JPH0750540B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH0750540B2
JPH0750540B2 JP61024476A JP2447686A JPH0750540B2 JP H0750540 B2 JPH0750540 B2 JP H0750540B2 JP 61024476 A JP61024476 A JP 61024476A JP 2447686 A JP2447686 A JP 2447686A JP H0750540 B2 JPH0750540 B2 JP H0750540B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報の記録や再生を行うための記録再生装置
に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、上記の様な記録再生装置において、互いに積
層されている強誘電体層及び光導電体層とこれら強誘電
体層及び光導電体層の両方の両側に配されている電極と
を有する複数の記録層を互いに積層させて記録媒体を構
成し、この記録媒体のうちから選択された記録層の強誘
電体における分極を利用して情報の記録や再生を行うこ
とによって、記録媒体の面方向における記録密度を容易
に向上させることができる様にしたものである。
〔従来の技術〕
記録再生装置としては、フロッピー・ディスク装置やハ
ードディスク装置等の様に強磁性体の磁化を利用する磁
気記録再生装置や、相転移、ピット、光磁気効果等を利
用する光学記録再生装置等が従来から知られている。
またこの他に、例えば特開昭47−41722号公報や特開昭5
5−12508号公報に記載されている様に、強誘電体の分極
を利用する記録再生装置もある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで磁気記録再生装置では、情報の記録や再生に磁
気ヘッドを使用するが、磁気ヘッドの小型化に限界があ
る。従って、記録媒体の面方向における記録密度の向上
にも限界がある。
また光学記録再生装置では、光学ヘッドの結像系にレイ
リーの解像限界があるので、記録媒体の面方向における
記録密度の向上にやはり限界がある。
この様な記録密度の向上における問題点は、上述の特許
公報に記載されている記録再生装置にも存在している。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による記録再生装置は、互いに積層されている強
誘導体層14a〜14d及び光導電体層15a〜15dとこれら強誘
電体層14a〜14d及び光導電体層15a〜15dの両方の面側に
配されている電極16a〜16eとを有する記録層13a〜13d
と、互いに積層されている複数の前記記録層13a〜13dを
有する記録媒体11と、前記電極16a〜16e間に所定の電圧
を印加する電圧印加手段25、26と、前記光導電体層15a
〜15dの選択された部分に光を照射すると共に前記強誘
電体層14a〜14dのうちで前記照射部分に対応する部分を
加熱する光照射加熱手段31、34a、34bと、前記電極16a
〜16e間に流れる電流を検出する電流検出手段27と、選
択された前記記録層13a〜13dに対して前記電圧印加手段
25、26、前記光照射加熱手段31、34a、34b及び前記電流
検出手段27を動作させる制御手段28とを夫々具備してい
る。
〔作 用〕
本発明による記録再生装置では、複数の記録層13a〜13d
が互いに積層されている記録媒体11から、記録や再生を
行うべき記録層13a〜13dが選択される。
そして、選択された記録層13a〜13dにおける光導電体層
15a〜15dの選択された部分に光を照射するとこの照射部
分が導通し、強誘電体層14a〜14dのうちで上記の導通部
分に対応する部分に所定の電圧が印加されてこの部分が
分極し、その残留分極によって情報が記録される。
また、選択された記録層13a〜13dにおける強誘電体層14
a〜14dのうちで上記の導通部分に対応する部分を加熱
し、この導通部分を介して焦電流を検出することによっ
て、記録情報が再生される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、第1図〜第3図を参照しな
がら説明する。
本実施例の記録再生装置は、第1図に示す様な記録媒体
11を有している。この記録媒体11は、ガラス基板12とこ
のガラス基板12上で互いに積層されている4層の記録層
13a〜13dとから成っている。
記録層13a〜13dの各々は、第2図に示す様に、強誘電体
層14a〜14dと光導電体層15a〜15dとが、一方の電極16a
〜16dと他方の電極16b〜16eとで挟持されたものであ
る。但し電極16b〜16dは、両側の記録層13a〜13dによっ
て共有されている。また、最下層の電極16eはガラス基
板12上の全面に被着されているが、他の電極16a〜16dは
多数の短冊状を成している。
強誘電体層14a〜14dはPLZT、PZT、LiNbO3等から成る強
誘電体薄膜やVDF(フッ化ビニリデン)とTrFE(3フッ
化エチレン)との共重合体等から成る高分子強誘電体フ
ィルム等であり、光導電体層15a〜15dはPVK等から成っ
ており、電極16a〜16eは真空蒸着やスパッタリング等に
よって形成されたITO等から成っている。
電極16a〜16dの各々は、スイッチ装置21〜24に接続され
ている。これらのスイッチ装置21〜24は互いに同様な構
成を有しており、例えばスイッチ装置21及び22は、第3
図に示す様に、夫々スイッチ21a〜21c及び22a〜22cを有
している。
スイッチ21a、22a等はVsVの共通の電圧源25に接続され
ており、スイッチ21b、22b等は共通のアース26に接続さ
れており、スイッチ21c、22c等は共通のチャージアンプ
27に接続されている。
なお、第1図では単一の電極16a〜16dのみがスイッチ装
置21〜24に接続されているが、実際には総ての電極16a
〜16dがスイッチ装置21〜24に接続されている。また、
図示されてはいないが、電極16eもスイッチ21b、22b等
と同様なスイッチに接続されており、このスイッチはア
ース26に接続されている。
スイッチ21a〜21c、22a〜22c等は高速スイッチングの可
能なVMOS等による電子式アナログスイッチであり、その
動作は制御装置28によって制御される。
この制御装置28は、レーザダイオード31の動作や、この
レーザダイオード31から射出されたレーザビーム32の収
束点を決定するレンズ33の位置や、レーザビーム32を反
射させるガルバノミラー34a、34bの回転等をも制御す
る。
この様な本実施例の記録再生装置によって、例えば記録
層13aに情報を記録するには、まずスイッチ21a及び22b
のみをオンとし他の総てのスイッチをオフとすることに
よって、電極16a、16b間にのみVsVの電圧を印加する。
そしてこの電圧印加状態で、レーザビーム32を記録層13
aに収束させ、光導電体層15aの選択された部分を電極16
aを介して照射する。
するとこの照射部分が導通し、強誘電体層14aのうちで
上記の導通部分に対応する部分には印加電圧Vsの全体が
印加されて、この部分が分極する。この分極はスイッチ
21a及び22bをオフとすると共にレーザダイオード31を消
灯した後でも残留分極として残るので、2値情報が残留
分極として記録される。そしてガルバノミラー34a、34b
の回転等でレーザバーム32が記録層13aを走査すること
によって、この記録層13aの略全面に情報が記録され
る。
他の記録層13b〜13dの各々に情報を記録する場合も、ス
イッチ装置21〜24等を制御して各々の電極16b〜16d、16
c〜16e間にのみVsVの電圧を印加した状態で、各々の記
録層13b〜13dにレーザビーム32を収束させればよい。
なお、例えば記録層13bにレーザビーム32を収束させる
と、このレーザビーム32は記録層13aを透過してこの記
録層13aをも照射する。しかし、この時には電極16a、16
b間には電圧が印加されているので、記録層13aに情報が
記録されることはない。このことは、後述の記録情報の
消去についても同様である。
ところで上述の様にして情報を記録するためには、情報
記録時には強誘電体層14a〜14dの位置の電場が抗電場以
上となり、非情報記録時には抗電場未満となる必要があ
る。このためにこの第1実施例では、強誘電体層14a〜1
4d及び光導電体層15a〜15dの夫々の厚さと電圧Vsとが、
上述の条件を満足する様に選定されている。
上述の様にして例えば記録層13aに記録された情報を再
生するためには、まずスイッチ21c及び22bのみをオンと
し他の総てのスイッチをオフとすることによって、電極
16aのみをチャージアンプ27に電極16bのみをアース26に
夫々接続する。そしてこの接続状態で、レーザビーム32
を記録層13aに収束させ、光導電体層15aの選択された部
分を電極16aを介して照射する。
するとこの照射部分が導通すると共に、強誘電体層14a
のうちで上記の導通部分に対応する部分が加熱される。
そして、この加熱部分に残留分極が有れば上記の導通部
分を介してチャージアンプ27へ焦電流が流れ、残留分極
が無ければ焦電流は流れない。
従って、この焦電流の有無によって2値情報が再生され
る。そして、記録時と同様にしてレーザビーム32が記録
層13aを走査することによって、この記録層13aの略全面
から情報が再生される。他の記録層13b〜13dの各々から
の記録情報の再生も、同様にして行われる。
焦電流は、強誘電体層14a〜14dの焦電定数dPs/dTと加熱
による温度変化ΔTと残留分極から浮かび上がった自発
分極とによって、dPs/dT・ΔTと表される。この焦電流
の量は微小であるが、この第1実施例では面積の小さな
短冊状の電極16a〜16dを用いているので、微小電流でも
比較的容易に検出され得る。
また、例えば記録層13aに記録されている情報を消去す
るためには、まずスイッチ21b及び22bのみをオンとし他
の総てのスイッチをオフとすることによって、電極16
a、16b間にのみ0Vの電圧を印加する。そしてこの電圧印
加状態で、つまり強誘電体層14aの位置の電場が0の状
態で、レーザビーム32を記録層13aに収束させ、強誘電
体層14aの選択された部分を電極16a及び光導電体層15a
を介して照射する。
すると、強誘電体層14aのうちで上記の照射部分が加熱
される。加熱部分がキュリー温度以上になると、この加
熱部分は常誘電体となるが、この時の電場が0であるの
で分極も0となり、これによって記録情報が消去され
る。他の記録層13b〜13dの各々における記録情報も、同
様にして行われる。
上述の記録、再生、消去の何れもが行われていない場合
は、レーザダイオード31が消灯されると共に総てのスイ
ッチ装置21〜24等がオフとされている。
なお、以上の実施例において、電圧源25の電圧Vsは負で
あってもよい。その場合は、記録情報の再生時にチャー
ジアンプ27へ流れる電流の方向が逆になるだけである。
〔発明の効果〕
本発明による記録再生装置では、情報の記録及び記録情
報の再生の何れをも、少なくとも、光導電体層へ光を照
射することによって行う。しかも、互いに積層されてい
る複数の記録層のうちの選択された記録層に対して、情
報の記録や再生が行われ得る。従って、光の照射スポッ
トを小さくすると共に記録層の層数を増加させることに
よって、記録媒体の面方向における記録密度を容易に向
上させることができる。また、焦電流の検出によって記
録情報が再生されるので、情報を電気的に処理すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略図、第2図は一実
施例の記録媒体を示す縦断面図、第3図は一実施例の要
部を示す該略図である。 なお図面に用いた符号において、 11……記録媒体 13a〜13d……記録層 14a〜14d……強誘電体層 15a〜15d……光導電体層 16a〜16e……電極 25……電圧源 26……アース 27……チャージアンプ 28……制御装置 31……レーザダイオード 34a,34b……ガルバノミラー である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−117186(JP,A) 特開 昭55−12508(JP,A) 特開 昭60−236119(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに積層されている強誘電体層及び光導
    電体層とこれら強誘導体層及び光導電体層の両方の両側
    に配されている電極とを有する記録層と、 互いに積層されている複数の前記記録層を有する記録媒
    体と、 前記電極間に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、 前記光導電体層の選択された部分に光を照射すると共に
    前記強誘電体層のうちで前記照射部分に対応する部分を
    加熱する光照射加熱手段と、 前記電極間に流れる電流を検出する電流検出手段と、 選択された前記記録層に対して前記電圧印加手段、前記
    光照射加熱手段及び前記電流検出手段を動作させる制御
    手段とを夫々具備する記録再生装置。
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JP2603621B2 (ja) * 1986-07-29 1997-04-23 工業技術院長 情報記憶素子
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