JPS607155Y2 - 積層体 - Google Patents
積層体Info
- Publication number
- JPS607155Y2 JPS607155Y2 JP6079679U JP6079679U JPS607155Y2 JP S607155 Y2 JPS607155 Y2 JP S607155Y2 JP 6079679 U JP6079679 U JP 6079679U JP 6079679 U JP6079679 U JP 6079679U JP S607155 Y2 JPS607155 Y2 JP S607155Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- laminate
- styrene
- cushioning
- polyethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は積層体に関し、形状の保持性が良好でしかも
緩衝性に優れたものを得ようとしている。
緩衝性に優れたものを得ようとしている。
従来より独立した多数の空気室を有したいわゆるエアキ
ャップシートは包装用緩衝材等として広く利用されてい
るが、ポリエチレンフィルムまたはシート等の柔軟な素
材のみを用いているため、被包装物への巻付は等が行な
い易い反面、剛性が低くて自己支持性に劣り、こしの強
さに欠かるため比較的軽量な被包装物に対する簡易な緩
衝目的には適するが、それ自体を容器に成形するには適
さないほか、機能部分を有する各種電化製品、各種機械
類のごとき比較的重量も大なる物の包装等には使用困難
なものであり、しかもエアキャップ部分が非常に崇高い
難点もあった。
ャップシートは包装用緩衝材等として広く利用されてい
るが、ポリエチレンフィルムまたはシート等の柔軟な素
材のみを用いているため、被包装物への巻付は等が行な
い易い反面、剛性が低くて自己支持性に劣り、こしの強
さに欠かるため比較的軽量な被包装物に対する簡易な緩
衝目的には適するが、それ自体を容器に成形するには適
さないほか、機能部分を有する各種電化製品、各種機械
類のごとき比較的重量も大なる物の包装等には使用困難
なものであり、しかもエアキャップ部分が非常に崇高い
難点もあった。
そこで、この考案においては容器成形も可能なほか、機
能部分を有する製品の収納にも適するよう空気溜まりに
よる緩衝性を活かしながら剛性を高めて自己支持性の高
い形状維持の容易な積層体を得ようとしており、その構
成としては、ポリスチレン系樹脂の発泡シートに、ポリ
エチレン、ポリピロピレン等のポリオレフィン系樹脂の
フィルム或はシートを空気溜まりによる多数の膨出部を
有した状態で積層してなることを特徴としている。
能部分を有する製品の収納にも適するよう空気溜まりに
よる緩衝性を活かしながら剛性を高めて自己支持性の高
い形状維持の容易な積層体を得ようとしており、その構
成としては、ポリスチレン系樹脂の発泡シートに、ポリ
エチレン、ポリピロピレン等のポリオレフィン系樹脂の
フィルム或はシートを空気溜まりによる多数の膨出部を
有した状態で積層してなることを特徴としている。
次いで、この考案の実施態様について図を参照しながら
以下に例示する。
以下に例示する。
１はポリスチレン系樹脂による発泡シートであり、ポリ
スチレンのみの場合と、スチレン−無水マレイン酸共重
合体またはこれとその他の熱可塑性樹脂とのブレンド品
からなる場合とがある。
スチレンのみの場合と、スチレン−無水マレイン酸共重
合体またはこれとその他の熱可塑性樹脂とのブレンド品
からなる場合とがある。
２はポリオレフィン系によるポリエチレン、ポリプロピ
レン等の熱可塑性樹脂のフィルム或はシートであって、
空気溜まりによる多数の膨出部３を有した状態で上記の
発泡シート１に積層している。
レン等の熱可塑性樹脂のフィルム或はシートであって、
空気溜まりによる多数の膨出部３を有した状態で上記の
発泡シート１に積層している。
その積層手段としては、接着剤層を介して接合させるの
が好ましく、この接着剤層としては澱粉質、眠質、カゼ
インの如き天然物のほか、接着性樹脂があり、接着性樹
脂としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）ま
たはポリブタジェン、ポリイソプレン、スチレン−ブタ
ジェン共重体あるいはスチレン−イソプレン共重合体等
の熱可塑性ゴム、またはこれらの樹脂の混合物さらには
塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の混合物
を例示でき、特に塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロ
ピレンの場合には他の接着剤に比べ使用量を少なくして
厚みを薄くでき、低価格での接着が可等となり、好まし
いものである。
が好ましく、この接着剤層としては澱粉質、眠質、カゼ
インの如き天然物のほか、接着性樹脂があり、接着性樹
脂としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）ま
たはポリブタジェン、ポリイソプレン、スチレン−ブタ
ジェン共重体あるいはスチレン−イソプレン共重合体等
の熱可塑性ゴム、またはこれらの樹脂の混合物さらには
塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の混合物
を例示でき、特に塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロ
ピレンの場合には他の接着剤に比べ使用量を少なくして
厚みを薄くでき、低価格での接着が可等となり、好まし
いものである。
なお、塩素化ポリエチレン等は溶剤で溶解した液状ない
しは粉末状の何れでも使用でき、ポリスチレン系樹脂の
発泡シート１に適量を塗布後、地材となるポリオレフィ
ン系樹脂のフィルム或はシート２を接着腰加熱押圧して
積層させればよい。
しは粉末状の何れでも使用でき、ポリスチレン系樹脂の
発泡シート１に適量を塗布後、地材となるポリオレフィ
ン系樹脂のフィルム或はシート２を接着腰加熱押圧して
積層させればよい。
上記した発泡シート１はスチレン−無水マレイン酸共重
合体にて構成する場合には、無水マレイン酸２〜２５重
量％、スチレン９８〜７５重量％にて形成され、またス
チレン−無水マレイン酸共重合体とその他の熱可塑性樹
脂（例えばポリブタジェンなど）とのブレンド品の場合
にも無水マレイン酸を２〜２５重量％を包含したスチレ
ンにて形成されている。
合体にて構成する場合には、無水マレイン酸２〜２５重
量％、スチレン９８〜７５重量％にて形成され、またス
チレン−無水マレイン酸共重合体とその他の熱可塑性樹
脂（例えばポリブタジェンなど）とのブレンド品の場合
にも無水マレイン酸を２〜２５重量％を包含したスチレ
ンにて形成されている。
この考案は上記のごとく構成されており、ポリエチレン
、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂のフィルム或はシー
ト２による空気溜まりによる多数の膨出部３を有してい
るが、上記フィルム或はシート２と積層されるシートが
従来品のごとく同質のフィルム或はシートでなく、ポリ
スチレン系樹脂の発泡シートよりなるため剛性が大で自
己支持性に優れているため積層体としての形状保持がし
易いと共に発泡シート１自体も緩衝性が大きいので上記
膨出部３を崇低くしても充分な緩衝性を発揮できること
になる。
、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂のフィルム或はシー
ト２による空気溜まりによる多数の膨出部３を有してい
るが、上記フィルム或はシート２と積層されるシートが
従来品のごとく同質のフィルム或はシートでなく、ポリ
スチレン系樹脂の発泡シートよりなるため剛性が大で自
己支持性に優れているため積層体としての形状保持がし
易いと共に発泡シート１自体も緩衝性が大きいので上記
膨出部３を崇低くしても充分な緩衝性を発揮できること
になる。
またこの考案による積層体は自己支持性に優れた発泡シ
ート１がベースとなっているので、成形性にも優れ、容
器への成形も可能となるほか、機能部分を有する各種被
包装物例えば電化製品、機械類の形状に対応した形状に
成形し得て緩衝体として形成することも至極簡単になる
。
ート１がベースとなっているので、成形性にも優れ、容
器への成形も可能となるほか、機能部分を有する各種被
包装物例えば電化製品、機械類の形状に対応した形状に
成形し得て緩衝体として形成することも至極簡単になる
。
従って梨、りんご用等にトレー或は各種物品の包装緩衝
材として空気溜まりによる多数の膨出部付のものが得ら
れ、空気溜まりによる緩衝性と発泡シートによる緩衝性
との二重の緩衝効果を具有した優れたものを提供できる
ことになる。
材として空気溜まりによる多数の膨出部付のものが得ら
れ、空気溜まりによる緩衝性と発泡シートによる緩衝性
との二重の緩衝効果を具有した優れたものを提供できる
ことになる。
図はこの考案の実施態様を例示するものであり、第１図
は一部切欠斜視図、第２図は一部の拡大断面図である。 １・・・・・・発泡シート、２・・・・・・膨出部付フ
ィルム或はシート、３・・・・・・膨出部。
は一部切欠斜視図、第２図は一部の拡大断面図である。 １・・・・・・発泡シート、２・・・・・・膨出部付フ
ィルム或はシート、３・・・・・・膨出部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ ポリスチレン系樹脂の発泡シートに、ポリエチレン
、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂のフィルム
或はシートを空気溜まりによる多数の膨出部を有した状
態で積層してなることを特徴とする積層体。 ２ ポリスチレン系樹脂の発泡シートがスチレン−無水
マレイン酸共重合体またはこれとその他の熱可塑性樹脂
とのブレンド品にて形成されたものからなる上記実用新
案登録請求の範囲第１項記載の積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6079679U JPS607155Y2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6079679U JPS607155Y2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55160821U JPS55160821U (ja) | 1980-11-19 |
| JPS607155Y2 true JPS607155Y2 (ja) | 1985-03-09 |
Family
ID=29294768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6079679U Expired JPS607155Y2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS607155Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6112862Y2 (ja) * | 1981-03-31 | 1986-04-21 |
-
1979
- 1979-05-07 JP JP6079679U patent/JPS607155Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55160821U (ja) | 1980-11-19 |
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