JP2006027625A - 折り畳み式断熱容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性能に優れ、しかも、製造が容易で省コスト化を図った真空断熱材を用いた折り畳み式断熱容器を提供する。
【解決手段】4面の周壁部10と底面部11と開閉可能な蓋部12とを有し、前記各部はいずれも、互いに連接された柔軟性を有する外装材13の内面に真空断熱材20,25を取り付けて構成され、真空断熱材20,25は、外被材の間に芯材が存在しない部位であって当該外被材同士が溶着されるシール部20a〜20c,25a〜25cを、各部同士の連接部および各部に設けられる折曲部18a〜18cに沿って配設した構成とされ、使用時には前記各部によって箱体を形成し、不使用時には折曲して折り畳み可能な折り畳み式断熱容器1。
【選択図】図1

Description

本発明は、折り畳み式断熱容器に係り、更に詳しくは、真空断熱材を用いた折り畳み可能な断熱容器の改良に関する。
従来より、断熱容器としては、発泡ポリスチレンや硬質発泡ウレタンフォームなどの簡易な断熱材を用い、チャックや面ファスナなどを用いて蓋の開閉を行うものが多用されている。しかし、このような断熱容器は断熱材の熱伝導率が高く保冷・保温性能に劣り、しかも、配送後の運搬や保管に嵩張る嫌いがあった。そこで、断熱性能を向上させ折り畳み可能とした断熱容器が開発された。
特許文献1には、このような断熱容器(保冷容器)が開示されている。
図14は、特許文献1に開示された断熱容器100を示す斜視図である。
断熱容器100は、図14(a)の様に、柔軟性を有する外袋101および内袋103と、真空断熱パネル102で構成される。外袋101は、底面と4側面の5面が略直方体に縫製され、側面から底面を経て対向する側面に渡ってベルト105が掛けられている。また、外袋101の上部一辺には蓋部104が縫製され、外袋101の底部と蓋部104の内部には、予め真空断熱パネル(不図示)が設けられている。
使用に際しては、外袋101の4側面に沿って4枚の断熱パネル102を挿入し、断熱パネル102の面ファスナ111を外袋101の面ファスナ110に係合させる。更に、内袋103を断熱パネル102の装着された外袋101の内部に挿入し、内袋103の面ファスナ112を断熱パネル102の面ファスナ111に係合させて組み立てられる。
また、不使用時は、組み立て時とは逆に、外袋101から内袋103および4枚の断熱パネル102を取り外し、外袋101の内部に取り外した断熱パネル102および折り畳んだ内袋103を収納する。そして、外袋101を折り畳みつつ蓋部104を底面に対向させて重ね合わせ、ベルト105の両端にベルト113をかけて折り畳まれる(図14b参照)。
則ち、特許文献1に開示された断熱容器100は、使用時は断熱性を有する箱体として冷凍商品の保冷に供され、不使用時は、折り畳んで嵩張ることなく運搬・保管できるものである。
しかし、特許文献1に開示された断熱容器100は、上記したように組み立てや折り畳みに際して断熱パネル102や内袋103を着脱しなければならず、多大な手間を要するものであった。また、断熱パネル102や内袋103を着脱するため、これらの構成部材の一部を紛失し易かった。
そこで、本願出願人は、断熱パネルを着脱することなく組み立て、折り畳み可能な断熱容器を試作した。
則ち、本願出願人は、4側面、底部および蓋部に各々個別の真空断熱パネルを配すると共に、折り畳み時の折曲部に沿って真空断熱パネルを分割し、個々の真空断熱パネルを直方体形に連接された外袋の各面に内包した断熱容器を試作した。
試作した断熱容器によれば、高い断熱性が得られ、真空断熱材を着脱することなく組み立て、折り畳みができ、しかも、断熱パネルなどの構成部材を紛失する虞もないものであった。
特開2003−112786号公報
ところが、本願出願人が試作した折り畳み式断熱容器は、断熱容器の折り畳み形状に合わせて外形の異なる複数の真空断熱材を用意しなければならず、しかも、個々の真空断熱材を外袋に内包しなければならない。このため、異なる部材点数が増大すると共に製造に手間が掛かり、製造性の向上、省コスト化を阻む要因となっていた。
本発明は、前記事情に鑑みて提案されるもので、断熱性能に優れ、しかも、製造が容易で省コスト化を図った真空断熱材を用いた折り畳み式断熱容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1の本発明は、4面の周壁部と底面部と開閉可能な蓋部とを有し、各部はいずれも、互いに連接された柔軟性を有する外装材の内面に真空断熱材を取り付けて構成され、真空断熱材は、ボード状の芯材をガスバリア性および可撓性を有する外被材で覆い、当該外被材の内部を減圧し真空封入して形成され、真空断熱材は、外被材の間に芯材が存在しない部位であって当該外被材同士が溶着されるシール部を、各部同士の連接部および各部の少なくともいずれかに設けられる折曲部に沿って配設した構成とされ、使用時には各部によって箱体を形成し、不使用時には各部の連接部および折曲部に沿って折曲して折り畳み可能な折り畳み式断熱容器である。
本発明の断熱容器に採用する真空断熱材は、そのシール部が、可撓性を有する外被材同士を重ね合わせて溶着される部位である。従って、シール部に沿って真空断熱材を折曲可能であり、シール部を除く部位は、外被材に芯材が内包されるので高い剛性を呈する。
本発明の断熱容器は、このような真空断熱材を柔軟性を有する外装材の内面に取り付けて形成され、各真空断熱材には、周壁部、底面部、蓋部の連接部、および、これら各部の少なくともいずれかに設けられる折曲部に沿ってシール部が配設される。これにより、各部同士の連接部が折曲可能であると共に、各部に設けられる折曲部も折曲可能となる。
則ち、本発明によれば、剛性を有する真空断熱材を柔軟性を有する外装材に取り付けただけの簡単な構造により、高い断熱性能を確保しつつ折り畳みが可能な断熱容器を形成することが可能となる。これにより、従来のような真空断熱材を外装材に内包する構成に比べて製造性が著しく向上し、省コスト化を図ることが可能となる。
本発明において、周壁部、底面部および蓋部に取り付けられる真空断熱材は、全て別体とすることができる。
また、例えば、蓋部と当該蓋部に連接される周壁部とに配される真空断熱材を一体的に形成する構成や、底面部と当該底面部に連接される周壁部とに配される真空断熱材を一体的に形成する構成を採ることもできる。更に、周壁部、底面部および蓋部に配される全ての真空断熱材を一体的に形成することも可能である。
複数の面に跨る真空断熱材を一体的に形成する場合であっても、各部の連接部および折曲部に沿って真空断熱材にシール部を配設するので、折り畳みが可能となる。
複数の面に跨る真空断熱材を一体的に形成することにより、真空断熱材の部材点数を削減することができ、製造性が一層向上し、省コスト化を図ることができる。
また第2の本発明は、4面の周壁部と底面部と開閉可能な蓋部とを有し、各部はいずれも、互いに連接された真空断熱材で構成され、当該真空断熱材は、ボード状の芯材をガスバリア性および可撓性を有する外被材で覆い、当該外被材の内部を減圧し真空封入して形成され、真空断熱材は、外被材の間に芯材が存在しない部位であって当該外被材同士が溶着されるシール部を、各部同士の連接部および各部の少なくともいずれかに設けられる折曲部に沿って配設した構成とされ、使用時には各部によって箱体を形成し、不使用時には各部の連接部および折曲部に沿って折曲して折り畳み可能な折り畳み式断熱容器である。
第2の本発明は、前述した第1の本発明の折り畳み式断熱容器において、外装材を用いることなく、周壁部、底面部および蓋部を真空断熱材だけで形成した構成である。
本発明によれば、外装材が不要であるので、製造工程が削減され、製造性が一層向上すると共に省コスト化を図ることが可能となる。
本発明においても、周壁部、底面部および蓋部の各々に配される真空断熱材は、全て別体とすることができる。
また、例えば、蓋部と当該蓋部に連接される周壁部とに配される真空断熱材を一体的に形成する構成や、底面部と当該底面部に連接される周壁部とに配される真空断熱材を一体的に形成する構成を採ることもできる。更に、周壁部、底面部および蓋部に配される全ての真空断熱材を一体的に形成することも可能である。
本発明の折り畳み式断熱容器によれば、真空断熱材を外装材に取り付けるだけの簡単な構造によって組み立て、折り畳みを行うことができる。これにより、高い断熱性能を確保しつつ、製造性を向上し、省コスト化を図った折り畳み式断熱容器を提供できる。
また、本発明の折り畳み式断熱容器によれば、真空断熱材だけを用いた極めて簡単な構造によって組み立て、折り畳みを行うことが可能となる。これにより、製造性を更に向上し、一層省コスト化を図った折り畳み式断熱容器を提供できる。
請求項1に記載の発明は、4面の周壁部と底面部と開閉可能な蓋部とを有し、各部はいずれも、互いに連接された柔軟性を有する外装材の内面に真空断熱材を取り付けて構成され、真空断熱材は、ボード状の芯材をガスバリア性および可撓性を有する外被材で覆い、当該外被材の内部を減圧し真空封入して形成され、真空断熱材は、外被材の間に芯材が存在しない部位であって当該外被材同士が溶着されるシール部を、各部同士の連接部および各部の少なくともいずれかに設けられる折曲部に沿って配設した構成とされ、使用時には各部によって箱体を形成し、不使用時には各部の連接部および折曲部に沿って折曲して折り畳み可能な折り畳み式断熱容器である。
本発明において、真空断熱材の外被材には、ガスバリア層の内面側に熱溶着層を積層すると共に、外面側に保護層を積層したラミネートフィルムを用いることができる。
則ち、真空断熱材の外被材には、アルミニウムなどの金属箔や、金属または無酸化物の蒸着されたフィルムをガスバリア層とし、当該ガスバリア層の内面側に、無延伸ポリプロピレン等のフィルムを熱溶着層として積層すると共に、ガスバリア層の外面側に、ナイロンやポリエチレンテレフタレートなどのフィルムを保護層として積層したラミネートフィルムを用いることができる。
この構成の外被材を採用することにより、外被材のガスバリア性および可撓性を確保しつつ破袋性を向上させることができる。
また、本発明において、真空断熱材の芯材には、繊維材または樹脂発泡材または粒状体の素材のうちの少なくともいずれか1種類の素材を用いることができる。
芯材として繊維材を採用する場合、繊維材の繊維素が真空断熱材の厚さ方向に対して交差するように引き揃えて配向するのが良い。繊維材をこのように配向することにより、繊維材の配向方向に沿って伝導する熱量に対して、交差する方向、則ち真空断熱材の厚さ方向に沿って伝導する熱量が著しく低減する。これにより、真空断熱材の断熱性能を向上させることが可能となる。
芯材を形成する繊維材を真空断熱材の厚さ方向に対して交差するように配向させるには、例えば、繊維材を所定形状になるように積層する工程と、積層した繊維ウェブの外面の少なくとも片面にバインダー水溶液あるいは水を塗布する工程と、バインダーを塗布した積層繊維ウェブを100℃以下の温度で圧縮する工程と、圧縮した積層繊維ウェブを100℃以上の温度で加熱圧縮する工程とを含む製造工程によって行うことが可能である。
上記製造工程によって真空断熱材を製する場合、繊維材としては無機繊維が好ましく、特に、グラスウールあるいはグラスファイバーが好適である。また、バインダーには無機材料を用いることが好ましい。バインダーに無機材料を用いることにより、経時変化に伴うバインダーからのガスの発生が抑制され、真空断熱材の断熱性能の経時劣化が抑えられる。
なお、バインダーを使わなくても、ボード状芯材をつくることはできる。例えば、ガラス繊維を厚み方向に積層配列させて一部で繊維が絡まっているガラス繊維集合体を成形し、次に、前記ガラス繊維集合体を、ガラス繊維の自重で繊維が僅かに変形を始める温度、またはプレス時の上下方向からの加重によりガラス繊維が変形可能となる温度であって、ガラス繊維の断面形状が大きく変化しない程度の温度(例えば、460〜480℃)で、芯材の密度が200〜300kg/m3 となるように加熱プレスして、加熱プレス時の形状へと熱変形させ、その後、加熱プレス時の状態で熱変形したガラス繊維集合体を冷却することにより、加熱プレス時の形状が保持されて厚み方向における拘束性と一体性が強化されたボード状芯材をつくることができる。
また、本発明において、真空断熱材を外装材に取り付ける構成は、例えば、耐水性、耐温度性に優れた樹脂接着剤や両面テープを用いて接合する構成を採ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の折り畳み式断熱容器において、外装材は、断熱性または防水性の少なくともいずれか一方の性質を有するシート材で製される構成とされている。
本発明によれば、外装材として断熱性を有するシート材を採用することにより、真空断熱材の断熱性能に加えて更に断熱性能を向上させることができる。
また、外装材として防水性を有するシート材を採用することにより、冷凍商品に付着していた氷が融けて断熱容器内部に流動しても、外装材によって外部への流出が阻止される。更に、外装材として断熱性および防水性の双方の性質を有するシート材を用いることにより、前記双方の効果を奏することが可能となる。
断熱性および防水性を有するシート材としては、例えば、アルミニウム箔の間にプラスチックのバブルフィルムを挟んだ断熱シートが挙げられる。この断熱シートを外装材として採用することにより、柔軟性が確保され、アルミニウム箔によって輻射熱の大半が反射されると共に、バブルフィルムによって熱伝導が抑止されて断熱性を発現する。また、アルミニウム箔によって防水性をも発現する。
また、防水性を有するシート材としては、例えば、ポリエステル生地の裏面に合成樹脂コートを施したシート材などが挙げられる。
請求項3に記載の発明は、4面の周壁部と底面部と開閉可能な蓋部とを有し、各部はいずれも、互いに連接された真空断熱材で構成され、当該真空断熱材は、ボード状の芯材をガスバリア性および可撓性を有する外被材で覆い、当該外被材の内部を減圧し真空封入して形成され、真空断熱材は、外被材の間に芯材が存在しない部位であって当該外被材同士が溶着されるシール部を、各部同士の連接部および各部の少なくともいずれかに設けられる折曲部に沿って配設した構成とされ、使用時には各部によって箱体を形成し、不使用時には各部の連接部および折曲部に沿って折曲して折り畳み可能な折り畳み式断熱容器である。
本発明において、真空断熱材の外被材および芯材には、前記請求項1で示したものと同様の素材を用いることができる。
また、本発明において、真空断熱材同士を連接する構成としては、例えば、連接部に位置する真空断熱材のシール部同士を重ね合わせて接着剤で接合する構成や、シール部同士を重ね合わせて溶着する構成を採ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の折り畳み式断熱容器において、真空断熱材は、各部によって形成される箱体の外面側に位置する外被材が補強構造とされている。
本発明によれば、断熱容器(箱体)の外面側に外力が印加されても外被材が破袋することが防止され、耐久性が向上する。
外被材の補強構造としては、可撓性を損なわない範囲で外被材の厚さを増加させる構成を採ることができる。則ち、外被材として、上記した金属箔や金属蒸着フィルムを用いたガスバリア層の内面側に熱溶着層を積層すると共に、ガスバリア層の外面側に保護層を積層したラミネートフィルムを用いる場合、ガスバリア層や保護層の厚さを増大させて補強構造とすることができる。
また、別の補強構造としては、外被材の表面に適宜の厚さの保護シートなどを接合する構成を採ることも可能である。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の折り畳み式断熱容器において、周壁部は、蓋部に連接される第1周壁部と、当該第1周壁部に対向する第2周壁部と、これら第1および第2周壁部に隣接する第3および第4周壁部で形成され、第1および第2周壁部の双方の高さ方向中央部に、上下側縁に沿って全長に渡る横折曲部を設け、更に、第3および第4周壁部の双方の高さ方向中央部に上下側縁に沿って全長に渡る横折曲部を設けると共に、当該上下側縁と略45度の角度を成す傾斜折曲部を双方の周壁部の4隅から各々の横折曲部に渡って設けた構成とされている。
本発明によれば、第3および第4周壁部の中央部を内方へ向けて押圧すると、第3および第4周壁部の横折曲部と傾斜折曲部で囲まれる部位が、傾斜折曲部で区分される4隅の部位を挟むように内方へ突出して折曲され、第1および第2周壁部も追随して横折曲部に沿って折曲される。これにより、各周壁部を互いに重ね合わせて折り畳むことができる。
また、折り畳み時とは逆の手順により、第1乃至第4周壁部を起立させて箱体を組み立てることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の折り畳み式断熱容器において、周壁部は、蓋部に連接される第1周壁部と、当該第1周壁部に対向する第2周壁部と、これら第1および第2周壁部に隣接する第3および第4周壁部で形成され、第3および第4周壁部の双方に、上下側縁に対して略45度の角度を成す傾斜折曲部を下側縁両端部から上側縁に渡って設けた構成とされている。
本発明によれば、第3および第4周壁部の傾斜折曲部で挟まれる部位を底面部へ向けて倒すように押圧すると、傾斜折曲部で区分される両端部も折り重なるように折曲され、これによって、第1および第2周壁部も底面部へ向けて折曲される。これにより、第3および第4周壁部に第1および第2周壁部を重ね合わせて折り畳むことができる。
また、折り畳み時とは逆の手順により、第1乃至第4周壁部を起立させて箱体を組み立てることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の折り畳み式断熱容器において、蓋部および第1周壁部の各々に配される真空断熱材が一体的に形成されると共に、底部および第2周壁部の各々に配される真空断熱材が一体的に形成され、これら双方の真空断熱材は同一形状であり、更に、第3および第4周壁部の各々に配される真空断熱材が同一形状である構成とされている。
本発明によれば、蓋部から第1周壁部に渡って配される真空断熱材と、底部から第2周壁部に渡って配される真空断熱材とが同一形状であり、更に、第3周壁部および第4周壁部に配される真空断熱材が同一形状である。従って、周壁部、底部および蓋部の全6面に配される真空断熱材の種類は2種類だけとなる。また、各部に設ける真空断熱材を個別に形成する場合に比べて、真空断熱材の数が減少する。
これにより、真空断熱材の共通化を図ることができ、部材コストが削減されると共に製造性が向上する。
(実施の形態1)
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態1を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る折り畳み式断熱容器1を示す斜視図、図2は同実施の形態の断熱容器1に採用する外装材の斜視図、図3は同実施の形態の断熱容器1に採用する真空断熱材の斜視図、図4は図3(a)のA−A矢視断面斜視図、図5は同実施の形態の断熱容器1の製造手順を示す斜視図、図6は同実施の形態の断熱容器1の折り畳み手順を示す斜視図である。また、図7は、同実施の形態における真空断熱材の変形例の製造手順を示す平面図である。
断熱容器1は、図1の様に、第1周壁部10a、第2周壁部10b、第3周壁部10c、第4周壁部10dの4面の周壁部10と、底面部11および開閉可能な蓋部12を備えた箱形の容器である。これら周壁部10、底面部11および蓋部12は、いずれも、外装材13の内面に真空断熱材20,25を取り付けて形成される。
外装材13は柔軟性を有するシート材を整形加工したものである。則ち、外装材13は、図2の様に、第1周壁部14a、第2周壁部14b、第3周壁部14c、第4周壁部14dの4面の周壁部14と、底面部15および蓋部16の各部を縫製によって連接したものである。
外装材13の蓋部16は、ファスナ17によって開閉自在である。
則ち、蓋部16には、第1周壁部14aとの連接部を除く3方の周縁に沿ってファスナ17aが設けられ、当該ファスナ17aに対応させて、第3周壁部14c、第2周壁部14bおよび第4周壁部14dの上側縁に対となるファスナ17bが設けられている。従って、蓋部16を周壁部14に覆い被せてファスナ17を係合させることにより蓋部16が閉じられ、また、ファスナ17の係合を解除して蓋部16を開くことが可能である。
本実施の形態では、外装材13に、ポリエステル生地の裏面に合成樹脂コートを施したシート材を用い、当該シート材を縫製により整形加工しており、柔軟性に加えて、耐水性、防水性を備えている。
本実施の形態の外装材13は、箱体とした場合の横幅が略270mm、奥行きが略210mm、高さが略140mmであり、シート材の厚さは略0.3mmのものを用いている。
真空断熱材20は、図3(a)の様に、真空断熱材(真空断熱部)21と真空断熱材(真空断熱部)22を一体的に形成した方形薄板状の断熱材である。真空断熱材20の四方の外側縁にはシール部20aが設けられ、真空断熱部21,22の境界部位にもシール部20bが設けられている。
真空断熱部21は、前記外装材13(図2参照)の蓋部16および底面部15と略同一の大きさを有し、真空断熱部22は、外装材13の第1および第2周壁部14a,14bと略同一の大きさを有する。
また、真空断熱部22は、中央部で二つの真空断熱部22a,22bに区分され、双方の境界部位にはシール部20cが設けられている。このシール部20cの位置は、真空断熱部22を外装材13の第2周壁部14a,14bに宛がったときに、双方の周壁部14a,14bの高さ方向中央部に、上下側縁に沿って全長に延びる直線と一致する。
真空断熱材20は、図4の様に、繊維材で成る芯材28を、ガスバリア性を有する外被材27,27で覆い、その内部を減圧して真空封入して形成される断熱材である。
本実施の形態に使用した外被材27は、アルミニウム箔をガスバリア層とし、当該アルミニウム箔の内面側に、無延伸ポリプロピレン等のフィルムを熱溶着層として積層すると共に、当該アルミニウム箔の外面側に、ナイロンフィルムを保護層として積層したラミネートフィルムである。
また、芯材28は、繊維材28aをバインダーを用いて薄板状に加熱成形したものを使用した。本実施の形態では、芯材28の繊維材28aにグラスウールを用い、この繊維材28aの繊維素が真空断熱材の厚さ方向に対して交差するように引き揃えて配向させた。
繊維材28aの繊維素の配向は、以下の工程によって行なわれる。
まず、繊維材28aを所定形状になるように積層し、積層した繊維ウェブの外面の少なくとも片面にバインダー水溶液あるいは水を塗布した後、バインダーを塗布した積層繊維ウェブを100℃以下の温度で圧縮する。そして、圧縮した積層繊維ウェブを100℃以上の温度で加熱圧縮することにより、繊維素が配向された芯材28が製される。
本実施の形態では、芯材28は、繊維材28aをバインダーを用いて薄板状に加熱成形したものを使用したが、バインダーを用いずに薄板状に加熱成形しても良い。
バインダーを用いずに薄板状に加熱成形する場合は、ガラス繊維28aを厚み方向に積層配列させて一部で繊維が絡まっているガラス繊維集合体を成形し、次に、前記ガラス繊維集合体を、ガラス繊維の自重で繊維が僅かに変形を始める温度、またはプレス時の上下方向からの加重によりガラス繊維が変形可能となる温度であって、ガラス繊維の断面形状が大きく変化しない程度の温度(例えば、460〜480℃)で、芯材の密度が200〜300kg/m3 となるように加熱プレスして、加熱プレス時の形状へと熱変形させ、その後、加熱プレス時の状態で熱変形したガラス繊維集合体を冷却することにより、加熱プレス時の形状が保持されて厚み方向における拘束性と一体性が強化されたボード状芯材をつくる。
真空断熱材20は、上記した外被材27および芯材28を用いて次の手順によって製される。
まず、2枚の外被材27,27を、その熱溶着層を対向させて重ね合わせ、その間に真空断熱部21,22の形状に応じた芯材28を配置する。そして、外被材27の三方の外側縁に沿って加熱溶着してシール部20aを形成する。
次いで、芯材28の存在しない真空断熱部21,22a,22bの境界部位に沿って外被材27,27同士を加熱溶着してシール部20bおよびシール部20cを形成する。
最後に、外被材27,27の内部を減圧しつつ、外被材27の残る一方の外側縁に沿って加熱溶着してシール部20aを形成する。以上の手順により、真空断熱材20が製される。尚、この製造手順は一例であり、真空断熱材20の製造手順を限定するものではない。
このようにして製された真空断熱材20は、芯材28が存在する部位は高い剛性を呈するが、芯材28が存在しないシール部20a,20b,20cに沿って折曲可能である。
本実施の形態では、この構成の真空断熱材20であって、その熱伝導率(初期熱伝導率)が0.005W/mK、その厚さが略2.5mmのものを用いている。これにより、高い断熱性を確保すると共に、各部の薄型化を図っている。
一方、真空断熱材25は、図3(b)の様に、方形薄板状の断熱材であり、上記した真空断熱材20と同様の素材を用いて同様の手順で製される。
真空断熱材25は、前記外装材13(図2参照)の第3および第4周壁部14c,14dと略同一の大きさを有する。
真空断熱材25の四方の外側縁には各々シール部25aが設けられ、幅方向中央部には長手側縁に沿って全長に渡る直線状のシール部25bが設けられている。更に、真空断熱材25の長手側縁と略45度の角度を成すシール部25cが、真空断熱材25の4隅からシール部25bに渡って4本設けられている。
則ち、真空断熱材25は、図3(b)の様に、シール部25b,25cにより、台形状の二つの真空断熱部25dと、直角二等辺三角形状の4つの真空断熱部25eに区分され、上下左右対称形状である。
真空断熱材25も、前記真空断熱材20と同様に、芯材28が存在する真空断熱部25d,25eは高い剛性を呈するが、芯材28が存在しないシール部25a〜25cに沿って折曲可能である。
また、真空断熱材25も、前記真空断熱材20と同様に、熱伝導率(初期熱伝導率)が0.005W/mK、その厚さが略2.5mmのものを用いている。
次に、本実施の形態の断熱容器1の製造手順を説明する。
断熱容器1は、図5の様に、外装材13と、真空断熱材20および真空断熱材25を各々2枚ずつ用い、各真空断熱材20,25を外装材13の内面に接着固定して製される。
則ち、一方の真空断熱材20を、その真空断熱部21を外装材13の蓋部16内面に当接させると共に、その真空断熱部22を外装材13の第1周壁部14a内面に当接させて樹脂接着剤で接着固定する。次いで、他方の真空断熱材20を、その真空断熱部21を外装材13の底面部15内面に当接させると共に、その真空断熱部22を外装材13の第2周壁部14b内面に当接させて樹脂接着剤で接着固定する。
更に、二枚の真空断熱材25を、各々、外装材13の第3および第4周壁部14c,14dの内面に当接させて樹脂接着剤で接着固定する。
以上の手順により、図1に示す断熱容器1が完成する。
完成した断熱容器1は、図1の様に、外装材13の内面に真空断熱材20,25を接合した構成を有し、真空断熱材20,25で囲まれた内部空間を形成する箱体となる。
断熱容器1は、上記したように、外装材13が柔軟性を有するシート材であり、真空断熱材20,25は、各シール部が折曲可能である。
従って、一方の真空断熱材20のシール部20cによって、第1周壁部10aの高さ方向中央部に、上下側縁に沿って全長に渡る横折曲部18aが形成される。
同様に、他方の真空断熱材20のシール部20cによって、第2周壁部10bの高さ方向中央部に、上下側縁に沿って全長に渡る横折曲部18aが形成される。
更に、第3周壁部10cおよび第4周壁部10dには、真空断熱材25のシール部25b,25cに沿って折曲可能な横折曲部18bおよび傾斜折曲部18cが形成される。
また、蓋部12と第1周壁部10aの連接部には、一方の真空断熱材20のシール部20bが位置し、底面部11と第2周壁部10bの連接部には、他方の真空断熱材20のシール部20bが位置する。更に、各周壁部10同士の連接部には、真空断熱材20のシール部20aと真空断熱材25のシール部25aが各々位置する。
従って、各周壁部10、底面部11および蓋部12の各連接部はいずれも折曲可能となる。
本実施の形態の断熱容器1を使用する際は、図1の様に、各折曲部18a〜18cを折曲しない状態で箱体として用いる。
使用時は、図1の様に箱体とされた断熱容器1の内部に保冷配送しようとする冷凍商品などの収納品を収納し、必要に応じてドライアイスや蓄冷材などの保冷材を挿入する。そして、蓋部12を周壁部10に覆い被せ、ファスナ17を係合させて蓋を閉じる。これにより、収納品の周囲が真空断熱材20,25で囲まれることとなり、高い断熱性能を発揮する。
一方、断熱容器1は、不使用時に際してコンパクトに折り畳むことができる。
以下に、図1および図6を参照して、断熱容器1の折り畳み手順を説明する。尚、説明の都合上、図6(a),(b)では、ベルト19を省略している。
まず、図1において、断熱容器1の第3周壁部10cおよび第4周壁部10dの中央部を、双方が互いに近接するように内方へ向けて押圧する。すると、図6(a)の様に、第3および第4周壁部10c,10dは、横折曲部18bおよび傾斜折曲部18cを折り目として両端部が折り返されて中央部が内方へ突出するように折曲される。これにより、第3周壁部10cの上側縁と下側縁が近接すると共に、第4周壁部10dの上側縁と下側縁が近接する。
第3および第4周壁部10c,10dの上側縁と下側縁が近接するのに伴い、第1および第2周壁部10a,10bは、横折曲部18aを折り目として内方へ突出するように折曲される(図6a参照)。
次いで、図6(a)の状態において、周壁部10の上側縁を底面部11側へ向けて押圧すると、図6(b)の様に、各周壁部10が完全に折曲されて底面部11へ重なり合う。
則ち、図6(b)の状態は、第1および第2周壁部10a,10bの真空断熱材20の真空断熱部22a,22bが重なり、その上に第3および第4周壁部10c,10dの真空断熱材25の真空断熱部25e,25eが重なり、更にその上に真空断熱部25d,25dが重なり合った状態となる。
そして、最後に蓋部12を周壁部10に覆い被せることにより、図6(c)の様に、断熱容器1の折り畳みが完了する。折り畳まれた断熱容器1は、幅および奥行きが箱体と同一で、その高さが縮小されて効果的に嵩が低減される。
また、断熱容器1を再度使用する場合は、周壁部10の上側縁を掴んで底面部11から引き離す方向に引っ張ることにより、容易に図1に示す箱体を形成することができる。
尚、図6(a),(b)は、断熱容器1の蓋部12を開いたまま折り畳む状態を示しているが、蓋部12を周壁部10に重ね合わせた状態で折り畳むことも可能である。
このように、本実施の形態の断熱容器1によれば、外装材13に真空断熱材20,25を接着固定するだけの簡単な構成により、真空断熱材20,25で囲まれた空間を有する箱体を形成することができる。特に、本実施の形態の断熱容器1は、真空断熱材の共通化を図ることにより、2種類の真空断熱材20,25だけを用いるので、製造性が向上し省コスト化を図ることができる。
また、不使用時には、容易に折り畳むことができ、嵩張ることなく運搬、保管することができ、しかも組み立ても容易に行うことが可能となる。
ここで、本実施の形態の断熱容器1は、箱形状の外装材13に真空断熱材20,25を接着固定した構造を採用したが、外装材13を用いることなく、真空断熱材20,25だけを用いる構成を採ることも可能である。
則ち、例えば、図5において、真空断熱材20の外側縁のシール部20aと真空断熱材25の外側縁のシール部25a同士を接合して箱体を形成し、真空断熱材20の蓋部12に位置する部位と真空断熱材20,25の周壁部10の上側縁に位置する部位に直接ファスナを取り付けた構造を採ることも可能である。
このような真空断熱材20,25のみで箱体を形成することにより、外装材13が不要となり、製造性が一層向上すると共に省コスト化を図ることが可能となる。
また、この構造を採用する場合、真空断熱材20,25の外面側に位置する外被材27(図4参照)の厚さを増加した補強構造を採ることにより、外力によって真空断熱材20,25が破袋することを効果的に防止することができ、耐久性が向上する。
ところで、本実施の形態の断熱容器1は、図5に示したように、真空断熱材20,25を各々2枚ずつ用いる構成を採用したが、これらの真空断熱材を一体的に形成することも可能である。
図7(b)に示す真空断熱材30は、断熱容器1の展開形状に合わせて、蓋部12および第1周壁部10a並びに底面部11および第2周壁部10bの各々に配される真空断熱部21,22と、第3および第4周壁部10c,10dの各々に配される真空断熱部25d,25eとを全て一体的に形成したものである。
真空断熱材30は、図7(a)のようにして製される。則ち、断熱容器1の展開形状を包含する方形の外皮材27,27の間に、各真空断熱部21,22,25d,25eの形状に合わせた芯材28(図4参照)を配置し、外皮材27の四方の外側縁と各真空断熱部同士の間にシール部20a〜20c,25a〜25cを形成する。そして、外皮材27の4隅の不要部位を切取線30a(図7aの波線)に沿って切断して製される。
真空断熱材30によれば、シール部20a,20bに沿って各真空断熱部を折曲して外装材13の内面に接着固定するだけで断熱容器1を容易に製することができる。また、真空断熱材30が一体化されているので、部材コストが削減されると共に部材点数が削減される。これにより、製造性が向上すると共に、省コスト化を図ることが可能となる。
尚、本実施の形態では上記したように、外装材13を幅略270mm、奥行き略210mm、高さ略140mmとし、真空断熱材20,25の厚さ略2.5mmとして、断熱容器1の内容量を略7.9リットルに設定した。しかし、本発明の断熱容器1はこのようなサイズに限定されるものではなく、必要に応じて適宜の容量を有する断熱容器1を形成可能である。
また、本実施の形態では、断熱容器1を冷凍商品などの保冷目的に使用するものとして述べたが、その断熱性を活かして保温容器として用いることも可能である。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る断熱容器2を説明する。
図8は本発明の実施の形態2に係る折り畳み式断熱容器2を示す斜視図、図9は同実施の形態の断熱容器2に採用する外装材の斜視図、図10は同実施の形態の断熱容器2に採用する真空断熱材の斜視図、図11は同実施の形態の断熱容器2の製造手順を示す斜視図、図12は同実施の形態の断熱容器2の折り畳み手順を示す斜視図である。また、図13は、同実施の形態における真空断熱材の変形例の製造手順を示す平面図である。
尚、本実施の形態2の断熱容器2は、前述した実施の形態1で示した断熱容器1を変形したものである。従って、同一構成部分については重複した説明を省略する。
本実施の形態の断熱容器2は、図8の様に、第1周壁部50a、第2周壁部50b、第3周壁部50c、第4周壁部50dの4面の周壁部50と、底面部51および開閉可能な蓋部52を備えた箱形の容器である。これら4面の周壁部50、底面部51および蓋部52は、いずれも、外装材53の内面に真空断熱材60,65を取り付けて形成される。
外装材53は、図9の様に、柔軟性を有する断熱シート材を縫製によって整形加工したものある。外装材53は、第1周壁部54a、第2周壁部54b、第3周壁部54c、第4周壁部54dの4面の周壁部54と、底面部55および蓋部56を備え、これら各部は縫製によって連接されている。
蓋部56には、第1周壁部54aとの連接部を除く3方の周縁に沿ってファスナ57aが設けられ、当該ファスナ57aに対応させて、第3周壁部54c、第2周壁部54bおよび第4周壁部54dの上側縁に対となるファスナ57bが設けられている。
従って、ファスナ57を係合させることにより蓋部56が閉じられ、また、ファスナ57の係合を解除して蓋部56を開くことが可能である。
また、蓋部56の外面には、図12(c)に示すように、断熱容器2を持ち運ぶための取っ手59が取り付けられている。
本実施の形態では、外装材53として、2枚のアルミニウム箔の間にプラスチックのバブルフィルムを挟んだ断熱シート材を用いており、柔軟性に加えて、断熱性および防水性を備えている。
本実施の形態に採用する外装材13は、箱体とした場合の横幅が略220mm、奥行きが略180mm、高さが略70mmであり、シート材の厚さは略1mmのものを用いた。
真空断熱材60は、図10(a)の様に、真空断熱材(真空断熱部)61と真空断熱材(真空断熱部)62を一体的に形成した方形薄板状の断熱材である。真空断熱材60の四方の外側縁にはシール部60aが設けられ、真空断熱部61,62の境界部位にはシール部60bが設けられている。
真空断熱部61は、前記外装材53(図9参照)の蓋部56および底面部55と略同一の大きさを有し、真空断熱部62は、外装材53の第1および第2周壁部54a,54bと略同一の大きさを有している。
真空断熱材60は、前記断熱容器1に採用した真空断熱材20と同一の素材を用い同一の製造方法に基づいて製されたものである。真空断熱材60は、芯材28(図4参照)が存在する部位は高い剛性を呈するが、芯材28が存在しないシール部60a,60bに沿って折曲可能である。
本実施の形態に採用する真空断熱材60は、前記真空断熱材20と同様に、その熱伝導率(初期熱伝導率)が0.005W/mK、その厚さが略2.5mmのものを用いている。
真空断熱材65は、図10(b)の様に、方形薄板状の断熱材であり、上記した真空断熱材20と同一の素材を用い同一の製造方法に基づいて製される。
真空断熱材65は、外装材53(図9参照)の第3および第4周壁部54c,54dと略同一の大きさを有する。
真空断熱材65には、四方の外側縁にシール部65aが設けられ、更に、長手側縁と略45度の角度を成すシール部65bが、一方の長手側縁両端部から他方の長手側縁に渡って2本設けられている。
則ち、真空断熱材65は、図10(b)の様に、シール部65b,65bにより、台形状の真空断熱部65cと、直角二等辺三角形状の2つの真空断熱部65dに区分されている。
真空断熱材65も、前記真空断熱材20と同様に、芯材28(図4参照)が存在する真空断熱部65c,65dは高い剛性を呈するが、芯材28が存在しないシール部65a,65bに沿って折曲可能である。
また、真空断熱材65も、熱伝導率(初期熱伝導率)が0.005W/mK、その厚さが略2.5mmのものを用いている。
次に、本実施の形態の断熱容器2の製造手順を説明する。
断熱容器2は、図11の様に、外装材53と、真空断熱材60および真空断熱材65を各々2枚ずつ用い、各真空断熱材60,65を外装材53の内面に接着固定して製される。
則ち、一方の真空断熱材60を、その真空断熱部61を外装材53の蓋部56内面に当接させると共に、その真空断熱部62を外装材53の第1周壁部54a内面に当接させて樹脂接着剤で接着固定する。次いで、他方の真空断熱材60を、その真空断熱部61を外装材53の底面部55内面に当接させると共に、その真空断熱部62を外装材53の第2周壁部54b内面に当接させて樹脂接着剤で接着固定する。
更に、二枚の真空断熱材65を、シール部65bの端部が長手側縁両端部に位置する側を下方にして、各々、外装材53の第3および第4周壁部54c,54dの内面に樹脂接着剤で接着固定する。
以上の手順により、図8に示す断熱容器2が完成する。
完成した断熱容器2は、図8の様に、外装材53の内面に真空断熱材60,65が接合されて構成され、周囲を真空断熱材60,65で囲まれた空間を有する箱体となる。
また、上記したように、外装材53は柔軟性を有する断熱シート材であり、真空断熱材60,65は、各シール部が折曲可能である。
従って、第3周壁部50cおよび第4周壁部50dには、各々、真空断熱材65のシール部65b,65bに沿って折曲可能な2本の傾斜折曲部58a,58aが形成される。
また、蓋部52と第1周壁部50aの連接部には、真空断熱材60のシール部60bが位置し、底面部51と第2周壁部50bの連接部には、他の真空断熱材60のシール部60bが位置する。更に、各周壁部50同士の連接部には、真空断熱材60のシール部60aと真空断熱材65のシール部65aが各々位置する。
従って、各周壁部50、底面部51および蓋部52の各連接部はいずれも折曲可能である。
断熱容器2を使用する際は、図8の様に、傾斜折曲部58a,58aを折曲せずに箱体として用いる。
使用時は、図8の様に箱体とした断熱容器2の内部に冷凍商品などの収納品を収納し、必要に応じてドライアイスや蓄冷材などの保冷材を挿入する。そして、蓋部52を周壁部50に覆い被せ、ファスナ57を係合させて蓋を閉じる。これにより、収納品の周囲が全て真空断熱材60,65で囲まれることとなり、高い断熱性能を発揮する。
一方、断熱容器2は、不使用時に際して折り畳み可能である。
以下に、図8および図12を参照して、断熱容器2の折り畳み手順を説明する。
まず、図8において、断熱容器2の第3周壁部50cおよび第4周壁部50dの傾斜折曲部58aで挟まれる部位を、双方が互いに近接するように内方へ押圧する。すると、図12(a)の様に、第3および第4周壁部50c,50dは、傾斜折曲部58aを折り目として内方へ倒れるように折曲され、これに伴って、第1および第2周壁部50a,50bも、内方へ倒れるように折曲される。
次いで、図12(a)の状態において、第1周壁部50aおよび第2周壁部50bを底面部51側へ向けて押圧することにより、図12(b)の様に、第3および第4周壁部50c,50dの両端部が折り返されて各周壁部50が完全に折曲されて底面部51へ重なり合う。
そして、最後に蓋部52を周壁部50に覆い被せることにより、図12(c)の様に、断熱容器2の折り畳みが完了する。
折り畳まれた断熱容器2は、底面部51に対して蓋部52が第1周壁部50aの高さだけずれた状態で重なり合い、箱体の状態に比べて高さが縮小されて嵩が低減される。
また、断熱容器2を再度使用する場合は、第1および第2周壁部50a,50bを底面部11から離れる方向に引き起こすことにより、容易に図8に示す箱体を形成することができる。
尚、図12(a),(b)は、断熱容器2の蓋部52を開いたまま折り畳む状態を示しているが、蓋部52を周壁部50に重ね合わせた状態で折り畳むことも可能である。
このように、本実施の形態の断熱容器2によれば、外装材53に真空断熱材60,65を接着固定するだけの極めて簡単な構成により、真空断熱材60,65で囲まれた箱体を形成することができる。特に、真空断熱材の共通化を図ることにより、2種類の真空断熱材60,65を用いるので、製造性が向上し省コスト化を図ることができる。
また、不使用時には、容易に折り畳むことができ、嵩張ることなく運搬、保管することができ、しかも組み立ても容易に行うことが可能となる。
ここで、本実施の形態の断熱容器2は、箱形状の外装材53に真空断熱材60,65を接着固定した構造を採用したが、外装材53を用いることなく、真空断熱材60,65だけを用いて断熱容器を形成することも可能である。
則ち、例えば、図11において、真空断熱材60の外側縁のシール部60aと真空断熱材65の外側縁のシール部65a同士を接合して箱体を形成し、蓋部52に位置する真空断熱材60と周壁部10に位置する真空断熱材60,65の上側縁にファスナを直接取り付けた構造を採ることも可能である。
このような真空断熱材60,65のみで箱体を形成することにより、外装材53が不要となり、製造性が一層向上すると共に省コスト化を図ることが可能となる。
また、この構造を採用する場合、真空断熱材60,65の外面側に位置する外被材27(図4参照)の厚さを増加した補強構造を採ることにより、外力によって真空断熱材60,65が破袋することを効果的に防止することができ、耐久性が向上する。
ところで、本実施の形態の断熱容器2は、図11に示したように、真空断熱材60,65を各々2枚ずつ用いる構成を採用したが、これらの真空断熱材を一体的に形成することも可能である。
図13(b)に示す真空断熱材70は、断熱容器2の展開形状に合わせて、蓋部52および第1周壁部50a並びに底面部51および第2周壁部50bの各々に配される真空断熱部61,62と、第3および第4周壁部50c,50dの各々に配される真空断熱部65c,65dとを全て一体的に形成したものである。
真空断熱材70は、図13(a)のようにして製される。則ち、断熱容器2の展開形状を包含する方形の外皮材27,27の間に各真空断熱部61,62,65c,65dの形状に合わせた芯材28(図4参照)を配置し、外皮材27の四方の外側縁と各真空断熱部同士の間にシール部60a,60b,65a,65bを形成する。そして、外皮材27の4隅の不要部位を切取線70a(図13aの波線)に沿って切断して製される。
真空断熱材70によれば、シール部60a,60bに沿って各真空断熱部を折曲して外装材53の内面に接着固定するだけで断熱容器2を容易に製することができる。また、真空断熱材70が一体化されているので、部材コストが削減されると共に部材点数が削減される。これにより、製造性が向上すると共に、省コスト化を図ることが可能となる。
尚、本実施の形態では上記したように、外装材53を幅略220mm、奥行き略180mm、高さ略70mmとし、真空断熱材60,65の厚さ略2.5mmとして、断熱容器2の容量を略2.8リットルに設定したが、必要に応じて適宜の容量を有する断熱容器2を形成可能である。
また、本実施の形態では、断熱容器2を冷凍商品などの保冷目的に使用するものとして述べたが、保温容器として用いることも可能である。
以上説明したように、本発明の折り畳み式断熱容器は、極めて簡単な構成によって高い断熱性が維持されると共に、折り畳み、組み立てが極めて容易で、安価に製することができる。従って、冷凍商品の配送に際して用いられる各種サイズのシッパーに適用することにより、配送コストを削減しつつ保冷性能を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る折り畳み式断熱容器を示す斜視図 同実施の形態1の断熱容器に採用する外装材の斜視図 (a),(b)は、同実施の形態1の断熱容器に採用する真空断熱材の斜視図 図3(a)のA−A矢視断面斜視図 同実施の形態1の断熱容器の製造手順を示す斜視図 (a)〜(c)は、同実施の形態1の断熱容器の折り畳み手順を示す斜視図 (a)は同実施の形態1における真空断熱材の変形例の製造手順を示す平面図、(b)は製された真空断熱材を示す平面図 本発明の実施の形態2に係る折り畳み式断熱容器を示す斜視図 同実施の形態2の断熱容器に採用する外装材の斜視図 (a),(b)は、同実施の形態2の断熱容器に採用する真空断熱材の斜視図 同実施の形態2の断熱容器の製造手順を示す斜視図 (a)〜(c)は、同実施の形態2の断熱容器の折り畳み手順を示す斜視図 (a)は同実施の形態2における真空断熱材の変形例の製造手順を示す平面図、(b)は製された真空断熱材を示す平面図 (a)は、従来の断熱容器の構造を示す斜視図、(b)は(a)の断熱容器を折り畳んだ状態を示す斜視図
符号の説明
1,2 折り畳み式断熱容器
10,50 周壁部
10a,50a 第1周壁部
10b,50b 第2周壁部
10c,50c 第3周壁部
10d,50d 第4周壁部
11,51 底面部
12,52 蓋部
13,53 外装材
18a,18b 横折曲部
18c,58a 傾斜折曲部
20,25,30,60,65,70 真空断熱材
20a,20b,20c,25a,25b,25c シール部
27 外被材
28 芯材
60a,60b,65a,65b シール部

Claims (7)

  1. 4面の周壁部と底面部と開閉可能な蓋部とを有し、前記各部はいずれも、互いに連接された柔軟性を有する外装材の内面に真空断熱材を取り付けて構成され、前記真空断熱材は、ボード状の芯材をガスバリア性および可撓性を有する外被材で覆い、当該外被材の内部を減圧し真空封入して形成され、
    前記真空断熱材は、前記外被材の間に芯材が存在しない部位であって当該外被材同士が溶着されるシール部を、前記各部同士の連接部および前記各部の少なくともいずれかに設けられる折曲部に沿って配設した構成とされ、使用時には前記各部によって箱体を形成し、不使用時には前記各部の連接部および折曲部に沿って折曲して折り畳み可能な折り畳み式断熱容器。
  2. 前記外装材は、断熱性または防水性の少なくともいずれか一方の性質を有するシート材で製されることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式断熱容器。
  3. 4面の周壁部と底面部と開閉可能な蓋部とを有し、前記各部はいずれも、互いに連接された真空断熱材で構成され、当該真空断熱材は、ボード状の芯材をガスバリア性および可撓性を有する外被材で覆い、当該外被材の内部を減圧し真空封入して形成され、
    前記真空断熱材は、前記外被材の間に芯材が存在しない部位であって当該外被材同士が溶着されるシール部を、前記各部同士の連接部および前記各部の少なくともいずれかに設けられる折曲部に沿って配設した構成とされ、使用時には前記各部によって箱体を形成し、不使用時には前記各部の連接部および折曲部に沿って折曲して折り畳み可能な折り畳み式断熱容器。
  4. 前記真空断熱材は、前記各部によって形成される箱体の外面側に位置する外被材が補強構造とされていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳み式断熱容器。
  5. 前記周壁部は、蓋部に連接される第1周壁部と、当該第1周壁部に対向する第2周壁部と、これら第1および第2周壁部に隣接する第3および第4周壁部で形成され、
    前記第1および第2周壁部の双方の高さ方向中央部に、上下側縁に沿って全長に渡る横折曲部を設け、更に、前記第3および第4周壁部の双方の高さ方向中央部に上下側縁に沿って全長に渡る横折曲部を設けると共に、当該上下側縁と略45度の角度を成す傾斜折曲部を双方の周壁部の4隅から各々の横折曲部に渡って設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の折り畳み式断熱容器。
  6. 前記周壁部は、前記蓋部に連接される第1周壁部と、当該第1周壁部に対向する第2周壁部と、これら第1および第2周壁部に隣接する第3および第4周壁部で形成され、
    前記第3および第4周壁部の双方に、上下側縁に対して略45度の角度を成す傾斜折曲部を下側縁両端部から上側縁に渡って設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の折り畳み式断熱容器。
  7. 前記蓋部および第1周壁部の各々に配される真空断熱材が一体的に形成されると共に、前記底部および第2周壁部の各々に配される真空断熱材が一体的に形成され、これら双方の真空断熱材は同一形状であり、更に、前記第3および第4周壁部の各々に配される真空断熱材が同一形状であることを特徴とする請求項5または6に記載の折り畳み式断熱容器。
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