JPH024927Y2 - - Google Patents

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JPH024927Y2
JPH024927Y2 JP15721584U JP15721584U JPH024927Y2 JP H024927 Y2 JPH024927 Y2 JP H024927Y2 JP 15721584 U JP15721584 U JP 15721584U JP 15721584 U JP15721584 U JP 15721584U JP H024927 Y2 JPH024927 Y2 JP H024927Y2
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JP
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plate
thermoplastic resin
shaped body
resin sheet
box
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JP15721584U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、果物や加工食肉等の食品類を保冷包
装し、店頭又は宅配で販売する場合に有効である
包装箱用積層材に関する。
〔従来の技術〕
例えば、ハムやメロン、巨峰等の贈答用食品類
を保冷包装して販売する場合、冷媒材であるドラ
イアイス又はアイスノンを収容する室と食品類を
収容する室を仕切つて設けた発泡ポリスチレン製
の身箱と、この身箱の上面に重合する発泡ポリス
チレン製の板状中蓋と、表面に印刷が施されてい
て上記身箱に嵌装できるアート紙製の蓋箱で構成
した包装箱が用いられている。しかして、身箱と
中蓋は緩衝性と断熱性を保持するために合成樹脂
発泡体製であり、いわゆる型物成形体として製造
されたものを使用している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
身箱、中蓋及び蓋箱で構成した上記従来の包装
箱は型物成形体であるから、商品を収容した販売
時における形態を良好に保持することはできる
が、空き箱時に、これを輸送するとか保管する場
合には扁平化することが不可能であつて、その取
扱いに極めて不便となるし、また、保管するには
広いスペースが必要になるといつた問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の点に鑑み、緩衝性及び断熱性を
一段と向上でき、かつ、繰返しの折り曲げ操作に
も十分耐え得るヒンジ部を備えていて、展開及び
組立が自在である包装箱を構成するための積層材
を提供しようとするものであつて、本考案の積層
材によれば、食品類と冷媒材を離間させて整然と
安定させてセツトできる収容部を有し、最終流通
段階としての店頭乃至は宅配販売に極めて便利と
なる包装箱を構成できる。しかして、本考案の上
記目的は合成樹脂発泡体製である板状体の一面に
可撓性樹脂フイルムを、他面に熱可塑性樹脂シー
トをそれぞれラミネートし、熱可塑性樹脂シート
に凸状部を設けることによつて該凸状部と板状体
との間を密封された空気室に形成する一方、板状
体上には上記空気室を避けて熱可塑性樹脂シート
側からヒンジ部を設けて構成した包装箱用積層材
により達成される。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しな
がら説明すると、密度が15〜100g/の合成樹
脂発泡体製である板状体1の一面に可撓性樹脂フ
イルム2がラミネートされ、その反対面には真空
成形によつて凸状部4を設けた熱可塑性樹脂シー
ト3をラミネートし、その接合時に板状体1と凸
状部4との間を密封された空気室5に形成する。
しかして、上記熱可塑性樹脂シート3は、その
一面に該シート3の素材の樹脂の融点より低い軟
化点を有する熱可塑性樹脂フイルム6を予めラミ
ネートした複合シートとして構成されており、こ
の複合シートを真空成形する際に溶融し、その溶
融フイルム6層によつて熱可塑性樹脂シート3を
板状体1にラミネートする。
次に、空気室5の部分を避け、板状体1上に熱
可塑性樹脂シート3側からヒンジ部7を設けて本
考案の積層材を構成する。この場合、ヒンジ部7
は可撓性樹脂フイルム2と接する板状体1の部分
に余肉(薄肉部)7aが残るように設ける。
上記の構成において、板状体1にはポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂
発泡体が、また、可撓性フイルム2にはポリスチ
レン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等によるフイルム(合成紙も含む)がそれぞれ
用いられているが、可撓性フイルム2は印刷性に
優れているものが好ましく、特にオフセツト印刷
性に優れ、強靭である無機充填剤含有ポリプロピ
レンの延伸フイルムより成る合成紙が好適であ
る。
更に、熱可塑性樹脂シート3にはポリプロピレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリスチレン、ハイイ
ンパクトポリスチレンあるいはこれら樹脂発泡体
によるシート、例えばポリスチレンペーパー
(PSP)が、また、接着用の熱可塑性樹脂フイル
ム6にはエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン・メタクリル酸共重合体、サーリン(登録商
標)によるフイルムがそれぞれ用いられる。
以上の如く構成されている本積層材は、例えば
第2図及び第3図に示す包装箱を構成する為の資
材(台紙)として用いられ、この包装箱はヒンジ
部7′(第1図のヒンジ部7)によつて展開及び
組立が自在であり、また、優れた緩衝性並びに断
熱性を発揮できる。即ち、ヒンジ部7′を接続部
分とした底板11、各側板12〜15及び蓋板1
6を形成できるように本積層材をトリミングすれ
ば、凸状部4′によつて底板11上に形成された
一方の凹部aに食品類17を、他方の凹部aに冷
媒材18をそれぞれ収容した包装箱を組立でき
る。この包装箱は凸状部4′と凹部aによつて被
包装物の収容状態を安定させ、その断熱性と緩衝
性によつて被包装物を有効に保護し、直ちに販売
に供することができ、また、空き箱時には扁平状
態に展開できるので、輸送や保管する場合に輸送
容積を減らすことができて大変便利である。
〔考案の効果〕
本考案は上記の如くであつて、断熱性及び緩衝
性は空気室の存在によつて一段と向上し、被包装
物を保護する上に有効であり、また、可撓性フイ
ルムによつて破損し易いヒンジ部を補強し、繰り
返しの折り曲げ操作にも十分耐え得る強度を備
え、しかも、凸状部間に形成される凹部は被包装
物の収容部として利用でき、被包装物を保冷下に
置いて破損や変質から完全に保護できる販売用包
装箱を構成するための資材としては極めて好適で
ある。
加えて、表裏何れも平滑面であつて外観上の体
裁は良好であり、特に可撓性フイルムとして印刷
性に優れている合成紙等を用いれば、印刷表示に
よつて美粧性を更に高めることが可能であり、堅
牢な構成と相俟つてその実用的価値は極めて多大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正断面図、第2
図は本考案を適用した包装箱の展開図、第3図は
同上包装箱に食品を収容した開蓋時の斜視図であ
る。 図中、1は板状体、2は可撓性樹脂フイルム、
3は熱可塑性樹脂シート、4は凸状部、5は空気
室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂発泡体製である板状体の一面に可撓性
    樹脂フイルムを、他面に熱可塑性樹脂シートをそ
    れぞれラミネートし、熱可塑性樹脂シートに凸状
    部を設けることによつて該凸状部と板状体との間
    を密封された空気室に形成する一方、板状体上に
    は上記空気室を避けて熱可塑性樹脂シート側から
    ヒンジ部を設けて成ることを特徴とする包装箱用
    積層材。
JP15721584U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH024927Y2 (ja)

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JPS6174568U JPS6174568U (ja) 1986-05-20
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