JP6478017B2 - コンテナ、保冷保温容器 - Google Patents

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Description

本発明は、輸送容器とその輸送容器内に収納された保冷保温容器とを備えたコンテナ、および輸送容器内に収納されて用いられる保冷保温容器に関する。
近年、地球温暖化が深刻な問題となっている。これに伴い、航空機、鉄道、トラック等による物流分野においても他の分野と同様に省エネルギー化が推進されている。そのため、物流分野で用いられるコンテナでは、その重量を軽くする軽量化やその内部スペースを拡張する省スペース化は、極めて重要な課題である。
ところが、物流分野では、新鮮な商品を鮮度を保った状態で輸送することが要求される場合がある。そのような場合には、保冷保温容器を内部に収納した輸送容器がコンテナとして使用されている。
一般に、保冷保温容器は、そのパネルが断熱性部材を有することによって、容器内外の熱の移動を抑制している。従来の保冷保温容器のパネルには、断熱性部材として発泡断熱材が用いられている。また、最近、真空断熱材をパネルに用いた保冷保温容器が提案されている。真空断熱材は、単位厚み当りの断熱性能が発泡断熱材よりも大幅に高いので、所望の保冷保温機能を確保しつつ、保冷保温容器の軽量化や省スペース化を図ることができる。
特許文献1には、前面パネルおよび天面パネルと組み合わせて直方体状の密閉容器を形成する筐体パネルを有し、筐体パネルの内部に真空断熱材を設けたものが記載されている。
また、特許文献2および特許文献3には、真空断熱材を有する4つの壁面からなる筒状の壁体と、壁体の一端縁部に嵌合する蓋体と、壁体の他端縁部に嵌合する基台とを有し、壁体と蓋体と基台とが互いに分離可能となっているものが記載されている。さらに、特許文献2および特許文献3には、壁体のうち一対の対向する壁面がそれぞれ谷折りに折り畳み可能となっていることが記載されている。
特開2013−249125号公報 特許第4189022号公報 特開2009−137653号公報
ところで、特許文献1乃至特許文献3に記載のものは、いずれもコンテナで用いるには適していない。すなわち、内部温度管理が要求されない貨物を輸送する場合には、保冷保温容器が組み立てられた状態で輸送容器内に収納されていると、貨物の出し入れの邪魔になったり、積載効率を阻害したりするおそれがある。そのため、コンテナで用いられる保冷保温容器は、必要に応じて組み立てと折り畳みとが可能であることが重要である。それによって、内部温度管理が要求される貨物を輸送する場合には、保冷保温容器を組み立てた状態で輸送容器内に収納し、一方、内部温度管理が要求されない貨物を輸送する場合には、保冷保温容器を折り畳んだ状態で輸送容器内に収納することができる。
さらに、コンテナで用いられる保冷保温容器では、コスト削減も重要であるため、組み立て作業や折り畳み作業を行うにあたっては、作業性が良好で、かつ広大な作業場が要らないことが重要である。例えば、一人二人程度の少人数で組み立て作業や折り畳み作業の大部分を輸送容器内で行うことができれば、容易であると言える。しかし、従来の保冷保温容器では、コンテナで用いることを目的として、組み立てと折り畳みとを可能とし、かつそれらの作業を容易とすることについて、考慮されていない。
特許文献1においては、筐体パネルが、後面パネル部と右側面パネル部と左側面パネル部と底面パネル部とから構成されているが、これらの各パネル部の接続部は気密性を保つために溶接されている。そのため、筐体パネルを折り畳むことは不可能であり、不使用時であっても相当の広さの保管スペースが必要になるという問題がある。
また、特許文献2および特許文献3においては、箱体の寸法に関する具体的な記載がなく、また、構造上、壁体を立たせた状態では開閉が天面に限定される。折り畳まれた状態の壁体を筒状に広げるためには、作業者が壁体の内側に入って谷折りにされた壁面を外側に押しやる必要があるが、仮に各辺の長さが1m以上に大型化される場合、壁体を立たせた状態では開閉が天面に限定されることから作業者が壁体の内側に入ることが困難である。また、壁体を寝かせた状態では作業者が壁体の内側に入ることが可能であるものの、筒状に広げられた壁体を立たせる作業には過大な労力を要するとともに、周囲に十分な作業スペースが必要になるという問題がある。また、折り畳み作業では、蓋体と基台と壁体とに分解する必要があり、部品点数が多くて作業性が悪い。また、組み立て作業では、壁体から分離された蓋体および基台を、その向きや裏表を間違わずに壁体に対して適切に位置決めする必要があり、作業者の負担が大きい。また、蓋体と基台と壁体とに分解可能であることから、蓋体と壁体との間および壁体と基台との間から熱が出入りし易いという問題もある。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、組み立て作業および折り畳み作業を容易に行うことができ、かつ内部温度を良好に維持することができる保冷保温容器、およびそれを備えたコンテナを提供することにある。
本発明は、輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えたコンテナであって、保冷保温容器は、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を有し、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成し、保冷保温容器は、輸送容器内で組み立て可能であり、正面パネルと連結される左面パネルおよび右面パネルのいずれかのパネルには、さらに天面パネルまたは底面パネルが連結されており、天面パネル、側面パネル、および底面パネルは、断熱性部材を有することを特徴とするコンテナである。
また、本発明は、コンテナの輸送容器内に収納されて用いられる保冷保温容器であって、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を有し、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成し、輸送容器内で組み立て可能であり、正面パネルと連結される左面パネルおよび右面パネルのいずれかのパネルには、さらに天面パネルまたは底面パネルが連結されており、天面パネル、側面パネル、および底面パネルは、断熱性部材を有することを特徴とする保冷保温容器である。

本発明によれば、組み立て作業および折り畳み作業を容易に行うことができ、かつ内部温度を良好に維持することができる。
図1aは、本発明の一実施の形態によるコンテナを示す斜視図である。 図1bは、図1aのコンテナにおいて、保冷保温容器が折り畳まれて積載されている状態を示す斜視図である。 図1cは、図1aのコンテナの保冷保温容器を拡大して示す斜視図である。 図2は、図1cの保冷保温容器の内部平面図である。 図3は、図1cの保冷保温容器の内部側面図である。 図4は、図1cの保冷保温容器が平板状に展開された状態を示す斜視図である。 図5は、図3の保冷保温容器において符号Aが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。 図6は、図3の保冷保温容器において符号Bが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。 図7(a)は、断熱性部材を示す斜視図である。図7(b)は、断熱性部材と外装袋とを有する外装袋付断熱性部材を示す斜視図である。 図8(a)および図8(b)は、真空断熱材を示す断面図である。 図9(a)乃至図9(e)は、図1cの保冷保温容器の組み立て方法を説明するための図である。 図10は、第2の実施の形態の保冷保温容器が平板状に展開された状態を示す斜視図である。 図11は、第3の実施の形態の保冷保温容器が平板状に展開された状態を示す斜視図である。 図12は、第4の実施の形態の保冷保温容器が平板状に展開された状態を示す斜視図である。 図13は、第5の実施の形態の保冷保温容器が平板状に展開された状態を示す斜視図である。 図14は、第6の実施の形態の保冷保温容器が平板状に展開された状態を示す斜視図である。 図15(a)および図15(b)は、左面パネルに設けられた固定具付ベルについて説明するための図である。
本発明の実施の形態のコンテナは、輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えている。保冷保温容器は、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を有している。天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成し、保冷保温容器は、輸送容器内で組み立て可能である。そして、天面パネル、側面パネル、および底面パネルは、断熱性部材を有する。
上記の実施の形態のコンテナによれば、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、互いに連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成するため、部品点数が少なく、折り畳み作業が容易である。また、組み立て作業では、天面パネルおよび底面パネルを、その向きや裏表を間違わずに側面パネルに対して適切に位置決めする必要が無く、作業性が良い。さらに、天面パネルと側面パネルとの間および側面パネルと底面パネルとの間からの熱の出入りを抑制でき、保冷保温容器の内部温度を良好に維持することができる。
また、本発明の実施の形態の保冷保温容器は、天面パネルと、開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、底面パネルと、を有している。天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成し、保冷保温容器は、輸送容器内で組み立て可能である。そして、天面パネル、側面パネル、および底面パネルは、断熱性部材を有する。
上記の実施の形態の保冷保温容器によれば、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、互いに連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成するため、部品点数が少なく、折り畳み作業が容易である。また、組み立て作業では、天面パネルおよび底面パネルを、その向きや裏表を間違わずに側面パネルに対して適切に位置決めする必要が無く、作業性が良い。さらに、天面パネルと側面パネルとの間および側面パネルと底面パネルとの間からの熱の出入りを抑制でき、保冷保温容器の内部温度を良好に維持することができる。したがって、輸送容器内に収納されて、コンテナとして用いる用途に特に適している。
上記の実施の形態のコンテナにおける保冷保温容器または上記の実施の形態の保冷保温容器において、天面パネルおよび側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有していることが好ましい。この場合、天面パネルおよび側面パネルが軽量化され、組み立て作業および折り畳み作業を一層容易に行うことができる。また、天面パネルおよび側面パネルの断熱性が上がるため、保冷保温容器の内部温度を一層良好に維持することができる。
また、上記の実施の形態のコンテナにおける保冷保温容器または上記の実施の形態の保冷保温容器において、天面パネルおよび/または底面パネルは、折曲部を介して折り曲げ可能であってもよい。この場合、天面パネルおよび/または底面パネルを折り畳んで小型化できるので、組み立て作業および折り畳み作業を一層容易に行うことができる。
また、上記の実施の形態のコンテナにおける保冷保温容器または上記の実施の形態の保冷保温容器において、側面パネルは、連結部とは異なる部位に存在する折曲部を介して折曲可能であってもよい。この場合、側面パネルを折り畳むんで小型化できるので、組み立て作業および分解作業を一層容易に行うことができる。
また、上記の実施の形態のコンテナにおける保冷保温容器または上記の実施の形態の保冷保温容器において、天面パネルには、下方に引っ張ることが可能な取っ手が設けられていることが好ましい。取っ手を下方に引っ張ることで、天面パネルと側面パネルをより密着させることができ、熱が移動し難くすることができる。特に、輸送容器内で保冷保温容器を組み立てる場合や保冷保温容器が大型の場合に、外側から天面パネルと側面パネルを押し付けて密着させることが困難であるため、取っ手を設けることは極めて有用である。さらに、天面パネルの取っ手にバックルを用い、側面パネルにベルトを配置することがより好ましい。天面パネルと側面パネルとの密着を保持することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について具体例を説明する。
図1aは、本発明の一実施の形態によるコンテナを示す斜視図である。図1bは、図1aのコンテナにおいて、保冷保温容器が折り畳まれて積載されている状態を示す斜視図である。
図1a及び図1bに示すように、本実施の形態によるコンテナ1は、輸送容器2と、輸送容器2内に収納された保冷保温容器10と、を備えている。
保冷保温容器10は、例えば輸送容器2の保温性または保冷性を向上させる用途に用いることができる。すなわち、保冷保温容器10の各辺の長さは輸送容器2の内部空間の各辺の長さに対応するように設計されている。折り畳まれた状態の保冷保温容器10は、輸送容器2内で組み立てられた後、その内部に保冷あるいは保温すべき貨物が収納され、輸送容器2とともにコンテナ1として輸送される。また、不使用時には、保冷保温容器10は、輸送容器2内において折り畳まれた後、輸送容器2内で保管される。なお、折り畳まれた状態の保冷保温容器10は、それを収納してる輸送容器2に常に収納される必要はなく、それを収納している輸送容器2とは異なる他の輸送容器2に、その他の輸送容器が収納している折り畳まれた状態の保冷保温容器10と一緒にまとめて収納されてもよい。それによって、各コンテナ1の積載効率を向上させることができ、効率的な輸送が可能になる。
図1cは、本実施の形態の保冷保温容器10を拡大して示す斜視図である。図2は、図1cの保冷保温容器10の内部平面図である。図3は、図1cの保冷保温容器10の左側から見た内部側面図である。なお、図2では、天面パネル11の図示を省略しており、図3では、左面パネル13の図示を省略している。
図1c、図2、および図3に示すように、本実施の形態による保冷保温容器10は、天面パネル11と、正面パネル12、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15(下記では、これらのパネル12、13、14、15の共通名称として「側面用パネル」と言う場合がある。)と、底面パネル16と、を備えている。
このうち側面用パネル12、13、14、15は、図2に示すように、連結部31a、31b、31c、31dを介して互いに折り曲げ可能に連結され、全幅方向に延びる側面パネル17を構成している。
また、図3に示すように、天面パネル11と側面パネル17(図示された例では、奥面パネル14)とは、連結部31eを介して互いに折り曲げ可能に連結されており、底面パネル16と側面パネル17(図示された例では、奥面パネル14)とは、連結部31fを介して互いに折り曲げ可能に連結されている。
本実施の形態では、各パネル11〜16は、伸縮性を有する柔軟な材料(例えば樹脂)からなる外装袋に包まれており、隣り合う一対のパネルの各々の外装袋の端部同士が接合されて(例えば外装体の端部の耳部同士が縫合されて)、その接合部分から連結部31a〜31fが構成されている。したがって、本実施の形態の連結部31a〜31fは、折り曲げ可能であるとともに伸縮可能となっている。連結部31a〜31fが伸縮可能であることで、各パネル11〜16が積み重ねられた状態に折り畳むことが容易である。
図5は、図3の保冷保温容器10において符号Aが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。図6は、図3の保冷保温容器10において符号Bが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。
図5に示すように、天面パネル11は、天井部と、天井部の底面に積層され天井部より各辺が小さい嵌合部と、からなる2層構造を有しており、天井部の底面が奥面パネル14の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部の端面が奥面パネル14の上端部の内面に当接されている。図示されていないが、同様に、天井部の別の底面が左面パネル13の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部の別の端面が左面パネル13の上端部の内面に当接されており、天井部のさらに別の底面が右面パネル15の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部のさらに別の端面が右面パネル15の上端部の内面に当接されている。なお、本明細書において「内面」とは、保冷保温容器10の内側を向く面を意味し、「外面」とは、保冷保温容器10の外側を向く面を意味する。
また、図6に示すように、底面パネル16の端面は奥面パネル14の下端部の内面に当接されている。図示されていないが、同様に、底面パネル16の別の端面は左面パネル13の下端部の内面に当接されており、底面パネル16のさらに別の端面は右面パネル15の下端部の内面に当接されている。
図1bおよび図2に示すように、本実施の形態では、正面パネル12は、一対の部分パネル12a、12bを有している。一対の部分パネル12a、12bは、中央付近に設けられた分離部33を介して分離可能となっており、保冷保温容器10の両開き扉を構成するようになっている。なお、中央付近とは、パネルの全幅を3分割したときに、両端部分に挟まれた真ん中の部分を意味する。
図4は、本実施の形態による保冷保温容器10が平板状に展開された状態を示す斜視図である。
図4に示すように、天面パネル11と、側面パネル17と、底面パネル16とは、連結部31e、31fを介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成している。
また、図4に示すように、天面パネル11は、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15に適宜の締結手段、例えば面ファスナにより連結されるようになっている。より詳しくは、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面には、それぞれ、左右2箇所に雌型面ファスナ52が取り付けられている。また、天面パネル11の嵌合部の3つの端面には、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の雌型面ファスナ52に対応するように雄型面ファスナ付フラップ51が取り付けられている。そして、各雄型面ファスナ付フラップ51が雌型面ファスナ52に当接されることで、天面パネル11は左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15に連結されるようになっている。
また、図4に示すように、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の内面には、それぞれ、保冷材または保温材を収納するポケット状の収納部41が設けられている。このようなポケット状の収納部41は、必ずしも左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の内面に設ける必要は無く、天面パネル11の内面、あるいは底面パネル16の内面にポケット状の収納部41が設けられてもよい。なお、図4では、正面パネル12が重くなり開閉を妨げるおそれを防ぐために収納部41は設けられていないが、特段の問題が生じなければ、正面パネル12に収納部41を設けてもよい。
次に、天面パネル11および側面用パネル12、13、14、15の構造について詳しく説明する。
図5に示すように、天面パネル11および側面用パネル12、13、14、15は、いずれも、断熱性部材20と、この断熱性部材20を覆う断熱性の外装袋25と、を有する板状の外装袋付断熱性部材20Aからなっている。断熱性部材20は、真空断熱材21を含むことが好ましい。
図7(a)は、断熱性部材20を示す斜視図である。図7(b)は、断熱性部材20と外装袋25とを有する外装袋付断熱性部材20Aを示す斜視図である。
外装袋25は、断熱性の柔軟な可撓性材料からなり、容易に折り曲げることができるものである。
一方、図7(a)に示すように、断熱性部材20は、少なくとも真空断熱材21と、真空断熱材21を両面から挟持する一対の追加断熱材22と、一方の追加断熱材22上に積層された保護材23と、を有している。
図9(a)および図9(b)は、真空断熱材を示す断面図である。
図9(a)および図9(b)に示すように、真空断熱材21は、繊維状、発泡状または粒状体の素材のうちのいずれか一つを少なくとも含む芯材21aと、この芯材21aを覆うとともにガスバリア性を有する外被材21bと、を有し、外被材21b内を減圧して真空状態とすることにより得られる断熱材である。この場合、図9(a)に示すように、外被材21b内のうち芯材21aの両端に空間が形成されるが、図9(b)に示すように、外被材21bのうち芯材21aの両端に空間を形成することなく、外被材21bを密着させてもよい。
次に、保冷保温容器10の底面パネル16の構造について詳しく説明する。
図6に示すように、底面パネル16は、底面用断熱性部材20’と、この底面用断熱性部材20’を覆う断熱性の外装袋25と、を有する外装袋付底面用断熱性部材20Bからなっている 。底面用断熱性部材20’は、発泡断熱材26を含んでいる。
本実施の形態では、底面パネル16は、一対の部分パネル16a、16bに対応して一対の外装袋付底面用断熱性部材20Bを有している。
外装袋付底面用断熱性部材20Bの外装袋25は、上述の外装袋付断熱性部材20Aの外装袋25と同じものであり、説明を省略する。
一方、底面用断熱性部材20’は、発泡断熱材26と、発泡断熱材26上に積層された底面用保護材27と、を有している。
次に、各部の構成材料について説明する。
(断熱性部材20)
まず、断熱性部材20の材料について説明する。断熱性部材20は、上述のように、真空断熱材21と、一対の追加断熱材22と、保護材23と、を有している。
このうち、真空断熱材21は、芯材21aと、芯材21aを覆うガスバリア性の外被材21bとからなる。
また、追加断熱材22としては、一般的な発泡材料を用いることができる。具体的には、押し出し発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン、ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレン、フェノールフォーム等の発泡プラスチック系断熱材等を挙げることができる。
また、保護材23は、以下のようなものである。すなわち、真空断熱材21は外傷等で亀裂やしわ、貫通が生じやすく、単独で用いると特に物流過程で損傷しやすく、いったん外装が破壊されると真空度が低下して十分な断熱性を維持できないおそれがある。そこで、本実施の形態では、追加断熱材22により真空断熱材21の表裏を被覆するとともに、保護材23により追加断熱材22の容器外側を被覆することで真空断熱材21を保護し、真空断熱材21の繰り返しの使用ができるようになっている。
保護材23としては、保護機能のある剛性を備えていれば特に限定されず、例えば合板、鋼板、発泡材、剛性樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等を用いても良いが、物流上、重量や体積が低減されることで輸送コストを軽減できることから、特に、いわゆる養生材やプラダン(プラスチックダンボール)、あるいはその複合材を用いることが、特にコスト、重量的に好ましい。
断熱性部材20を形成する材料の熱伝導率としては、所望の断熱性を示すことができれば特に限定されないが、例えば、100mW・m−1・K−1以下、なかでも50mW・m−1・K−1以下、特に35mW・m−1・K−1以下であることが好ましい。断熱性部材20の熱伝導率が大きいと、十分な断熱機能を発揮することが困難となるからである。
また、断熱性部材20を構成する材料の比熱としては、所望の断熱性を示すことができれば特に限定されないが、例えば、0.5kJ・g−1・K−1〜2.0kJ・g−1・K−1程度であり、なかでも0.8kJ・g−1・K−1〜1.5kJ・g−1・K−1の範囲内、特に1.0kJ・g−1・K−1〜1.4kJ・g−1・K−1の範囲内であることが好ましい。
断熱性部材20の厚さとしては、所望の断熱性を有することができれば特に限定されず、様々の用途に応じて適宜選択することができるが、物流に関しては体積を低減するこが物流コスト上、好ましく、例えば、0.1mm〜100mmの範囲内、なかでも1mm〜80mmの範囲内、特に3mm〜50mmの範囲内であることが好ましい。
断熱性部材20の厚さが厚すぎる場合は、断熱性部材20が重くなり、保冷保温容器10全体が重くなって、保冷保温容器10の取り扱いが困難となる可能性がある。一方、断熱性部材20の厚さが薄すぎると十分な断熱性を発揮することが困難となる場合や、断熱性部材20の真空断熱材21が破損等し易くなる可能性がある。また、本実施の形態においては、上述した数値範囲内において、断熱性部材20の厚さは薄いことがより好ましい。
本実施の形態による保冷保温容器10においては、保護材23の厚みを薄くすれば、計量化できるだけでなく、真空断熱材21の断熱機能をより発揮することができ、保冷保温容器10の重量や寸法を抑制できる。また、断熱性部材20全体としての厚さを薄くして、軽量化やコンパクト化を示すことができる。この場合、本実施の形態による保冷保温容器10を軽量なものとすることができることで、組み立て作業、および分解作業における作業者の負担を低減することができる。
(外装袋25)
次に、外装袋25の材料について述べる。
外装袋25は、断熱性をもつ柔軟な可撓性材料からなり、PET・アルミ箔・ポリエチレンフォーム等、あるいはPET・アルミ箔・ペフ等で袋化したものを用いることができる。外装袋25として軟質の袋体を用いることで、収納された断熱性部材20の擦過傷等を予防し、商品寿命を延長することができる。
(底面用断熱性部材20’)
次に、底面用断熱性部材20’の材料について述べる。底面用断熱性部材20’は、上述のように、発泡断熱材26と、発泡断熱材26上に積層された底面用保護材27と、を有している。
発泡断熱材26としては、追加断熱材22と同様、一般的な発泡材料を用いることができる。具体的には、例えば、押し出し発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン、ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレン、フェノールフォーム等の発泡プラスチック系断熱材等を挙げることができる。
底面用保護材27としては、保護材23と同様、保護機能のある剛性を備えていれば特に限定されず、例えば合板、鋼板、発泡材、剛性樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等を用いても良いが、物流上、重量や体積が低減されることで輸送コストを軽減できることから、特に、いわゆる養生材やプラダン(プラスチックダンボール)、あるいはその複合材を用いることが、特にコスト、重量的に好ましい。
次に、図9(a)乃至図9(e)を参照して、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図9(a)に示すような、各連結部31a〜31eを介して折り畳まれた状態の保冷保温容器10が、例えば航空輸送用コンテナのアルミ製の輸送容器2(図1b参照)内に搬入される。本実施の形態では、天面パネル11および各側面用パネル12、13、14、15が真空断熱材を含んでいるため軽量であり、全高方向の長さが1m以上であっても、1人または少数の作業者により容易に搬入することができる。
次に、輸送容器2内において、図9(b)に示すように、連結部31cを介して右面パネル15が広げられるとともに、連結部31dを介して正面パネル12のうち一方の部分パネル12bが広げられる。
次に、図9(c)に示すように、連結部31bを介して左面パネル13が広げられるとともに、連結部31aを介して正面パネル12のうち他方の部分パネル12aが広げられる。
次に、図9(d)に示すように、連結部31fを介して底面パネル16が広げられる(押し下げられる)。そして、底面パネル16の端面が、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の下端部の内面に当接される。
次に、図9(e)に示すように、連結部31eを介して天面パネル11が広げられる(押し上げられる)。そして、天面パネル11の天井部の底面が左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の端面に当接されるとともに、天面パネル11の嵌合部の端面が左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面に当接される。天面パネル11の嵌合部の端面と左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面とは、前記したように面ファスナ51、52によって連結される。
このようにして、図1aに示すように、輸送容器2内に収容され、組み立てられた保冷保温容器10が得られる。
次に、正面パネル12の部分パネル12a、12bが開の状態で、この部分パネル12a、12bから保冷保温容器10の内部に貨物が収納される。その後、この部分パネル12a、12bが閉とされる。この時、一方の部分パネル12aの端部に全高方向に延びるように取付られた雌型面ファスナ(不図示)に、他方の部分パネル12bの端部に全高方向に延びるように取付られた雄型面ファスナ付フラップ57(図4参照)が当接されることで、2つの部分パネル12a、12bがロックされる。その後、保冷保温容器10は、輸送容器とともに輸送される。
次に、保冷保温容器10を使用しない場合、輸送容器2内において、前述の工程が逆の順序で行われることにより、保冷保温容器10が、各連結部31a〜31fを介して折り畳まれる。本実施の形態では、天面パネル11と側面パネル17と底面パネル16とが展開時に平板状の連結パネルを構成するため、部品点数が少なく(部品点数が一点であり)、折り畳み作業が容易である。保冷保温容器10が折り畳まれることで、作業者による搬出作業が容易になるとともに、保管スペースを縮小することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、天面パネル11と、側面パネル17と、底面パネル16とが互いに連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成するため、部品点数が少なく、折り畳み作業が容易である。また、組み立て作業では、天面パネル11および底面パネル16を、その向きや裏表を間違わずに側面パネル17に対して適切に位置決めする必要が無く、作業性が良い。
また、本実施の形態によれば、天面パネル11と側面パネル17との間の少なくとも一部および側面パネル17と底面パネル16との間の少なくとも一部が連結部31e、31fにより連結されて塞がれているため、天面パネル11と側面パネル17との間および側面パネル17と底面パネル16との間からの熱の出入りを抑制でき、保冷保温容器10の内部温度を良好に維持することができる。
また、本実施の形態によれば、天面パネル11および側面パネル17は、真空断熱材21を含む断熱性部材20を有しているため、天面パネル11および側面パネル17が軽量化され、組み立て作業および折り畳み作業を一層容易に行うことができる。また、天面パネル11および側面パネル17の断熱性が上がるため、保冷保温容器10の内部温度を一層良好に維持することができる。
なお、本実施の形態では、天面パネル11と底面パネル16とが互いに同じ側面用パネル(例えば奥面パネル14)に連結部31e、31fを介して互いに折り曲げ可能に連結されていたが、これに限定されず、図10に示すように、天面パネル11と底面パネル16とが互いに異なる側面用パネル(例えば右面パネル15と左面パネル13)に連結部31e、31fを介して互いに折り曲げ可能に連結されていてもよい(第2の実施の形態)。第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。側面パネル17における天面パネル11および底面パネル16の連結部位は、各パネル11〜16を折り畳む順序および折り畳んだ状態から押し広げる順序等を考慮して適宜決定されればよい。
また、天面パネル11と、側面パネル17と、底面パネル16とが、連結部31e、31fを介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成する限りでは、側面パネル17が全幅方向に連続していることは必ずしも必須では無く、例えば、図11に示すように、側面パネル17が全高方向に延びる分離部36を介して分離可能であってもよい(第3の実施の形態)。分離部36は、適宜の連結手段、例えば線ファスナから構成され得る。第3の実施の形態によっても、第1及び第2の実施の形態と同様の作用効果が得られる。なお、分離部36は、図11に示すように連結部31a〜31dのいずれかと同一の部位に存在していても良いし、連結部31a〜31dとは異なる部位に存在していても良い。また、分離部36は、側面パネル17において2つ以上存在していてもよい。
また、図12に示すように、天面パネル11および/または底面パネル16は、折曲部32a、32bを介して折り曲げ可能であってもよい(第4の実施の形態)。この場合、天面パネル11および/または底面パネル16を折り畳んで小型化することで、組み立て作業および折り畳み作業を一層容易に行うことができる。なお、折曲部32a、32bは、天面パネル11および/または底面パネル16の中央付近に設けられていることが好ましい。この場合、折り畳まれた天面パネル11および/または底面パネル16の大きさを概ねそろえることができる。また、天面パネル11が真空断熱材21を含む断熱性部材20を有する場合には、真空断熱材21を含む断熱性部材20は、折曲部32aを境界として分割して配置されていることが好ましい。この場合、真空断熱材21の破損を防ぐことができる。
また、図13に示すように、側面パネル17は、連結部31a、31b、31c、31dとは異なる部位に存在する折曲部32c、32d、32eを介して折曲可能であってもよい(第5の実施の形態)。この場合、側面パネル17を折り畳んで小型化することで、組み立て作業および折り畳み作業を一層容易に行うことができる。なお、折曲部32c、32d、32eは、左面パネル13、奥面パネル14、右面パネル15のそれぞれの中央付近に設けられていることが好ましい。この場合、折り畳まれた左面パネル13、奥面パネル14、右面パネル15の大きさを概ねそろえることができる。また、左面パネル13、奥面パネル14、右面パネル15が真空断熱材21を含む断熱性部材20を有する場合には、真空断熱材21を含む断熱性部材20が、折曲部32c、32d、32eを境界として分割して配置されていることが好ましい。この場合、真空断熱材21の破損を防ぐことができる。
また、天面パネル11と、側面パネル17と、底面パネル16とが、連結部31e、31fを介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成する限りでは、天面パネル11および側面パネル17がそれぞれ一体のパネルからなることは必ずしも必須では無く、例えば、図14に示すように、天面パネル11および/または底面パネル16が、分離部34、35を介して分離可能であってもよい(第6の実施の形態)。図示された例では、天面パネル11は、中央付近に設けられた分離部34を介して分離可能な一対の部分パネル11a、11bを有しており、各部分パネル11a、11bがそれぞれ連結部31eを介して側面パネル17(左面パネル13と右面パネル15)に折り曲げ可能に連結されている。また、底面パネル16は、中央付近に設けられた分離部35を介して分離可能な一対の部分パネル16a、16bを有しており、各部分パネル16a、16bがそれぞれ連結部31fを介して側面パネル17(左面パネル13と右面パネル15)に折り曲げ可能に連結されている。この場合、天面パネル11および/または底面パネル16を分離部34、35を介して分離して小型化することで、組み立て作業および折り畳み作業を一層容易に行うことができる。
さらに、図15(a)乃至図15(c)を用いて、本実施の形態の好ましい変形例について説明する。図15(a)乃至図15(c)は、左面パネル13に設けられた固定具付ベルト65について説明するための図である。
図15(a)に示すように、左面パネル13の上方には、左面パネル13に上方の一端が固定され、他端に固定具を有するベルト65を有している。また、天面パネル11の左側方には、取っ手としてバックル66が取り付けられている。そして、図15(b)および図15(c)に示すように、左面パネル13のベルト65の他端側を天面パネル11のバックル66の輪の中を通す。このような状態で、ベルト65をバックル66の輪を梃子として使いながら引っ張ることで、バックル66が下方に引っ張られ、天面パネル11と左面パネル13がより密着するようになる。最後に、ベルト65の固定具を使って、ベルト65とバックル66とを固定することで、その密着状態を保持することができる。なお、組み立て時に密着を向上させる目的であれば、ベルト65は、左面パネル13に固定している必要や固定具を有している必要はない。また、輪、フック、摘みなどの公知の取っ手を用いてもよく、作業者が手で引っ張ることも可能である。
1 コンテナ
2 輸送容器
10 保冷保温容器
11 天面パネル
11a、11b 部分パネル
12 正面パネル
12a、12b 部分パネル
13 左面パネル
14 奥面パネル
15 右面パネル
16 底面パネル
16a、16b 部分パネル
17 側面パネル
20 断熱性部材
20’ 底面用断熱性部材
20A 外装袋付断熱性部材
21 真空断熱材
21a 芯材
21b 外被材
22 追加断熱材
23 保護材
25 外装袋
26 発泡断熱材
27 底面用保護材
31a〜31f 連結部
32a〜32e 折曲部
33、34、35、36 分離部
41 収納部
42 保冷材または保温材
51 雄型面ファスナ付フラップ
52 雌型面ファスナ
57 雄型面ファスナ付フラップ
65 ベルト
66 バックル(取っ手)

Claims (10)

  1. 輸送容器と、輸送容器内に収納された保冷保温容器と、を備えたコンテナであって、
    保冷保温容器は、
    天面パネルと、
    開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、
    底面パネルと、
    を有し、
    天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成し、
    保冷保温容器は、輸送容器内で組み立て可能であり、
    正面パネルと連結される左面パネルおよび右面パネルのいずれかのパネルには、さらに天面パネルまたは底面パネルが連結されており、
    天面パネル、側面パネル、および底面パネルは、断熱性部材を有する
    ことを特徴とするコンテナ。
  2. 天面パネルおよび側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
  3. 天面パネルおよび/または底面パネルは、折曲部を介して折り曲げ可能である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンテナ。
  4. 側面パネルは、連結部とは異なる部位に存在する折曲部を介して折曲可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテナ。
  5. 天面パネルには、下方に引っ張ることが可能な取っ手が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコンテナ。
  6. コンテナの輸送容器内に収納されて用いられる保冷保温容器であって、
    天面パネルと、
    開閉可能な正面パネル、左面パネル、奥面パネル、および右面パネルが連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結された側面パネルと、
    底面パネルと、
    を有し、
    天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとは、連結部を介して互いに折り曲げ可能に連結されて、展開時に平板状の連結パネルを構成し、
    輸送容器内で組み立て可能であり、
    正面パネルと連結される左面パネルおよび右面パネルのいずれかのパネルには、さらに天面パネルまたは底面パネルが連結されており、
    天面パネル、側面パネル、および底面パネルは、断熱性部材を有する
    ことを特徴とする保冷保温容器。
  7. 天面パネルおよび側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性部材を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の保冷保温容器。
  8. 天面パネルおよび/または底面パネルは、折曲部を介して折り曲げ可能である
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の保冷保温容器。
  9. 側面パネルは、連結部とは異なる部位に存在する折曲部を介して折曲可能である
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の保冷保温容器。
  10. 天面パネルには、下方に引っ張ることが可能な取っ手が設けられている
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の保冷保温容器。
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