JPS6058252B2 - 炭酸ガス吸収シ−ト及びその製造方法 - Google Patents

炭酸ガス吸収シ−ト及びその製造方法

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JPS6058252B2
JPS6058252B2 JP54066227A JP6622779A JPS6058252B2 JP S6058252 B2 JPS6058252 B2 JP S6058252B2 JP 54066227 A JP54066227 A JP 54066227A JP 6622779 A JP6622779 A JP 6622779A JP S6058252 B2 JPS6058252 B2 JP S6058252B2
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JP
Japan
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carbon dioxide
sheet
thermoplastic resin
activated
absorbing
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JP54066227A
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JPS55158933A (en
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公明 百留
正博 下山田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/40Capture or disposal of greenhouse gases of CO2

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭酸ガス吸収シート及びその製造方法に関す
る。
焙煎したコーヒー豆等は一般に真空包装されて販売さ
れるが、焙煎したコーヒー豆等は保存中にガスを発生す
る故、発生ガスの為に真空包装体の形状が崩れてしまい
、それによつて被包装物の品質は低下しないにもかかわ
らず、包装体の商品価値が低下したり、失なわれたりす
ることがある。
この欠点を解消するために、焙煎したコーヒー豆等の
ガス放出性物品を収容した可撓性包装材料からなる包装
容器内に、通気孔を形成した保形性中空体を収容してな
る真空包装体が考案された(実公昭53−36297号
参照)。 しかしながら、この考案に係る真空包装体に
は被包装物を収容するのに保形性中空体の分だけ余分の
空間を必要とする欠点がある。
又、青果物の場合、青果物自体が呼吸している為、密
封包装すると、発生する炭酸ガスによつて青果物の鮮度
が損なわれることがある。
本発明は、叙上の欠点を解消すべく研究の結果、熱可
塑性樹脂に炭酸ガス吸収剤と金属酸化物をブレンドした
ものをシート状に成形することにより、炭酸ガス吸収能
を有する炭酸ガス吸収シートを形成することができ、こ
のシートを袋内に内容物を密封することにより上記欠点
を解消することができることを見い出しかかる知見にも
とづいて完成したもので、1熱可塑性樹脂に炭酸ガス吸
収剤と炭酸ガス吸収剤を熱可塑性樹脂中に混合すること
により成形原料中の含有水分が過多となることによつて
ひきおこされる発泡現象を防止する為の水分吸収性金属
酸化物をブレンドしたものをシート状に成形してなる炭
酸ガス吸収樹脂層を主体とすることを特徴とする炭酸ガ
ス吸収シート。
ョを第1の発明とし、1熱可塑性樹脂に炭酸ガス吸収剤
を混合したものをシート状に成形する炭酸ガス吸収シー
トの製造方法において、前記樹脂に炭酸ガス吸収剤と共
に炭酸ガス吸収剤を熱可塑性樹脂中に混合することによ
り成形原料中の含有水分が過多となることによつてひき
おこされる発泡現象を防止する為の水分吸収性金属酸化
物を混合することを特徴とする炭酸ガス吸収シートの製
造方法。ョを第2の発明とするものである。本発明に係
る炭酸ガス吸収シートによれば(1)炭酸ガス吸収シー
トを包装袋内壁に貼着する、(Ii)炭酸ガス吸収シー
トの一部を包装袋のシール部に挾持固定させて炭酸ガス
吸収シートを包装袋内部に設ける、(Iii)炭酸ガス
吸収シートでパウチ、トレー等の一部を構成する等の形
態で炭酸ガス吸収機能を有する包装容器を作製すること
ができる。又、本発明に係る炭酸ガス吸収シートはトレ
ー、パウチの構成材料としてのみならず、例えば、 (1)インナーシールのメンブレンの構成材料(il)
プリスターバックの台紙の構成材料(Iii)ボトルの
キャップ内の密封材等に適用しうる.ものである。
以下、本発明につき図面を参照しながら詳細に説明する
第1図は本発明に係る炭酸ガス吸収シートの第1実施態
様を示している。
本発明の炭酸ガス吸収シート1は基材フィルムもしくは
シート2上に熱可塑性樹脂に炭酸ガス吸収剤と金属酸化
物をブレンドしたものをシート状に成形してなる炭酸ガ
ス吸収樹脂層3が設けられている。
而して、本発明の炭酸ガス吸収シートにおいて、炭酸ガ
ス吸収剤として水酸化カルシウム、ソーダライム、活性
炭、シリカゲル、アルミナゲル、活性アルミナ、活性白
土、ゼオライト等を適用することができる。
次に本発明の炭酸ガス吸収シートにおいて、金属酸化物
は炭酸ガス吸収剤を熱可塑性樹脂中に混合することによ
り成形原料中の含有水分が過多となり、水分過多によつ
てシート成形時に発泡現象がひきおこされるのを防止す
る為に熱可塑性樹脂中に混合されるもので、成形原料中
の過剰な水分を吸収して、成形原料の水有水分を適正に
調整する作用をするものて、金属酸化物として、酸化力
”ルシウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、酸化
ストロンチウム、酸化バリウム、酸化亜鉛等を適用する
ことがてきる。
次に炭酸ガス吸収剤および金属酸化物と混合する熱可塑
性樹脂としては低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリエステルポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル
共重合体、ポリスチレン、エチレンα−オレフィン共重
合体、あるいは上記各樹脂に有機酸を付加あるいは共重
合させたものあるいは又アイオノマー樹脂の樹脂が用い
られる。
上記の本発明に係る炭酸ガス吸収シートにおいて、炭酸
ガス吸収剤の含有率は60%以下であるのが望ましく、
60%以上になるとシート押出し適性が悪く、又シート
がもろくなり実用に供し得ない。
又、金属酸化物の含有率は、炭酸ガス吸収剤の10%〜
1%が望ましい。次に基材フィルムもしくはシート2と
しては低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、エチ
レン酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、ナイロン、セ
ルロースなどの熱可塑性樹脂フィルム、紙などを適用す
ることができる。
尚、基材フィルムもしくはシートはなくても良い。第2
図は本発明の第2実施態様11を示している。
この実施態様においては炭酸ガス吸収層3の両面にポリ
エチレン、ポリスチレン等の通気性オーバーコート層4
が設けられている。尚、通気性オーバーコート層4は片
面のみに設けても良い。上記実施態様11において通気
性オーバーコート層4は炭酸ガス吸収樹脂層3が一緒に
封入する商品に直接に接触するのを防止するのと表面に
ヒートシール性を付与することの為に設けたものであり
、炭酸ガス吸収樹脂層3の表面が裸出していても使用上
支障のない場合、或いはヒートシール性がなくても良い
場合には必要としない。第3図及び第4図は本発明の第
3、及び第4実施態様21,31を示し、図において、
5は印刷層、6は接着層である。
本発明に係る炭酸ガス吸収シートは炭酸ガス吸収剤を含
む樹脂層を有するものであるので、この炭酸ガス吸収シ
ートを焙煎したコーヒー豆等の炭酸ガスを発生する内容
物と共に包装することによつて発生ガスの圧力による包
装容器の変形を防止することができる。
又、青果物と共に包装することによつて青果物の鮮度を
長期間にわたつて保持することもできる。又、本発明の
炭酸ガス吸収シートの製造方法によれは、成形原料中の
含有水分過多による発泡現象を防止して形状の良好な製
品を製造することができる。
実施例1 ハイインパクトポリスチレン(三井東圧(株)製、商品
名:トーポレツクス830−55)に水酸化カルシウム
(純正化学製)2鍾量%と酸化カルシウム5重量%をブ
レンドしたものをTダイの押出し機で成形して厚さ0.
2577!77!のシートを製造した。
得られたシートを加湿して重量10yに相当する分につ
き常温下て炭酸ガス吸収能を調べた結果、第4図示の如
く最高50TrLtの炭酸ガスを吸着することが分つた
。実施例2 低密度ポリエチレン(三井ポリケミカル(株)製、商品
名:ミラソンー11)に水酸化カルシウム(純正化学製
)加重量%と酸化カルシウム5重量%をブレンドしたも
のを押出コートして基材フィルム(ポリエステル)土に
60μの厚さのコーティング層を形成し、フィルムを作
製した。
得られたフィルムを加湿して重量10yに相当する分に
つき常温下で炭酸ガス吸収能を調べた結果、第6図示の
如く最高69TnLの炭酸ガスを吸着することが分つた
。応用例1ポリ塩化ビニリデンコートしたポリアミドフ
ィルムの片面にポリエチレンをラミネートした積層フィ
ルムよりなる袋に焙煎コーヒー豆100gど実施例1の
加湿シート10yを入れてから真空包装したものと、前
記袋に焙煎コーヒー豆100Vのみを入れてから真空包
装したものとを作成し、両者を室温下に保存して経時変
化を調べた。
その結果、実施例1のシートを入れない袋は経時的に包
装袋の形状がくずれて膨張し始め1ケ月後にはついに破
袋した。一方、実施例1のシートを入れた袋は1ケ月後
も包装袋の形状が維伎され、それによつて商品価値が保
たれた。
応用例2ポリエチレンよりなる袋にトマト3個と実施例
2のシート(トマト1個に対し5V)を入れてから真空
包装したものと、前記袋にトマト3個のみを入れてから
真空包装したものとを作成し、両者を室温下に保存し、
経時変化を調べた。
その結果、実施例2のシートを入れない袋は3日で腐敗
した。一方、実施例2のシートを入れた袋は1週間後も
鮮度が保持された。応用例3 きゆり5本を塩ビストレツチフイルムで包装したものと
、実施例3のシートを入れ同じ様に包装したものを室温
下に保存し、経時変化を調べた。
その結果、実施例3のシートを入れない袋は3日で腐敗
した。一方実施例3のシートを入れた袋は5日後も鮮度
が保持された。以上、詳記した通り、本発明に係る炭酸
ガス吸収シートによれば焙煎したコーヒー豆等の炭酸ガ
スを発生する内容物を発生ガスの圧力による包装容器の
変形を生せしめることなく包装することが”できる。
又、青果物の鮮度を長期間にわたつて保持す、ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の炭酸ガス吸収シートの第
1ないし第4実施態様の断面図、第5図.は実施例1の
シートの炭酸ガス吸収特性を示すグラフ、第6図は実施
例2のシートの炭酸ガス吸収特性を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂に水酸化カルシウム、ソーダ、ライム
    、活性炭、シリカゲル、アルミナゲル、活性アルミナ、
    活性白土またはゼオライトからなる炭酸ガス吸収剤と、
    炭酸ガス吸収剤を熱可塑性樹脂中に混合することにより
    成形原料中の含有水分が過多となることによつてひきお
    こされる発泡現象を防止する為の水分吸収性金属酸化物
    をブレンドしたものをシート状に成形してなる炭酸ガス
    吸収樹脂層を主体とすることを特徴とする炭酸ガス吸収
    シート。 2 前記シート状物の片面又は両面に通気性オーバーコ
    ート層を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の炭酸ガス吸収シート。 3 熱可塑性樹脂に水酸化カルシウム、ソーダ、ライム
    、活性炭、シリカゲル、アルミナゲル、活性アルミナ、
    活性白土またはゼオライトからなる炭酸ガス吸収剤を混
    合したものをシート状に成形する炭酸ガス吸収シートの
    製造方法において、前記樹脂に炭酸ガス吸収剤と共に炭
    酸ガス吸収剤を熱可塑性樹脂中に混合することにより成
    形原料中の含有水分が過多となることによつてひきおこ
    される発泡現象を防止する為の水分吸収性金属酸化物を
    混合することを特徴とする炭酸ガス吸収シートの製造方
    法。
JP54066227A 1979-05-30 1979-05-30 炭酸ガス吸収シ−ト及びその製造方法 Expired JPS6058252B2 (ja)

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