JPH0532432Y2 - - Google Patents

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JPH0532432Y2
JPH0532432Y2 JP1473688U JP1473688U JPH0532432Y2 JP H0532432 Y2 JPH0532432 Y2 JP H0532432Y2 JP 1473688 U JP1473688 U JP 1473688U JP 1473688 U JP1473688 U JP 1473688U JP H0532432 Y2 JPH0532432 Y2 JP H0532432Y2
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JP
Japan
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container
cylindrical
present
resin
gas barrier
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高ニトリル樹脂からなる容器に関す
る。詳しくは、保存性、保形性および意匠性に優
れた筒状容器に関するものである。
〔従来の技術〕
各種食品の保存性を向上するために、ガスバリ
アー性に優れた包装材料を用い、脱酸素剤を収納
したり、ガス置換をして密封することが行われて
いる。
容器の形状としては、トレー、カツプ、ボルト
など様々なものがある。筒状の容器では、脱酸素
剤を使用時あるいは包装後の保管、輸送時の温度
変化などにより包装内外の圧力差が生じ、容器の
厚みが薄いと容器が変形し、内容物が変形したり
商品の意匠性が劣るという問題があつた。
そのため、容器の厚みを暑くするとか、リブな
どで補強するなどの方法がとられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、容器の厚みを厚くするとコスト
が高くなり、またリブをいれた場合には容器にラ
ベルを貼るのが困難であるという問題があつた。
本考案の課題は、従来のガスバリヤー性筒状容
器が有する欠点のない、保形性、および意匠性に
優れた筒状容器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者らは、かかる課題を達成するため鋭意
検討し、高ニトリル樹脂が剛性およびガスバリア
ー性に優れており、かつ筒状容器の一端または両
端に可撓性を付与することによりこれら問題を一
気に解決しうることを見出し、遂に本考案を完成
した。
すなわち、本考案は、高ニトリル樹脂からなる
筒状容器の一端または両端が、可撓性を有しかつ
ガスバリアー性に優れた筒状フイルムからなるこ
とを特徴とする筒状容器である。
本考案で用いる高ニトリル樹脂とはアクリロニ
トリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリ
ル単量体を主体とする共重合体であつて、不飽和
ニトリル単量体分を50重量%以上、好ましくは55
重量%以上含むものである。
不飽和ニトリル単量体と共重合しうる単量体と
しては、スチレン、ブタジエン、イソプレン、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルメタアクリレートなどが
挙げられ、これらの1種以上を不飽和ニトリル単
量体と共重合させる。
また、高ニトリル樹脂としては、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体、イソプレン−アクリ
ロニトリル共重合体、ブタジエン−スチレン共重
合体、ポリブタジエン、ポリイソプレンなどのゴ
ム状重合体と上記共重合体との混合物、およびこ
れらのゴム状重合体の存在下に不飽和ニトリル単
量体と上記共重合性単量体をグラフト重合させた
ものも使用可能である。特に、不飽和ニトリル単
量体がアクリロニトリル単量体であり、該アクリ
ロニトリル単量体を50重量%以上含有する単量体
混合物を共役ジエン系合成ゴムの存在下で重合し
て製造した樹脂が、ガスバリアー性、剛性、加工
性、耐衝撃性などのバランスが良く好ましい。
本考案の容器は、上記樹脂を通常の押出、カレ
ンダー、インフレーシヨン法等により得られたシ
ートを真空成形、圧空成形することにより、ある
いはブロー成形、射出成形することにより、更に
はシートを必要な大きさに切断してヒートシール
などすることによつて得られた筒状の胴部の一端
に例えば金属性の底蓋を巻き締めることにより得
られた容器本体と別途製造された可撓性およびガ
スバリアー性に優れた筒状フイルムを接着するこ
とにより製造される。上記において筒状とは、円
形状のみではなく、種々の形状、例えば三角、四
角、等を意味するものである。
本考案の容器胴部の厚さは、内容量、必要強度
等により変わるが、通常100〜1000μmが好まし
く、100μm未満では容器としての剛性が不足する
ので好ましくない。また逆に1000μmを越えても
良いが作業性が不良となつたり、コストアツプに
なるだけである。
本考案の容器端部に用いる可撓性およびガスバ
リアー性に優れた筒状フイルムとしてはガスバリ
アー性の高い高ニトリル樹脂の単層フイルムある
いはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ナイロンなどのフイルムに上記高ニトリル樹
脂の単層フイルムを積層した多層フイルムが好適
であり、また、ガスバリヤー層としてポリアミド
やエチレン−ビニルアルコール共重合体を有する
多層フイルム、金属蒸着または金属箔を積層した
樹脂フイルムなども使用できる。
容器胴部と端部フイルムを接着する方法として
は、通常の接着剤や粘着テープを用いる方法、ヒ
ートシール法、高周波シール法などがある。
本考案の容器では、食品などの被包装物および
脱酸素剤を収納し、端部のフイルム部を通常のヒ
ートシール法、インパルスシール法などにより封
入する。
〔実施例〕
以下、本考案の容器の一例を添付図面により説
明する。
第1図は、高ニトリル樹脂シートを熱成形して
得られた容器胴部1の一端に筒状のフイルム2を
接着し、シール部3にて封入した場合の本考案の
筒状容器の斜視図である。容器底部には必要に応
じて脱酸素剤を収納するリブ4などを設けてもよ
い。
第2図は、高ニトリル樹脂を射出成形して得ら
れた容器胴部1の両端に筒状のフイルム2を接着
し、シール部3にて封入した場合の本考案の筒状
容器の斜視図である。
〔考案の効果〕
本考案の筒状容器は、脱酸素剤を使用した場合
の減圧変形あるいは包装品を温度変化させた場合
の容器の変形を端部で吸収できるため、容器胴部
の変形がなく極めて良好の保存性、保形性、意匠
性を具有しており、各種の食品などの流通販売に
寄与すること大である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、本考案にかか
る筒状容器の例を示す斜視図である。 図において、1は容器胴部、2は筒状のフイル
ム、3はシール部、4はリブ、5は蓋である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 高ニトリル樹脂からなる筒状容器の一端また
    は両端が、可撓性を有しかつガスバリアー性に
    優れた筒状フイルムからなることを特徴とする
    筒状容器。 2 高ニトリル樹脂がアクリロニトリル単量体含
    有量が50重量%以上であり、かつ多量のアクリ
    ロニトリル単量体と該アクリロニトリル単量体
    と共重合性を有する単量体との混合物を共役ジ
    エン系合成ゴムの存在下で重合して製造した樹
    脂である第1項記載の筒状容器。
JP1473688U 1988-02-06 1988-02-06 Expired - Lifetime JPH0532432Y2 (ja)

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JP1473688U JPH0532432Y2 (ja) 1988-02-06 1988-02-06

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JP1473688U JPH0532432Y2 (ja) 1988-02-06 1988-02-06

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JPH01122433U JPH01122433U (ja) 1989-08-21
JPH0532432Y2 true JPH0532432Y2 (ja) 1993-08-19

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