JPH0749417B2 - 光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸4’−(4−アルコキシフェニルチオオキソ)ビフェニリルエステル系化合物及びその製造方法 - Google Patents

光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸4’−(4−アルコキシフェニルチオオキソ)ビフェニリルエステル系化合物及びその製造方法

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JPH0749417B2 JP3099676A JP9967691A JPH0749417B2 JP H0749417 B2 JPH0749417 B2 JP H0749417B2 JP 3099676 A JP3099676 A JP 3099676A JP 9967691 A JP9967691 A JP 9967691A JP H0749417 B2 JPH0749417 B2 JP H0749417B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下記一般式(I)で示さ
れる新規光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸
4’−(4−アルコキシフェニルチオオキソ)ビフェニ
リルエステル系化合物及びその製造方法に関するもので
あり、更に詳細には液晶ブランディングのためのベース
物質やドーパントに用いられ、LCDの特性を向上させ
るのに使用可能な新規化合物及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【化3】
【0003】(上記式でRはC2 〜C10を有する直鎖の
アルキル基を示し、Xはハロゲン原子を示す。)
【0004】
【従来の技術】一般に、光学活性基を有する液晶相は古
くから公知であるが、このようなスメクチック相の一部
が強誘電性を有するということはメイヤー(R. M. Meye
r)により初めて知られた。このような強誘電性液晶(Fer
roelectric Liquid Crystal; FLC)は、早い応答速度と
双安定性の特性を示すので、このような特性を利用して
カラーテレビ、コンピューター端末装置、電気光学変調
器等に応用が可能で、大きな関心の対象になってきた。
【0005】しかし、上記のような液晶(FLC)は応
用上の難しさにより研究が沈滞していたが、1980年にク
ラーク等 (Clark, Lagerwall) により表面安定化強誘電
性液晶 (Surface Stabilized Ferroelectric Liquid Cr
ystal; SSFLC) が発表されてから、先端素材として脚光
を浴び、その後、強誘電性液晶に対する理論的、実験
的、化学的応用部分で多くの研究が進められてきた。
【0006】このようなFLCを液晶表示素子に適用す
るには、広い温度範囲の S* c 相と早い応答性及び双安
定効果を出すことが出来るFLC物質が必要であるが、
このような条件を満足させるために多くの種類のFLC
物質が合成されたが、今なお基礎段階も充足していない
のが実情である。一方、ケラー (P. Keller)等は、
【0007】
【化4】
【0008】の鎖を有するフェニル安息香酸塩、ケイ皮
酸塩系列のFLCを発表し、最近ではヨシノ等(K. Yos
hino, J. Dijon, C.Bahr, G. Anderson) が光学活性α
−アミノ酸から得ることが出来るカイラル鎖のゼフェニ
ル及び安息香酸塩系列を研究した結果、これら化合物は
双極子モーメント側に二つの隣合う不斉炭素の導入で大
きな自発分極を示し、その大きさは炭素原子と結合した
原子の大きさと極性に依存すると説明した。
【0009】また、1988年にシヴクマー(B. Shivkuma
r) はp−n−アルコキシ−β−メチルケイ皮酸のエス
テル誘導体研究で光学活性基のα−不斉炭素に塩素を導
入すると不斉炭素のハロゲン置換体は高い自発分極を起
こすという事実を立証した。以上の結果によると、ビフ
ェニル系列は化学的に安定して、フェニルグループ間の
エステル架橋は転移温度を低める傾向があり、双極子モ
ーメント側の二つの隣合う不斉炭素及び不斉炭素のハロ
ゲン置換体は高い自発分極を示すということが立証され
た。
【0010】また、強誘電性液晶物質において、 1.剛体中心 (Rigid Core) は、 1) 液晶の基本的な基礎非等方性単位体であると同時に 2) 複雑な環式グループであり、 2.屈折性の末端鎖は、 1) 液晶形成に必須の要素であり、 2) 傾斜スメクチック相形成の助けになり、 3) 鎖長が転移温度に影響を与え、 3.横方向双極子(transverse dipole) は、 1) FLC中間相(mesophase) 形成に影響を与えるので
可能な限り大きくしなければならないし、 2) 大きい自発分極を誘導するためにカイラル中心と近
接すべきであるという基本要素で構成されているべきで
あり、これを基礎に分子設計をすると次の通りである。
【0011】
【化5】
【0012】上述した基本条件を土台に実質的に実用可
能なFLC物質の特徴を列挙すると次の通りである。 1.実用可能な温度範囲でスメクチック相をあらわすべ
きである。 2.化学的に安定すべきである。 3.自発分極が大きくなければならない。
【0013】4.双安定性が良く応答速度も速くなけれ
ばならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】それゆえに、本発明の
目的は、液晶ブランディングのためのベース物質やドー
パントで用いられる場合に光学活性基のβ−不斉炭素に
双極子モーメントが大きいハロゲン原子と中心 (core)
グループにエステル基のカルボニル(C=O) 結合が隣接し
ているため、通常の強誘電性物質より約10倍ほど高い自
発分極を示し、且つ、中心グループがベンゼン環をチオ
エステル基で連結させているので液晶温度範囲を増加さ
せる新規アルコキシフェニルチオオキソビフェニリルエ
ステル系化合物及びその製造方法を提供することであ
る。
【0015】更に詳細に説明すると、本発明の目的は液
晶ブランディングのためのベース物質やドーパントで用
いる場合に化学的に安定するだけでなく、実用可能な温
度範囲でスメクチック相を示し、自発分極が非常に大き
く、その上に双安定性が良く応答速度が早い新規なアル
コキシフェニルチオオキソビフェニリルエステル系化合
物及びその製造方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は光学活性β−アミノ酸をHF/ピリジン
または HCl/NaNO2 と純水溶媒中で氷浴下に7〜10時間
反応させて、光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン
酸を得、この光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン
酸をピリジン溶媒中で60〜100 ℃の温度で8時間p−
(4−ヒドロキシフェニル)−安息香酸と反応させて光
学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸p−(4−カ
ルボキシ)ビフェニリルを得た後、この光学活性脂肪族
β−ハロゲン置換カルボン酸p−(4−カルボキシ)ビ
フェニリルを下記一般式(II) で示されるアルコキシチ
オフェノールとピリジン溶媒中で約80℃の温度で加熱し
還流させながら約12時間反応させて得られることを特徴
とする光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸4’
−(4−アルコキシフェニルチオオキソ)ビフェニリル
エステル系液晶化合物及びその製造方法を提供する。
【0017】
【化6】
【0018】(上記式でRは上記で定義されたものと同
じである。)本発明によるアルコキシフェニルチオオキ
ソビフェニリルエステル系物質の製造のために反応物質
として用いられる光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カル
ボン酸p−(4−カルボキシ)ビフェニリルは、まず第
1段階では、光学活性β−アミノ酸をHF/ピリジンま
たはHCl/NaNO2 と純水溶媒中で、氷浴下に7〜10時間反
応させて脂肪族β−フルオロまたはβ−塩素置換カルボ
ン酸を得、第2段階では上述した脂肪族カルボン酸を上
記と同一な溶媒の存在下で下記一般式(III)で示される
p−(4−ヒドロキシフェニル)−安息香酸と60〜100
℃の温度で約8時間反応させることにより得ることがで
きる。
【0019】
【化7】
【0020】また、上述した脂肪族β−ハロゲン置換カ
ルボン酸をPCl3/SOCl2 と反応させ脂肪族β−ハロゲン
置換カルボン酸酸塩化物にした後、このカルボン酸酸塩
化物をp−(4−ヒドロキシフェニル)−安息香酸と反
応させる場合には、一層早い反応速度で光学活性脂肪族
β−ハロゲン置換カルボン酸p−(4−カルボキシ)ビ
フェニリル化合物を得ることができる。
【0021】一方、β−アミノ酸はDタイプ、Lタイ
プ、D,Lタイプ等で市販しており、本発明ではこの中
でLタイプを選択して精製使用する。また、上述したp
−(4−ヒドロキシフェニル)−安息香酸は次のような
反応条件下で通常の有機化学分野で公知の合成方法を利
用して実験室で直接合成して使用することができる。
【0022】
【化8】
【0023】また、本発明で上述したHF/ピリジン成
分は30%ピリジンに70%HF気体が溶けている状態で市
販されているものを購入して使用することができる。H
Fは常温で気体状態で存在するため容易に揮発するの
で、これを防止するためには購入直後に冷凍室に保管す
べきであり、さらにこれを利用する反応は氷浴下に遂行
するのが好ましい。
【0024】また、本発明による新規物質である光学活
性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸4’−(4−アル
コキシフェニルチオオキソ)ビフェニリルエステルは、
光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸p−(4−
カルボキシ)ビフェニリルを一般式(II) で示されるア
ルコキシチオフェノールとピリジン溶媒の存在下で、80
℃の温度で加熱し還流させながら12時間反応させること
により得ることができる。
【0025】上述した方法により、アルコキシチオフェ
ノールはアルコキシベンゼンを出発物質として使用し、
通常の有機化学分野で公知の方法により実験室で容易に
合成することができる。これを反応式で示すと、次の通
りである。
【0026】
【化9】
【0027】(上記式でRは上記で定義されたものと同
じである。)本発明をより容易に理解するため、上述の
本発明の方法による一連の反応を化学式で示すと次の通
りである。
【0028】
【化10】
【0029】(上記式でRは上記で定義されたものと同
じである。)本発明では、反応が完結した後、溶媒とし
て使用したピリジンが最終目的物中に残されている場合
には、ピリジンの沸点は約80℃であるので、加熱すれば
容易に蒸発して除去されるため、複雑で厄介な精製装置
を使用しなくても目的物のみを高い収率で得ることがで
きる。
【0030】一方、本発明による各々の反応段階で反応
物は当量比で添加することが好ましい。
【0031】
【発明の効果】以上、記載した通り、本発明の方法によ
る新規物質である光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カル
ボン酸4’−(4−アルコキシフェニルチオオキソ)ビ
フェニリルエステル系化合物は、これを液晶ブランディ
ングのためのベース物質やドーパントとして使用する場
合にエステル系化合物からはずれてチオエステルで液晶
組成物の幅を広めるだけでなく、非対称炭素原子に直接
結合したハロゲン原子により、液晶物質の自発分極及び
電磁場応答特性を向上させ、さらに液晶状態を調節する
のに特に効果的に使用可能な物質である。
【0032】即ち、本発明の方法により提供される新規
アルコキシフェニルチオオキソビフェニリルエステル系
化合物を適用した液晶物質は、向上した自発分極現象を
示すので、ディスプレイに使用する場合、ドーパントと
してツンストドメインを除去することによりLCDの品
質向上及び生産収率を高めるという利点がある。また、
本発明による光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン
酸4’−(4−アルコキシフェニルチオオキソカルボニ
ル)ビフェニリルエステル化合物はブランディング用ベ
ース物質として使用することができる。
【0033】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施例を記載する。
しかし、本発明は下記の実施例によりその範囲が限定さ
れるものではない。 実施例1(3S,2S)−3−フルオロ−2−メチルブタン酸p
−(4−カルボキシ)ビフェニリルの製造 純水60ml中に3−アミノ−2−メチルブタン酸1.97gを
溶かした後、氷で冷却させたHF/ピリジン30mlを滴下
した後、上記反応混合物を氷浴下で約30分間攪拌した
後、氷が溶けた冷水150ml を添加して、続けて無水硫酸
マグネシウム上で脱水させて加熱して反応生成物中に残
っているピリジンを除去した結果(3S,2S)−3−
フルオロ−2−メチルブタン酸を得ることができた。
【0034】上述の生成物は次のような特性を示した。 FR-IR : 1200〜1300cm-1 (C-F) 上述した分光学的データにより、光学活性β−アミノ酸
内のアミノ基がフッ素で置換されたことがわかる。一
方、反応容器内に上述した(3S,2S)−3−フルオ
ロ−2−メチルブタン酸67gを取り、ここにp−(4−
ヒドロキシフェニル)−安息香酸99gを添加して攪拌し
た後、反応液を濾過し、上述した表題化合物を得た。
【0035】(3S,2S)−3−フルオロ−2−メチ
ルブタン酸4’−(4−オクトキシフェニルチオオキ
ソ)ビフェニリルエステルの製造 反応容器内にピリジン60mlを取り、ここに上述した生成
物122.1g及びオクトキシチオフェノール81.77gを添加し
て、約80℃で加熱して還流させながら12時間反応させた
後、反応液を濾過した結果、所望する表題化合物164g
(収率:理論値の83%)を得ることができた。
【0036】このようにして得られた目的物をシリカゲ
ルゲルカラムクロマトグラフィーで精製した後、分光学
的分析により確認した。 NMR(CDCl3, ppm):δ=0.691.66多重線、24H)4.074.20(三重線、 2H)4.47 〜4.59(二重線、 1H) 6.91〜8.17(多重線、12H)。
【0037】実施例2 ノンオキシチオフェノール86.2g(0.37モル)を使用した
点を除いては、実施例1と実質的に同様に処理すること
により、(3S,2S)−3−フルオロ−2−メチルブ
タン酸4’−(4−ノンオキシフェニルチオオキソ)ビ
フェニリルエステル169g(収率:理論値の84%)を得
た。
【0038】 NMR(CDCl3, ppm):δ=0.691.66多重線、26H)4.074.20(三重線、 2H)4.47 〜4.59(二重線、 1H) 6.91〜8.17(多重線、12H)。 実施例3 デコキシチオフェノール90.7g(0.37モル)を使用した点
を除いては、実施例1と実質的に同様に処理することに
より、(3S,2S)−3−フルオロ−2−メチルブタ
ン酸4’−(4−デコキシフェニルチオオキソ)ビフェ
ニリルエステル67.5g(収率:理論値の85%)を得た。
【0039】 NMR(CDCl3, ppm):δ=0.691.66多重線、28H)4.074.20(三重線、 2H)4.47 〜4.59(二重線、 1H) 6.91〜8.17(多重線、12H)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示される光学活性脂
    肪族β−ハロゲン置換カルボン酸4’−(4−アルコキ
    シフェニルチオオキソ)ビフェニリルエステル系化合
    物。 【化1】 (上記式でRはC2 〜C10を有する直鎖のアルキル基を
    示し、Xはハロゲン原子を示す。)
  2. 【請求項2】 光学活性β−アミノ酸をハロゲン化剤と
    純水溶媒中で、氷浴下に7〜10時間反応させ、脂肪族β
    −ハロゲン置換カルボン酸を得て、この脂肪族β−ハロ
    ゲン置換カルボン酸をピリジン溶媒中で60〜100 ℃の温
    度で約8時間p−(4−ヒドロキシフェニル)−安息香
    酸と反応させ、光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボ
    ン酸p−(4−カルボキシ)ビフェニリルを得た後、こ
    の光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸p−(4
    −カルボキシ)ビフェニリルを下記一般式(II) で示さ
    れるアルコキシチオフェノールとピリジン溶媒中で80℃
    の温度で加熱して還流させながら12時間反応させて得ら
    れることを特徴とする請求項1記載の光学活性脂肪族β
    −ハロゲン置換カルボン酸4’−(4−アルコキシフェ
    ニルチオオキソ)ビフェニリルエステル系化合物の製造
    方法。 【化2】 (上記式でRは上記で定義されたものと同じである。)
  3. 【請求項3】 ハロゲン化剤が、HF/ピリジンまたは
    HCl/NaNO2 である請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 光学活性β−アミノ酸が、3−アミノ−
    2−メチルブタン酸である請求項2記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 アルコキシチオフェノールが、エトキシ
    チオフェノール、プロポキシチオフェノール、ブトキシ
    チオフェノール、ペントキシチオフェノール、ヘキソキ
    シチオフェノール、ヘプトキシチオフェノール、オクト
    キシチオフェノール、ノンオキシチオフェノール、デコ
    キシチオフェノールの群から選択されるいずれか1種の
    化合物である請求項2記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1による化合物を含む液晶ブラン
    ディング用ドーパント。
  7. 【請求項7】 請求項1による化合物を含む液晶ブラン
    ディング用ベース物質。
  8. 【請求項8】 請求項1による化合物を適用して、前記
    化合物が適用されない液晶物質に比べて向上した自発分
    極を示す液晶物質。
JP3099676A 1990-10-31 1991-04-05 光学活性脂肪族β−ハロゲン置換カルボン酸4’−(4−アルコキシフェニルチオオキソ)ビフェニリルエステル系化合物及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0749417B2 (ja)

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KR900017641 1990-10-31

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CH (1) CH682233A5 (ja)
DE (1) DE4114172A1 (ja)

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US5210267A (en) 1993-05-11
JPH04230658A (ja) 1992-08-19
KR930006951B1 (ko) 1993-07-24
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