bを湾曲形成する(第一成形工程;図2(C)参照)。このばね部6bの曲率は、後述するプレート6Aより曲率が大きくなるように曲げ加工が施される。なお、ばね部6bは1カ所であっても、3カ所以上形成されていてもいずれでよい。
また、第一成形工程において、ばね部6bを形成する際に当該ばね部6bの中央部に凸面を凹ませた絞り部6b1が合わせて形成される(図2(C)参照)。これにより、弾性体6Bを成形する際に同時に絞り加工を行って工数を削減しながら補強されたばね部6bを製造することができる。
また、第一成形工程の後において、第一金属板材6a1の第一連結部6fが連結する端面部に、折曲げ部6a3が長手方向に沿って起立形成されてもよい(図2(D)参照)。折曲げ部6a3の高さは、ノッチ6hの深さにより決まる。これにより、締付け力に対する被締付け物からの反力が作用するプレート6Aの強度向上を図ることができる。
第一成形工程後、第一金属板材6a1にプレス加工して全体として上に凸となるように湾曲凸面6aが形成されたプレート6Aを形成する(第二成形工程;図2(E)参照)。このときのプレート6Aの曲率は、ばね部6bの曲率より小さくなるように曲げ加工される。このとき、プレート6Aと弾性体6Bとは、湾曲凸面が上下反転した状態で第二連結部6gを介して連結されている。
第二形成工程後、弾性体6Bをばね部6bが上に凸となるように第二連結部6gを折り曲げてプレート6Aの湾曲凸面6a上に平坦部61,6c2を重ね合せた弾性構造体6を形成する(重ね合わせ工程;図2(F)参照)。このとき、プレート6Aとフレーム部6eとは第一連結部6fにより連結されたままとなっている。
次いで弾性構造体6をフレーム部6eと接続する第一連結部6fを切断して個片化する(切断工程;図2(G)参照)。
これにより、プレート6Aの湾曲凸面6a上に第二連結部6gを介して弾性体6Bが湾曲したばね部6bが突設されるように平坦部61,6c2を重ね合わせたまま個片化された弾性構造体6が製造される。
以上説明したように、金属帯板材6a0を順送金型へ連続送りしながら曲率の異なるプレート6Aと弾性体6Bとを一体に成形し、プレート6Aの湾曲凸面6a上に弾性体6Bが第二連結部6gに連結したまま平坦部61,6c2を重ね合わせて湾曲したばね部6bが湾曲凸面6a上に突設された弾性構造体6が製造される。このように、長尺状の金属帯板材6a0を順送金型へ連続送りしながらプレス加工を行って、プレート6Aに弾性体6Bを重ね合わせた弾性構造体6を一体に製造することができるので、生産工程を省略して低コストで生産性が向上する。
また、上述した弾性構造体6の製造方法を用いて製造された弾性構造体6が、図3Bに示すように環状に形成されたバンド部材2の内周面にばね部6bが当接するようにプレート6Aを接合されて一体に組み付けられることが好ましい。
これにより、被締付け物から締付反力が得られなくても弾性構造体6により締付け反力を補って締付け可能な締付け可能なシール性のよい締付けバンド1を効率よく生産することができる。
尚、弾性構造体6が装着される締付けバンド1としてワンタッチタイプ(レバー3を有するタイプ)について説明したが、内外バンド端どうしを重なり合うように引き寄せて係止するタイプの締付けバンドなど他のクランプ材に適用することも可能である。
1 締付けバンド 2 バンド部材 2a 接合部 3 レバー 4 バックル 4a ベース部 4b 折り曲げ片 5 プレート 5a 固定端 5b 自由端 5c 起立壁 6 弾性構造体 6A プレート 6B 弾性体 6C 連結部(6g 第二連結部) 6a0 金属帯板材 6a1 第一金属板材 6a2 第二金属板材 6a3 折曲げ部 6a 湾曲凸面 6b ばね部 6b1 絞り部 6c1,6c2 平坦部 6d パイロット孔 6e フレーム部 6f 第一連結部 6h ノッチ

Claims (5)

  1. 長尺状の金属帯板材が順送金型間を順送され、フレーム部に第一連結部を介して連結し当該フレーム部の長手方向に沿って形成されたプレートに対応する第一金属板材と、前記第一金属板材に第二連結部を介して連結し当該第一金属板材の長手方向に沿って形成された弾性体に対応する第二金属板材と、をプレスにより打ち抜いて形成する打ち抜き工程と、
    前記打ち抜き工程後、前記第二金属板材に対して長手方向両側に設けられる平坦部に連続して前記プレートより曲率が大きく下に凸となる少なくとも一のばね部を有する前記弾性体を湾曲形成する第一成形工程と、
    前記第一成形工程後、前記第一金属板材全体を前記ばね部より曲率が小さく上に凸となる湾曲凸面を有するプレートを形成する第二成形工程と、
    前記第二形成工程後、前記弾性体を前記第二連結部にて折り曲げて前記ばね部が前記湾曲凸面上に突設されるよう前記プレート上に前記平坦部を重ね合せた弾性構造体を形成する重ね合わせ工程と、
    前記弾性構造体を前記フレーム部と接続する第一連結部を切断して個片化する切断工程と、を含み、
    個片化された前記弾性構造体は、前記プレートの湾曲凸面上に前記第二連結部を介して連結された前記弾性体が前記平坦部を重ね合わせ、前記ばね部が前記湾曲凸面から突設されていることを特徴とする弾性構造体の製造方法。
  2. 前記第一成形工程において、前記ばね部を形成する際に前記弾性体の短手方向中央部に湾曲凸面を凹ませた絞り部を前記弾性体の長手方向に沿って合わせて形成する請求項1記載の弾性体の製造方法。
  3. 前記第一成形工程後、前記第一金属板材の前記第一連結部が連結する端面部に折曲げ部が前記第一金属板材の長手方向に沿って起立形成される請求項1又は請求項2記載の弾性構造体の製造方法。
  4. 前記打ち抜き工程において、前記フレーム部と前記第一連結部を介して連結する前記第一金属板材の連結部位となる端面部両側にノッチが各々形成されている請求項3記載の弾性構造体の製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項4記載のうちいずれか1項記載の弾性構造体の製造方法を用いて製造された弾性構造体が、環状に形成されたバンド部材の内周面に前記ばね部が当接するように前記プレートを接合されて一体に組み付けられる締付けバンドの製造方法。
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