JP2001080638A - 蓋付き折畳コンテナー - Google Patents

蓋付き折畳コンテナー

Info

Publication number
JP2001080638A
JP2001080638A JP26023999A JP26023999A JP2001080638A JP 2001080638 A JP2001080638 A JP 2001080638A JP 26023999 A JP26023999 A JP 26023999A JP 26023999 A JP26023999 A JP 26023999A JP 2001080638 A JP2001080638 A JP 2001080638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
height
lid
hinge function
hinge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26023999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yohei Kageyama
陽平 蔭山
Kiyokazu Ishiwatari
喜代和 石渡
Junji Yotsuyanagi
淳二 四ツ柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Plastic Products Co Ltd
Original Assignee
Showa Denko Plastic Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko Plastic Products Co Ltd filed Critical Showa Denko Plastic Products Co Ltd
Priority to JP26023999A priority Critical patent/JP2001080638A/ja
Publication of JP2001080638A publication Critical patent/JP2001080638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マテリアルリサイクルのリサイクル性を考慮
した断熱性能のすぐれた、繰り返し使用のために返送効
率を高めた蓋部材も同時に容器本体と一体に折りたため
る断熱蓋付き折畳コンテナーの提供。 【解決手段】 枠材1aと断熱材1bが一体化された部
材の底板部材とヒンジ機能6を備えた横壁面及び縦壁面
の側板部材からなる折畳コンテナーにおいて、コンテナ
ーの高さ外寸=H、部材の厚さ=tとしたとき、それぞ
れのヒンジ機能はコンテナー内側にのみ曲がり、縦壁面
の側板のヒンジ機能6はコンテナー底面よりtの高さに
設け、横壁面の側板のヒンジ機能6の位置はコンテナー
底面より2tの高さに設け、コンテナーの横幅外寸W≧
2H、縦幅外寸D0 ≧2(Hーt)とし、前記横壁面に
はヒンジにより外側に曲がる前記側面部材と同構成の蓋
部材5が一体化されていることを特徴とする折畳コンテ
ナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍食品など低温
貯蔵を必要とする商品類を冷凍車などによらず、また出
前や給食などの暖かいままの商品類を常温の混載便で輸
送を可能とする断熱コンテナーであって、かつ返送の際
には簡単な操作で容積を大幅に減らして返送が可能な蓋
付き断熱折畳コンテナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アイスクリーム、ロックアイス、
冷凍食品などの輸送には冷凍車、保冷車など特殊車両を
使用し、一般の商品とは別に輸送するのが通常であるた
め、輸送費用がかかるだけでなく、各店舗毎に配送する
のは煩雑でありかつ不便である。近年、熱可塑性樹脂発
泡体製の断熱性に優れたコンテナが開発され、これにド
ライアイスのパウダーを充填した形式の包装体を常温で
輸送する方法が提案され一部で実施されつつある。しか
し、現在流通している上記熱可塑性樹脂製発泡体の断熱
コンテナは、該コンテナはコストが高く、しかも使用不
可能となった時の廃棄物処理が困難なために、いまだこ
の新しい断熱コンテナは広く普及していない。また常温
より高い温度に加熱された商品を、その温度に保っての
輸送においても問題があった。
【0003】断熱のために用いられている熱可塑性樹脂
発泡ボードは、独立気泡からなる通常10倍以上の発泡
倍率の発泡ポリスチレンなどの発泡体で作られており、
断熱性に優れたものである。このような発泡ボードであ
っても必要な断熱性とコンテナとしての強度を保持させ
るためには、発泡ボードとして20mm以上の厚さの発
泡ボードを使用することが必要となる。このような厚さ
になるとコンテナに折畳機能を付与することが困難とな
る。更にこのような断熱容器としての折畳コンテナーに
あっては当然蓋部材の使用が必要となり、仮にこれに蓋
部材を使用する時は折畳コンテナーは通常別体の構造の
ものしか考慮されておらず、内容物を充填して輸送する
時には問題はないが、このような容器は繰り返し使用す
ることが必要であり、空の容器を返送する時には蓋部材
は容器本体と離されて返送されるため、蓋部材自身容器
本体に比して小さいあるいは薄いために、紛失、破損、
汚染などが起こり易くトラブルの原因となっている。し
たがって返送時においても蓋部材を容器本体と一緒に折
りたたむことができ、容器本体と一体として返送可能な
蓋付き折畳コンテナーの開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軽量であ
り、製造が容易でコストが安く、コンテナの強度のみな
らずコンテナー内面の強度を強化し、寿命が来た時にマ
テリアルリサイクルのリサイクル性を考慮した断熱性能
のすぐれた断熱コンテナ、さらには繰り返し使用のため
に返送時にはコンテナを折りたたみ、返送時の容積を小
さくして返送効率を高めた蓋部材も同時に容器本体と一
体に折りたためる断熱蓋付き折畳コンテナーの開発を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 [1] 枠材と断熱材が一体化された部材の底板部材と
ヒンジ機能を備えた横壁面及び縦壁面の側板部材からな
る折畳コンテナーにおいて、コンテナーの高さ外寸=
H、部材の厚さ=tとしたとき、それぞれのヒンジ機能
はコンテナー内側にのみ曲がり、縦壁面の側板のヒンジ
機能はコンテナー底面よりtの高さに設け、横壁面の側
板のヒンジ機能の位置はコンテナー底面より2tの高さ
に設け、コンテナーの横幅外寸W≧2H、縦幅外寸D0
≧2(Hーt)とし、前記横壁面にはヒンジにより外側
に曲がる前記側面部材と同構成の蓋部材が一体化されて
いることを特徴とする折畳コンテナー、
【0006】[2] 枠材と断熱材が一体化された部材
の底板部材とヒンジ機能を備えた横壁面及び縦壁面の側
板部材からなる折畳コンテナーにおいて、コンテナーの
高さ外寸=H、部材の厚さ=tとしたとき、それぞれの
ヒンジ機能はコンテナー内側にのみ曲がり、縦壁面の側
板のヒンジ機能はコンテナー底面よりtの高さに設け、
横壁面の側板のヒンジ機能の位置はコンテナー底面より
2tの高さに設け、コンテナーの横幅外寸:W≧2H、
縦幅外寸:D0 ≧2(Hー2t)とし、前記横壁面には
ヒンジにより外側に曲がる前記側面部材と同構成の蓋部
材が一体化されていることを特徴とする折畳コンテナ
ー、
【0007】[3] 枠材と断熱材が一体化された部材
の底板部材とヒンジ機能を備えた横壁面及び縦壁面の側
板部材からなる折畳コンテナーにおいて、コンテナーの
高さ外寸=H、部材の厚さ=tとしたとき、それぞれの
ヒンジ機能はコンテナー内側にのみ曲がり、縦壁面の側
板のヒンジ機能はコンテナー底面よりtの高さに設け、
横壁面の側板のヒンジ機能の位置はコンテナー底面より
2tの高さに設け、コンテナーの横幅外寸:W≧2H、
縦幅外寸:D0 ≧2Hとし、前記横壁面にはヒンジによ
り外側に曲がる前記側面部材と同構成の蓋部材が一体化
されていることを特徴とする折畳コンテナー、
【0008】[4] 縦壁面及び横壁面の側板部材及び
蓋部材が、窓抜きされた枠材と断熱材が密着して一体化
した部材である上記[1]ないし[3]のいずれかに記
載された蓋付き折畳コンテナー、及び[5] 組み立て
たコンテナーの内側に嵌合できるサイズの断熱材を蓋部
材用枠材の内側に一体化した上記[1]ないし[3]の
いずれかに記載の蓋付き折畳コンテナー、を開発するこ
とにより上記の課題を解決した。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の断熱性蓋付き折畳コンテ
ナーの枠材に用いられる熱可塑性樹脂としては、容器本
体用枠材及び蓋材の枠材などの構造材として、ポリプロ
ピレン、高密度及び中密度ポリエチレン、ポリエステル
など通常のコンテナーに使用されている剛性プラスチッ
クが好ましく、単一材あるいはブレンド材であってもよ
い。またたれら原材料樹脂には、合成樹脂分野において
一般的に用いられている耐酸素、耐熱及び耐光用の安定
剤、充填材(例えばマイカ、タルク、ガラス繊維、有機
繊維、カーボン)、難燃化剤、着色顔料などを添加して
複合材料として使用することが普通である。コンテナー
断熱部材及び蓋材の断熱部材としては発泡ポリプロピレ
ン、発泡ポリエチレン、発泡ポリエステル、発泡ポリス
チレン、発泡ポリウレタンなどが使用できる。
【0010】本発明の第1の発明を図1〜図3を参照し
て具体的に説明する。図1において本発明の蓋付き折畳
コンテナーとしては、枠材1a及び蓋材5の枠材5aに
用いられる熱可塑性樹脂とコンテナー断熱部材1b、1
cと蓋材断熱部材5bの発泡ボードの熱可塑性樹脂は異
なる熱可塑性樹脂であっても構わないが、コンテナーの
廃棄におけるリサイクル性を考慮する時は同一の熱可塑
性樹脂であることが好ましく、中でも型材及び発泡材と
してポリプロピレンまたはポリエステル(PET)を使
用することがコスト、性能を考慮すると最もバランスが
取れた樹脂である。本第1の発明において底板部材7の
厚さ及び側板部材の厚さは、内面の枠材1aとその外側
の断熱材(1b、1c)の合計の厚さ(t)を意味す
る。なお以下の説明においては簡単の為に単に厚さとし
て説明しているが、このそれぞれの厚さは設計に際して
は当然考慮されるべきものである。
【0011】図1及び図2において、折畳コンテナーの
底板部材7は、枠材1aをコンテナー内面に外側に断熱
材1cを積層しており、その四辺の各辺上に横壁面側板
A、B、縦壁面側板C、Dからなる側板部材が立ってい
るなお具体的に図2に示す例を代表例として説明する。
図において枠材1aは図中央に示すように底板部と側板
部全体が一体に結合されており、かつ各側板部材の指定
された場所ににヒンジ機能6を設ける。ヒンジ機能6の
うち側板部C及びDのヒンジ機能は枠材の底板と同一平
面に設けてあり、側板部A及びBのヒンジ機能は底板面
より側板部材の厚さほぼtだけ高く設けてある。このた
め側板部材A及びBに対応する底板部の断熱材1cの高
さは図2の下部に示したようにコンテナー底面から2t
の高さを有することになる。
【0012】したがって縦壁面側板A、Bに一体化され
る断熱材1bは枠材1の側板部C、Dのヒンジ機能6よ
り上部の大きさと同じであり、また横壁面側板C、Dに
一体化される断熱材1bも同様に対応する側板のヒンジ
機能6より上部の大きさと同じであり、ヒンジ機能6を
立てている時は底板部材7の断熱材1cとぴったり接合
し、ヒンジ機能6を内側に折り曲げた時には接合端部は
直角に開くようになっている。なお枠材1の厚さは、コ
ンテナーのサイズ、熱可塑性樹脂の種類、使用目的など
により変わるが、通常0.5〜3mm程度あれば良い。
枠材に設けるヒンジ機能6としては、対応する部分を薄
く成形(成形後薄くしてもよい。)してヒンジ部を設け
てもよいが、これ以外に蝶番などのような別体のヒンジ
機能を使用してもよい。
【0013】横側板部材C、Dには、それぞれ蓋部材5
が一体的に取りつけられている。該蓋部材は、横側板部
材C、Dに付いている両者の蓋部材が協力してコンテナ
ーを閉じることができる。この蓋部材5も容器本体同様
に、ヒンジ機能5cを有する枠材5a及びこれに一体的
に取りつけられている断熱材5bからなり、該ヒンジ機
能5cは、コンテナーを折りたたむ際に蓋部材5を横側
板部材に完全に重なるように外側に折り曲がる機能が必
要である。断熱材5bは、枠材と同じサイズにすること
もできるが、容器内に嵌合できるように枠材5aより小
さく作成した方が取扱が容易である。
【0014】枠材1と一体化される断熱材1b及び蓋部
材の枠材5aに一体化される断熱材5bも目的により必
要な断熱性が満たされる厚さを必要とするので確定した
数値は示せないが、一般的には5〜100mm程度、好
ましくは20〜60mm程度の厚さを有するものを使用
する。5mm未満では十分な保温性が得られず、また1
00mmを超えると内容積が極端に小さくなり、また折
りたたみによる減容積が小さくなるので発明の目的から
はずれるものとなる。
【0015】断熱材1b、1c及び5bに使用する熱可
塑性樹脂製発泡ボード、特に蓋部材を取りつける横側板
部材は、普通の断熱用発泡ボードでも良いが、発泡ボー
ド表面強度を高めるためにボード表面に厚さ0.05〜
0.5mmの非発泡層または極低発泡層の表面皮膜21
を設け、内部層は通常断熱コンテナー用に使用されてい
る10倍以上に発泡された発泡層(コア部)とから形成
されているのが好ましい。断熱材全体の厚さは断熱性の
必要から通常の断熱コンテナーと同様に少なくとも10
mm以上とすることが好ましい。該発泡ボードの製造方
法としてはいかなる方法であってもよく限定する必要は
ないが、例えば、厚さが必要な厚さよりも10〜20m
m厚い、必要な発泡度を有するボードを作成し、この表
面に熱風または熱板などによる熱を加えて溶融し必要な
表面層を形成させることにより、繰り返し使用できる表
面強度の発泡ボードを得ることができる。あるいは熱可
塑性樹脂の溶剤を吹きつけて表面層を形成してもよい。
【0016】なお内容物が嵩高い軽量のものであった
り、断熱材の強度が十分に高く枠材の強度がさほど必要
でないような場合には、コンテナーの重量の軽減化を図
るために枠材に窓ぬき部2を設けることも有効な手段で
ある。なお窓ぬき部2は枠材の強度を低下させないよう
に余り大きなものとはせずにピラー部分3を設け、複数
この小さな窓とすることが好ましい。窓ぬきの割合は内
容物の種類、断熱材の強度など全体のバランスを考慮し
て壁面前面積の20〜80%、特に40〜70%が好ま
しい。20%未満では軽量かに対する寄与が少なく、ま
た80%を超えると強度の低下が大きくなる。容器本体
の窓ぬき部分及び蓋部材の窓ぬき部分にはそのままであ
ってもよい時もあるが、通常はここに露出する断熱材1
b、5bの表面保護を目的として厚さ0.5mm以下の
シートの薄肉部分4を設けることが好ましい。
【0017】該薄肉部分4は、枠材1aまたは5aに接
着剤、粘着剤、あるいは熱溶着、一体成形などによって
枠材に一体に接合されている。この一体化の方法は特に
限定するものではなく、例えば金型内にあらかじめシー
トを挿入した後射出成形によって枠材を成形するいわゆ
るインサート成形法や、あらかじめ成形した枠材1aま
たは5aに接着剤を塗布した後にシートを接着するいわ
ゆるラミネート成形法などの方法が挙げられる。枠材1
a及び5aの製造方法は特に制限すべき理由がないが、
例えば従来のコンテナーの製造法に用いられている射出
成形、中空成形、シート成形などによって得られる。
【0018】なお容器本体の横側板部材1aの外側の断
熱材1bに蓋部材5の枠材5aを接着剤、粘着剤、熱溶
着、一体成形などによって密着一体化させることが必要
である。あるいはボルト、ナットなど互換性のある手段
により固着してもよい。この場合には工程数は増えるが
蓋材部分のみが破損した時など簡単に交換できるメリッ
トもある。この場合横側板部材の断熱材1bは、強度が
必要な場合には、前記の表面強化した樹脂発泡体、紙、
木材など必要な強度を有する材質の断熱材を選択する
が、取り分け廃棄処理、再生材としてのリサイクル性を
考慮すると、枠材1a及び5aと同質の材料が好まし
い。
【0019】容器本体の枠材1aの横側板部材C、Dは
容器の底面から2tの高さの位置、縦側板部材A、Bは
容器の底面からtの高さの位置に内側にのみ曲がるヒン
ジ機能6が設けられており、各側板部材の面に断熱材1
bを密着一体化させることにより容器本体を構成でき
る。本折畳コンテナー容器本体のサイズとしては、コン
テナーの高さH、部材の厚さtとした時、 横幅W≧2H 縦幅D0 ≧2(Hーt) なる関係を必要とする。この関係を保持するときは、コ
ンテナーを折りたたんだ時に面積はコンテナーと同じで
あってもその高さは3tとなり、著しくその容積を減ず
ることになり、断熱折畳コンテナーであっても空コンテ
ナーの保存や空コンテナーの返送の際の効率が向上する
ことになる。
【0020】なお本発明の折畳コンテナーを折りたたむ
時は図3を参照して折りたたむことができる。すなわ
ち、縦側板部材A、Bを容器内底面にまで折りたたみ、
次いで横側板部材C、Dを縦側板部材の上面に重ねるよ
うに折りたたみながら蓋部材を反対に折り曲げながら横
側板部材の上面に重なるように折りたたむことにより行
うことができる。この結果、 高さ=4t、 横幅外寸=W≧2H、 縦幅外寸=D0 ≧2(Hーt) の容積まで減容された状態となり、効率的に保管、返送
などの取扱が可能となる。
【0021】本第2の発明の蓋付き折畳コンテナーを図
4〜7に示す。本発明の蓋付き折畳コンテナーは第1発
明の蓋付き折畳コンテナーよりは細長くなり、折りたた
んだ時に厚さが厚くなる。 横幅W≧2H 縦幅D0 ≧2(Hー2t) なる関係を必要とする。形状は第1発明の蓋付き折畳コ
ンテナーとは異なるがそれ以外は第1発明において説明
したとおりである。
【0022】本第3の発明の蓋付き折畳コンテナーを図
8〜11に示す。本発明の蓋付き折畳コンテナーは高さ
を高くできる。 横幅W≧2H 縦幅D0 ≧2H なる関係を必要とする。形状は第1及び第3の蓋付き折
畳コンテナーとは異なるがそれ以外は第1の発明におい
て説明したとおりである。
【0023】
【発明の効果】本発明の各々の蓋付き折畳コンテナー
は、枠材及び断熱材を組み合わせた部材を使用している
ため軽量で強度があり、その優れた断熱性と共に、冷凍
食品、低温での輸送を必要とする商品であっても常温混
載便で配送できるようになり、冷凍車などで消費するエ
ネルギーが削減でき、また加熱製品であっても同様にホ
ットな状態他の常温配送品と同一車両で配送が可能とな
るメリットもあること、繰り返し利用が可能となったこ
と、折り畳み式であるため、商品輸送後のコンテナーの
返送時の容積が減少するほか、これらコンテナーの保管
容積も小さくて済むなど優れた断熱コンテナーである。
特に保管時あるいは返送時においても蓋部材を一体に折
りたたんで保管、返送ができるので場所の節約が可能で
あるばかりでなく、紛失や破損し易い蓋部材をそのよう
な危険を大幅に減少させたものである。また同一熱可塑
性樹脂材料でコンテナー外箱、コンテナー断熱部を構成
する時はマテリアルリサイクル性にも優れ、コンテナー
の分別回収の必要もないなど優れた効果を有する断熱コ
ンテナーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明の蓋付き折畳コンテナーを組
み立てた状態の斜視図。
【図2】図1の蓋付き折畳コンテナーを分解した状態
図。
【図3】第1発明のコンテナーの折畳順序を示す。
【図4】本発明の第2発明の蓋付き折畳コンテナーを組
み立てた状態の斜視図。
【図5】図4の蓋付き折畳コンテナーを折りたたむ順序
の第1状態図。
【図6】図4の蓋付き折畳コンテナーを折りたたむ順序
の第2状態図。
【図7】図4の蓋付き折畳コンテナーを折りたたむ順序
の最終状態図。
【図8】本発明の第3発明の蓋付き折畳コンテナーを組
み立てた状態の斜視図。
【図9】図8の蓋付き折畳コンテナーを折りたたむ順序
の第1状態図。
【図10】図8の蓋付き折畳コンテナーを折りたたむ順
序の第2状態図。
【図11】図8の蓋付き折畳コンテナーを折りたたむ順
序の最終状態図。
【符号の説明】
A、B 縦側板部材 C、D 横側板部材 1 容器本体 1a 枠材 1b 断熱材 2 窓ぬき部 3 ピラー部分 4 薄肉部材 5 蓋部材 5a 枠材 5b 断熱材 5c ヒンジ機能 6 ヒンジ機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四ツ柳 淳二 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番2号 昭 和電工株式会社総合研究所川崎研究室内 Fターム(参考) 3E061 AA05 AB09 AB10 AD07 CA02 DA02 DB17 3E067 BA05A BB14A BB17A CA18 FA01 FC01 GA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠材と断熱材が一体化された部材の底板
    部材とヒンジ機能を備えた横壁面及び縦壁面の側板部材
    からなる折畳コンテナーにおいて、コンテナーの高さ外
    寸=H、部材の厚さ=tとしたとき、それぞれのヒンジ
    機能はコンテナー内側にのみ曲がり、縦壁面の側板のヒ
    ンジ機能はコンテナー底面よりtの高さに設け、横壁面
    の側板のヒンジ機能の位置はコンテナー底面より2tの
    高さに設け、コンテナーの横幅外寸:W≧2H、縦幅外
    寸:D0 ≧2(Hーt)とし、前記横壁面にはヒンジに
    より外側に曲がる前記側面部材と同構成の蓋部材が一体
    化されていることを特徴とする折畳コンテナー。
  2. 【請求項2】 枠材と断熱材が一体化された部材の底板
    部材とヒンジ機能を備えた横壁面及び縦壁面の側板部材
    からなる折畳コンテナーにおいて、コンテナーの高さ外
    寸=H、部材の厚さ=tとしたとき、それぞれのヒンジ
    機能はコンテナー内側にのみ曲がり、縦壁面の側板のヒ
    ンジ機能はコンテナー底面よりtの高さに設け、横壁面
    の側板のヒンジ機能の位置はコンテナー底面より2tの
    高さに設け、コンテナーの横幅外寸:W≧2H、縦幅外
    寸:D0 ≧2(Hー2t)とし、前記横壁面にはヒンジ
    により外側に曲がる前記側面部材と同構成の蓋部材が一
    体化されていることを特徴とする折畳コンテナー。
  3. 【請求項3】 枠材と断熱材が一体化された部材の底板
    部材とヒンジ機能を備えた横壁面及び縦壁面の側板部材
    からなる折畳コンテナーにおいて、コンテナーの高さ外
    寸=H、部材の厚さ=tとしたとき、それぞれのヒンジ
    機能はコンテナー内側にのみ曲がり、縦壁面の側板のヒ
    ンジ機能はコンテナー底面よりtの高さに設け、横壁面
    の側板のヒンジ機能の位置はコンテナー底面より2tの
    高さに設け、コンテナーの横幅外寸:W≧2H、縦幅外
    寸:D0 ≧2Hとし、前記横壁面にはヒンジにより外側
    に曲がる前記側面部材と同構成の蓋部材が一体化されて
    いることを特徴とする折畳コンテナー。
  4. 【請求項4】 縦壁面及び横壁面の側板部材及び蓋部材
    が、窓抜きされた枠材と断熱材が密着して一体化した部
    材である請求項1ないし3のいずれか1項にに記載され
    た蓋付き折畳コンテナー。
  5. 【請求項5】 組み立てたコンテナーの内側に嵌合でき
    るサイズの断熱材を蓋部材用枠材の内側に一体化した請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の蓋付き折畳コン
    テナー。
JP26023999A 1999-09-14 1999-09-14 蓋付き折畳コンテナー Pending JP2001080638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26023999A JP2001080638A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 蓋付き折畳コンテナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26023999A JP2001080638A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 蓋付き折畳コンテナー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001080638A true JP2001080638A (ja) 2001-03-27

Family

ID=17345295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26023999A Pending JP2001080638A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 蓋付き折畳コンテナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001080638A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132295A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 組立式緩衝断熱材
JP2010132296A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 組立式緩衝断熱材
CN108455011A (zh) * 2018-02-28 2018-08-28 顺丰科技有限公司 可折叠箱及可折叠保温箱
CN108860917A (zh) * 2018-04-28 2018-11-23 广东顶创科技股份公司 占用空间小收展便捷的折叠箱
JP2021054493A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 旭化成株式会社 断熱容器
USD931686S1 (en) 2019-04-23 2021-09-28 The Vollrath Company, L.L.C. Container
USD934310S1 (en) 2019-04-23 2021-10-26 The Vollrath Company, L.L.C. Container
JP2022023120A (ja) * 2020-05-22 2022-02-07 大日本印刷株式会社 組立て及び折り畳みが可能な断熱容器
KR20220042676A (ko) * 2020-09-28 2022-04-05 김태근 과일 운반용 컨테이너 내부 포장 시트

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132295A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 組立式緩衝断熱材
JP2010132296A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Kankyo Keiei Sogo Kenkyusho:Kk 組立式緩衝断熱材
CN108455011A (zh) * 2018-02-28 2018-08-28 顺丰科技有限公司 可折叠箱及可折叠保温箱
CN108455011B (zh) * 2018-02-28 2023-12-01 顺启和(深圳)科技有限公司 可折叠箱及可折叠保温箱
CN108860917A (zh) * 2018-04-28 2018-11-23 广东顶创科技股份公司 占用空间小收展便捷的折叠箱
USD931686S1 (en) 2019-04-23 2021-09-28 The Vollrath Company, L.L.C. Container
USD934310S1 (en) 2019-04-23 2021-10-26 The Vollrath Company, L.L.C. Container
JP2021054493A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 旭化成株式会社 断熱容器
JP7446075B2 (ja) 2019-09-30 2024-03-08 旭化成株式会社 断熱容器
JP2022023120A (ja) * 2020-05-22 2022-02-07 大日本印刷株式会社 組立て及び折り畳みが可能な断熱容器
KR20220042676A (ko) * 2020-09-28 2022-04-05 김태근 과일 운반용 컨테이너 내부 포장 시트
KR102544385B1 (ko) * 2020-09-28 2023-06-16 김태근 과일 운반용 컨테이너 내부 포장 시트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9650198B2 (en) Insulated shipping bags
US6296134B1 (en) Insulated water-tight container
US8365943B2 (en) Cellulose based recyclable container
US11760555B2 (en) Temperature insulated packaging systems and related methods
US5820268A (en) Insulated container for packaging perishable goods
US7140773B2 (en) Method and apparatus for packaging perishable goods
US6868982B2 (en) Insulated shipping container and method of making the same
US20130112694A1 (en) Cellulose Based Recyclable Container
US5102004A (en) Method and apparatus for packaging refrigerated goods
US20110284556A1 (en) Insulated Shipping Container
US4928847A (en) Apparatus for packaging refrigerated goods
JP2001080638A (ja) 蓋付き折畳コンテナー
CN202575011U (zh) 板片式组合保温箱
KR20200000823U (ko) 보온 및 보냉이 가능한 포장박스
JPH0520662Y2 (ja)
JP6478017B2 (ja) コンテナ、保冷保温容器
CN206358524U (zh) 一种可折叠保温塑料周转箱
JP2004528240A (ja) 折りたたみ可能な輸送コンテナ
JP2000327041A (ja) 断熱コンテナ
CN210415707U (zh) 一种环保型保温板材及保温盒
JP2001010635A (ja) 折畳コンテナー
US6609628B2 (en) Collapsible transport container
US20170320652A1 (en) Insulation Container Utilizing Novel Layered Design
KR101982638B1 (ko) 신선제품 운송을 위한 슈퍼칠링 패키징 시스템
JP3022621B2 (ja) 発泡合成樹脂製組立箱