JPH0520662Y2 - - Google Patents

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JPH0520662Y2
JPH0520662Y2 JP1987139386U JP13938687U JPH0520662Y2 JP H0520662 Y2 JPH0520662 Y2 JP H0520662Y2 JP 1987139386 U JP1987139386 U JP 1987139386U JP 13938687 U JP13938687 U JP 13938687U JP H0520662 Y2 JPH0520662 Y2 JP H0520662Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、農蓄産物、水産物等の生鮮食料品、
医薬品、菓子、冷凍品のような保冷、その他保温
等を必要とする物品を収納し、目的地に輸送する
容器に関するものであり、特に物品収納前の容器
の保管、輸送及び使用後の返送時に折畳み可能と
し、且つ容器の耐衝撃強度、耐圧強度などを向上
させた断熱容器に関する。
[従来の技術と問題点] 従来、生鮮食料品、医薬品、冷凍品等の保冷輸
送に当つて、品質の維持、遠隔地への出荷を可能
にするため、採取した収穫物或いは生産した製品
を保冷剤等を封入した保冷断熱容器に収納して輸
送することが行われている。その際、容器が目的
地に到着して内容物が取出された後、空容器は繰
返し使用するため、通い容器として出荷先へ返送
されるのが普通である。空容器の返送に当つて、
容器を折畳んでできるだけ小さくまとめられるこ
とが望ましいが、従来の断熱容器の構造では、コ
ンパクトに折畳むことは難しく、一般に容器の各
側壁、蓋、底板などを全面に展開した平板状で運
搬せざるを得なかつた。
例えば実開昭58−149366号公報には、保冷、保
温媒体を内蔵した合成樹脂発泡体製の容器が底板
を中心に各側板、天板が連設され、六面各板の連
接部がV字状溝によるヒンジ部として形成される
ことにより、展開された平板状部材を六面体の四
角筒容器に組立てられることが開示されている。
しかしながら、この構造の容器では、展開され
た平板状部材から容器に簡単に組立てられるもの
の、使用後これを返送する際、各板の連接部がV
字状としてあるため、内側には折畳みができず、
仮に外側に折畳んだとしても一部は展開したまま
返送しなければならない。また、この種の容器を
折畳み可能にするには、一般に天板、底板を別体
にし、各板の連接部の構造を工夫するなどのこと
が考えられるが、現在までに見るべきものは提案
されていない。
このため運搬、輸送に当つて取り扱いにくい
上、輸送面積をとるという問題があつた。容器の
輸送に当つてのコンパクト化は、返送する通い容
器に限らず、新しい容器を生産者、製造者に供給
する過程及び生産者、製造者が保管、使用する際
においても同様のメリツトがあり、この点から折
畳み可能な断熱容器の出現が待望されていた。
そこで、本考案者等は実願昭62−76596号とし
て折畳み可能な断熱容器を提案した。しかしなが
ら、この提案は断熱容器を折畳み可能としたもの
の、一般に合成樹脂発泡成型体の容器は衝撃に対
する強度が弱く脆いという弱点があり、この点の
解決が更に要望された。
本考案は折畳み可能で、しかも耐衝撃、耐圧強
度が強く、運搬、輸送、使用に際し、取扱いやす
く、輸送、保管の面積が少なくて済み、且つ保冷
等断熱性能と容器としての充分な強度を備えた折
畳み可能な断熱容器を提供することを目的として
いる。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するためになされた
ものである。
すなわち、本考案は一端に延接部を形成したL
字状の側板と、妻板をそれぞれ2枚1組として相
対向させ、各端部を折曲、組立可能として接続さ
せることにより4角筒を形成し、その4角筒の上
部と下部に蓋または底板を取り外し可能に設けて
成る合成樹脂発泡体製の断熱容器において、 前記側板の延接部に、隣りあつた妻板の端部が
接する係合部を形成し、かつ容器内側面に貼着し
た一対の耐水性接着部材で前記係合部と妻板の端
部をそれぞれ連接するとともに4角筒を折曲げる
ための一対の内折れ型ヒンジ部を形成し、 更に前記側板と妻板はその外面を各組ごとにそ
れぞれ別の紙状シート部材で被覆したうえ、 前記紙状シート部材で、4角筒の対となる隅角
部を形成する位置に、残りの側板と妻板を互いに
連接する別のヒンジ部を形成したことを特徴とす
る折り畳み可能な断熱容器である。
本考案の折畳み可能な断熱容器は、容器本体の
耐衝撃強度を改良するため、紙状シート部材を容
器外壁に被覆するが、従来から合成樹脂発泡成型
体製の容器、例えば水産物、農産物を収納した保
冷容器を、段ボール箱内に挿置して輸送すること
は知られている。
しかしながら、本考案においては、段ボール等
の紙状シート部材を折畳み可能な断熱容器の外面
に被覆して、折畳み可能な断熱容器と一体とし、
段ボールを被覆したまま折畳むことができる点
で、前記段ボール箱に挿置した保冷容器とは異な
る。
また、段ボール箱の内側に発泡ポリスチレンシ
ートを貼合した段ボール箱が知られているが、こ
れはむしろ、段ボール箱の一種であつて、本考案
の合成樹脂発泡成型体製の肉厚の断熱容器とは、
構造も用途も異なるものである。
進んで、本考案の構成に用いられる素材につい
て説明する。
本考案の折畳み容器に用いられる合成樹脂発泡
成型体としては、ポリスチレン、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどの発泡性樹脂があげられる。
本考案の折畳み可能な断熱容器に用いられる紙
状シート部材としては、紙、板紙、段ボールなど
の腰の強い(剛度が高い)シートがあげられる。
中でも段ボールは後で詳しく説明するライナー
と中芯の間に熱溶融性合成樹脂フイルムが積層さ
れた段ボールを使用することが、ヒンジ部とした
ときの折曲げ性、耐久性に好結果を与える。
なお、樹脂加工紙でも印刷可能なものであれ
ば、本考案に用いることができる。
本考案に用いる耐水性接着部材としては、合成
紙を接着テープにしたものが好ましいが、その他
耐水性の接着部材であれば合成樹脂テープ或いは
耐水加工紙等を使用した接着テープでもよい。
また、前後側板と左右妻板の連接は、発泡成型
時、側板、妻板の連接部を薄肉層に成型する公知
のヒンジ部を設けることもできる。これにより、
外面の紙状シート部材のヒンジ部と相俟つて、耐
久力のあるヒンジ部を形成することができる。
本考案の折畳み可能な断熱容器は、各側板、妻
板、底板支承枠の外面に紙状シート部材、例えば
紙、板紙、段ボール又は印刷可能なこれらの樹脂
加工紙で容器本体を被覆することにより、発泡成
型体容器の強度を補強し、且つ折畳みに必要なヒ
ンジ部を形成しているので、折畳み、組立てが容
易にでき、しかも剛度の高い紙状シート部材を被
覆したので、断熱容器自体の剛性及び耐衝撃強
度、耐圧強度が高くなる。また、これら断熱性良
好な紙素材で発泡体容器を被覆したので、更に断
熱性を高めることができる。更に紙状シート部材
及び/又は発泡成型体に熱溶融性合成樹脂などの
接着剤を塗布しておくことにより容器外壁に貼着
できる。また紙状シート部材の裏側に熱溶融性合
成樹脂をラミネートしておくことにより、合成樹
脂発泡成型時に紙状シート部材が発泡樹脂成型体
に熱融着し、紙状シート部材を強固に貼着するこ
とができる。
本考案の折畳み可能な断熱容器は、折畳んだ際
に、側板と妻板とで構成する内部に空間部ができ
るため、この空間部に側板、妻板とは別体にした
底板又は蓋を収納することができ、底板又は蓋を
それぞれ二つ折して組合せることにより、底板と
蓋を同時に収納することもできる。
本考案の折畳み可能な断熱容器は合成樹脂発泡
体を成形して製造する時、最終的に折畳んだ状態
の形状で、しかも側板、妻板を成形する金型内部
に紙状シート部材を配設して一体成型ができるの
で、これにより成型作業の生産性が大幅に向上す
る。
更に本考案の折畳み可能な断熱容器は、必要に
応じ側板、妻板の内壁に冷却による水滴落下の導
溝となる水導溝を半円、四角、三角などの形状で
多数設けることが効果的である。
[実施例] 以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を具
体的に説明する。
第1図は本考案の発泡ポリスチレンを主材とし
た合成樹脂発泡成型体の断熱容器の側板1,1、
妻板1,4、後の側板2,3、左の妻板2,2な
どで形成した身箱(ここでいう身箱とは、四角筒
状の容器本体を指す)の外観を示す斜視図であ
る。このうち前後の両側板には、一方の端部付近
に、平面からみてL字状に曲げられた延接部1a
または3aが形成されている。図示の妻板1,4
は側板板2,3の延設部3aと、また側板1,1
の延設部1aは妻板2,2とそれぞれ互いに端面
同志が突き合されて妻板、側板係合部5,5を形
成し、その容器内壁に接着テープ6を貼着し、側
板と妻板の連結と同時に、筒状の身箱を内側へ折
曲げることのできる一対の内折れ型ヒンジ部とし
ている。身箱の外壁には、紙状シート部材7が被
覆され、本実施例の場合は段ボールが用いられ、
段ボールのライナーを一部取除いて段ボール内部
の波型中芯8,8を露出させ、段ボールであるこ
とを明示している。
身箱上端部には身箱嵌合凸部9が設けられ、別
体の蓋の裏に設けられた蓋裏嵌合溝と嵌合され、
容器内部を密閉することができる。
第2a図は第1図の身箱にかぶせる蓋10の斜
視図であり、第2b図は第2a図の蓋10を裏返
して見た斜視図で、蓋裏嵌合溝11が設けられ、
第1図の身箱嵌合凸部材9と嵌合できることを示
している。
第3図は第1図の身箱の底部に用いる底板10
の一例を示し、各側板、妻板の底部に延設された
底板支承枠13に載置固定するための底板支承枠
載置部14と底板支承枠13に設けられたV字溝
(後記第9図に示す)に底板10の端面を嵌合さ
せて気密性をもたせるためのV字溝との嵌合凸部
15が設けられている。
第4図は第1図のA−A線断面図で、蓋を身箱
にかぶせた場合の蓋裏と身箱嵌合凸部9との嵌合
状態、紙状シート部材7,7の側板1,1、側板
2,3への被覆状態、そして、底板12が各側板
に延設された底板支承枠13,13上に底板支承
枠載置部14を載置して、嵌入されている状態を
示している。
前記紙状シート部材7を側板と妻板の外面へ被
覆する手段は、本実施例では紙状シート部材7に
熱溶融性合成樹脂を塗布して、発泡ポリスチレン
の発泡成型用金型に配設し、紙状シート部材7と
各側板、妻板と一体成型する。紙状シート部材7
は側板、妻板からなる外壁の中に実質的に埋設さ
れる形になり、紙状シート部材7の上、下の端面
は発泡樹脂に覆われ、外気に接触しないので、端
面からの水分の吸収、吸着がなく、耐水性を維持
できるという利点がある。
次に第1図の本考案の断熱容器の身箱の構造の
説明を解り易くするために、第5〜7図により説
明する。
第5図は第1図の断熱容器の身箱を妻板、側板
係合部5,5から分離した状態を示すもので、身
箱底部に側板、妻板の下部に延設した底板支承枠
13が示されている。
断熱容器とするには、発泡成型により得られた
一対の対称的な側板、妻板、底板支承枠からなる
成型品を、妻板、側板係合部5,5で妻板、側板
の端面同志を当接して係合し、係合部5,5の内
壁面に接着テープなどの耐水性接着部材を貼着す
ればよい。
第6図は第5図の側板2,3と妻板2,2側の
成型体から紙状シート部材7を剥離して向う側に
倒して見た斜視図である。
紙状シート部材7を剥離した部分はいづれも凹
陥部16となり、紙状シート部材7が発泡成型体
の中に実質的に埋設されていたことを示してい
る。
また、同図には側板2,3と妻板2,2を展開
して、側板2,3と妻板2,2を連接するヒンジ
部17を中心にした妻板2,2と側板2,3の嵌
合部の一例が図示されている。
第7図は第6図の凹陥部16から剥離した紙状
シート部材7を示す斜視図である。ヒンジ部17
の裏面には罫線が形成され、紙状シート部材7が
ヒンジ部17で直角に折曲げられるようにしてあ
る。
第8図は本実施例に用いた紙状シート部材7の
段ボールの部分拡大横断面図であり、紙質ライナ
ー18,18と紙質波形中芯19との間に熱溶融
性合成樹脂膜20,20を積層した曲面成形可能
な段ボールが用いられる。
同図の段ボールは紙質ライナー18,18に熱
溶融性合成樹脂膜20,20が積層されているた
め、段ボールの折曲げ、屈曲を加熱下で行うと
き、熱溶融性合成樹脂膜20,20が加熱によ
り、再溶融し、段ボールが割れたりすることなく
成形ができるので、本考案の紙状シート部材7と
して発泡樹脂の金型内に配設して発泡成形を行う
際、成形しやすく、また、断熱容器とした後は折
畳み、組立てが繰返されるヒンジ部17に、この
段ボールが用いられることになるので、耐久性の
あるものとなる利点がある。
次に本考案の折畳み可能な断熱容器の折畳みの
仕組みについて第9〜11図により説明する。
第9図は本考案の折畳み可能な断熱容器の四角
筒(身箱)の平面図である。第10図は第5図の
身箱を折畳むために、ヒンジ部17,17及び接
着テープ6,6を軸として折畳み途中の状態を示
す平面図である。
第11a図は第10図の状態を更に折曲げ、最
終的に折畳まれた状態を示す平面図である。な
お、図示の底板支承枠13は底部にあるので、そ
の上部は空間部となつている。
第11b図は第11a図の側板1,1、妻板
1,4側から見た正面図である。
第11c図は同じく底面から見た図で、各側
板、妻板に被覆された紙状シート部材7が底面の
一部にかかるまで延設されていることを示してい
る。
第12図は第11a図の折畳まれた四角筒(身
箱)の空間部に底板12を挿入し、格納した状態
を示す平面図である。
なお、図示しないが、底板と蓋をそれぞれ二つ
折りにすることにより折畳んだ容器内に底板、蓋
ともに収納することもできる。
以上は本考案の実施例の一例を示したもので、
例えば紙状シート部材の側板、妻板、底部への被
覆の仕方或いはヒンジ部を中心とした側板と妻板
の係合部、更に底板支承枠と底板との嵌合による
気密化の構造などは種々考えられ、図面の態様に
限定するものではない。
[考案の効果] 本考案の折畳み可能な容器は、一端に延接部1
aまたは3aを形成したL字状の側板と、妻板を
それぞれ2枚1組として相対向させ、各端部を折
曲、組立可能として接続させることにより4角筒
を形成し、その4角筒の上部と下部に蓋または底
板を取り外し可能に設けて成る合成樹脂発泡体製
の断熱容器において、 前記側板の延接部に、隣りあつた妻板の端部が
接する係合部5を形成し、かつ容器内側面に貼着
した一対の耐水性接着部材6で前記係合部と妻板
の端部をそれぞれ連接するとともに4角筒を折曲
げるための一対の内折れ型ヒンジ部を形成し、 更に前記側板と妻板はその外面を各組ごとにそ
れぞれ別の紙状シート部材7で被覆したうえ、 前記紙状シート部材で、4角筒の対となる隅角
部を形成する位置に、残りの側板と妻板を互いに
連接する別のヒンジ部17を形成することによ
り、前記両ヒンジ部を軸としてコンパクトに折畳
むことができる。そして、折畳んだ容器の空間部
に底板、蓋を収納して一層コンパクトにまとめる
ことができる。
本考案の特徴は前記のように折畳み可能にした
と同時に、発泡成型体製の四角筒容器の外壁に紙
状シート部材を被覆したことにより、従来、輸
送、運搬などの際に問題となつていた衝撃に対す
る強度を向上し、併せて4角筒を折曲げるために
側板と妻板の係合部並びに隅角部を形成する位置
に設ける2組のヒンジ部を耐水性接着部材もしく
は紙状シート部材で形成しているので、ヒンジ部
の強度は向上し、繰り返しの使用に対する耐久性
が高いものである。
また、本考案に用いた紙状シート部材は剛度、
強度があるので、断熱容器の耐圧強度も向上する
ことができる。更に、発泡成型体製の断熱容器
は、そのままでも保冷等断熱機能があるが、発泡
成型体に紙状シート部材を組合せたことにより、
保冷等断熱機能の相乗効果が充分期待できる。
また、容器外壁に紙状シート部材が被覆されて
いるので、従来発泡成型体では印刷できなかつた
精緻な美粧印刷が可能になり、接着剤によるラベ
ル貼着も容易になるので、断熱容器としての美的
効果が大きい。
また、本考案において紙状シート部材として熱
溶融性合成樹脂膜が積層されている曲面成形可能
な段ボールを使用することにより、ヒンジ部の折
畳み機能が格段に向上し、ヒンジ部分の耐久性が
良くなる。
本考案の折畳み可能な断熱容器は、発泡成型に
おいても大きなメリツトがある。すなわち、発泡
成型時に金型内に紙状シート部材を所望の形状に
打抜いた罫線入りブランクシートを容器形状に合
せて配設することにより、発泡樹脂と紙状シート
部材との同時成型が可能であり、成型作業の大幅
な生産性向上が期待できる。この同時成型により
紙状シート部材の端面が発泡樹脂成型体の壁面内
に入り、外気から遮蔽されるので、耐水性を保持
することができる。
以上述べたとおり、本考案の折畳み可能な断熱
容器は、濃畜産物、水産物等の生鮮食料品、医薬
品、菓子、冷凍品のような保冷等を必要とする物
品の輸送容器として、折畳み、組立てが容易で、
特に通い箱としての輸送の際の占有面積が小さく
でき、且つ耐衝撃強度を付与したので、従来にな
い発泡成型体断熱容器としての産業的利用価値は
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の折畳み可能な断熱容器(蓋図
示せず)の実施例を示す斜視図、第2a図は蓋の
一例を示す斜視図、第2b図は第2a図の蓋の裏
側斜視図、第3図は底板の斜視図、第4図は第1
図のA−A線断面図、第5図は断熱容器を係合部
から分離した状態を示す斜視図、第6図は断熱容
器の発泡成型体部分の構造を示す斜視図、第7図
は断熱容器の紙状シート部材の構造を示す斜視
図、第8図は紙状シート部材として用いる曲面成
形用段ボールの構成を示す部分拡大断面図、第9
図は本考案の折畳み可能な断熱容器の一例を示す
平面図、第10図は第9図の容器の折畳み途中の
状態を示す平面図、第11a図は最終的に折畳ま
れた状態を示す平面図、第11b図は第11a図
の正面図、第11c図は同じく底面図、第12図
は最終的に折畳まれた断熱容器の空間部に底板を
収納した状態を示す平面図である。 1……側板1、2……妻板2、3……側板2、
4……妻板1、5……妻板、側板係合部、6……
接着テープ、7……紙状シート部材、8……段ボ
ール内部の波型中芯、9……身箱嵌合凸部、10
……蓋、11……蓋裏嵌合溝、12……底板、1
3……底板支承枠、14……底板支承枠載置部、
15……V字溝との嵌合用凸部、16……凹陥
部、17……ヒンジ部、18……紙質ライナー、
19……紙質波型中芯、20……熱溶融性合成樹
脂膜、21……V字溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一端に延接部1aまたは3aを形成したL字
    状の側板と、妻板をそれぞれ2枚1組として相
    対向させ、各端部を折曲、組立可能として接続
    させることにより4角筒を形成し、その4角筒
    の上部と下部に蓋または底板を取り外し可能に
    設けて成る合成樹脂発泡体製の断熱容器におい
    て、 前記側板の延接部に、隣りあつた妻板の端部
    が接する係合部5を形成し、かつ容器内側面に
    貼着した一対の耐水性接着部材6で前記係合部
    と妻板の端部をそれぞれ連接するとともに4角
    筒を折曲げるための一対の内折れ型ヒンジ部を
    形成し、 更に前記側板と妻板はその外面を各組ごとに
    それぞれ別の紙状シート部材7で被覆したう
    え、 前記紙状シート部材で、4角筒の対となる隅
    角部を形成する位置に、残りの側板と妻板を互
    いに連接する別のヒンジ部17を形成したこと
    を特徴とする折り畳み可能な断熱容器。 2 側板と妻板の外面に、紙状シート部材が接着
    剤により接合されている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の折り畳み可能な断熱容器。 3 側板と妻板からなる外壁の中に、紙状シート
    部材が実質的に埋設されている実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載の折り畳み可能
    な断熱容器。 4 紙状シート部材は、腰の強い紙、板紙、段ボ
    ールのいずれかである実用新案登録請求の範囲
    第1項ないし第3項記載のいずれかに記載の折
    り畳み可能な断熱容器。
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