JPS625831A - 真空成形用熱可塑性合成樹脂シ−トの製造方法 - Google Patents
真空成形用熱可塑性合成樹脂シ−トの製造方法Info
- Publication number
- JPS625831A JPS625831A JP14463185A JP14463185A JPS625831A JP S625831 A JPS625831 A JP S625831A JP 14463185 A JP14463185 A JP 14463185A JP 14463185 A JP14463185 A JP 14463185A JP S625831 A JPS625831 A JP S625831A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium oxide
- sheet
- synthetic resin
- vacuum molding
- thermoplastic synthetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は真空成形用熱可塑性合成樹脂シートの製造方法
に関する。
に関する。
従来の技術
現在、種々の熱可塑性合成樹脂シートから加熱真空成形
によって各種製品が成形されている。これ等シートは、
ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）、ＡＢＳ樹脂、ＭＢＳ樹脂、
ＭＭＡ樹脂、Ｎｙｌｏｎ等の樹脂を単体又は混合物とし
て用い、これに可塑剤、安定剤、着色剤、充填剤等が添
加された組成物からなっている。これ等の組成物は吸湿
性を有する為これ等組成物からなるシートも当然吸湿性
を有する。吸湿量が増加すると、吸湿水分によりシート
は成形時の加熱（それぞれ樹脂の性質に合せて１３０〜
２００℃）で発泡して、成形品に脹れやへこみを発生さ
せ、成形品を不良とすることが多かった。この為従来、
耐水性塗料などがシート表面に塗布されたり、ポリエチ
レンフィルム、ポリエチレンコート紙等の防湿性包装材
でシートを包装したり、或は乾燥剤を包装中に入れたり
していた。
によって各種製品が成形されている。これ等シートは、
ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）、ＡＢＳ樹脂、ＭＢＳ樹脂、
ＭＭＡ樹脂、Ｎｙｌｏｎ等の樹脂を単体又は混合物とし
て用い、これに可塑剤、安定剤、着色剤、充填剤等が添
加された組成物からなっている。これ等の組成物は吸湿
性を有する為これ等組成物からなるシートも当然吸湿性
を有する。吸湿量が増加すると、吸湿水分によりシート
は成形時の加熱（それぞれ樹脂の性質に合せて１３０〜
２００℃）で発泡して、成形品に脹れやへこみを発生さ
せ、成形品を不良とすることが多かった。この為従来、
耐水性塗料などがシート表面に塗布されたり、ポリエチ
レンフィルム、ポリエチレンコート紙等の防湿性包装材
でシートを包装したり、或は乾燥剤を包装中に入れたり
していた。
発明が解決しようとする問題点
しかし耐水性塗料をシート表面に塗布する方法では設備
を要し、コスト高となる。また防湿性包装材や乾燥剤を
用いる方法では真空成形の為包装が解かれ放置されると
吸湿が始まる。相対湿度３０％以下、温度２０℃以下の
条件下では吸湿は少なく比較的問題は少ないが、相対湿
度５０％以上、温度２０℃以上の条件下では短時間で吸
湿量が増加する０重量比でシート中に０．２％以上吸湿
すると発泡の危険は極めて大きい０発泡現象は特に高温
多湿時期に顕著に発生する０本発明は包装を解いても吸
湿が始まらず、成形時の加熱により発泡しない真空成形
用熱可塑性合成樹脂シートの製造方法を提供するこを目
的としている。
を要し、コスト高となる。また防湿性包装材や乾燥剤を
用いる方法では真空成形の為包装が解かれ放置されると
吸湿が始まる。相対湿度３０％以下、温度２０℃以下の
条件下では吸湿は少なく比較的問題は少ないが、相対湿
度５０％以上、温度２０℃以上の条件下では短時間で吸
湿量が増加する０重量比でシート中に０．２％以上吸湿
すると発泡の危険は極めて大きい０発泡現象は特に高温
多湿時期に顕著に発生する０本発明は包装を解いても吸
湿が始まらず、成形時の加熱により発泡しない真空成形
用熱可塑性合成樹脂シートの製造方法を提供するこを目
的としている。
問題点を解決する為の手段
本発明ではシート組成物に酸化カルシウムを添加した。
吸湿時、酸化カルシウムは水と反応して水酸化カルシウ
ムに変化スル。
ムに変化スル。
ＣａＯ÷Ｈ２０＋ Ｃ，（ＤＨ）ｚ
水酸化カルシウムの分解温度は５００℃以上であるから
真空成形時の加熱温度１３０〜２００℃では分解しない
、従って水分による発泡現象は発生しない、酸化カルシ
ウムは種類に関係なく発泡防止効果があるが、望ましく
は石灰石を反応焼成して得られる無機セラミック複合体
が良い０粒子は０．０５１Ｌ〜５ルのものが良く、望ま
しくは平均粒子がｔｐ以下のものが良い；添加量は多い
ほど効果は大きいが、多すぎるとシートの伸び、物性、
成形性などに悪影響を与えるので、０．０５〜５ （重
量）％、望ましくは０．５〜３（重量）％の範囲が良い
。
真空成形時の加熱温度１３０〜２００℃では分解しない
、従って水分による発泡現象は発生しない、酸化カルシ
ウムは種類に関係なく発泡防止効果があるが、望ましく
は石灰石を反応焼成して得られる無機セラミック複合体
が良い０粒子は０．０５１Ｌ〜５ルのものが良く、望ま
しくは平均粒子がｔｐ以下のものが良い；添加量は多い
ほど効果は大きいが、多すぎるとシートの伸び、物性、
成形性などに悪影響を与えるので、０．０５〜５ （重
量）％、望ましくは０．５〜３（重量）％の範囲が良い
。
実施例Ｉ
ＡＢＳ系樹脂シートに１（重量）％の酸化カルシウムを
添加したものと、無添加のものとを、相対湿度９５％、
温度４０℃の条件下に放置後真空成形し発泡状態を比較
した。無添加のシートは１時間の放置で発泡したが、添
加したシートは１０時間放置しても発泡は見られなかっ
た。
添加したものと、無添加のものとを、相対湿度９５％、
温度４０℃の条件下に放置後真空成形し発泡状態を比較
した。無添加のシートは１時間の放置で発泡したが、添
加したシートは１０時間放置しても発泡は見られなかっ
た。
実施例２
ＡＢＳ系樹脂シートに２（重量）％の酸化カルシウムを
添加したものと、無添加のものとを、平均相対湿度８０
％、温度２０℃の条件下に放置後真空成形した。添加し
たシートは４０日放置しても発泡は見られなかったが、
無添加のシートは１５時間の放置で発泡が見られた。
添加したものと、無添加のものとを、平均相対湿度８０
％、温度２０℃の条件下に放置後真空成形した。添加し
たシートは４０日放置しても発泡は見られなかったが、
無添加のシートは１５時間の放置で発泡が見られた。
発明の効果
本発明方法による真空成形用熱可塑性合成樹脂シートは
吸湿水分を捕捉し放出しない為、従来のように耐水性塗
料をシート表面に塗布したり、ポリエチレンフィルム、
ポリエチレンコート紙等の特別の包装材で包装したり、
或は乾燥剤等を包装中に入れたりする必要性が全く無く
、高温多湿時期に包装を解き長時間放置後真空成形して
も、成形品に脹れやへこみを全く発生させないという侵
れた効果を有している。
吸湿水分を捕捉し放出しない為、従来のように耐水性塗
料をシート表面に塗布したり、ポリエチレンフィルム、
ポリエチレンコート紙等の特別の包装材で包装したり、
或は乾燥剤等を包装中に入れたりする必要性が全く無く
、高温多湿時期に包装を解き長時間放置後真空成形して
も、成形品に脹れやへこみを全く発生させないという侵
れた効果を有している。
Claims (6)
- （１）真空成形用熱可塑性合成樹脂シートの組成物に酸
化カルシウムを添加して、シートの吸湿による加熱真空
成形時の発泡を防止することを特徴とする真空成形用熱
可塑性合成樹脂シートの製造方法。 - （２）酸化カルシウムが０．０５〜５（重量）％の範囲
で添加される特許請求の範囲第１項記載の方法。 - （３）酸化カルシウムが０．５〜３（重量）％の範囲で
添加される特許請求の範囲第１項記載の方法。 - （４）酸化カルシウムが石灰石を反応焼成して得られる
、無機セラミック複合体である特許請求の範囲第１項記
載の方法。 - （５）酸化カルシウムの粒子が０．０５μ〜５μの範囲
である特許請求の範囲第１項記載の方法。 - （６）酸化カルシウムの平均粒子が１μ以下である特許
請求の範囲第１項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14463185A JPS625831A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 真空成形用熱可塑性合成樹脂シ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14463185A JPS625831A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 真空成形用熱可塑性合成樹脂シ−トの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS625831A true JPS625831A (ja) | 1987-01-12 |
Family
ID=15366537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14463185A Pending JPS625831A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 真空成形用熱可塑性合成樹脂シ−トの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS625831A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55158933A (en) * | 1979-05-30 | 1980-12-10 | Dainippon Printing Co Ltd | Carbonic acid gas absorbing sheet and manufacture thereof |
-
1985
- 1985-07-03 JP JP14463185A patent/JPS625831A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55158933A (en) * | 1979-05-30 | 1980-12-10 | Dainippon Printing Co Ltd | Carbonic acid gas absorbing sheet and manufacture thereof |
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