JPH0748506Y2 - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JPH0748506Y2
JPH0748506Y2 JP14586489U JP14586489U JPH0748506Y2 JP H0748506 Y2 JPH0748506 Y2 JP H0748506Y2 JP 14586489 U JP14586489 U JP 14586489U JP 14586489 U JP14586489 U JP 14586489U JP H0748506 Y2 JPH0748506 Y2 JP H0748506Y2
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純 前田
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三菱化学ビーエーエスエフ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、段ボール製の箱体に果物、野菜、魚、ハム等
の被保冷物を収容した後、ドライアイス、袋詰め氷等の
蓄冷剤を収容した皿体を前記箱体に装入し、移送時、保
管時において被保冷物を充分な保冷状態に保持すること
ができるようにした包装容器に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の包装容器としては、蓋片となる内フラッ
プと外フラップを設け、ドライアイス等の蓄冷剤を収容
した保持体の掛止部を折曲げた内フラップに掛止し、次
いで外フラップを折曲げて包装容器を閉止するものが知
られている(実開昭63-11315号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 前記のような包装容器においては、保持体は折曲げた内
フラップ上に単に掛止されているにすぎないから、例え
ば、被保冷物が葉菜類、きのこ類のような軽量、保形性
に欠けているものである場合には、蓄冷剤の重量によっ
て保持体を支持している内フラップが撓み、保持体が内
フラップより脱落し、被保冷物に蓄冷剤が接触して、被
保冷物に損傷を与えたり、凍害を与えたりするという問
題点を有していた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
り、蓄冷剤の保持体の支持を確実とし、保持体が脱落
し、被保冷物に蓄冷剤が接触して、被保冷物に損傷を与
えたり、凍害を与えたりすることのない包装容器を提供
しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は蓄冷剤の保持体である皿体の支持を一層確実に
するとともに、箱体の掛止部の寸法差に対応して波形折
曲部を即応折曲し得るようにしたものであって、方形の
正面板部と、この正面板部にそれぞれ折曲線を介して折
曲自在とした方形同大の左側面板部および右側面板部
と、前記右側面板部に折曲線を介して折曲自在とした前
記正面板部と同形同大の背面板部と、前記正面板部、背
面板部にそれぞれ折曲線を介して折曲自在とし、折曲時
突合せ可能とした同形同大の蓋片板部、底片板部と、前
記左側面板部、右側面板部にそれぞれ折曲線を介して折
曲自在とし、折曲時突合せ可能とした同形同大の下折込
片部とを有する組立て折畳み自在な段ボール製の箱体
と、陥没部の底部に複数の通気孔を有し、左右平坦部に
複数条の波形溝を有する波形折曲部および縁片部を有す
る合成樹脂製の皿体とよりなり、皿体の折曲部で下方に
折曲げた縁片部の内側面と箱体の左側面板部および右側
面板部の外側面とを当接し、縁片部と左側面板部および
右側面板部とを粘着テープ等で接着してなる包装容器で
ある。
(作用) 組立てた箱体に被保冷物を収容した後、ドライアイス、
袋詰め氷等の蓄冷剤を収容した皿体の左右の波形折曲部
を下方に折曲げ、皿体の左右の縁片部の内側面と箱体の
左側面板部および右側面板部の外側面とが当接するよう
にして皿体を箱体内に装入し、左右の縁片部と左側面板
部および右側面板部とを粘着テープ等により接着し、次
いで箱体の外側蓋板部を折曲げ、突き合わせて、粘着テ
ープ等により接着して箱体を閉じることにより、皿体の
支持は確実となり、移送時、保管時に皿体が箱体内に落
下することはなく、被保冷物に損傷、凍害を与えること
はない。
(実施例) 本考案の実施例について図面を参照して詳細に説明す
る。
本考案の包装容器1は、第1図に示すように、段ボール
製の箱体2と、発泡ポリスチレン、二軸延伸ポリスチレ
ン、ハイインパクトポリスチレン、塩化ビニールポリプ
ロピレン、高密度ポリエチレン、ABS等の合成樹脂製の
皿体3とから構成される。
箱体2は、第2図に示すように、段ボール製の単一板体
を裁断し、方形の正面板部4、この正面板部4に折曲線
5,6を介して連ねた方形同大の左側面板部7、右側面板
部8、右側面板部8に折曲線9を介して連ねた正面板部
4と同形同大の背面板部10を形成してある。正面板部4
には、折曲線11を介して蓋片板部12、折曲線13を介して
底片板部14を連ね、背面板部10には、折曲線15を介して
蓋片板部16、折曲線17を介して底片板部18を連ね、包装
容器1閉止時、蓋片板部12と16、底片板部14と18とは、
それぞれ突合わせできる大きさとしてある。左側面板部
7には、折曲線19を介して下折込片部20を連ね、右側面
板部8には折曲線21を介して下折込片部22を連ね、包装
容器1閉止時、下折込片部20と22とは、突合せできる大
きさとしてある。前記背面板部10と右側面板部8とを接
続するために、背面板部10には、折曲線23を介して接続
片部24を連ねてある。
また、第2図に示すように、左側面板部7には、折曲線
25を介して方形小幅の上折込片部26を連ね、右側面板部
8には、折曲線27を介して上折込片部26と同形同大の上
折込片部28を連ね、箱体2組立時、第1図に示すよう
に、上折込片部26と28とを折曲げ、その間は空間とし、
皿体3が装入できるようにしてある。
前記上折込片部26,28は、左側面板部7、右側面板部8
の上辺を補強するものであり、上辺の強度を十分確保し
得る場合には、上折込片部26,28は形成しなくともよ
い。
皿体3は、第3図、第4図および第5図に示すように、
周辺部を平坦部29、中央部を陥没部30とし、陥没部30の
底部31には複数個の通気孔32を穿設してあり、左右の平
坦部33には複数条の波形折曲部34を形成し、この波形折
曲部34より外側の部分を縁片部35としてある。
前記波形折曲部34は表面側を断面複数条の波形溝36と
し、左右の波形折曲部34,34を左右対称としてあり、か
つ下方に折曲げ容易とし、さらに前記波形折曲部34およ
び縁片部35はこれより内側の部分の左右の平坦部33より
薄肉としてある。
本考案の包装容器1は前記のように構成され、次のよう
に使用する。
第2図に示す単一板体を折曲線5,6,9,23で折曲げ、第1
図に示すように、接続片部24を左側面板部7の内側面に
当接し、ステープラー等により接続する。次に、折曲線
19,21で折曲げ、下折込片部20、22を突き合わせ、折曲
線13,17で折曲げ、底片板部14、18を突き合わせ、それ
ぞれ粘着テープ等により接続する。続いて、折曲線25,2
7で上折込片部26,28を折曲げて箱体2を組立てる。
そして、第3図、第4図に示す皿体3の陥没部30にドラ
イアイス、袋詰め氷等の蓄冷剤を収容し、第1図に示す
ように、左右の波形折曲部34の所要波形溝36の位置で折
曲げるとともに縁片部35を下方に直角状とし、陥没部30
が上折込片部26と28との空間に位置するよう、また、縁
片部35の内側面が左側面板部7および右側面板部8の外
側面に当接するよう、皿体3を箱体2の上方より装入
し、縁片部35と左側面板部7および右側面板部8とを粘
着テープ等により接着し、その後、折曲線11,15で折曲
げ、蓋片板部12,16を突き合わせ、粘着テープ等により
接続し、包装容器1を閉止する。
本考案の包装容器1は、皿体3の左右平坦部33の波形折
曲部34は複数条の波形溝36からなり所要幅としたから左
側面板部7と右側面板部8との間隔寸法、即ち、掛止部
間の寸法に合わせて適宜波形溝36の位置で折曲げ寸法差
に対応して直ちに即応し得、皿体3の縁片部35と箱体2
の左側面板部7および右側面板部8とを粘着テープ等に
より接着し、蓄冷剤を収容した皿体3の支持を一層確実
とし、移送時、保管時の徒動を防止でき、皿体3が箱体
2内に落下し、被保冷物に蓄冷剤が接触して被保冷物に
損傷を与えたり、凍害を与えたりすることはない。ま
た、粘着テープ等により箱体2の突合せ部および稜部を
接着することにより、箱体2はほぼ完全に密封されるか
ら、蓄冷剤により発生する冷気は皿体3の通気孔32を通
って箱体2内に充分流通し、移送時、保管時の被保冷物
の保冷状態は極めて良好に確保される。
なお、吸水防止のため、また、断熱効果を高めるため、
第6図に示すように、箱体2の基材である段ボール
(a)の片面または両面に耐水性を有する塗膜層あるい
は樹脂フィルムまたは断熱性を有する発泡スチロールシ
ート、発泡ポリスチレンシート、発泡ポリエチレンシー
ト、アルミニウム蒸着フィルム、アルミニウム箔等より
なる保護層(b)を設けてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、皿体の左右の波形折曲部を段ボール箱
製の箱体の掛止部間の寸法に合わせて折曲し、寸法差に
対応して直ちに即応し得、皿体の縁片部と箱体の左側面
板部および右側面板部とは粘着テープ等により接着され
るから、皿体は確実に支持され、箱体内に落下すること
はなく、蓄冷剤の接触により被保冷物に損傷、凍害を与
えることはない。
また、粘着テープ等により箱体の突合せ部および稜部を
接着することにより、箱体はほぼ完全に密封されるか
ら、蓄冷剤による冷気が箱体内に流通して、移送時、保
管時の被保冷物の保冷状態は極めて良好に保持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の包装容器の組立状態を示す一部切欠き
斜視図、第2図は箱体の展開図、第3図は皿体の平面
図、第4図は第3図のIII-III線における断面図、第5
図は皿体の要部拡大断面図、第6図は箱体の基材である
段ボールの他実施例の構造を示す部分拡大断面図であ
る。 1……包装容器、2……箱体、3……皿体、4……正面
板部、5,6,9,11,15,17,19,21……折曲線、7……左側面
板部、8……右側面板部、10……背面板部、12,16……
蓋片板部、14,18……底片板部、20,22……下折込片部、
30……陥没部、31……底部、32……通気孔、33……左右
の平坦部、34……波形折曲部、35……縁片部、36……波
形溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の正面板部と、この正面板部にそれぞ
    れ折曲線を介して折曲自在とした方形同大の左側面板部
    および右側面板部と、前記右側面板部に折曲線を介して
    折曲自在とした前記正面板部と同形同大の背面板部と、
    前記正面板部、背面板部にそれぞれ折曲線を介して折曲
    自在とし、折曲時突合せ可能とした同形同大の蓋片板
    部、底片板部と、前記左側面板部、右側面板部にそれぞ
    れ折曲線を介して折曲自在とし、折曲時突合せ可能とし
    た同形同大の下折込片部とを有する組立て折畳み自在な
    段ボール製の箱体と、陥没部の底部に複数の通気孔を有
    し、左右平坦部に複数条の波形溝を有する波形折曲部お
    よび縁片部を有する合成樹脂製の皿体とよりなり、皿体
    の折曲部で下方に折曲げた縁片部の内側面と箱体の左側
    面板部および右側面板部の外側面とを当接し、縁片部と
    左側面板部および右側面板部とを粘着テープ等で接着し
    てなる包装容器。
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