JPH07503241A - アニオン交換体クロマトグラフィーによる高純度ウィルス不活性化因子viiiの回収方法 - Google Patents

アニオン交換体クロマトグラフィーによる高純度ウィルス不活性化因子viiiの回収方法

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JPH07503241A JP5512902A JP51290293A JPH07503241A JP H07503241 A JPH07503241 A JP H07503241A JP 5512902 A JP5512902 A JP 5512902A JP 51290293 A JP51290293 A JP 51290293A JP H07503241 A JPH07503241 A JP H07503241A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、7−オン交換体クロマトグラフ イー(anion exchang er chromatography)により、血漿または寒冷沈降物(cry oprecipi tate)から高度に純粋なウィルス不活性化(virus −inactivated)因子V[IIを回収する方法に関連する。
EP−A−0238701においては、高い純度の非感染性抗血友病因子の製造 方法が記載されており、該方法においてはフィブリノゲン、グロブリン、アルブ ミン及びその他の妨害成分がエタノール沈澱によって寒冷沈降物から除去される 。
その材料には因子V[[+が非常に少量しか含まれていないので、その寒冷沈降 物からの蓄積が必要である。しかし、この蓄積ステップは、最終的な生成物中の AHF含有物を損なう。今まで因子VII[の製造に知られている方法は、非常 に少量の活性物質しか製造できない。従って、従来のルートを通して製造された 因子v]11の適用によって、患者は多量の抗原物質の負担を受けることになる 。この過程は危険なしてはすまない。従って、分離操作によって因子V[IIを さらに蓄積するための多くの試みがなされてきている。例えば、因子VI[Iに 対する動物の抗体を使用したアフィニティクロマトグラフィーによって、より高 い比活性を有する生成物を得ることか試みられている。しかし、この技術は、非 常に高価であり、経費集約的である。一方、この技術においては各クロマトグラ フィー分離においてカラムから一定量の動物タンパク質が常に溶出されることも あり、十分に申し分のないものとはいえない。
ヨーロッパ特許出願88108458.6号は、高度に純粋なウィルスを含まな い抗血友病因子を製造するための方法を記載しており、該方法においては因子v roを含む寒冷沈降物が水酸化アルミニウム及び生物学上適合できる有機溶媒/ 洗剤で処理され、好ましい態様においてはその後イオン交換体材料を使用したゲ ル浸透クロマトグラフィーか行われる。ヨーロッパ特許出願88118478. 2号は、非常に純度の高いウィルスを含まない因子Vl11を製造するのに特に 適当なものとして、オリボエチレングリコール、グリシジルメタクリレート及び ペンタエリスリトールジメタクリレートのコポリマーをベースとするクロマトグ ラフィー材料を記載している。
Wo 90/14886は、タンパク質を分離するための媒体を記載する。そこ に開示された材料は、複数のポリアミン部分を有する水不溶性のマトリックスを 記載しており、該ポリアミン部分は少くとも3個の塩基性窒素原子を育し、その 窒素原子はその間に位置する少くとも2個の炭素原子の鎖によって分離されてお り、各ポリアミン基が合計3個の窒素原子のを持つ場合にはそのような炭素原子 が少くとも5個存在する。この分離媒体は、少なくとも因子VIl[の部分的な 精製に適している。
EP O343275Alは、非常に純度の高い抗血友病因子(AHFまたは因 子V[[Dを製造するための方法に関し、該因子は、寒冷沈降物を精製する際に 、生物学上適合できる有機溶媒/洗剤での処理によってウィルスを含まないよう にされる。
該方法は、寒冷沈降物をそこからウィルスを除去する前に解凍し、pH6,5− 7,5でI〜3U/mlのヘパリンを含む水で抽出し、その後水酸化アルミニウ ム懸濁物を混合し、10″C−18°Cに冷却し、pH値を6〜7に調節した後 に遠心分離と濾過にかけ、そしてそれ自体公知の方法により処理することを特徴 とする特に、ウィルスの除去の後に、イオン交換体材料上でのゲル浸透クロマト グラフィーにかけられることが有利である。
ヨーロッパ特許出願88108458.6号に記載された方法は、因子Vlll の収率の増加を提供することは事実であるが、生物学的に活性な因子Vl11の 収率はまだ最適でない。
従って、本発明の目的を定義する技術的課題は、寒冷沈降物または血液血漿のソ ースから生物学的に活性な因子Vlllを回収することを改善することができ、 そしてより経済的な工程を確保できる方法を提供することにある。
この課題は、請求項1の構成に従った方法によって驚異的に解決される。そのサ ブクレームは本発明の方法の好ましい態様に関連する。
本発明に従って使用される分離材料は、EP−A−0337144に記載される ように、キャリヤー粒子から成る。これらは、ヒドロキシル基を有するキャリヤ ー粒子てあって、その上に前記ヒドロキシル基に対してα−位置にある炭素原子 を介してポリマー材料がグラフトされたものである。このキャリヤー材料は、そ の表面の上に1級または2級脂肪族ヒドロキシル官能基を有する、一般に公知の 多孔性または非多孔性のクロマトグラフィー支持体のいずれをも含むことができ る。これらの中で好ましいものは、アクリレート類及び/またはメタクリレート 類をベ−ル置換シリカゲル、アガロースをベースとする多糖類、セルロース、セ ルロース誘導体、デキスランをベースとするポリマーである。もちろんビニル化 合物、アクリルアミド、(メタ)アクリル酸エステル類、ヒドロキシル化された 形態の(メタ)アクリロニトリルのようなモノマーをベースとするその他のポリ マーまたはコポリマーも使用することができる。
ヒドロキシル基に対してα−位置+iある炭素原子を介してキャリヤー粒子に結 合する、請求項1の式Iのポリマー材料は、式11及び/またはIIIによって 示されるモノマーから誘導されたものであり、その置換基は以下に定義する。
CR7R8−CR’Y エエ これらのモノマーは、 (メタ)アクリル酸(Y = −COOH)、 (メタ )アクリル酸誘導体(Y = −GO−X ) 、−i’ +J ル”y’ ミ ン(Y = −CH2NH2、−CH2NH2R” )、(メタ)アクリロニト リル(Y = −CN )、アクロレイン(Y =−CHO)、ビニルカルボキ シレート(Y =−OCOCHR5R@)または式I11のビニレンカーボネー ト類を表す。
これらのモノマーのすへては、フリーラジカルにより開始される重合により水溶 液中で重合可能な物質であり、中性、酸性または塩基性であってよい可逆的に結 合する基を有する。
式[11のビニレンカーボネート類または式11のビニルカルボキシレート類C R7R’=CR’−0COCHR’R’を使用する場合、結果として生ずる生成 物をヒドロキシル基を存する分離材料に変換することが好ましい。このヒドロキ シル相への変換は、それ自体公知の穏やかなアルカリまたは酸鹸化よって行うこ とができる。例えばその反応は、例えばY、 Tezuka et al、、  in Macromol、 Chem、 186.685〜694 (1985 )に記載されたように、室温てに、COlのメタノール溶液を使用して行うこと ができる。
式I(請求項1参照)、■及びll[中のR1は、好ましくは水素を表し、即ち アクリル酸誘導体が好ましい。
式11中(7)Yハ、好マL < lt−C0−X 、−0COCHR’R’ま りl;!−CHzN)12を表し、次に好ましいのは−CNまたは−C)10で ある。従って、式1中のYは、まず第一に−CO−X、−OH(好ましくは部分 (moiety)−0COCHR’R@がヒドロキシル相に変換されるので)ま たは −C1(zNHtを表し、次に好ましいものとして−CNまたは−CH0を表す 。
R5及びR@は、独立してHまたは5個までの炭素原子を有するアルキル基を表 す。
基R5及びR1の少くとも1つがHであることが好ましい。特に好ましい部分は 、アセチルオキソ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、バレリルオキシ、ヘ キサノイルオキシ基である。
式I中のXは式11中と同様に、−〇R4、−OHまたは−NR2R’を表し、 好ましくは−NR2R3を表す。
好ましい化合物は、Xか−NR2R’を表し、R2及びR3の1つがHであるも のである。
部分R2及び/またはR2は、好ましくはアルキル、フェニル、フェニルアルキ ルまたはアルキルフェニル基を表し、そのアルキル及び/またはフェニル基は、 アルコキン、シア人アミノ、モノ−またはジアルキルアミ六トリアルキルアンモ ニウム、カルボキシル、スルホン酸、アセトキシまたはアセトアミノ基によりモ ノ−あるいはポリ置換されていてもよく、好ましくはモノ−またはジ置換、特に 好ましくはモノ置換されたものである。
部分R2及び/またはR3は、好ましくはアルキル、アルコキシアルキル、シア ノアルキル、アミノアルキル、モノ−またはジアルキルアミノアルキル、トリア ルキルアンモニウムアルキル、カルボキシアルキルまたはスルホン酸アルキルし 、これらはアルキル基中に多くともlO@の炭素原子、より好ましく(ヨ最高6 個の炭素原子、特に好ましくは最高4個の炭素原子を有し、これらのアルキル基 中直鎖あるいは分岐のものであってよい。従って、R2及び/まtこ+iR’+ !好まししλ意味として、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ シJし、メトキシメチル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、2−、3−ま たは4−オキサペンチル、2−、3−、4−または5−オキサヘキシル、2−、 3−、4−、5−または6−オキサヘプチル、イソプロピル、2−ブチル、イソ ブチル、2−メチルブチル、イソペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペ ンチル、2−オキサ−3−メチルブチルルブチル、2−メチル−3−オキサペン チル、2−メチル−3−オキサヘキシル、そしてさらに同様なヘプチル、オクチ ル、ノニルあるいはデシルの意味を有する。
さらに、ンア云カルボキシ−またはスルホン酸基で置換されたアルキル同様に好 ましい。従って、R2及び/またはR3は好ましい意味として、シアノメチル、 シアノエチル、シアノプロピル、シアノブチル、シアノペンチル、シアノヘキシ ル、2−シアノプロピル、2−シアノブチル、カルボキシルメチルルエチル、カ ルボキシルプロピル、カルボキシルイソプロピル、カルボキシルブチル ロピル、カルボキシル−2−メチルブチル、スルホン酸−メチル、スルホン酸− エチル、スルホン酸−プロピル、スルホン酸−ブチル、スルホン酸−ペンチル、 スルホン酸−ヘキシル、スルホン酸−2−メチルプロピル、スルホン酸−2−メ チルブチル、スルホン酸−3−メチルブチル、スルホン酸−2−メチルペンチル 、スルホン酸−3−メチルヘキシルまたはスルホン酸−2−エチルペンチルの意 味を有する。
さらにアルキル基がアミ人モノ−またはジアルキルアミノまたはトリアルキルア ンモニウム基でモノ置換されることも好ましい。アルキル基は、同してあっても よいか、または異なってもよ(、そして多くとも10個の炭素原子を有し、そし て好ましくは多くとも6個の炭素原子を有し、特に好ましくは多くとも4個の炭 素原子育することが好ましい。従って、これらは好ましく1意味として、ジメチ ルアミノエチル、ジエチルアミノエチル、メチルアミノエチル、メチルアミノプ ロピル、ジメチルアミノプロピル、エチルアミノエチル、プロピルアミノエチノ し、プロピルアミノプロピル、ジプロピルアミノエチル、ジプロピルアミノブチ ル、ジエチルアミノエチル、トリメチルアンモニウムエチル、トリメチルアンモ ニウムプロピル、トリメチルアンモニウムブチル、トリエチルアンモニウムエチ ル、トリエチルアンモニウムプロピル、トリエチルアンモニウムエチル、アミノ エチル、アミノプロピル、アミノブチルまたはアミノペンチルの意味を有する。
これらのアルキル及び置換アルキル基の全てはまたフェニル基の置換基として好 ましい。
同様にR1及び/またはR3として好ましいのは、−(CHt)n−3Ox−( CHz)n−3−(CHz)nOH(n :2.3.4.5または6、好ましく は2.3または4)の構造を有しているスルホンスルフィドである。
好ましくは、R2及び/またはR3はまた、フェニル基の意味を有し、このフェ ニル基は好ましくは、シアノ、シアノアルキル、アミ人アミノアルキル、モノ− もしくはジアルキルアミノ、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、モノ −もしくはジアルキルアミノアルキル、トリアルキルアンモニウム−またはトリ アルキルアンモニウムアルキル、カルボキン、カルボキシアルキル、スルホン酸 またはスルホン酸−アルキルでモノ置換されたものである。これらの置換基の好 ましい意味は、上記に好ましいものとして記載したアルキル基及び置換アルキル 基に対応する。フェニル基の置換基は、好ましくはp−位置に結合する。
p−アセトキシフェニル、p−アミノフェニルまたはp−アセトアミノフェニル も、R2及び/またはR3の好ましい意味である。さらに部分R2及び/または R3として好ましいのは、アルキルフェニルまたはフェニルアルキル基であり、 特定された好ましい意味は前記アルキル、置換−アルキルまたは置換−フェニル 基に適用できることも意図するものである。
従って、例えば以下の置換フェニル基、4−シアノフェニル、4−アルキルフェ ニル、4− (N、N−ツメチルアミノ)−フェニル、4− (N、N−ジアル キルアミノエチル)−フェニル、4−エトキシフェニル、4−エトキシエチルフ ェニル、4−トリアルキルアンモニウムフェニル、4−カルボキシルフェニル、 4−スルホン酸−フェニル、フェニルエチル、4−(N−エチルアミノ)フェニ ルプロピル、4−シアノフェニルエチルは特に好ましい。
さらに好ましいのは、式■を有する部分及び/または式I+のモノマーであって 、R2及び/またはR8が芳香族または飽和の、5〜10個の炭素原子を含む環 式または二環式基で、環中1つ以上のCH−またはCI(、−基がNもしくはN HSNもしくはNH及びS、またはNもしくはNl(及び0に置き換えられたも のである。
従って、R2及び/またはR′は好ましくはピリジン部分、イミダゾリル基、イ ンドリル基も表し、さらに好ましくはピロール、ピリミジン、ピラジン、キノリ ンまたはイソキノリン部分を表す。
R2及び/またはR3はまた、例えば、チアゾール、チアジアゾール、モルフォ リン、トリアジン、ピペラジン、ベンゾチアゾール、プリン、ピラゾール、トリ アゾール、ピロリジンまたはイソオキサゾール部分を表してもよい。
これらの中で芳香族へテロ環式基が特に好ましい。
適当な交換体を製造するために、基R2及びR3は、両方の部分が酸性基または 塩基性基のいずれかを含むか、部分の1つが中性であるように互いに調節されな ければならない。当業者が基を選択するにあたって、即ち、所望のイオン交換の 機能と目的に応じて適当な部分をR2及びR3として組み合わせるのに何等困難 はないであろう。
2個の部分R2及びR3の1つが中性の部分であることが好ましい。
R4の好ましい意味は、直鎖あるいは分岐していてもよいアルキル基中に多くと も10個の炭素原子、好ましくは多くとも6個の炭素原子、特に好ましくは多く とも4個の炭素原子を有している、アルキル、アルコキシアルキル、シアノアル キル、カルボキシアルキル及びスルホン酸−アルキルを含む。従って、R4は好 ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、メトキシメチル、工l ・キシメチル、2−メトキシエチル、2−13−または4−オキサペンチル、イ ソプロピル、2−ブチル、イソブチル、2−メチルブチル、イソペンチル、2− メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−才キサー3−メチルブチル、3−オ キサ−4−メチルブチル、2−メチル−3−オキサペンチルまたは2−メチル− 3−オキサヘキシルを表す。
さらに、シアノ、カルボキシまたはスルホン酸基で置換されたアルキル基も好ま しい。従って、R4は好ましくは、シアノメチル、シアノエチル、シアノプロピ ル、シアノブチル、シアノペンチル、シアノヘキシル、2−シアノプロピル、2 −シアノブチル、カルボキシルメチル、カルボキシルエチル、カルボキシルプロ ピル、カルボキシルイソプロピル、カルボキシルブチル、カルボキシルエチル、 カルボキシルヘキシル、カルポキソルー2−メチルプロピル、カルボキシル−2 −メチルブチル、スルホン酸−メチル、スルホン酸−エチル、スルホン酸−プロ ピル、スルホン酸−ブチル、スルホン酸−ペンチル、スルホン酸−ヘキシル、ス ルホン酸−2−メチルプロピル、スルホン酸−2−メチルブチル、スルホン酸− 3−メチルブチル、スルホン酸−2−メチルペンチル、スルホン酸−3〜メチル ヘキシルまたはスルホン酸−2−エチルペンチルを表す。
これらのアルキル及び置換−アルキル基のすへては、フェニル基の置換基として も好ましい。
好ましくはR4はまた、フェニル基の意味を有し、そしてそれは好ましくはシア ノ、シアノアルキル、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、カルボキシ 、カルホキジアルキル、スルホン酸またはスルホン酸−アルキルでモノ置換され たものである。これらの置換基の好ましい意味は、上記に好ましいものとして特 定したアルキル基及び置換アルキル基に対応する。好ましくは、フェニル基の置 換基はp−位置において結合する。
式I+のモノマー中のR7及びR8は、好ましくはHを表し、そして式■中R° 及びR”も好ましくは水素を表す。
同様に好ましいのは、式I中のYが−OHを表し、部分R゛及びR“の1つも一 〇Hを表す分離材料である。その場合、式IIIのビニレンカーボネートがモノ マーとして使用され、得られる生成物はその後ヒドロキシル相に変換されなけれ ばならない。
式III中のR7及びR’は、好ましくはHを表す。式■中、nは反復単位の数 を示し、2〜100、好ましくは5〜60を表し、好ましい鎖長はlOから30 である。
Woods、 K、、及びOrme、 Th、、が、EP−A−0239859 の中で、ウィルス除去または不活性化の後、クロマトグラフィー分離に先立ち、 油、好ましくは大豆油、ひまし油及び/または綿実油で試料を抽出することが有 利であると記載している。
本発明の工程は、初めて非常に純粋な抗血友病因子を高い収率て製造することを 可能としたものであり、その因子は今まで達成されなかった比活性を存するもの である。
市販の寒冷沈降物を、約1〜2cmのサイズの断片に分割し、3〜4時間室温で 溶解させる。これらの断片を、10°C〜25°Cの間の温度で1〜3 U/m lのヘパリン−ナトリウムを含んでいるその約2倍容量の水中で攪拌しながら懸 濁させる。懸濁物のpH値を、0.1M酢酸で少なくとも7.0〜8.O1好ま しくは7.0〜7.1に調整する。攪拌を室温で、15分〜60分、好ましくは 30分継続する。そして、寒冷沈降物1kg当たり約108gの5水酸化アルミ ニウム懸濁物を加え、混合物を1−10分、好ましくは5分室温で攪拌する。そ れから、酸、好ましくは0.1M酢酸で、酸性度を、6.0〜7.0、好ましく は6.5〜6.6のpH値に調節する。試料を18°C−10°C、好ましくは 16°C−14°Cに冷却する。この温度で混合物を、例えば5harples  AS−16(Cepa 61)遠心分離器中で、1. OL/分の速度で遠心 分離にかける。その後、Pa1lAB−I UOIOZPフィルターを通してそ の上清を濾過する。ウィルス不活性化は、好ましくは遠心分離及び濾過の後に行 う。Tween/TNBP (トリーロープチルホスフェート)によるウィルス 不活性化が特に存用であることが判明した。よい結果は、コール酸ナトリウム/ TNBPを使用することによっても得られた。Tween/TNBPまたはコー ル酸ナトリウム/TNBP混合物は次いて、例えば油による抽出により除去する ことができる。
試料を、EMD−TMAE−Fractogel (M) 650の商品名によ ッテ知られテイルゲル浸透材料を含むクロマトグラフィーカラムの上へ注入する 。前記材料はイオン交換体活性を示すものである。EMD−TMAE−Frac togel (M) 650はすでに上記に特性化した。
好ましくは、カラム容量は、寒冷沈降物の1kgにつきカラム材料の0.5kg がカラム中に存在するようにされる。試料をカラム上へ注入し、バッファーで洗 浄する。
より高いイオン強度のバッファーで試料を溶出した後、得られた生成物をより低 い塩含量のバッファーで希釈し、そして必要であるならば、pH値を6.5〜7 .5、好ましくは6.9〜7.1に調節する。その後、好ましくはニトロセルロ ース上で再度濾過し、さらに殺菌濾過を行う。
これらの分離バッファーは特に有利なことが判明したものであり、そのイオン強 度は、塩化ナトリウム及び/または1個から6個の炭素原子を有するヒドロカル ビル基を少なくとも1つ存し、親水性の置換基を存する4級アンモニウム塩、例 えば塩化コリンを使用して調整する。
従って、本発明の方法においては、上記のFractogel (M) 650 を含むカラムは、バッファーAで洗浄され、平衡化される。バッファーAは、塩 化ナトリウムまたはコリンを50〜200 mM、好ましくは120 mMの濃 度で含み、そして5.8〜7.8、好ましくは6.5〜7.0のpH値を存する 。
試料は、200〜600 mosm、好ましくは380〜520 mosmのモ ル浸透圧濃度(osmo 1arity)を有し、5.8〜7,8、好ましくは 6.5〜7,0のpH値を有するバッファーからカラムに適用される。カラムの 容量は、1mlのゲルにつき因子Vlllが約50[、Uを越えないことが望ま しい。カラムは試料注入後にバッファーAて洗浄される。
次に、クエン酸ナトリウム、塩化カルシウム、グリシンを含むが、バッファーA より高いイオン強度を有するバッファーBによりカラムを洗浄する。上記した種 類の4級アンモニウム塩及び/または塩化ナトリウムの濃度は150ITIM〜 250mM、好ましくは180〜200 mMであり、そしてpH値は、5.8 〜7.8、好ましくは約7.0でなければならない。
生成物のカラムからの溶出は、バッファーBのイオン強度をさらに上回るイオン 強度を有するバッファーCにより行う。上記した種類の4級アンモニウム塩、特 に塩化コリン、及び/または塩化ナトリウムの含有量は、5.8〜7.8、好ま しくは約7.0のp)I値において200 mM −500mM 、好ましくは 約400 mMでなければならない。
出発材料としては、寒冷沈降物に換えて血漿を使用してもよい。この場合2ステ ツプのクロマトグラフィー処理が望ましい。
本発明の方法により、因子VII[の回収はより高い収率及びより高い生成物安 定性をもって達成される。本発明の方法においては、いわゆるフォノ・ビルプラ ント因子子(von−Willebrand factor)は除去されず、因 子Vlllフラクション中に残ることが有利である。従って、フォノ・ビルプラ ント因子の欠如で苦しんでいる患者に対しても前記因子Vll+調製物を使用す ることができる。さらに、因子Vlllはまた、因子Vlllの自然の安定化を 容易にするフォノ・ビルプラント因子の存在により、連続輸液法(contin uous−infusion technique)に使用することができる。
前記方法を、以下の実施例によりさらに説明する。
実施例1 寒冷沈降物からの因子Vl[Iの蓄積 市販の寒冷沈降物を、約1〜2cmのサイズの断片に分割し、3〜4時間室温で 溶解させる。これらの断片を、20°C〜25℃の間の温度で20/mlのヘパ リン−ナトリウムを含んでいるその約2倍容量の水中で攪拌しながら懸濁させる 。懸濁物のpH値を、0.1M酢酸で7.0〜7.1に調整する。攪拌を20″ C〜25°Cで30分継続する。寒冷沈降物1kg当たり108gの臨水酸化ア ルミニウム懸濁物を加え、混合物を5分室温で攪拌する。その後、0.1M酢酸 でp++値を6.5〜6.6に調節する。試料を16°C−14℃に冷却し、5 harples AS−16(Cepa 61)遠心分離器中で、1.OL/分 の速度で遠心分離にかける。上清をPa1l AB−I UOIOZPフィルタ ーを通して濾過する。
実施例2 クロマトグラフィーカラムの調製 寒冷沈降物の1kgにつき少くとも0.51のイオン交換体樹脂を含んでいるカ ラムを抽出した寒冷沈降物の分離のために使用する。そのカラムの高さは直径以 下でなければならない。そのカラムを樹脂で充填した後、クロマトグラフィーカ ラムを最初に5容量の0.1M塩化ナトリウム溶液で洗浄する。この後、以下の 組成を存するバッファーAで洗浄する。
120 m1ilの塩化ナトリウム 10m!itのクエン酸ナトリウム・5H60120ImMのグリシン 1mMの塩化カルシウム・2H20 pH値6.5〜7.0 、IM HCIて調整その後の操作を寒冷沈降物のウィ ルスを含まない抽出物を使用して行わなければならないので、バッファーのすへ てはウィルスを含まないものでなければならない。
実施例3 試料をカラムに注入し、フローの吸光度を280 nmの波長で観察する。濾液 を集め、因子v]11の活性について試験し、カラム分離を受ける前の生成物に ついても行った。その後、吸光度が再び初めの値になるまてカラムをバッファー Aで洗浄する。そして吸光度が再びベースラインに戻るまで、カラムをバッファ ーBて洗180〜200 mMの塩化ナトリウム10mMのクエン酸ナトリウム ・5H20120mMのグリシン ImMの塩化カルシウム・2H20 pH値6.9〜7.0 生成物の溶出はバッファーCで行う。バッファーCの添加の後視れるタンパク質 フラクシコンを集める。
バッファーCは、以下の組成を有する。
400 mMの塩化ナトリウム ImMのクエン酸ナトリウム・5H70120mMのグリシン 1.0mMの塩化カルシウム・2H20pH値6.9〜7.0 所望の生成物が溶出された後、カラムを5容量のバッファーりで洗浄する。バッ ファーりは1M塩化ナトリウム溶液を含む。
カラムの再生は、それを0. l N NaOH(3カラム容量)で洗浄し、そ の後カラムを0.IN塩酸(3カラム容量)で洗浄し、5容量の水中の25%ア ルコールでカラムを洗浄することにより行った。
20+nMのクエン酸ナトリウム、 80mMのグリシン 2.5mMの塩化カルシウム・2H20pH値6.9〜7.1 を含むバッファーEて、26または35Ll/mlの活性を有するようになるま で希釈する。
そして必要であるならば、pH値を6.9〜7.1に調整し、その後0.45μ m 5ealklean Filterを通して濾過する。さらに殺菌濾過を続 いて行う。
実施例5 ヒト血漿を因子VI[lソースとして使用する場合は、以下の工程を使用する。
新鮮または低温凍結した(d6ep−f rozen)ヒト血漿を、任意に水浴 を使用して20°Cの温度にする。血漿を50%容量の水によって希釈し、そし て濾過する。血漿濾液をEMD−TMAE−Fractogel (M) 65 0を含むイオン交換体カラム上に注入する。このカラムは以下の組成を存するバ ッファーで予め平衡化したものである。
50圃の塩化ナトリウム 10mMのクエン酸ナトリウム 120 mMのグリシン +00 U几のヘパリン pH値6.5〜6.9 試料を注入した後、イオン交換体樹脂を洗浄バッファーで数回洗浄する。そして 、共通の塩の濃度を漸増的に増加させ、最初に100 m!ifの塩化ナトリウ ムを含んでいるバッファーを洗浄に使用し、その後160 mMのナトリウムを 含んでいるバッファー、その後200 mMの塩化ナトリウムを含んでいるバッ ファーでの洗浄を行う。
因子Vll+を含むフラクションを集め、そして1.0 mg/n+1のヒト血 清アルブミンをそれに加えることによって安定化させる。市販の寒冷沈降物をこ の得られたカラムフラクションに代えた以外は、実施例2〜4と同様に得られた 生成物をさらに処理した。
実施例6 比較実験 2種の実験のそれぞれにおいて全く同じ血漿から得られた寒冷沈降物の0゜3k gを処理したが、1つの工程は本発明によるものであり、もう1つのものはEP o 343275 Alによるものである。フラクションを分析し、成分に関す る結果を以下の表に示す。
表 本発明の方法(1)とEP O343275Alの方法(!I)による寒冷沈降 物溶液のクロマトグラフィー精製の比較分析結果 因子Vt1l活性(1,U、 /ml) 27 27VWP−AG (+、U、 /ml) 66 23VWF−AG/因子VI[I活性 2.4 0.85フイ ブリノゲン(mg/ml) <o、oi O,01フイブロネクチン(mg/+ ++1) 0.08 0.07IgG (mg/ml) < 0.08 < 0 .08IgM (mg/ml) < 0.03 0.2全タンパク質(mg/m l) 0.4 0.3因子VII[収率/血漿(7)kg 297 207本発 明の方法による製造(workup)の結果では、33個の調製部分(disp ensed port 1on)のそれぞれは、270 [、U、の因子Vl1 1を含んでおり、寒冷沈降物の1kg当たり29.700 [、U、 (7)因 子V1117)収率、マタハ血漿1kg当たり297+、U、ノ収率に一致して いる。
EP 0343275 Alに従った方法による製造の結果ては、23個の調製 部分のみがそれぞれ2701.Ll、の因子V111を含んており、寒冷沈降物 の1kg当たり20.700 +、U。
の因子Vl11の収率、または血漿1kg当たり207 +、U、の収率に対応 している。従って、EP O343275Alの製造方法に対してほぼ51%の 収率に関する利点が得られた。
本発明の方法においては、フィブリノゲン及びイムノグロブリンM(IgM)の よ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.高度に純粋なウィルス不活性化因子VIIIを、血液血漿または寒冷沈降物 からアニオン交換体クロマトグラフィーによって回収するための方法であって、 アニオン交換体材料として、ヒドロキシル基を含むキャリヤーをベースとする分 離材料であって、前記キャリヤーの表面は共有結合されたポリマーにより被覆さ れており、該ポリマーは式I ▲数式、化学式、表等があります▼I 〔式中、R1はHまたはCH2を表し、Yは【配列があります】または−CH2 NR2R3を表し、R′及びR′′はそれぞれがHまたはCH3を表し、Yが− OHならばR′及びR′′の1つは−OHであってもよく、 Xは−OH、−NR2R3または−OR4を表し、R2及びR3はそれぞれアル キル、フェニル、フェニルアルキルもしくはアルキルフェニル基(これらはアル キル部分に10個までの炭素原子を有し、アルコキシ、シアノ、アミノ、モノ− またはジアルキルアミノ、トリアルキルアンモニウム、カルボキシル、スルホン 酸、アセトキシまたはアセトアミノ部分によりモノ−あるいはポリ置換されてい てもよい)、5〜10個の炭素原子を有する環式もしくは二環式部分であって、 1つ以上のCH−またはCH2−基がNもしくはNH、NもしくはNH及びS、 あるいはNもしくはNH及びOに置き換えられたもの、または構造−CH2n− SO2−(CH2)n−S−(CH2)nOH(nは2〜6である)を有するス ルホンスルフィドを表し、R2及びR3の1つはHを表してもよく、R2及びR 3は両方の部分が酸性の基もしくは塩基性の基のいずれかを含むようにあるいは 2つの部分の1つが中性であるように互いに調節され、 nは2〜100を表し、 R4は、アルキル部分に10個までの炭素原子を有しているアルキル、フェニル 、フェニルアルキルまたはアルキルフェニル基(これらもアルコキシ、シアノ、 カルボキシル、スルホン酸またはアセトキシ部分によりモノ−あるいはポリ置換 されていてもよい)を表す〕によって表される同一であってもよく異なっていて もよい反復単位を含む分離材料を使用することを特徴とする前記方法。
  2. 2.請求項1の式I中のYが−CO−X(XはOHまたは−OR4であり、R4 は請求項1に定義した通りである)を表す請求項1記載の方法。
  3. 3.請求項1の式1中のYが−CO−X〔X=−NR2R2であり、R2及びR 3はそれぞれアルキル、アルコキシアルキル、シアノアルキル、アミノアルキル 、モノ−またはジアルキルアミノアルキル、トリアルキルアンモニウムアルキル 、カルボキシアルキル、スルホン酸−アルキル(これらはアルキル部分に10個 までの炭素原子を有する)、フェニル(非置換またはアルキル部分に10個まで の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、シアノ、シア ノアルキル、アミノアルキル、アミノ、モノ−もしくはジアルキルアミノ、モノ −もしくはジアルキルアミノアルキル、トリアルキルアンモニウム、トリアルキ ルアンモニウムアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、スルホン酸、スル ホン酸−アルキル、アセトキシまたはアセトアミノ基によりモノ−あるいはポリ 置換されていてもよい)、5〜10個の炭素原子を有する環式もしくは二環式部 分であって、1つ以上のCH−またはCH2−基がNもしくはNH、Nもしくは NH及びS、あるいはNもしくはNH及びOに置き換えられたもの、または構造 −(CH2)n−SO2−(CH2)n−S−(CH2)nOH(nは2〜6で ある)を有するスルホンスルフィドを表し、R2及びR3の1つはHを表しても よく、R2及びR2は両方の部分が酸性の基もしくは塩基性の基のいずれかを含 むようにあるいは2つの部分の1つが中性であるように互いに調節される〕を表 す請求項1記載の方法。
  4. 4.請求項1の式I中のYが−CH2NH2または−CH2NR2R3を表し、 R2及びR3は請求項1に定義した通りである)を表す請求項1記載の方法。
  5. 5.請求項1の式I中のYが−CN、−CHOまたは−OHを表す請求項1記載 の方法。
  6. 6.高度に純粋なウィルス不活性化因子VIIIを、血液血漿または寒冷沈降物 からアニオン交換体クロマトグラフィーによって回収するための方法であって、 請求項1〜5の少なくとも1つに記載のアニオン交換体材料を使用し、因子VI IIの精製を続いて増加するイオン強度を有するバッファーで洗浄し溶出するこ とにより行う方法であり、バッファーのイオン強度を、1〜6個の炭素原子を有 し親水性置換基を有する少なくとも1つのヒドロカルビル鎖を有する4級アンモ ニウム塩単独またはこれと共通の塩との組み合わせにより調整することを特徴と する前記方法。
  7. 7.4級アンモニウム塩が塩化コリンであることを特徴とする請求項6に記載の 方法。
  8. 8.使用したバッファー系によって形成された塩勾配が、塩化ナトリウム及び/ または請求項6及び/もしくは7に記載の4級アンモニウム塩の濃度の合計で0 .1〜1Mであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
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