JPH049307Y2 - - Google Patents
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- JPH049307Y2 JPH049307Y2 JP8809587U JP8809587U JPH049307Y2 JP H049307 Y2 JPH049307 Y2 JP H049307Y2 JP 8809587 U JP8809587 U JP 8809587U JP 8809587 U JP8809587 U JP 8809587U JP H049307 Y2 JPH049307 Y2 JP H049307Y2
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Landscapes
- Cartons (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
本考案は、果実や鶏卵等の販売に用いる組立包
装箱に関する。
装箱に関する。
鶏卵類、菓子類、果実類を一個づつ収容できる
多数の凹部を備えた包装材としては、例示するま
でもなく塩化ビニル製であるトレイ状のものが他
用されているが、このトレイ状のものは美粧性に
欠けていて、販売時における包装物の商品価値を
低下させる。一方、美粧性、緩衝性、剛性等を考
慮した包装材としては、合成樹脂シートの一面に
板紙を、他面に不織布を積層した複合シートによ
つて組立自在に形成した組立包装箱が知られてい
るいる(1例として実開昭61−144022号公報を参
照)。
多数の凹部を備えた包装材としては、例示するま
でもなく塩化ビニル製であるトレイ状のものが他
用されているが、このトレイ状のものは美粧性に
欠けていて、販売時における包装物の商品価値を
低下させる。一方、美粧性、緩衝性、剛性等を考
慮した包装材としては、合成樹脂シートの一面に
板紙を、他面に不織布を積層した複合シートによ
つて組立自在に形成した組立包装箱が知られてい
るいる(1例として実開昭61−144022号公報を参
照)。
上記公知の組立包装箱は被包装物を1個づつ収
容できる凹部を備えていないので、被包装物を整
然と並べて安全に収容することができず、被収容
物がぶつかりあつて破損しやすく、果実や鶏卵等
の包装材としては不向きである。
容できる凹部を備えていないので、被包装物を整
然と並べて安全に収容することができず、被収容
物がぶつかりあつて破損しやすく、果実や鶏卵等
の包装材としては不向きである。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は美粧性、緩衝性、吸湿性等に優れ
ていることは勿論のこと、組立操作が非常に簡単
にでき、被収容物を1個づつ安全に収容できる収
納凹部を備えていて、箱状に組立たときの保形性
や強度に優れている組立包装箱を提供することに
ある。しかして、本考案の上記目的は合成樹脂シ
ートの一面に外層となる板紙を、他面に内層とな
る不織布をそれぞれ積層した複合シートによつ
て、四角形である底板の各辺に側板が、これら側
板のうちの相対向した一方の組の側板にはその左
右両辺に角部折込み片が、また上記側板のうちの
一つの側板にはその上辺に蓋板がそれぞれヒンジ
部を介して連設されている箱体を形成し、この箱
体の底板上には、該底板の周辺に沿つて合成樹脂
シートと不織布を板紙上に膨出させることによつ
て、該板紙との間に空気室を設けた囲壁部を形成
すると共に、囲壁部内の底板上には該囲壁部と同
様な状態で形成した仕切り部によつて多数の収納
凹部を設けて構成した組立包装箱により達成され
る。
て、その目的は美粧性、緩衝性、吸湿性等に優れ
ていることは勿論のこと、組立操作が非常に簡単
にでき、被収容物を1個づつ安全に収容できる収
納凹部を備えていて、箱状に組立たときの保形性
や強度に優れている組立包装箱を提供することに
ある。しかして、本考案の上記目的は合成樹脂シ
ートの一面に外層となる板紙を、他面に内層とな
る不織布をそれぞれ積層した複合シートによつ
て、四角形である底板の各辺に側板が、これら側
板のうちの相対向した一方の組の側板にはその左
右両辺に角部折込み片が、また上記側板のうちの
一つの側板にはその上辺に蓋板がそれぞれヒンジ
部を介して連設されている箱体を形成し、この箱
体の底板上には、該底板の周辺に沿つて合成樹脂
シートと不織布を板紙上に膨出させることによつ
て、該板紙との間に空気室を設けた囲壁部を形成
すると共に、囲壁部内の底板上には該囲壁部と同
様な状態で形成した仕切り部によつて多数の収納
凹部を設けて構成した組立包装箱により達成され
る。
以下に、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。 第1図及び第2図において、展開状態で示す箱
体1は合成樹脂シート1aの一面に外層となる板
紙1bが、他面に内層となる柔軟な不織布1cが
それぞれ接着剤1dを介して積層されている複合
シートによつて形成されており、この箱体1は四
角形である底板2の各辺にヒンジ部3を介して連
設された側板4,5,6,7、これら側板4〜7
のうちの相対向した一方の組の側板4,6の左右
両辺にヒンジ部8を介して連設された角部折込み
片9,10,11,12及び上記側板4〜7のう
ちの一つの側板7の上辺にヒンジ部13を介して
連設された蓋板14を備えている。底板2上に
は、該底板2の周辺に沿つて合成樹脂シート1a
と不織布1cを板紙1b上に膨出させ、該板紙1
bとの間に空気室15(第2図を参照)を設けた
囲壁部16を形成し、この囲壁部16内の底板2
上には該囲壁部16と同様な状態で形成した仕切
り部17により多数の収納凹部18を並設して、
組立包装箱を構成する。図中、17aは収納凹部
18に臨んだ部分の仕切り部17上に設けた手掛
け用の凹みである。 なお、上記箱体1の場合は、蓋板14が連設さ
れている側板7以外の他の側板4,5,6の各上
辺には上面折込み片19,20,21がそれぞれ
ヒンジ部22を介して連設されており、各角部折
込み片9〜12上に嵌合穴23を穿設して、これ
ら嵌合穴23に嵌合する嵌合凸部24を側板5,
7に設けてある。更にまた、蓋板14の上辺にヒ
ンジ部25を介して差し込み片26を連設し、こ
の差し込み片26にはヒンジ部25に沿つて差し
込み孔27を設ける一方、蓋板14と対向した上
面折込み片20には上記差し込み片27と対応さ
せてヒンジ部28により折曲げ自在である差し込
み片29を切り起し状態に設けると共に、該差し
込み片29の両側にはヒンジ部22に沿つて差し
込み孔30を設けてあり、箱体1を組立たとき
に、蓋板14側の差し込み片26が上面折込み片
20側の差し込み孔30に、また上面折込み片2
0側の差し込み片29が蓋板14側の差し込み孔
27にそれぞれ差し込まれ、箱体1の組立状態が
確定する仕組になつている。 次に、第3図に示した実施例では、蓋板14が
連設されている側板7以外の側板4,5,6の各
上辺に連設されている上面折込み片19a,20
a,21aを箱体1の組立時に何れも蓋板14の
周辺寄り部分と重なり合う程度の小幅に形成し、
蓋板14上に透明窓部31を設けて、被収容物を
外部から透視できるように組立包装箱を構成す
る。 また、蓋板14上に透明窓部31を設けない
で、蓋板14上には第1図及び第2図に示した組
立包装箱と同様な囲壁部、仕切り部及び収納凹部
を形成し、底板2上の囲壁部16、仕切り部17
及び収納凹部18との間で被収容物を保持するよ
うに実施することもできる。なお、第3図に示す
実施例では、第1図に示した部材と同一部材につ
いては同一符号を用い、その説明を省略した。 以上説明の構成において、合成樹脂シート1a
にはポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、架橋ポリ
エチレン等の未発泡もしくは発泡シート、ポリス
チレンペーパー(発泡体)等の肉厚が0.2〜3mm
の熱可塑性樹脂シート状物が、不織布1cには羊
毛、ナイロン、ポリアクリロニトル、ポリアセテ
ート、ポリプロピレン等の繊維を素材として得た
ニードルパンチカーペートやパルプで作つた不織
布が、また接着剤1dにはエチレン・酢酸ビニル
共重合体、低密度ポリエチレン等の肉厚が3〜
100ミクロンのエチレン系重合体フイルムやアク
リル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂エマルジヨンをそ
れぞれ用いることができる。
説明する。 第1図及び第2図において、展開状態で示す箱
体1は合成樹脂シート1aの一面に外層となる板
紙1bが、他面に内層となる柔軟な不織布1cが
それぞれ接着剤1dを介して積層されている複合
シートによつて形成されており、この箱体1は四
角形である底板2の各辺にヒンジ部3を介して連
設された側板4,5,6,7、これら側板4〜7
のうちの相対向した一方の組の側板4,6の左右
両辺にヒンジ部8を介して連設された角部折込み
片9,10,11,12及び上記側板4〜7のう
ちの一つの側板7の上辺にヒンジ部13を介して
連設された蓋板14を備えている。底板2上に
は、該底板2の周辺に沿つて合成樹脂シート1a
と不織布1cを板紙1b上に膨出させ、該板紙1
bとの間に空気室15(第2図を参照)を設けた
囲壁部16を形成し、この囲壁部16内の底板2
上には該囲壁部16と同様な状態で形成した仕切
り部17により多数の収納凹部18を並設して、
組立包装箱を構成する。図中、17aは収納凹部
18に臨んだ部分の仕切り部17上に設けた手掛
け用の凹みである。 なお、上記箱体1の場合は、蓋板14が連設さ
れている側板7以外の他の側板4,5,6の各上
辺には上面折込み片19,20,21がそれぞれ
ヒンジ部22を介して連設されており、各角部折
込み片9〜12上に嵌合穴23を穿設して、これ
ら嵌合穴23に嵌合する嵌合凸部24を側板5,
7に設けてある。更にまた、蓋板14の上辺にヒ
ンジ部25を介して差し込み片26を連設し、こ
の差し込み片26にはヒンジ部25に沿つて差し
込み孔27を設ける一方、蓋板14と対向した上
面折込み片20には上記差し込み片27と対応さ
せてヒンジ部28により折曲げ自在である差し込
み片29を切り起し状態に設けると共に、該差し
込み片29の両側にはヒンジ部22に沿つて差し
込み孔30を設けてあり、箱体1を組立たとき
に、蓋板14側の差し込み片26が上面折込み片
20側の差し込み孔30に、また上面折込み片2
0側の差し込み片29が蓋板14側の差し込み孔
27にそれぞれ差し込まれ、箱体1の組立状態が
確定する仕組になつている。 次に、第3図に示した実施例では、蓋板14が
連設されている側板7以外の側板4,5,6の各
上辺に連設されている上面折込み片19a,20
a,21aを箱体1の組立時に何れも蓋板14の
周辺寄り部分と重なり合う程度の小幅に形成し、
蓋板14上に透明窓部31を設けて、被収容物を
外部から透視できるように組立包装箱を構成す
る。 また、蓋板14上に透明窓部31を設けない
で、蓋板14上には第1図及び第2図に示した組
立包装箱と同様な囲壁部、仕切り部及び収納凹部
を形成し、底板2上の囲壁部16、仕切り部17
及び収納凹部18との間で被収容物を保持するよ
うに実施することもできる。なお、第3図に示す
実施例では、第1図に示した部材と同一部材につ
いては同一符号を用い、その説明を省略した。 以上説明の構成において、合成樹脂シート1a
にはポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、架橋ポリ
エチレン等の未発泡もしくは発泡シート、ポリス
チレンペーパー(発泡体)等の肉厚が0.2〜3mm
の熱可塑性樹脂シート状物が、不織布1cには羊
毛、ナイロン、ポリアクリロニトル、ポリアセテ
ート、ポリプロピレン等の繊維を素材として得た
ニードルパンチカーペートやパルプで作つた不織
布が、また接着剤1dにはエチレン・酢酸ビニル
共重合体、低密度ポリエチレン等の肉厚が3〜
100ミクロンのエチレン系重合体フイルムやアク
リル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂エマルジヨンをそ
れぞれ用いることができる。
本考案は上記の如くであつて、底板上に設けた
囲壁部によつて箱の組立状態は強固に確定し、ま
た、囲壁部内の各収納凹部に被収容物を1個づつ
安全に収容することができる。しかして、箱の内
層を形成する不織布は柔軟で肌触りが良く、各凹
部を形成することによつて得られた空気室の存在
と相俟つて良好な緩衝性を発揮し、被収容物を有
効に保護できると共に、美粧性に富んでいて一見
豪華な組立包装箱を提供できる。また、合成樹脂
シート側から発生する可塑剤や安定剤は不織布に
より吸収されて表面ににじみ出ないため、被収容
物を汚染する心配もなく、商品価値の優れた包装
物を提供する上に極めて有効であり、加えて、包
装作業は仕切り部で仕切られた各収納凹部を利用
して整然とかつ素早くできる利点がある。
囲壁部によつて箱の組立状態は強固に確定し、ま
た、囲壁部内の各収納凹部に被収容物を1個づつ
安全に収容することができる。しかして、箱の内
層を形成する不織布は柔軟で肌触りが良く、各凹
部を形成することによつて得られた空気室の存在
と相俟つて良好な緩衝性を発揮し、被収容物を有
効に保護できると共に、美粧性に富んでいて一見
豪華な組立包装箱を提供できる。また、合成樹脂
シート側から発生する可塑剤や安定剤は不織布に
より吸収されて表面ににじみ出ないため、被収容
物を汚染する心配もなく、商品価値の優れた包装
物を提供する上に極めて有効であり、加えて、包
装作業は仕切り部で仕切られた各収納凹部を利用
して整然とかつ素早くできる利点がある。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
展開図、第2図は第1図A−A線断面図、第3図
は他の実施例を示す展開図である。 図中、1は箱体、1aは合成樹脂シート、1b
は板紙、1cは不織布、2は底板、3はヒンジ
部、4,5,6,7は側板、8はヒンジ部、9,
10,11,12は角部折込み片、13はヒンジ
部、14は蓋板、15は空気室、16は囲壁部、
17は仕切り部、18は収納凹部である。
展開図、第2図は第1図A−A線断面図、第3図
は他の実施例を示す展開図である。 図中、1は箱体、1aは合成樹脂シート、1b
は板紙、1cは不織布、2は底板、3はヒンジ
部、4,5,6,7は側板、8はヒンジ部、9,
10,11,12は角部折込み片、13はヒンジ
部、14は蓋板、15は空気室、16は囲壁部、
17は仕切り部、18は収納凹部である。
Claims (1)
- 合成樹脂シートの一面に外層となる板紙を、他
面に内層となる不織布をそれぞれ積層した複合シ
ートによつて、四角形である底板の各辺に側板
が、これら側板のうちの相対向した一方の組の側
板にはその左右両辺に角部折込み片が、また上記
側板のうちの一つの側板にはその上辺に蓋板がそ
れぞれヒンジ部を介して連設されている箱体を形
成し、この箱体の底板上には、該底板の周辺に沿
つて合成樹脂シートと不織布を板紙上に膨出させ
ることによつて、該板紙との間に空気室を設けた
囲壁部を形成すると共に、囲壁部内の底板上には
該囲壁部と同様な状態で形成した仕切り部によつ
て多数の収納凹部を設けて成ることを特徴とする
組立包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8809587U JPH049307Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8809587U JPH049307Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63197822U JPS63197822U (ja) | 1988-12-20 |
JPH049307Y2 true JPH049307Y2 (ja) | 1992-03-09 |
Family
ID=30945900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8809587U Expired JPH049307Y2 (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049307Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2606154B2 (ja) * | 1994-04-25 | 1997-04-30 | 日本電気株式会社 | 梱包体 |
JP6548869B2 (ja) * | 2014-04-14 | 2019-07-24 | 株式会社アワジヤ | 洋菓子用トレイ |
-
1987
- 1987-06-09 JP JP8809587U patent/JPH049307Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63197822U (ja) | 1988-12-20 |
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