JPH0443498Y2 - - Google Patents

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JPH0443498Y2
JPH0443498Y2 JP1985026371U JP2637185U JPH0443498Y2 JP H0443498 Y2 JPH0443498 Y2 JP H0443498Y2 JP 1985026371 U JP1985026371 U JP 1985026371U JP 2637185 U JP2637185 U JP 2637185U JP H0443498 Y2 JPH0443498 Y2 JP H0443498Y2
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JP
Japan
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sheet
synthetic resin
resin foam
sheet material
bulge
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JP1985026371U
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JPS61144022U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、家電製品及び電気機器の精密部分等
を始めとして各種物品を収容した際の保護機能に
優れた組立箱に関する。
【従来の技術】
被収納物品に対する緩衝性乃至は安定性を考慮
した組立箱としては、物品保持用の膨出部を設け
た合成樹脂発泡シートを板紙上に積層し、膨出部
内面と板紙との間に空気部室を設けたシート材を
用い、このシート材を該シート材上に設けたヒン
ジ部により折曲げて箱状に組立てできる構造のも
のが知られている(一例として、実開昭59−
155972号公報を参照)。
【考案が解決しようとする課題】
上記の公知組立箱は、箱の内面層となる合成樹
脂発泡シートがむきだしのままで製造されている
ため、樹脂の可塑剤や安定剤がシート表面に「に
じみ」出て収容される物品を汚染したり、ハウジ
ングを変色させたりする原因になるし、また、美
粧性(豪華性)に欠けていて包装物の商品価値を
低下させるといつた問題がある。更に、合成樹脂
発泡シートに膨出部が存在していると、この膨出
部は押し潰され易い欠点がある。
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は被収納物品に対して良好な緩衝性
を発揮し、箱自体は剛性並びに美粧性に優れてい
ると同時に、被収納物品の保護機能を一段と向上
できるように改良した組立箱を提供することにあ
る。 しかして、上記目的を達成するために、本考案
の特徴とする組立箱は一連的に形成された複数枚
のシート片からなるシート材の隣り合つたシート
片間にヒンジ部を設け、このヒンジ部によりシー
ト材を折曲げて箱状に組立てる組立箱において、
上記シート材は合成樹脂発泡シートの一面に外層
となる平板状の剛性板を、他面に内層となる柔軟
な不織布をそれぞれ接着剤フイルムにより積層接
着したものからなり、上記合成樹脂発泡シートと
不織布の積層体には膨出部を形成すると共に、該
膨出部内面と上記剛性板との間には空気室を設
け、この空気室においては接着剤フイルムが合成
樹脂発泡シート側に接着して成るものである。
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。 先ず、本考案の適用される組立箱の構成材であ
るシート材1を説明すると、第1図及び第2図に
示す如く、底板片11の四辺に各側板片12〜1
5が、これら側板片12〜15のうちの相対向し
た一方の組の側板片12,14に蓋板片16,1
7が、また他方の組の側板片13,15の各外側
辺に折込み片18,19,21がそれぞれヒンジ
部22を介して一連的に形成され、シート材1は
各ヒンジ部22の部分で折曲げ、第3図に示す如
く箱状に組立てできる。 そして、本考案に係る組立箱は上記シート材1
を、特に中間層の合成樹脂発泡シート1aの一面
に外層となる紙製等の平板状剛性板1bを他面に
内層となる柔軟な不織布1cをそれぞれ接着剤フ
イルム1dによつて積層接着した積層材によつて
形成し、合成樹脂発泡シート1aと不織布1cの
積層体には真空成形法により多数の膨出部23を
形成すると共に、これら膨出部23の内面と剛性
板1bとの間に空気室24を設けて成るものであ
る。この場合、接着剤フイルム1dは、膨出部2
3により形成された空気室24においては、合成
樹脂発泡シート1a側に接着するので、該膨出部
23部分の強度(延展性)が向上し、押圧に対し
潰れにくくなる。 上記構成において、合成樹脂発泡シート1aに
はポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、架橋ポリエ
チレン、ポリスチレンペーパー(発泡体)等の肉
厚0.2〜3mmの熱可塑性樹脂発泡シート状物が、
剛性板1bには板紙、金属板、剛性のあるプラス
チツク板やダンボール等が、不織布1cには羊
毛、ナイロン、ポリアクリロニトル、ポリアセテ
ート、ポリプロピレン等の繊維を素材として得た
ニードルパンチカーペツト、パルプで作つた不織
布が、また、接着剤フイルム1dにはエチレン・
酢酸ビニル共重合体、低密度ポリエチレン等の肉
厚3〜100ミクロンのエチレン系重合体フイルム
をそれぞれ用いることができる。なお、ヒンジ部
22は合成樹脂シート1aと不織布1c側にU字
形断面又はハーフカツトの切込み状凹部を設ける
ことによつて形成され、また、シート材1は合成
樹脂発泡シート1aと不織布1cと接着剤フイル
ム1dとの積層シート上に真空成形等の手段によ
つて収納される製品形状に応じた膨出部23とヒ
ンジ部22を設けると同時に、この積層シートを
剛性板1b上に積層してトリミング加工等を施す
ことにより製造される。
【考案の効果】
本考案は上記の如くであつて、シート材を箱状
に組立てて被収納物品を収納し、ラベルによりシ
ールすると、内部に突出する膨出部は被収納物品
の保持部材として機能し、該被収納物品を良好に
安定させて収容できることは勿論のこと、内層と
なる不織布は柔軟で肌ざわりがよく、自体の緩衝
性と空気室の存在によつて被包装物を損傷から保
護すると共に、美粧性に富んでいて一見豪華な包
装組立箱を提供できる。しかして、合成樹脂発泡
シート側から発生する可塑剤や安定剤は不織布に
より吸収されて表面に「にじみ」出ないため、被
収納物品を汚染する心配がないし、また、柔軟な
不織布による内層の腰の弱さは合成樹脂発泡シー
トや剛性板によつて補われると同時に、空気室に
おいては接着剤フイルムは合成樹脂発泡シート側
に接着しているので、膨出部の強度(延展性)が
向上し、箱全体として緩衝性及び強度に著しく優
れている等、その美粧性と相俟つて実用的価値は
極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
展開図、第2図イは第1図A−A線断面図、第2
図ロは第2図イのB部分拡大図、第3図は組立て
状態の斜視図である。 図中、1はシート材、1aは合成樹脂発泡シー
ト、1bは剛性板、1cは不織布、1dは接着剤
フイルム、11,12……19,21は底板片、
側板片、蓋板片、折込み片を形成する各シート
片、22はヒンジ部、23は膨出部、24は空気
室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一連的に形成された複数枚のシート片からなる
    シート材の隣り合つたシート片間にヒンジ部を設
    け、このヒンジ部によりシート材を折曲げて箱状
    に組立てる組立箱において、上記シート材は合成
    樹脂発泡シートの一面に外層となる平板状の剛性
    板を、他面に内層となる柔軟な不織布をそれぞれ
    接着剤フイルムにより積層接着したものからな
    り、上記合成樹脂発泡シートと不織布の積層体に
    は膨出部を形成すると共に、該膨出部内面と上記
    剛性板との間には空気室を設け、この空気室にお
    いては接着剤フイルムが合成樹脂発泡シート側に
    接着していることを特徴とする組立箱。
JP1985026371U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0443498Y2 (ja)

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JP1985026371U JPH0443498Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JP1985026371U JPH0443498Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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Publication Number Publication Date
JPS61144022U JPS61144022U (ja) 1986-09-05
JPH0443498Y2 true JPH0443498Y2 (ja) 1992-10-14

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ID=30522317

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006117311A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Tomematsu Abe 空気緩衝材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4724289U (ja) * 1971-04-12 1972-11-18
JPS556282B2 (ja) * 1973-07-21 1980-02-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS556282U (ja) * 1978-06-26 1980-01-16

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